JPH04288436A - 室内温湿度設定方式 - Google Patents

室内温湿度設定方式

Info

Publication number
JPH04288436A
JPH04288436A JP3050006A JP5000691A JPH04288436A JP H04288436 A JPH04288436 A JP H04288436A JP 3050006 A JP3050006 A JP 3050006A JP 5000691 A JP5000691 A JP 5000691A JP H04288436 A JPH04288436 A JP H04288436A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
humidity
temperature
setting
area
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP3050006A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Hayakawa
雅浩 早川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP3050006A priority Critical patent/JPH04288436A/ja
Publication of JPH04288436A publication Critical patent/JPH04288436A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Non-Electrical Variables (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Control By Computers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は端末機器より室内温湿度
の設定を行うことが可能な温湿度調整システムにおける
温湿度設定方式に関する。
【0002】近年、インテリジェント・ビルの普及など
と並行して室内温湿度の調整もきめ細かく行われるよう
になり、温湿度調整システムの管理者のみでなく、ビル
内で働く不特定多数の人間が自己のエリアの温湿度を設
定できるようなビル管理システムなどが出現している。
【0003】このようなシステムでは、ビル内の各テナ
ントや部門或いはエリアごとに設置された専用の端末機
器や、表示器付電話機、パソコンなどから直接または構
内交換機(以下、PBXと記す)などを経由して温湿度
調整システムの中央制御装置に接続し、ビル内で働く人
が自分の好みの室内温湿度を設定できるようになってい
る。
【0004】しかし、ビルの空調設備の知識に乏しい不
特定多数の人が操作するため、不適切な設定要求がなさ
れることも多い。このため、不特定多数の人による温湿
度の設定が容易にでき、かつ、不適切な設定要求を補正
して設定する室内温湿度設定方式が必要となっている。
【0005】
【従来の技術】図10は本発明が適用される対象である
温湿度調整システムの構成図である。図10の温湿度調
整システムは1台の中央制御装置21とビル内のエリア
ごとに設置されたn台のエリア制御装置24−1〜24
−nにより構成され、中央制御装置21には温湿度調整
システムの管理者が使用するキーボードとデイスプレイ
からなる入出力機器(KB/CRT)22とプリンタ(
PRT)23が接続されている。また、エリア制御装置
24−1〜24−nは中央制御装置21と情報線26に
より接続され、各エリア制御装置24−1〜24−nに
はそれぞれ空調設備25−1〜25−nが接続されてい
る。
【0006】中央制御装置21より温湿度の設定情報が
エリア制御装置24−1〜24−nに送られると、該設
定情報は各空調設備25−1〜25−nに適当な手段で
伝えられ、以後変更指示がなされるまで各空調設備25
−1〜25−nは設定された温湿度を自動的に維持する
制御を行う。この場合、温湿度の設定値は夏/冬/中間
期毎などに異なる値に設定される。
【0007】図10においては、前記中央制御装置21
に対する温湿度の設定値の入力は入出力機器22により
行われるのみでなく、PBX27を介して接続される端
末機器28−1〜28−mからも行うことができるよう
に構成されている。端末機器28−1〜28−mは、例
えば温湿度調整用の専用端末機器または表示器付電話機
、パソコンなどであり、PBX27を介して中央制御装
置21に接続したのち定められた方法で温湿度の設定を
行うことができる。
【0008】しかし、端末機器の操作者はビル内に働く
不特定多数の人々であり、空調設備に対する知識が乏し
いうえ、現在の温湿度についての情報が提供されていな
いため、従来技術においては温湿度の設定について以下
のような問題を生じている。
【0009】(1) 不特定多数の人が操作するため、
