JPH04287645A - 大豆蛋白加工食品の製造方法 - Google Patents

大豆蛋白加工食品の製造方法

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JPH04287645A
JPH04287645A JP3080933A JP8093391A JPH04287645A JP H04287645 A JPH04287645 A JP H04287645A JP 3080933 A JP3080933 A JP 3080933A JP 8093391 A JP8093391 A JP 8093391A JP H04287645 A JPH04287645 A JP H04287645A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
soybean protein
processed
emulsion
food
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP3080933A
Other languages
English (en)
Inventor
Jiyunko Harimoto
順子 針本
Yoichi Kawasaki
洋一 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Oil Co Ltd
Original Assignee
Fuji Oil Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Oil Co Ltd filed Critical Fuji Oil Co Ltd
Priority to JP3080933A priority Critical patent/JPH04287645A/ja
Publication of JPH04287645A publication Critical patent/JPH04287645A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大豆蛋白と食用油脂
と水とを加えてなる大豆蛋白エマルジョンを用いた大豆
蛋白加工食品の製造方法に係り、軽い食感で、のど通り
も良く、従来の大豆蛋白加工食品にないカステラのよう
な組織を有する大豆蛋白加工食品の製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、大豆蛋白と食用油脂と水など
を加えて均質化させた大豆蛋白エマルジョンを使用して
大豆蛋白加工食品を製造することが行なわれていた。
【0003】そして、このような大豆蛋白加工食品とし
ては、一般に豆腐のように均一で密な組織になったもの
と、がんもどきのようにスポンジ状の組織になった二種
類のものが知られていた。
【0004】ここで、豆腐のように均一で密な組織にな
った大豆蛋白加工食品は、通常の豆腐に比べて、その食
感が重くなりがちであり、量を多く食することができず
、またがんもどきのようなスポンジ状の組織になった大
豆蛋白加工食品は、そのままの状態ではゴワゴワした食
感であるため、一般にこれをだし汁で煮込む等の二次加
熱を行ない、その組織を軟化させる必要があった。
【0005】このため、上記のような大豆蛋白エマルジ
ョンを用いた大豆蛋白加工食品において、軽い食感で、
のど通りも良く、簡単に食べられて蛋白の摂取が容易に
行なえる大豆蛋白加工食品が要望されていた。
【0006】一方、さつまいもについては、繊維質およ
びビタミンA,B1 ,Cが多く含まれているため、従
来より、石焼いも,スウィートポテト,パイ等に用いら
れてきたが、一般に蛋白の含有量が低く、栄養バランス
の面では充分なものとはいえなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記のよ
うな大豆蛋白エマルジョンを使用した大豆蛋白加工食品
において、従来における豆腐のような密な組織になった
ものや、がんもどきのようなスポンジ状の組織になった
もの以外に、軽い食感を有し、のど通りも良く簡単に食
することができる大豆蛋白加工食品を提供することを課
題とするものである。
【0008】ここで、本発明者等は、上記のような大豆
蛋白エマルジョンを用いた大豆蛋白加工食品において、
大豆蛋白エマルジョンに他の様々な材料を加えることに
ついて検討すると共に、このように他の材料を加えたも
のをどのように処理するかについて様々な検討を加え、
