JP2521002B2 - ばね金属製グリッドスペ―サに追加するための旋回羽根及びばね金属製グリッドスペ―サに旋回羽根を追加する方法 - Google Patents
ばね金属製グリッドスペ―サに追加するための旋回羽根及びばね金属製グリッドスペ―サに旋回羽根を追加する方法Info
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- G21C3/30—Assemblies of a number of fuel elements in the form of a rigid unit
- G21C3/32—Bundles of parallel pin-, rod-, or tube-shaped fuel elements
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- G21C3/344—Spacer grids formed of assembled tubular elements
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- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21C—NUCLEAR REACTORS
- G21C3/00—Reactor fuel elements and their assemblies; Selection of substances for use as reactor fuel elements
- G21C3/30—Assemblies of a number of fuel elements in the form of a rigid unit
- G21C3/32—Bundles of parallel pin-, rod-, or tube-shaped fuel elements
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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Description
【0001】本発明は沸騰水型原子炉用のスペーサに関
するものである。更に詳しく述べれば、ばね鋼製のグリ
ッドスペーサにおいて、通常のスペーサマトリクス中に
新規なタイプの旋回羽根が追加される。かかる旋回羽根
はスペーサの寸法を変化させることがないものであっ
て、好ましくは燃料バンドルの上部二相領域内に位置す
るスペーサに追加される。
するものである。更に詳しく述べれば、ばね鋼製のグリ
ッドスペーサにおいて、通常のスペーサマトリクス中に
新規なタイプの旋回羽根が追加される。かかる旋回羽根
はスペーサの寸法を変化させることがないものであっ
て、好ましくは燃料バンドルの上部二相領域内に位置す
るスペーサに追加される。
【0002】
【発明の背景】「スペーサグリッドと一体化された旋回
羽根」と称する1990年4月3日付けのエリック・ビ
ー・ジョハンソンおよびルイス・シー・バルガー(Eric
B. Johansson & Louis C. Bulger) の米国特許第491
3875号明細書中には、燃料棒を互いに離隔した状態
に保持すると共に遠心作用による気水分離を行うために
役立つ旋回羽根を組込んだスペーサが開示されている。
羽根」と称する1990年4月3日付けのエリック・ビ
ー・ジョハンソンおよびルイス・シー・バルガー(Eric
B. Johansson & Louis C. Bulger) の米国特許第491
3875号明細書中には、燃料棒を互いに離隔した状態
に保持すると共に遠心作用による気水分離を行うために
役立つ旋回羽根を組込んだスペーサが開示されている。
【0003】他方、上記のごときスペーサとは異なり、
通常のインコネル製スペーサに旋回羽根を追加したいと
いう要望が存在している。本発明は、通常のインコネル
製スペーサ中に容易に追加し得るような旋回羽根を開示
するものである。1990年10月25日に提出された
「インコネル製のグリッドおよびジルカロイ製のバンド
を有する複合スペーサ」と称する米国特許出願第07/
603046号の明細書中には、本発明の旋回羽根を追
加し得るグリッドの代表例が図1Cおよび2Bに示され
ている。従って、インコネル製スペーサの構造に関して
は上記の米国特許出願第07/603046号の明細書
を参照されたい。
通常のインコネル製スペーサに旋回羽根を追加したいと
いう要望が存在している。本発明は、通常のインコネル
製スペーサ中に容易に追加し得るような旋回羽根を開示
するものである。1990年10月25日に提出された
「インコネル製のグリッドおよびジルカロイ製のバンド
を有する複合スペーサ」と称する米国特許出願第07/
603046号の明細書中には、本発明の旋回羽根を追
加し得るグリッドの代表例が図1Cおよび2Bに示され
ている。従って、インコネル製スペーサの構造に関して
は上記の米国特許出願第07/603046号の明細書
を参照されたい。
【0004】
【問題点の記述】インコネル製のスペーサは、0.00
8〜0.012インチという極めて小さい厚さを有する
インコネル薄板から製造されるのが通例である。このよ
うな小さい厚さが使用される理由は、インコネルが熱中
性子に対して比較的大きい断面積を有することにある。
簡単に述べれば、インコネルは(スペーサ製造のために
使用される厚肉の材料である)ジルカロイよりも多量の
