JPH04290401A - 抵抗体ペーストおよびその製造方法ならびに厚膜抵抗体 - Google Patents

抵抗体ペーストおよびその製造方法ならびに厚膜抵抗体

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JPH04290401A
JPH04290401A JP3080675A JP8067591A JPH04290401A JP H04290401 A JPH04290401 A JP H04290401A JP 3080675 A JP3080675 A JP 3080675A JP 8067591 A JP8067591 A JP 8067591A JP H04290401 A JPH04290401 A JP H04290401A
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JP
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conductive particles
particles
point
binder glass
resistor
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Application number
JP3080675A
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Inventor
Takashi Kamiya
貴志 神谷
Keizo Kawamura
敬三 川村
Taiji Miyauchi
泰治 宮内
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Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、厚膜抵抗体製造用のペ
ーストおよびその製造方法と、厚膜抵抗体とに関する。
【0002】
【従来の技術】電気・電子機器の配線基板などに用いる
基板材料として、低温で焼成可能なものが開発されてお
り、これにより基板材料、導体ペースト、抵抗体ペース
ト等を例えば1000℃以下の低温で同時一体焼成する
ことが可能となっている。
【0003】抵抗体ペーストは、通常、導電粒子、バイ
ンダガラス粒子(ガラスフリット)およびビヒクル等か
ら構成され、基板やそのグリーンシート上に印刷後、焼
成することにより厚膜抵抗体となるものである。
【0004】抵抗体ペーストに用いられる導電粒子とし
ては、二酸化ルテニウムあるいはルテニウム酸鉛等のパ
イロクロール化合物が、基板材料と同時焼成可能である
ことから多用されている。
【0005】厚膜抵抗体に要求される特性としては、抵
抗値の温度係数(TCR)が小さいこと、ノイズが低い
ことなどであり、このような要求に基づき、各種の提案
がなされている。
【0006】例えば、特公昭63−57921号公報に
は、「RuO2 および/またはPb2 Ru2 O7
 と実質的に非反応性結合剤との混合物を加熱して抵抗
材料を製造する方法において、最終生成物において±5
0×10−6℃−1のTCRにおける許容偏差を得るた
めに、100nm以下の粒度および4000×10−6
℃−1〜3000×10−6℃−1のバルク材料のTC
Rレベルで±10%以下の粒度における最大許容偏差を
有するRuO2 およびPb2 Ru2 O7 を用い
、およびかかるルテニウム化合物対ガラス結合剤の重量
比を1:4〜1:6の範囲にすることを特徴とする抵抗
材料の製造方法」が開示されている。この方法では、小
さくて、かつ均一な粒度を有する出発原料を用いること
により、TCRを低くすることができるというものであ
る。
【0007】同公報記載の実施例によれば、抵抗体ペー
ストを約30μm の厚さに塗布して焼成した場合、R
uO2 :ガラス=1:4(RuO2 の重量比20%
)の組成では抵抗値が440Ω/□、RuO2 :ガラ
ス=1:6(RuO2 の重量比14.3%)の組成で
は抵抗値が2100Ω/□となっているが、RuO2 
の含有率に対する抵抗値をさらに低くできれば、導電粒
子の含有率をより低くできて、高価なRuの使用量を減
らすことができる。
【0008】また、RuO2 の含有率が高いことは、
熱膨張率の点からも問題がある。すなわち、RuO2 
は、Al2 O3 等のセラミックス骨材とガラス等と
からなる低温焼成基板材料に比べ熱膨張率が相当に大き
いので、焼成時にクラック等が発生し易い。このため、
RuO2 の使用量をできるだけ少なくすることが好ま
しいのである。
【0009】米国特許第3,679,607 号明細書
には、500オングストロームまでの微細結晶のルテニ
