JPH04290510A - フィルタ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】この発明は、フィルタエレメント
の保守や交換が容易なフィルタ装置に関し、なかでも、
電磁波障害防止の必要な電子装置に使用されるものに係
わる

【０００２】

【従来の技術】図３は従来例の断面図であって、中央部
に開口を備える本体ケース１の外面に、一辺がカバーヒ
ンジ２で開閉可能であって中央部に開口を備えるフィル
タカバー３が他辺をねじ４で装着される。このフィルタ
カバー３の内側には金具５とボルト６とでフィルタ７が
固定される。前記フィルタカバー３と前記本体ケース１
との間及び前記フィルタ７との間にはそれぞれパッキン
８及び９が設けられる。前記フィルタ７は周囲がコ字状
の金具７ａで囲まれ、内部にフィルタエレメント７ｂが
詰め込まれている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】前記の従来例では、フ
ィルタ７のほこり取りや交換のためにフィルタ７を取り
外す時にフィルタカバー３を開いてから、複数個の金具
５とボルト６とを取り外さなければならず、フィルタの
保守交換に手間がかかる。

【０００４】この発明の目的は、フィルタの保守交換に
あたり、フィルタの脱着が素早くできるようなフィルタ
装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】発明１のフィルタ装置は
、中央部に開口を備える本体ケースの外面に装着可能で
あって、中央部に開口を備えるフィルタカバーと、この
フィルタカバーの内側に一辺をケースヒンジで開閉可能
に取付けられて、中央部に開口を備えるフィルタケース
と、前記本体ケースに固定されて、前記フィルタカバー
の装着状態で前記フィルタケースの他辺が当接する当板
と、前記フィルタケースと前記フィルタカバーとの間に
挟持されるフィルタとからなるものである。

【０００６】発明２のフィルタ装置は発明１において、
前記ケースヒンジーに開方向のばねを設けるものである
。

【０００７】発明３のフィルタ装置は発明１又は２にお
いて、前記フィルタカバーの一辺を前記本体ケースにカ
バーヒンジで開閉可能に取付け、このカバーヒンジと前
記ケースヒンジとを前記フィルタの垂直方向下方に配置
するものである。

【０００８】発明４のフィルタ装置は、中央部に開口を
備える本体ケースの外面に装着可能であって、中央部に
開口を備えるフィルタカバーと、このフィルタカバーの
内側に配置されるフィルタと、このフィルタの一辺を係
止可能で前記フイルタカバーに固定されるＬ字状の取付
具と、前記本体ケースに固定され前記フィルタカバーの
装着状態で前記フィルタの他辺が当接する当板とからな
るものである。

【０００９】発明５のフィルタ装置は発明４において、
前記フィルタカバーの一辺を前記本体ケースにカバーヒ
ンジで開閉可能に取付け、このカバーヒンジと前記取付
具とを前記フィルタの垂直方向下方に配置するものであ
る。

【００１０】発明６のフィルタ装置は発明１、２、３、
４又は５において、前記フィルタカバーと前記本体ケー
スとの間及び前記フィルタとの間にそれぞれパッキンを
設けるものである。

【００１１】発明７のフィルタ装置は発明１、２、３、
４、５又は６において、前記フィルタの前記他辺側に把
手を固定するものである。

【００１２】発明８のフィルタ装置は発明１、２、３、
４、５、６又は７において、前記フイルタを電磁波障害
防止フィルタとするものである。

【００１３】

【作用】発明１において、フィルタカバー３を本体ケー
ス１から取り外せば、フィルタカバー３に対し一辺のケ
ースヒンジ１３で取付けられ、フィルタ７を挟持してい
るフィルタケース１２も同時に取り外せる。その時フィ
ルタケース１２の他辺に当接していた本体ケース１の当
板１４との束縛が開放されるから、フィルタケース１２
はケースヒンジ１３を中心にして自由に開く。したがっ
てフィルタ７はフィルタケース１２から他辺側へ簡単に
引き外せる。

【００１４】発明２において、ケースヒンジ１３のばね
はフィルタカバー３を取り外した時、フィルタケース１
３を自動的に開く。発明３において、カバーヒンジ２と
ケースヒンジ１３が垂直方向下方に配置されるから、フ
ィルタカバー３をカバーヒンジ２をたよりに開いて作業
が容易であるばかりでなく、フィルタカバー３とフィル
タケース１２を両ヒンジ２、１３で開いてもフィルタ７
が落下することがなく、手で上方に簡単に引き出せる。