以前に操作した人の操作時刻や操作内容が判らず、短時
間に設定値を次々と上げたり下げたりして室内温湿度が
安定し難くなる。
【0010】(2) 設定操作を使用としたときに、現
在、室内温湿度が上がりつつあるのか、下がりつつある
のか、または定常状態にあるのか判らないために、適切
な設定操作ができない。
【0011】(3) 出勤時や休憩時間など、特定の時
間帯のみ設定を変更したいような場合にはその時間帯を
過ぎた時に元の設定値に戻す操作が必要であった。また
、元の設定値に戻す操作が忘れられることが多い。
【0012】(4) ビルの管理者が省エネルギーその
他の理由で温湿度を一定の範囲に収めておきたくてもそ
の範囲を超えて自由に設定されてしまうことが多い。 (5) 入力ミスにより不適当な値を設定してしまうこ
とがあり得る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】温湿度調整システムの
管理者のみでなくビル内で働く不特定多数の人間が自己
のエリアの温湿度を設定できる温湿度調整システムにお
いては、空調設備の知識に乏しい不特定多数の人が操作
するうえ、現在の温湿度についての情報が提供されてい
ないため、従来技術では不適切な操作が行われ易く、室
内温湿度が安定しなかったり、不適当な値が設定される
ことが多いという欠点があった。
【0014】本発明は、温湿度の設定が容易で、不適切
な設定要求を補正して設定する室内温湿度設定方式を提
供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1乃至図6は本発明の
原理説明図である。図中、1a乃至1fはビル内に設置
された端末機器より室内温湿度の設定要求を行うことが
可能な温湿度調整システムの中央制御装置、2aは中央
制御装置1a,1b,1c内に設けられ、端末機器より
の温湿度設定要求を入力して解析し、当該エリア制御装
置に対して温湿度の設定処理を行う設定要求処理手段、
2dは中央制御装置1d,1e内に設けられ、端末機器
より現在温湿度に対する増減指数による要求を含む温湿
度設定要求を入力して解析し、当該エリア制御装置に対
して温湿度の設定処理を行う設定要求処理手段、2fは
中央制御装置1f内に設けられ、端末機器よりの温湿度
設定要求を入力したときに前記優先クラス識別手段9を
介して該端末機器の優先クラスを識別し、温湿度情報記
録手段3fより該当エリアの温湿度情報とともに前回の
設定要求を行った端末機器の優先クラス情報を読み出し
て前記設定要求端末機器の優先クラスと比較し、予め定
めた時間内においては優先クラスが高い端末機器よりの
設定要求を優先させて当該エリア制御装置に対して温湿
度の設定処理を行う設定要求処理手段である。
【0016】3aは中央制御装置1a,1b内に設けら
れ、前記設定要求処理手段2aより入力した温湿度設定
情報と、前記エリア制御装置より入力した温湿度計測値
をエリアごとに時系列データとして記憶する温湿度情報
記録手段、3cは中央制御装置1c内に設けられ、前記
設定要求処理手段2aより入力した温湿度設定情報と、
前記エリア制御装置より入力した温湿度計測値をエリア
ごとに時系列データとして記憶するとともに各エリアご
とに予め設定された基準温湿度を記憶する温湿度情報記
録手段、3dは中央制御装置1d,1e内に設けられ、
前記設定要求処理手段2dより入力した温湿度設定情報
と、前記エリア制御装置より入力した温湿度計測値をエ
リアごとに時系列データとして記憶する温湿度情報記録
手段、3fは中央制御装置1f内に設けられ、設定要求
処理手段2fより入力した温湿度設定値と、設定要求端
末機器の優先クラスと、前記エリア制御装置より入力し
た温湿度計測値をエリアごとに時系列データとして記憶
する温湿度情報記録手段である。
【0017】4は中央制御装置1a内に設けられ、前記
設定要求処理手段2aを介して端末機器よりの温湿度設
定要求を入力し、前記温湿度情報記録手段3aより当該
エリアの前回の温湿度設定記録を読み出して前記端末機
器に送出する前回設定値送出手段、5は中央制御装置1
b内に設けられ、前記設定要求処理手段2aを介して端
末機器よりの温湿度設定要求を入力し、前記温湿度情報
記録手段3aより当該エリアの温湿度設定値と温湿度計
測値の時系列データを読み出して前記端末機器に送出す
る温湿度情報送出手段、6は中央制御装置1c内に設け
られ、端末機器より室内温湿度の設定値と該設定値を予
め定められた温湿度に復するまでの時間情報が入力され
たとき、前記設定要求処理手段2aを介して該時間情報
を入力して前記温湿度情報記録手段3cより当該エリア
の基準温湿度を読み出し、指定された時間を経過した後
に該基準温湿度に復せしめる要求を前記設定要求処理手
段2aに対して行う温湿度時限設定手段である。
【0018】7は中央制御装置1d,1e内に設けられ
、端末機器より現在温湿度に対する増減指数による温湿
度設定要求が行われたとき、前記設定要求処理手段2d
より該増減指数を入力して前記温湿度情報記録手段3d
