JPH04290589A - 塗料スラッジ分離槽 - Google Patents

塗料スラッジ分離槽

Info

Publication number
JPH04290589A
JPH04290589A JP3055371A JP5537191A JPH04290589A JP H04290589 A JPH04290589 A JP H04290589A JP 3055371 A JP3055371 A JP 3055371A JP 5537191 A JP5537191 A JP 5537191A JP H04290589 A JPH04290589 A JP H04290589A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
floating
sludge
water
paint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3055371A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3140072B2 (ja
Inventor
Satoshi Horisawa
堀沢 さと志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taikisha Ltd
Original Assignee
Taikisha Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taikisha Ltd filed Critical Taikisha Ltd
Priority to JP03055371A priority Critical patent/JP3140072B2/ja
Priority to US07/856,082 priority patent/US5244573A/en
Publication of JPH04290589A publication Critical patent/JPH04290589A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3140072B2 publication Critical patent/JP3140072B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D21/00Separation of suspended solid particles from liquids by sedimentation
    • B01D21/01Separation of suspended solid particles from liquids by sedimentation using flocculating agents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装設備において洗浄
や排気空気中からの塗料ミスト除去等に用いた液から含
有塗料成分を分離除去する塗料スラッジ分離槽に関し、
詳しくは、貯留液の表層に浮上した塗料スラッジを排出
する浮上スラッジ排出部を液貯留域の上端部に設け、塗
料成分を含む被処理液を前記の浮上スラッジ排出部から
水平方向に離れた位置で液貯留域上部に供給する液供給
部を設けた塗料スラッジ分離槽に関する。
【0002】
【従来の技術】上記形式の塗料スラッジ分離槽は(図6
参照)、浮上スラッジ排出部12から水平方向に離れた
位置で液貯留域の上部に被処理液Wを供給することによ
り、貯留液Wの上層部に液供給部側から浮上スラッジ排
出部12側へ向かう横流れVを形成して、被処理液中の
塗料成分からなる浮上塗料スラッジSをその上層横流れ
Vにより浮上スラッジ排出部12側へ集積させ、そして
、その浮上塗料スラッジSを掻き取り装置13等により
上層横流れ方向に沿う方向で円滑かつ効率良く浮上スラ
ッジ排出部12へ分離排出するようにしたものであるが
、従来、液供給部を構成するにあたっては、被処理液W
の供給管8aを液貯留域の上部で浮上スラッジ排出部1
2から水平方向に離れた位置にまで延設して、その供給
管8aの端部開口を貯留液中に開口させるようにしてい
