JPH04292142A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
- Publication number
- JPH04292142A JPH04292142A JP3082004A JP8200491A JPH04292142A JP H04292142 A JPH04292142 A JP H04292142A JP 3082004 A JP3082004 A JP 3082004A JP 8200491 A JP8200491 A JP 8200491A JP H04292142 A JPH04292142 A JP H04292142A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- projection
- roi
- images
- area
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 210000004204 blood vessel Anatomy 0.000 abstract description 25
- 238000000034 method Methods 0.000 description 43
- 210000004185 liver Anatomy 0.000 description 20
- 210000004072 lung Anatomy 0.000 description 14
- 238000002595 magnetic resonance imaging Methods 0.000 description 12
- 239000008280 blood Substances 0.000 description 11
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 238000002583 angiography Methods 0.000 description 8
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 3
- 239000000284 extract Substances 0.000 description 2
- 230000002440 hepatic effect Effects 0.000 description 2
- 238000009877 rendering Methods 0.000 description 2
- 230000003187 abdominal effect Effects 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Image Analysis (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴イメージング
装置(MRI)やX線CTスキャナ装置の如き断層像撮
影装置により得られる、異なるスライス位置についての
複数の断層像を用いて、投影像として例えば血管造影像
を得る画像処理装置に関する。
装置(MRI)やX線CTスキャナ装置の如き断層像撮
影装置により得られる、異なるスライス位置についての
複数の断層像を用いて、投影像として例えば血管造影像
を得る画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴イメージング装置を利用して血
管造影像を得ることが行われている。これは、MRアン
ギオグラフィと称されている。また、このMRアンギオ
グラフィの方法として投影法が利用される。この投影法
としては最小値投影法と最大値投影法とがよく知られて
いる。以下、最小値投影法、最大値投影法を利用する従
来のMRアンギオグラフィを説明する。
管造影像を得ることが行われている。これは、MRアン
ギオグラフィと称されている。また、このMRアンギオ
グラフィの方法として投影法が利用される。この投影法
としては最小値投影法と最大値投影法とがよく知られて
いる。以下、最小値投影法、最大値投影法を利用する従
来のMRアンギオグラフィを説明する。
【0003】まず、最小値投影法を利用する従来のMR
アンギオグラフィは以下のように説明される。すなわち
、MRI装置により、被検体の異なるスライス位置であ
り且つ相互に平行スライスにて、血管(血液)を低信号
化し且つ周囲の実質組織を比較的高信号化した断層像を
得る。これら複数枚の断層像を原画像とする。これらの
画像群を最小値投影処理することにより、一枚の投影像
が得られる。最小値投影処理は、複数枚の断層像の同一
アドレスにおける最小画素値を抽出するものである。 一方、最大値投影処理は、複数枚の断層像の同一アドレ
