JPH0428619Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0428619Y2
JPH0428619Y2 JP12714485U JP12714485U JPH0428619Y2 JP H0428619 Y2 JPH0428619 Y2 JP H0428619Y2 JP 12714485 U JP12714485 U JP 12714485U JP 12714485 U JP12714485 U JP 12714485U JP H0428619 Y2 JPH0428619 Y2 JP H0428619Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winning
winning device
special
count
balls
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12714485U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6236776U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12714485U priority Critical patent/JPH0428619Y2/ja
Publication of JPS6236776U publication Critical patent/JPS6236776U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0428619Y2 publication Critical patent/JPH0428619Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、遊技盤面に変動入賞装置と複数の特
定入賞装置とを配設し、上記変動入賞装置は、当
該変動入賞装置の基板の窓部から後方に突出する
凹室周壁と、打球を受け入れないか若しくは受け
入れ難い第1状態と打球を受け入れ易い第2状態
とに変換可能な可動部材と特別入賞口及び通常入
賞口とを有し、上記特定入賞装置には変動入賞装
置の可動部材の指定動作を行なわせる作動検出器
を所属させたパチンコ機に関する。
(従来の技術) 従来、この種のパチンコ機としては、遊技盤の
下方に設けらえた作動検出器への入賞に誘発され
て、可動部材が1回若しくは2回程開閉動作し、
このとき、変動入賞装置に飛び込んだ打球が偶発
的に特別入賞口に入ると、それによつて上記可動
部材が最大18回の連続開閉動作を1サイクルとす
る特別遊技状態に移行し、しかも、その1サイク
ル内に運よく特別入賞口に打球が入ると(継続条
件の成立)、次のサイクルに更新され、複数回
(例えば8回)だけ更新(継続)ができるように
したものが知られている。
(従来技術の問題点) 上記のようなパチンコ機は、変動入賞装置の可
動部材が連続して十数回も回動され、しかも、継
続条件が満たされると、それを複数回繰返すた
め、変動入賞装置に短時間内に多量の入賞球が発
生し、過大な利益を遊技者に与えることがある。
そこで或る程度、最大の利益を押えるべく、1
回の連続した動作、即ち、1サイクルの間に入賞
できる打球の数を制限してやる必要がある。例え
ば、入賞球が10個に達したときは、直ちに特別賞
態様が解除されるようにパチンコ機を構成する。
そのためには、変動入賞装置に入賞した打球を
正確に計数すると共に、変動入賞装置の特別入賞
口への入賞球を検出しなければならない。又、短
時間内に多量の入賞球が発生することから、変動
入賞装置の特別入賞口や通常入賞口、或いは凹室
内に入つた入賞球を迅速に排出させ、入賞球検出
器や入賞球処理器の応答動作を速くすることも重
要である。
若し、当該サイクルの10個目の入賞球と同時に
特別入賞口に入つた場合に、その特別入賞口に入
つた入賞球の検出が10個目の入賞球よりも所定時
間を越えて遅れると、せつかく獲得した特別賞態
様の消失を招く等の不都合を生じ、遊技者とのト
ラブルの原因となる。
従つて、凹室内の入賞球の迅速な排出や入賞球
の正確な計数が極めて重要な要素となる。
一般に、変動入賞装置は、パチンコ器の遊技盤
の正面側から取り付けられ、遊技盤の裏面側には
入賞球の流路としての球誘導樋が配設される。従
来は、この球誘導樋の取付位置と変動入賞装置の
取付位置とを相互に機械的に決定する手段はなか
つた。
しかし、入賞球の適切且つ迅速な流下を確保す
るためには、この球誘導樋と変動入賞装置の相対
的な取付位置を正確に定めることが、極めて重要
となる。取付作業者の勘や熟練度にのみ頼つて両
者の整合を図りつつ取付作業を行なつていたので
は、整合性の不揃いを招いたり、組付や修理等の
作業能率を高められず、製造コスト高を招いたり
する。
入賞球の適切且つ迅速な流下を確保するために
更に考慮すべき点は、変動入賞装置へ入つた入賞
球を計数後パチンコ機の入賞球処理器が円滑に作
動できるように導びいてやることである。
入賞球処理器は、入賞球1個宛1回動作し、所
定数の賞球を払い出すものであるから、その入賞
球の受け入れ状態の球詰り等による作動不良は、
直ちに、パチンコ遊技の興味を大きく減退させる
原因となる。
本考案は、上記問題に鑑みて提案されたもの
で、変動入賞措置に入つた入賞球の適切且つ迅速
な誘導と入賞球処理器の円滑な作動を確保できる
変動入賞装置を備えたパチンコ機の提供を目的と
するものである。
(問題解決の手段) 本考案のパチンコ機は、遊技盤1面に変動入賞
装置10と複数の特定入賞装置8,9とを配設
し、上記変動入賞装置10は、当該変動入賞装置
10の基板20の窓部21から後方に突出する凹
室周壁36と、打球を受け入れないか若しくは受
け入れ難い第1状態と打球を受け入れ易い第2状
態とに変換可能な可動部材11と特別入賞口19
及び通常入賞口18とを有し、上記特定入賞装置
8,9には変動入賞装置10の可動部材11の指
定動作を行なわせる作動検出器125,126を
所属させたパチンコ機に於て、 上記変動入賞装置10は、凹室周壁36部分を
遊技盤1に開設した入賞装置収納穴120に通
し、且つ基板20を遊技盤1面に当接させて遊技
盤1に装着し、 上記遊技盤1裏面には、変動入賞装置10の特
別入賞口19及び通常入賞口18から流出する入
賞球を集合するカウント誘導樋141を配設し、 上記変動入賞装置10に対しカウント誘導樋1
41を正しく位置決めするため、変動入賞装置1
0の基板20後面及びカウント誘導樋141の何
れか一方には、遊技盤1を貫通する突部29を他
方には該突部29と嵌合する係合部29Aを設
け、 上記カウント誘導樋141内には、変動入賞装
置10の特定入賞口19から流出する入賞球のみ
を検出する特定入賞検出器127を臨ませ、 上記カウント誘導樋141の流下端部には、集
合させた特別入賞口19及び通常入賞口18から
の入賞球を放出させる放出口144を設け、該放
出口144には通過球を計数するカウント検出器
128を臨ませて、該カウント検出器128によ
り変動入賞装置10へ入賞した球数を検出発信さ
せると共に、 上記カウント検出器128を含むカウント誘導
樋141の放出口144は、遊技盤1面の下方に
位置する前記複数の特定入賞装置8,9の作動検
出器125,126の間にあつて、パチンコ機の
入賞球処理器から遠ざかる位置にて開放させて、
入賞球を該入賞球処理器に導びく案内棚149に