た(例えば、米国特許4,722,791参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の液供給部構成では、被処理液供給管8aの端部開口
からの被処理液吐出動圧の影響で貯留液上層部が乱れて
、塗料スラッジSの浮上が阻害されるとともに、浮上状
態を安定的に保ちながらの上層横流れVによる浮上スラ
ッジSの集積も阻害され、このため、塗料スラッジの分
離効率が低下する問題があった。
【0004】本発明の目的は、液供給部の合理的な改良
により上記問題の解消を図る点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による塗料スラッ
ジ分離槽の第1の特徴構成は、貯留液の表層に浮上した
塗料スラッジを排出する浮上スラッジ排出部を液貯留域
の上端部に設け、塗料成分を含む被処理液を前記浮上ス
ラッジ排出部から水平方向に離れた位置で液貯留域上部
に供給する液供給部を設ける構成において、前記液供給
部を構成するに、液貯留域の上部に開口させる上端吐出
開口側ほど流路断面積が大きい給液ホッパを設け、この
給液ホッパの下端部に被処理液供給路を接続してあるこ
とにあり、その作用・効果は次の通りである。
【0006】
【作用】つまり、上記の第1特徴構成においては、被処
理液供給路から給液ホッパの下端部に供給された被処理
液は、給液ホッパ内を上端吐出開口に向けて上昇流動す
る過程で給液ホッパの流路断面積の増大に伴い低速化さ
れた後、上端吐出開口から液貯留域の上部へ吐出供給さ
れる。
【0007】したがって、液貯留域の上部にまで延設し
た被処理液供給管の端部開口から直接に液貯留域上部に
被処理液を吐出供給する先述の従来構成に比べ、液貯留
域の上部への被処理液吐出供給の際の吐出動圧の影響を
軽減できて、その吐出動圧の影響による貯留液上層部の
乱れを抑制できる。
【0008】また、給液ホッパをその内部で被処理液を
上端吐出開口へ向けて上昇流動させる形態に設けたこと
により、給液ホッパ内での上記の如き低速化を伴う上昇
流動過程で塗料スラッジの成長及び塗料スラッジの浮上
を促進できる。
【0009】
【発明の効果】以上作用の結果、本発明の第1特徴構成
によれば、貯留液上層部の乱れ抑制により、液貯留域中
での塗料スラッジの浮上、及び、浮上状態を安定的に保
ちながらの上層横流れによる浮上スラッジ排出部側への
浮上塗料スラッジ集積を促進でき、また、それのみなら
ず、給液ホッパの内部流動過程においても塗料スラッジ
の成長及び塗料スラッジの浮上を促進できることから、
従来形式に比べ塗料スラッジの分離効率を大巾に向上し
得るに至った。
【0010】(本発明の第2及び第3特徴構成)本発明
による塗料スラッジ分離槽の第2の特徴構成は、前記上
端吐出開口から上向きに吐出する被処理液を貯留液中で
衝突させる衝突面形成部材を設けたことにある。
【0011】つまり、この第2特徴構成においては、給
液ホッパの上端吐出開口から上向きに吐出させる被処理
液を貯留液中で上記の衝突面形成部材に衝突させること
により、液貯留域の上部での被処理液上向き吐出による
貯留液面の沸き上がりの如き乱れを防止でき、また、吐
出被処理液を衝突により減勢して貯留液上層部の横流れ
域へ円滑に送り出すことができ、これらのことから液貯
留域上層部における液貯留状態をさらに安定化できるこ
とで、塗料スラッジの浮上、及び、上層横流れによる浮
上塗料スラッジの安定的集積をさらに効果的に促進でき
る。
【0012】本発明による塗料スラッジ分離槽の第3の
特徴構成は、前記給液ホッパを、前記浮上スラッジ排出
部との並び方向に対して直交する方向の巾が上端側ほど
大きくなる形状に形成し、前記給液ホッパの内部流路を
前記浮上スラッジ排出部との並び方向において絞る流路
絞り部を、前記被処理液供給路の接続部と前記上端吐出
開口との間に設けたことにある。
【0013】つまり、この第3特徴構成においては、給
液ホッパを、浮上スラッジ排出部との並び方向に対して
直交する方向の巾が上端側ほど大きくなる形状に形成す
ることにより、給液ホッパの上端吐出開口から浮上スラ
ッジ排出部側へ向かう上層横流れの巾を大きく確保でき
る。
【0014】また、このように給液ホッパを、浮上スラ
ッジ排出部との並び方向に対して直交する方向の巾が上
端側ほど大きくなる形状に形成しながらも、給液ホッパ