スにおける最大値画素値を抽出するものである。上記最
小値投影処理による投影像中には血管(血液)が黒く描
出されている。このように血管(血液)が黒く描出され
ることから、Black Bl00d 法によるMRア
ンギオグラフィとも称される。一方、最大値投影法を利
用する従来のMRアンギオグラフィは以下のように説明
される。これは最小値投影法都は逆に、血管(血液)を
高信号化し且つ周囲の実質組織を低信号化した断層像を
得、最小値投影法に準じ、原画像についてその最大画素
値だけを抽出した画像を得ることにより実現される。こ
の投影像中には血管(血液)が白く(Bright)描
出されている。このように血管(血液)が白く描出され
ることから、Bright Bl00d法によるMRア
ンギオグラフィとも称される。
アンギオグラフィは以下のように説明される。すなわち
、MRI装置により、被検体の異なるスライス位置であ
り且つ相互に平行スライスにて、血管(血液)を低信号
化し且つ周囲の実質組織を比較的高信号化した断層像を
得る。これら複数枚の断層像を原画像とする。これらの
画像群を最小値投影処理することにより、一枚の投影像
が得られる。最小値投影処理は、複数枚の断層像の同一
アドレスにおける最小画素値を抽出するものである。 一方、最大値投影処理は、複数枚の断層像の同一アドレ
スにおける最大値画素値を抽出するものである。上記最
小値投影処理による投影像中には血管(血液)が黒く描
出されている。このように血管(血液)が黒く描出され
ることから、Black Bl00d 法によるMRア
ンギオグラフィとも称される。一方、最大値投影法を利
用する従来のMRアンギオグラフィは以下のように説明
される。これは最小値投影法都は逆に、血管(血液)を
高信号化し且つ周囲の実質組織を低信号化した断層像を
得、最小値投影法に準じ、原画像についてその最大画素
値だけを抽出した画像を得ることにより実現される。こ
の投影像中には血管(血液)が白く(Bright)描
出されている。このように血管(血液)が白く描出され
ることから、Bright Bl00d法によるMRア
ンギオグラフィとも称される。
【0004】従来、上述した最小値投影法、最大値投影
法のいずれにあっても、一枚一枚の原画像個々について
の投影処理の対象領域は位置、大きさ共に全原画像につ
いて同一としている。すなわち、領域非制限方式と領域
制限方式とが採用されていた。ここで、領域非制限方式
を図5を参照して説明する。図7に示すように、例えば
、被検体の異なるスライス位置であり且つ相互に平行ス
ライスにて、血管(血液)を低信号化(又は高信号化)
し且つ周囲の実質組織を高信号化(低信号化)した断層
像を原画像OI1 ,OI2 ,OI3 ,…,OIn
として得る。これら原画像OI1 ,OI2 ,OI
3 ,…,OIn について投影処理の対象領域を何等
制限すること無く全体を利用して加算することにより、
領域非制限方式による投影像PIが得られる。一方、領
域制限方式を図8を参照して説明する。図8に示すよう
に、前述と同じように、被検体の異なるスライス位置で
あり且つ相互に平行スライスにて、血管(血液)を低信
号化(又は高信号化)し且つ周囲の実質組織を高信号化
(低信号化)した断層像を原画像OI1 ,OI2 ,
OI3 ,…,OIn として得る。これら原画像OI
1 ,OI2 ,OI3,…,OIn について投影処
理の対象領域を同一条件(位置及び大きさ)で制限し、
領域制限原画像OI1′,OI2 ′,OI3 ′,…
,OIn ′を作る。この領域制限原画像OI1 ′,
OI2 ′,OI3 ′,…,OIn ′を加算するこ
とにより、領域制限方式による投影像PI′が得られる
。
法のいずれにあっても、一枚一枚の原画像個々について
の投影処理の対象領域は位置、大きさ共に全原画像につ
いて同一としている。すなわち、領域非制限方式と領域
制限方式とが採用されていた。ここで、領域非制限方式
を図5を参照して説明する。図7に示すように、例えば
、被検体の異なるスライス位置であり且つ相互に平行ス
ライスにて、血管(血液)を低信号化(又は高信号化)
し且つ周囲の実質組織を高信号化(低信号化)した断層
像を原画像OI1 ,OI2 ,OI3 ,…,OIn
として得る。これら原画像OI1 ,OI2 ,OI
3 ,…,OIn について投影処理の対象領域を何等
制限すること無く全体を利用して加算することにより、
領域非制限方式による投影像PIが得られる。一方、領
域制限方式を図8を参照して説明する。図8に示すよう
に、前述と同じように、被検体の異なるスライス位置で
あり且つ相互に平行スライスにて、血管(血液)を低信
号化(又は高信号化)し且つ周囲の実質組織を高信号化
(低信号化)した断層像を原画像OI1 ,OI2 ,
OI3 ,…,OIn として得る。これら原画像OI