この発明を完成するに至ったのである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係る大豆蛋白
加工食品の製造方法においては、大豆蛋白と食用油脂と
水とを加えてなる大豆蛋白エマルジョンに加熱処理した
さつまいもを練り込み、これをフライするようにしたの
である。
【0010】このように大豆蛋白エマルジョンに加熱処
理したさつまいもを練り込んでフライすると、従来の豆
腐のような密な組織になったものや、がんもどきのよう
なスポンジ状の組織になったものとは異なり、軽い食感
で、のど通りも良くて簡単に食することができるカステ
ラのような組織になった大豆蛋白加工食品が得られるよ
うになる。
【0011】ここで、上記大豆蛋白エマルジョンにおけ
る大豆蛋白としては、分離大豆蛋白、濃縮大豆蛋白等の
加熱した際にゲル化するものを用いることができる。
【0012】また、食用油脂としては、一般に使用され
ている食用油脂であればよく、大豆油,パーム油等の植
物性油脂、牛脂,豚脂,ラード等の動物性脂肪及びこれ
らの加工油脂を使用することができ、健康面からはコレ
ステロールのない植物性油脂を用いることが望ましい。
【0013】そして、上記の大豆蛋白と食用油脂に水を
加えて大豆蛋白エマルジョンを調製するにあたっては、
大豆蛋白エマルジョンが熱凝固性をもつように、これら
の配合比率を、一般に大豆蛋白1重量部に対して食用油
脂を0.5〜2重量部、水を3.5〜4.5重量部にな
るようにし、これらをカッター等によって充分に乳化さ
せるようにする。
【0014】一方、上記の大豆蛋白エマルジョンに加え
るさつまいもを加熱処理するにあたっては、湿式加熱で
も乾式加熱でもよく、さつまいも全体が充分に加熱され
て、さつまいも中における澱粉がα化されるようにする
ことが好ましい。なお、さつまいもの皮は加熱処理前あ
るいは加熱処理後に取り除くようにすることが好ましい
【0015】そして、このように加熱処理されたさつま
いもを上記の大豆蛋白エマルジョンに練り込むにあたっ
ては、予め加熱処理したさつまいもを粗く潰したり、裏
ごしして均一なペーストにした状態で加えるようにする
ことが好ましい。
【0016】また、このように加熱処理されたさつまい
もを大豆蛋白エマルジョンに練り込むにあたっては、製
造する大豆蛋白加工食品の用途や、これを食する人の嗜
好に応じて、さつまいもを均一あるいは不均一に練り込
むようにすることができる。
【0017】ここで、上記のように大豆蛋白エマルジョ
ンに対して加熱処理したさつまいもを練り込むにあたり
、加えるさつまいもの量があまり多いと、得られる大豆
蛋白加工食品がスウィートポテトのような重い食感にな
る一方、その量が少ないと、得られる大豆蛋白加工食品
の弾力性が強くなって、がんもどきのようなスポンジ状
の組織に近くなるため、通常、上記大豆蛋白エマルジョ
ン100重量部に対して加熱処理されたさつまいもを8
0〜200重量部加えるようにする。
【0018】そして、このように大豆蛋白エマルジョン
に加熱処理されたさつまいもを練り込んだものを適当な
大きさにし、これをフライさせるようにする。
【0019】ここで、フライの条件は、一般にがんもど
きをフライする場合の条件と同様であり、通常110〜
170℃の温度で行なうようにし、例えば10〜20g
に成型されたものに対しては、110℃で4分30秒間
フライした後、155℃で2分間フライさせる二段階の
フライを行なうか、150℃で4分間フライさせるよう
にする。
【0020】また、この発明に係る大豆蛋白加工食品の
製造方法においては、上記の大豆蛋白エマルジョンや、
加熱処理されたさつまいもの他に、製造される大豆蛋白
加工食品の風味や食感をさらに改善するため、小麦粉、
加工澱粉、食塩や砂糖等の調味料を加えるようにしても
よい。
【0021】
【実施例】以下、この発明の実施例について具体的に説
明する。
【0022】(実施例1)この実施例のものにおいては
、分離大豆蛋白(不二製油株式会社製,フジプローR)
100重量部と、大豆白絞油50重量部と、マーガリン
70重量部と、水400重量部とを混合し、これらをカ
ッターにより充分乳化させて大豆蛋白エマルジョンを作
成した。
【0023】そして、この大豆蛋白エマルジョンに、小
麦粉10重量部と、加工澱粉15重量部と、食塩2重量
部と、砂糖70重量部を加えてこれらを均一に混合した
【0024】一方、さつまいもについては、皮を剥き9
7℃で充分に蒸し加熱を行なった後、これを裏ごしした