熱中性子を吸収する傾向を示す。
8〜0.012インチという極めて小さい厚さを有する
インコネル薄板から製造されるのが通例である。このよ
うな小さい厚さが使用される理由は、インコネルが熱中
性子に対して比較的大きい断面積を有することにある。
簡単に述べれば、インコネルは(スペーサ製造のために
使用される厚肉の材料である)ジルカロイよりも多量の
熱中性子を吸収する傾向を示す。
【0005】インコネル製のスペーサは、比較的高い密
度のマトリクスを成して配列された燃料棒を含む燃料バ
ンドル中において使用される。たとえば、以前には8×
8の燃料棒配列状態が使用されていたが、現在では10
×10の燃料棒配列状態が使用されている。かかる場合
には、燃料棒自体がより細いばかりでなく、それらをよ
り緊密に配列しなければならないから、比較的小さい厚
さを有するインコネル製のスペーサが必要とされるので
ある。
度のマトリクスを成して配列された燃料棒を含む燃料バ
ンドル中において使用される。たとえば、以前には8×
8の燃料棒配列状態が使用されていたが、現在では10
×10の燃料棒配列状態が使用されている。かかる場合
には、燃料棒自体がより細いばかりでなく、それらをよ
り緊密に配列しなければならないから、比較的小さい厚
さを有するインコネル製のスペーサが必要とされるので
ある。
【0006】このような高密度の燃料棒配列状態におい
ては、互いに隣接した燃料棒同士の中心間距離に関して
より高い精度が要求される。このようなわけで、スペー
サが1群のセルから成る場合には、全てのセルが一様な
中心間距離を有していなければならないのである。かか
るスペーサ中に旋回羽根を組込む場合、旋回羽根を構成
する材料を互いに隣接したインコネル製セルの間に挟む
ことはできない。なぜなら、このような配置はセル同士
の中心間距離に悪影響を及ぼすからである。個々のセル
の寸法を変化させることによって旋回羽根の材料をセル
間に挟むことも可能かも知れないが、その場合にはスペ
ーサを構成する個々のセルが相異なる寸法(および向
き)を有することになる。このようなスペーサは実際に
製造することが不可能である。
ては、互いに隣接した燃料棒同士の中心間距離に関して
より高い精度が要求される。このようなわけで、スペー
サが1群のセルから成る場合には、全てのセルが一様な
中心間距離を有していなければならないのである。かか
るスペーサ中に旋回羽根を組込む場合、旋回羽根を構成
する材料を互いに隣接したインコネル製セルの間に挟む
ことはできない。なぜなら、このような配置はセル同士
の中心間距離に悪影響を及ぼすからである。個々のセル
の寸法を変化させることによって旋回羽根の材料をセル
間に挟むことも可能かも知れないが、その場合にはスペ
ーサを構成する個々のセルが相異なる寸法(および向
き)を有することになる。このようなスペーサは実際に
製造することが不可能である。
【0007】それ故、インコネル製のスペーサを製造す
るために使用される同一構造のセル同士の正確な中心間
距離を維持しながらセル間に旋回羽根を配置することが
課題となる。更にまた、スペーサの材料としてインコネ
ルが選択された場合には、旋回羽根を含めたスペーサの
追加部品に対しても実際問題としてインコネルのみが使
用可能であることが理解されよう。このような制約が存
在する理由は、インコネルおよびジルカロイのごとき異
種の材料同士は容易に接合し得ないことにある。
るために使用される同一構造のセル同士の正確な中心間
距離を維持しながらセル間に旋回羽根を配置することが
課題となる。更にまた、スペーサの材料としてインコネ
ルが選択された場合には、旋回羽根を含めたスペーサの
追加部品に対しても実際問題としてインコネルのみが使
用可能であることが理解されよう。このような制約が存
在する理由は、インコネルおよびジルカロイのごとき異
種の材料同士は容易に接合し得ないことにある。
【0008】本発明は上記のごとき課題の発見に基づい
て完成されたものである。
て完成されたものである。
【0009】
【発明の概要】本発明に従えば、沸騰水型原子炉内に含
まれる通常の燃料バンドルにおいて使用されるばね金属
製のグリッドスペーサに旋回羽根が追加される。通常の
燃料バンドルは、マトリクス状に配列された1群の直立
した燃料棒、燃料棒を支持しかつ水を流入させるために
役立つ下部タイプレート、並びに燃料棒を直立状態に保
持しかつ水および発生した蒸気を流出させるために役立
つ上部タイプレートを含んでいる。また、両タイプレー
ト間においては燃料棒がチャネルにより包囲されてお
り、それによって燃料バンドル内に水および蒸気の流路
が形成される。燃料バンドルのチャネル内には、燃料棒
に沿った様々な鉛直方向位置に複数のばね金属製グリッ
ドスペーサが配置されているが、かかるスペーサは個々
の燃料棒を互いに離隔した状態に保持するための1群の
燃料棒収容セルを含んでいる。各々のセルは1本以上の
ばね脚と上部および下部の燃料棒包囲アームとを有して
いる。ばね脚はセル内に収容された燃料棒を該セルの一
方の側に押付けるために役立つ。2本の燃料棒包囲アー
ムは、燃料棒を押付けるためのストップを形成してい
る。かかるセル同士を溶接することによって一体マトリ
クスが形成され、そして好ましくはそれが金属バンドに
よって包囲される。
まれる通常の燃料バンドルにおいて使用されるばね金属
製のグリッドスペーサに旋回羽根が追加される。通常の
燃料バンドルは、マトリクス状に配列された1群の直立