より当該エリアの現在の温湿度計測値を読み出し、温湿
度設定値を算出して前記設定要求処理手段2dに出力す
る温湿度増減指数換算手段、8は中央制御装置1e内に
設けられ、前記温湿度増減指数換算手段7が算出した温
湿度設定値を入力し、該温湿度設定値が予め設定した温
湿度の上限値または下限値を逸脱することを確認した場
合に、前記温湿度増減指数換算手段7に当該エリアの温
湿度を上限値または下限値に設定せしめる温湿度設定範
囲制限手段、9は中央制御装置1f内に設けられ、温湿
度設定要求を行った端末機器の優先クラスを識別する優
先クラス識別手段である。
【0019】
【作用】図1においては、端末機器より温湿度設定要求
が設定要求処理手段2aに入力されると、前回設定値送
出手段4は該設定要求処理手段2aより端末機器よりの
温湿度設定要求を入力したのち、温湿度情報記録手段3
aより当該エリアの前回の温湿度設定記録を読み出し、
前記端末機器に送出する。このため、温湿度設定要求を
行う端末機器の操作者は前回の操作が行われた時刻と設
定要求値を知ることができる。このため、現時点で設定
し直そうとしている室内温湿度の値が適切であるか否か
が判断でき、適切でない場合は温湿度設定値を変更して
要求したり、設定要求を取り止める手段がとられる。こ
のため、短時間で不適切な温湿度設定値の変更が避けら
れ、室内温湿度の安定化が可能となる。
【0020】図2においては、図1における前回設定値
送出手段4の代わりに温湿度情報送出手段5が温湿度情
報記録手段3aより当該エリアの温湿度設定値と温湿度
計測値の時系列データを読み出して温湿度設定要求を行
った端末機器に送出するため、該端末機器の操作者は前
回の設定情報よりも更に長い時間帯の温湿度の設定値と
実際の計測値を知ることができ、図1におけるよりも更
に適切な設定要求を行うことが可能となる。
【0021】図3においては、温湿度情報記録手段3c
に各エリアごとに予め設定された基準温湿度が記憶され
ている。端末機器より室内温湿度の設定値と該設定値を
予め定められた温湿度に復するまでの時間情報が設定要
求処理手段2aに入力されると、温湿度時限設定手段6
は該時間情報を設定要求処理手段2aを介して入力し、
温湿度情報記録手段3cより当該エリアの基準温湿度を
読み出し、指定された時間を経過した後に前記設定要求
処理手段2aに対して該基準温湿度に復せしめる要求を
行う。これにより設定要求処理手段2aは当該エリア制
御装置に対して基準温湿度に復するよう温湿度の設定を
行う。従って、端末機器の操作者は一定時間を経過した
のちに改めて温湿度の設定要求を行う必要がなくなり、
操作が省略できるのみでなく、設定し忘れによる不適切
な温湿度設定が避けられる。
【0022】図4においては、端末機器より温湿度の設
定要求を行う場合に、温湿度の絶対値でなく、現在温湿
度に対する増減の程度を示す指数、例えば+1,−2な
ど予め定められた増減指数により温湿度設定要求を行う
ことができる。増減指数により温湿度の設定要求が行わ
れた場合、温湿度増減指数換算手段7は設定要求処理手
段2dより該増減指数を入力し、温湿度情報記録手段3
dより当該エリアの現在の温湿度計測値を読み出し、温
湿度設定値を算出して前記設定要求処理手段2dに出力
する。これにより設定要求処理手段2dはエリア制御装
置に対して絶対値により温湿度設定を指示する。このた
め、端末機器の操作者は現在の温湿度を暑過ぎる、また
は寒すぎるなど感覚的に捉え、増減指数により相対的な
設定要求を行うことができる。即ち、端末機器の操作者
にとって困難な現在の温湿度の正確な値の把握と設定す
べき温湿度の決定が不要となり、より実際的かつ容易な
温湿度の設定が可能となる。
【0023】図5においては、図4における増減指数に
よる温湿度の設定要求が不適切であり、要求された増減
指数を温湿度に換算した値が予め設定した温湿度設定範
囲の上限値または下限値を逸脱している場合、前記温湿
度増減指数換算手段7が算出した温湿度設定値を入力し
た温湿度設定範囲制限手段8が温湿度増減指数換算手段
7に対して当該エリアの温湿度を上限値または下限値に
設定するよう指示するため、当該エリアの温湿度が不適
当な値に設定されることがない。
【0024】図6においては、端末機器或いは端末機器
の操作者(以下、両者を含めて単に端末機器と記す)に
優先クラスを付与し、温湿度の設定要求が行われた都度
、温湿度情報記録手段3fに設定要求端末機器の優先ク
ラスを記録しておく。新たに端末機器より設定要求が行
われると、設定要求処理手段2fは優先クラス識別手段
9を介して該端末機器の優先クラスを識別し、温湿度情
報記録手段3fより該当エリアの温湿度情報とともに前
回の設定要求を行った端末機器の優先クラス情報を読み
出して前記設定要求端末機器の優先クラスと比較し、予
め定めた時間、例えば1日或いは午前中、午後などの時
間帯内においては優先クラスが高い端末機器よりの設定
要求を優先させて当該エリア制御装置に対して温湿度の
設定処理を行う。このため、ビル内の不特定多数の人の