【００１５】発明４において、フィルタカバー３を本体
ケース１から取り外せば、フィルタ７の他辺に当接して
いた本体ケース１の当板１４との束縛が開放されるから
、フィルタ７の一辺を係止していたフイルタカバー３の
取付具２０からフィルタ７を取り外せる。

【００１６】発明５において、カバーヒンジ２と取付具
２０が垂直方向下方に配置されるから、フィルタカバー
３をカバーヒンジ２をたよりに開いて作業が容易である
ばかりでなく、フィルタカバー３をヒンジ２で開いても
フィルタ７が落下することがなく、手で上方に簡単に引
き出せる。

【００１７】発明６において、パッキン８、９はフィル
タカバー３とフィルタケース１２の気密性を確保し、気
体は完全にフィルタ７のみから出入する。発明７におい
て、フィルタ７に把手１５を設けるのでフィルタの引き
出しが容易になる。発明８において、フィルタ７は気体
のごみを遮断するだけでなく、電磁波の浸入も遮断して
本体ケース１内の電子機器を保護する。

【００１８】

【実施例】図１は実施例１の断面図、図２は実施例２の
断面図であって、従来例及び各図において、同一符号を
付けるものはおよそ同一機能を持ち、重複説明を省くこ
ともある。２点鎖線は使用方法を示す。図１において、
中央部に開口を備える本体ケース１の外面に、一辺がカ
バーヒンジ２で開閉可能であって中央部に開口を備える
フィルタカバー３が他辺をねじ４で装着される。このフ
ィルタカバー３の内側に固定したパッキン台１１にフィ
ルタケース１２が一辺のケースヒンジ１３を介して開閉
可能に取付けられる。フィルタケース１２は中央部に開
口を備え、前記フィルタカバー３との間にフィルタ７を
挟持する。前記フィルタカバー３と前記本体ケース１と
の間及び前記フィルタ７との間にはそれぞれパッキン８
及び９が設けられる。そしてフィルタカバー３を装着し
た時にフィルタケース１２の他辺が丁度当接するような
当板１４が本体ケース１に固定されている。

【００１９】ケースヒンジ１３やカバーヒンジ２には開
方向のばねを設けるとよいし、フィルタ７を垂直に配置
するものでは、把手１５を設けたり、前記カバーヒンジ
２及びケースヒンジ１３をフィルタ７の下方に配置する
とよい。金具７ａで囲まれるフィルタ７のフィルタエレ
メント７ｂを、両側のアルミニウム製の網と内部の合成
樹脂製のフィルタ材からなるサンドイッチ構造を持つ電
磁波障害防止フィルタとすると本体ケース１内に電子装
置がある時に具合がよい。

【００２０】前記実施例によれば、フィルタカバー３を
本体ケース１から取り外せば、フィルタカバー３に対し
一辺のケースヒンジ１３で取付けられ、フィルタ７を挟
持しているフィルタケース１２も同時に取り外せる。そ
の時フィルタケース１２の他辺に当接していた本体ケー
ス１の当板１４との束縛が開放されるから、フィルタケ
ース１２はケースヒンジ１３を中心にして自由に開く。 したがってフィルタ７はフィルタケース１２から他辺側
へ簡単に引き外せる。ケースヒンジ１３のばねはフィル
タカバー３を取り外した時、フィルタケース１３を自動
的に開くし、カバーヒンジ２とケースヒンジ１３が垂直
方向下方に配置されるから、フィルタカバー３をカバー
ヒンジ２をたよりに開いて作業が容易であるばかりでな
く、フィルタカバー３とフィルタケース１２を両ヒンジ
２、１３で開いてもフィルタ７が落下することがなく、
手で上方に簡単に引き出せる。

【００２１】図２に示す実施例２が図１に示す実施例１
と異なる点は、フィルタケース１２を使用しないで、フ
イルタ７の一辺を係止可能なＬ字状の取付具２０がフイ
ルタカバー３に固定される。そしてフイルタ７の他辺は
、フィルタカバー３の装着状態で本体ケース１に固定し
た当板１４に当接する。なお実施例１及び実施例２にお
いて、カバーヒンジ２に代わり、取付具２０と同様のも
のを使用してフイルタカバー３を本体ケース１に装着す
るようにしてもよい。