した燃料棒、燃料棒を支持しかつ水を流入させるために
役立つ下部タイプレート、並びに燃料棒を直立状態に保
持しかつ水および発生した蒸気を流出させるために役立
つ上部タイプレートを含んでいる。また、両タイプレー
ト間においては燃料棒がチャネルにより包囲されてお
り、それによって燃料バンドル内に水および蒸気の流路
が形成される。燃料バンドルのチャネル内には、燃料棒
に沿った様々な鉛直方向位置に複数のばね金属製グリッ
ドスペーサが配置されているが、かかるスペーサは個々
の燃料棒を互いに離隔した状態に保持するための1群の
燃料棒収容セルを含んでいる。各々のセルは1本以上の
ばね脚と上部および下部の燃料棒包囲アームとを有して
いる。ばね脚はセル内に収容された燃料棒を該セルの一
方の側に押付けるために役立つ。2本の燃料棒包囲アー
ムは、燃料棒を押付けるためのストップを形成してい
る。かかるセル同士を溶接することによって一体マトリ
クスが形成され、そして好ましくはそれが金属バンドに
よって包囲される。
【0010】本発明の改良された旋回羽根はI字形のば
ね鋼製ストリップから成っている。かかるストリップ
は、スペーサの上部グリッドおよび下部グリッドにそれ
ぞれ結合するための上部タブおよび下部タブを有してい
る。このようなI字形のストリップをねじることによっ
て旋回羽根が形成されるが、その際にはスペーサ中に挿
入するための必要なねじり角よりも僅かに小さい角度ま
たは僅かに大きい角度のねじりを加えることが好まし
い。かかる旋回羽根をスペーサ中に挿入した場合、上記
のねじりは旋回羽根を所定の位置に保持するために役立
つ。その後、溶接のごとき接合方法によって旋回羽根が
所定の位置に固定される。
ね鋼製ストリップから成っている。かかるストリップ
は、スペーサの上部グリッドおよび下部グリッドにそれ
ぞれ結合するための上部タブおよび下部タブを有してい
る。このようなI字形のストリップをねじることによっ
て旋回羽根が形成されるが、その際にはスペーサ中に挿
入するための必要なねじり角よりも僅かに小さい角度ま
たは僅かに大きい角度のねじりを加えることが好まし
い。かかる旋回羽根をスペーサ中に挿入した場合、上記
のねじりは旋回羽根を所定の位置に保持するために役立
つ。その後、溶接のごとき接合方法によって旋回羽根が
所定の位置に固定される。
【0011】
【発明の目的、特徴および利点】上記のごとき旋回羽根
構造および設置方法がもたらす利点の1つは、通常のイ
ンコネル製グリッドスペーサに旋回羽根を容易に追加し
得ることである。その際には、旋回羽根をねじって両端
のタブを整列位置に保持し、スペーサのマトリクス中に
旋回羽根を挿入し、次いで旋回羽根を解放すればよい。
このような操作によれば、旋回羽根は所定の位置に保持
されるので、容易に溶接を行うことができる。
構造および設置方法がもたらす利点の1つは、通常のイ
ンコネル製グリッドスペーサに旋回羽根を容易に追加し
得ることである。その際には、旋回羽根をねじって両端
のタブを整列位置に保持し、スペーサのマトリクス中に
旋回羽根を挿入し、次いで旋回羽根を解放すればよい。
このような操作によれば、旋回羽根は所定の位置に保持
されるので、容易に溶接を行うことができる。
【0012】上記のごとき旋回羽根構造がもたらすもう
1つの利点は、旋回羽根の挿入に付随してスペーサの構
造安定性が増大することである。すなわち、旋回羽根の
追加の完了後には強固なスペーサが得られるのである。
上記のごとき旋回羽根構造がもたらす更にもう1つの利
点は、スペーサ中に含まれるセル位置の一部のみに限っ
て旋回羽根を容易に配置し得ることである。たとえば、
1つ置きのセル位置のみに旋回羽根を配置することが望
ましい場合もある。
1つの利点は、旋回羽根の挿入に付随してスペーサの構
造安定性が増大することである。すなわち、旋回羽根の
追加の完了後には強固なスペーサが得られるのである。
上記のごとき旋回羽根構造がもたらす更にもう1つの利
点は、スペーサ中に含まれるセル位置の一部のみに限っ
て旋回羽根を容易に配置し得ることである。たとえば、
1つ置きのセル位置のみに旋回羽根を配置することが望
ましい場合もある。
【0013】上記のごとき旋回羽根構造がもたらす更に
もう1つの利点は、燃料バンドル中に含まれる全てのス
ペーサに対して共通のグリッドおよびセル構造を使用し
ながら1個以上のスペーサに旋回羽根を追加し得ること
である。本発明のその他の目的、特徴および利点は、添
付の図面を参照しながら以下の説明を読むことによって
自ずから明らかとなろう。
もう1つの利点は、燃料バンドル中に含まれる全てのス
ペーサに対して共通のグリッドおよびセル構造を使用し
ながら1個以上のスペーサに旋回羽根を追加し得ること
である。本発明のその他の目的、特徴および利点は、添
付の図面を参照しながら以下の説明を読むことによって
自ずから明らかとなろう。
【0014】
【好適な実施の態様の説明】先ず図1を見ると、内部構
造が理解できるように周囲のチャネルCの一部を切欠い
た状態にある燃料バンドルBが示されている。かかる燃
料バンドルBは下部タイプレートLおよび上部タイプレ
ートUを含んでいる。かかる燃料バンドルBはまた、好
ましくは10×10のマトリクス状を成して配列された
1群の直立した燃料棒Rをも含んでいる。本発明の対象
を成すスペーサとしては、上方の2個のスペーサS1 お
よびS2 が示されている。なお、燃料バンドルBの全長
にわたって通例7〜9個のスペーサが使用されることは
当業者にとって自明であろう。
