JPH04289061A - レベリング装置 - Google Patents
レベリング装置Info
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- JPH04289061A JPH04289061A JP7682891A JP7682891A JPH04289061A JP H04289061 A JPH04289061 A JP H04289061A JP 7682891 A JP7682891 A JP 7682891A JP 7682891 A JP7682891 A JP 7682891A JP H04289061 A JPH04289061 A JP H04289061A
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- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 94
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 20
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 14
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Landscapes
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば表面粗さを測
定すべき被測定物や被加工物等を載置させ、且つそれら
の被測定面や被加工面の姿勢を三次元的に所望の姿勢と
させ得るレベリング装置に関する。特に、姿勢制御(傾
斜補正)すべき被載置物の測定や加工を高い精度でおこ
なうために、姿勢制御の前後で被載置物の位置が変化す
ることを極力抑えた姿勢制御が得られるレベリング装置
に関する。
定すべき被測定物や被加工物等を載置させ、且つそれら
の被測定面や被加工面の姿勢を三次元的に所望の姿勢と
させ得るレベリング装置に関する。特に、姿勢制御(傾
斜補正)すべき被載置物の測定や加工を高い精度でおこ
なうために、姿勢制御の前後で被載置物の位置が変化す
ることを極力抑えた姿勢制御が得られるレベリング装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】被載置物を載置する載置部材が基板に対
しての姿勢を所望の姿勢にならせ得る装置として、基板
と載置部材の間に、載置部材が基板に対して所望の姿勢
をとらせ得る支持手段を介在させてなるものが考えられ
る。ここで、支持手段の構成について考慮すると、部材
が少なく製造が簡便なものとして、載置部材を基板に対
して三点で支持させるものが考えられる。更に、姿勢制
御が簡便なものとして、載置部材を基板に対して支持す
る三点のうちの一点は基板と載置部材の間隔を一定距離
に保持して支持し、且つ残りの二点は基板と載置部材の
間隔を、互いに独立して可変で支持する構成のものが考
えられる。
しての姿勢を所望の姿勢にならせ得る装置として、基板
と載置部材の間に、載置部材が基板に対して所望の姿勢
をとらせ得る支持手段を介在させてなるものが考えられ
る。ここで、支持手段の構成について考慮すると、部材
が少なく製造が簡便なものとして、載置部材を基板に対
して三点で支持させるものが考えられる。更に、姿勢制
御が簡便なものとして、載置部材を基板に対して支持す
る三点のうちの一点は基板と載置部材の間隔を一定距離
に保持して支持し、且つ残りの二点は基板と載置部材の
間隔を、互いに独立して可変で支持する構成のものが考
えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】載置部材を基板に対し
て第一の支持部、第二の支持部及び第三の支持部の三つ
で支持し、第一の支持部は基板と載置部材の間隔を一定
距離に保持して支持し、且つ第二の支持部及び第三の支
持部は互いに独立で基板と載置部材の間隔を可変で支持
する構成としたレベリング装置では、第二の支持部及び
第三の支持部の支持状態を変え、基板と載置部材の間隔
を互いに異なる量だけ変えて支持させると、その支持状
態の変化の際に、第二の支持部又は第三の支持部のいず
れかが他方より、前記異なる量の差に相当して基板と載
置部材の間により多くの押圧力を与える。ところで、第
一の支持部は、基板と載置部材の間隔を一定に保たせる
ということより、ピローボールを備えて構成されるもの
が考えられる。そうして、ピローボールを備えてなる支
持部では、載置部材は、その支持部を中心に基板に対し
て全ての方向に回転可能となる。従って、載置部材が上
記の押圧力を受けると、第一の支持部が支持する基板側
部位と載置部材側部位を結ぶ線を軸線として、基板に対
して回転するということが生じる。そのために、載置部
材の基板に対する姿勢制御の前後において、載置部材上
の被載置物の位置が、例えば固定位置を保持している表
面粗さ計や工作機械等に対して変化してしまうという問
題が生じる。殊に、載置部材上の被載置物に施す測定や
加工が高い精度のものであればあるほど、問題は深刻と
なる。
て第一の支持部、第二の支持部及び第三の支持部の三つ
で支持し、第一の支持部は基板と載置部材の間隔を一定
距離に保持して支持し、且つ第二の支持部及び第三の支
持部は互いに独立で基板と載置部材の間隔を可変で支持
する構成としたレベリング装置では、第二の支持部及び
第三の支持部の支持状態を変え、基板と載置部材の間隔
を互いに異なる量だけ変えて支持させると、その支持状
態の変化の際に、第二の支持部又は第三の支持部のいず
れかが他方より、前記異なる量の差に相当して基板と載
置部材の間により多くの押圧力を与える。ところで、第
一の支持部は、基板と載置部材の間隔を一定に保たせる
ということより、ピローボールを備えて構成されるもの
が考えられる。そうして、ピローボールを備えてなる支
持部では、載置部材は、その支持部を中心に基板に対し
て全ての方向に回転可能となる。従って、載置部材が上
記の押圧力を受けると、第一の支持部が支持する基板側
部位と載置部材側部位を結ぶ線を軸線として、基板に対
して回転するということが生じる。そのために、載置部
材の基板に対する姿勢制御の前後において、載置部材上
の被載置物の位置が、例えば固定位置を保持している表
面粗さ計や工作機械等に対して変化してしまうという問
題が生じる。殊に、載置部材上の被載置物に施す測定や