ウムおよび/またはイリジウム二酸化物を用いた抵抗体
ではノイズレベルを低くできる旨が記載されている。な
お、同明細書には、二酸化ルテニウムの粒子径が7μm
 であることが記載されている。
【0010】しかし、RuO2 含有率と抵抗値との関
係を示す同明細書のFig.1では、例えばRuO2 
含有率が20重量%の抵抗体の抵抗値が5000Ω/□
を超えており、上記特公昭63−57921号公報記載
の抵抗材料よりもさらに高い。また、RuO2 含有率
とノイズとの関係を示す同明細書のFig.2では、例
えばRuO2含有率が20重量%の抵抗体のノイズが0
dBを超えている。抵抗体のノイズが高いと回路に組み
込んだときの回路自身のノイズも高くなるため、例えば
、1mV程度、さらには1μV 程度の微弱な信号を扱
う精密測定器の回路やオーディオ用回路などでは、微弱
な信号がノイズに埋もれ、検知できなくなる恐れがある
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような事
情からなされたものであり、導電粒子の含有率に対する
抵抗値が従来よりも著しく低く、また、ノイズが著しく
低い厚膜抵抗体と、このような厚膜抵抗体を製造するた
めの抵抗体ペーストと、この抵抗体ペーストの製造方法
とを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような目的は、下記
(1)〜(11)の本発明により達成される。
【0013】(1)  導電粒子とバインダガラス粒子
とを含有する抵抗体ペーストであって、前記バインダガ
ラス粒子表面に前記導電粒子が20個以上直接付着して
いることを特徴とする抵抗体ペースト。
【0014】(2)  前記導電粒子の比表面積が30
m2/g以上であり、前記バインダガラス粒子の平均径
が5μm 以下である上記(1)に記載の抵抗体ペース
ト。
【0015】(3)  前記導電粒子にH2 Oが付加
されており、このH2 Oの付加量が導電粒子の30重
量%以下である上記(1)または(2)に記載の抵抗体
ペースト。
【0016】(4)  前記導電粒子が二酸化ルテニウ
ムおよび/またはルテニウム酸鉛を主成分とする上記(
1)ないし(3)のいずれかに記載の抵抗体ペースト。
【0017】(5)  上記(1)ないし(4)のいず
れかに記載の抵抗体ペーストを製造する方法であって、
導電粒子とバインダガラス粒子とを、混合用媒体により
混合分散して、バインダガラス粒子表面に導電粒子を付
着させ、次いで、導電粒子が表面に付着したバインダガ
ラス粒子をビヒクルと混合してペースト化する工程を有
することを特徴とする抵抗体ペーストの製造方法。
【0018】(6)  前記混合用媒体が直径5mm以
下の球状である上記(5)に記載の抵抗体ペーストの製
造方法。
【0019】(7)  前記混合用媒体がZrO2 、
Al2 O3 、SiO2 、SiCまたはSi3 N
4 から構成される上記(5)または(6)に記載の抵
抗体ペーストの製造方法。
【0020】(8)  二酸化ルテニウムを主成分とす
る導電粒子とバインダガラスとを含有する厚膜抵抗体で
あって、(導電粒子含有量)×100/(導電粒子含有
量+バインダガラス含有量)で表わされる導電粒子の重
量比をX1[%](ただし、5≦X1≦30)とし、抵
抗値をY1[Ω/□]としたとき、導電粒子の重量比を
横軸に、  抵抗値を縦軸にとったグラフにおいて、点
(X1,Y1)が、点A1(5,500000)、点B
1(8,20000)、点C1(14,2000)、点
D1(20,400)および点E1(30,100)を
この順に結んで構成される線よりも下側に存在すること
を特徴とする厚膜抵抗体。
【0021】(9)  二酸化ルテニウムおよび/また
はルテニウム酸鉛を主成分とする導電粒子とガラスとを
含有する厚膜抵抗体であって、(導電粒子の含有量)×
100/(導電粒子の含有量+バインダガラス含有量)
で表わされる導電粒子の重量比をX2[%](ただし、
0≦X2≦30)とし、ノイズをY2[dB]としたと
き、導電粒子の重量比を横軸に、  ノイズを縦軸にと
ったグラフにおいて、点(X2,Y2)が、点A2(5
,0)、点B2(8,−5)、点C2(14,−10)
、点D2(20,−20)および点E2(30,−30
)をこの順に結んで構成される線よりも下側に存在する
ことを特徴とする厚膜抵抗体。
【0022】(10)  厚さが4μm 以上である上
記(8)または(9)に記載の厚膜抵抗体。
【0023】(11)  上記(4)に記載の抵抗体ペ
ーストを焼成したものである上記(8)ないし(10)
のいずれかに記載の厚膜抵抗体。
【0024】
【作用】本発明の抵抗体ペースト中では、図1に示され