温湿度に対する要求が異なった場合にしばしば温湿度の
設定が行われることにより室内の温湿度が安定しない状
態となることが避けられる。
【0025】
【実施例】図7は本発明の中央制御装置の一実施例構成
図、図8は本発明の一実施例の温湿度設定フロー図、図
9は本発明の一実施例の温湿度情報ファイル内容である
【0026】図7の中央制御装置1は図10の中央制御
装置21の位置に配置され、図1乃至図6中の中央制御
装置1a乃至1fのうちの任意の組み合わせの機能(全
機能の組み合わせを含む)を実現できる構成をもつもの
である。
【0027】図7中、11はCPU(プロセッサ)、1
2はROM(読出専用メモリ)、13はRAM(ランダ
ム・アクセス・メモリ)、14は磁気ディスク(DIS
K)、15はフロッピィディスク(FDD)、16は端
末機器インタフェース(以下、端末I/Fと記す)、1
7はエリア制御装置インタフェース(以下、子機I/F
と記す)、18は入出力インタフェース(入出力I/F
)、19は時計である。
【0028】図7中においては、図1乃至図6における
設定要求処理手段2a,2d,2f、前回設定値送出手
段4、温湿度情報送出手段5、温湿度時限設定手段6、
温湿度増減指数換算手段7、温湿度調整制限手段8及び
優先クラス識別手段9はいずれもフロッピィディスク1
5内に記憶され、起動(IPL)時にRAM13に読み
出されてCPU11によって処理される。また、図1乃
至図6における温湿度情報記録手段3a,3c,3d,
3fは図7のCPU11の処理によって磁気ディスク1
4内に記録され、前記処理の過程で必要に応じてRAM
13に読み出される。上記の処理または温湿度情報の記
録において、時刻を記録する必要があるときは時計16
よりの時刻情報が使用される。なお、図7中のROM1
2は中央制御装置1の起動時などの制御に使用される。
【0029】また、図1乃至図6における端末機器より
の温湿度設定要求の入力及び前回設定値送出手段4、温
湿度情報送出手段5による端末機器への出力は図7の端
末I/F16経由でPBX(図示省略)を介して授受さ
れ、エリア制御装置への設定情報の送出とエリア制御装
置よりの温湿度計測値の入力は子機I/F17を介して
行われる。
【0030】図7においては上記の如く各構成部分が分
担して図1乃至図6の原理説明図に示した全機能を処理
することが可能であるが、処理内容は図1乃至図6によ
り説明した本発明の作用と重複するので省略し、以下、
図7を前提に図8及び図9により本発明の一実施例の温
湿度設定のフローと温湿度情報ファイルの構成について
説明する。なお、t1 〜t5 は図8中の端末機器の
操作ステップ、c1 〜c13は中央制御装置における
処理を示すステップを示す記号である。
【0031】端末機器は温湿度の設定要求を行う場合、
先ず中央制御装置(以下、親機と記す)の電話番号をダ
イヤルし、親機に接続する(t1 ,c1 )。親機に
接続されると親機よりユーザ識別情報(以下、IDと記
す)とパスワードの投入要求を端末機器に行う(c2 
)ので、端末機器の操作者がIDとパスワードを入力す
ると親機ではこれをチェックする(t2 ,c3 )。 IDとパスワードのいずれか一方は省略されることがあ
るが、以下、IDのみが使用されるものとして説明する
【0032】親機ではIDに問題がないことを確認する
とサービスメニューを送信する(c4 )。このサービ
スメニューには温湿度設定以外のビル管理上の各種サー
ビスも記載されているため、端末機器ではサービスメニ
ューの中から「室内温湿度設定」を選択して入力し(t
3 )、親機はこれを確認する(c5 )。
【0033】親機では前記IDの端末機器が設定するこ
とができるエリア番号を検索する。エリア番号は図9(
1) に示すように、IDより検索ができるが、このと
き、親機では発呼者の温湿度設定上の優先レベルも確認
する。親機はエリア番号を確認すると、そのポイントア
ドレスを図9(2) のテーブルより検索する。ポイン
トアドレスはエリア制御装置(以下、子機と記す)の識
別と、親機と子機間で送受信するデータの項目の識別を
行うためのアドレスであり、例えば図9(2) に示す
エリア番号3456について親機より子機に温度設定値
を送信する場合にはポイントアドレスとして“0101
0101”を指定して温度設定値を送信すると、子機が
これを受信して該子機に接続された空調設備に対して指
定された温度設定を行う。
【0034】親機内ではポイントアドレスを検索すると
このポイントアドレスを用いて磁気ディスク内に記憶さ
れている当該エリアの温湿度情報の記録を読み出す。図
9の(3) は温湿度情報記録の一実施例を示している
が、同図に示すように、例えばエリア番号3456の温
度設定値はポイントアドレス“01010101”を指
定することにより、予め設定された標準設定値dS1、
設定範囲の下限値dL1、上限値dU1と、設定値の時
系列データd1100〜d1123及び前回(最終)設
定の端末機器または設定者の優先レベルL1 が得られ