の内部流路を浮上スラッジ排出部との並び方向において
絞る流路絞り部を被処理液供給路の接続部と上端吐出開
口との間に設けることで、その流路絞り部通過の際、浮
上スラッジ排出部との並び方向への流路絞り作用により
、被処理液のホッパ内上昇速度を浮上スラッジ排出部と
の並び方向に対して直交する方向(すなわち、上層横流
れの巾方向)で均等化することができて、このホッパ内
上昇速度の均等化により上端吐出開口からの被処理液吐
出流速を上層横流れの巾方向において均一化できる。
【0015】そして、このように上層横流れの巾を大き
く確保できることと、その上層横流れの巾方向における
被処理液吐出流速の均一化により上層横流れの流れ状態
を安定化できることとにより、上層横流れによる液貯留
域上層部での浮上塗料スラッジの安定的集積、及び、浮
上スラッジ排出部への浮上塗料スラッジの案内をより一
層効果的に促進できる。
【0016】
【実施例】次に実施例を説明する。
【0017】図1は塗装設備の設備構成を示し、図中1
は塗装ブースであり、この塗装ブース1において塗装室
2の下方には、流下パン3からの流下水Wと塗装室2か
らの排気空気Aとを合流状態で屈曲絞り流路4に高速通
過させることにより、排気空気A中の塗料ミストを水W
に捕捉させて排気空気Aを浄化する塗料ミスト除去装置
5を装備してある。
【0018】6は、塗料ミストを補足した水Wを流路7
を介して受入れ貯留する第1分離槽であり、この第1分
離槽6において、塗料成分を含む貯留水Wのうち上層の
水Wは、第1分離槽6での滞留期間中に成長浮上した塗
料スラッジSとともにオーバ−フローによりスラッジピ
ット6aへ流入させて、流路8を介し第2分離槽9へ送
り、一方、第1分離槽6における中、下層の貯留水Wは
、流路10を介し塗装ブース1における流下パン3へ戻
して、塗料ミスト捕捉に再使用する。
【0019】第2分離槽9は、図2ないし図4に示すよ
うに、平面視形状を四角形に形成して槽底部をホッパ構
造としてあり、槽の一側壁部には、第1分離槽6のスラ
ッジピット6aから給送される塗料成分含有被処理水W
を水貯留域上部の一側壁部側に供給する給水ホッパ11
を設け、槽の他側壁部で水貯留域の上端部には、傾斜床
面構成のスラッジ堰12aから成る浮上スラッジ排出部
12を設けてある。
【0020】つまり、塗料成分含有被処理水Wを浮上ス
ラッジ排出部12とは反対側の一側壁部側で水貯留域の
上部に供給することにより、水貯留域の中、下層におけ
る水貯留状態は極力安定させて被処理水W中の塗料成分
から成る浮上性塗料スラッジの成長浮上、及び、沈降性
塗料スラッジの成長沈降の夫々を促進しながらも、貯留
水Wの上層部に一側壁側から他側壁側の浮上スラッジ排
出部12へ向かう層流状の横流れVを形成し、そして、
この上層横流れVにより、貯留水W表層の浮上塗料スラ
ッジSをその浮上状態を安定的に保ちながら浮上スラッ
ジ排出部12側へ集積させるようにしてある。
【0021】図中13は、浮上塗料スラッジSを上層横
流れVの流れ方向に沿う方向に掻き取って浮上スラッジ
排出部12へ分離排出する掻き取り装置であり、浮上ス
ラッジ排出部12から槽外へ分離排出した塗料スラッジ
Sはスラッジホッパ14を介し脱水装置15に供給して
脱水処理したのち、後処理工程に送る。
【0022】第2分離槽9における底部ホッパ構造の下
端には、給水ホッパ11からの給水量に対する所定割合
(例えば、70%)の量の貯留水Wを排出する底部排水
路16を接続してあり、この底部排水路16からの排水
により、水貯留域の中、下層において安定的な水貯留状
態を保ちながら均一な下降流を形成して、水貯留域にお
ける沈降塗料スラッジSを貯留水Wとともに円滑に槽外
へ排出する。
【0023】17は底部排水路16に介装した排水量調
整弁であり、この排水量調整弁17には、弁内流路断面
積を下流側ほど漸次的に小とする形態で流路を絞ること
により流量調整を行う形式のものを適用して、排出塗料
スラッジSの引っ掛かり堆積を防止するようにしてある
【0024】また、18はメンテナンス用の底部開口部
であり、通常時にはメクラ蓋により閉塞してある。
【0025】一方、第2分離槽9において給水ホッパ1
1を配置した一側壁部には、給水ホッパ11からの給水
量と底部排水路16からの排水量との差に相当する量の