【００２２】

【発明の効果】この発明１のフィルタ装置は、中央部に
開口を備える本体ケースの外面に装着可能であって、中
央部に開口を備えるフィルタカバーと、このフィルタカ
バーの内側に一辺をケースヒンジで開閉可能に取付けら
れて、中央部に開口を備えるフィルタケースと、前記本
体ケースに固定されて、前記フィルタカバーの装着状態
で前記フィルタケースの他辺が当接する当板と、前記フ
ィルタケースと前記フィルタカバーとの間に挟持される
フィルタとからなるものである。このような構成によれ
ば、フィルタカバーを本体ケースから取り外せば、フィ
ルタカバーに対し一辺のケースヒンジで取付けられ、フ
ィルタを挟持しているフィルタケースも同時に取り外せ
る。その時フィルタケースの他辺に当接していた本体ケ
ースの当板との束縛が開放されるから、フィルタケース
はケースヒンジを中心にして自由に開く。したがってフ
ィルタはフィルタケースから他辺側へ簡単に引き外せる
こととなり、フィルタの保守交換にあたり、フィルタの
脱着が素早くできるという効果がある。

【００２３】発明４のフィルタ装置は、中央部に開口を
備える本体ケースの外面に装着可能であって、中央部に
開口を備えるフィルタカバーと、このフィルタカバーの
内側に配置されるフィルタと、このフィルタの一辺を係
止可能で前記フイルタカバーに固定されるＬ字状の取付
具と、前記本体ケースに固定され前記フィルタカバーの
装着状態で前記フィルタの他辺が当接する当板とからな
るものであり、発明１に比べ、フイルタケースとケース
ヒンジに代わりＬ字状の取付具を使用しるので更に構造
が簡単になるという効果がある。

【００２４】そして発明１又は発明４において、ケース
ヒンジにばねを設けたり、カバーヒンジとケースヒンジ
又は取付具とをフィルタの垂直方向下方に配置したりし
て、更にフィルタの脱着が素早くでき、パッキンや電磁
波障害防止フィルタの使用ができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例１の断面図

【図２】実施例２の断面図

【図３】従来例の断面図

【符号の説明】

１　　　　本体ケース ２　　　　カバーヒンジ ３　　　　フィルタカバー ４　　　　ねじ ５　　　　金具 ７　　　　フィルタ ７ｂ　　フィルタエレメント ８　　　　パッキン ９　　　　パッキン １２　　　　フィルタケース １３　　　　ケースヒンジ １４　　　　当板 １５　　　　把手 ２０　　　　取付具

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】中央部に開口を備える本体ケースの外面に
   装着可能であって、中央部に開口を備えるフィルタカバ
   ーと、このフィルタカバーの内側に一辺をケースヒンジ
   で開閉可能に取付けられて、中央部に開口を備えるフィ
   ルタケースと、前記本体ケースに固定されて、前記フィ
   ルタカバーの装着状態で前記フィルタケースの他辺が当
   接する当板と、前記フィルタケースと前記フィルタカバ
   ーとの間に挟持されるフィルタとからなることを特徴と
   するフィルタ装置。
2. 【請求項２】請求項１記載のフィルタ装置において、前
   記ケースヒンジーに開方向のばねを設けることを特徴と
   するフィルタ装置。
3. 【請求項３】請求項１又は２記載のフィルタ装置におい
   て、前記フィルタカバーの一辺を前記本体ケースにカバ
   ーヒンジで開閉可能に取付け、このカバーヒンジと前記
   ケースヒンジとを前記フィルタの垂直方向下方に配置す
   ることを特徴とするフィルタ装置。
4. 【請求項４】中央部に開口を備える本体ケースの外面に
   装着可能であって、中央部に開口を備えるフィルタカバ
   ーと、このフィルタカバーの内側に配置されるフィルタ
   と、このフィルタの一辺を係止可能で前記フイルタカバ
   ーに固定されるＬ字状の取付具と、前記本体ケースに固
   定され前記フィルタカバーの装着状態で前記フィルタの
   他辺が当接する当板とからなることを特徴とするフィル
   タ装置。
5. 【請求項５】請求項４記載のフィルタ装置において、前
   記フィルタカバーの一辺を前記本体ケースにカバーヒン
   ジで開閉可能に取付け、このカバーヒンジと前記取付具
   とを前記フィルタの垂直方向下方に配置することを特徴
   とするフィルタ装置。
6. 【請求項６】請求項１、２、３、４又は５記載のフィル
   タ装置において、前記フィルタカバーと前記本体ケース
   との間及び前記フィルタとの間にそれぞれパッキンを設
   けることを特徴とするフィルタ装置。
7. 【請求項７】請求項１、２、３、４、５又は６記載のフ
   ィルタ装置において、前記フィルタの前記他辺側に把手
   を固定することを特徴とするフィルタ装置。
8. 【請求項８】請求項１、２、３、４、５、６又は７記載
   のフィルタ装置において、前記フイルタを電磁波障害防
   止フィルタとすることを特徴とするフィルタ装置。