る。前回の設定値は時系列データの最後に記録されてい
るデータが該当するが、過去24時間のデータを保存す
るような場合には現在時刻を確認することによって前回
設定値が識別できる。
【0035】親機は温湿度情報の記録を読み出すと、そ
の中の前回設定値または設定値の時系列データを予め定
められた範囲分、端末機器に送出する(c6 )。この
時系列データは端末機器の種類によってはグラフとして
送出することも可能である。端末機器では送られてきた
前回設定値または設定値の時系列データにより、現在の
温湿度がどのように設定されているかを知ることができ
るため、これを参照して新しい設定値を入力する(t4
 )。
【0036】親機はこれを受信し(c7 )、要求が温
湿度増減指数で行われた場合には、これを予め定められ
た増減温度または湿度に換算し、現在の温湿度計測値を
加減して新しい設定温湿度を算出する(c8 )。温湿
度の設定範囲に制限が設けられている場合は換算値がこ
れを超えるか否かを確認し(c9 )、超過する場合は
図9(3) に示す設定範囲の下限または上限の値に設
定する(c11)。また、優先クラスを設定条件とする
場合は図9(3) より得た前回の設定者と今回の設定
要求者の優先クラスを比較し(c10)、今回の設定要
求者の優先クラスの方が低い場合には要求を無効とし、
端末機器に通知する。
【0037】以上を総合して設定値を決定する(c11
)と、当該ポイントアドレスに対して新しい設定値を送
信するとともに磁気ディスク内の温湿度情報ファイルの
該当項目を更新し(c12)、設定が終了したことを要
求端末機器に対して通知する(c13)。端末機器では
これによって終了操作を行い、回線を切断する(t5 
)。
【0038】なお、新たな設定要求を一定時間内のみと
する場合は、端末機器より入力された時間条件をポイン
トアドレスとともに親機内に記憶して時計19による時
間監視を行い、指定された時間を経過したときに例えば
図9の(3) に示した標準設定値に設定するよう親機
内部より温湿度設定要求を行って標準設定値に設定し直
す(図9では図示省略)。
【0039】以上のように、図7乃至図9においては端
末機器の操作者は前回の温湿度設定値やこれまでの温湿
度の設定値と計測値を受信して適切な設定値を入力する
ことが可能となる。また、これに伴って短時間で温湿度
を変化させることがなくなるため、室内温湿度が安定化
する。また、絶対温湿度によって温湿度の設定を行うほ
かに増減指数によって設定要求を行うことが可能となる
ため、現在時点の感覚を基として設定することが可能と
なり、かつ増減範囲が一定の範囲を超えた場合には下限
値または上限値に制限することが可能となる。また、温
湿度に対する要求が異なる複数の人により短時間に温湿
度設定が行われた場合に、優先レベルの高い人の設定要
求を優先させることにより頻繁に設定が変えられること
が防止できる。また、特定の時間帯のみ温湿度を変化さ
せる場合には設定時に時間条件を入力することによりそ
の時間を経過後には自動的に標準温湿度に復されるため
操作が簡略化されるとともに操作し忘れが防止できる。
【0040】以上、本発明の実施例を図7乃至図9によ
り説明したが、図7乃至図9はあくまで本発明の一実施
例を示したものに過ぎず、温湿度調整システム、中央制
御装置、端末機器及びPBXの構成には各種の形式が存
在するため、本発明の構成及び温湿度設定フローが図7
乃至図9のみに限定されないことは当然である。
【0041】例えば、図7においてフロッピィディスク
を他の記憶手段に代替させても本発明の効果が変わらな
いことは明らかである。また、専用端末機器(またはパ
ソコン)と表示器付電話機では端末機器としての機能に
大きな差があるため、例えば専用端末機器に対しては温
湿度情報をグラフ情報として送り、表示器付電話機には
データで送ることがあり得るが、これによって本発明の
効果は変わらない。。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
端末機器の操作者が前回の温湿度設定値またはこれまで
の温湿度の設定値と計測値の時系列データを知ることが
できるため、適切な温湿度を選択して設定要求を行うこ
とができ、これに伴って短時間で温湿度を変化させるこ
とがなくなるため、室内温湿度を安定化することが可能
となる。また、絶対温湿度でなく現在時点の感覚を基と
する増減指数によって設定要求を行うことが可能となる
ため、温湿度の設定が容易となり、かつ増減範囲が一定
の範囲を超えた場合には下限値または上限値に制限する
ことが可能となるため、不適当な温湿度に設定されるこ
とがなくなる。また、温湿度に対する要求が人により異
なるために短時間に温湿度設定が繰り返し行われても、
優先レベルの高い人の設定要求を優先させることにより
頻繁な設定変更が防止できる。また、特定の時間帯のみ
温湿度を変化させる場合には設定時に時間条件を入力す
ることによりその時間を経過後に改めて温湿度設定を行
う必要がないため、操作が簡略化されるとともに操作し