造が理解できるように周囲のチャネルCの一部を切欠い
た状態にある燃料バンドルBが示されている。かかる燃
料バンドルBは下部タイプレートLおよび上部タイプレ
ートUを含んでいる。かかる燃料バンドルBはまた、好
ましくは10×10のマトリクス状を成して配列された
1群の直立した燃料棒Rをも含んでいる。本発明の対象
を成すスペーサとしては、上方の2個のスペーサS1 お
よびS2 が示されている。なお、燃料バンドルBの全長
にわたって通例7〜9個のスペーサが使用されることは
当業者にとって自明であろう。
【0015】上記のごときスペーサの機能は容易に理解
することができる。すなわち、スペーサは燃料棒を所定
の並列状態に保持するという機能を有している。更にま
た、本発明の旋回羽根の使用から一層明らかとなるごと
く、スペーサの第2の機能は燃料バンドルBの上部二相
領域内において発揮される。すなわち、スペーサは通過
する二相混合物中に乱流を引起こす。旋回羽根が使用さ
れる場合には、スペーサは高密度の水を燃料棒に向けて
押し流すように働くのが通例である。他方、蒸気は燃料
棒間に形成された区域を通って上方に流れる傾向を示
す。
することができる。すなわち、スペーサは燃料棒を所定
の並列状態に保持するという機能を有している。更にま
た、本発明の旋回羽根の使用から一層明らかとなるごと
く、スペーサの第2の機能は燃料バンドルBの上部二相
領域内において発揮される。すなわち、スペーサは通過
する二相混合物中に乱流を引起こす。旋回羽根が使用さ
れる場合には、スペーサは高密度の水を燃料棒に向けて
押し流すように働くのが通例である。他方、蒸気は燃料
棒間に形成された区域を通って上方に流れる傾向を示
す。
【0016】次に図2を見ると、スペーサマトリクスか
ら取出された典型的な単位セル対が示されている。それ
ぞれのセルは上部および下部の燃料棒包囲アームAを有
している。ここで、個々の燃料棒を包囲した状態におけ
るアームAの形状を説明しよう。すなわち、かかるアー
ムAは背面部60、ばね部61、側面部63、ストップ
67、短いタブ50および長いタブ51を有している。
ら取出された典型的な単位セル対が示されている。それ
ぞれのセルは上部および下部の燃料棒包囲アームAを有
している。ここで、個々の燃料棒を包囲した状態におけ
るアームAの形状を説明しよう。すなわち、かかるアー
ムAは背面部60、ばね部61、側面部63、ストップ
67、短いタブ50および長いタブ51を有している。
【0017】次に、燃料棒包囲アーム間に設けられたば
ね部材について説明しよう。各セルの上部アームと下部
アームとの間には2本の独立したばね部材24が配置さ
れている。各々のばね部材の中央部からは燃料棒接触部
15が突出している。かかるセル内に燃料棒が挿入され
た場合、ばね部材24は燃料棒を上部アームおよび下部
アームのストップ部67に押付けるように働く。
ね部材について説明しよう。各セルの上部アームと下部
アームとの間には2本の独立したばね部材24が配置さ
れている。各々のばね部材の中央部からは燃料棒接触部
15が突出している。かかるセル内に燃料棒が挿入され
た場合、ばね部材24は燃料棒を上部アームおよび下部
アームのストップ部67に押付けるように働く。
【0018】かかるセル対を構成する2個のセルは、互
いに接触したタブ50および51の位置において溶接さ
れる。次いで、4個のセルから成るスペーサ部分の平面
図である図3に示されるごとく、セル対同士が溶接され
る。かかる溶接は、燃料棒包囲アームの接触部70、7
2、74および76において行われる。このようなスペ
ーサグリッドを特定の燃料棒マトリクスに対応した大き
さにまで拡張することによってスペーサが製造されるわ
けである。
いに接触したタブ50および51の位置において溶接さ
れる。次いで、4個のセルから成るスペーサ部分の平面
図である図3に示されるごとく、セル対同士が溶接され
る。かかる溶接は、燃料棒包囲アームの接触部70、7
2、74および76において行われる。このようなスペ
ーサグリッドを特定の燃料棒マトリクスに対応した大き
さにまで拡張することによってスペーサが製造されるわ
けである。
【0019】ここに図示された構造は、1990年10
月25日に提出された「インコネル製のグリッドおよび
ジルカロイ製のバンドを有する複合スペーサ」と称する
米国特許出願第07/603046号明細書中に記載さ
れたものである。次に図4Aおよび4Bを見ると、ねじ
る前の旋回羽根用ストリップが示されている。かかるス
トリップは、細長い幹部100、上部タブT1 および下
部タブT 2 を有するI字形を成している。図4Bからわ
かる通り、各々のタブは結合部103および104を有
している。これらの結合部は、図6に示されるごとく、
スペーサに結合するために小さな角度だけ曲げられてい
るのが通例である。
月25日に提出された「インコネル製のグリッドおよび
ジルカロイ製のバンドを有する複合スペーサ」と称する
米国特許出願第07/603046号明細書中に記載さ
れたものである。次に図4Aおよび4Bを見ると、ねじ
る前の旋回羽根用ストリップが示されている。かかるス
トリップは、細長い幹部100、上部タブT1 および下
部タブT 2 を有するI字形を成している。図4Bからわ
かる通り、各々のタブは結合部103および104を有
している。これらの結合部は、図6に示されるごとく、
スペーサに結合するために小さな角度だけ曲げられてい
るのが通例である。
【0020】次の図5Aおよび5Bは、約180°の角