貯留水Wを排出する上昇排水路19を二重槽壁構造によ
り形成するとともに、その上昇排水路19からの排水W
を水位調整堰20からオーバーフローさせて上部排水路
21へ流出させる溢水槽22を設けてあり、このように
給水ホッパ11からの給水量に対し一部割合の量の貯留
水Wは水位調整堰20からのオーバーフローにより排水
することで、水位調整堰20の水位規定機能をもって第
2分離槽9における水貯留域の水位を浮上スラッジ排出
部12からの浮上塗料スラッジ分離排出に適した所定水
位に安定的に維持する。
【0026】上記オーバーフロー排水用の上昇排水路1
9を形成するにあたっては、その上昇排水路19を二重
槽壁構造により形成して上昇排水路19の下端流入口1
9aを一側壁部のほぼ全巾にわたる巾広開口とし、かつ
、その下端流入口19aを水貯留域の底部寄りに配置す
ることにより、水貯留域の中、下層における安定貯留状
態を保ちながらの前記均一下降流の形成が上昇排水路1
9の下端流入口19aへの侵入水流のために阻害される
ことを極力回避するようにしてある。
【0027】また、その下端流入口19aを浮上スラッ
ジ排出部12とは反対側の一側壁部側で水貯留域の底部
寄りに配置することにより、浮上スラッジ排出部12の
近傍での前記上層横流れVの下方向き変向に伴い貯留水
中下方に巻き込まれる一部浮上性塗料スラッジが再浮上
の前に上昇排水路19に流入してしまうことを極力回避
するようにしてある。
【0028】底部排水路16への排水Wと上部排水路2
1への排水Wとは合流させて流路23を介し第1分離槽
6へ戻す。
【0029】第2分離槽9における給水ホッパ11は、
浮上スラッジ排出部12との並び方向における厚みD1
が一定で上端吐出開口11a側ほど浮上スラッジ排出部
12との並び方向に対して直交する方向の巾D2が大と
なる形状に形成してあり、そして、第1分離槽6のスラ
ッジピット6aからの被処理水供給路8を形成する配管
8aを、給水ホッパ11の下端部に対して一側壁部側か
ら横向きに接続してある。
【0030】つまり、配管8aから給水ホッパ11の下
端部へ横向きに吐出供給する被処理水Wをホッパ内壁に
衝突させて減勢するとともに、その供給被処理水Wを上
端吐出開口11aへ向けてのホッパ内上昇流動過程でホ
ッパ内流路断面積の増大に伴い低速化することにより、
水貯留域の上部への被処理水吐出供給の際の吐出動圧を
低減して、その吐出動圧の影響による貯留水上層部の乱
れを抑制し、これによって、塗料スラッジSの浮上、及
び、浮上状態を安定的に保ちながらの上層横流れによる
浮上スラッジ排出部12への浮上塗料スラッジ集積を促
進するようにしてある。
【0031】また、給水ホッパ11内での上記の如き低
速化を伴う上昇流動過程で浮上性塗料スラッジの成長浮
上をも合わせ促進するようにしてある。
【0032】給水ホッパ11における上端吐出開口11
aの上部には、上端吐出開口11aから上向きに吐出す
る被処理水Wを貯留水中で衝突させる衝突部材24を設
けてあり、この衝突部材24に対する衝突により、水貯
留域の上部での被処理水上向き吐出による貯留水面の沸
き上がりの如き乱れを防止するとともに、吐出被処理水
Wを衝突に伴い減勢して貯留水上層部の横流れ域へ円滑
に送り出すようにしてある。
【0033】また、上記衝突部材24は、第2分離槽9
から貯留水Wを抜く際、上端吐出開口11aの上方に位
置する貯留水面上の浮上スラッジSが給水ホッパ11内
に入り込んでしまうことを阻止するための蓋部材として
も機能させるようにしてある。
【0034】衝突部材24の下面、すなわち、上向き吐
出被処理水Wに対する衝突面24aは、浮上スラッジ排
出部12との並び方向に対して直交する方向(換言すれ
ば、上層横流れVの巾方向)において上端吐出開口11
aの中央部側ほど下方に突出する逆への字状の傾斜面形
状に形成してあり、これによって、上端吐出開口11a
からの吐出被処理水Wを上層横流れVの巾方向に拡げる
状態に案内して、上層横流れ域への被処理水W送出をさ
らに円滑にし、また、供給被処理水W中に含まれる微小
気泡が衝突部材24の下面部に集積することを防止して
、このような集積気泡がある程度成長したのちに水面に
沸き上がる状態で浮上することによる貯留水面の乱れを
未然に防止するようにしてある。