1 ,OI2 ,OI3,…,OIn について投影処
理の対象領域を同一条件(位置及び大きさ)で制限し、
領域制限原画像OI1′,OI2 ′,OI3 ′,…
,OIn ′を作る。この領域制限原画像OI1 ′,
OI2 ′,OI3 ′,…,OIn ′を加算するこ
とにより、領域制限方式による投影像PI′が得られる
。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来方式にお
ける問題点を、肝臓内血管を最小値投影法(Black
Bl00d 法)により描出する場合を例にして説明
する。原画像としては、肝臓を含む複数枚の横断像を例
とする。図9に示す画像aは、肝臓を含む冠状断層像を
示しており、この図よりも明らかなように、一般に、肝
臓LIは肺LUの中に一部が埋もれ込んだような形態で
存在する。従って、図9の画像aに示す位置P1 でス
ライスした横断面像である画像bには肝臓LI(及び肝
臓内血管)が描出されると共に肺LUの一部が描出され
ることになる。 この場合、肺LUは空気を多く含んだ組織であるから、
磁気共鳴イメージングによる画像上では当該肺LUは低
信号にて描出される。しかも当該肺LUは、図示の位置
P2 ,P3 ,P4 で描出される肝臓内血管の信号
強度よりも低く描出されるのが一般的である。画像bに
おける符号Xで示す部分は肝実質であり、Yで示す部分
は肝臓内血管であり、Zは肺LUである。
ける問題点を、肝臓内血管を最小値投影法(Black
Bl00d 法)により描出する場合を例にして説明
する。原画像としては、肝臓を含む複数枚の横断像を例
とする。図9に示す画像aは、肝臓を含む冠状断層像を
示しており、この図よりも明らかなように、一般に、肝
臓LIは肺LUの中に一部が埋もれ込んだような形態で
存在する。従って、図9の画像aに示す位置P1 でス
ライスした横断面像である画像bには肝臓LI(及び肝
臓内血管)が描出されると共に肺LUの一部が描出され
ることになる。 この場合、肺LUは空気を多く含んだ組織であるから、
磁気共鳴イメージングによる画像上では当該肺LUは低
信号にて描出される。しかも当該肺LUは、図示の位置
P2 ,P3 ,P4 で描出される肝臓内血管の信号
強度よりも低く描出されるのが一般的である。画像bに
おける符号Xで示す部分は肝実質であり、Yで示す部分
は肝臓内血管であり、Zは肺LUである。
【0006】一方、画像cはスライス断面内に肺LUを
含まない位置P2 又はP3 又はP4で撮影した横断
面像を示している。画像cの場合は、肝実質Xの中に管
内血管Yが描出されている。ここで、位置P1 から位
置P4 における画像を、投影のための原画像として最
小値投影を行うと、位置P1 での肺部分からの低信号
領域が最小値として判断され、投影像としては画像dの
ようなものになってしまう。すなわち、肝実質Xの中に
描出された肝血管の情報は、位置P1 から位置P4
の原画像内の肝血管の情報を含んでいるが、その外側の
領域は位置P1 の画像b中の肺部分Zの情報以外のも
のは含まないものとなる。位置P2 又はP3 又はP
4のスライス画像c中には、肝血管の情報Yが含まれて
いるのに、最小値投影法を採用したことにより、欠落さ
せてしまっていることになる。
含まない位置P2 又はP3 又はP4で撮影した横断
面像を示している。画像cの場合は、肝実質Xの中に管
内血管Yが描出されている。ここで、位置P1 から位
置P4 における画像を、投影のための原画像として最
小値投影を行うと、位置P1 での肺部分からの低信号
領域が最小値として判断され、投影像としては画像dの
ようなものになってしまう。すなわち、肝実質Xの中に
描出された肝血管の情報は、位置P1 から位置P4
の原画像内の肝血管の情報を含んでいるが、その外側の
領域は位置P1 の画像b中の肺部分Zの情報以外のも
のは含まないものとなる。位置P2 又はP3 又はP
4のスライス画像c中には、肝血管の情報Yが含まれて
いるのに、最小値投影法を採用したことにより、欠落さ
せてしまっていることになる。
【0007】以上の説明は、肝臓内の血管造影に係り、
肝臓領域の横断面像に対して最小投影法を適用した場合
の説明であるが、このような問題は肝臓領域に限らず、
あるゆる部位にて程度の差こそあれ顕在化している問題
である。
肝臓領域の横断面像に対して最小投影法を適用した場合
の説明であるが、このような問題は肝臓領域に限らず、
あるゆる部位にて程度の差こそあれ顕在化している問題
である。
【0008】また、最大値投影法を適用した場合でも血
管(血液)よりも高信号を示す部分(例えば、入歯によ
る金属アーチファクト等)が生じた場合には問題となる
。
管(血液)よりも高信号を示す部分(例えば、入歯によ
る金属アーチファクト等)が生じた場合には問題となる
