JPH04285890A - インコネル製のグリッドおよびジルカロイ製のバンドを有する複合スペーサ - Google Patents

インコネル製のグリッドおよびジルカロイ製のバンドを有する複合スペーサ

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JPH04285890A
JPH04285890A JP3302614A JP30261491A JPH04285890A JP H04285890 A JPH04285890 A JP H04285890A JP 3302614 A JP3302614 A JP 3302614A JP 30261491 A JP30261491 A JP 30261491A JP H04285890 A JPH04285890 A JP H04285890A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本願は、1990年10月25日に提出された現在係属
中の米国特許出願第07/603046号の一部継続出
願である。
【0001】本発明は、燃料バンドルにおいて使用する
ためのスペーサに関するものである。更に詳しく言えば
、並列した燃料棒を互いに離隔した状態で燃料バンドル
内に保持するために役立つインコネル製のグリッドおよ
び比較的小さい中性子吸収断面積を示すジルカロイ製の
包囲バンドを有するようなスペーサが開示される。
【0002】
【発明の背景】燃料バンドル内には、直立状態で互いに
並列した燃料棒間に所要の間隔を維持するためにスペー
サが使用されている。燃料バンドルの構造を再考察する
ことは、本明細書中に記載されるスペーサの機能を明ら
かにするために役立つはずである。
【0003】簡単に述べれば、燃料バンドルは下部タイ
プレート上に支持された複数の燃料棒を含んでいる。下
部タイプレートは、燃料バンドル内の燃料棒を所定の間
隔で互いに並列した状態に支持するために役立つ。こう
して支持された燃料棒は上方に伸びて上部タイプレート
にまで達している。
【0004】両タイプレート間に配置された燃料棒は、
通例は正方形の横断面を有するチャネルによって包囲さ
れている。かかるチャネルは、燃料棒を包囲しながら、
下部タイプレートから上部タイプレートを越える位置に
まで伸びている。燃料バンドル内においては、下部タイ
プレート、燃料棒間の空間および上部タイプレートを通
って冷却材の流れが生じる。詳しく述べれば、下部タイ
プレートを通って水が流入し、そして上部タイプレート
を通って蒸気と水との混合物が流出する。
【0005】通例、燃料棒は170インチの程度の長さ
を有するのに対し、それの直径は0.35〜0.50イ
ンチの範囲内にある。それ故、両タイプレート間におい
て燃料棒をスペーサで保持することが必要となる。
【0006】スペーサの主たる機能は、燃料棒を支持し
かつそれらを適正な並列状態に保持することにある。ス
ペーサの副次的な機能は、燃料棒上における水膜を増強
して臨界出力性能を向上させることにある。簡単に述べ
れば、燃料棒上に水膜を維持することにより、個々の燃
料棒は最適蒸気発生状態に維持されると共に、燃料棒の
過熱および損傷を引起こすことのある「非核沸騰」が抑
制されるのである。
【0007】通例、スペーサは2つの構成部品を用いて
製造される。第1の構成部品は内部のグリッドである。 ある種のスペーサにおいては、このグリッドはそれぞれ
の燃料棒を包囲しかつ燃料棒同士を互いに離隔した状態
に保持する1群のフェルールから成っている。第2の構
成部品は外部のバンドである。このバンドはグリッドを
包囲し、そしてチャネルの内部にグリッドを装着するた
めに役立つ。かかるバンドはグリッドとチャネルとの間
の隙間の一部を埋め、それによってグリッドとチャネル
との間における冷却材の流れを制限する。バンドが存在
しなければ、チャネルの近傍には燃料棒の冷却に寄与し
ない余分の冷却材の流れが生じることになる。
【0008】ある種のスペーサにおいては、各々の燃料
棒はフェルールによって包囲される。外部のバンドはそ
れの上部縁端に沿って導流タブを有している。かかる導
流タブはチャネルの側壁に隣接して配置されていて、蒸
気/水混合物の一部を周辺の燃料棒に向けて導くために
役立つ。このようにして導かれた流れは、周辺の燃料棒
上における水膜の厚さを増加させ、それによってそれら
の燃料棒の臨界出力を増大させる。
【0009】スペーサは燃料バンドルの性能に対して2
つの点で悪影響を及ぼす。第一に、各々のスペーサは冷
却材の流れにとって障害物となる。従って、それは燃料
バンドル内における圧力降下を増大させる。燃料バンド
ル内における圧力降下の増大は望ましくない。特に、8
×8を越え、そしてしばしば10×10以上にも達する
最新の高密度燃料棒配列状態が使用される場合にはそれ
が顕著である。それ故、スペーサのグリッド部分はでき
るだけ小さい圧力降下を生じるように製造することが望
ましいのである。とは言え、スペーサによって遮断され
る流路面積の最小値は、スペーサのグリッド部分を構成
する材料の厚さによって制限されることになる。
【0010】第二に、スペーサは中性子を吸収する。か
かる中性子吸収に原因する反応度の低下を補償するため
に追加の核燃料が必要となるのである。
【0011】
【先行技術の概要】現行の沸騰水型原子炉用燃料バンド
ルにおいては、2種の燃料棒スペーサが使用されている
。第1の燃料棒スペーサにおいては、スペーサ構造の全
体が中性子吸収の小さい金属であるジルカロイから成っ
ている。しかるに、ジルカロイはばね材料として使用す
るのには適していない。その結果、かかるスペーサは(
通例はインコネルから作製された)別個のばねを必要と
する。かかるばねは、精巧な構造技術によってスペーサ
内の所定の位置に保持される。
【0012】第2のスペーサは、グリッド、ばねおよび
包囲バンドの全てに対してインコネルを使用したもので
ある。この場合、ばねはグリッドの一体部分として作製
される。
【0013】いずれのスペーサもそれぞれに利点および
欠点を有している。
【0014】ジルカロイ製のスペーサは、極めて小さい
中性子吸収断面積を示すという利点を有している。それ
故、かかるスペーサは効率の良い核反応を維持するため
に必要ないわゆる中性子経済に対する悪影響が少ない。 しかしながら、腐食および水素化の観点から、ジルカロ
