JPH0428370A - 蒸気滅菌装置とその運転方法 - Google Patents

蒸気滅菌装置とその運転方法

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JPH0428370A
JPH0428370A JP2134201A JP13420190A JPH0428370A JP H0428370 A JPH0428370 A JP H0428370A JP 2134201 A JP2134201 A JP 2134201A JP 13420190 A JP13420190 A JP 13420190A JP H0428370 A JPH0428370 A JP H0428370A
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pipe
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明に係る蒸気滅菌装置とその運転方法は、病院や
各種研究所に於いて、細菌、ウィルス等が付着した各種
物品や排泄物を滅菌処理する場合に利用する。
(従来の技術) 病院や各種研究所に於いては、患者用衣服、実験器具、
排泄物等、細菌やウィルスが何着した物品を再使用した
り、或は一般生活ゾーンに取り出すのに先立ち、この様
な物品や排泄物を滅菌処理しなければならない。
この為従来から、第4図に示す様な蒸気滅菌装置により
、上述の様な物品の滅菌処理を行なっている。
この第4図に於いて1は、内部に被滅菌物を収納自在な
内筒、2は、この内筒1の周囲を囲む外筒、3は、この
外筒2の内面と上記内筒1の外面との間に設りられた加
熱ジャケット、4は、上記内筒1の内側に高温高圧の水
蒸気を送り込み自在な第一の給蒸管、5は、この第一〇
給蒸管4の途中に設けた第一の給蒸弁、6は、上記加熱
ジャケット3の内側に高温高圧の水蒸気を送り込み自在
な第二の給蒸管、7は、この第二〇給蒸管6の途中に設
けた第二〇給蒸弁、8は、上記内筒1の底部に溜まった
ドレンを排出する為の第一〇ドレン管、9は、上記加熱
ジャケット3の底部に溜まったドレンを排出する為の第
二のドレン管である。
第一、第二のドレン管8.9の下流側端部は、図示しな
いキルタンクに接続して、このキルタンク内で、ドレン
中に混入した細菌やウィルスの滅菌処理を行なう様にし
ている。
又、上記第一のドレン管8の途中から分岐した排気管1
0の途中には、水封式の真空ポンプ11を設けて、前記
内筒1内の気体を排出自在としている。そして、この真
空ポンプ11から水と共に排出される気体も、前記キル
タンクに送り込む様にしている。
上述の様に構成される蒸気滅菌装置により、患者用衣服
や実験器具等の被滅菌物の滅菌処理を行なう場合、先ず
、前記第二の給蒸弁7を開けて加熱ジャケット3内に高
温高圧の水蒸気を送り込むと共に、上記内筒1内に被滅
菌物を収納する。
その後、上記第一の給蒸弁5を開けて内筒1内に高温高
圧の水蒸気を送り込み、この内筒1内に収納された被滅
菌物の滅菌処理を行なう。
第二〇給蒸管6から送り込まれた水蒸気が加熱ジャケッ
ト3内で凝縮する事により発生し、この加熱ジャケット
3の底部に溜まったドレンは第二のドレン管9を通じて
、第一の給蒸管4から送り込まれた水蒸気が内筒1内で
凝縮する事により発生し、この内筒1の底部に溜まった
ドレンは第のドレン管8を通じて、それぞれキルタンク
に排出され、ドレン内に混入した細菌やウィルスを滅菌
処理してから、下水等の排水施設に排出する様にしてい
る。
内筒1内に高温高圧の水蒸気を送り込む事で、内筒1内
に収納された被滅菌物の滅菌処理を行なったならば、第
