JPH0428884Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0428884Y2
JPH0428884Y2 JP9408388U JP9408388U JPH0428884Y2 JP H0428884 Y2 JPH0428884 Y2 JP H0428884Y2 JP 9408388 U JP9408388 U JP 9408388U JP 9408388 U JP9408388 U JP 9408388U JP H0428884 Y2 JPH0428884 Y2 JP H0428884Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
truss bridge
vertical
chord member
bridge
fulcrum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9408388U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0218512U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9408388U priority Critical patent/JPH0428884Y2/ja
Publication of JPH0218512U publication Critical patent/JPH0218512U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0428884Y2 publication Critical patent/JPH0428884Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bridges Or Land Bridges (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、各部材をラーメン構造状に連結させ
た、いわゆるトラス橋に関する。
[従来の技術] 従来のトラス橋は第11図から第18図までに
示す構造となつており、第19図に示すような構
造のものもある。第11図から第18図までにお
いて、21は横方向に延びる上弦材、22は上弦
材21と平行に延びる下弦材であり、上弦材21
と下弦材22との間に斜材23、垂直材24が延
びている。第13図は普通のトラス橋(トラス橋
を長手方向内にみたときに四角形トラスとなるト
ラス橋)の底端面を示し、第14図は三角トラス
橋(トラス橋を長手方向にみたときに三角形トラ
スとなるトラス橋)の底端面を示している。第1
4図からわかるように、三角トラス橋の場合は、
トラス橋最端部から2番目の支点のガセツトAが
ひねられている。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来トラス橋には、次の問題があつた。
(イ) 垂直材24の長さが全て同じであり、トラス
橋は最端部迄、中央部と同じ高さを有するの
で、トラス橋の両端を支持するピン支点Bを設
けるのに地盤を深く堀削しなければならず、か
つコンクリート材Cも多量に必要となる。
(ロ) また、三角トラス橋の場合、トラス橋端部か
ら2番目の、垂直材と下弦材との橋格点のガセ
ツトAにひねりが必要で、とくにこの部分には
応力が集中することも重なつて、強度上問題と
なる。
(ハ) また、第19図のような端部構造も過去にあ
つたが、このような場合には、道路橋示方書に
規定された支承縁端と下部構造頂部縁端との間
の距離Sが守れないこともあり、耐震上好まし
くない(外れるので)。また、地形により第1
9図の斜線部分の地山があたる可能性が多く、
この部分の堀削が必要となる場合も生じる。ま
た、この構造であると、支点部のねじり剛性が
零となり、好ましくない。
本考案は、地山の掘削量を少量にし、三角トラ
ス橋の場合も格点のガセツトAのひねりを必要と
せず、また支承縁端と下部構造頂部縁端との間の
距離(第19図のSの距離)も十分にとれるトラ
ス橋を提供することを課題とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題は、本考案によれば、以下に記すトラ
ス橋によつて達成される。すなわち、 横方向に延びる上弦材、下弦材と平行に延びる
下弦材、上弦材と下弦材を連結するように垂直方
向に延びる垂直材、をラーメン構造状に連結させ
たトラス橋において、トラス橋の最端部の垂直材
である端垂直材を残りの垂直材より短かくし、下
弦材をトラス橋の最端部から2番目の垂直材と下
弦材との格点間のみに延ばし、トラス橋の最端部
から2番目の垂直材と下弦材との格点と、端垂直
材と上弦材との格点との間に、トラス橋端部に向
つて斜め上方に延びる端斜材を設けて、該端斜材
の上、下の端部をそれぞれの格点でそれぞれ上弦
材、下弦材に連結し、端垂直材の下端と、トラス
橋の最端部から2番目の垂直材と上弦材との格点
との間に、トラス橋端部から離れるに従つて、斜
め上方に延びる支点副斜材を設けて、該支点副斜
材の下、上の端部をそれぞれの格点でそれぞれ端
垂直材、上弦材に連結したことを特徴とするトラ
ス橋。
[作用] 上記トラス橋では端垂直材が短かい分だけ地山
の掘削量が少なくなる。
下弦材は端から2番目の垂直材下端迄しか延び
ず、そこが下弦材の端部となり、そこから端斜材
が斜め上方に延びるので、三角トラス橋であつて
も、連続する支点のようなガセツト自体のひねり
が必要でなく、自由な構造で斜めにとりつけるこ
とができ、また端支点は自由支点であつて従来の