るように、バインダガラス粒子1表面に導電粒子2が2
0個以上直接付着した状態となっており、導電粒子の分
散が極めて良好である。また、本発明の製造方法では、
バインダガラス粒子と導電粒子とを所定の条件で混合分
散することにより、バインダガラス粒子と導電粒子とを
極めて容易にこのような状態とすることができる。
【0025】このような本発明の抵抗体ペーストを焼成
して得られる厚膜抵抗体は、従来の厚膜抵抗体に比べて
、導電粒子の含有率に対し抵抗値が著しく低くなるので
、導電粒子の使用量が少なくて済み、低コストにて製造
できる。また、ガラスの割合が高くなるので熱膨張率を
基板材料のそれに近づけることが可能となる。このため
、欠陥の発生を少なくすることができ、製品の歩留まり
が向上する。
【0026】また、導電粒子の分散が良好なため、本発
明の厚膜抵抗体はノイズが著しく低く、低ノイズ特性が
要求される各種回路に好適である。
【0027】また、本発明の厚膜抵抗体は、抵抗値の温
度係数(TCR)が低い。TCRを低くするためにはT
CR調整剤を添加してもよいが、TCR調整剤は添加量
が極めて微量となるため均一な混合が困難であり、製造
が難しく製品に特性のバラツキが生じ易い。しかし、本
発明の厚膜抵抗体はTCRが低いためTCR調整剤を添
加する必要がないので、製造が簡単でかつバラツキの少
ない製品を得ることができる。
【0028】なお、特開平2−292801号公報には
、「表面に酸化ルテニウム微粉末をコーティングしたガ
ラス粉末Aと、該ガラス粉末Aの軟化温度よりも低い温
度で軟化するガラス粉末Bとを含むことを特徴とする厚
膜抵抗体ペースト」が開示されている。同公報では、ガ
ラス粉末A(SiO2 )をRuCl2 水溶液中に懸
濁させて加熱することにより、酸化ルテニウム微粉末が
付着したガラス粉末Aを製造している。
【0029】同公報記載のガラス粉末Aは、焼成の際に
溶融しないため、いわゆるバインダガラスではなく、ガ
ラス粉末Bがバインダガラスとしてはたらく。同公報の
実施例では、5g のガラス粉末A(SiO2 )の表
面に酸化ルテニウム(RuO2 )粒子を付着させ、1
0g のガラス粉末B(PbO−SiO2 −B2 O
3 )と混合して厚膜抵抗体ペーストを作製している。 このペースト中のRuO2 /(RuO2 +ガラス)
は約25重量%と記載されているので、RuO2 の重
量は5g であり、ガラス粉末AとRuO2 との重量
比率は1:1である。そして、このペーストを焼成して
膜厚約10μm の抵抗体としたときの表面抵抗は、約
500Ω/□となっている。
【0030】本発明の厚膜抵抗体では、RuO2 の含
有率が20重量%でも抵抗値は400Ω/□未満であり
、これに比べると上記公報記載の厚膜抵抗体は著しく抵
抗値が高く、本発明の範囲を外れる。これは、上記公報
記載の発明では、ガラス粉末Aが焼成の際に軟化せず、
また、バインダガラスであるガラス粉末B表面にRuO
2 が全く付着していないためであると考えられる。す
なわち、ガラス粉末Aが軟化しないため、RuO2 が
効率よく導電路を形成せず、また、RuO2 が表面に
付着していないガラス粉末Bに導電路形成が妨げられる
からであると考えられる。
【0031】また、一般に厚膜抵抗体は10Ω/□程度
の低抵抗値のものまで要求されるが、この程度の低抵抗
とするためには導電粒子の比率を著しく高くしなければ
ならない。上記公報記載の発明を適用して低抵抗を得よ
うとする場合、ガラス粉末Aに付着させるRuO2 の
量を多くするか、ガラス粉末Aの含有率を高める必要が
あるが、ガラス粉末Aに自重を超えるRuO2 粒子を
均一に付着させるのは困難であり、また、ガラス粉末A
はバインダ作用を示さないため、ガラス粉末Aの含有率
を極端に高くした場合、バインダガラス量が不足し、厚
膜抵抗体を形成することが困難になるという問題も生じ
る。
【0032】
【具体的構成】以下、本発明の具体的構成について詳細
に説明する。
【0033】[導電粒子とバインダガラス粒子の混合]
本発明の抵抗体ペーストは、導電粒子とバインダガラス
粒子とを含有する。この抵抗体ペースト中では、図1に
示されるように、バインダガラス粒子1の表面に導電粒
子2が20個以上直接付着した状態となっている。直接
付着している導電粒子が20個未満であると、焼成して
厚膜抵抗体としたときに、後述するような低抵抗および
低ノイズが得られない。なお、本発明においてバインダ
ガラス粒子表面に直接付着している導電粒子の数とは、
図1に示されるようにバインダガラス粒子表面と接触し
ている導電粒子の数を意味し、この数は、走査型電子顕
微鏡などにより確認することができる。導電粒子が2次
粒子化して合計で20個以上バインダガラス粒子に付着
していても、バインダガラス粒子表面に接触している導