二〇給蒸管6を通じての加熱ジャケット3内への水蒸気
送り込みを継続したまま真空ポンプ11を運転し、内筒
1内を負圧にして、水蒸気による滅菌処理によって濡れ
た被滅菌物を乾燥してから、この被滅菌物を内筒1から
取り出す。
(発明が解決しようとする課題) ところで、内筒1から排出されるドレン中には、被滅菌
物に付着していた細菌やウィルスが混入する為、この]
こレンをそのまま下水等の排水施設に排出する事は危険
てあり、この為前述の様に、上記l−レンをキルタンク
中で滅菌処理してから、排水施設に排出する様にしてい
る。
ところか、ウィルスによっては、キルタンクに付属のフ
ィルタを通過するものか出現する可能性があり、キルタ
ンク内での滅菌処理では確実に滅菌処理出来ない可能性
を否定出来す、二次感染の防止を図る為には、ドレンの
滅菌をより確実に行なえる様にする事が望まれている。
本発明の蒸気滅菌装置とその運転方法は、上述の様な事
情に鑑みて考えられたものである。
(課題を解決する為の手段) 本発明の蒸気滅菌装置とその運転方法の内、蒸気滅菌装
置は、内部に被滅菌物を収納自在な滅菌容器と、この滅
菌容器の底部に一端を接続した第一の排出管と、この第
一の排出管の他端をその吸入口に接続したエジェクタ式
真空ポンプと、このエジェクタ式真空ポンプの作動流体
供給口にその一端を接続した作動流体供給管と、上記滅
菌容器内に高温高圧の水蒸気を送り込む為の給蒸管と、
高温高圧の水蒸気を供給する為の給蒸手段と、この給蒸
手段から送られてくる水蒸気を、上記作動流体供給管と
給蒸管とに選択的に流す為の選択手段と、上記エジェク
タ式真空ポンプの排出口にその一端を接続した第二の排
出管と、上記滅菌容器内に空気を吸引する為の吸気管と
から構成されている。
又、上述の様に構成された蒸気滅菌装置により被滅菌物
を滅菌処理する、蒸気滅菌装置の運転方法の内、請求項
3に記載の運転方法は、滅菌容器内に被滅菌物を収納し
、この滅菌容器を密封した後、水蒸気を給蒸管に梳ず状
態に選択手段を切り換えて水蒸気の供給を行なう事によ
り、上記滅菌容器内に高温高圧の水蒸気を送り込む予備
滅菌行程と、この予備滅菌行程に続き、上記選択手段を
交互に切り換えて、上記滅菌容器内から気体を排出する
作業と滅菌容器内に水蒸気を送り込む作業とを繰り返し
行なう真空行程と、この真空行程に続き、上記滅菌容器
内に高温高圧の水蒸気を送り込んて、この滅菌容器内を
高温高圧の状態に維持する滅菌行程と、この滅菌行程に
続き、水蒸気を作動流体供給管に流す状態に選択手段を
切り換えて水蒸気の供給を行なう事により、第一の排出
管を通じて滅菌容器内の気体及びドレンを吸引し、エジ
ェクタ式真空ポンプ内で吸引された気体及びドレンと水
蒸気とを混合させてから第二の排出管より排出する脱臭
行程と、この脱臭行程に続き、吸気管を通じて上記滅菌
容器内に外気を吸引し、この滅菌容器内を大気圧に戻す
復圧行程とから構成される。
又、請求項4に記載の蒸気滅菌装置の運転方法は、滅菌
容器内に被滅菌物を収納し、この滅菌容器を密封した後
、水蒸気な給蒸管に流す状態に選択手段を切り換えて水
蒸気の供給を行なう事により、上記滅菌容器内に高温高
圧の水蒸気を送り込む予備滅菌行程と、この予備滅菌行
程に続き、上記滅菌容器内から気体を徐々に排出する第
一の排気行程と、この第一の排気行程に続き、上記滅菌
容器内に外気を吸引しつつエジェクタ式真空ポンプによ
り上記滅菌容器内の気体を排出するブロー行程と、この
ブロー行程に続き、上記滅菌容器内に高温高圧の水蒸気
を送り込んで、この滅菌容器内を高温高圧の状態に維持
する滅菌行程と、この滅菌行程に続ぎ、上記滅菌容器内
から気体を徐々に排出して、この滅菌容器内を大気圧に