イの最小厚さは約0.020インチに制限されている。 この厚さはスペーサの最小横断面積を規定し、従ってス
ペーサがもたらす圧力降下の下限値を設定する。
【0015】インコネル製のスペーサは極めて優れた耐
食性を有している。更にまた、かかるスペーサは水素脆
化を受けず、しかも比較的大きい降伏強さを有している
。それ故、インコネルは約0.010インチという小さ
い厚さで使用することができる。その結果、かかるスペ
ーサの使用によって生じる圧力降下は小さい。しかしな
がら、インコネルは極めて大きい中性子吸収断面積を有
している。すなわち、インコネル製のスペーサがジルカ
ロイ製のスペーサよりかなり小さい体積を有するとは言
え、インコネル製のスペーサはジルカロイ製のスペーサ
よりも多くの中性子を吸収するのである。
【0016】要するに、インコネルのみから作製された
スペーサは小さい圧力降下を示すが、中性子吸収が大き
い。他方、インコネル製のばねを伴ったジルカロイ製の
スペーサは中性子吸収が小さいが、遥かに大きい圧力降
下をもたらすのである。
【0017】
【発明の概要】本発明に従えば、インコネル製のグリッ
ドおよびジルカロイ製の包囲バンドを有する改良された
スペーサが開示される。従来のジルカロイ製スペーサに
おいては、スペーサがもたらす圧力降下の大部分はグリ
ッドによって誘起されるのであって、バンドはほとんど
圧力降下の原因にならない。それ故、インコネル製のグ
リッドを使用すれば、圧力降下に関するインコネル製ス
ペーサの利点の大部分を得ることができるわけである。 ジルカロイ製のバンドはインコネル製のバンドよりも僅
かに大きい圧力降下をもたらすが、その効果は小さい。 ジルカロイ製のバンドはインコネル製のバンドよりも遥
かに小さい中性子吸収を示し、従って外側の燃料棒に対
して良好な臨界出力性能を与える。
【0018】従来のスペーサにおいては、ジルカロイ製
のグリッドがジルカロイ製のバンドに溶接されるか、あ
るいはインコネル製のグリッドがインコネル製のバンド
に溶接されている。本発明のスペーサにおいては、イン
コネル製のグリッドをジルカロイ製のバンドに溶接する
ことはできない。それ故、グリッドとバンドとは他の方
法によって結合しなければならない。
【0019】バンドとグリッドとが溶接されなければ、
流れの力によってバンドの振動が引起こされることがあ
る。それ故、剛性を有するようにバンドを製造するか、
あるいは振動を防止するようなやり方でバンドをグリッ
ドに結合することが必要である。スペーサのかど部にお
いては、スペーサとそれを包囲するチャネルとの間の隙
間は小さい。かかる隙間は、燃料棒の配列状態が8×8
から9×9そして10×10に変化するのに伴って一層
小さくなる。かど部のインコネル製セルの外側を取巻い
て厚肉のジルカロイ製バンドが配置されている場合には
、バンドとそれを包囲するチャネルとの間において干渉
が起こる。それ故、このような問題が回避されるように
スペーサを設計することが必要である。
【0020】インコネル製のグリッドは、各々の燃料棒
を保持するために役立つ1群のセルから成る従来のグリ
ッド構造に改良を加えながら、極めて薄い高弾性のばね
金属から作製することができる。各々のセルは、内方に
曲げられた1対の直立したばね脚並びに片持ち状態で形
成された上部および下部の燃料棒包囲アーム対を有して
いる。ばね脚は上部アーム対と下部アーム対との間にお
いて互いに離隔した位置に配置され、かつ中央に燃料棒
接触部を有している。かかる燃料棒接触部は、グリッド
の各セル内に配置された燃料棒を燃料棒包囲アーム対上
に設けられたストップに対して押付けるように働く。各
セルのばね脚の上端および下端にはばねストップが設け
られている。かかるばねストップは、スペーサを組込ん
だ燃料バンドルの取扱いおよびスペーサ内への燃料棒の
挿入に際してばね脚に過度の応力が加わるのを防止する
ために役立つ。
【0021】片持ち状態の燃料棒包囲アーム対を有する
単一のセルは脆弱であって、組立て時の取扱いが難しい
。それ故、ばね脚がセル対の両端に位置するようにして
2個ずつのセルがスポット溶接される。それにより、ス
ペーサの組立てに際して容易に取扱うことのできる頑丈
な剛性構造物が得られるのである。かかるセル対を構造
単位として取扱うことにより、所望される任意のグリッ
ド構造を有する様々な種類のグリッドを構成することが
できる。10×10の燃料棒配列状態にとって好適なグ
リッド構造の実例として、様々な直径の水管を収容する
ことのできるグリッドが開示される。燃料バンドルの下
部においては、かかるグリッドは全ての格子位置におい
て燃料棒を支持するために役立つ。燃料バンドルの上部
においては、部分長燃料棒の上方に空席の格子位置が設
けられるが、それらは上方に向かう蒸気の流れを容易に
し、それによって圧力降下を低減させるために役立つ。
【0022】また、燃料棒包囲アーム対に対しても改良
が施されている。詳しく述べれば、燃料棒包囲アーム対
には相異なる長さが与えられている。すなわち、上部の
燃料棒包囲アーム対は長いアームおよび短いアームから
成っている。また、下部の燃料棒包囲アーム対は短いア
ームおよび長いアームから成っている。このような関係
に基づき、上部アーム対の短いアームは下部アーム対の
長いアームの上方に位置しており、また上部アーム対の
長いアームは下部アーム対の短いアームの上方に位置し
ている。このような構成によれば、2個のセルをそれぞ
れのアーム端部において互いに結合することができると
共に、こうして得られたセル対は組立てに際して上下の
逆転が起こっても差支えないことになる。
【0023】更にまた、インコネル製のグリッドを包囲
する総ジルカロイ製のバンドが開示される。かかるバン
ドについては2つの実施の態様が示される。第1の実施
の態様においては、ジルカロイ製バンドのかど部に溝穴
が設けられている。かど部のインコネル製セルの一部が
それらの溝穴内に突出することにより、インコネル製の
グリッドが捕捉されることになる。かかるバンドの4つ
の側面の各々は、側面の幅の大部分にわたって形成され
た隆起部を有している。この隆起部は、流れによって誘
起されるバンドの振動を防止するのに十分なだけの剛性
をバンドに付与するために役立つ。
【0024】第2の実施の態様に基づくバンドは上記の
ごとき隆起部を有していないが、それの上端および下端
に切欠きを有している。これらの切欠きはインコネル製