忘れによる不適当な温湿度の設定が防止できる。
【0043】以上のように、本発明は、ビル内に設置さ
れた端末機器より室内温湿度の設定を行う温湿度調整シ
ステムにおける温湿度の設定時の操作性の改善と、温湿
度の安定化に貢献するところが極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の原理説明図(1)
【図2】  本
発明の原理説明図(2)
【図3】  本発明の原理説明
図(3)
【図4】  本発明の原理説明図(4)
【図5
】  本発明の原理説明図(5)
【図6】  本発明の
原理説明図(6)
【図7】  本発明の実施例構成図
【図8】  本発明の実施例温湿度設定フロー図
【図9
】  本発明の実施例温湿度情報ファイル構成図
【図1
0】  温湿度調整システム構成図
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d、1e、1f  中央制御装置
2a、2d、2f  設定要求処理手段3a、3c、3
d、3f  温湿度情報記録手段4  前回設定値送出
手段 5  温湿度情報送出手段 6  温湿度時限設定手段 7  温湿度増減指数換算手段 8  温湿度設定範囲制限手段 9  優先クラス識別手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ビル内に設置された端末機器よりの室
    内温湿度の設定要求により、中央制御装置がエリアごと
    に設置されたエリア制御装置を介し各エリアの空調設備
    を制御して室内温湿度を調節する温湿度調整システムに
    おいて、中央制御装置(1a)内に、端末機器よりの温
    湿度設定要求を入力して解析し、当該エリア制御装置に
    対して温湿度の設定処理を行う設定要求処理手段(2a
    )と、前記設定要求処理手段(2a)より入力した温湿
    度設定情報と、前記エリア制御装置より入力した温湿度
    計測値をエリアごとに時系列データとして記憶する温湿
    度情報記録手段(3a)と、前記設定要求処理手段(2
    a)を介して端末機器よりの温湿度設定要求を入力し、
    前記温湿度情報記録手段(3a)より当該エリアの前回
    の温湿度設定記録を読み出して前記端末機器に送出する
    前回設定値送出手段(4) を備え、室内温湿度の設定
    要求を行う端末機器に対して室内温湿度設定を支援する
    情報を提供することを特徴とする室内温湿度設定方式。
  2. 【請求項2】  ビル内に設置された端末機器よりの室
    内温湿度の設定要求により、中央制御装置がエリアごと
    に設置されたエリア制御装置を介し各エリアの空調設備
    を制御して室内温湿度を調節する温湿度調整システムに
    おいて、中央制御装置(1b)内に、端末機器よりの温
    湿度設定要求を入力して解析し、当該エリア制御装置に
    対して温湿度の設定処理を行う設定要求処理手段(2a
    )と、前記設定要求処理手段(2a)より入力した温湿
    度設定情報と、前記エリア制御装置より入力した温湿度
    計測値をエリアごとに時系列データとして記憶する温湿
    度情報記録手段(3a)と、前記設定要求処理手段(2
    a)を介して端末機器よりの温湿度設定要求を入力し、
    前記温湿度情報記録手段(3a)より当該エリアの温湿
    度設定値と温湿度計測値の時系列データを読み出して前
    記端末機器に送出する温湿度情報送出手段(5) を備
    え、室内温湿度の設定要求を行う端末機器に対して室内
    温湿度設定を支援する情報を提供することを特徴とする
    室内温湿度設定方式。
  3. 【請求項3】  ビル内に設置された端末機器よりの室
    内温湿度の設定要求により、中央制御装置がエリアごと
    に設置されたエリア制御装置を介し各エリアの空調設備
    を制御して室内温湿度を調節する温湿度調整システムに
    おいて、中央制御装置(1c)内に、端末機器よりの温
    湿度設定要求を入力して解析し、当該エリア制御装置に
    対して温湿度の設定処理を行う設定要求処理手段(2a
    )と、前記設定要求処理手段(2a)より入力した温湿
    度設定情報と、前記エリア制御装置より入力した温湿度
    計測値をエリアごとに時系列データとして記憶するとと
    もに各エリアごとに予め設定された基準温湿度を記憶す
    る温湿度情報記録手段(3c)と、端末機器より室内温
    湿度の設定値と該設定値を予め定められた温湿度に復す
    るまでの時間情報が入力されたとき、前記設定要求処理
    手段(2a)を介して該時間情報を入力して前記温湿度
    情報記録手段(3c)より当該エリアの基準温湿度を読
    み出し、指定された時間を経過した後に該基準温湿度に
    復せしめる要求を前記設定要求処理手段(2a)に対し
    て行う温湿度時限設定手段(6) を備えたことを特徴