【0025】そして、このように加熱処理したさつまい
もを、上記のように小麦粉等を加えた大豆蛋白エマルジ
ョンに500重量部加え、これらを均一になるまで混合
して加熱処理されたさつまいもを大豆蛋白エマルジョン
に練り込むようにした。
【0026】次いで、このようにして得られた生地を山
中式成型機25mmφの型で15gに成型し、これを1
10℃で4分30秒間フライした後、さらに155℃で
2分間フライして、大豆蛋白加工食品を製造した。
【0027】ここで、このようにして製造された大豆蛋
白加工食品を食したところ、カステラのような組織にな
っており、軽い食感で、のど通りもよく、このままの状
態でも食べやすく、スナック的食品に適していた。
【0028】(実施例2)この実施例のものにおいては
、分離大豆蛋白100重量部と、大豆白絞油100重量
部と、水400重量部とを混合し、これらをカッターに
より充分乳化させて大豆蛋白エマルジョンを作成した。
【0029】そして、この大豆蛋白エマルジョンに、小
麦粉10重量部と、食塩10重量部と、砂糖30重量部
とを加えてこれらを均一に混合した。
【0030】一方、さつまいもについては、皮を剥き9
7℃で充分に蒸し加熱を行なった後、これを裏ごしした
【0031】そして、このように加熱処理したさつまい
もを、上記のように小麦粉等を加えた大豆蛋白エマルジ
ョンに1000重量部加え、これらを均一になるまで混
合して、加熱処理された上記さつまいもを大豆蛋白エマ
ルジョンに練り込むようにした。
【0032】次いで、このようにして得られた生地を山
中式成型機によって20gの小判型に成型し、これを1
50℃で4分間フライし、大豆蛋白加工食品を製造した
【0033】ここで、このようにして製造された大豆蛋
白加工食品を食したところ、この大豆蛋白加工食品も、
上記実施例1のものと同様に、カステラのような組織に
なっており、軽い食感で、のど通りもよく、このままの
状態でも食べやすいものであった。
【0034】また、このようにして得られた大豆蛋白加
工食品を急速に凍結させた後、これを解凍した場合、こ
の食品の品質は凍結前のものと差がなく、凍結耐性を有
していた。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明に係る大
豆蛋白加工食品の製造方法においては、大豆蛋白と食用
油脂と水とを加えてなる大豆蛋白エマルジョンに加熱処
理したさつまいもを練り込み、これをフライするように
したため、従来の豆腐のような密な組織を持つ大豆蛋白
加工食品や、がんもどきのようなスポンジ状の組織を持
つ大豆蛋白加工食品とは全く異なったカステラのような
組織を持つ大豆蛋白加工食品が得られた。
【0036】また、このようにして得られた大豆蛋白加
工食品を食した場合、軽い食感で、のど通りも良く、更
にさつまいもの風味も付与されて、風味が良く、そのま
まの状態で簡単に食することができる大豆蛋白加工食品
が得られた。
【0037】さらに、このようにして得られた大豆蛋白
加工食品は、これを急速凍結した後、自然解凍或いは加
熱解凍した場合であっても、その品質が凍結前のものと
差がなく、凍結耐性を有していた。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  大豆蛋白と食用油脂と水とを加えてな
    る大豆蛋白エマルジョンに加熱処理したさつまいもを練
    り込み、これをフライすることを特徴とする大豆蛋白加
    工食品の製造方法。
  2. 【請求項2】  上記大豆蛋白エマルジョン100重量
    部に対して、加熱処理されたさつまいもを80〜200
    重量部練り込むことを特徴とする請求項1に記載の大豆
    加工食品の製造方法。
JP3080933A 1991-03-19 1991-03-19 大豆蛋白加工食品の製造方法 Pending JPH04287645A (ja)

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JP3080933A JPH04287645A (ja) 1991-03-19 1991-03-19 大豆蛋白加工食品の製造方法

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JPH04287645A true JPH04287645A (ja) 1992-10-13

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