グリッドを構成するセルの側面に隣接している。各々の
バンド側面の上端および下端において、バンドの切欠き
に重なるようにインコネル製のストラップが配置される
。かかるストラップの屈曲部が各々の切欠き内に突出し
てグリッドに接触し、そしてグリッドに溶接される。 かかるストラップはまた、切欠き間の位置においてバン
ドにばね力を及ぼすばねとして作用するように設計され
ている。このようなばね力はグリッドに対してバンドを
保持し、それによってバンドの振動を防止する。このよ
うに、インコネル製のグリッドおよびそれを包囲するジ
ルカロイ製のバンドから成る結果として最小の圧力降下
および最小の中性子吸収を示し、従って最新の燃料バン
ドルにおいて要求される高密度の燃料棒配列状態に対し
て有用なスペーサが得られるのである。
【0025】
【発明の目的、特徴および利点】本発明の目的の1つは
、最小量のばね材料(たとえば、インコネル)から作製
された内部グリッドと、小さい中性子吸収断面積を有す
る材料(たとえば、ジルカロイ)から作製された包囲バ
ンドとから構成されるスペーサを開示することにある。 本発明のこの側面について述べれば、複数のばね金属製
スペーサセルが使用される。各々のセルは、内方に突出
してセル内の燃料棒にばね作用を及ぼす燃料棒接触部を
中央に有する少なくとも1個のばね脚を含んでいる。各
々のセルはまた、ばね脚の遠隔端に設けられた少なくと
も2組の燃料棒包囲アーム対をも含んでいる。これらの
燃料棒包囲アーム対は、燃料棒を包囲すると共に、燃料
棒を支持するためのストップを形成している。 1群のかかるセルから一体グリッドが形成される。かか
るグリッドは、小さい中性子吸収断面積を有する材料(
たとえば、ジルカロイ)から作製されたバンドによって
包囲される。このバンドは2個または4個の対称的なセ
グメントから成っていて、それらのセグメントはグリッ
ドを包囲するように配置される。かかるバンドには、そ
れをグリッドに結合するための機械的手段が設けられて
いる。グリッドの周囲にバンドセグメントが配置された
後、それらが互いに溶接される。その結果、ばね金属製
のグリッドに対して中性子吸収の小さいバンドがしっか
りと結合されることになる。
【0026】上記のごときバンドの利点は、中性子吸収
の小さい材料からそれを作製し得ることである。中性子
吸収を低減させるために設けられた開口を有する薄いば
ね金属製のバンドに比べ、連続した厚いバンドは優れた
水力学的性能を有することが判明した。すなわち、かか
るバンドを使用すれば、燃料バンドルのチャネル側壁の
内面から外側の燃料棒に向かってより多くの冷却材が流
れるようになるのである。
【0027】本発明のもう1つの目的は、スペーサを組
立てる際に使用すべきばね金属製のセル対を開示するこ
とにある。本発明のこの側面について述べれば、先ず最
初に、ばね脚が互いに遠く離れて位置するようにして2
個のセルが対面させられる。次いで、燃料棒包囲アーム
対の位置においてそれらをスポット溶接することによっ
てセル対が形成される。その結果、2個のセルが互いに
補強し合って成る安定な構造物が得られることになる。 こうして得られた構造物は、スペーサ構造中において必
要とされる各種のグリッドを形成するための構造単位と
して使用することができる。
【0028】本発明のこの側面がもたらす利点は、上記
のごときセル対を使用することにより、あらゆる種類の
水管を収容すると共に、蒸気/水混合物を自由に通過さ
せる開放区域を部分長燃料棒の上方に規定するようなグ
リッドを形成し得ることである。
【0029】本発明の更にもう1つの目的は、本発明の
セルに加えられた改良を開示することにある。本発明の
この側面について述べれば、各々のばね脚の上端および
下端において、燃料棒包囲アーム対中にくぼみが設けら
れている。かかるくぼみの寸法は、ばね脚の燃料棒接触
部に対し、燃料棒がばね脚に及ぼす加重に応答してばね
脚が弾性限界を越える位置にまで移動するのを防止し得
るように決定されている。従って、燃料バンドルの組立
ておよび燃料バンドルの輸送に際し、各セルのばね脚が
過度の応力を受けることが回避されるのである。
【0030】本発明の更にもう1つの目的は、スペーサ
のかど部とそれを包囲するチャネルとの間に十分な隙間
を付与すると共に、グリッドをバンドにキー留めするた
めに役立つようなバンド構造を開示することにある。本
発明のこの側面について述べれば、バンドの各々のかど
部に水平方向の溝穴が設けられている。かど部のセルの
アーム対がそれらの溝穴内に突出することにより、グリ
ッドは所定の位置に固定されることになる。
【0031】本発明のこの側面がもたらす利点は、上記
のごとき溝穴がグリッドをバンドに固定するための手段
を提供すると共に、バンドのかど部を内方に移動させて
スペーサのかど部とチャネルのかど部との間に十分な隙
間を付与するために役立つことである。
【0032】本発明の更にもう1つの目的は、流れの力
を受けても振動しないようなバンド構造を開示すること
にある。本発明のこの側面について述べれば、実施の一
態様においては、バンドの各側面に水平方向の長い隆起
部が設けられている。かかる隆起部は高剛性のバンド構
造を生み出す。第2の実施の態様においては、バンドの
各側面の上部および下部においてインコネル製のストラ
ップが使用される。かかるストラップはバンドに設けら
れた切欠き内にはまり込み、そして切欠き間に存在する
バンド部分を包囲する。切欠きの位置においては、スト
ラップはインコネル製セルのアームに接触し、そしてそ
れらのアームに溶接される。
【0033】本発明のこの側面がもたらす利点は、上記
のごときバンドが高剛性の構造物として作用し、従って
流れによって誘起される振動を生じないことである。
【0034】その他の目的、特徴および利点は、添付の
図面を参照しながら以下の説明を読むことによって自ら
明らかとなろう。
【0035】
【詳細な説明】
先ず図27を見ると、スペーサを組込んだ典型的な燃料
バンドルFが示されている。詳しく述べれば、かかる燃
料バンドルFは下部タイプレートNおよび上部タイプレ
ートUを含んでいる。下部タイプレートNは燃料棒9を
支持するために役立つ。上部タイプレートUは燃料棒を
直立の並列状態に保持し、それにより燃料棒を鉛直方向
に沿って互いに平行に配置するために役立つ。両タイプ
レート間においては、チャネル8が燃料棒を包囲してお
り、それによって下部タイプレートNから上部タイプレ