【0035】一方、衝突部材24の上面24bは、浮上
スラッジ排出部11側ほど低くなる傾斜面形状に形成し
てあり、第2分離槽9から貯留水Wを抜く際の給水ホッ
パ11内への浮上塗料スラッジ侵入を衝突部材24の蓋
機能をもって防止するにあたり、その侵入防止対象の浮
上スラッジSを上記傾斜面形状により水位低下とともに
槽中央側へ案内して、侵入防止対象の浮上塗料スラッジ
Sが衝突部材24の上面に残存堆積することがないよう
にしてある。
【0036】給水ホッパ11内部の上下方向中間部には
、浮上スラッジ排出部12との並び方向においてホッパ
内流路を絞るオリフィスプレート25を設けてあり、こ
のオリフィスプレート25の流路絞り作用により、被処
理水Wのホッパ内上昇速度を浮上スラッジ排出部12と
の並び方向に対して直交する方向で均等化して、上端吐
出開口11aからの被処理水吐出流速を上層横流れVの
巾方向において均一化することで、より一層安定的な上
層横流れVを形成するようにしてある。
【0037】給水ホッパ11の下端部では、被処理水供
給路8から供給された被処理水Wが上向きに変向するこ
とにより角部に塗料スラッジが堆積する可能性があるが
、これに対し、給水ホッパ11の下端部には、その角部
に臨む蓋付きメンテナンス用開口26を設けてある。
【0038】尚、図1において、27は第2分離槽9に
供給する被処理水Wに凝集剤を注入する凝集剤注入部、
28は塗装ブース1から第1分離槽6へ送る被処理水W
に対してPH調整剤や一次処理剤を注入する注入部、ま
た、29は第1分離槽6から塗装ブース1の流下パン3
へ循環供給する塗料ミスト捕捉用水Wに対してキラー剤
を注入する注入部である。
【0039】〔別実施例〕次に別実施例を列記する。
【0040】前述実施例においては、浮上塗料スラッジ
Sを浮上スラッジ排出部12へ分離排出する掻き取り装
置13を設けたが、これに代えて、浮上塗料スラッジS
を浮上スラッジ排出部12へ上層横流れVにより押し出
し排出する形態や、あるいは、浮上塗料スラッジSを一
部貯留液Wととに浮上スラッジ排出部12からオーバー
フローにより排出する形態等を採用してもよい。
【0041】給液ホッパ11からの上向き吐出被処理液
Wを貯留液W中で衝突させる衝突面形成部材24を設け
る場合、その衝突面24aを図5に示すような屈曲案内
面に形成してもよく、衝突面形成部材24の具体的形状
・構造は種々の改良が可能である。
【0042】給液ホッパ11の内部流路を浮上スラッジ
排出部12との並び方向において絞る流路絞り部25を
設ける場合、前述の如きオリフィスプレートに代えて、
同図5に示すように、給液ホッパ11の内部流路を漸次
的に絞る構造としてもよく、また、その流路絞り部25
での塗料スラッジ堆積を防止するべく、流路絞り部25
よりも下流側のホッパ内部流路を漸次的に拡げる構造と
してもよく、流路絞り部25の具体的形状・構造は種々
の改良が可能である。
【0043】処理対象の塗料成分含有液Wは、水に限定
されるものではなく、また、前述実施例の如く第1分離
槽6で前処理した後のもの、あるいは、前処理を施して
いないもののいずれであってもよく、さらに、塗料ミス
ト捕捉用液以外の塗料成分含有液Wであってもよい。
【0044】前述実施例においては、浮上スラッジ排出
部12におけるスラッジ堰12aのスラッジ排出側端構
造を垂直壁構造としたが、これに代えて、スラッジ堰1
2aのスラッジ排出側端に、先端側ほど低位となって上
側に凸状の湾曲スラッジ放出面を連設する構造としても
良い。
【0045】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするため符号を記すが、該記入により本発明が添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗装設備の設備構成図
【図2】正面視断面図
【図3】側面視断面図
【図4】平面図
【図5】別実施例を示す拡大断面図
【図6】従来例を示す一部切欠斜視図
【符号の説明】
8      被処理液供給路 11    給液ホッパ 11a  上端吐出開口 12    浮上スラッジ排出部 24    衝突面形成部材 25    流路絞り部 W      液 S      塗料スラッジ D2    巾