    とする室内温湿度設定方式。
  4. 【請求項4】  ビル内に設置された端末機器よりの室
    内温湿度の設定要求により、中央制御装置がエリアごと
    に設置されたエリア制御装置を介し各エリアの空調設備
    を制御して室内温湿度を調節する温湿度調整システムに
    おいて、中央制御装置(1d)内に、端末機器より現在
    温湿度に対する増減指数による要求を含む温湿度設定要
    求を入力して解析し、当該エリア制御装置に対して温湿
    度の設定処理を行う設定要求処理手段(2d)と、前記
    設定要求処理手段(2d)より入力した温湿度設定情報
    と、前記エリア制御装置より入力した温湿度計測値をエ
    リアごとに時系列データとして記憶する温湿度情報記録
    手段(3d)と、端末機器より現在温湿度に対する増減
    指数による温湿度設定要求が行われたとき、前記設定要
    求処理手段(2d)より該増減指数を入力して前記温湿
    度情報記録手段(3d)より当該エリアの現在の温湿度
    計測値を読み出し、温湿度設定値を算出して前記設定要
    求処理手段(2d)に出力する温湿度増減指数換算手段
    (7) を備えたことを特徴とする室内温湿度設定方式
  5. 【請求項5】  中央制御装置(1e)内に、前記温湿
    度増減指数換算手段(7) が算出した温湿度設定値を
    入力し、該温湿度設定値が予め設定した温湿度の上限値
    または下限値を逸脱することを確認した場合に、前記温
    湿度増減指数換算手段(7) に当該エリアの温湿度を
    上限値または下限値に設定せしめる温湿度設定範囲制限
    手段(8) を備えたことを特徴とする請求項4記載の
    室内温湿度設定方式。
  6. 【請求項6】  ビル内に設置された端末機器よりの室
    内温湿度の設定要求により、中央制御装置がエリアごと
    に設置されたエリア制御装置を介し各エリアの空調設備
    を制御して室内温湿度を調節する温湿度調整システムに
    おいて、中央制御装置(1f)内に、温湿度設定要求を
    行った端末機器の優先クラスを識別する優先クラス識別
    手段(9) と、端末機器よりの温湿度設定要求を入力
    したときに前記優先クラス識別手段(9)を介して該端
    末機器の優先クラスを識別し、温湿度情報記録手段(3
    f)より該当エリアの温湿度情報とともに前回の設定要
    求を行った端末機器の優先クラス情報を読み出して前記
    設定要求端末機器の優先クラスと比較し、予め定めた時
    間内においては優先クラスが高い端末機器よりの設定要
    求を優先させて当該エリア制御装置に対して温湿度の設
    定処理を行う設定要求処理手段(2f)と、前記設定要
    求処理手段(2f)より入力した温湿度設定値と、設定
    要求端末機器の優先クラスと、前記エリア制御装置より
    入力した温湿度計測値をエリアごとに時系列データとし
    て記憶する温湿度情報記録手段(3f)を備えたことを
    特徴とする室内温湿度設定方式。
JP3050006A 1991-03-15 1991-03-15 室内温湿度設定方式 Withdrawn JPH04288436A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3050006A JPH04288436A (ja) 1991-03-15 1991-03-15 室内温湿度設定方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3050006A JPH04288436A (ja) 1991-03-15 1991-03-15 室内温湿度設定方式

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04288436A true JPH04288436A (ja) 1992-10-13

Family

ID=12846915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3050006A Withdrawn JPH04288436A (ja) 1991-03-15 1991-03-15 室内温湿度設定方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04288436A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0527536U (ja) * 1991-09-25 1993-04-09 横河ジヨンソンコントロールズ株式会社 空調制御システム
JP2011145932A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Yamatake Corp 施設管理装置及び施設管理方法
