JPH042889Y2 - - Google Patents

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JPH042889Y2
JPH042889Y2 JP13387587U JP13387587U JPH042889Y2 JP H042889 Y2 JPH042889 Y2 JP H042889Y2 JP 13387587 U JP13387587 U JP 13387587U JP 13387587 U JP13387587 U JP 13387587U JP H042889 Y2 JPH042889 Y2 JP H042889Y2
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JP
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striped
cushion material
recess
fibers
recesses
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JP13387587U
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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、敷布団、座布団、椅子等の填料乃至
下地材として使用されるクツシヨン材に関するも
のである。
〔従来の技術〕
通常クツシヨン材には樹脂発泡シートや繊維ウ
エブ(所謂布団綿)が使用される。
〔考案が解決しようとする問題点〕
クツシヨン材のクツシヨン性は、クツシヨン材
を地厚にすればする程高まるが、樹脂発泡シート
では地厚になるにつれて折り畳み難くなり、又、
繊維ウエブを地厚にすると層内で剥離し易くな
る。
〔考案の目的〕
そこで本考案は、折り畳み易く地厚でクツシヨ
ン性と耐久性に優れたクツシヨン材を得ることを
目的とする。
〔考案の構成〕
即ち本考案に係るクツシヨン材18は、熱可塑
性合成繊維を主材とする繊維ウエブ11に、所要
間隔をおいて押圧し繊維間を密着させた縞状凹部
12と押圧せず嵩高に脹らんだままの縞状凸部1
3とによる凹凸縞を付け、表側からと裏側から交
互に糸条14を各縞状凹部12,12′,12″…
…に順次貫通させ、それによつて縞状凹部12,
12′,12″……を順次連結すると共に、各縞状
凹部12,12′,12″……を糸条14によつて
引き寄せ、それによつて各縞状凹部12,12′,
12″……を糸条14に対して略直立せしめ且つ
各縞状12と12′、12′と12″……を平行に
向かい合わせ、同時に、縞状凸部13をU字状に
折り畳んで交互に表側と裏側とに隆起せしめた形
態の表面層15と裏面層16と、前記の縞状凹部
12,12′,12″……が向き合つて並んだ形態
と中間層17との積層構造を成すことを特徴とす
るものである。
縞状凹部12は、繊維ウエブ11を押圧しつつ
高周波又は超音波により加熱して繊維間を融着さ
せ、或は、バインダーを付与しつつ押圧し繊維間
を接着させて形成し、その場合縞状凹部12の幅
aを5mm以上にして細帯状に形成し、その箇所の
繊維間が密着して硬板状になる様に強く押圧する
とよい。
本考案では、繊維ウエブ11を縞状凸部13,
13′,13″……において交互表裏にジグザグに
折り曲げて蛇腹状のクツシヨン材18に仕上げる
ので、クツシヨン材18の厚みTは交互する縞状
凸部13と13′、13′と13″、……との各間
隔によつて決まり、従つて、縞状凹部12の幅a
と縞状凸部13の幅bとはクツシヨン材18の厚
みTとクツシヨン性を考慮して適宜に設定され
る。
交互する縞状凸部13と13′は折り曲げられ
て表面層15と裏面層16とを形成するので、そ
れらの表面層15の厚みt′と裏面層16の厚み
t″とは、それぞれ交互する縞状凸部13と13′
との幅b′とb″とによつて決まり、従つて、それら
表裏両層15と16の厚みtを変えたいときは縞
状凹部12,12′,12″,……の各押圧間隔を
変える。
繊維ウエブ11には、その積層過程或はその前
後で防徴剤や防炎剤、防虫剤等の仕上剤、或は、
ウエブの形態保持に所要のバインダーを付与して
もよい。
繊維ウエブ11を熱可塑性合成繊維を主材とし
て組成した理由は前記の通り高周波や超音波によ
り効率的に縞状凹部12を形成するためであり、
それが塩化ビニリデン繊維やナイロンの場合は高
周波を適用し、又、それが高周波により加熱し難
い例えばポリエステル繊維等の場合には燐化合物
系の防炎剤を繊維ウエブ11に付与して高周波を
印加するか又は超音波を適用する。
糸条14には糸、紐、ロープ等の繊維糸条、そ
の他電線コード等のワイヤー(針金)を使用する