放出誘導する構成としたものである。
(考案の作用) 変動入賞装置10の基板20後面及びカウント
誘導樋141の何れか一方に設けた突部29及び
他方に設けた係合部29Aは、遊技盤1を挟んで
互いに嵌合し、位置決めされる。
このように、変動入賞装置10自体に位置決め
部を設けることにより、変動入賞装置10とカウ
ント誘導樋141との適切な整合、即ち、変動入
賞装置10の各球出口とカウント誘導樋141の
流入口との滑らかな連通状態が機械的に決定し確
保される。両者を適正位置にて簡単に取り付ける
ことができるため、その作業能率が高められ、一
定品質のパチンコ機が得られる。
変動入賞装置10の特別入賞口19に入つた入
賞球はカウント誘導樋141内に於て、特別入賞
検出器127を作動させて特別遊技状態を発生又
は継続せしめ、通常入賞口18に入つた入賞球
は、カウント誘導樋141内に於て、そのまま落
下し、カウント誘導樋141の流下端部の放出口
144に向かう。
そして、この通常入賞口18からの入賞球ばか
りでなく、特別入賞検出器127を通過した入賞
球も放出口144のカウント検出器128にて、
合せて計数される。
入賞球はカウント誘導樋141の放出口144
からカウント検出器128を通過した後、入賞球
処理器への案内棚149に放出誘導され、その放
出位置は、遊技盤1面の下方に位置する複数の特
定入賞装置8,9の作動検出器125,126の
間であつて、パチンコ機の入賞球処理器から遠ざ
かる位置にあるから、特別遊技状態に於て発生す
る多数の入賞球が球詰りしたり、石垣状になるこ
とがなく、入賞球処理器で円滑に入賞球が処理さ
れる。
(実施例) 以下、本考案の変動入賞装置を、図示の実施例
について説明する。
第1図は、変動入賞装置10を取付けた後の状
態を示した遊技盤1の背面図、第2図は正面図で
ある。
遊技盤前面 第2図に於て、変動入賞装置10は、遊技盤1
のガイドレール2により区画された遊技領域3の
ほぼ中央に配置されている。
この遊技領域3内には、更に、一般入賞装置4
A,4Bや多数の誘導釘5、風車6、アウト穴7
等を設けてある。
変動入賞装置10の下方には、計3つの特定入
賞口、即ち、左右の第1の特定入賞装置8,8と
中央の第2の特定入賞装置9とが、並置されてい
る。
変動入賞装置10は、この実施例では、打球を
受け入れない若しくは受け入れ難い第1状態(第
3図)と打球を受け入れ易い第2状態(第4図)
に変換可能な左右2つの可動部材としての可動片
(主助可動片)11だけでなく、この主可動片1
1に時間差をもつて連動する左右2つの今一つの
可動部材としての可動片(補助可動片)12をも
有する。
又、変動入賞装置10の上部には、天入賞口1
6、サイド入賞口17等の誘導路が形成され、下
部には、3つの入賞口18,18,19が形成さ
れている。
誘導釘5は、変動入賞装置10の左右両側にそ
れぞれ1本づつ配設した側方釘5Aと、該側方釘
の外側側方に向けて遊技球を案内する一群の案内
釘5Bとを含む。
しかし必ずしも釘により構成する必要はなく、
前者は適当な側方部材により、また後者の案内釘
5Bは流路構成部材として機能する。釘以外の他
の部材によつて構成することもできる。
変動入賞装置10の可動部材としての主可動片
11及び補助可動片12は、主可動軸13及び補
助可動軸14(第5図、第7図)を中心として回
動して第2状態に変換する。
特に主可動片11は、第2状態に変換した場
合、第4図に示すように、遊技球即ち打球の直径
により長く変動入賞装置の側方に突出する。
各側方釘5Aは、この主可動片11の変換動作
を阻害しないよう、且つ、主可動片11が第2状
態に静止したとき、その主可動片11の前方に、
主可動片先端から遊技球の直径以下の距離L(第
4図)だけ離れて位置するように設けてある。
従つて、主可動片11が打球を受け入れない若
しくは受け入れ難い第1状態(第3図)に在る場
合には、主可動片11の側方に、図示の如く、側
方釘5Aの外側側方に向つて打球が通過する第1
流路(矢印P1)と、そして、主可動片11と側
方釘5Aとの間に形成される流路であつて、その
上方を、第2状態下に於る変動入賞装置10への
入賞可能領域15とした第2流路(矢印P2)と
が形成される。
一方、主可動片11が打球を受け入れ易い第2
状態(第4図)に変換した場合には、上記第2流
路は主可動片11によつて閉じられ、新たに側方
釘5Aから主可動片11に沿つて打球が変動入賞
装置10内に打球が案内される第3流路(矢印
P3)が形成される。
側方釘5Aは、主可動片11が第2状態に変換
して第2流路(P2)を閉じ第3流路(P3)を開
いた場合、主可動片11の先端より更に前方に位
置しているので、側方釘5Aは可動片11と協働
して、主可動片11の長さ以上の幅に亘つて、打
球を変動入賞装置10内へと案内する。
換言すれば、第2状態下に於ける打球の入賞確
率に関し、従来と同じ可動片の機能が、より短い
主可動片11によつて達成できることになる。
このように側方釘5Aに可動片11の入賞領域
拡大作用を持たせることにより、主可動片11の
長さの短縮化を図り得る。
遊技盤背面 第1図に於て、図中の符号120は、変動入賞
装置10の後部突出部分を通すため遊技盤1の中
央に設けた入賞装置収納穴である。
遊技盤1の中央部には、変動入賞装置10の上
部の天入賞口16、サイド入賞口17に対する開
口121が、その両側には、一般入賞装置4A,
4Bの入賞装置穴122A,122Bが、更に、
その下方には、特定入賞装置8,9の入賞口と連
通する入賞装置穴123,124がそれぞれ設け
られている。
上記の特定入賞口と連続する入賞装置穴12
3,124のうち、両側の入賞装置穴123に
は、第1の特定入賞装置8の入賞口への入賞球を
検出する第1作動検出器125が、又、中央の入
賞装置穴124には、第2の第1の特定入賞装置
9の入賞口への入賞球を検出する第2作動検出器
126がそれぞれ所属せしめられている。
一方、遊技盤10の裏面には、入賞装置収納穴
120に沿つた開口131を有する上部入賞球案
内板130と、下部入賞球案内板140と、側部
入賞球案内板137がそれぞれ固定されている。
(イ) 変動入賞装置 基板及び可動要素の構成 第3図及び第5図に於て、図中の符合20は変
動入賞装置10の基板である。
基板20の略中央には縦長の窓部21が穿たれ
ており、該窓部21から基板20の後方に突出す
るように膨出形成された凹室35が設けてある。
凹室35を形成するため、基板20の裏面に
は、その窓部21を囲むように周壁36(第6
図)が突設されている。
又、周壁36の少なくとも一方の側壁近傍に於
て、基板20の裏面には、凸部としての突起29
が延設されている。
突起29は、後述する上部入賞球案内板130
に対する変動入賞装置10の位置決め部として機
能する。
即ち、上部入賞球案内板130に穿たれた係合
部としての小孔29A(第1図参照)に、上記の
突起29を差し込んで嵌合させることにより、簡
単に、上部入賞球案内板130に対し変動入賞装
置10を正しく位置決めして取り付けることがで
きる。
この実施例では、突起29は、入賞装置収納穴
120を通過し得る位置に設けているが、入賞装
置収納穴120以外に設けた特別の遊技盤貫通孔
を通過し得る位置に設けてもよい。
上記した窓部21の両側には、軸受部25,2
6が設けてある。
これらの軸受部25,26には主可動片11及
び補助可動片12の回動軸13,14がそれぞれ
回動可能に支承されている。