度だけねじった後の旋回羽根Wを示す側面図および上面
図である。なお、90°または270°のねじり角を使
用することもできる。本発明の好適な実施の態様に従え
ば、スペーサ中への組込みに際して要求される最終ねじ
り角よりも僅かに大きい角度または僅かに小さい角度だ
けねじりが加えられる。
度だけねじった後の旋回羽根Wを示す側面図および上面
図である。なお、90°または270°のねじり角を使
用することもできる。本発明の好適な実施の態様に従え
ば、スペーサ中への組込みに際して要求される最終ねじ
り角よりも僅かに大きい角度または僅かに小さい角度だ
けねじりが加えられる。
【0021】ここまでの説明に基づき、次に図6の関連
して旋回羽根の挿入方法について説明しよう。先ず最初
に、全てのセルを用いてスペーサが組立てられる。図6
は、スペーサを構成する4個のセルC1 、C2 、C3 お
よびC4 の間に旋回羽根を配置したところを示す上面図
である。かかる旋回羽根を挿入するためには、それの上
部タブT1 および下部タブT2 (図5A参照)をつか
み、そして上部タブと下部タブとの間の角度が正確に1
80°となるように僅かな追加のねじりを加えた後、両
方のタブが組立て工具によって保持される。次いで、旋
回羽根が4個のセルによって包囲された区域内に挿入さ
れ、そして解放される。
して旋回羽根の挿入方法について説明しよう。先ず最初
に、全てのセルを用いてスペーサが組立てられる。図6
は、スペーサを構成する4個のセルC1 、C2 、C3 お
よびC4 の間に旋回羽根を配置したところを示す上面図
である。かかる旋回羽根を挿入するためには、それの上
部タブT1 および下部タブT2 (図5A参照)をつか
み、そして上部タブと下部タブとの間の角度が正確に1
80°となるように僅かな追加のねじりを加えた後、両
方のタブが組立て工具によって保持される。次いで、旋
回羽根が4個のセルによって包囲された区域内に挿入さ
れ、そして解放される。
【0022】解放後、上部タブT1 および下部タブT2
は追加のねじりを加える前の状態に戻ろうとするが、そ
れは周囲のセルによって制止される。かかる制止の結
果、旋回羽根は周囲のセルに溶接されるまでその位置に
保持されることになる。再び図6を見ると、タブの結合
部103および104はセルの上端および下端に位置す
る部位105および106においてセルの側面に接触し
ている。これらの部位105および106において溶接
が行われる。
は追加のねじりを加える前の状態に戻ろうとするが、そ
れは周囲のセルによって制止される。かかる制止の結
果、旋回羽根は周囲のセルに溶接されるまでその位置に
保持されることになる。再び図6を見ると、タブの結合
部103および104はセルの上端および下端に位置す
る部位105および106においてセルの側面に接触し
ている。これらの部位105および106において溶接
が行われる。
【0023】次の図7Aおよび7Bには、旋回羽根の配
置状態が一層詳しく示されている。図7Aは2個のセル
および旋回羽根の上面図であり、また図7Bはそれらの
側面図である。ここに示されたセルC1 およびC2 は、
図6中に示されたセルC1 およびC2 に対応している。
上記のごとくにしてスペーサSに旋回羽根Wを取付ける
操作は、インコネル製スペーサの寸法を変化させること
なしに行われることが認められよう。更にまた、取付け
られた旋回羽根はスペーサ中に燃料棒を保持するために
働くことはない。とは言え、旋回羽根はそれらを組込ん
だスペーサの強度を増大させる。
置状態が一層詳しく示されている。図7Aは2個のセル
および旋回羽根の上面図であり、また図7Bはそれらの
側面図である。ここに示されたセルC1 およびC2 は、
図6中に示されたセルC1 およびC2 に対応している。
上記のごとくにしてスペーサSに旋回羽根Wを取付ける
操作は、インコネル製スペーサの寸法を変化させること
なしに行われることが認められよう。更にまた、取付け
られた旋回羽根はスペーサ中に燃料棒を保持するために
働くことはない。とは言え、旋回羽根はそれらを組込ん
だスペーサの強度を増大させる。
【0024】旋回羽根はスペーサ中の全ての可能な位置
に配置することもできるし、あるいは特定の位置のみに
配置することもできる。次の図8には、全ての可能な位
置に旋回羽根を配置した10×10のスペーサが示され
ている。次の図9には、可能な位置の半分に(すなわ
ち、1つ置きの位置に)旋回羽根を配置した同じスペー
サが示されている。それ以外にも、数多くの旋回羽根配
置パターンを使用することができる。たとえば、最大出
力の燃料棒のみに隣接して旋回羽根を配置することもで
きる。
に配置することもできるし、あるいは特定の位置のみに
配置することもできる。次の図8には、全ての可能な位
置に旋回羽根を配置した10×10のスペーサが示され
ている。次の図9には、可能な位置の半分に(すなわ
ち、1つ置きの位置に)旋回羽根を配置した同じスペー
サが示されている。それ以外にも、数多くの旋回羽根配
置パターンを使用することができる。たとえば、最大出
力の燃料棒のみに隣接して旋回羽根を配置することもで
きる。
【0025】本発明の別の実施の態様に従えば、上端部
または下端部が互いに連結された一連の旋回羽根が長い
ストリップ材料から打抜かれる。ねじりを加える前のか
かる一連の旋回羽根の一部が図10Aに示されている。
破線82の下方の部分80は連結用ウェブであり、また
破線82の上方の部分は図4Aに示されたものと同じ旋