。
【0009】そこで従来は、肺の部分を含む肝臓の位置
P1 のスライスの画像は使わないで、位置P2 から
P4 だけの画像を原画像として投影することが行われ
ていた。
P1 のスライスの画像は使わないで、位置P2 から
P4 だけの画像を原画像として投影することが行われ
ていた。
【0010】この方法によれば、位置P2 からP4
の画像における血管については最小値として肝臓内血管
Yをトレースして投影することができるが、今度は位置
P1 の画像における血管情報は含まれないという問題
が生じることになる。
の画像における血管については最小値として肝臓内血管
Yをトレースして投影することができるが、今度は位置
P1 の画像における血管情報は含まれないという問題
が生じることになる。
【0011】そこで本発明の目的は、血管描出能が高い
投影像が得られる画像処理装置を提供することにある。
投影像が得られる画像処理装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、異なるスライス位置についての複数の断層
像を用いて投影像を生成する画像処理装置において、前
記複数の断層像それぞれについて投影表示のための領域
を指定し該領域指定された断層像を用いて投影像を得る
手段を具備したことを特徴とする。
に本発明は、異なるスライス位置についての複数の断層
像を用いて投影像を生成する画像処理装置において、前
記複数の断層像それぞれについて投影表示のための領域
を指定し該領域指定された断層像を用いて投影像を得る
手段を具備したことを特徴とする。
【0013】
【作用】このような構成によれば、画像毎に投影表示の
ための領域を指定することができるので、従来は欠落さ
せていた血管の情報を活用した投影像が得られるものと
なる。
ための領域を指定することができるので、従来は欠落さ
せていた血管の情報を活用した投影像が得られるものと
なる。
【0014】
【実施例】図1は本発明の画像処理装置の一実施例の構
成を示すブロック図である。図1に示すように、断層像
撮影装置の一例としてMRI装置10により得られる画
像を本実施例装置20に与える。本実施例装置20は、
メモリ22と、ROI設定器24と、操作器26と、投
影処理器28とから構成されている。そして、投影処理
器28により作られた投影像は、モニタ30にて画像表
示される。
成を示すブロック図である。図1に示すように、断層像
撮影装置の一例としてMRI装置10により得られる画
像を本実施例装置20に与える。本実施例装置20は、
メモリ22と、ROI設定器24と、操作器26と、投
影処理器28とから構成されている。そして、投影処理
器28により作られた投影像は、モニタ30にて画像表
示される。
【0015】MRI装置10は、マルチスライス法を実
施することができるものであり、被検体の異なるスライ
ス位置についての複数の断層像を得ることができる。メ
モリ22は、MRI装置10により得られる被検体の異
なるスライス位置についての複数の断層像を保持するこ
とができる。ROI設定器24は、メモリ22から断層
像を一枚一枚毎呼出して、図2に示すように、操作器2
6によりそれぞれの画像OI1 ,OI2 ,OI3
,…,OIn に対して投影表示のための領域ROI1
,ROI2 ,ROI3 ,…,ROIn を個別指定
することができる。投影処理器28は、投影表示のため
の領域ROI1 が指定されたOI1 ,領域ROI2
が指定されたOI2 ,領域ROI3 が指定された
OI3 ,…,領域ROIn が指定されたOIn を
加算して投影像PIを得るものである。この投影像PI
は、モニタ30にて表示される。
施することができるものであり、被検体の異なるスライ
ス位置についての複数の断層像を得ることができる。メ
モリ22は、MRI装置10により得られる被検体の異
なるスライス位置についての複数の断層像を保持するこ
とができる。ROI設定器24は、メモリ22から断層
像を一枚一枚毎呼出して、図2に示すように、操作器2
6によりそれぞれの画像OI1 ,OI2 ,OI3
,…,OIn に対して投影表示のための領域ROI1
,ROI2 ,ROI3 ,…,ROIn を個別指定
することができる。投影処理器28は、投影表示のため
の領域ROI1 が指定されたOI1 ,領域ROI2
が指定されたOI2 ,領域ROI3 が指定された
OI3 ,…,領域ROIn が指定されたOIn を
加算して投影像PIを得るものである。この投影像PI
は、モニタ30にて表示される。
【0016】以上ごとく構成された本実施例装置の作用
を、図9に対応した図3を参照して説明する。図3にお
ける画像Aは肝臓LI及び肺LUを含む腹部冠状断層像
である。この画像AについてもMRI装置10により得