主可動片13及び補助可動軸14は、所属する
軸受部25,26から後方に突出しており、その
後端には、それぞれ、裏面にピン48若しくはピ
ン49が突設された主可動片レバー45、補助可
動片レバー46がそれぞれ固定されている。
主及び補助両可動片レバー45,46の基部に
は、レバー嵌合部13B,14Bに対応する断面
形状の貫通孔45A,46Aが設けてあり、この
貫通孔に、各レバー嵌合部13B,14Bが、回
動不能に挿通され固定される。
又、挿通され各レバー嵌合部13B,14Bの
後端に突出する各可動軸13,14の溝より成る
脱落防止用装着部13C,14Cには、抜け止め
用リング47が嵌合されている。
上記の凹室35は、基板20の裏面に膨出する
上記周壁36(第6図)と、該周壁36の後面3
7(正確には後端開放口37A)を覆う後面部材
としての後方開放形の透明ケース70(第2図)
とから成る。
透明ケース70内には、凹室35の奥の面に遊
技背景を移動表示させる背景表示装置77の構成
要素たる背景担持体73が内蔵されている。
背景担持体73は2本のロールに巻掛けた無端
フイルムから成る。このロールをモータ76によ
りギヤ装置75を介して回転させることにより、
背景担持体73は、凹室35の奥の面に明るく移
動表示せしめられる。
この透明ケース70の後方開放端には、適当な
支持板78を介して、金属製の駆動源取付板80
が取付けてある。
駆動源取付板80には、主及び補助両可動片1
1,12を独立に変動させる電磁ソレノイド(第
1駆動源)87を予め担持させてある。
尚、支持板78と駆動源取付板80との間には
空間を形成し、駆動源取付板80の放熱効果を高
めるのが好ましい。
第1図及び第3図に於て、駆動源取付板80
は、基部81と、放熱面積を大きくするため基部
81の両側端からコ字状に後方に折曲げた翼部8
2と、基部81の下方に延在する2つの脚部83
とを有する。
この駆動源取付板80はネジ86により支持板
78に取付けられている。2つの脚部83の下端
には、それぞれ後に折返すことにより、復帰バネ
84のためのバネ掛部83A(第7図)を形成し
ている。
第7図から分るように、第1駆動源たる2個の
電磁ソレノイド87のプランジヤーシヤフト88
の先端部には、可動片11,12を変換動作する
ための板状の作動レバー90が、それぞれ固定し
てある。
その固定に際しては、各プランジヤーシヤフト
88には、先端部から一条の擦割溝(図示せず)
を設け、該擦割溝に一部を嵌入させた上で作動レ
バー90を止着する。
各作動レバー90には2つの係合部93及び係
合部94が設けてあり、これらの係合部93及び
係合部94には可動片レバーのピン48及びピン
49が挿入されている。
主可動片11は、第4図から分るように、回動
基部から外方向及び内方向に延びる偏平な案内部
11Aと、当該案内部11Aの前面端にT字状に
当接された板状主部11Bと、該板状主部11B
の存在しない回動基部より内側に延びる案内部よ
り成るストツパ部11Dとを有する。
この可動部材としての主可動片11は、そのス
トツパ部11Dが、第7図Aに示すように、補助
可動片12の可動基部12Cに当接して閉状態と
なり、この状態で安定している。
その理由は、作動レバー90は、その自重及び
プランジヤーシヤフト88の重さで下向きの力を
受け、且つ、シヤフトバネ88Bで押下げられ、
復帰バネ84で下方に引つ張られているため、こ
の作動レバー90にピン48を介して係合してい
る主可動片11には、第7図Aで反時計方向に回
動力を与えられているからである。
しかし、電磁ソレノイド87が付勢されると、
第7図Bに示すように、主可動片11は、その偏
平案内部11Aの下面の回動基部に近い部分が、
半割円筒状の突起28に当接し、開位置となる。
尚、左右の可動片11,12を左右独立に駆動
せしめるのは、パチンコ遊技中に、左右いずれか
一方の主可動片11に打球が引掛かつた場合に、
他方の側の主可動翼11が独立に閉じるようにす
るためである。
第3図に於て、基部20の前面上部には、天入
賞口16、サイド入賞口17等の誘導路の一構成
要素として上前面プレート24が設けられてい
る。
又、図中の符合101は可動部材としての可動
片11,12とは別の可動部材(特別表示部材)
である。
この特別表示部材101は、通常は、第3図に
点線で示すように、上前面プレート24の背後に
隠れている。しかし、特別入賞口19に打球が入
賞することにより特別態様遊技状態が発生し、第
2駆動源たる電磁ソレノイド109(第1図)が
付勢されると、特別表示部材101は凹室35内
に現出する。
基板20の前面中部には、既に述べた左右の可
動軸受部25,26間に架橋され、これらを覆い
隠すように当てがわれた中前面プレート30が設
けてある。
中前面プレート30の両端内側面に設けた支持
突起は、半割円筒状の突起28で覆い隠されてい
る。
又、基盤20の前面下方部には、下前面プレー
ト60が設けられ、特別入賞口19及びその左右
に隣接する2つの通常入賞口18が形成されてい
る。
分流棚分岐手段 第5図及び第6図に於て、凹室35内には分流
棚分岐部材40が配設されている。
一方、中前面プレート30の裏面側の中央に
は、入賞球を左右に振分ける分流棚分岐手段の一
構成要素としての分岐部頭部31(第4図)が形
成してある。
この分岐部頭部31は、凹室35内に設けた分
流棚分岐部材40の分岐部41と連設している。
分岐部頭部31は、全体として後方に開放した箱
として形成され、7セグメントLED表示器より
成る権利回数表示器43の収納部としても機能す
るように構成してある。
凹室35内に配設した分流棚分岐部材40は、
中前面プレート30の分岐部頭部31と共に分流
棚分岐手段を構成する一要素であるが、特に分流
棚分岐部材40は凹室35を「上部分流空間」と
「下部分配空間」とに区画する働きをする。
かかる分流棚分岐部材40が凹室35内に存在
することによつて、凹室35内の上部分流空間に
入つた入賞球は、分岐部41の頂面41Aで左右
に振り分けられ、或いは分流棚42の上面42A
に沿つて奥へ導かれて、分流樋たる区画壁39に
案内されて分流口39Aに入る。従つて、これら
の入賞球は、特定入賞口19へ導かれることはな
い。
かかる入賞球の振分けは、入賞口18,19や
分流口39Aに多数の入賞球が集中し、球詰まり
を回避する上で重要である。
凹室下面表示部 第5図、第6図に於て、周壁36の内周下面3
6Bの領域内の一部分は、下面表示部50として
構成されている。
即ち、凹室35の後面37に設けた下縁38の
切欠38A付近から、窓部21の下辺21Aまで
徐々に幅広に形成した領域は、着色された半透明
部材より成り、その裏面からランプにより照明で
きるようになつている。
この下面表示部50は、更に、上から下に向う
につれ徐々に幅を拡大させた複数条の小領域51
に分けられており、各小領域51を、裏面より個
別に照明できるようにしている。
第5図から分るように、基板20の裏面側に於
て、半透明部材から成る傾斜した下面表示部50
の下方には、各小領域51の境界に沿つて仕切壁
52が延在している。
この結果、最も外側に位置する2つの仕切壁5
2は下方に向つて傾斜しており、その上面は、凹
室35内に入つた入賞球を、分流口39Aから凹
室外に導く案内面52Aとして機能する。
又、各仕切壁52の間には、上記各小領域51
に対応する小区画室53が形成されている。
図中の符合54は、各小区画室53内へ挿入配
置すべき下面ランプ55を、小区画室に対応する