加工が高い精度のものであればあるほど、問題は深刻と
なる。
【0004】この発明は、上記の事情に鑑みてなされた
ものであり、基板に対する載置部材の姿勢制御の前後に
おいて、基板に対して載置部材が、第一の支持部が支持
する基板側支持の部位と載置部材支持の部位を結ぶ線を
軸線として、回転することがないレベリング装置を提供
するものである。
ものであり、基板に対する載置部材の姿勢制御の前後に
おいて、基板に対して載置部材が、第一の支持部が支持
する基板側支持の部位と載置部材支持の部位を結ぶ線を
軸線として、回転することがないレベリング装置を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、基板と載置
部材の間に第一、第二及び第三の支持部を介在させ、載
置部材が基板に対して、第一の支持部が基板及び載置部
材を支持する二つの部位を結ぶ直線を軸線として回動し
ようとすると、その回動を阻止する規制手段を設けて構
成したレベリング装置である。
部材の間に第一、第二及び第三の支持部を介在させ、載
置部材が基板に対して、第一の支持部が基板及び載置部
材を支持する二つの部位を結ぶ直線を軸線として回動し
ようとすると、その回動を阻止する規制手段を設けて構
成したレベリング装置である。
【0006】その詳細な構成は、基板と、被載置物を載
置する載置部材と、それら基板と載置部材との間に介在
され、且つ基板と載置部材の間隔を一定距離に保持して
支持する支持部、及び基板と載置部材の間隔を、互いに
独立して可変で支持する第二及び第三の支持部からなり
、基板に対して載置部材を所望の姿勢で支持し得る支持
手段が備えられ、第二の支持部及び/又は第三の支持部
が基板と載置部材の間隔を変化させた際に、載置部材が
基板に対して、第一の支持部が基板及び載置部材を支持
する二つの部位を結ぶ直線を軸線として回動しようとす
ると、その回動を阻止する規制手段が備えられてなるレ
ベリング装置である。
置する載置部材と、それら基板と載置部材との間に介在
され、且つ基板と載置部材の間隔を一定距離に保持して
支持する支持部、及び基板と載置部材の間隔を、互いに
独立して可変で支持する第二及び第三の支持部からなり
、基板に対して載置部材を所望の姿勢で支持し得る支持
手段が備えられ、第二の支持部及び/又は第三の支持部
が基板と載置部材の間隔を変化させた際に、載置部材が
基板に対して、第一の支持部が基板及び載置部材を支持
する二つの部位を結ぶ直線を軸線として回動しようとす
ると、その回動を阻止する規制手段が備えられてなるレ
ベリング装置である。
【0007】
【作用】第二の支持部と第三の支持部が支持状態を変え
、基板と載置部材の間隔を互いに異なる量だけ変えて支
持すると、その間隔の変化の際に、異なる間隔の量に相
当する力が基板と載置部材の間に働く。基板と載置部材
はその力を受けると、基板と載置部材を第一の支持部が
支持する二つの部位を結ぶ直線を軸線として相対的に回
動しようとするが、規制手段がその回動を規制する。
、基板と載置部材の間隔を互いに異なる量だけ変えて支
持すると、その間隔の変化の際に、異なる間隔の量に相
当する力が基板と載置部材の間に働く。基板と載置部材
はその力を受けると、基板と載置部材を第一の支持部が
支持する二つの部位を結ぶ直線を軸線として相対的に回
動しようとするが、規制手段がその回動を規制する。
【0008】
【実施例】この発明を、図1〜図13に示す実施例に基
づき詳述する。しかし、この実施例によって、この発明
が限定されるものではない。レベリング装置1は図1〜
図7に示すように、基板2と、載置部材3と、支持手段
と、可変手段4及び5と、制御手段6が備えられている
。載置部材3は、被測定物である被載置物を載置するも
のである。
づき詳述する。しかし、この実施例によって、この発明
が限定されるものではない。レベリング装置1は図1〜
図7に示すように、基板2と、載置部材3と、支持手段
と、可変手段4及び5と、制御手段6が備えられている
。載置部材3は、被測定物である被載置物を載置するも
のである。
【0009】支持手段は、三つの支持部7,8及び9か
らなり、載置部材3が基板2に対して所望の姿勢を得る
ように支持するものである。支持部7は、所謂ピローボ
ールを含んで構成されている。つまり、支持部7は図1
、図2、図3及び図5に示すように、丸棒10と、丸棒
10の上部に固定されているボール11と、ボール11
を全ての方向に回転可能に嵌合支持するピローブロック
12と、ピローブロック12を保持する保持部材13か
ら主に構成されている。そうして、保持部材13は載置
部材3の下面にビスによって取付け固定され、丸棒10
は基板2の上面にビスによって取付け固定されている。 支持部7はこの構成により、基板2と載置部材3の間隔
を一定に保持し、且つ載置部材3が基板2に対していか
なる姿勢をもとり得るように、載置部材3を基板2に対
して支持するものである。
らなり、載置部材3が基板2に対して所望の姿勢を得る
ように支持するものである。支持部7は、所謂ピローボ
ールを含んで構成されている。つまり、支持部7は図1
、図2、図3及び図5に示すように、丸棒10と、丸棒
10の上部に固定されているボール11と、ボール11
を全ての方向に回転可能に嵌合支持するピローブロック
12と、ピローブロック12を保持する保持部材13か
ら主に構成されている。そうして、保持部材13は載置
部材3の下面にビスによって取付け固定され、丸棒10
は基板2の上面にビスによって取付け固定されている。 支持部7はこの構成により、基板2と載置部材3の間隔
を一定に保持し、且つ載置部材3が基板2に対していか
なる姿勢をもとり得るように、載置部材3を基板2に対
して支持するものである。
【0010】支持部8は図1、図2及び図3に示すよう
に、球面コロ19と、球面コロ19を回動可能に枢支す
る枢支体20と、球面コロ19が回動可能で係合するス
ライダ21から主に構成されている。そうして、枢支体
20は載置部材3の下面に取付け固定され、スライダ2
1は矢印C方向に移動可能で基板2の上面に配設されて
いる。又、スライダ21の上部は平面14となっていて
、球面コロ21は平面14に載置回動の係合をおこなう
。更に、スライダ21は、その底面に対して球面コロ1
9の係合する平面14が15゜の角度で傾斜されている
。支持部8はこの構成により、基板2と載置部材3の間
隔を可変として、つまり載置部材3を、基板2に対して
矢印D方向に変位可能に支持するものである。