2番目の支点のように拘束された大きな応力集中
のかかる支点でないから、強度上楽になる。
端垂直材の下端格点から延びるのは、従来のよ
うな端部から中央に向つて離れるに従つて、斜め
下方に延びる端斜材ではなく、本考案では斜め上
方に延びる支点副斜材であるから、地山がトラス
橋端に向つてせり出していてもトラス橋は地山に
あたることはなく、支承端縁と下部構造頂部縁端
との距離Sを大きくとれ、耐震上も好ましい。
[実施例] 以下に、本考案に係るトラス橋の望ましい実施
例を、第1図から第10図迄の図面を参照して説
明する。
第1図は本考案のトラス橋を上から見たところ
を、第2図は正面から見たところを、第3図は四
角トラス橋の場合の底面を、第4図は三角トラス
橋の場合の底面を示し、第5図から第10図迄は
長手方向から見た各部の構造を示す。
図に示すように、上弦材1は横方向(水平方向
に一致するかほぼ一致する)に延び、下弦材2は
上弦材1の下方で上弦材1と平行に延びる。上弦
材1と下弦材2との間には、斜めに延びる斜材3
と垂直に延びる垂直材4が設けられ、斜材3の上
端と垂直材4の上端とは上弦材1に、斜材3の下
端と垂直材4の下端とは下弦材2にヒンジ連結さ
れ、かくしてトラス状に連結されて、いわゆるト
ラス橋を構成する。連結点は、格点と呼ぶ。トラ
ス橋の長手方向の最端部の垂直材4は端垂直材8
と呼び、最端部の斜材3を端斜材5と呼んで、残
りの垂直材、斜材と区別する。
該垂直材8は、残りの垂直材4より短くされて
いる。また、下弦材2はトラス橋の最端部から2
番目の垂直材4と下弦材2との格点P(橋の両端
に1個づつある)間のみに延び、端垂直材8の下
端支点Q迄は延びていない。トラス橋の最端部か
ら2番目の垂直材4と下弦材2との支点Pと、端
垂直材8と上弦材1との格点Rとの間には、トラ
ス橋端部に向つて斜め上方に延びる端斜材5が設
けられ、この端斜材5の端部はそれぞれの支点
R,Pでそれぞれ上弦材1、下弦材2にヒンジと
して連結される。また、端垂直材8の下端支点Q
と、トラス橋の最端部から2番目の垂直材4と上
弦材1との支点Tとの間には、トラス橋端部から
離れるに従つて斜め上方に延びる支点副斜材6が
設けられ、この支点副斜材6の端部は、それぞれ
の支点Q,Tでそれぞれ端垂直材8、上弦材1に
ヒンジとして連結される。端斜材5と格点副斜材
6は支点Uで互いにヒンジとして連結される。
なお、その他の部材として、9は下弦材2,2
間で下弦材2に直交する方向に延びる対傾構下弦
材であり、10は下弦材2,2間で下弦材2に対
して斜めに延びる下横構であり、11は上弦材
1,1間で上弦材1に対して斜めに延びる上横構
であり、12は上弦材1,1間で上弦材1に平行
に延びる縦桁であり、13は上弦材1,1間で上
弦材1に対して直交方向に延びる横桁である。ま
た、14は端対傾構斜材、15は沓、16は端下
横構、17は支点対傾構斜材、18は床版、19
は中間対傾構斜材である。9〜19までの部材は
従来トラス橋にもあらわれるので、第11図〜第
19図迄の従来橋にも同一符番を付してある。
つぎに作用について説明する。
本考案例の第2図と従来例の第12図とを比較
してみると本考案と従来との違いによる作用が明
瞭となる。
従来例は端垂直材28が中央部の垂直材24と
同一の高さを有しているので、橋端部迄橋は大き
な高さを有する。これに対して本考案では端垂直
材8が残りの垂直材4に比べて上下方向に長さが
短かい。このため地山の掘削量は従来に比べて少
なくてよく、かつトラス橋の両端を支持する支点
を支持するコンクリート構造物に必要なコンクリ
ート量も少量となる。
また、従来例の第14図の三角トラス橋では最
端部からの2番目の垂直材24と下弦材22との
格点のガセツトAは、この支点は連続格点である
から、ねじりが必要であつたが、本考案では格点
Pは下弦材2からみて最端支点となり、自在に設
計できガセツトのねじりは必要でなく、かつ最端
支点は自由支点であるから応力の集中も従来の支
点Aに比べて極めて少量で、構造上の無理を生じ
ない。
さらに最端の垂直材である端垂直材8の下端支
点Qから延びる斜材は、端部から斜め上方に延び
る支点副斜材7であるから、斜め下方に位置する
地山や下部構造物と干渉することはなく、第2図
に示す、支承縁端と下部構造頂部縁端との距離S
が大きくとれる。これは地震時の橋端部の下部構
造物からの外れ落ちを完全に防止し、耐震上好ま
しい。
[考案の効果] 本考案によれば次の効果を得る。
(イ) トラス橋支持点の地山の掘削量が少量で済
み、下部構造物のコンクリート量も少量で済
み、経済的メリツトが大きい。
(ロ) 三角トラス橋に利用された場合、ガセツトの
ねじりが必要でないため、強度上も望ましい。
(ハ) 支持端縁と下部構造頂部縁端との距離Sが大
きくとれ、耐震上望ましい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のトラス橋の平面図、第2図は
本考案のトラス橋の正面図、第3図は本考案のト
ラス橋の底面図(四角トラス橋)、第4図は本考
案のトラス橋の底面図(三角トラス橋)、第5図
は本考案のトラス橋の支点上の断面図(四角トラ
ス橋)、第6図は本考案のトラス橋の第2図a−
a線に沿う断面図(四角トラス橋)、第7図は本
考案のトラス橋の支点上の断面図(三角トラス
橋)、第8図は本考案のトラス橋の第2図a−a
線に沿う断面図(三角トラス橋)、第9図は本考
案のトラス橋の第2図b−b線に沿う断面図(四
角トラス橋)、第10図は本考案のトラス橋の第
2図b−b線に沿う断面図(三角トラス橋)、第
11図は従来のトラス橋の平面図、第12図は従
来のトラス橋の正面図、第13図は従来のトラス