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  貯留液(W)の表層に浮上した塗料ス
    ラッジ(S)を排出する浮上スラッジ排出部(12)を
    液貯留域の上端部に設け、塗料成分を含む被処理液(W
    )を前記浮上スラッジ排出部(12)から水平方向に離
    れた位置で液貯留域上部に供給する液供給部を設けた塗
    料スラッジ分離槽であって、前記液供給部を構成するに
    、液貯留域の上部に開口させる上端吐出開口(11a)
    側ほど流路断面積が大きい給液ホッパ(11)を設け、
    この給液ホッパ(11)の下端部に被処理液供給路(8
    )を接続してある塗料スラッジ分離槽。
  2. 【請求項2】  前記上端吐出開口(11a)から上向
    きに吐出する被処理液(W)を貯留液中で衝突させる衝
    突面形成部材(24)を設けた請求項1記載の塗料スラ
    ッジ分離槽。
  3. 【請求項3】  前記給液ホッパ(11)を、前記浮上
    スラッジ排出部(12)との並び方向に対して直交する
    方向の巾(D2)が上端側ほど大きくなる形状に形成し
    、前記給液ホッパ(11)の内部流路を前記浮上スラッ
    ジ排出部(12)との並び方向において絞る流路絞り部
    (25)を、前記被処理液供給路(8)の接続部と前記
    上端吐出開口(11a)との間に設けた請求項1又は2
    記載の塗料スラッジ分離槽。
JP03055371A 1991-03-20 1991-03-20 塗料スラッジ分離槽 Expired - Fee Related JP3140072B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03055371A JP3140072B2 (ja) 1991-03-20 1991-03-20 塗料スラッジ分離槽
US07/856,082 US5244573A (en) 1991-03-20 1992-03-19 Paint sludge separator tank