ることができる。画像Aにおける塗潰部分は肺LUであ
って低信号化部分であり、斜線部分は肝臓LIであり、
肝臓LIは肺LUに一部埋まっている。この画像Aにお
ける位置P1 ,P2 ,P3 ,P4 ,P5 につ
いて横断層像OI1 ,OI2 ,OI3 ,OI4
,OI5 を撮影して、メモリ22に保存する。横断層
像OI1 は、中心部に肝臓LIの像が現れ且つその周
囲に肺LUの像が現れている。横断層像OI2 ,OI
3 ,OI4,OI5 は、肝臓LIのみの像が現れて
いる。ここで、操作者は操作器26を操作することによ
り、横断層像OI1 については中心部の肝臓LIの像
に一致する円形のROI1 を設定する。また、横断層
像OI2 ,OI3 ,OI4 ,OI5 についても
肝臓LIの像に一致する円形のROI2 ,ROI3
,ROI4 ,ROI5 1 を設定する。そして、投
影処理器28は画像OI1 ,OI2 ,OI3 ,O
I4 ,OI5 におけるROI1 ,ROI2 ,R
OI3 ,ROI4 ,ROI5 に対応する部分の像
を現画像として、これらを加算処理することにより、投
影像PIが得られ、これはモニタ30に表示される。
を、図9に対応した図3を参照して説明する。図3にお
ける画像Aは肝臓LI及び肺LUを含む腹部冠状断層像
である。この画像AについてもMRI装置10により得
ることができる。画像Aにおける塗潰部分は肺LUであ
って低信号化部分であり、斜線部分は肝臓LIであり、
肝臓LIは肺LUに一部埋まっている。この画像Aにお
ける位置P1 ,P2 ,P3 ,P4 ,P5 につ
いて横断層像OI1 ,OI2 ,OI3 ,OI4
,OI5 を撮影して、メモリ22に保存する。横断層
像OI1 は、中心部に肝臓LIの像が現れ且つその周
囲に肺LUの像が現れている。横断層像OI2 ,OI
3 ,OI4,OI5 は、肝臓LIのみの像が現れて
いる。ここで、操作者は操作器26を操作することによ
り、横断層像OI1 については中心部の肝臓LIの像
に一致する円形のROI1 を設定する。また、横断層
像OI2 ,OI3 ,OI4 ,OI5 についても
肝臓LIの像に一致する円形のROI2 ,ROI3
,ROI4 ,ROI5 1 を設定する。そして、投
影処理器28は画像OI1 ,OI2 ,OI3 ,O
I4 ,OI5 におけるROI1 ,ROI2 ,R
OI3 ,ROI4 ,ROI5 に対応する部分の像
を現画像として、これらを加算処理することにより、投
影像PIが得られ、これはモニタ30に表示される。
【0017】以上のように本実施例によれば、画像毎に
投影表示のための領域制限することができるので、必要
とする肝臓LIの部分を余すこと無く投影に活用するこ
とができ、血管の描出効の高い投影像が得られるものと
なる。
投影表示のための領域制限することができるので、必要
とする肝臓LIの部分を余すこと無く投影に活用するこ
とができ、血管の描出効の高い投影像が得られるものと
なる。
【0018】上述した領域制限手法においては、最大値
投影法の場合と最小値投影法の場合とでは次のような具
体的処理を採用することができる。すなわち、最大値投
影法の場合は、ROIで指定された領域の外側を原画像
データに対して相対的に小さな値のデータ、例えば数値
データ0で置き換えることで実現される。また、最小値
投影法の場合は、ROIで指定された領域の外側を原画
像データに対して相対的に大き意値のデータ、例えば数
値データ2048で置き換えることで実現される。
投影法の場合と最小値投影法の場合とでは次のような具
体的処理を採用することができる。すなわち、最大値投
影法の場合は、ROIで指定された領域の外側を原画像
データに対して相対的に小さな値のデータ、例えば数値
データ0で置き換えることで実現される。また、最小値
投影法の場合は、ROIで指定された領域の外側を原画
像データに対して相対的に大き意値のデータ、例えば数
値データ2048で置き換えることで実現される。
【0019】上述した領域制限手法は、領域制限処理を
行った画像を一旦作成・登録しておいてから、通常の投
影処理を行うものであるが、この他に、領域制限処理を
行った画像を一旦作成・登録しない方式もある。以下、
この方式の装置を図4を参照して説明する。この装置4
0は、MRI装置10からの画像を逐次受けては当該画
像に対して所望のROIを設定するROI設定器42と
、ROI設定のための操作器44と、ROI設定器42
により逐次ROI設定された画像を投影処理する投影処
理器46とから構成されている。図1の装置が、領域制
限処理を行った画像を一旦作成・登録するものであるに
対し、図4の装置は、直接且つ逐次的に領域制限処理を
行った画像を作り、これを投影処理するもである点が相
違する。この方式では、先の方式のものに比べてメモリ