ートUに至る流体の流れが維持される。
【0036】両タイプレート間には、燃料棒を取巻くよ
うにしてスペーサS1 およびS2 が配置されている
。これらのスペーサは、両タイプレート間において燃料
棒9を並列状態に保持すると共に、流体の流れ(とりわ
け、チャネル8の内面から燃料バンドル内の外側の燃料
棒に向かう流体の流れ)を改善するために役立つ。
【0037】典型的な燃料バンドルFの全体的な構造を
説明したので、次に従来のスペーサグリッドの構造を説
明することにする。その後、かかるスペーサグリッドに
対する本発明の改良が説明される。最後に、燃料バンド
ルにおいて使用し得る様々なスペーサ構造が例示される
【0038】先ず、図1を参照しながら従来のセルC’
 を説明しよう。かかるセルは2個のばね脚14および
16を含んでいる。これらのばね脚は互いに離隔して配
置されていると共に、上部の燃料棒包囲アーム対18お
よび下部の燃料棒包囲アーム対20によって連結されて
いる。それぞれのばね脚14および16は内方にたわめ
られており、そして中央部には燃料棒接触部15および
17がそれぞれ設けられている。
【0039】燃料棒を包囲する場合、それぞれのアーム
対18および20は燃料棒を支持するためのストップを
形成していなければならない。それ故、アーム対18お
よび20はそれぞれのストップ形成部分において内方に
曲げられている。このようなストップ形成部分としては
、上部アーム対18における弓形部分21および23並
びに下部アーム対20における弓形部分25および27
が設けられている。
【0040】通例、(破線で示された)燃料棒Rは各セ
ルの中央を通過する。図からわかる通り、燃料棒Rはば
ね脚の燃料棒接触部15および17によって圧迫され、
そして上部アーム対18のストップ21および23並び
に下部アーム対20のストップ25および27に押付け
られる。
【0041】次に図3を見れば、従来のセル同士を結合
する方法を理解することができる。詳しく述べれば、各
セルのばね脚14および16は隣接するセルの片持ちア
ーム対18および20に近接して配置されている。しか
るに、後記において力説される通り、本発明のセル対の
構造においては、セル対のばね脚は互いに遠く離れて位
置している。このような配置によれば、それぞれのばね
脚はセル対の遠隔端に位置する一方、燃料棒包囲アーム
対はセル対の中心を横切って伸びることになる。(図5
におけるばね脚24および26の位置を参照されたい。 )図1、2および3に関連して従来のセルの構造を説明
したので、次に本発明の好適な実施の態様を説明するこ
とにする。
【0042】図4を見ると、本発明において使用される
セルCを形成するために予め切断されたばね金属製のブ
ランクの正面図が示されている。下記に説明されるごと
く、セルCは図1に示されたセルC’ と同様なもので
ある。詳しく述べれば、ばね金属はインターナショナル
・ニッケル・カンパニー(International
 Nickel Company)からインコネルの商
品名で販売されている合金であることが好ましい。かか
るばね金属は0.008〜0.012インチの厚さを有
するものであって、図4の形状を成すように打抜かれる
。かかるブランクは、第1のばね脚24、第2のばね脚
26、上部の燃料棒包囲アーム対28および下部の燃料
棒包囲アーム対30を有している。
【0043】セルを形成するためのブランクを観察すれ
ば、ばね脚24および26の中間位置を通る軸線33に
よってブランクが分割されていることが認められよう。 上部アーム対28においては、アーム31はアーム32
よりも僅かに長くなっている。同様に、下部アーム対3
0も僅かに長さの異なる2個のアームから成っている。 このようにアームの長さが異なっていることが先行技術
との相違点である。このように長いアームと短いアーム
とを組合わせて使用すれば、図5に関連して説明される
ごとく、2個のセルを結合することにより、本発明のス
ペーサを組立てるために好都合な自己支持型の構造単位
が得られるのである。
【0044】更にまた、先行技術と異なり、上部ばねス
トップ34および下部ばねストップ35がアーム対28
および30のばね脚24に対応する位置にそれぞれ設け
られている。図6に関連して説明されるごとく、これら
のストップはばね脚24が弾性限界を越える位置にまで
移動するのを防止するために役立つ。同様に、ばね脚2
6に対応してばねストップ36およびばねストップ37
が設けられている。これらのストップも、ストップ34
およびストップ35と同じく、ばね脚26が弾性限界を
越える位置にまで移動するのを防止するために役立つ。
【0045】燃料バンドルの輸送に際しては、スペーサ
はしばしば燃料棒の重量に由来する動荷重を受けること
が知られている。それぞれのばねストップは、燃料バン
ドルの組立ておよび輸送時においてばね脚が過大な荷重
を受けるのを防止するために役立つのである。
【0046】従来のスペーサの構造を理解している当業
者にとっては、通例、図4のブランクを一連の曲げ型に
通すことによって折曲げが行われることは自明であろう
。すなわち、各々の曲げ型においてそれぞれの屈曲部が
形成される結果、図5に示されるような完成した構造を
有する個々のセルC1 またはC2 が得られるのであ
る。かかる一連の曲げ型の構造は当業界における通常の
技術の範囲内にあるから、ここで述べる必要はあるまい
。ただ、図5に示されたセルC1 またはC2 が個別
に製造されることを述べておけば十分であろう。
【0047】次に図5を見ると、2個のセルC1 およ
びC2 から成るセル対Pが示されている。各々のセル
はばね脚24および26、上部アーム対28および下部
アーム対30を含んでいる。ばね脚24および26は燃
料棒接触部25および27をそれぞれ有している。燃料
棒接触部25および27は、収容された燃料棒をストッ
プ45、46、47および48に対して押付けるように
働く。
【0048】ストップ45、46、47および48は複
合湾曲部を成していることが認められよう。かかる湾曲
部は各々のセル内に収容された燃料棒に向かって内方に
突出している結果、燃料棒はストップ45、46、47
および48に対して押付けられることになる。また、ス
トップ45、46、47および48は燃料棒に対して凸
面を成していることも認められよう。このような凸面状
の湾曲部は、燃料棒の末端がセルの端部に引っ掛かる恐