と良く、それらが貫通し易くなるように予め縞条
凹部12に貫通孔19を穿設しておいてもよい。
本考案のクツシヨン材18は前記の形態をもつ
て構成されるものであり、その構成手順は本考案
の必須の要素にはならず、縞条凹部12が中間層
17を形成する様に縞状凸部13を交互に表裏に
折り曲げて繊維ウエブ11をジグザグに折り畳ん
でから糸条14を縞条凹部12に貫通させてそれ
らの間を連結してもよい。
〔考案の効果〕
本考案に係るクツシヨン材18は上記の通り構
成され、それを構成する表裏両面層15,16の
個々の繊維は、それらの表面に直交しクツシヨン
材の長さ方向に分断された恰好で伸びているの
で、それらの繊維によつてクツシヨン材18の折
り畳みが妨げられず、又、折り畳みの際に中立軸
となる中間層17では糸条14だけがクツシヨン
材18の長さ方向に連続しており、その中間層1
7を形成する縞条凹部12が平板状を成して糸条
14に直交する恰好で配列されるので、中間層1
7もクツシヨン材18の折り畳みを妨げず、従つ
て、厚みTに無関係に折り畳める地厚なクツシヨ
ン材18が得られる。
又、前記の通り個々の繊維が表面に平行に伸び
ておらず表裏両面層15,16の表面でU字状に
折れ曲がつて形状安定性のよい輪奈状を成し、そ
れらの輪奈状を成す個々の繊維が中間層17にお
いて相互に密着して縞状凹部12を形成するの
で、それら表裏両面層15,16はクツシヨン材
に加えられる押圧荷重に対し強い抗力を示し、一
方、繊維が密着し平板状を成して直立し平行に並
んだ中間層17の縞状凹部が中間を糸条14で連
ねられ、それらの上下両端が表裏両面層15,1
6に把持されているのでクツシヨン材に加えられ
る押圧荷重によつては傾倒せず、従つて、クツシ
ヨン性に優れたクツシヨン材が得られる。
そして又、表裏両面層15,16が押圧される
とき、隣り合う周辺の縞状凸部とは無関係に、そ
の押圧された縞状凸部のみが窪み、従来の樹脂発
泡シート等の様に押圧箇所の周辺まで窪むことが
ないので、従来の樹脂発泡シート等とは異なる踏
み心地のよいクツシヨン材が得られる。
而も又、表裏両面層15,16の繊維相互間は
接着されず嵩高に脹らんでおり、一方、平板状の
縞状凹部12の間には空隙20が保持され、中間
層17はそれらの縞状凹部12の幅a相応の厚い
空気層を成すので、本考案に係るクツシヨン材は
保温性にも優れ極めて実用的である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るクツシヨン材の一部断面
斜視図、第2図は本考案に係るクツシヨン材を構
成する繊維ウエブの一部断面斜視図である。 11……繊維ウエブ、12……縞状凹部、13
……縞状凸部、14……糸条、15……表面層、
16……裏面層、17……中間層、18……クツ
シヨン材、19……貫通孔、20……空隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱可塑性合成繊維を主材とする繊維ウエブ11
    に所要間隔をおいて押圧し繊維間を密着させた縞
    状凹部12と押圧せず嵩高に脹らんだままの縞状
    凸部13とによる凹凸縞を付け、表側からと裏側
    から交互に糸条14を各縞状凹部12,12′,
    12″……に順次貫通させ、それによつて縞状凹
    部12,12′,12″……を順次連結すると共
    に、各縞状凹部12,12′,12″……を糸条1
    4によつて引き寄せ、それによつて各縞状凹部1
    2,12′,12″……を糸条14に対して直立せ
    しめ且つ各縞状12と12′、12′と12″……
    を平行に向かい合わせ、同時に、縞状凸部13を
    U字状に折り畳んで交互に表側と裏側とに隆起せ
    しめた形態の表面層15と裏面層16と、前記の
    縞状凹部12,12′,12″……が向き合つて並
    んだ形態と中間層17との積層構造をもつて構成
    されることを特徴とするクツシヨン材。
JP13387587U 1987-08-31 1987-08-31 Expired JPH042889Y2 (ja)

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JP13387587U JPH042889Y2 (ja) 1987-08-31 1987-08-31

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JPS6439098U JPS6439098U (ja) 1989-03-08
JPH042889Y2 true JPH042889Y2 (ja) 1992-01-30

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