が不要である利点がある。この図4の方式の場合、MR
I装置10における各撮影に際しROIを設定しておき
、投影処理にあってROIの内側又は外側を投影対象と
する。ROIの内側を投影対象とする場合は、ROIの
内側のデータを投影処理に用い、ROIの外側を投影対
象とする場合は、ROIの外側のデータを無視する。
行った画像を一旦作成・登録しておいてから、通常の投
影処理を行うものであるが、この他に、領域制限処理を
行った画像を一旦作成・登録しない方式もある。以下、
この方式の装置を図4を参照して説明する。この装置4
0は、MRI装置10からの画像を逐次受けては当該画
像に対して所望のROIを設定するROI設定器42と
、ROI設定のための操作器44と、ROI設定器42
により逐次ROI設定された画像を投影処理する投影処
理器46とから構成されている。図1の装置が、領域制
限処理を行った画像を一旦作成・登録するものであるに
対し、図4の装置は、直接且つ逐次的に領域制限処理を
行った画像を作り、これを投影処理するもである点が相
違する。この方式では、先の方式のものに比べてメモリ
が不要である利点がある。この図4の方式の場合、MR
I装置10における各撮影に際しROIを設定しておき
、投影処理にあってROIの内側又は外側を投影対象と
する。ROIの内側を投影対象とする場合は、ROIの
内側のデータを投影処理に用い、ROIの外側を投影対
象とする場合は、ROIの外側のデータを無視する。
【0020】また、領域制限を指定するための方法の具
体例を図5,図6を参照して説明する。すなわち、図5
はマニュアル操作にてROIを指定する場合を示してお
り、図に示すように、円形ROI51、横楕円又は横長
円ROI52、縦楕円又は縦長円ROI53、正方形R
OI54、横長四角ROI55、縦長四角ROI56、
任意ROI57等を使用することができる。これらのR
OIにおいては、線分の内側部分又は外側部分のいずれ
を使用してもよい。図6は画面60上に対象物画像61
が現れている状況にて、現画像Aは2つROI62,6
3を指定する場合、現画像BはROI64の外側を投影
対象とする場合、現画像Cは二重にROI65,65を
指定し両者の間を投影対象とする場合を示している。
体例を図5,図6を参照して説明する。すなわち、図5
はマニュアル操作にてROIを指定する場合を示してお
り、図に示すように、円形ROI51、横楕円又は横長
円ROI52、縦楕円又は縦長円ROI53、正方形R
OI54、横長四角ROI55、縦長四角ROI56、
任意ROI57等を使用することができる。これらのR
OIにおいては、線分の内側部分又は外側部分のいずれ
を使用してもよい。図6は画面60上に対象物画像61
が現れている状況にて、現画像Aは2つROI62,6
3を指定する場合、現画像BはROI64の外側を投影
対象とする場合、現画像Cは二重にROI65,65を
指定し両者の間を投影対象とする場合を示している。
【0021】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、MRI装置に限らず、X線CTスキャナ装置等の
断層像撮影装置の画像を利用するものであってもよい。 この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施できるものである。
なく、MRI装置に限らず、X線CTスキャナ装置等の
断層像撮影装置の画像を利用するものであってもよい。 この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施できるものである。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、異なるスライス
位置についての複数の断層像を用いて投影像を生成する
画像処理装置において、前記複数の断層像それぞれにつ
いて投影表示のための領域を指定し該領域指定された断
層像を用いて投影像を得る手段を具備したことを特徴と
する。
位置についての複数の断層像を用いて投影像を生成する
画像処理装置において、前記複数の断層像それぞれにつ
いて投影表示のための領域を指定し該領域指定された断
層像を用いて投影像を得る手段を具備したことを特徴と
する。
【0023】このような構成によれば、画像毎に投影表
示のための領域を指定することができるので、従来は欠
落させていた血管の情報を活用した投影像が得られるも
のとなる。
示のための領域を指定することができるので、従来は欠
落させていた血管の情報を活用した投影像が得られるも
のとなる。
【0024】よって、本発明によれば、血管描出能が高
い投影像が得られる画像処理装置を提供できるものであ
る。
い投影像が得られる画像処理装置を提供できるものであ