れなしに燃料棒をセル内に挿入することを可能にする。
【0049】上部アーム対28および下部アーム対30
が包囲状態に折曲げられた場合、セルC2 のアーム末
端50および51はセルC1 のアーム末端50および
51に比べて中心から反対側にずれていることが認めら
れよう。セルC1 およびC2 から成るセル対Pを組
立てる際には、2個のセルを互いに対面させることが好
ましい。 その後、上部アーム対28および下部アーム対30がそ
れぞれ対面した状態でセル同士がスポット溶接される。 その結果、剛性の構造単位が得られることが認められよ
う。
【0050】かかるセル対においては、セルC2 のば
ね脚24および26並びにセルC1 のばね脚24およ
び26が鉛直方向に伸びかつ互いに離隔した剛性の脚部
材を構成する。
【0051】それと同時に、互いに連結された上部アー
ム対28および下部アーム対30が水平方向支持部材を
構成する。後記に説明されるごとく、このようなセル対
は様々な構造のスペーサを組立てる際に簡便に取扱うこ
とができる。
【0052】次に、ばね脚が弾性限界を越える位置にま
で移動することが防止されるという特徴を図6に関連し
て説明しよう。図6は、図5中の線2C−2Cに関する
ばね脚26の縦断面図である。図中には、ばね脚26の
2つの位置が示されている。
【0053】実線は、ばね脚26が燃料棒をストップに
押付けている正規の位置を示している。言うまでもない
が、このようにばね脚26の作用を受けた燃料棒は上部
アーム対28上のばねストップ36および下部アーム対
30上のばねストップ37からは十分に離隔している。
【0054】しかるに、燃料棒が片寄ってばね脚26を
十分に押し戻した場合、燃料棒接触部27は27’ と
して示された位置にまで移動する。この位置においては
、燃料棒はそれぞれのばねストップ36および37に押
付けられる。このようにして三点支持が達成される結果
、ばね脚26のそれ以上の変形は防止される。このよう
な訳で、ばね脚26、燃料棒接触部27、上部ばねスト
ップ36および下部ばねストップ37の寸法を適当に選
定すれば、ばね脚26の降伏および永久変形が起こらな
いようにそれの屈曲を制限し得ることが理解されよう。
【0055】図示のごときセル対の構造を説明したので
、かかるセル対を用いて組立て得る様々なグリッド構造
を7、8、9、10および11に関連して簡単に説明し
よう。
【0056】先ず図7を見ると、4つの格子位置を占め
る構造単位が略示されている。かかる構造単位中には、
セル対P1 およびP2 が互いに並列した状態で配置
されている。
【0057】次の図8は、本発明のスペーサのインコネ
ル製部分の最小構造単位を示す側面図である。詳しく述
べれば、アーム対28はスペーサの上端の平面内に存在
している。他方、アーム対30はスペーサの下端の平面
内に存在している。それらの間の空間はばね脚24およ
び26によって橋渡しされている。このように、ばね脚
24および26はセル内に収容された燃料棒を圧迫する
ために役立つばかりでなく、(アーム対28によって形
成された)上部グリッドと(アーム対30によって形成
された)下部グリッドとを互いに連結する垂直方向の部
材としても役立つのである。
【0058】その後、アーム対28および30の接触面
(図5参照)において溶接が行われる。かかる溶接は不
活性ガスタングステン溶接によって達成されるような融
接から成るのが通例であるが、生産上有利であればレー
ザ溶接を使用することもできる。その結果、一体を成し
て結合した丈夫なグリッド構造単位が得られることにな
る(図8参照)。
【0059】次の図9を見ると、太い水管R用の開口を
有するグリッドが示されている。かかる開口は、セル対
P1 、P2 、P3 、P4 、P5 およびP6 
を省くことによって形成される。この場合、図からわか
る通り、省かれるセル対P1 、P2 、P3 および
P4 は一方向に沿って配列されており、また残りのセ
ル対P5 およびP6 はそれと直交する方向に沿って
配列されていることが必要である。
【0060】次の図10を見ると、2種の開口を有する
実施の態様が示されている。第1の開口は水管R用のも
のであって、これは図9に示されたものと全く同じであ
る。第2の開口群は部分長燃料棒の上方に位置すべきも
のである。かかる部分長燃料棒は、1988年4月4日
に提出された「BWR用燃料集合体における二相圧力降
下の低減」と称する米国特許出願第176975号明細
書中に開示されている。
【0061】図10に示された配列状態は、セル対P1
 、P2 、P3 およびP4 を観察することによっ
て最も良く理解されよう。詳しく述べれば、セル対P1
 およびP3 は図10の紙面を横切る一方向に沿って
配列されている一方、セル対P2 およびP4 はそれ
と直交する方向に沿って配列されている。これら4個の
セル対の各々は2本の燃料棒を収容するための位置を規
定している。 しかるに、全部で8本の燃料棒が9つの格子位置を占め
ている。セル対P1 、P2 、P3 およびP4 の
中心部には空席部分が存在するが、かかる空席部分が部
分長燃料棒の上方に配置されるべきものである。
【0062】このような空席部分がもたらす効果は小さ
くないことが理解されよう。詳しく述べれば、かかる原
子炉が最大蒸気発生速度で運転されている場合、部分長
燃料棒の上方の位置は蒸気流量の大きい空間であること
が知られている。このような蒸気流量の大きい空間にお
いては、図示のごとくにセル対の横断面積が比較的小さ
い場合であっても背圧が生じることがある。そこで、中
心位置を空席にした状態で9つの格子位置の周囲に4個
のセル対を配置すれば、蒸気の流れの向上を示す好適な
グリッド構造が得られるのである。
【0063】当業者にとっては自明の通り、残りのセル
対P5 〜P13の配列状態はセル対P1 〜P4 に
関連して説明されたパターンを論理的に拡張したもので
ある。すなわち、幅方向において10の格子位置を含む
グリッドにおいて、格子位置L2,2 、L2,4 、
L2,7 およびL2,9 は空席となっていることが
認められよう。このような空席は10×10の配列状態
を示す図示のごときグリッドの全体にわたって同様なパ
ターンで存在している。
【0064】このように、図示のごときセル対は任意所
望の全長燃料棒、部分長燃料棒および(または)水管を
収容し得るように配列し得ることが理解されよう。