電粒子の数が20個以上でなければ本発明の効果は実現
しない。なお、本発明では、バインダガラスに導電粒子
が100個以上直接付着していると、より良好な結果が
得られる。
【0034】導電粒子をバインダガラス粒子表面に付着
させる方法は特に限定されず、各種混合分散手段を用い
ればよいが、特に、混合用媒体により導電粒子とバイン
ダガラス粒子とを混合分散する手段を用いることが好ま
しく、混合用媒体としては球状のものを用いることが好
ましい。このような混合分散手段としては、ボールミル
や振動ミル等が挙げられ、これらのうち特にボールミル
を用いることが好ましい。
【0035】球状の混合用媒体は直径は、5mm以下、
特に1mm以下であることが好ましい。微細な導電粒子
は極めて凝集し易いが、このような媒体により混合する
ことにより、十分に分散することが可能となる。前記範
囲を超える直径の媒体を用いると導電粒子の分散が不十
分となり易く、バインダガラス粒子表面に導電粒子を所
定数付着させることが難しくなる。なお、混合用媒体の
直径の下限は特にないが、直径が小さすぎると、混合分
散後に導電粒子およびバインダガラス粒子と媒体とを分
離する作業が面倒で歩留まりが低くなり、また、混合用
媒体が削れ易くなり、不純物となって混入する恐れがあ
る。 このため、通常、直径0.3mm以上の媒体を用いるこ
とが好ましい。混合用媒体の材質は特に限定されないが
、不純物の混入を防止するために、ZrO2 、Al2
 O3 、SiO2 、SiCまたはSi3N4 を用
いることが好ましい。
【0036】混合分散は湿式で行なうことが好ましい。 溶媒としては、取り扱いが容易なことから水が好ましい
が、必要に応じて各種有機溶媒を用いることもできる。
【0037】混合分散の時間は特に限定されず、混合分
散手段の処理能力および実際の処理量に応じて適宜設定
すればよいが、通常、ボールミルでは10〜20時間程
度、振動ミルでは1〜5時間程度である。
【0038】混合分散手段に投入される導電粒子は、粒
径が極めて小さいために2次粒子化している。2次粒子
の平均径は、通常、50μm 以下であることが好まし
く、より好ましくは10μm 以下、特に好ましくは2
μm 以下である。このような2次粒子は、ボールミル
等の混合分散手段により解砕される。
【0039】また、バインダガラス粒子は、ボールミル
等の混合分散手段により粉砕されるため、混合分散手段
に投入するバインダガラス粒子の粒径は、混合分散後に
後述する好ましい範囲の平均径が得られるように選択す
ればよい。混合分散条件によっても異なるが、通常、投
入するバインダガラス粒子の平均径は50μm 以下、
特に10μm 以下であることが好ましい。なお、導電
粒子とバインダガラス粒子とを同時に混合分散手段に投
入してもよいが、バインダガラス粒子の過度の粉砕を避
けるために、導電粒子の混合分散がある程度進んでから
バインダガラス粒子を投入することが好ましい。
【0040】混合分散後、篩分けして導電粒子が付着し
たバインダガラス粒子を回収し、必要に応じて乾燥させ
る。
【0041】[導電粒子の構成]導電粒子は、比表面積
が30m2/g以上、特に50m2/g以上であること
が好ましい。また、その平均径は、0.2μm 以下、
特に0.1μm 以下であることが好ましい。比表面積
が前記範囲未満であると分散性が不十分となり易く、バ
インダガラス粒子表面に20個以上付着させることが困
難となる。また、平均径が前記範囲を超えていても同様
である。導電粒子の比表面積の上限は特にないが、通常
、500m2/g以下である。また、導電粒子の平均径
の下限も特にないが、通常、0.005μm 以上であ
る。これらの範囲を外れる導電粒子は製造が困難であり
、また、取り扱いも難しくなる。
【0042】なお、導電粒子の平均径は、走査型電子顕
微鏡や透過型電子顕微鏡により測定することができる。
【0043】導電粒子は比表面積が大きいため、室温に
おいて、通常30重量%以下、特に25重量%以下のH
2 Oが吸着水や結晶水として付加されているが、この
H2 Oは、通常、焼成する際に導電粒子から追い出さ
れる。なお、本発明において導電粒子の重量とは、この
ようなH2 Oを除いた重量のことである。
【0044】導電粒子の組成は特に限定されず、本発明
では、導電粒子の組成によらず良好な分散性が得られる
が、例えば、RuO2 、Pb2 Ru2 O7 、B
i2 Ru2 O7 、CdBiRu2 O7 、Nd
BiRu2 O7 、BiInRu2 O7 、Bi2
IrRuO7 、GdBiRu2 O7 、BaRuO
3 、Ba2 RuO4 、SrRuO3 、CaRu
O3 、Co2 RuO4 、LaRuO3 、LiR
uO3 、SnO2 、LaB6 、Pd−Ag、Co