る。
【図1】本発明の画像処理装置の一実施例のブロック図
。
。
【図2】図1に示す装置におけるROI設定を示す模式
図。
図。
【図3】図1に示す装置における投影像を得る手順を示
す模式図。
す模式図。
【図4】本発明の画像処理装置の他の実施例のブロック
図。
図。
【図5】各種のROIを示す図。
【図6】ROI指定の形式を示す図。
【図7】従来例として領域非制限法を示す模式図。
【図8】従来例として領域制限法を示す模式図。
【図9】従来技術の問題点を示す図。
10…MRI装置、20,40…画像処理装置、22…
メモリ、24,42…ROI指定器、26,44…操作
器、28…投影処理器、30…モニタ。
メモリ、24,42…ROI指定器、26,44…操作
器、28…投影処理器、30…モニタ。
Claims (1)
- 【請求項1】 異なるスライス位置についての複数の
断層像を用いて投影像を生成する画像処理装置において
、前記複数の断層像それぞれについて投影表示のための
領域を指定し該領域指定された断層像を用いて投影像を
得る手段を具備したことを特徴とする画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3082004A JPH04292142A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3082004A JPH04292142A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04292142A true JPH04292142A (ja) | 1992-10-16 |
Family
ID=13762385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3082004A Pending JPH04292142A (ja) | 1991-03-20 | 1991-03-20 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04292142A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008272248A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Toshiba Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
JP2009150555A (ja) * | 2009-03-02 | 2009-07-09 | Front Co Ltd | 流量調節弁 |
JP2015123306A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー | 血管検出装置、磁気共鳴装置、およびプログラム |
US9538936B2 (en) | 2006-11-22 | 2017-01-10 | Toshiba Medical Systems Corporation | MRI apparatus acquires first and second MR data and generates therefrom third image data having higher contrast between blood and background tissues |
US10098563B2 (en) | 2006-11-22 | 2018-10-16 | Toshiba Medical Systems Corporation | Magnetic resonance imaging apparatus |
-
1991
- 1991-03-20 JP JP3082004A patent/JPH04292142A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9538936B2 (en) | 2006-11-22 | 2017-01-10 | Toshiba Medical Systems Corporation | MRI apparatus acquires first and second MR data and generates therefrom third image data having higher contrast between blood and background tissues |
US10098563B2 (en) | 2006-11-22 | 2018-10-16 | Toshiba Medical Systems Corporation | Magnetic resonance imaging apparatus |