【0065】次の図11には、図9および10に関連し
て上記に記載された開口と同様な開口内に2本の太い水
管が配置されている状態が示されている。
【0066】図11においては、セルの配列が図9およ
び10の場合とやや異なっている。各々のかど部に配置
されたセルは単一のセルであって、他のセルと対を成し
ていない。これらのセルは、ばね脚がかどから離れて位
置するように配列されている。なお、残りのセルはそれ
ぞれ対を成している。
【0067】図11には、互いに平行に配置された2本
の太い水管R1 およびR2 を収容するために役立つ
本発明のグリッド構造が示されている。水管R1 およ
びR2 の各々は4つの格子位置を占めていることが認
められよう。残りのセル対は完全なグリッドを形成する
ように配列されている。
【0068】次の図12を見ると、水管R1 用の開口
の位置における図11のグリッドの一部分が拡大して示
されている。2個の内部バンド部材60により、水管R
1 を保持するためのライニングが形成されている。か
かる内部バンド部材の構造を図13および14に関連し
て説明しよう。
【0069】図13および14を見れば、内部バンド部
材60は末端63および64をそれぞれに有する相等し
いセグメントから成ることが認められよう。図14から
わかる通り、内部バンド部材60は上部アーム72およ
び下部アーム74を有している。これらのアームは内部
バンドの上方部分および下方部分を形成し、そして水管
を包囲する。図12について述べれば、上部アーム72
は66の位置でそれぞれのセルに溶接されている。内部
バンドの上方部分および下方部分は、各セルの場合と同
じく、ばね脚65および67によって連結されている。
【0070】かかる内部バンド部材は注目すべき2つの
特徴を有している。第一に、ばね脚65および67の各
々は水管R1 を圧迫するための中央ばね部分68を有
している。これらのばね脚は、顕著な振動を生じること
なく水管を所定の位置にしっかりと保持するために役立
つ。
【0071】第二に、内部バンド部材の上方部分には、
ばね脚65および67の上方に導流タブ70が設けられ
ている。これらの導流タブは、上方に流れる水の方向を
スペーサによって保持された隣接の燃料棒に向かうよう
に変化させるために役立つ。
【0072】再び図12を見れば、グリッドの内部にお
ける内部バンド部材60の配置状態を容易に理解するこ
とができよう。詳しく述べれば、内部バンド部材60の
末端63および64が認められよう。2個の内部バンド
部材60を図12に示された位置に配置すれば、それぞ
れの水管R1 およびR2 をスペーサの内部にしっか
りと保持し得ることが理解されよう。
【0073】インコネル製のスペーサグリッドおよびそ
れの様々な構造例を説明したが、燃料棒を保持するため
のかかるスペーサグリッドは最小限の量のばね材料しか
含まないことが認められよう。なお、典型的な燃料バン
ドルにおいては7または8個のかかるスペーサグリッド
が使用される。
【0074】上記のごときスペーサグリッドは連続した
バンドによって包囲されることが必要である。かかる連
続バンドは、チャネル内にスペーサを装着するために役
立つ。それはまた、グリッドとチャネルの側壁との間に
おける冷却材の流れを低減させると共に、燃料棒の外面
に沿って上昇する(水と蒸気とから成る)冷却材に水を
混合するためにも役立つ。
【0075】次の図15を見ると、好適な実施の態様に
基づくバンドを伴った図11のグリッドが示されている
。なお、中心部のセルおよび水管は示されていない。 バンドの一部はグリッドの側面から分離した状態で示さ
れている。詳しく述べれば、バンドセグメントB1 お
よびB2 はグリッドから離隔している一方、バンドセ
グメントB3 およびB4 はグリッドに隣接した最終
位置に配置されている。
【0076】かかるバンドは、(バンドセグメントB1
 およびB2 の間の)隙間101、(バンドセグメン
トB2 およびB3 の間の)隙間102並びに(バン
ドセグメントB4 およびB1 の間の)隙間104に
おいて分断されていることが認められよう。(バンドセ
グメントB3 およびB4 の間の)隙間103は溶接
されている。各々のバンドセグメントは複数の内方に曲
がった導流タブ110を有していて、これらのタブはチ
ャネルの側壁付近を流れる水の方向を燃料棒列に向かう
内向きの方向に変化させるために役立つ。
【0077】次の図16を見ると、好適な実施の態様に
基づくバンドセグメントB3 が示されている。バンド
セグメントB3 は第1の側面に沿って末端101にま
で伸びると共に、第2の側面に沿って末端102にまで
伸びている。バンドセグメントB3 は複数の導流タブ
110を有している。これらのタブの機能は、チャネル
の側壁に沿って流れる水の方向を内部に収容された燃料
棒列に向かう内向きの方向に変化させることにある。
【0078】かかるバンドはまた、隆起部120をも有
している。それぞれの隆起部120は、バンドをチャネ
ルの側壁に密着させないために役立つ。それぞれの隆起
部120はまた、それ以外にも2つの機能を有している
【0079】第一に、それぞれの隆起部120自体がチ
ャネルの側壁に沿って流れる水の方向を変化させること
がある。その結果として乱流が生じることにより、チャ
ネルの内面に沿って流れる水層が燃料棒列に向かって移
動することになる。
【0080】第二に、隆起部120はバンドに剛性を付
与するように形成されている。柔軟なバンドの場合には
、流れによってバンドの振動が誘起されることがある。 固有振動が発生した場合、バンドはグリッドから遠去か
るように変形するが、最大の変形はスペーサの各側面に
おけるかど部間の中間点で起こるのである。図15につ
いて述べれば、スペーサの左側の側面における最大変形
位置は103に相当している。
【0081】次の図17には、好適な実施の態様に基づ
くバンドの部分側面図が示されている。かかるバンドの
隆起部120はバンド幅の大部分にわたって設けられて
いると共に、バンド高さの1/2 よりやや広い範囲に
わたって設けられている。図18は図17中の線11B
−11Bに関する縦断面図であって、隆起部120の形
状を示している。この形状は波形に類似したものであっ
て、隆起部を持たないバンドに比べて数倍の剛性をバン
ドの側壁に付与する。このような剛性の増大は、流れに
よって誘起されるバンドの振動を防止するために役立つ