に、球面コロ19と、球面コロ19を回動可能に枢支す
る枢支体20と、球面コロ19が回動可能で係合するス
ライダ21から主に構成されている。そうして、枢支体
20は載置部材3の下面に取付け固定され、スライダ2
1は矢印C方向に移動可能で基板2の上面に配設されて
いる。又、スライダ21の上部は平面14となっていて
、球面コロ21は平面14に載置回動の係合をおこなう
。更に、スライダ21は、その底面に対して球面コロ1
9の係合する平面14が15゜の角度で傾斜されている
。支持部8はこの構成により、基板2と載置部材3の間
隔を可変として、つまり載置部材3を、基板2に対して
矢印D方向に変位可能に支持するものである。
【0011】支持部9は図1、図2及び図4に示すよう
に、球面コロ22と、球面コロ22を回動可能に枢支す
る枢支体23と、球面コロ22が回動可能で係合するス
ライダ24から主に構成されている。そうして、枢支体
23は載置部材3の下面に取付け固定され、スライダ2
4は矢印C方向に移動可能で基板2の上面に配設されて
いる。又、スライダ24の上部には溝部15が備えられ
、球面コロ22は溝部15に回動可能に嵌合されている
。更に、スライダ24は、その底面に対して球面コロ2
2の係合する溝部15の面が15゜の角度で傾斜されて
いる。支持部9はこの構成により、基板2と載置部材3
の間隔を可変として、つまり載置部材3を、基板2に対
して矢印D方向に変位可能に支持するものである。
に、球面コロ22と、球面コロ22を回動可能に枢支す
る枢支体23と、球面コロ22が回動可能で係合するス
ライダ24から主に構成されている。そうして、枢支体
23は載置部材3の下面に取付け固定され、スライダ2
4は矢印C方向に移動可能で基板2の上面に配設されて
いる。又、スライダ24の上部には溝部15が備えられ
、球面コロ22は溝部15に回動可能に嵌合されている
。更に、スライダ24は、その底面に対して球面コロ2
2の係合する溝部15の面が15゜の角度で傾斜されて
いる。支持部9はこの構成により、基板2と載置部材3
の間隔を可変として、つまり載置部材3を、基板2に対
して矢印D方向に変位可能に支持するものである。
【0012】尚、三つの支持部7、8及び9は、支持部
7を頂点とした二等辺三角形の形状が形成されるように
配置されている。そうして、底辺の長さ、つまり二つの
支持部8及び9の距離は2lであって、高さつまり、支
持部7から、二つの支持部8及び9を結ぶ線分までの距
離も2lになっている。
7を頂点とした二等辺三角形の形状が形成されるように
配置されている。そうして、底辺の長さ、つまり二つの
支持部8及び9の距離は2lであって、高さつまり、支
持部7から、二つの支持部8及び9を結ぶ線分までの距
離も2lになっている。
【0013】可変手段4は図1、図2及び図3に示すよ
うに、出力手段であるモータ25と、ネジ棒26と、モ
ータ25の出力軸27とネジ棒26を連結するジョイン
ト28と、ブッシュ29から主に構成されている。そう
して、モータ25は基板2に固定されていると共に、ブ
ッシュ29はネジ棒26と螺合され且つスライダ21に
固定されている。可変手段4はこの構成により、モータ
25を出力させるとスライダ21が矢印C方向にスライ
ドし、このスライダ21のスライドにより枢支体20が
上下方向である矢印D方向に移動し、結果的に支持部8
が支持する基板2の部位と載置部材3の部位との距離を
変えるものである。
うに、出力手段であるモータ25と、ネジ棒26と、モ
ータ25の出力軸27とネジ棒26を連結するジョイン
ト28と、ブッシュ29から主に構成されている。そう
して、モータ25は基板2に固定されていると共に、ブ
ッシュ29はネジ棒26と螺合され且つスライダ21に
固定されている。可変手段4はこの構成により、モータ
25を出力させるとスライダ21が矢印C方向にスライ
ドし、このスライダ21のスライドにより枢支体20が
上下方向である矢印D方向に移動し、結果的に支持部8
が支持する基板2の部位と載置部材3の部位との距離を
変えるものである。
【0014】可変手段5は図1、図2及び図4に示すよ
うに、出力手段であるモータ30と、ネジ棒31と、モ
ータ30の出力軸32とネジ棒31を連結するジョイン
ト33と、ブッシュ34から主に構成されている。そう
して、モータ30は基板2に固定されていると共に、ブ
ッシュ34はネジ棒31と螺合され且つスライダ24に
固定されている。可変手段5はこの構成により、モータ
30を出力させるとスライダ24が矢印C方向にスライ
ドし、このスライダ24のスライドにより枢支体23が
上下方向である矢印D方向に移動し、結果的に支持部9
が支持する基板2の部位と載置部材3の部位との距離を
変えるものである。
うに、出力手段であるモータ30と、ネジ棒31と、モ
ータ30の出力軸32とネジ棒31を連結するジョイン
ト33と、ブッシュ34から主に構成されている。そう
して、モータ30は基板2に固定されていると共に、ブ
ッシュ34はネジ棒31と螺合され且つスライダ24に
固定されている。可変手段5はこの構成により、モータ
30を出力させるとスライダ24が矢印C方向にスライ
ドし、このスライダ24のスライドにより枢支体23が
上下方向である矢印D方向に移動し、結果的に支持部9
が支持する基板2の部位と載置部材3の部位との距離を
変えるものである。
【0015】尚、モータ25及び30は共に、それぞれ
1000ステップで一回転するステップモータである。 又、ネジ棒26及び31は共に、一回転によってそれぞ
れブッシュ29及び34が矢印C方向に0.5mmだけ
移動するようにネジのピッチが決められている。
1000ステップで一回転するステップモータである。 又、ネジ棒26及び31は共に、一回転によってそれぞ
れブッシュ29及び34が矢印C方向に0.5mmだけ
移動するようにネジのピッチが決められている。
【0016】制御手段6は図6に示すように、モータ2
5を所望通りに出力させるためのモータドライバ49及
びモータ25のコントローラ50と、モータ30を所望
通りに出力させるためのモータドライバ51及びモータ
30のコントローラ52と、モータ25及び30の出力
量を求めるためのモータ25,30の出力量演算部53
と、検出部36からのデータを記憶するデータメモリ5
4と、載置部材3の平均傾斜角を演算する平均傾斜角演
算部55と、システムコントローラ56を備えて構成さ
れている。制御手段6は、載置部材3の基板2に対する