戻す第一の排気行程とから構成される。
(作  用) 上述の様に構成される本発明の蒸気滅菌装置とその運転
方法によれは、滅菌容器内の気体中に含まれる細菌やウ
ィルスは、予備滅菌行程時に滅菌容器内に送り込まれる
水蒸気の熱で滅菌処理される。又、滅菌容器から排出さ
れる気体は、エジエフタ式真空ポンプ内で、作動流体で
ある高温高圧の水蒸気と混ざり合ってから、第二の排出
管を通じて排出される為、滅菌容器内の気体に混入した
細菌やウィルスが滅菌処理される。
又、滅菌容器内に送り込まれた水蒸気が凝縮する事によ
り生じたドレン中にも、細菌やウィルスが混入するが、
このドレンは滅菌容器の底部に溜まり、滅菌作業の間中
、高温に曝される為、やはり十分な滅菌処理が行なわれ
る。
(実施例) 次に、図示の実施例を説明しつつ、本発明を更に詳しく
説明する。
第1図は本発明の蒸気滅菌装置の実施例を示す回路図で
ある。
14は滅菌容器で、内部に被滅菌物を収納した状態で、
図示しない蓋装置により密閉自在としている。この滅菌
容器14の底部には第一の排出管15の一端を接続し、
この第一の排出管15の他端を、エジェクタ式真空ポン
プ16の吸入口に接続している。又、上記第一の排出管
15の途中には、滅菌容器14の側から順に、電動式の
三方弁17と逆止弁18とが設けられている。
又、上記エジェクタ式真空ポンプ16の作動流体供給口
には、途中に電磁式の開閉弁19と逆止弁20とを互い
に直列に接続した、作動流体供給管21の一端が接続さ
れている。図示の実施例の場合、この内の開閉弁19と
並列に、絞り弁22を設けて、開閉弁19が閉じられて
いる際にも、エジェクタ式真空ポンプ16に若干量の作
動流体が送り込まれる様にしている。
前記第一の排出管15の途中に設けた三方弁17の、残
りのボートには、前記滅菌容器14内に高温高圧の水蒸
気を送り込む為の給蒸管23の端が接続されており、こ
の給蒸管23の途中には、減圧弁24が設ζプられてい
る。尚、上記三方弁17は、総てのボートを閉じるポジ
ションを有する構造としている。
25は、高温高圧の水蒸気を供給する為の給蒸手段を構
成する蒸気管で、この蒸気管25の一端は、前記作動流
体供給管21と上記給蒸管23とに接続されている。そ
して、前記開閉弁19と上記三方弁17とで、給蒸手段
を構成する蒸気管25から送られてくる水蒸気を、上記
作動流体供給管21と給蒸管23とに選択的に消す為の
選択手段を構成している。26は仕切弁、27はストレ
ーナで、上記蒸気管25の途中に、互いに直列に設けら
れている。
又、上記エジェクタ式真空ポンプ16の排出口には、第
二の排出管28の一端を接続し、この第二の排出管28
を、下水等の排水施設に通じさせている。但し、高度の
滅菌処理を必要とする等の場合には、上記第二の排出管
28を、キルタンクに通じさせる。
更に、前記滅菌容器14の上部には、この滅菌客器14
内の気体を排出する為の排気管29の端を接続している
。この排気管29の他端は、前記第一の排出管15の途
中に接続し、途中には電動式の三方弁30を設けている
。そして、この三方弁30の残りのボートにその一端を
接続し、途中に蒸気トラップ31と逆止弁32とを接続
したドレン管39の他端は、やはり前記第一の排出管1
5の途中に接続している。
又、−上記排気管29の途中で、三方弁30よりも滅菌
容器14側部分には、この滅菌容器14内に空気を吸引
する為の吸気管33の一端を接続している。この吸気管
33の途中には、逆止弁34と電動式の開閉弁35とを
接続し、他端には、必要に応じて除菌フィルタ(図示せ
ず)を設けている。尚、36は安全弁、37は圧力計、
38は水位センサで、この水位センサ38は、滅菌容器
14の底部にドレンが溜まっている場合にこれを検出し