【0082】次の図19は、スペーサのかど部をチャネ
ル130のかど部と共に示す拡大上面図である。外側の
燃料棒について良好な熱的性能を得るためには、バンド
の内面とチャネル130との間の距離132は小さいこ
とが必要である。しかるに、距離132を小さくすると
、かど部の燃料棒とチャネルのかど部との間の隙間も小
さくなる。側面に沿った距離132を一定とした場合、
かど部における隙間は燃料棒の配列状態が8×8から9
×9そして10×10に変化するのに伴って一層小さく
なる。すなわち、各々の縦列および横列中における燃料
棒の数が増加するのに伴い、かど部の燃料棒はチャネル
に近づくように移動するのである。なお、他の原子炉部
品との干渉を防止するため、チャネルのかど部の曲率半
径を小さくすることはできない。
【0083】図19は、10×10の配列状態をほぼ一
定の倍率で描いたものである。ジルカロイ製のバンドの
かど部136が完全にかど部のセルの外側に位置するよ
うに形成されたとすれば、バンドとチャネルのかど部と
の間の隙間は不十分となり、従ってチャネル内にスペー
サを挿入することは困難もしくは不可能となろう。
【0084】図17からわかる通り、バンドのかど部に
は溝穴138が設けられている。かど部のセルの上部ア
ーム対および下部アーム対はそれらの溝穴内に突出する
ことになる。その結果、図19に見られるごとく、バン
ドのかど部136をチャネルのかど部から遠去かるよう
に(すなわち、かど部の燃料棒に向かって)移動させる
ことができる。それと同時に、グリッドの一部がかど部
の溝穴内に突出する結果、グリッドはバンドによって捕
捉されることにもなる。
【0085】このようにして、それぞれのバンドセグメ
ントB1 〜B4 のかど部を燃料棒R1 の直径の減
少に順応させ得ることが理解されよう。それと同時に、
それらのかど部はスペーサを取巻くバンドセグメントB
1 〜B4 をインコネル製のグリッドにしっかりとキ
ー留めするためにも役立つのである。
【0086】図20、21、22、23、24、25お
よび26には、別の実施の態様に基づくジルカロイ製の
バンドが示されている。この実施の態様においては、バ
ンドの剛性の増大は得られない。その代り、インコネル
製ストラップの使用によってバンドがインコネル製のグ
リッドに結合される。
【0087】図20は、かかるバンドを構成するセグメ
ントの上面図である。先行技術の場合と同じく、バンド
をチャネルから離隔させるために浴槽形の隆起部140
が設けられている。図21はかかるバンドの部分側面図
である。図17および18のバンドとの相違点は、バン
ドの上端および下端に切欠き142が設けられているこ
とである。これらの切欠きはインコネル製のストラップ
と共に使用されるが、それについては下記において説明
が行われる。更にまた、バンドのかど部にも切欠き14
4が設けられている。これらの切欠きは好適な実施の態
様におけるかど部の溝穴と同じ機能を果たす。すなわち
、かど部のセルの上部アーム対および下部アーム対がか
かる切欠き内に突出することにより、バンドのかど部を
チャネルのかど部から離隔させることができるのである
【0088】図22、23および24にはインコネル製
のストラップが示されている。図22はインコネル製ス
トラップの側面図である。かかるストラップの長さlは
スペーサの幅より僅かに小さく、またそれの幅wはセル
のアームの幅に等しい。図23はかかるストラップの上
面図である。屈曲部150は図21の切欠き142内に
突出するようになっている。図24はかかるストラップ
の拡大上面図である。屈曲部150の中間には、バンド
を圧迫する突起152が設けられている。
【0089】図25はスペーサの一部分の上面図であっ
て、ストラップがバンドをグリッドにしっかりと固定す
る様子を示している。ストラップは、接触点152にお
いてバンドを圧迫する一連のばねとして作用する。なお
、ストラップはグリッドに溶接する前の状態で示されて
いる。このような状態においては、ストラップとグリッ
ドとの間に隙間154が存在している。
【0090】インコネル製のストラップをインコネル製
のグリッドに結合するためには、接触点152において
バンドに加重を加えることによって隙間154が閉じら
れる。次いで、154の位置においてストラップがグリ
ッドに溶接される。図26はストラップおよびバンドの
部分側面図である。
【0091】次の図28を見ると、別の好適な実施の態
様に基づくセル対が示されている。(図5に示された実
施の態様に類似した)この実施の態様においては、2個
のセルC1 およびC2 が上部の燃料棒包囲アーム対
28および下部の燃料棒包囲アーム対30の位置におい
て対面している。この場合の相違点は、下部アーム対3
0における長いアーム51’ および短いアーム50’
 の位置が逆になっていることである。
【0092】詳しく述べれば、下部アーム対30を見る
と、長いアーム51の下方に短いアーム50’ が位置
していることが認められよう。更にまた、やはり下部ア
ーム対30を見ると、短いアーム50の下方に長いアー
ム51’ が位置していることが認められよう。
【0093】このような構造は特別な利点を有している
。本発明のスペーサグリッドの組立てに際しては、セル
C2 に対するセルC1 の回転が起こることがほとん
ど避けられない。図5に示された実施の態様の場合にか
かる回転が起こると、短いアーム50と長いアーム51
との間の隙間が整列することになる。しかるに、図28
に示された実施の態様の場合にかかる回転が起こっても
、下部アーム対30の短いアーム50’ と長いアーム
51’ との間の隙間の位置および上部アーム対28の
短いアーム50と長いアーム51との間の隙間の位置に
は変化がないのである。それ故、たまたまセルの回転が
起こっても問題は生じないわけである。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のばね鋼製グリッドを組立てる際に使用さ
れる従来のスペーサセル(またはフェルール)の斜視図
【図2】図1の従来のセルの側面図。
【図3】前方から後方に向かって各セルのばね脚が互い
違いに位置するようにして1群の従来のセルを結合した
状態を示す斜視図である。
【図4】本発明のセルを形成するために折曲げる前のブ
ランクの正面図。
【図5】各セルが図4のブランクから形成されかつ各セ