回羽根用ストリップを形成している。図10Bには、各
々の旋回羽根用ストリップを180°だけねじることに
よって得られた旋回羽根が示されている。
または下端部が互いに連結された一連の旋回羽根が長い
ストリップ材料から打抜かれる。ねじりを加える前のか
かる一連の旋回羽根の一部が図10Aに示されている。
破線82の下方の部分80は連結用ウェブであり、また
破線82の上方の部分は図4Aに示されたものと同じ旋
回羽根用ストリップを形成している。図10Bには、各
々の旋回羽根用ストリップを180°だけねじることに
よって得られた旋回羽根が示されている。
【0026】かかる旋回羽根をスペーサ中に挿入する際
には、1つの連結用ウェブ上に存在する全ての旋回羽根
が同時に挿入される。その結果、取扱う独立部品の数が
大幅に減少する。この場合には、挿入に際して追加のね
じりが不要となるようにするため、旋回羽根には正確に
180°のねじりが加えられる。次の図11Aおよび1
1Bには、上記のごとき実施の態様に従ってスペーサ中
に配置された旋回羽根が示されている。図11Aはスペ
ーサを構成する6個のセルの間に旋回羽根を配置したと
ころを示す上面図であり、また図11Bはそれの側面図
である。連結用ウェブ80はスペーサの下方に突出して
いる。先ず最初に、旋回羽根の上部タブT1 の末端がス
ペーサ上部の部位90において溶接され。次いで、スペ
ーサを反転させた後、連結用ウェブ80が機械加工によ
って除去され、そして下部タブT2 が部位92において
溶接される。
には、1つの連結用ウェブ上に存在する全ての旋回羽根
が同時に挿入される。その結果、取扱う独立部品の数が
大幅に減少する。この場合には、挿入に際して追加のね
じりが不要となるようにするため、旋回羽根には正確に
180°のねじりが加えられる。次の図11Aおよび1
1Bには、上記のごとき実施の態様に従ってスペーサ中
に配置された旋回羽根が示されている。図11Aはスペ
ーサを構成する6個のセルの間に旋回羽根を配置したと
ころを示す上面図であり、また図11Bはそれの側面図
である。連結用ウェブ80はスペーサの下方に突出して
いる。先ず最初に、旋回羽根の上部タブT1 の末端がス
ペーサ上部の部位90において溶接され。次いで、スペ
ーサを反転させた後、連結用ウェブ80が機械加工によ
って除去され、そして下部タブT2 が部位92において
溶接される。
【0027】要約すれば、本発明の旋回羽根はスペーサ
中の特定の位置に容易かつ選択的に配置することができ
る。かかる旋回羽根の追加はスペーサの構造安定性を増
大させるが、スペーサ部品の寸法を変化させることはな
い。また、燃料バンドル中に含まれる全てのスペーサに
対して共通のグリッドおよびセル構造を使用しながら、
1個以上の上部スペーサ中に旋回羽根を組込むことがで
きる。
中の特定の位置に容易かつ選択的に配置することができ
る。かかる旋回羽根の追加はスペーサの構造安定性を増
大させるが、スペーサ部品の寸法を変化させることはな
い。また、燃料バンドル中に含まれる全てのスペーサに
対して共通のグリッドおよびセル構造を使用しながら、
1個以上の上部スペーサ中に旋回羽根を組込むことがで
きる。
【0028】最後に、旋回羽根によって導入されたイン
コネル材料は中性子吸収毒物を成す。とは言え、I字形
の形状(図4参照)を使用すると共に、若干のスペーサ
中にのみ旋回羽根を組込めば、インコネル材料の増加量
を最少限に抑えることができる。
コネル材料は中性子吸収毒物を成す。とは言え、I字形
の形状(図4参照)を使用すると共に、若干のスペーサ
中にのみ旋回羽根を組込めば、インコネル材料の増加量
を最少限に抑えることができる。
【図1】本発明のスペーサの配置状態が理解できるよう
に周囲のチャネルの一部を切欠いた状態にある燃料バン
ドルの斜視図である。
に周囲のチャネルの一部を切欠いた状態にある燃料バン
ドルの斜視図である。
【図2】先行技術において使用される1対のスペーサセ
ルの斜視図である。
ルの斜視図である。
【図3】燃料棒を含まない4個のスペーサセルの上面図
である。
である。
【図4】図4Aおよび4Bはそれぞれ、ねじる前の旋回
羽根用ストリップの側面図および上面図である。
羽根用ストリップの側面図および上面図である。
【図5】図5Aおよび5Bはそれぞれ、ねじった後の旋
回羽根の側面図および上面図である。
回羽根の側面図および上面図である。
【図6】図3に示された4個のスペーサセル間の区域内
に図5Aおよび5Bの旋回羽根を配置したところを示す
上面図である。
に図5Aおよび5Bの旋回羽根を配置したところを示す
上面図である。
【図7】図7Aおよび7Bはそれぞれ、1対のスペーサ
セルに対する旋回羽根の配置状態を一層詳しく示す上面
図および側面図である。
セルに対する旋回羽根の配置状態を一層詳しく示す上面
図および側面図である。
【図8】10×10のスペーサ中における旋回羽根の配
置状態を示す平面図である。
置状態を示す平面図である。
【図9】10×10のスペーサ中における旋回羽根の別
の配置状態を示す平面図である。
の配置状態を示す平面図である。
【図10】図10Aおよび10Bはインコネル製のスペ
ーサに対する配置を容易にする下方の共通ウェブを有す
る一連の旋回羽根を示す側面図である。
ーサに対する配置を容易にする下方の共通ウェブを有す
る一連の旋回羽根を示す側面図である。
【図11】図11Aおよび11Bはそれぞれ、図10B
の旋回羽根をスペーサ中に組込んだところを示す平面図