CrO4 、NiCrO4 、SiC、TaC、CaB
6 、BaB6 、SrB6 、LaB6 、YB6 
、Ta2 N、TiSi2 、VSi2、CrSi2 
、TaSi2 、MoSi2 、WSi2 など、各種
ルテニウム化合物や他の導電性化合物、あるいは各種合
金を用いることができる。
【0045】[バインダガラス粒子の構成]抵抗体ペー
ストに含有されるバインダガラス粒子は、平均径が5μ
m 以下、特に2μm 以下であることが好ましい。バ
インダガラス粒子の平均径が前記範囲を超えると、バイ
ンダガラス粒子と導電粒子との混合分散が不十分となり
易く、ノイズが増加する傾向にある。また、バインダガ
ラス粒子の平均径は0.1μm 以上であることが好ま
しい。バインダガラス粒子の平均径が前記範囲未満であ
ると、抵抗が高くなる傾向にある。
【0046】なお、バインダガラス粒子の平均径は、走
査型電子顕微鏡や透過型電子顕微鏡により測定すること
ができる。
【0047】バインダガラス粒子の組成および特性は特
に限定されず、通常の抵抗体ペーストに用いられる各種
ガラスから要求特性に応じて適宜選択すればよい。
【0048】例えば、基板と同時焼成するためには、軟
化点が700〜1000℃程度、基板焼成後に抵抗体ペ
ーストを焼成する場合は、軟化点が400〜600℃で
あることが好ましい。また、ガラス組成としては、例え
ば、ホウケイ酸ガラス、鉛ホウケイ酸ガラス、あるいは
これらにバリウム、カルシウム、ストロンチウム、亜鉛
、アルミナ等の1種以上が添加されたものなど、一般に
厚膜法においてガラスフリットとして用いられているも
のが挙げられ、特に鉛ホウケイ酸ガラス、ホウケイ酸ス
トロンチウムガラス等が好適である。
【0049】[導電粒子の含有率]抵抗体ペースト中に
おける導電粒子とバインダガラス粒子との含有比率は特
に限定されず、必要とされる抵抗値に応じて適宜決定す
ればよいが、(導電粒子含有量)×100/(導電粒子
含有量+バインダガラス粒子含有量)で表わされる導電
粒子の重量比が、5〜40%、特に5〜25%であるこ
とが好ましい。重量比が前記範囲未満では導電粒子過多
のため抵抗値の制御が困難となり、また、金属的な温度
特性(TCR>>0)を示すことになる。重量比が前記
範囲を超える場合、ガラスが多すぎるため導電粒子が導
電ネットワークを形成できず、絶縁化する傾向にある。
【0050】[ビヒクル]抵抗体ペーストには、導電粒
子とバインダガラス粒子の他、ビヒクルが含まれる。
【0051】ビヒクルとしては、エチルセルロース、ポ
リビニルブチラール、メタクリル樹脂、ブチルメタアク
リレート等のバインダ、テルピネオール、ブチルカルビ
トール、ブチルカルビトールアセテート、アセテート、
トルエン、アルコール、キシレン等の溶剤、その他各種
分散剤、活性剤、可塑剤等が挙げられ、これらのうち任
意のものが目的に応じて適宜選択される。なお、前述し
たように本発明ではTCR調整剤を添加しなくても十分
に低いTCRが得られるが、必要に応じて、CuO、M
nO2 、V2 O5 、Nd2 O5 、MgO、Z
nO等の各種TCR調整剤を添加してもよい。TCR調
整剤の添加量は、導電粒子とバインダガラス粒子の合計
量100重量部に対し、0.1〜6重量部程度とするこ
とが好ましい。
【0052】ビヒクルの添加量は、導電粒子とバインダ
ガラス粒子の合計量100重量部に対し、20〜60重
量部程度とすることが好ましい。
【0053】本発明の抵抗体ペーストは、導電粒子が表
面に付着したバインダガラス粒子を上記のようにして製
造し、さらに上記ビヒクルを加え、これらを混練してス
ラリー化することにより得られる。混練手段は特に限定
されず、通常の3本ロール等を用いればよい。なお、バ
インダガラス粒子と導電粒子とは、ビヒクルと混練後も
図1の状態を維持する。
【0054】[厚膜抵抗体の製造方法]本発明の厚膜抵
抗体は、上記のようにして作製された本発明の抵抗体ペ
ーストを印刷法、転写法、グリーンシート法などにより
成膜し、さらに焼成することにより製造される。抵抗体
ペーストは、焼成後の厚さが4〜25μm 程度、特に
8〜15μm 程度となるように成膜することが好まし
い。 焼成は、通常、空気中にて1000℃程度以下、特に8
00〜1000℃程度で1〜3時間程度行ない、最高温
度に保持する時間は5〜20分程度とすることが好まし
い。なお、抵抗体ペーストは、基板と一体同時焼成する
ことが好ましいが、基板を焼成後、抵抗体ペーストを基
板上に印刷ないし配置し、その後に焼成してもよい。
【0055】本発明の厚膜抵抗体は、各種単層配線基板
や多層配線基板に適用される。基板の構成材料としては
、導体ペースト、抵抗体ペースト等とともに同時焼成可