ルのばね脚が遠く離れて位置するようにして燃料棒包囲
アーム同士が互いに対面するように配置されて成るセル
対の斜視図。
【図6】個々のセル内に規定されたばね脚の過度の変形
を防止するために役立つ上部および下部のばねストップ
が設けられていることを示す図5のばね脚の縦断面図で
ある。
【図7】図5に示されたもののごとき多数のセルから形
成されたばね金属製一体グリッドの一部分を示す平面図
である。
【図8】図5に示されたもののごとき多数のセルから形
成されたばね金属製一体グリッドの一部分を示す側面図
である。
【図9】中央に太い水管を含む10×10配列用のスペ
ーサの平面図である。
【図10】スペーサ中における圧力降下を低減させるた
め、部分長燃料棒の上方に位置する格子位置中に開口を
規定するようにセル対が配列されていることを除けば、
図9と同様な平面図である。
【図11】2本の水管を収容するようなセル対の配列状
態を示す平面図である。
【図12】一方の水管を包囲する区域を示す図11のス
ペーサの拡大図である。
【図13】図12のグリッドの内部バンドセグメントを
示す平面図である。
【図14】図12のグリッドの内部バンドセグメントを
示す側面図である。
【図15】好適な実施の態様に基づくバンドを具備した
完全なスペーサの平面図であって、溶接によって連続し
たバンドを形成するのに先立って4個のバンドセグメン
トのうちの2個がグリッドから分離しているところを示
している。
【図16】好適な実施の態様に基づくバンドを構成する
1個のバンドセグメントの平面図である。
【図17】図16に示されたバンドの部分側面図である
【図18】図16に示されたバンドの縦断面図である。
【図19】かど部におけるスペーサの拡大図であって、
バンドの側面を通してアームを突出させるための開口を
示すと共に、インコネル製のグリッドに対してジルカロ
イ製のバンドがキー留めされたところを示している。
【図20】第2の実施の態様に基づくバンドを構成する
1個のバンドセグメントの平面図である。
【図21】第2の実施の態様に基づくバンドを構成する
1個のバンドセグメントの部分側面図である。
【図22】第2の実施の態様に基づくバンド用のインコ
ネル製ストラップの平面図である。
【図23】第2の実施の態様に基づくバンド用のインコ
ネル製ストラップの側面図である。
【図24】図22および23のストラップの一部分の拡
大図である。
【図25】第2の実施の態様に基づくバンドの平面図で
あって、ストラップによってバンドが固定されたところ
を示している。
【図26】第2の実施の態様に基づくバンドの側面図で
あって、ストラップによってバンドが固定されたところ
を示している。
【図27】本発明のスペーサの配置状態を示す燃料バン
ドルの斜視図である。
【図28】上部および下部の燃料棒包囲アームの長さが
逆になっている点を除けば図5と同様な斜視図であって
、短い下部アームの上方に長い上部アームが位置しかつ
長い下部アームの上方に短い上部アームが位置する結果
としてセル対の上下逆転が可能であることを示している
【符号の説明】
24  ばね脚 25  燃料棒接触部 26  ばね脚 27  燃料棒接触部 28  上部の燃料棒包囲アーム対 30  下部の燃料棒包囲アーム対 31  アーム 32  アーム 34  ばねストップ 35  ばねストップ 36  ばねストップ 37  ばねストップ 45  ストップ 46  ストップ 47  ストップ 48  ストップ 50  短いアーム 51  長いアーム 60  内部バンド部材 101  バンドセグメントの末端 102  バンドセグメントの末端 110  導流タブ 120  隆起部 138  溝穴 140  隆起部 142  切欠き 144  切欠き 150  屈曲部 152  突起 B  バンドセグメント C  セル P  セル対 R  水管または燃料棒

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  内方に突出してセル内の燃料棒にばね
    作用を及ぼす燃料棒接触部を中央に有する少なくとも1
    個のばね脚、および前記ばね脚の遠隔端に設けられた少
    なくとも2組の燃料棒包囲アーム対をそれぞれに有する
    複数のばね金属製スペーサセルを含んでいて、(a) 
    前記燃料棒包囲アーム対の各々は前記ばね脚が前記セル
    内に収容された燃料棒を圧迫した場合に前記燃料棒を支
    持するために役立つストップを形成しており、(b) 
    前記燃料棒包囲アーム対は相対的に長い第1のアームと
    相対的に短い第2のアームとから成る上部の燃料棒包囲
    アーム対および相対的に短い第1のアームと相対的に長
    い第2のアームとから成る下部の燃料棒包囲アーム対を
    含んでおり、(c) 前記上部の燃料棒包囲アーム対の
    前記第1のアームは前記下部の燃料棒包囲アーム対の前
    記第1のアームの上方に位置し、かつ前記上部の燃料棒
    包囲アーム対の前記第2のアームは前記下部の燃料棒包
    囲アーム対の前記第2のアームの上方に位置する結果、
    1個の前記セルを別の前記セルに対して回転した場合で
    も前記燃料棒包囲アーム対の相対的に長いアームは前記
    燃料棒包囲アーム対の相対的に短いアームと対面するこ
    とになり、(d) 前記ばね脚が互いに遠く離れて位置
    するようにして2個の前記セルを対面させ、次いで前記
    燃料棒包囲アーム対をそれらの末端に隣接した位置にお
    いて互いに連結してセル対を形成すれば、前記セル対を
    構成する一方のセルの相対的に長いアームと他方のセル
    の相対的に短いアームとが結合される結果として前記セ
    ル対は剛性の一体構造物を形成し、そして(e) 複数
    の前記セル対を前記燃料棒包囲アーム対の位置において
    溶接することによって一体グリッドが形成されることを
    特徴とする、複数の燃料棒を含む燃料バンドルにおいて
    使用するためのスペーサ。
JP3302614A 1990-10-25 1991-10-23 インコネル製のグリッドおよびジルカロイ製のバンドを有する複合スペーサ Expired - Lifetime JPH0736036B2 (ja)

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