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP03055371A JP3140072B2 (ja) 1991-03-20 1991-03-20 塗料スラッジ分離槽

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04290589A true JPH04290589A (ja) 1992-10-15
JP3140072B2 JP3140072B2 (ja) 2001-03-05

Family

ID=12996627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP03055371A Expired - Fee Related JP3140072B2 (ja) 1991-03-20 1991-03-20 塗料スラッジ分離槽

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5244573A (ja)
JP (1) JP3140072B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014226609A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 本田技研工業株式会社 水性未塗着塗料の回収装置および回収方法

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4215396A1 (de) * 1992-05-11 1993-11-18 Duerr Gmbh & Co Vorrichtung zum Austragen von Wachspartikeln aus Umwälzwasser von Spritzkabinen
DE9301654U1 (ja) * 1993-02-06 1993-04-08 Brenner, Horst, 7141 Beilstein, De
US5605636A (en) * 1995-04-20 1997-02-25 Mcnish Corporation Liquid clarification device and method
NO305347B1 (no) * 1997-12-03 1999-05-18 Abb Research Ltd Anordning ved en separator
US5944995A (en) * 1998-01-26 1999-08-31 Baker Hughes Incorporated Clarifier feedwell
US6276537B1 (en) * 1998-12-09 2001-08-21 John K. Esler Enhanced flocculation and energy dissipation feedwell assembly for water and wastewater treatment clarifiers
JP3011932B1 (ja) * 1999-01-13 2000-02-21 富士重工業株式会社 浄化システム
US7914686B2 (en) * 2005-10-18 2011-03-29 Chrysler Group Llc Electrode system for electrokinetic floatation of paint sludge using low voltage DC current
US7799218B2 (en) * 2007-06-29 2010-09-21 Caterpillar Inc Paint reclamation clarifier system

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2098467A (en) * 1935-06-15 1937-11-09 Link Belt Co Settling tank
US3419145A (en) * 1966-06-10 1968-12-31 Laval Turbine Separation tank and method
NL157215B (nl) * 1967-11-22 1978-07-17 Shell Int Research Werkwijze en inrichting voor het scheiden van een mengsel van een viskeuze en een daarmee niet of nagenoeg niet mengbare vloeistof, welke vloeistoffen een verschillend soortelijk gewicht hebben.
NL6801614A (ja) * 1968-02-05 1969-08-07
US4271017A (en) * 1979-03-30 1981-06-02 Offshore Devices, Inc. Oil separator
US4619771A (en) * 1980-10-27 1986-10-28 Standard Oil Company (Indiana) Technique for increased retention time in oil field settling tanks
US4722791A (en) * 1984-01-04 1988-02-02 Turnquist Sanfred E Methods for detackifying, floating, concentrating, separating and removing floating solid paint material
US5120436A (en) * 1991-03-21 1992-06-09 Reichner Thomas W Liquid clarification by effecting cohesion of solids

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014226609A (ja) * 2013-05-22 2014-12-08 本田技研工業株式会社 水性未塗着塗料の回収装置および回収方法

Also Published As

Publication number Publication date
US5244573A (en) 1993-09-14
JP3140072B2 (ja) 2001-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3369732B2 (ja) 廃水、特に雨水の処理装置
US10093554B2 (en) Multibubble injection type dissolved air flotation water treatment apparatus
US5423981A (en) Wastewater treatment apparatus
JPH04290589A (ja) 塗料スラッジ分離槽
KR100404716B1 (ko) 액체로부터 비용해 입자를 분리하기 위한 방법 및 장치
JPS5810160B2 (ja) 水の生物学的精製装置
US4390421A (en) Separator for low viscosity fluids
AU2003219082A1 (en) Sedimentation basin
JPS6054120B2 (ja) 水処理装置
KR100697688B1 (ko) 유수 분리 장치
EP0145612B1 (en) Fluidised bed reactor
KR102555069B1 (ko) 효율적인 역세척이 가능한 컴팩트한 구조의 비점오염 저감 시설 및 그 역세척 방법
KR101571606B1 (ko) 거품 저감을 위한 수중위어를 갖는 방류구조물
JP3882464B2 (ja) 沈殿槽
JPH078719A (ja) ろ過装置
JP4187603B2 (ja) 塗料スラッジ分離装置
WO2018229912A1 (ja) 汚水処理装置
JP4498188B2 (ja) メタン発酵処理の膜分離槽および膜分離槽運転方法
CN217961960U (zh) 一种一体化沉淀洗涤塔
JP2003213783A (ja) グリーストラップ
KR102621303B1 (ko) 케미컬 탱크
JPH0647596Y2 (ja) 浄化槽
JP2507203B2 (ja) 排水系の清掃装置
JP2022549249A (ja) 生物処理装置、生物処理装置の担体捕捉装置、水処理方法及び生物処理装置の改造方法
JP3183163B2 (ja) 担体流出防止装置を備えた廃水処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081215

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081215

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091215

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101215

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees