JPH0428652A - 輪転印刷機への巻取紙供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は輪転印刷機へ巻取紙を供給する供給装置に関す
る。

〔従来の技術〕

従来１輪転印刷機への巻取紙供給は２通常人手により手
動で行われていた。すなわち１作業者が巻取紙倉庫から
梱包状態の巻取紙を転がして運び、印刷機へ装着、梱包
材の解梱９紙継ぎ準備の為の仕立てを行っていた。

近年、一部では、コンベア等により巻取紙の搬送は自動
化されつつある。また、極く一部の新聞社では。

紙継ぎの準備である仕立てを自動的に行う自動紙継ぎ仕
立て装置の導入がなされている。

梱包材の除去に関してはｌ敷紙を梱包した梱包材の内、
端面部分の梱包材を除去する装置が本出願人により開発
され、特開平１−１０３２９３号公報に提案されている
０巻取紙の周面部の梱包材の除去に関しては、最近１本
出願人により、自動化装置が開発され。

特許出願された段階である（特願平１−８９１１７号）
。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術において、まず人手作業では、１トン近い
重量の巻取紙を運ぶことは大変な重労働である。

また、梱包材の解梱に関しても中身の用紙を傷つけずに
梱包材のみを刃物で切断するのは、かなりの技能を要し
、かつ神経を使う作業である。仕立て作業は９紙継ぎの
成否に直接間わる作業であるため、大変神経を使い、長
い時間のかかる作業である。このように１人手作業によ
って巻取紙を供給する方法では種々な問題があった。

また、従来技術では、巻取紙の搬送、仕立て、或いは巻
取紙の端面の梱包材除去のように、一部の工程のみを自
動化したものはあるが、これらにおいても他の工程は人
手に鯨らざるを得す１作業者数を大幅に少なくすること
はできないという問題があった。

〔課題を解決するための手段〕

本発明はかかる従来の問題を解決せんとするもので。

巻取紙を保管する巻取紙倉庫と２巻取紙からその梱包材
を除去する解梱装置と３巻取紙に紙継ぎの準備である仕
立てを行う仕立て装置と、巻取紙を上記各装置及び輪転
印刷機間で搬送する搬送装置とを配置することにより、
印刷機への巻取紙の供給を完全に無人化することを要旨
とするものである。

〔実施例〕

以下１図面に示す本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例による巻取紙供給装置の概略
平面図であり、１は巻取紙を供給される輪転印刷機であ
る。２は巻取紙倉庫であり、多数の巻取紙３を保管して
いる０巻取紙倉庫２に保管されている巻取紙３は通常、
第２図１ａｌに示すように２周面部及び端面部を梱包材
４ａ及び４ｂで梱包された状態となっている。

巻取紙倉庫２には１巻取紙３を自動的に出し入れするこ
との可能な移載装置（図示せず）が設けられている。

５は９巻取紙３からその梱包材を除去する解梱装置であ
り９巻取紙の端面の梱包材を除去する端面部除去装置６
と９周面の梱包材を除去する周面部除去装置７とからな
る。８は解梱装置５に対する巻取紙の供給。

排出を行う搬送コンベアであり１例えば、スラットコン
ベアが使用される。

端面部除去装置６は第２図（ａｌに示すように梱包され
た状態の巻取紙３から、端面部の梱包材４ｂを除去して
第２図中）に示す状態とするものであり１例えば、特開
平１−１０３２９３号公報に開示のものを使用できる０
周面部除去装Ｎ７は、第２図中）に示すように端面部の
梱包材を除去した後の巻取紙３から周面部に残っている
梱包材４ａを自動的に除去するものであり、その１例を
第３図、第４図に示している。第３図、第４図において
、床１０に凹所１１が形成され、その中にリフタ１２が
設置されている。リフタ１２は油圧シリンダ１３が伸長
すると上昇するようになっている。リフタ１２に支持さ
れる台１４上に支持ローラ１５ａ。

１５ｂが間隔をおいて設けられている。一方の支持ロー
ラ１５ｂば、モータＭ１により伝動装置１６を介して回
転駆動可能となっている。凹所１１の開口部には巻取紙
３の搬送コンベア８が渡されている。このコンベア８は
３両端面部の梱包材を除去した巻取紙３を第４図で矢印
Ｈ方向に装置内に搬入し１周面部の梱包材を除去した巻
取紙３を矢印Ｊ方向に搬出するようになっている。支持
ローラ１５ａ、１５ｂの両端部は軸受１Ｂ、１９により
支持されている。

凹所１１の支持ローラ１５ｂの側の支１１２０には。

軸２１によって回動アーム２２が第３図の実線位置と仮
想線位置の間で回動可能に支持されている。そして。

回動アーム２２の先端には、ブツシャ−Ｐが支持ローラ
１５ａ、１５ｂ上の巻取紙３の軸線方向に支持されてい
る。このプンシャーＰは９回動アーム２２先端に固定さ
れたエアシリンダＣＬＩと、そのピストンロッド３３の
先端に設けられた円板３３ａとから構成されている。

凹所１１の支持ローラ１５ｂの側に沿って送り装置２３
が設置されている。送り装置２３は送りねじ２４と案内
ロッド２５を有し、送りねじ２４の送り作用で案内ロッ
ド２５に沿って送られるように走行体２６が設けられて
いる。送りねじ２４はモータＭ２により回転駆動される
。走行体２６にはエアシリンダＣＬ２が支持され、この
エアシリンダのピストンロッド２７の先端の取付部に樹
状の切開具３４が取付けられている。

送り装置２３の下方には、ベルトコンベア等からなる切
開ずみ梱包材搬送コンベア３０ａ、３０ｂが設けられて
おり、ｌ送コンベア３０ｂの搬出側に梱包材回収箱３１
が置かれている。

次に、この周面部除去装Ｗ７の作動を説明する。

両端面部の梱包材を除去した巻取紙３　（第２図中）の
状態）が搬送コンベア８により装置内に搬入されると。

それを検知してリフタ１２が上昇し、支持ローラ１５ａ
、■５ｂがその巻取紙を支持する０次に９回動アーム２
２が第３図の実線位置から仮想線位置へ回動し。

そのエアシリンダＣＬＩを巻取紙３の中心軸線の位置へ
下降させる。

続いてエアシリンダＣＬＩが伸長して先端の円板３３ａ
を巻取紙３の端面に押付ける。この状態で、モータＭ１
が運転されて支持ローラ１５ｂが回転し、それによって
巻取紙３が回転する。この時９円板３３ａは回転可能に
なっているため一緒に回転し９巻取紙３の回転を妨げな
い。

巻取紙３を回転させつつその内部の巻取紙本体３ａを円
板３３ａで押すことによって、第５図に示すように１周
面部の梱包材４ａと内部の巻取紙３に軸方向のずれが生
じてくる。所定のずれが生じると、モータＭ１が停止し
９巻取紙３の回転も停止する０次に、エアシリンダＣＬ
Ｉが収縮して円板３３ａが後退し１回動アーム２２が第
３図の実線位置へ上昇する。

次に、エアシリンダＣＬ２が伸長して、模状切開具３４
が第６図に示すように露出した巻取紙３の外周面に押し
当てられる。続いて、モータＭ２の運転により。

第７図に示すように走行体２６が巻取紙３の長手方向に
送られ、切開具３４の先端が周面部の梱包材４ａを軸方
向に全長にわたり切開する。切開完了後、エアシリンダ
ＣＬ２が収縮して切開具３４が後退し、モータＭ２が逆
転し、走行体２６と共に切開具３４は最初の待機位置へ
戻される。

次に、モータＭ１を逆転させると、第８図に示すように
、切開されて広がった周面部の梱包材４ａは搬出コンベ
ア３Ｑａ、３０ｂの方へ送られる１巻取紙３が１＋α回
転した時点で巻取紙３の回転は停止され、続いて同コン
ベアによって回収箱３１内へ切開された梱包材が送り込
まれ、それと同時に搬出コンベア３０ａ。

３０ｂは停止する。

続いて、リフタ１２が下降して巻取紙３が搬送コンベア
８上へ載置され、同コンベア８が運転されて巻取紙３が
装置外へ搬出される０以上のようにして３巻取紙の周面
の梱包材が除去される。

第１図において、４０は仕立て装置である。この自動仕
立て装置は、第２図（Ｃ）に示すように梱包材を除去し
た後の巻取紙３に対して、その表層紙を繰り出し。

第２図（ｄ）に示すように先端を７字状にカットし、そ
の端部に両面テープ４１を貼付け、はぐれ止めのテープ
４２を貼り付けるという作業を自動的に行うものである
。仕立て装置４０としては、公知のものを使用できる。

４４は巻取紙３を乗せて自動走行する無人搬送車。

４５はその無人搬送車４４を案内する無人搬送車軌道。

４６は空芯回収装置である。なお１図示は省略している
が、搬送コンベア８上の巻取紙３を、所定位置に待機し
ている無人搬送車４４上に移載する移載装置が設けられ
ている。また９以上に説明した各装置を自動的に制御す
る装置（図示せず）も設けられている。

次に、上記構成の巻取紙供給装置の動作を説明する。

梱包材で梱包された巻取紙３　（第２図（ａｌに示す状
態のもの）が巻取紙倉庫２に保管されている。輪転印刷
機１からの巻取紙要求信号により１巻取紙倉庫２の移載
装置が作動して巻取紙３を巻取紙倉庫２から搬出し。

搬送コンベア８上に送り出す、この搬送コンベア８は巻
取紙３を搬送して解梱装置５の端面部除去装置６に送り
込む、端面部除去装置６は供給された巻取紙３の端面部
の梱包材４ｂを除去する。これにより１巻取紙３は第２
図（ｂ）に示すように、その両端面が露、出される。