US10219721B2 (en) | 2006-11-22 | 2019-03-05 | Toshiba Medical Systems Corporation | Magnetic resonance imaging apparatus reconstructing rephase and dephase images |
JP2008272248A (ja) * | 2007-04-27 | 2008-11-13 | Toshiba Corp | 磁気共鳴イメージング装置 |
JP2009150555A (ja) * | 2009-03-02 | 2009-07-09 | Front Co Ltd | 流量調節弁 |
JP2015123306A (ja) * | 2013-12-27 | 2015-07-06 | ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー | 血管検出装置、磁気共鳴装置、およびプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5172103A (en) | Image display apparatus | |
US6252599B1 (en) | Image display method and image display apparatus | |
EP2501290B1 (en) | Scan plan field of view adjustor, determiner, and/or quality assessor | |
JP4421016B2 (ja) | 医用画像処理装置 | |
US9392980B2 (en) | Nuclear medical imaging apparatus, image processing apparatus, and image processing method | |
US20100296623A1 (en) | Visualization of 3d images in combination with 2d projection images | |
US20060239585A1 (en) | System and method for reducing artifacts in motion corrected dynamic image sequences | |
JP2010088937A (ja) | 医用画像撮影装置 | |
JP2010119831A (ja) | 画像表示装置、画像表示方法および磁気共鳴イメージング装置 | |
JP4659933B2 (ja) | 医用画像撮影装置 | |
JPH1031745A (ja) | 自動画像解析方法 | |
US20210104040A1 (en) | System and method for automated angiography | |
US8068665B2 (en) | 3D-image processing apparatus, 3D-image processing method, storage medium, and program | |
JP2004174241A (ja) | 画像形成方法 | |
US9953440B2 (en) | Method for tomographic reconstruction | |
US20110069874A1 (en) | Medical image processing device, medical image processing method, and medical image processing program | |
JPH0838433A (ja) | 医用画像診断装置 | |
JPH04292142A (ja) | 画像処理装置 | |
US20020156359A1 (en) | Short/long axis cardiac display protocol | |
JPH09327455A (ja) | イメージ作成方法,イメージ作成装置及び医用画像診断装置 | |
US20020196894A1 (en) | Apparatus and method for providing a three-dimensional radiographic image of an object | |
US20200337663A1 (en) | Medical imaging system and method for operating same, storage medium and processor | |
JP4068197B2 (ja) | 画像処理装置 | |
JP3615600B2 (ja) | 画像診断装置 | |
JP4350206B2 (ja) | X線ct装置 |