、滅菌容器14の蓋が開かない様にする役目を有する。
上述の様に構成された蒸気滅菌装置により被滅菌物を滅
菌処理する場合で、被滅菌物が破裂する恐れのないもの
である場合、次の様にして行なう。
先ず滅菌容器14内に被滅菌物を収納し、この滅菌容器
14を密封した後、給蒸管23と第一の排出管15とを
連通させる状態に三方弁17を切り換えると共に、仕切
弁26を開いて、水蒸気を給蒸管23に流す。この際、
開閉弁19、三方弁30、開閉弁35は閉して、圧力ス
イッチ40からの信号に基つぎ、滅菌容器14内の圧力
を制御する。
この結果、滅菌容器14内に高温高圧の水蒸気が送り込
まれ、上記被滅菌物を予備的に滅菌処理する、予備滅菌
行程が行なわれる。
この予備滅菌行程に続いて、上記選択手段を構成する開
閉弁19と三方弁17との開閉を交互に行ない、上記滅
菌容器14内から気体を排出する作業と滅菌容器14内
に水蒸気を送り込む作業とを繰り返し行なう事で、被滅
菌物と水蒸気との馴染み性を向上させる、真空行程を行
なう。即ち、この際の排気は、排気管29の途中の三方
弁30を、この排気管29の上流側と下流側とをそのま
ま連通ずる状態に切り換えると共に、開閉弁19を開ぎ
、三方弁17を閉じる事て行なう。又、滅菌容器14内
の圧力を上昇させる際には、上記三方弁30を、排気管
29の上流側部分とドレン管39とを連通ずる状態に切
り換えると共に、開閉弁19を閉じ、三方弁17を、給
蒸管23と第の排出管15とを連通させる状態に切り換
える。
尚、エジェクタ式真空ポンプ16により得られる真空度
は比較的低い為、この真空行程に於ける滅菌容器14内
への水蒸気送り込みの際、第2図に示す様に、滅菌容器
14内を陽圧にし、その後エジェクタ式真空ポンプ16
によって滅菌容器14内の気体を排出した際に於ける圧
力との差△Pを、十分に犬きく出来る様にしている。
この真空行程に続いて三方弁17を、給蒸管23と第一
の排出管15とを連通させる状態としたままとし、作動
流体供給管21の途中の開閉弁19を閉じたままとして
、上記滅菌容器14内に高温高圧の水蒸気を送り込んで
、この滅菌容器14内を高温高圧の状態に維持し、被滅
菌物を滅菌処理する、滅菌行程を行なう。
尚、この滅菌行程の間、排気管29の途中に設けた三方
弁30は、ドレン管39に向は開いておく。又、この際
、エジェクタ式真空ポンプ16には、絞り弁22を通じ
て若干量の水蒸気が送り込まれ続ける為、滅菌容器14
内から排気管29、ドレン管39を通じて排出されたド
レンは、エジェクタ式真空ポンプ16に吸引され、エジ
ェクタ式真空ポンプ16内で、作動流体である高温高圧
の水蒸気と混ざり合ってから、第二の排出管28を通じ
て排出される。
上記滅菌行程に続いて、水蒸気を作動流体供給管21に
流すべく、選択手段を構成する開閉弁19を開き、第一
の排出管15の途中の三方弁17を、この第一の排出管
15の上流側と下流側とをそのまま連通させる状態に切
り換えて、エジェクタ式真空ポンプ16への水蒸気の供
給を行なう。
この結果、第一の排出管15を通じて滅菌容器14内の
気体及び滅菌処理されたドレンが吸引され、この気体及
びドレンが、エジェクタ式真空ポンプ16内で高温の水
蒸気とを混合してから、第の排出管28より排出される
、脱臭行程が行なわれる。
更に、この脱臭行程に続いて、それ迄閉じていた開閉弁
35を開き、吸気管33を通じて上記滅菌容器14内に
外気を吸引し、この滅菌容器14内を大気圧に戻す復圧
行程を行なう。
滅菌容器14内が、大気圧に復帰したならば、蓋装置を
開き、被滅菌物を取り出す。
上記の滅菌処理行程は、被滅菌物が破裂する恐れのない
ものである場合に実施するが、密封容器等、被滅菌物が