数だけ担持したプリント基板から成る下面表示部
基板を示す。
この下面表示部基部54は、ネジ56により、
小孔57を介して、仕切壁52の後端に設けたボ
ス部58に固定されている。下面表示部50の各
小領域51は、この小区画室53内の下面ランプ
55により、照明されることになる。
特別入賞口、通常入賞口 第4図及び第6図に示すように、基板20の前
面下方部には、3つの入賞口18,18,19を
形成するため、基板20の下面及び窓部21の下
部側縁を囲うU字状の下部受枠61と、該下部受
枠61内で且つ窓部21の下辺21Aより下方の
空間内のほぼ中央に配設した空間分配手段62
と、下部受枠61の表面を覆う下前面プレート6
0とが設けられている。
空間分配手段62は、下部受枠61内の上記空
間内に特別入賞口19を形成し、それにより同時
に、該空間を、通常入賞口18と特別入賞口19
とに区画するものである。
具体的には、空間分配手段62は、下部受枠6
1の底面に起立させた2つの起立壁63と、これ
らの起立壁に重ね合わせて接着した調整片64と
から成る。
入賞球の流路 ここで、可動部材としての主可動片11,11
の開閉動作に関連して、上記凹室35内の入賞球
通路への流路と、空間分配手段62への流路との
関係を説明する。
主可動片11,11は、完全に閉じた通常の状
態下では、第3図から分るように、ほぼ垂直状態
に在り、打球の入賞を難かしくしている。
主可動片11,11は、完全に開いた場合に
は、上記凹室35の上部分流空間及び下部分配空
間の境界線とほぼ同じ高さ位置に於て、凹室35
の前側の空間を2分することにより、空間分配手
段62への流路を完全に閉鎖する。
この完全開状態下では、案内部11Aに沿つて
入賞して来た打球は、分岐部頭部31に当つてそ
の勢いを殺され、全て凹室35内の上部分流空間
に導びかれる。
上部分流空間に入つた入賞球は、既に述べたよ
うに、分岐部41の頂面41Aで左か右に振り分
けられ、分流棚42の上面42Aに沿つて奥へ流
下し、分流樋(区画壁39)に落ち、分流口39
A(第6図)を経て、仕切壁の案内面52A上に
抜け、該案内面52A上を滑つてカウント誘導樋
141(第1図)内に落下する。
よつて、これらの入賞球は、特別入賞口19へ
導びかれることはない。
特別入賞口19への入賞は、主可動片11,1
1が閉じかけたとき、又は開きかけのときに起
る。
このように、可動片11が完全開状態のとき
は、入賞球を分流棚上に乗せて全部後に導くよう
な構成とし、閉状態又は開状態移行時にのみ、空
間分配手段62に導びく構成とすることにより、
特別入賞口19に入るかどうかの興味深い遊技を
行なわせることができる。
遊技盤裏面の構成 再び第1図に於て、上記変動入賞装置10は、
その後部組立体を入賞装置収納穴120及び上部
入賞球案内板130の開口131を通して、遊技
盤1の前面側から取付けられる。
変動入賞装置10の後部組立体の要素、即ち、
可動片レバー45,46、透明ケース70、支持
板18、駆動源取付板80、作動レバー90は、
後述するように、全体として基板20の幅内にコ
ンパクトに取付けられる。
従つて、スムースに、変動入賞装置10の後部
ブロツクを入賞装置収納穴120に通すことがで
きる。
又、入賞装置収納穴120より大きい面積の基
板20の部分は、遊技盤1の正面に対接すること
になる。この場合、突起29は、遊技盤1の入賞
装置収納穴120を貫通し、上部入賞球案内板1
30に設けられた小孔、即ち係合部29Aに差し
込まれて嵌合する。
(イ) 上部入賞球案内板 第1図に於て、上部入賞球案内板130には、
上述の天入賞口16からの入賞球を片側に導びく
屋根状の上部入賞球案内樋132と、該上部入賞
球案内樋に沿つて下方に位置し左右のサイド入賞
口17,17からの入賞球を左右別々に導びく下
部入賞球案内樋133とを設けてある。
上部入賞球案内樋132及び下部入賞球案内樋
133は、遊技盤裏面に沿つて延びる上部入賞球
案内板130から起立させた起立壁から成る。
特に下部入賞球案内樋133は、その下方に位
置する変動入賞装置10に入賞球が当らないよう
に保護する役目を兼ている。
また、上部入賞球案内板130には、下部入賞
球案内樋133の内側に、第2駆動源たる電磁ソ
レノイド109を取付けるための傾斜板部134
を有している。
この傾斜板部134を第1図の如く傾斜させて
設けることにより、プランジヤーシヤフトに自重
による下方に向かう力が働き、第2駆動源の復帰
バネを省略することができる。
上部入賞球案内板130には、変動入賞装置の
基板20の裏面に延設した突起29より成る位置
決め部に対応する位置に、相手側位置決め部とし
ての小孔29Aが設けてある。
従つて、上部入賞球案内板130に対し、変動
入賞装置10の取付位置が正確に定まるものであ
る。
(ロ) 下部入賞球案内板 上部入賞球案内板130の下方に位置する下部
入賞球案内板140は、凹室内に入賞した打球を
1個所に集合させたため、前面(遊技盤側に向い
た面)及び上面が開放された箱状のカウント誘導
樋141を有する。
下部入賞球案内板140は、カウント誘導樋1
41の両側のフランジ部142の上縁143を、
上部入賞球案内板130の下縁135に重ねる形
で配置されている。
図中の符合136は、この重合の際の位置決め
のために設けた小突起と小孔より成る位置決め係
合部を示す。
この係合部136により、上部入賞球案内板1
30に対しカウント誘導樋141の位置が正確に
定まる。
この結果、変動入賞装置10は、上記の位置決
め部29,29A及びこの位置決め係合部136
を介し、カウント誘導樋141に対し正確な位置
に取付けることができることとなる。
このように変動入賞装置10自体に位置決め部
29を設けることにより、変動入賞装置10とカ
ウント誘導樋141とを適性位置にて簡単に取り
付けることができる。
これにより、取付の作業能率が上がり、パチン
コ機の機能に関する品質を揃えることができる。
又、上記により変動入賞装置の各球出口(分流
口39A、通常入賞口18及び特別入賞口19か
らの)とカウント誘導樋141の流入口とが、所
望の通りに連通状になる。
箱状のカウント誘導樋141には、その下面中
央即ち第1作動検出器125と第2作動検出器1
26との間より片寄つた位置に、放出口144が
設けてある。
詳述すれば、遊技者から見て、左側に位置する
第1作動検出器125と第2作動検出器126と
の間に設けてある。
これは、通常、パチンコ機は、入賞球を1個づ
つ取出し所定数の賞球を排出させるための入賞球
処理器を有していることを考慮したものである。
即ち、この入賞球処理器から遠くなる左側に放
出口144を配設し、特別遊技状態において発生
する多数の入賞球が石垣状に重なつて玉詰まりを
起すことなく、スムーズに入賞球を入賞球処理器
に送り込み、円滑に処理するためである。
カウント誘導樋141の下面は、この放出口1
44を中心として左右に位置する傾斜面145,
146に分れている。
この2つの傾斜面145,146は、導出口1
44に於る下端の高さ位置を、一方の傾斜面14
5の方が他方の傾斜面146よりも、段差Yだけ
低くしてある。
これは、変動入賞装置10が開状態に在る場合
に於て、多数の打球が短時間のうちに入賞したと
き、放出口144にて球詰りを起さないようにす
るための配慮である。
側部入賞球案内板137は、左右の入賞装置穴
122からの入賞球を別途に下方に案内する側部
入賞球案内樋138とを有し、特に第1図で右側
の側部入賞球案内板137は、更に、上部入賞球
案内樋132からの入賞球を更に下方に案内する
側部入賞球案内樋139をも有する。
尚、左右の側部入賞球案内樋138は、いずれ
も、下部入賞球案内樋133からの入賞球をも一
緒に更に下方に案内するように構成されている。
箱状のカウント誘導樋141の中程には、変動
入賞装置10の特別入賞口19からの入賞球を検
出するための特定入賞検出器(スイツチSW3)
127が設けてある。
詳述すれば、箱状のカウント誘導樋141に
は、球導出通路19A(第7図)と対応する位置
の下方に切欠を設けてあり、該切欠にマイクロス
イツチから成る特定入賞検出器127の球通路部
を差込んである。
特定入賞検出器127のカウント誘導樋141
に対する固定は、片面を特別入賞検出器127の
側面と係合させた補助片147を、カウント誘導
樋141にネジ固定することで行つている。
更に、箱状のカウント誘導樋141の放出口1
44と連続する球通路には、カウント検出器(カ
ウントスイツチSW4)128を、特別入賞検出
器127と同様の仕方で、即ち、別の補助片14
7を介して取付けている。
遊技盤1の遊技領域外には、このカウント検出
器128で計数された入賞球を表示するため、7
セグメントLEDより成る個数表示器129(第
3図)が設けてある。
このように、カウント誘導樋を特別入賞検出器
127を囲むように配設し、該特別入賞検出器1
27を通過した入賞球も合わせて計数すれば、特
別入賞検出器127を通過した入賞球を計数しな
い場合に較べ、特別遊技状態において、入賞でき
る打球の数、例えば10個をおおよそ正確に計数で
きる。
ここで「おおよそ」と表現したのは、変動入賞
装置10に入賞してから入賞球がカウント検出器
128にて計数されるまでに時間差があるためで
ある。
遊技盤1の裏面には、第1図に一点鎖線で示す
ように、球集合樋148が取付けられ、該球集合
樋148により、上記の変動入賞装置10、上部
下部両入賞球案内樋132,133、カウント誘
導樋141は後方より覆われる。
カウント誘導樋141等の後面を覆う球集合樋
148には、特別入賞検出器127や作動検出器
125,126等の近傍にそれらの電気的接続線
を通るための切欠148Aが設けてあり、電気的
接続線は、これらの切欠148Aに集約的に通
し、所定の接続部に接続されている。
制御装置 第8図は制御装置の回路図である。
既に述べた電気的要素の概略を説明するに、
SW1は特定入賞口8に所属させた第1作動検出
スイツチ(第1作動検出器125)、SW2は特定
入賞口9に所属させた第2作動検出スイツチ(第
2作動検出器126、SW3は遊技盤の裏側にて
特別入賞口19に所属させた特別入賞スイツチ
(特別入賞検出器127)、SW4は遊技盤の裏側
の入賞球集合樋141の放出口144に所属させ
た入賞球計数用のカウントスイツチ(カウント検
出器128)である。SOL1は左右の可動片11
を駆動するための第1ソレノイド(第1駆動源8
7)、SOL2は特別表示部材101を昇降駆動す
るための第2ソレノイド(第2駆動源109、M
は背景表示装置77の駆動源たるモータ(モータ
76)である。LA〜LEは、下面表示部50の各
小領域51に所属する下面ランプ55を示す。4
3は中前面プレート30に設けた7セグメント
LEDより成る権利回数表示器、129は遊技盤
1の遊技領域外に設けた7セグメントLEDより
成る個数表示器(第2図参照)である。
201は基準時間発生部であり、図示してない
が、32768Hzの周波数で発振する水晶発振部と、
この発振クロツクに対する多段の分周器と、該分
周器に接続した論理回路とを包含しており、動作
に必要な3種類の時間信号S1,S2,S3を作り出
している。論理回路を通して得られる第1の時間
信号S1は0.2秒、分周器から直接に得られる第2
の時間信号S2は0.0625秒、第3の時間信号S3は
0.25秒の繰返し周期を持つ。
0.2秒の第1の時間信号S1は、カウンタ回路2
02のクロツク入力端子に入力されており、この
カウンタ回路202は、その出力端子Q0〜Q5
に、第9図a〜cに示すような波形のパルスを出
力する。具体的には、このカウンタ回路202
は、14段のバイナリーカウンタと、該カウンタに
接続した論理回路とを有する。出力端子Q0〜Q2
は、バイナリーカウンタの出力端子であり、第9
図a〜cに示すような分周波形のパルスを出力す
る。出力端子Q3〜Q5は、論理回路の出力端子で
あり、第9図e,fに示すような波形のパルスが
得られる。
次に動作について説明する。
通常遊技状態の制御 電源投入後の通常状態下では、基準時間発生部
201からの第3の時間信号S3が、ORゲート2
03を通して、下面ランプLA〜LEのための10進
カウンタ204のクロツク入力端子に加わる。こ
のため、10進カウンタ204の各デシマル出力端
子に接続されている下面ランプLA〜LEは、クロ
ツク入力の繰り返し周期0.25秒の間隔で、順次点
灯し、その点灯状態が循環している。また、通
常、可動片11は、変動入賞装置10を遊技球に
対し閉じている。しかし、特定入賞口8,9に打
球が入賞すると、次のようにして、第1ソレノイ
ドSOL1(第4図)が作動して、可動片11が遊
技球の全く入賞しない第1状態(第2図の閉状
態)から打球を受け入れ易い第2状態(第3図の
開状態)に変換される。
(イ) 第1特定入賞口への入賞 特定入賞口8,8に入賞して第1作動検出スイ
ツチSW1がONすると、波形整形回路205を介
してフリツプフロツプFF1がセツトされ、その出
力端子QがHレベル、がLレベルに反転する。
フリツプフロツプFF1のQ出力は、ORゲート2
06を通して、二入力ANDゲート207の一方
の入力端子に加わり、該ANDゲートを開く。こ
のANDゲート207を通して、基準時間発生部
201からの第2の時間信号S2(0.0625秒)が、
10進カウンタ204のイネーブル入力端子CEに
加わり、この結果、10進カウンタ204に接続さ
れている下面ランプLA〜LEは、より速い繰り返
し周期で、点灯し循環する。また、フリツプフロ
ツプFF1の出力端子がLレベルとなることによ
り、それまでHレベルに在つたANDゲート20
8の出力が消失し、ORゲート209を介して、
カウンタ回路202のリセツト状態が解除され、
カウンタ回路202内のカウンタの計数動作が開
始される。
計数開始0.8秒後、カウンタ回路202の出力
端子Q0に第9図aに示す出力パルスが生じ、フ
リツプフロツプFF1のQ出力により開かれている
二入力ANDゲート210に、可動片作動信号S4
が生じる。可動片作動信号S4は、ソレノイド駆
動回路211に送られ、第1ソレノイドSOL1を
0.5秒間付勢して可動片11を1回開閉動作させ
る。
計数開始1.3秒後、カウンタ回路202の出力
端子Q4に第9図eに示す出力パルスが生じ、フ
リツプフロツプFF2の出力により開かれている
二入力ANDゲート212に、リセツト信号RE1
が発生し、ORゲート213を介してフリツプフ
ロツプFF1がリセツトされ、初期状態となる。フ
リツプフロツプFF1がリセツトされると、下面ラ
ンプLA〜LEの点灯循環速度は、比較的ゆつくり
した元の繰り返し周期に戻る。また、フリツプフ
ロツプFF1の出力がHレベルに戻るので、
ANDゲート208の出力がHレベルとなり、カ
ウンタ回路202がリセツト状態に戻る。
(ロ) 第2特定入賞口への入賞 第2の特定入賞口9に入賞し、第2作動検出ス
イツチSW2が作動した場合には、可動片11は、
次に述べる制御の下に、2回だけ開閉動作を行な
う。
まず、第2作動検出スイツチSW2が作動する
と、波形整形回路214を通してフリツプフロツ
プFF2がセツトされる。フリツプフロツプFF2の
Q出力により、フリツプフロツプFF1もセツトさ
れ、カウンタ回路202のリセツト状態が解除さ
れる。従つて、計数開始0.8秒後に可動片作動信
号S4が生じ、可動片11が1回開閉動作する過
程は、上記第1特定入賞口への入賞の場合と同様
である。
しかし、第2特定入賞口への入賞の場合には、
フリツプフロツプFF2の出力がLレベルになる
ので、二入力ANDゲート212が閉じている。
このため、上記1.3秒を経過した時点に於て、カ
ウンタ回路202の出力端子Q4に第9図eに示
す出力パルスが生じても、二入力ANDゲート2
12は、リセツト信号RE1を発生しない。従つ
て、カウンタ回路202の計数が進み、計数開始
3.2秒後に、カウンタ回路202の出力端子Q2に
第9図cに示す出力パルスが生じる。このパルス
は、ORゲート213を通して、フリツプフロツ
プFF1,FF2のリセツト入力端子Rに加わり、こ
れらのフリツプフロツプFF1,FF2をリセツトす
る。両フリツプフロツプFF1,FF2の出力がH
レベルに戻るので、ANDゲート208の出力が
Hレベルとなり、カウンタ回路202がリセツト
状態に戻る。
このカウンタ回路202がリセツト状態に戻る
迄の間に、第9図aに示すように、カウンタ回路
202の出力端子Q0に、第2発目のパルスが生
じ、二入力ANDゲート210、ソレノイド駆動
回路211を通して、第1ソレノイドSOL1が0.8
秒間付勢される。よつて、可動片11は、計2回
の開閉動作をする。
特別態様遊技状態への変換 上述のようにして可動片11が1回乃至2回の
開閉動作をしている期間中に、該可動片を案内と
して入賞した球が、変動入賞装置10の特別入賞
口19に入賞し、特定入賞検出器127(特別入
賞スイツチSW3)にて検出された時には、最大
18回までの継続的な開閉動作に移行する。この特
別態様遊技状態へ変換するためには、第8図の回
路では、フリツプフロツプFF1がセツト状態を維
持している間に、遊技球が特別入賞口19に入賞
して特別入賞スイツチSW3がONすること、より
正確に言うならば、ANDゲート216が、ORゲ
ート217を通して与えられるフリツプフロツプ
FF1のQ出力により開いている間に、特別入賞ス
イツチSW3がONすることが必要である。
さて、特別入賞スイツチSW3がONすると、波
形整形回路215を介してANDゲート216に
パルスが印加される。ANDゲート216は、こ
の時点に於ては、フリツプフロツプFF1のQ出力
により開かれている。従つて、パルスは、AND
ゲート216を通つてフリツプフロツプFF3に加
わつて該フリツプフロツプをセツトし、フリツプ
フロツプFF3のQ出力はHレベルに、出力はL
レベルになる。尚、このとき、両パルスは、OR
ゲート209を介してカウンタ回路202を一旦
初期状態にすると共に、ORゲート218を介し
てフリツプフロツプFF4を初期状態にする。
フリツプフロツプFF3がセツトされ、その出
力がLレベルに反転することにより、カウンタ回
路202のリセツト状態が解除され、カウンタ回
路202はその計数機能を開始し、またフリツプ
フロツプFF4はカウンタ回路202の出力端子
Q1からパルスが送られて来るのを期待する状態
となる。即ち、フリツプフロツプFF4の出力
は、まだHレベルに在る。
(イ) 特別表示部材の現出 フリツプフロツプFF3がセツトされた時点で生
ずるHレベルのQ出力は、特別表示装置100の
ソレノイド駆動回路220に前置した三入力
ANDゲート219に送られる。こため、ANDゲ
ート219が開き、カウンタ回路202の出力端
子Q5からパルスが送られて来るのを期待する状
態となる。カウンタ回路202の出力端子Q5に
は、第9図fに示すように、カウンタ回路202
の計数開始から0.8秒間続くパルス幅を持つたパ
ルスと、これに続く0.05秒のパルス間隔及び0.15
秒のパルス幅を持つた3つのパルスとが発生され
る。このパルス列が、ANDゲート219を通し
てソレノイド駆動回路220に加わり、第2ソレ
ノイドSOL2が付勢される。このため、特別表示
装置100のジヨツキーを模した特別表示部材1
01は、馬を模した中前面プレート30の上まで
降下し、その位置で3回だけ小さく上下動する。
この動作に伴ない、ジヨツキーの持つ鞭を模した
揺動片114も、独立に揺動する。かかる特別表
示部材101の現出動作により、遊技者は、特別
態様遊技に変換されたことを、明確に知ることが
でき、また、パチンコ遊技に対する興趣を高める
こととなる。
(ロ) 可動片の開閉動作の一時禁止 上記のようにジヨツキーが現出し揺動動作を完
了して、計数開始後1.6秒を経過すると、特別表
示部材101は、第3図に点線で示すように、再
び上前面プレート24の背後に隠れる。この計数
開始後1.6秒を経過した時点に於て、カウンタ回
路202の出力端子Q1にパルスが発生し、該パ
ルスがフリツプフロツプFF4のクロツク入力端子
に入力されて、同フリツプフロツプFF4がセツト
される。即ち、フリツプフロツプFF4の出力は
Lレベルに、Q出力はHレベルに切換わる。フリ
ツプフロツプFF4のQ出力により、ANDゲート
223が開かれる。カウンタ回路202の出力端
子Q0に発生するパルスが、インバータ222を
介して反転され、該反転信号がANDゲート22
3を通してソレノイド駆動回路211に印加され
る。これにより、初めて可動片11の連続的な開
閉動作が開始される。換言すば、可動片11は、
この計数開始後1.6秒を経過するまでの間は、第
3図に示すように、第1状態(閉状態)を維持し
ており、その第1状態に在る可動片11,11間
に、特別表示部材101が現出動作を行なう。従
つて、特別退様遊技への変換は、明瞭に遊技者に
知覚される。
(ハ) 背景表示装置の始動等 更に又、特別入賞スイツチSW3がONしてフリ
ツプフロツプFF3がセツトされた場合、フリツプ
フロツプFF3の出力端子QのHレベルの信号が、
背景表示装置77のモータ駆動回路221に印加
される。この為、背景表示装置77のモータ76
が作動し始め、ギヤ装置75を介して駆動ロール
71が回転され、背景担持体73が凹室35の奥
で横方向に移動する。本実施例では、競馬の背景
が少しずつ変つて行くことになる。また、フリツ
プフロツプFF3のHレベルのQ出力は、ORゲー
ト206を通して、ANDゲート207を開く。
従つて、基準時間発生部201からの第2の時間
信号S2が10進カウンタ204の入力端子CEに加
わり、下面ランプLA〜LEは、通常より速い繰り
返し周期で、点灯し循環する。かかる表示の変換
は、遊技者に格別の興趣を生ぜしめるものとな
る。
尚、権利回数表示器43は、ダウン・カウンタ
から成る権利回数カウンタ224、デコーダ22
5及び図示してないドライバを介して、“8”を
表示している。
特別態様遊技状態の制御 上記の特別態様遊技状態への変換後、可動片1
1は、最大18回の開閉動作を行なう。ここで「最
大」18回と記したのは、18回は特別態様遊技の単
位サイクル、1サイクルであつて、このサイクル
中に、更に特別入賞口19に入賞した場合には、
たとえ可動片11の18回の開閉動作が未了前とい
えども、当該サイクルは中断され、次の新たなサ