橋の底面図(四角トラス橋)、第14図は従来の
トラス橋の底面図(三角トラス橋)、第15図は
従来のトラス橋の支点上の断面図(四角トラス
橋)、第16図は従来のトラス橋の中間部の断面
図(四角トラス橋)、第17図は従来のトラス橋
の支点上の断面図(三角トラス橋)、第18図は
従来のトラス橋の中間部の断面図(三角トラス
橋)、第19図は従来のトラス橋の端部構造の正
面図、である。 1……上弦材、2……下弦材、3……斜材、4
……垂直材、5……端斜材、6……支点副斜材、
7……端対傾構下弦材、8……端垂直材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横方向に延びる上弦材、上弦材と平行に延びる
    下弦材、上弦材と下弦材を連結するように垂直方
    向に延びる垂直材、をラーメン構造状に連結させ
    たトラス橋において、トラス橋の最端部の垂直材
    である端垂直材を残りの垂直材より短かくし、下
    弦材をトラス橋の最端部から2番目の垂直材と下
    弦材との格点間のみに延ばし、トラス橋の最端部
    から2番目の垂直材と下弦材との格点と、端垂直
    材と上弦材との格点との間に、トラス橋端部に向
    つて斜め上方に延びる端斜材を設けて、該端斜材
    の上下の端部をそれぞれの格点でそれぞれ上弦
    材、下弦材に連結し、端垂直材の下端と、トラス
    橋の最端部から2番目の垂直材と上弦材との格点
    との間に、トラス橋端部から離れるに従つて、斜
    め上方に延びる支点副斜材を設けて、該支点副斜
    材の下、上の端部をそれぞれの格点でそれぞれ端
    垂直材、上弦材に連結したことを特徴とするトラ
    ス橋。
JP9408388U 1988-07-18 1988-07-18 Expired JPH0428884Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9408388U JPH0428884Y2 (ja) 1988-07-18 1988-07-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9408388U JPH0428884Y2 (ja) 1988-07-18 1988-07-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0218512U JPH0218512U (ja) 1990-02-07
JPH0428884Y2 true JPH0428884Y2 (ja) 1992-07-14

Family

ID=31318578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9408388U Expired JPH0428884Y2 (ja) 1988-07-18 1988-07-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0428884Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0218512U (ja) 1990-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN100491639C (zh) 箱型底板预应力混凝土变截面箱梁桥及其施工方法
JPH06341110A (ja) 骨格構造形式の橋及びその架設工法
US5867960A (en) Dowel member for reinforcing concrete structures
KR20200045061A (ko) 시공 중 안전성 향상과 합성 슬래브의 부착력을 증진시키는 일체형 전단연결재를 갖는 데크 플레이트
CA1282932C (en) Floor loaded platform truss
JPH0428884Y2 (ja)
EP0167720B1 (en) Building element for supporting grid walls with a bulk material filling
US4451950A (en) Long-span bridges
KR20080100976A (ko) 트러스 구조의 지점부를 갖는 가설교량 및 그 시공방법
CN103015304A (zh) 内置斜腿刚架预应力混凝土变截面箱梁桥及其施工方法
CA2329427C (en) Truss enhanced bridge girder
KR102133079B1 (ko) 지하주차장 무량판 구조시스템
JPH0693603A (ja) 逆アーチ状弧部材及び斜張構造を用いた梁構築装置及び該梁構築装置に用いる逆アーチ状弧部材
EP0555232A1 (en) FRAME STRUCTURE OF AN ASSEMBLY BEAM.
KR200254783Y1 (ko) 슬래브 교량의 보강빔
JP2683415B2 (ja) 斜張橋
EP0042101B1 (en) Roof-truss comprising a tension member
JPH0338242Y2 (ja)
JPH0413486B2 (ja)
JP2001090240A (ja) デッキプレートおよびコンクリート床
KR100431403B1 (ko) 복합교량
KR200268141Y1 (ko) 아치 라멘 교량
JP2909673B2 (ja) 建築物の構造
JP2531176Y2 (ja) 斜張橋
SU1038403A1 (ru) Температурно-неразрезное пролетное строение моста