能なものが好ましく、例えば、アルミナ等の酸化物骨材
とガラスとを含む低温焼成材料が好ましい。また、基板
焼成後に抵抗体ペーストを焼成する場合、ガラスを含ま
ないアルミナ基板を用いることができる。
【0056】[厚膜抵抗体]図2は、厚膜抵抗体中の導
電粒子の重量比を横軸に、抵抗値を縦軸にとったグラフ
である。なお、同図において、導電粒子の重量比とは、
(導電粒子含有量)×100/(導電粒子含有量+バイ
ンダガラス含有量)[%]を意味する。また、抵抗値の
単位は[Ω/□]である。
【0057】本発明の厚膜抵抗体が二酸化ルテニウムを
主成分とする導電粒子を含有する場合、導電粒子の含有
率に対し抵抗値が著しく低い。すなわち、図2には、点
A1(5,500000)、点B1(8,20000)
、点C1(14,2000)、点D1(20,400)
および点E1(30,100)をこの順に結んだ線が表
示してあるが、二酸化ルテニウムを主成分とする本発明
の厚膜抵抗体では、導電粒子の重量比をX1(ただし、
5≦X1≦30)、抵抗値をY1としたとき、点(X1
,Y1)が上記各点を結んで構成される線よりも下側に
存在する。
【0058】二酸化ルテニウムは、通常、RuO2 で
表わされるものを用いるが、これから多少偏倚した組成
であってもよく、偏倚した組成のものとの混合物、ある
いは偏倚した組成のもの同士の混合物であってもよい。
【0059】なお、二酸化ルテニウムを主成分とする導
電粒子とは、二酸化ルテニウムの含有率が80重量%以
上であることを意味する。二酸化ルテニウム以外に含ま
れてよいものとしては、前記した各種Ru化合物などの
導電性物質が挙げられる。
【0060】図3は、厚膜抵抗体中の導電粒子の重量比
を横軸に、ノイズを縦軸にとったグラフである。なお、
同図における導電粒子の重量比は前記した図2における
ものと同様である。また、本発明においてノイズとは、
MIL−STD−202Bに規定されている方法に従っ
て測定される値であり、印加する直流電圧1V あたり
のノイズ電圧[μV ]の比率を表わし、その単位は[
dB]である。
【0061】本発明の厚膜抵抗体が二酸化ルテニウムお
よび/またはルテニウム酸鉛を主成分とする導電粒子を
含有する場合、導電粒子の含有率に対しノイズが著しく
低い。すなわち、図3には、点A2(5,0)、点B2
(8,−5)、点C2(14,−10)、点D2(20
,−20)および点E2(30,−30)をこの順に結
んだ線が表示してあるが、二酸化ルテニウムおよび/ま
たはルテニウム酸鉛を主成分とする本発明の厚膜抵抗体
では、導電粒子の重量比をX2(ただし、5≦X2≦3
0)、ノイズをY2としたとき、点(X2,Y2)が上
記各点を結んで構成される線よりも下側に存在する。
【0062】ルテニウム酸鉛は、通常、Pb2 Ru2
 O7 で表わされるものを用いるが、これから多少偏
倚した組成であってもよく、偏倚した組成のものとの混
合物、あるいは偏倚した組成のもの同士の混合物であっ
てもよい。
【0063】二酸化ルテニウムとルテニウム酸鉛との含
有比率は特に限定されず、目的とする特性等に応じて適
宜決定すればよい。
【0064】なお、二酸化ルテニウムおよび/またはル
テニウム酸鉛を主成分とする導電粒子とは、二酸化ルテ
ニウムおよびルテニウム酸鉛の合計含有率が80重量%
以上であることを意味する。これら以外に含まれてよい
ものとしては、前記した各種Ru化合物などの導電性物
質が挙げられる。
【0065】本発明の厚膜抵抗体の厚さは特に限定され
ないが、通常、4μm以上であり、上記した低抵抗およ
び低ノイズは、このような厚さ範囲のすべてにおいて実
現する。なお、厚膜抵抗体の厚さは、通常、25μm 
程度以下である。
【0066】本発明の厚膜抵抗体は、抵抗値の温度係数
(TCR)が低い。具体的には、TCR調整剤を添加し
ない場合でも、−50〜25℃において−100〜50
ppm/℃、25〜125℃において−50〜100p
pm /℃の範囲にTCRが収まる。
【0067】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例を挙げ、本発明
をさらに詳細に説明する。
【0068】下記表1に示される厚膜抵抗体サンプルを
、以下に示すようにして作製した。
【0069】まず、導電粒子の2次粒子(平均径約1μ
m )と、平均径2μm のバインダガラス粒子とを、
ZrO2 ボールを用いたボールミルにより水を溶媒と
して湿式にて混合分散した。用いたボールの直径を表1
に示す。なお、バインダガラス粒子は、導電粒子を16
時間分散した後に投入し、投入後、4時間混合分散した
。導電粒子の比表面積を表1に示す。
【0070】混合分散後の導電粒子の平均径およびバイ
ンダガラス粒子の平均径を、透過型電子顕微鏡により測