イクルの1回目が始まるようにしているからであ
る。
例えば、12回目の開閉動作終了後に再び特別入
賞スイツチSW3がONし、次のサイクルが開始す
ると、次の13回目の開閉動作は前サイクルの13回
目ではなく、更新サイクルの1回目となる。ま
た、この更新サイクル数、即ち特別態様遊技の権
利行使回数「q」は、この例では最大8サイクル
(q=8)迄許されてる。従つて、各サイクル当
り18回の最大開閉動作数が守られれば、18×8回
の開閉動作が期待できるが、逆に最初の1サイク
ルであつても、その間に特別入賞口19への入賞
がなければ、そのサイクルで終つてしまうように
図られている。又、本制御装置では、通常及び特
別入賞口18,19への入賞球が、所定数(本例
では10個)に達した場合にも、そのサイクルで終
つてしまうように図られている。
(イ) 更新前の動作 上記のようにジヨツキーが現出し揺動動作が完
了して、計数開始後1.6秒を経過すると、カウン
タ回路202の出力端子Q0に発生する0.8秒毎の
パルスの反転信号が、ANDゲート223を通し
て、ソレノイド駆動回路211に印加される。こ
の反転信号の各パルス毎に第1ソレノイドSOL1
が付勢され、可動片11は、第1回目のサイクル
につき、連続的な最大18回の開閉動作を繰返えし
て行くことになる。
かかる開閉動作を行なつている間に、多くの遊
技球が可動片11を通して変動入賞装置10に入
賞することになる。この入賞球の総計はカウント
スイツチSW4で計数され、所定数以内かどうか
チエツクされる。詳述すれば、変動入賞装置10
に入つた入賞球は、それが通常入賞口18からの
入賞球であるか又は特別入賞口19からの入賞球
であるかを問わず、遊技盤裏面のカウントスイツ
チSW4に集められ、同カウントスイツチをONせ
しめる。カウントスイツチSW4がONする度に、
波形整形回路229を通して、パルスが1発、入
賞球数カウンタ230に入力される。入賞球数カ
ウンタ230は、特別入賞スイツチSW3がONし
た時点で一旦リセツトされているので、入賞球数
カウンタ230が順次1歩進され、デコーダ23
1及び図示してないドライバを介して、個数表示
器129が“1”から“9”までを表示して行
く。
(ロ) サイクルの更新 上記1サイクル中に生ずる合計9個までの入賞
球数の制約下で、且つ、上記18回の開閉動作が終
了する以前に於て、再び、幸運にも特別入賞口1
9への入賞球があると、新しいサイクルに更新さ
れる。この新サイクル中に再び特別入賞スイツチ
SW3が検出動作すれば、上記と同じ動作でこの
サイクルも次のサイクルに更新されるし、そうで
なければ入賞球数カウンタ230がパルス数
「10」をカウントした時点で、回路は1サイクル
終了に伴う初期状態に戻る。
今、第1サイクル中に於て、特別入賞スイツチ
SW3がONすると、このときANDゲート216
に生ずるパルスによつて、カウンタ回路202、
フリツプフロツプFF4及び入賞球数カウンタ23
0が、それぞれ一旦初期状態に戻されると共に、
同パルスが権利回数カウンタ224に加わり、同
カウンタの内容を1だけデクレメントする。従つ
て、フリツプフロツプFF4の働きにより、上述の
特別態様遊技状態への移行時と同様に、特別表示
部材の下降、可動片の開閉動作の一時禁止等の動
作が行なわれる一方、個数表示器129の表示が
“0”に戻り、権利回数表示器43が“8”から
“7”に切換わる。これにより、第1サイクルが
中断され第2サイクルに更新されたことになり、
権利回数表示器43の表示内容は、更新可能な残
り回数を示すものとなる。このように、カウンタ
内容を可視表示させることは、遊技者にとつては
興味深いものとなる。
第2サイクル以降に於て、再び特別入賞口19
に入賞した場合も同じであり、同様の動作を繰返
えして行く。その際、各更新時点、つまり各サイ
クルの区切りは、可動片11が1.6秒間閉じてい
る動作及びその間に特別表示部材101が現出す
る動作により、明瞭に遊技者に知覚せしめられ
る。尚、特別入賞スイツチSW3の検出作動毎に
行われるサイクル更新と同時に、権利回数カウン
タ224は暫時その内容を減じていく。
幸運にも、最終サイクルである第8回目まで更
新された場合には、当該サイクルで約束付けられ
た計18回の開閉動作を行なつて、特別退様遊技状
態は完了となる。即ち、第7サイクルの途中で特
別入賞口19へ入賞した場合、権利回数カウンタ
224の内容が“1”となり、権利回数表示器4
3が残り回数「1」となつたことを示すと同時
に、該カウンタに接続したインバータ227及び
ORゲート228から成る検出回路の出力がLレ
ベルに落る。このため、現在進行中の第8回目の
サイクル(最終サイクル)に於ては、それ以後の
特別入賞スイツチSW3のON信号を、ANDゲー
ト216が受け付けなくなる。
第8サイクルで約束された計18回の開閉動作が
行なわれる。
カウンタ回路202は、この計18回の開閉動作
が終了した時点、正確には計数開始後29.6秒を経
過した時点で、その出力端子Q3に第9図dに示
すパルスを発生する。このパルスは、ORゲート
226を通してフリツプフロツプFF3及び権利回
数カウンタ224をリセツトする。フリツプフロ
ツプFF3のQ出力がLレベルに落ちることによ
り、背景表示装置77のモータ76が停止し、下
面ランプLA〜LEの点滅移動速度が、通常の比較
的ゆつくりした速度に戻る。また、フリツプフロ
ツプFF3の出力がHレベルに戻ることにより、
カウンタ回路202及びフリツプフロツプFF4が
リセツト状態に保持される。かくして、全回路系
が初期状態に戻る。パチンコ機は、特別態様遊技
状態から通常遊技状態となる。
通常遊技状態への強制的切換 更新されることなく或る1つのサイクルが終了
した場合、即ち、1.6秒を1回の開閉動作単位と
する計18回の開閉動作が終了した場合には、カウ
ンタ回路202の計数開始後29.6秒を経過した時
点で、カウンタ回路202の出力端子Q3に、第
9図dに示すパルスが発生し、該パルスは、OR
ゲート226を通してフリツプフロツプFF3及び
権利回数カウンタ224をリセツトする。このた
め、上述の如くして、全回路系が初期状態に戻さ
れ、特別態様遊技状態は強制的に解除されて、通
常遊技状態に戻る。従つて、以後、また第1、第
2特定入賞口8,9への入賞からの一連の動作を
経なければ、特別態様遊技状態にはなり得ない。
この遊技者にとつて不利益な事態は、上述した18
回を1単位としての1サイクル中に、それ以後の
特別入賞口19への入賞がないために生ずる。
一方、開閉動作を行なつている間に、可動片1
1を通して多数の遊技球が変動入賞装置10に入
賞し、その入賞球の総計が10個に達した場合に
は、入賞球数カウンタ230の内容が“10”とな
る。このため入賞球数カウンタ230に接続した
ANDゲート231から成るデコーダに、終了信
号が生じ、ORゲート226を通してフリツプフ
ロツプFF3及び権利回数カウンタ224をリセツ
トする。このため、上述の如くして、全回路系が
初期状態に戻され、やはり特別態様遊技状態は強
制的に解除されてしまう。
(考案の効果) 本考案によれば、カウント誘導樋と変動入賞装
置の基板とを正しく位置決めするため、変動入賞
装置の基板及びカウント誘導樋の何れか一方に突
部を他方に係合部を設けているので、この突部と
係合部とを遊技盤を挟んで互いに嵌合させるだけ
で、変動入賞装置とカウント誘導樋との適切な整
合、即ち、変動入賞装置の各球出口とカウント誘