姿勢が検出され、更に所望の姿勢が決められると、検出
の姿勢を所望の姿勢とするための信号を可変手段4と可
変手段5にそれぞれ出力するものである。尚、制御手段
6の詳細な作動は、レベリング装置1の使用の説明にお
いて後述する。
5を所望通りに出力させるためのモータドライバ49及
びモータ25のコントローラ50と、モータ30を所望
通りに出力させるためのモータドライバ51及びモータ
30のコントローラ52と、モータ25及び30の出力
量を求めるためのモータ25,30の出力量演算部53
と、検出部36からのデータを記憶するデータメモリ5
4と、載置部材3の平均傾斜角を演算する平均傾斜角演
算部55と、システムコントローラ56を備えて構成さ
れている。制御手段6は、載置部材3の基板2に対する
姿勢が検出され、更に所望の姿勢が決められると、検出
の姿勢を所望の姿勢とするための信号を可変手段4と可
変手段5にそれぞれ出力するものである。尚、制御手段
6の詳細な作動は、レベリング装置1の使用の説明にお
いて後述する。
【0017】更に、レベリング装置1は、支持部8及び
/又は支持部9が基板2と載置部材3の間隔を変化させ
た際に、その変化によって載置部材3が基板2に対し、
支持部7が基板2及び載置部材3を支持する二つの部位
を結ぶ直線を軸線として回動しようとすると(矢印E方
向)、その回動を阻止する規制手段63が設けられてい
る。規制手段63は図1、図2及び図4に示すように、
スライダ24の上部に形成された溝部15と球面コロ2
2から構成されている。レベリング装置1は、上述した
ように構成されている。以下において、作動順序の概略
を示すフローチャート(図8)及び作動順序を示すフロ
ーチャート(図9〜図12)を用いて、表面粗さ計35
と共に用いる場合のレベリング装置1の使用を説明する
。
/又は支持部9が基板2と載置部材3の間隔を変化させ
た際に、その変化によって載置部材3が基板2に対し、
支持部7が基板2及び載置部材3を支持する二つの部位
を結ぶ直線を軸線として回動しようとすると(矢印E方
向)、その回動を阻止する規制手段63が設けられてい
る。規制手段63は図1、図2及び図4に示すように、
スライダ24の上部に形成された溝部15と球面コロ2
2から構成されている。レベリング装置1は、上述した
ように構成されている。以下において、作動順序の概略
を示すフローチャート(図8)及び作動順序を示すフロ
ーチャート(図9〜図12)を用いて、表面粗さ計35
と共に用いる場合のレベリング装置1の使用を説明する
。
【0018】ところで、レベリング装置1に載置した被
測定物48の傾斜(姿勢)の測定は、表面粗さ計35を
用いることによっておこなうものである。つまり詳しく
は、表面粗さ計35によって被測定物48の被測定面(
上面)に相異なる少なくとも二回以上の走査を行なって
表面粗さの測定をおこない、走査におけるある点の三次
元の相対座標を求める。この座標測定によって得られた
複数個のデータに基づいて平均面を求め、この求めた平
均面を前記被測定物48の被測定面の平面とみなす(図
8の「平均面の計算」)。そうして、この平面が、被測
定物48の矢印Y方向の移動に拘らず検出部36の走査
方向に対して平行となるように、レベリング装置1を作
動させて被測定物48の傾斜補正(姿勢制御)をおこな
うのである。
測定物48の傾斜(姿勢)の測定は、表面粗さ計35を
用いることによっておこなうものである。つまり詳しく
は、表面粗さ計35によって被測定物48の被測定面(
上面)に相異なる少なくとも二回以上の走査を行なって
表面粗さの測定をおこない、走査におけるある点の三次
元の相対座標を求める。この座標測定によって得られた
複数個のデータに基づいて平均面を求め、この求めた平
均面を前記被測定物48の被測定面の平面とみなす(図
8の「平均面の計算」)。そうして、この平面が、被測
定物48の矢印Y方向の移動に拘らず検出部36の走査
方向に対して平行となるように、レベリング装置1を作
動させて被測定物48の傾斜補正(姿勢制御)をおこな
うのである。
【0019】尚、二次元についてのみの傾斜補正を求め
る場合には、表面粗さ計35を被測定物48に対して唯
一度だけ走査させて表面粗さの測定を一度おこない、こ
の測定の結果に基づいて回帰直線を求め、その回帰直線
を検出部36の走査方向と平行になるようにレベリング
装置1を作動させることで達成する(図8の「自動で傾
斜補正(姿勢制御)させるために、操作・表示パネル4
2で必要な測定条件を設定する」において、n=1とし
た場合)。又、傾斜補正(姿勢制御)のための表面粗さ
測定では、検出部36から送られて来るそのままのデー
タ、つまり被測定物48の表面粗さを示す断面曲線その
ものを表すもの、いわゆる生のデータを用いており、例
えばうねり成分を除去するためのフィルタ等を介して得
られるデータは用いていない。
る場合には、表面粗さ計35を被測定物48に対して唯
一度だけ走査させて表面粗さの測定を一度おこない、こ
の測定の結果に基づいて回帰直線を求め、その回帰直線
を検出部36の走査方向と平行になるようにレベリング
装置1を作動させることで達成する(図8の「自動で傾
斜補正(姿勢制御)させるために、操作・表示パネル4
2で必要な測定条件を設定する」において、n=1とし
た場合)。又、傾斜補正(姿勢制御)のための表面粗さ
測定では、検出部36から送られて来るそのままのデー
タ、つまり被測定物48の表面粗さを示す断面曲線その
ものを表すもの、いわゆる生のデータを用いており、例
えばうねり成分を除去するためのフィルタ等を介して得
られるデータは用いていない。
【0020】表面粗さ計35は図7に示すように、スタ
イラス(図示省略)が設けられてなる検出部36と、モ
ータ37が設けられ、検出部36を保持して矢印X方向
に走査させる走査部38と、モータ39が設けられ、走
査部38を支柱40に沿って上下方向、つまり矢印Z方
向にスライドさせるスライド部41が備えられている。 表面粗さ計35のベース44の前面は、操作・表示パネ
ル42になっている。
イラス(図示省略)が設けられてなる検出部36と、モ
ータ37が設けられ、検出部36を保持して矢印X方向
に走査させる走査部38と、モータ39が設けられ、走
査部38を支柱40に沿って上下方向、つまり矢印Z方
向にスライドさせるスライド部41が備えられている。 表面粗さ計35のベース44の前面は、操作・表示パネ
ル42になっている。
【0021】レベリング装置1を、表面粗さ計35のベ