CN103309381A (zh) * 2013-06-28 2013-09-18 甘肃省电力公司检修公司 人工污秽试验室温湿度联合控制系统与方法
CN103383218A (zh) * 2012-12-31 2013-11-06 于净 一种子弹柜及其温湿度监控方法
CN104503514A (zh) * 2014-09-17 2015-04-08 徐州中矿大传动与自动化有限公司 基于4g无线网络传输的变频器柜恒温恒湿远程智能控制方法
CN104991596A (zh) * 2015-07-09 2015-10-21 江苏安靠智能输电工程科技股份有限公司 一种电缆户外终端安装环境系统和搭建方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0527536U (ja) * 1991-09-25 1993-04-09 横河ジヨンソンコントロールズ株式会社 空調制御システム
JP2011145932A (ja) * 2010-01-15 2011-07-28 Yamatake Corp 施設管理装置及び施設管理方法
CN103383218A (zh) * 2012-12-31 2013-11-06 于净 一种子弹柜及其温湿度监控方法
CN103309381A (zh) * 2013-06-28 2013-09-18 甘肃省电力公司检修公司 人工污秽试验室温湿度联合控制系统与方法
CN103309381B (zh) * 2013-06-28 2016-06-29 国家电网公司 人工污秽试验室温湿度联合控制系统与方法
CN104503514A (zh) * 2014-09-17 2015-04-08 徐州中矿大传动与自动化有限公司 基于4g无线网络传输的变频器柜恒温恒湿远程智能控制方法
CN104991596A (zh) * 2015-07-09 2015-10-21 江苏安靠智能输电工程科技股份有限公司 一种电缆户外终端安装环境系统和搭建方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4697854B2 (ja) 環境設備制御システム
CN104797992B (zh) 用于监测多个建筑物自动化系统的系统
US7197562B2 (en) Projector device management system
US7092794B1 (en) Method and apparatus for connecting to HVAC device
JPH07502359A (ja) 通信サーモスタット
KR101724135B1 (ko) 건물 자동제어 네트워크 및 사물인터넷을 이용한 개별 실내환경 제어시스템 및 제어방법
USH2176H1 (en) System for processing interior environment complaints from building occupants
WO2000030297A2 (en) Internet access to a facility management system
BR112014004346B1 (pt) Sistema de interface para um prédio, método para controlar dispositivos de campo em um prédio e sistema de controle para um prédio
JP2001188699A (ja) アクセス制御機構を備えたデータ処理システム
US20230152895A1 (en) Method for Changing Displayed Scene, Intelligent Display Screen and Readable Storage Medium
JP2003295943A (ja) 施設管理システム
US10565224B2 (en) Data provision apparatus and data provision method
JPH04288436A (ja) 室内温湿度設定方式
JPH0423296B2 (ja)
JPH10207527A (ja) 施設監視制御方式
JP2675778B2 (ja) 情報処理システム
JP2703889B2 (ja) 情報処理システム
JPH1196183A (ja) データベースのアクセス制御方法、アクセス制御装置、及び管理システム
JPH05225027A (ja) 分散システムのデータ管理方法及び装置
JP3286938B2 (ja) ビル管理システム
JP3808794B2 (ja) 携帯端末
JP7438465B1 (ja) 制御装置、制御システム、機器制御方法およびプログラム
JP2006127039A (ja) ビル用中央監視システムおよびビル用中央監視システムにおける非リアルタイム系のデータ送信方法
JP2023036139A (ja) データ提供装置、データ提供システム及びデータ提供方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19980514