定した。また、走査型電子顕微鏡により、バインダガラ
ス粒子表面に付着した導電粒子の数を測定した。これら
の測定結果と、導電粒子とバインダガラス粒子との合計
に対する導電粒子の重量比とを、表1に示す。また、サ
ンプルNo. 2に用いたバインダガラス粒子および導
電粒子の混合分散後の走査型電子顕微鏡写真を、図4に
示す。
【0071】なお、バインダガラス粒子の組成は、Pb
O    :47.1重量% SiO2   :25.1重量% B2 O3   :17.6重量% Al2 O3 :  4.9重量% ZnO    :  5.3重量% とした。また、比表面積200m2/gの導電粒子には
約20重量%のH2 Oが付加されていたが、上記した
導電粒子の重量比は、付加されているH2 Oを除外し
て算出した。
【0072】このようにして得られた導電粒子とバイン
ダガラス粒子との混合物100重量部に対しビヒクルを
40重量部添加し、これを3本ロールで混練してスラリ
ー化し、抵抗体ペーストとした。ビヒクルには、バイン
ダとしてアクリル系樹脂、溶剤としてトルエンおよびア
ルコールを用いた。
【0073】次に、下記の基板材料を混合し、これに前
記ビヒクルを加えて基板ペーストとした。
【0074】基板構成材料 ガラス(平均径1.9μm )60重量部SiO2  
 :52.2重量% Al2 O3 :11.4重量% B2 O3   :  3.9重量% SrO    :27.6重量% CaO    :  3.1重量% MgO    :  1.8重量% Al2 O3 (平均粒径3.5μm )40重量部

0075】この基板ペーストを用い、ドクターブレード
法により厚さ0.2mmの基板グリーンシートを作製し
た。この基板グリーンシートを焼成し、基板とした。
【0076】次に、基板上に、導体ペーストの層を形成
し、850℃で焼成した。さらに、基板上に前記抵抗体
ペーストを厚さ15μm に形成した後、850℃で1
0分間焼成し、厚膜抵抗体サンプルとした。厚膜抵抗体
は1.4mm×1.4mmの寸法であり、厚さは6μm
 であった。
【0077】各サンプルの抵抗値、ノイズおよびTCR
を、表1に示す。なお、ノイズは、Quan−Tech
 Model 315C Resistor Nois
e Test Setを用い、MIL−STD−202
Bに従って測定した。また、TCRは、cold TC
R(−50〜25℃)およびhot TCR (25〜
125℃)を測定した。
【0078】なお、比較のために、ボールミルによる混
合分散を行なわず、3本ロールにより導電粒子とバイン
ダガラス粒子とを混合分散してペーストを作製し、この
ペーストを用いて厚膜抵抗体サンプルを作製した(サン
プルNo. 6)。
【0079】
【表1】
【0080】表1に示される結果から本発明の効果が明
らかである。すなわち、バインダガラス粒子表面に導電
粒子が20個以上付着している本発明のペーストを用い
た厚膜抵抗体は、抵抗値が極めて低く、特に表1に示さ
れる本発明のサンプルでは、導電粒子の重量比と抵抗値
とが、図2に示されるA1−B1−C1−D1−E1線
よりも下側の領域の関係を満足している。また、表1に
示される本発明のサンプルはノイズが低く、導電粒子の
重量比とノイズとが、図3に示されるA2−B2−C2
−D2−E2線よりも下側の領域の関係を満足している
【0081】なお、導電粒子をPb2 Ru2 O7 
に替え、上記実施例と同様にして厚膜抵抗体を作製し、
ノイズを測定したところ、20個以上の導電粒子が直接
付着しているバインダガラス粒子を用いて作製したサン
プルでは、導電粒子の重量比とノイズとが、図3に示さ
れるA2−B2−C2−D2−E2線よりも下側の領域
の関係を満足するものであった。
【0082】
【発明の効果】本発明の抵抗体ペースト中では、バイン
ダガラス粒子表面に導電粒子が20個以上付着した極め
て良好な分散状態となっている。このような抵抗体ペー
ストを焼成して得られる厚膜抵抗体は、従来の厚膜抵抗
体に比べ導電粒子の含有率に対する抵抗値が著しく低く
なるので、導電粒子の使用量が少なくて済む。このため
、安価であり、また、熱膨張率を低温焼成基板のそれと
近似させることができる。また、導電粒子の分散が良好
なため、ノイズが著しく低い。さらに、抵抗値の温度係
数(TCR)が低い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の抵抗体ペースト中の導電粒子とバイン
ダガラス粒子との関係を模式的に示す端面図である。
【図2】厚膜抵抗体中の導電粒子の重量比と抵抗値との
関係を示すグラフである。
【図3】厚膜抵抗体中の導電粒子の重量比とノイズとの
関係を示すグラフである。
【図4】粒子構造を表わす図面代用写真であって、導電