ース44上のスライド装置43のスライダ46に載置す
る。尚、スライド装置43は、モータ45が設けられ、
スライダ46が本体47に対して矢印Y方向にスライド
するように構成されている。又、システムコントローラ
56と、モータ37、モータ39及びモータ45の間に
はそれぞれモータドライバ57と矢印X方向コントロー
ラ58、モータドライバ59と矢印Z方向コントローラ
60及びモータドライバ61と矢印Y方向コントローラ
62が介在されている。
ース44上のスライド装置43のスライダ46に載置す
る。尚、スライド装置43は、モータ45が設けられ、
スライダ46が本体47に対して矢印Y方向にスライド
するように構成されている。又、システムコントローラ
56と、モータ37、モータ39及びモータ45の間に
はそれぞれモータドライバ57と矢印X方向コントロー
ラ58、モータドライバ59と矢印Z方向コントローラ
60及びモータドライバ61と矢印Y方向コントローラ
62が介在されている。
【0022】ここで、スライド装置43は、表面粗さ計
35の検出部36の走査方向とスライダ46の移動方向
が直交となるように、配置する。次に、レベリング装置
1の載置部材3に被測定物48を載置して、検出部36
のスタイラスの移動方向に対して被測定物48の被測定
面、つまり上面が平行になるように、レベリング装置1
を作動させる。
35の検出部36の走査方向とスライダ46の移動方向
が直交となるように、配置する。次に、レベリング装置
1の載置部材3に被測定物48を載置して、検出部36
のスタイラスの移動方向に対して被測定物48の被測定
面、つまり上面が平行になるように、レベリング装置1
を作動させる。
【0023】レベリング装置1は、操作・表示パネル4
2を操作して、まず測定者が表面粗さ計35の使用の諸
条件、つまり測定レンジの設定、サンプリングレングス
の設定、測定長さの設定、走査間隔の設定といった測定
条件の設定をおこなう。続いて、走査・表示パネル42
を操作してオートレベリング選択キーをONにする。
2を操作して、まず測定者が表面粗さ計35の使用の諸
条件、つまり測定レンジの設定、サンプリングレングス
の設定、測定長さの設定、走査間隔の設定といった測定
条件の設定をおこなう。続いて、走査・表示パネル42
を操作してオートレベリング選択キーをONにする。
【0024】更に続いて、自動で被測定物48を載置し
ている載置部材3の傾斜補正(姿勢制御)をおこなわせ
るための測定条件の設定をおこなう。走査部38が作動
して検出部36が被測定物48の表面粗さを走査検出し
、スライド装置43が作動して走査間隔Dyによって決
まる距離だけ被測定物48を矢印Y方向にスライドさせ
た後に表面粗さの走査検出をおこなうという走査の回数
nを、測定者が設定する。この回数nの設定により、シ
ステムコントローラ56から矢印Y方向コントローラ6
2に、モータ45を(n−1)回だけ出力させるための
信号が送られる。勿論、走査の回数nが多いほどデータ
がより多くなり、より的確なレベリングをおこなうこと
ができる。ここで、矢印Y方向のサンプリング間隔Δy
が決定される。
ている載置部材3の傾斜補正(姿勢制御)をおこなわせ
るための測定条件の設定をおこなう。走査部38が作動
して検出部36が被測定物48の表面粗さを走査検出し
、スライド装置43が作動して走査間隔Dyによって決
まる距離だけ被測定物48を矢印Y方向にスライドさせ
た後に表面粗さの走査検出をおこなうという走査の回数
nを、測定者が設定する。この回数nの設定により、シ
ステムコントローラ56から矢印Y方向コントローラ6
2に、モータ45を(n−1)回だけ出力させるための
信号が送られる。勿論、走査の回数nが多いほどデータ
がより多くなり、より的確なレベリングをおこなうこと
ができる。ここで、矢印Y方向のサンプリング間隔Δy
が決定される。
【0025】ここで、スタートキーをONにし、予備測
定を開始する。この予備測定の開始によって、システム
コントローラ56から矢印X方向コントローラ58に、
モータ37の出力、つまり走査部38を作動させるため
の信号が送られると共に、検出部36から制御手段6の
データ・メモリ54に検出データが送られる状態になる
。よって、表面粗さ計35の走査部38及び検出部36
が作動し、データ・メモリ54は距離Lxの範囲で離散
データを取入れる。データの取入れは、被測定物48が
測定可能な範囲内にあることを確保して、n回の走査検
出でおこなわれる。
定を開始する。この予備測定の開始によって、システム
コントローラ56から矢印X方向コントローラ58に、
モータ37の出力、つまり走査部38を作動させるため
の信号が送られると共に、検出部36から制御手段6の
データ・メモリ54に検出データが送られる状態になる
。よって、表面粗さ計35の走査部38及び検出部36
が作動し、データ・メモリ54は距離Lxの範囲で離散
データを取入れる。データの取入れは、被測定物48が
測定可能な範囲内にあることを確保して、n回の走査検
出でおこなわれる。
【0026】尚、この走査検出の際、スライド装置43
は(n−1)回のスライド作動をおこなうが、検出部3
6の矢印Y方向の位置j、及び次回の走査検出までの矢
印Y方向の移動距離Dyは、図10のフローチャートに
示す等式で与えられるものである。又、前記測定可能な
範囲を越える場合、つまりオーバーレンジ状態が生じた
り、スライド装置43のリミットを越える場合には、予
備測定を中断して新たな予備測定をやり直す。
は(n−1)回のスライド作動をおこなうが、検出部3
6の矢印Y方向の位置j、及び次回の走査検出までの矢
印Y方向の移動距離Dyは、図10のフローチャートに
示す等式で与えられるものである。又、前記測定可能な
範囲を越える場合、つまりオーバーレンジ状態が生じた
り、スライド装置43のリミットを越える場合には、予
備測定を中断して新たな予備測定をやり直す。
【0027】以上の予備測定により、座標測定から得ら
れた複数個のデータに基づいて平均面を求める。ここで
求めた平均面を、被測定物48の被測定面の平面とみな
すのである。尚、平均面はZ=a+bX+cYと置いて
、ここから定数bとcを求める。そうして、この定数b
とcから、平均面の矢印Z方向に対する矢印X方向及び
矢印Y方向の傾き成分を求めるのである。つまり、平均
面Zの方向余弦ベクトルの矢印X方向の成分λ及び矢印
Y方向の成分μを求める。制御手段6のデータ・メモリ