導樋の流入口との滑らかな連通状態が機械的に決
定し確保することができる。
従つて、両者を適正位置にて簡単に取り付ける
ことができると共に、作業能率が向上することが
でき、高品質のパチンコ機を提供できる。
又、本考案では、通常入賞口からの入賞球ばか
りでなく、特別入賞口から入賞して特別入賞検出
器を通過した入賞球も放出口のカウント検出器に
て、合せて計数しているので、特別遊技状態に於
て入賞した打球の数を正確に且つ迅速に計数でき
る。
又、カウント検出器を含むカウント誘導樋の放
出口は、遊技盤面の下方に位置する複数の特定入
賞装置の作動検出器の間であつて、パチンコ機の
入賞球処理器から遠ざかる位置に誘導されてか
ら、入賞球球処理器への案内棚に放出されるか
ら、特別遊技状態に於て多数の入賞球が発生して
も、球詰り等のトラブルを起すことなく、これら
多数の入賞球をパチンコ機の入賞球処理器で円滑
に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のパチンコ機の遊技盤の裏面
を示した図、第2図は、その遊技盤の正面図、第
3図は、可動部材が第1状態にある変動入賞装置
全体の概略を示す斜視図、第4図は、可動部材が
第2状態にある変動入賞装置の基板前面側の斜視
図、第5図は、変動入賞装置の基板裏面側の分解
斜視図、第6図は、変動入賞装置の基板の凹室部
分を示す部分縦断面図、第7図A,Bは、作動レ
バーが非作動位置及び作動位置に在る場合に於る
作動レバーと可動部材との関係を示した図、第8
図は、本考案のパチンコ機の制御装置の回路図、
第9図は、第8図の制御装置のカウンタ回路の出
力端子に得られるパルス波形を示すタイミング図
である。 1……遊技盤、8,9……特定入賞装置、10
……変動入賞装置、11……主可動片(可動部
材)、12……補助可動片(可動部材)、18……
通常入賞口、19……特別入賞口、20……基板
(変動入賞装置)、21……窓部、24……上前面
プレート、29……突部、29A……小孔(係合
部)、35……凹室、36……周壁、93……第
1係合部、94……第2係合部、120……入賞
装置収納穴、122A,122B……入賞装置
穴、123……入賞装置穴、124……入賞装置
穴、125……第1作動検出器(スイツチ
SW1)、126……第2作動検出器(スイツチ
SW2)、127……特別入賞検出器(スイツチ
SW3)、128……カウント検出器(SW4)、1
29……個数表示器、136……位置決め係合
部、141……カウント誘導樋、144……放出
口、148……球集合樋、149……案内樋。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 遊技盤面に変動入賞装置と複数の特定入賞装置
    とを配設し、上記変動入賞装置は、当該変動入賞
    装置の基板の窓部から後方に突出する凹室周壁
    と、打球を受け入れないか若しくは受け入れ難い
    第1状態と打球を受け入れ易い第2状態とに変換
    可能な可動部材と特別入賞口及び通常入賞口とを
    有し、上記特定入賞装置には変動入賞装置の可動
    部材の指定動作を行なわせる作動検出器を所属さ
    せたパチンコ機に於て、 上記変動入賞装置は、凹室周壁部分を遊技盤に
    開設した入賞装置収納穴に通し、且つ基板を遊技
    盤面に当接させて遊技盤に装着し、 上記遊技盤裏面には、変動入賞装置の特定入賞
    口及び通常入賞口から流出する入賞球を集合する
    カウント誘導樋を配設し、 上記変動入賞装置に対しカウント誘導樋を正し
    く位置決めするため、変動入賞装置の基板後面側
    及びカウント誘導樋側の何れか一方には、遊技盤
    を貫通する突部を他方には該突部と嵌合する係合
    部を設け、 上記カウント誘導樋内には、変動入賞装置の特
    別入賞口から流出する入賞球のみを検出する特別
    検出器を臨ませ、 上記カウント誘導樋の流下端部には、集合させ
    た特別入賞口及び通常入賞口からの入賞球を放出
    させる放出口を設け、該放出口には通過球を計数
    するカウント検出器を臨ませて、該カウント検出
    器により変動入賞装置へ入賞した球数を検出発信
    させると共に、 上記カウント検出器を含むカウント誘導樋の放
    出口は、遊技盤面の下方に位置する前記複数の特
    定入賞装置の作動検出器の間にあつて、パチンコ
    機の入賞球処理部から遠ざかる位置にて開放させ
    て、入賞球を該入賞球処理器に導びく案内棚に放
    出誘導したことを特徴とするパチンコ機。
JP12714485U 1985-08-20 1985-08-20 Expired JPH0428619Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12714485U JPH0428619Y2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12714485U JPH0428619Y2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6236776U JPS6236776U (ja) 1987-03-04
JPH0428619Y2 true JPH0428619Y2 (ja) 1992-07-10

Family

ID=31021613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12714485U Expired JPH0428619Y2 (ja) 1985-08-20 1985-08-20

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0428619Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6236776U (ja) 1987-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11216232A (ja) 弾球遊技機
JP6513597B2 (ja) 遊技機
JP4338151B2 (ja) パチンコ機の打球振分け装置
JPH0428619Y2 (ja)
JPH05168761A (ja) 弾球遊技機
JPH0654944A (ja) パチンコ機
JPH067507A (ja) 遊技用装置
JPH032557B2 (ja)
JPS62292183A (ja) 弾球遊技機
JP2888956B2 (ja) 弾球遊技機における可変入賞球装置
JPH0647138A (ja) 弾球遊技機の可変入賞球装置
JPH0580917B2 (ja)
JP3201798B2 (ja) 弾球遊技機の可変入賞球装置
JP3504186B2 (ja) パチンコ機
JPH0647490Y2 (ja) 総入賞個数表示器を有するパチンコ機
JP2840101B2 (ja) 弾球遊技機
JP2732103B2 (ja) パチンコ機
JPH0727964Y2 (ja) パチンコ機の変動入賞装置
JP2584221B2 (ja) パチンコ機
JP2808577B2 (ja) 弾球遊技機
JPH0475028B2 (ja)
JP2708079B2 (ja) 弾球遊技機
JPS62117579A (ja) 弾球遊技機
JPS63147485A (ja) 弾球遊技機
JPH0423591Y2 (ja)