粒子とバインダガラス粒子との関係を示す走査型電子顕
微鏡写真である。
【符号の説明】
1  バインダガラス粒子 2  導電粒子

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  導電粒子とバインダガラス粒子とを含
    有する抵抗体ペーストであって、前記バインダガラス粒
    子表面に前記導電粒子が20個以上直接付着しているこ
    とを特徴とする抵抗体ペースト。
  2. 【請求項2】  前記導電粒子の比表面積が30m2/
    g以上であり、前記バインダガラス粒子の平均径が5μ
    m 以下である請求項1に記載の抵抗体ペースト。
  3. 【請求項3】  前記導電粒子にH2 Oが付加されて
    おり、このH2 Oの付加量が導電粒子の30重量%以
    下である請求項1または2に記載の抵抗体ペースト。
  4. 【請求項4】  前記導電粒子が二酸化ルテニウムおよ
    び/またはルテニウム酸鉛を主成分とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の抵抗体ペースト。
  5. 【請求項5】  請求項1ないし4のいずれかに記載の
    抵抗体ペーストを製造する方法であって、導電粒子とバ
    インダガラス粒子とを、混合用媒体により混合分散して
    、バインダガラス粒子表面に導電粒子を付着させ、次い
    で、導電粒子が表面に付着したバインダガラス粒子をビ
    ヒクルと混合してペースト化する工程を有することを特
    徴とする抵抗体ペーストの製造方法。
  6. 【請求項6】  前記混合用媒体が直径5mm以下の球
    状である請求項5に記載の抵抗体ペーストの製造方法。
  7. 【請求項7】  前記混合用媒体がZrO2 、Al2
     O3 、SiO2 、SiCまたはSi3 N4 か
    ら構成される請求項5または6に記載の抵抗体ペースト
    の製造方法。
  8. 【請求項8】  二酸化ルテニウムを主成分とする導電
    粒子とバインダガラスとを含有する厚膜抵抗体であって
    、(導電粒子含有量)×100/(導電粒子含有量+バ
    インダガラス含有量)で表わされる導電粒子の重量比を
    X1[%](ただし、5≦X1≦30)とし、抵抗値を
    Y1[Ω/□]としたとき、導電粒子の重量比を横軸に
    、  抵抗値を縦軸にとったグラフにおいて、点(X1
    ,Y1)が、点A1(5,500000)、点B1(8
    ,20000)、点C1(14,2000)、点D1(
    20,400)および点E1(30,100)をこの順
    に結んで構成される線よりも下側に存在することを特徴
    とする厚膜抵抗体。
  9. 【請求項9】  二酸化ルテニウムおよび/またはルテ
    ニウム酸鉛を主成分とする導電粒子とガラスとを含有す
    る厚膜抵抗体であって、(導電粒子の含有量)×100
    /(導電粒子の含有量+バインダガラス含有量)で表わ
    される導電粒子の重量比をX2[%](ただし、0≦X
    2≦30)とし、ノイズをY2[dB]としたとき、導
    電粒子の重量比を横軸に、  ノイズを縦軸にとったグ
    ラフにおいて、点(X2,Y2)が、点A2(5,0)
    、点B2(8,−5)、点C2(14,−10)、点D
    2(20,−20)および点E2(30,−30)をこ
    の順に結んで構成される線よりも下側に存在することを
    特徴とする厚膜抵抗体。
  10. 【請求項10】  厚さが4μm 以上である請求項8
    または9に記載の厚膜抵抗体。
  11. 【請求項11】  請求項4に記載の抵抗体ペーストを
    焼成したものである請求項8ないし10のいずれかに記
    載の厚膜抵抗体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000045224A1 (fr) * 1999-01-29 2000-08-03 Taiyo Ink Manufacturing Co., Ltd. Composition photodurcissable electroconductrice et ecran a plasma presentant des electrodes formees par son utilisation
JP2009105263A (ja) * 2007-10-24 2009-05-14 Panasonic Corp 抵抗体ペースト及びその製造方法

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