54に蓄えられたデータは、システムコントローラ56
の作動によって平均傾斜角演算部55に送られ、平均面
の傾斜角が求められる。ここで、平均面の矢印Z方向に
対する矢印X方向及び矢印Y方向の傾き成分が求まるの
である。
れた複数個のデータに基づいて平均面を求める。ここで
求めた平均面を、被測定物48の被測定面の平面とみな
すのである。尚、平均面はZ=a+bX+cYと置いて
、ここから定数bとcを求める。そうして、この定数b
とcから、平均面の矢印Z方向に対する矢印X方向及び
矢印Y方向の傾き成分を求めるのである。つまり、平均
面Zの方向余弦ベクトルの矢印X方向の成分λ及び矢印
Y方向の成分μを求める。制御手段6のデータ・メモリ
54に蓄えられたデータは、システムコントローラ56
の作動によって平均傾斜角演算部55に送られ、平均面
の傾斜角が求められる。ここで、平均面の矢印Z方向に
対する矢印X方向及び矢印Y方向の傾き成分が求まるの
である。
【0028】ここで、システムコントローラ56は、モ
ータ25,30の出力量演算部53に可変手段のモータ
25及び30の出力の量を演算させる信号を送り、自動
機能の場合(図9で「h=0」の場合)は更にモータ3
9が出力してスライド部41が作動し検出部36を被測
定物48から10mmだけ持上がらせるための信号を矢
印Z方向コントローラ60に送り、検出部36は矢印Z
方向に10mmだけ上昇する。
ータ25,30の出力量演算部53に可変手段のモータ
25及び30の出力の量を演算させる信号を送り、自動
機能の場合(図9で「h=0」の場合)は更にモータ3
9が出力してスライド部41が作動し検出部36を被測
定物48から10mmだけ持上がらせるための信号を矢
印Z方向コントローラ60に送り、検出部36は矢印Z
方向に10mmだけ上昇する。
【0029】ここで、レベリング装置1のレベリング機
能が働き、被測定物48の被測定面の傾斜補正(姿勢制
御)が実行される。モータ25,30の出力量演算部5
3の演算によって得られた結果に基づき、システムコン
トローラ56はモータ25のコントローラ50及びモー
タ30のコントローラ52にモータ25及びモータ30
をそれぞれ所定量ずつ出力させるための信号を送る。
能が働き、被測定物48の被測定面の傾斜補正(姿勢制
御)が実行される。モータ25,30の出力量演算部5
3の演算によって得られた結果に基づき、システムコン
トローラ56はモータ25のコントローラ50及びモー
タ30のコントローラ52にモータ25及びモータ30
をそれぞれ所定量ずつ出力させるための信号を送る。
【0030】モータ25及びモータ30の出力によって
、可変手段4及び可変手段5がそれぞれ作動する。つま
り、可変手段4ではスライダ21が、可変手段5ではス
ライダ24がそれぞれ矢印C方向に所定距離だけスライ
ドし、このスライドにより、スライダ21に係合してい
る球面コロ19及びスライダ24に係合している球面コ
ロ22はそれぞれ所定量づつ矢印D方向に移動し、支持
部8の支持している基板2と載置部材3の間の距離及び
支持部9の支持している基板2と載置部材3の間の距離
が変化する。他方、支持部7が支持している基板2と載
置部材3の間の距離は変わらず、一定を保ち続ける。 これら三つの支持部7、8及び9の支持状態の決定によ
って、基板2に対する載置部材3の傾斜補正(姿勢制御
)がなされ、結果的に被測定物48の被測定面の傾斜補
正(姿勢制御)がおこなわれることになる。
、可変手段4及び可変手段5がそれぞれ作動する。つま
り、可変手段4ではスライダ21が、可変手段5ではス
ライダ24がそれぞれ矢印C方向に所定距離だけスライ
ドし、このスライドにより、スライダ21に係合してい
る球面コロ19及びスライダ24に係合している球面コ
ロ22はそれぞれ所定量づつ矢印D方向に移動し、支持
部8の支持している基板2と載置部材3の間の距離及び
支持部9の支持している基板2と載置部材3の間の距離
が変化する。他方、支持部7が支持している基板2と載
置部材3の間の距離は変わらず、一定を保ち続ける。 これら三つの支持部7、8及び9の支持状態の決定によ
って、基板2に対する載置部材3の傾斜補正(姿勢制御
)がなされ、結果的に被測定物48の被測定面の傾斜補
正(姿勢制御)がおこなわれることになる。
【0031】載置部材3がリミット内にある場合におい
て、上記傾斜補正(姿勢制御)で得られた補正の程度が
測定者の望むほどになるように傾斜補正(姿勢制御)を
繰返して、被測定物48が所望の姿勢である状態を得る
。測定者は、所望の姿勢となった被測定物48に対し、
表面粗さ計35を用いて表面粗さ測定をおこなうことが
できる。
て、上記傾斜補正(姿勢制御)で得られた補正の程度が
測定者の望むほどになるように傾斜補正(姿勢制御)を
繰返して、被測定物48が所望の姿勢である状態を得る
。測定者は、所望の姿勢となった被測定物48に対し、
表面粗さ計35を用いて表面粗さ測定をおこなうことが
できる。
【0032】上述のレベリング装置1の作動において、
可変手段4と可変手段5を互いに異なった量だけ出力さ
せると、それぞれの出力に対応した量の力を、支持部8
と支持部9は基板2と載置部材3に働かせ、基板2に対
して載置部材3をそれぞれの力に対応して矢印D方向に
移動させる。支持部7ではこの矢印D方向の移動によっ
て、基板2の側であるボール11に対して載置部材3の
側であるピローブロック12が、矢印E方向の回動の軸
線と直交する二つの直線をそれぞれの軸線として回動す
る(矢印A方向及び矢印B方向)。この回動によって、
載置部材3は基板2に対して所望の姿勢を取らせること
ができる。
可変手段4と可変手段5を互いに異なった量だけ出力さ
せると、それぞれの出力に対応した量の力を、支持部8
と支持部9は基板2と載置部材3に働かせ、基板2に対
して載置部材3をそれぞれの力に対応して矢印D方向に
移動させる。支持部7ではこの矢印D方向の移動によっ
て、基板2の側であるボール11に対して載置部材3の
側であるピローブロック12が、矢印E方向の回動の軸
線と直交する二つの直線をそれぞれの軸線として回動す
る(矢印A方向及び矢印B方向)。この回動によって、
載置部材3は基板2に対して所望の姿勢を取らせること
ができる。
【0033】ここで、可変手段4と可変手段5の出力が
異なる場合に、その異なった力の量の差によって生じる
力について考えると、この力はボール11とピローブロ
ック12に作用する。この力の作用で、ボール11とピ