次いで、その巻取紙３は再び搬送コンベア８によって次
の周面部除去装置７に送られる０周面部除去装置７は巻
取紙３の外周面の梱包材４ａを除去する。これにより１
巻取紙３から第２図（Ｃ１に示すように梱包材が完全に
除去される。

梱包材を除去された巻取紙３は、再び搬送コンベア８に
乗せられ１周面部除去装置７の外に搬出され、その後、
移載装置（図示せず）によって所定位置に待機している
無人搬送車４４に移載される。巻取紙３を乗せた無人搬
送車４４は、仕立て装置４０にその巻取紙３を供給する
。

仕立て装置４０は、供給された巻取紙３の表面部の紙を
引き出し、第２図１ｄｌに示すように、先端を７字状に
カー／　）し、その先端部に両面テープ４１を貼付け。

かつ中央先端にほぐれ止めのテープ４２を貼付ける。

以上のようにして巻取紙３に、紙継ぎ準備が行われる。

その後、その巻取紙３は再び無人搬送車に乗せられる。

紙継ぎ亭備をされた巻取紙３は無人搬送車によって輪転
印刷機１のところへ送られて自動装着され１次いで、空
芯が無人搬送車上に回収される。その空芯を乗せた無人
搬送車は空芯回収装置４６のところに移動し。

空芯を空芯回収装置４６に渡した後、待機位置に戻る。

以上のようにして９巻取紙の輪転印刷機に対する自動供
給が行われる。

なお、上記実施例では、解梱装置５として、端面部の梱
包材と周面部の梱包材とをそれぞれ別の場所で除去する
装置を用いたが、この代わりに同じ位置で全部の梱包材
を除去する構成としてもよい、更には、梱包材の除去位
置で紙継ぎ準備を行うように、すなわち。

解梱装置５と仕立て装置４０とを一つの装置となるよう
に組み立ててもよい。

更に、上記実施例では１巻取紙倉庫に、梱包した状態の
巻取紙を保管する構成としているが１本発明はこの場合
に限らない０例えば、倉庫に十分な空調があるといった
様に、湿度変化等による巻取紙紙質への影響等が無視し
得るなら、第２図（ｂｌに示すように、端面部の梱包材
を除去した状態の巻取紙、第２図１０）に示すように解
梱した状態の巻取紙、或いは第２図（ｄｌに示すように
紙継ぎ準備を行った状態の巻取紙を保管するようにして
もよい、その場合には、端面部除去装置６から排出され
た巻取紙９周面部除去装置７から排出された巻取紙、或
いは仕立て装置４０から排出された巻取紙を巻取紙倉庫
に送り込む搬送装置を設け、また９巻取紙倉庫からは、
保管している巻取紙を、その次の工程に送り込む搬送装
置を設ければよい。

巻取紙倉庫２．解梱装置５．仕立て装置４０の配置は、
第１ＷＪに示す場合に限らず種々変更可能であることは
いうまでもない、また、解梱装置及び／又は仕立て装置
を輪転印刷機のところに配置し、印刷機に巻取紙を装着
した状態で解梱及び／又は仕立てを行うことも可能であ
る。

更に、上記実施例では巻取紙の搬送に、スラントコンベ
ア、無人搬送車を用いているが、他の手段による搬送、
装置への受は渡しも可能である（例えば、クレーンホイ
スト、傾斜した床の転がし等）。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば１巻取紙倉庫に保管された
巻取紙を輪転印刷機に使用するまでの工程が完全に無人
化され、大幅な人件費の削減が図れる。また。

解梱、仕立てといった作業が機械化されるので９人為ミ
スによる巻取紙への傷付け１紙継ぎの失敗が防止できる
ため、横紙量の低減、印刷機の稼動率の向上といった効
果も期待できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による輪転印ＭＩｌへの巻取
紙供給装置の概略平面図、第２図（ａｌ、　（ｂ）、　
（ｃｌ、　（ｃｌ１は。 上記実施例における巻取紙の状態を示す概略斜視図。 第３図は上記実施例に用いる周面部除去装置７の概略側
面図、第４図はその概略平面図、第５図、第６図。 第７図、第８図はそれぞれ上記周面部除去装置の動作を
説明する要部の斜視図である。 １−・−・輪転印刷機、２・・・巻取紙倉庫、３・−・
巻取紙１４ａ・−・周面部の梱包材、４ｂ一端間部の梱
包材、５−解梱装置、６−・一端面部除去装置、７−周
面部除去装置８・−・搬送コンベア、４０−仕立て装置
、４４−・無人搬送車、４５−・無人搬送車軌道、４６
−空芯回収装置。 代理人　弁理士　乗　松　恭　三 μ そ１道車 （ａ） （ｂ） ′：ＩＰ２図 牙３図 牙４ 図 オ８ｒ！！Ｊ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 巻取紙を保管する巻取紙倉庫と、巻取紙からその梱包材
   を除去する解梱装置と、巻取紙に紙継ぎの準備である仕
   立てを行う仕立て装置と、巻取紙を上記各装置及び輪転
   印刷機間で搬送する搬送装置とを有する輪転印刷機への
   巻取紙供給装置。