および側面図である。この場合、スペーサセル同士の中
心間距離を変化させないように共通ウェブがスペーサセ
ルの下方に突出している点に注意すべきである。
の旋回羽根をスペーサ中に組込んだところを示す平面図
および側面図である。この場合、スペーサセル同士の中
心間距離を変化させないように共通ウェブがスペーサセ
ルの下方に突出している点に注意すべきである。
A 燃料棒包囲アーム B 燃料バンドル C セル L 下部タイプレート R 燃料棒 S スペーサ T タブ U 上部タイプレート W 旋回羽根 15 燃料棒接触部 24 ばね脚 50 短いタブ 51 長いタブ 67 ストップ 103 結合部 104 結合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブルース・マッズナー アメリカ合衆国、カリフォルニア州、サ ン・ホセ、クレストモント・ドライブ、 1920番 (56)参考文献 特開 平2−285286(JP,A) 特開 平4−64091(JP,A) 欧州特許出願公開308701(EP,A)
Claims (9)
- 【請求項1】 沸騰水型原子炉用の燃料バンドルにおい
て使用されるばね金属製グリッドスペーサに追加するた
めの旋回羽根であって、 前記燃料バンドルは、マトリクス状に配列されている直
立した燃料棒と、該燃料棒を支持すると共に水を流入さ
せる下部タイプレートと、前記燃料棒を直立状態に保持
すると共に水及び発生した蒸気を流出させる上部タイプ
レートと、前記燃料バンドル内に前記下部タイプレート
と前記上部タイプレートとの間で水及び蒸気の流路を形
成するために該下部タイプレートと該上部タイプレート
との間において前記燃料棒を包囲するチャネルと、異な
る鉛直方向位置において前記チャネル内に設けられてい
ると共に前記燃料棒の周りに個別の収容セルを形成して
いる複数のスペーサとを含んでおり、 該スペーサの各々は、 1つ以上のばね脚と、少なくとも上部及び下部の燃料棒
を包囲しているアームとを含んでおり、前記ばね脚は、
前記スペーサの位置において前記セル内に収容されてい
る燃料棒を該セルの一方の側に押し付けるように作用し
ており、前記上部及び下部の燃料棒を包囲しているアー
ムは、前記燃料棒を押し付けるためのストップを形成し
ており、 前記セルは、前記上部及び下部の燃料棒を包囲している
アームの位置において一体マトリクスを成すように接合
されており、これにより、前記上部の燃料棒を包囲して
いるアームは、前記スペーサ内に上部グリッド形成して
いると共に、前記下部の燃料棒を包囲しているアーム
は、前記スペーサ内に下部グリッドを形成しており、 前記旋回羽根は、 ばね鋼製のストリップであって、該ストリップは、前記
スペーサの前記上部グリッド及び前記下部グリッドの構
造にそれぞれ結合すると共に該ストリップの上部及び下
部を形成する上部タブ及び下部タブを含んでいる、ばね
鋼製のストリップと、 前記旋回羽根の表面を形成するために前記上部タブと前
記下部タブとの間に設けられているねじれであって、前
記上部タブ及び前記下部タブは、前記燃料棒を包囲して
いるアームの外側の位置において前記上部グリッド及び
前記下部グリッドに配置するのに適した幅を有してい
る、ねじれと、 前記旋回羽根を前記スペーサに接合するように該旋回羽
根を前記上部グリッド及び前記下部グリッドに固定する
手段とを備えたばね金属製グリッドスペーサに追加する
ための旋回羽根。 - 【請求項2】 前記ばね鋼製のストリップは、I字形の
形状を成したストリップであり、前記I字形の上部及び
下部は、前記上部タブ及び前記下部タブをそれぞれ形成
している請求項1に記載の旋回羽根。 - 【請求項3】 前記I字形の前記ねじれは、前記上部グ
リッド及び前記下部グリッドに前記上部タブ及び前記下
部タブを配置するために必要な全体のねじれよりも僅か
に小さいか又は僅かに大きく、これにより、ねじられた
前記ストリップは、前記上部グリッドの構造と前記下部
グリッドの構造との間の位置に保持されている請求項2
に記載の旋回羽根。 - 【請求項4】 前記タブのうちの一方のタブの位置にあ
る前記旋回羽根は、該旋回羽根の該タブのうちの一方の
タブの位置にある共通ストリップであって、マトリクス
を成した前記セルの1列のセルに沿って配置されている
前記旋回羽根のすべてを共通な単一の部品として接合す
る共通ストリップを含んでいる請求項1に記載の旋回羽
根。 - 【請求項5】 前記旋回羽根を接合する前記共通ストリ
ップは、前記燃料棒を包囲しているアームの下方に突出
している請求項4に記載の旋回羽根。 - 【請求項6】 沸騰水型原子炉用の燃料バンドルにおい
て使用されるばね金属製グリッドスペーサに旋回羽根を
追加する方法であって、 前記燃料バンドルは、マトリクス状に配列されている直
立した燃料棒と、該燃料棒を支持すると共に水を流入さ
せる下部タイプレートと、前記燃料棒を直立状態に保持
すると共に水及び発生した蒸気を流出させる上部タイプ
レートと、前記燃料バンドル内に前記下部タイプレート
と前記上部タイプレートとの間で水及び蒸気の流路を形
成するために該下部タイプレートと該上部タイプレート
との間において前記燃料棒を包囲するチャネルと、異な
る鉛直方向位置において前記チャネル内に設けられてい
ると共に前記燃料棒の周りに個別の収容セルを形成して
いる複数のスペーサとを含んでおり、 該スペーサの各々は、 1つ以上のばね脚と、少なくとも上部及び下部の燃料棒
を包囲しているアームとを含んでおり、前記ばね脚は、