ローブロック12の間で矢印E方向に相対的に回動しよ
うとすると、基板2と載置部材3の間で矢印E方向の相
対的な回動を生じさせることになる。しかし、基板2側
にはスライダ24が保持され且つ載置部材3側には球面
コロ22が枢支されていることより、上記の相対的な回
動をおこなおうとすると、球面コロ22とスライダ24
の溝部15の間で押圧力が作用し、回動することを規制
する。従って、基板2に対して載置部材3が矢印E方向
に回動することはなく、矢印A方向及び矢印B方向にの
み回動する。よって、基板2に対して載置部材3が傾斜
補正(姿勢制御)をおこなっても、載置部材3に載置さ
せている被測定物48が表面粗さ計35に対して姿勢制
御以外の位置変化を生じさせるといった問題はない。
異なる場合に、その異なった力の量の差によって生じる
力について考えると、この力はボール11とピローブロ
ック12に作用する。この力の作用で、ボール11とピ
ローブロック12の間で矢印E方向に相対的に回動しよ
うとすると、基板2と載置部材3の間で矢印E方向の相
対的な回動を生じさせることになる。しかし、基板2側
にはスライダ24が保持され且つ載置部材3側には球面
コロ22が枢支されていることより、上記の相対的な回
動をおこなおうとすると、球面コロ22とスライダ24
の溝部15の間で押圧力が作用し、回動することを規制
する。従って、基板2に対して載置部材3が矢印E方向
に回動することはなく、矢印A方向及び矢印B方向にの
み回動する。よって、基板2に対して載置部材3が傾斜
補正(姿勢制御)をおこなっても、載置部材3に載置さ
せている被測定物48が表面粗さ計35に対して姿勢制
御以外の位置変化を生じさせるといった問題はない。
【0034】以下において、図13を用いてこの発明の
他の実施例を説明する。レベリング装置1aは、上述の
レベリング装置1と比べて規制手段の構成のみが異なっ
ているが、他については全て同じである。
他の実施例を説明する。レベリング装置1aは、上述の
レベリング装置1と比べて規制手段の構成のみが異なっ
ているが、他については全て同じである。
【0035】レベリング装置1aの規制手段63aは、
規制部材64aと押圧部材65aを備えて構成されてい
る。規制部材64aは、規制作用を行なうための縦方向
に伸びる、断面がV次形状の溝部15aが形成されてい
る。規制部材64aは、基板2aに固定されている。押
圧部材65aは先端が球体66aであって、規制部材6
4aの溝部15aと当接係合するものである。押圧部材
65aは、載置部材3に形成したアリ溝67aに嵌合さ
れ、且つコイルばね68aの押圧力によって、矢印Fa
方向にスライド可能に付勢されている。
規制部材64aと押圧部材65aを備えて構成されてい
る。規制部材64aは、規制作用を行なうための縦方向
に伸びる、断面がV次形状の溝部15aが形成されてい
る。規制部材64aは、基板2aに固定されている。押
圧部材65aは先端が球体66aであって、規制部材6
4aの溝部15aと当接係合するものである。押圧部材
65aは、載置部材3に形成したアリ溝67aに嵌合さ
れ、且つコイルばね68aの押圧力によって、矢印Fa
方向にスライド可能に付勢されている。
【0036】可変手段4a及び5aが作動してそれぞれ
基板2a及び載置部材3aの間隔を変えるように、支持
部8a,9aが基板2aと載置部材3aの支持状態を変
化させた際に、基板2aに対して載置部材3aが矢印E
a方向に回動しようとする場合がある。この回動は、支
持部7aを中心とした矢印Ea方向のものであるが、押
圧部材65aの球体66aが規制部材64aの溝部15
aを矢印Ea方向に押圧して基板2aに対して載置部材
3aが矢印Ea方向に回動することを規制し、基板2a
と載置部材3aが矢印Ea方向に相対的に回動するとい
うことは起こらない。尚、レベリング装置1では支持手
段9に唯一の規制手段63が設けられているが、支持手
段8にもう一つの規制手段を設けた構成であってもよい
。
基板2a及び載置部材3aの間隔を変えるように、支持
部8a,9aが基板2aと載置部材3aの支持状態を変
化させた際に、基板2aに対して載置部材3aが矢印E
a方向に回動しようとする場合がある。この回動は、支
持部7aを中心とした矢印Ea方向のものであるが、押
圧部材65aの球体66aが規制部材64aの溝部15
aを矢印Ea方向に押圧して基板2aに対して載置部材
3aが矢印Ea方向に回動することを規制し、基板2a
と載置部材3aが矢印Ea方向に相対的に回動するとい
うことは起こらない。尚、レベリング装置1では支持手
段9に唯一の規制手段63が設けられているが、支持手
段8にもう一つの規制手段を設けた構成であってもよい
。
【0037】レベリング装置1aでは、基板2aに対し
て載置部材3aが姿勢(傾斜)を変えると、押圧部材6
5aの球体66aが規制部材64aの溝部15aに対し
てスライドする構成になっている。球体66aの替りに
球面コロを用いることによって、ころがり係合する構成
とすることができる。
て載置部材3aが姿勢(傾斜)を変えると、押圧部材6
5aの球体66aが規制部材64aの溝部15aに対し
てスライドする構成になっている。球体66aの替りに
球面コロを用いることによって、ころがり係合する構成
とすることができる。
【0038】
【発明の効果】この発明は、基板と載置部材の間に三つ
の支持部を配設し、且つ載置部材が基板に対して、第一
の支持部が基板及び載置部材を支持する二つの部位を結
ぶ直線を軸線として回動しようとすると、その回動を阻
止する規制手段を設けて構成したことにより、基板に対
して載置部材の傾斜補正(姿勢制御)を行なった場合に
その傾斜補正の前後で支持部が支持する基板と載置部材
の二つの部位を結ぶ線分を軸として基板と載置部材が相
対的に回動することがなく、載置部材上の被載置物が基
板と平行な面上で回転することのないレベリング装置で
ある。
の支持部を配設し、且つ載置部材が基板に対して、第一
の支持部が基板及び載置部材を支持する二つの部位を結
ぶ直線を軸線として回動しようとすると、その回動を阻
止する規制手段を設けて構成したことにより、基板に対
して載置部材の傾斜補正(姿勢制御)を行なった場合に
その傾斜補正の前後で支持部が支持する基板と載置部材
の二つの部位を結ぶ線分を軸として基板と載置部材が相
対的に回動することがなく、載置部材上の被載置物が基
板と平行な面上で回転することのないレベリング装置で
ある。