前記スペーサの位置において前記セル内に収容されてい
る燃料棒を該セルの一方の側に押し付けるように作用し
ており、前記上部及び下部の燃料棒を包囲しているアー
ムは、前記燃料棒を押し付けるためのストップを形成し
ており、 前記セルは、前記上部及び下部の燃料棒を包囲している
アームの位置において一体マトリクスを成すように接合
されており、これにより、前記上部の燃料棒を包囲して
いるアームは、前記スペーサ内に上部グリッド形成して
いると共に、前記下部の燃料棒を包囲しているアーム
は、前記スペーサ内に下部グリッドを形成しており、 ばね鋼製のストリップを設ける工程であって、該ストリ
ップは、前記スペーサの前記上部グリッドの構造及び前
記下部グリッドの構造にそれぞれ結合すると共に該旋回
羽根の上部及び下部を形成する上部タブ及び下部タブを
含んでおり、該上部タブ及び下部タブは、前記燃料棒を
包囲しているアームの外側の位置において前記上部グリ
ッド及び前記下部グリッドに配置するのに適した幅を有
している、ばね鋼製のストリップを設ける工程と、 前記旋回羽根の表面を形成するために前記上部タブと前
記下部タブとの間において前記ストリップをねじる工程
と、 前記旋回羽根を前記スペーサに接合するように該旋回羽
根を前記上部タブ及び前記下部タブの所で前記上部グリ
ッド及び前記下部グリッドに固定する工程とを備えたば
ね金属製グリッドスペーサに旋回羽根を追加する方法。 - 【請求項7】 前記ばね鋼製のストリップをI字形の形
状を成したストリップに設ける工程を更に含んでおり、
前記I字形の上部及び下部は、前記上部タブ及び前記下
部タブをそれぞれ形成している請求項6に記載の方法。 - 【請求項8】 前記ストリップをねじる工程は、 前記上部グリッド及び前記下部グリッドに前記上部タブ
及び前記下部タブを配置するために必要な全体のねじれ
よりも僅かに小さく又は僅かに大きく前記ストリップを
ねじる工程と、 前記上部タブ及び前記下部タブを前記上部グリッド及び
前記下部グリッドに配置するために前記ストリップにね
じりを加える工程と、 前記ストリップが前記上部グリッド及び前記下部グリッ
ド内の位置に保持されるように、前記上部タブ及び前記
下部タブを前記上部グリッド及び前記下部グリッドに接
触させた状態で前記ねじりから解放する工程とを含んで
いる請求項6に記載の方法。 - 【請求項9】 前記ストリップのすべては、共通ストリ
ップに連結されており、前記ねじる工程は、前記ストリ
ップのすべてを前記共通ストリップに対してねじる工程
を含んでおり、前記固定する工程は、ねじられた前記ス
トリップのすべてを前記共通ストリップを用いて前記上
部グリッド及び前記下部グリッドに挿入する工程を含ん
でいる請求項6に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US07/702,212 US5186891A (en) | 1991-05-17 | 1991-05-17 | Swirl vanes in inconel spacer |
US702212 | 1991-05-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05150074A JPH05150074A (ja) | 1993-06-18 |
JP2521002B2 true JP2521002B2 (ja) | 1996-07-31 |
Family
ID=24820274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4123052A Expired - Lifetime JP2521002B2 (ja) | 1991-05-17 | 1992-05-15 | ばね金属製グリッドスペ―サに追加するための旋回羽根及びばね金属製グリッドスペ―サに旋回羽根を追加する方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5186891A (ja) |
EP (1) | EP0514120B1 (ja) |
JP (1) | JP2521002B2 (ja) |
DE (1) | DE69204100T2 (ja) |
ES (1) | ES2077978T3 (ja) |
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KR100330355B1 (ko) * | 1999-06-04 | 2002-04-01 | 장인순 | 회전유동발생 날개를 가진 덕트형 핵연료 집합체 지지격자 |
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-
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- 1992-05-12 ES ES92304246T patent/ES2077978T3/es not_active Expired - Lifetime
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- 1992-05-15 JP JP4123052A patent/JP2521002B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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