【図1】この発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す実施例において、載置部材を除いた
際の平面図である。
際の平面図である。
【図3】図1のI−I断面図である。
【図4】図1に示す実施例の側面図である。
【図5】図1に示す実施例の第一の支持部及びその近傍
の断面図である。
の断面図である。
【図6】図1に示す実施例の制御手段の構成を含み、表
面粗さ計及びスライダ装置と共に作動させる際、その制
御系を示す構成説明図である。
面粗さ計及びスライダ装置と共に作動させる際、その制
御系を示す構成説明図である。
【図7】図1に示す実施例を表面粗さ計及びスライダ装
置と共に作動させる際の全体斜視図である。
置と共に作動させる際の全体斜視図である。
【図8】図1に示す実施例を表面粗さ計及びスライダ装
置と共に作動させる際、その作動順序の概略を示すフロ
ーチャート図である。
置と共に作動させる際、その作動順序の概略を示すフロ
ーチャート図である。
【図9】,
【図10】,
【図11】,
【図12】図1に示す実施例を表面粗さ計及びスライダ
装置と共に作動させる際、その作動順序を示すフローチ
ャート図である。
装置と共に作動させる際、その作動順序を示すフローチ
ャート図である。
【図13】この発明の他の実施例の図1の相当図である
。
。
1 レベリング装置
2 基板
3 載置部材
7,8,9 支持部(支持手段)
22(球面コロ),65a 押圧部材24(スライダ
),64a 規制部材63 規制手段
),64a 規制部材63 規制手段
Claims (5)
- 【請求項1】 基板と、被載置物を載置する載置部材
と、それら基板と載置部材との間に介在され、且つ基板
と載置部材の間隔を一定距離に保持して支持する第一の
支持部、及び基板と載置部材の間隔を、互いに独立して
可変で支持する第二及び第三の支持部からなり、基板に
対して載置部材を所望の姿勢で支持し得る支持手段が備
えられ、第二の支持部及び/又は第三の支持部が基板と
載置部材の間隔を変化させた際に、載置部材が基板に対
して、第一の支持部が基板及び載置部材を支持する二つ
の部位を結ぶ直線を軸線として回動しようとすると、そ
の回動を阻止する規制手段が備えられてなるレベリング
装置。 - 【請求項2】 規制手段が、基板と載置部材のいずれ
か一方側に固定されている規制部材と、第一の支持部の
基板及び載置部材を支持する二つの部位を結ぶ直線と平
行な軸を軸線として、前記規制部材が回動しようとする
と、規制部材に押圧力を与えるように、規制部材に対し
て接触又は当接の状態で他方側に固定された押圧部材か
らなる請求項1に記載のレベリング装置。 - 【請求項3】 規制手段の規制部材と押圧部材が、こ
ろがり係合又はスライド係合をおこなう請求項2に記載
のレベリング装置。 - 【請求項4】 規制手段の規制部材が溝部を有する溝
部材で、且つ押圧部材が前記溝部材の溝部に嵌合する、
部分球面を有する球面コロ又は球体である請求項3に記
載のレベリング装置。 - 【請求項5】 支持手段の第二の支持部及び第三の支
持部にそれぞれ設けられ、基板と載置部材の間隔を可変
とする第一の可変手段及び第二の可変手段と、載置部材
の基板に対する姿勢が検出された際にその検出結果に基
づき、第二の支持部及び第三の支持部が作動して載置部
材が所望の姿勢をとり得るように前記二つの可変手段を
制御する制御手段が備えられてなる請求項1に記載のレ
ベリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7682891A JP2838170B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | レベリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP7682891A JP2838170B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | レベリング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH04289061A true JPH04289061A (ja) | 1992-10-14 |
JP2838170B2 JP2838170B2 (ja) | 1998-12-16 |
Family
ID=13616543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP7682891A Expired - Fee Related JP2838170B2 (ja) | 1991-03-15 | 1991-03-15 | レベリング装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2838170B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104808691A (zh) * | 2015-01-26 | 2015-07-29 | 吉林大学 | 一种周向定位式电机实验台架多自由度快速对中装置 |
KR101937653B1 (ko) * | 2018-08-27 | 2019-04-09 | 편재현 | 선박 엔진에 설치되는 갤러리의 조립용 지그를 이용한 갤러리 조립방법 |
CN114633904A (zh) * | 2022-03-14 | 2022-06-17 | 哈尔滨工业大学 | 自动调平式重载平面微重力模拟平台 |
-
1991
- 1991-03-15 JP JP7682891A patent/JP2838170B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN104808691A (zh) * | 2015-01-26 | 2015-07-29 | 吉林大学 | 一种周向定位式电机实验台架多自由度快速对中装置 |
CN104808691B (zh) * | 2015-01-26 | 2018-01-02 | 吉林大学 | 一种周向定位式电机实验台架多自由度快速对中装置 |
KR101937653B1 (ko) * | 2018-08-27 | 2019-04-09 | 편재현 | 선박 엔진에 설치되는 갤러리의 조립용 지그를 이용한 갤러리 조립방법 |
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