破裂する恐れのあるものである場合には、先ず、滅菌容
器14内に被滅菌物を収納し、この滅菌容器14を密封
した後、水蒸気を給蒸管23に流すべく、選択手段を構
成する開閉弁19を閉じ、三方弁17を給蒸管23と第
一の排出管15とを連通させる状態に切り換えて、水蒸
気の供給を行ない、上記滅菌容器14内に高温高圧の水
蒸気を送り込む予備滅菌行程を行なう。
そして、この予備滅菌行程に続いて、上記滅菌容器14
内から気体を徐々に排出する、第一の排気行程を行なう
即ち、この第一の排気行程を行なう際には、開閉弁19
を開き、三方弁17を閉しると共に、排気管29の途中
の三方弁30をドレン管39に向りて開き、このドレン
管39を通じて、滅菌容器14内の気体を徐々に排出し
、第3図に示す様に、滅菌客器14内の圧力を、大気圧
よりも少しだけ高い程度に迄低下させる。
この第一の排気行程に続いて、上記滅菌容器14内に水
蒸気を供給しつつエジェクタ式真空ポンプ16により、
上記滅菌容器14内の気体を排出するブロー行程を行な
う。
このブロー行程を行なう際、作動流体供給管21途中の
開閉弁19を開き、三方弁17を給蒸管23と第一の排
出管15とを連通させる状態に切り換えると共に、排気
管29途中の三方弁30を、この排気管29の」1流側
と下流側とを連通させる状態に切り換えて、所定時間運
転を行なう。
このブロー行程に続いて、前記第2図に示した滅菌方法
の場合と同様に、上記滅菌容器14内に高温高圧の水蒸
気を送り込んで、この滅菌容器14内を高温高圧の状態
に維持する滅菌行程を行なう。
更に、この滅菌行程に続いて、上記滅菌客器14内から
水蒸気を徐々に排出して、この滅菌容器14内を大気圧
に戻す第二の排気行程を行なう。
この第二の排気行程は、前記第一の排気行程と同様にし
て、滅菌容器14内の圧力が大気圧に低下する迄行ない
、その後、三方弁17を、第一の排出管15の上流側と
下流側とを連通させる状態に切り換えると共に、開閉弁
19.35を開き、三方弁30は閉して、滅菌容器14
の底部に溜ったドレンを排出する。この行程は、脱臭も
兼ねて行なわれる。
上述の様に構成される本発明の蒸気滅菌装置とその運転
方法によれば、滅菌容器14内の気体中に含まれる細菌
やウィルスは、予備滅菌行程時に滅菌容器14内に送り
込まれる水蒸気の熱で滅菌処理される。又、滅菌容器1
4から排出される気体は、エジェクタ式真空ポンプ16
内で、作動流体である高温高圧の水蒸気と混ざり合って
から、第二の排出管28を通じて排出される為、滅菌容
器14内から排出された気体は高温に曝され、この気体
に混入した細菌やウィルスか滅菌処理される。
(発明の効果) 本発明の蒸気滅菌装置とその運転方法は、以上に述へた
通り構成され作用する為、気体及びドレン中に混入した
細菌やウィルスの滅菌処理を確実に行なう事が出来、二
次感染の危険性をより少なくする事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の蒸気滅菌装置を示す回路図、第2〜3
図はこの蒸気滅菌装置の運転時に於ける圧力変化の状態
の2例を示す線図、第4図は従来の蒸気滅菌装置を示す
回路図である。 1 内筒、2・外筒、3 加熱ジャケット、4第一の給
蒸管、5 第一の給蒸弁、6 第二の給蒸管、7・第二
〇給蒸弁、8 第一のドレン管、9 第二のドレン管、
10 排気管、11真空ポンプ、14:滅菌容器、15
・第一の排出管、16:エジェクタ式真空ポンプ、17
:三方弁、18・逆止弁、19.開閉弁、20・逆止弁
、21:作動流体供給管、22:絞り弁、23・給蒸管
、24.減圧弁、25:蒸気管、26仕切弁、27:ス
トレーナ、28 第二の排出管、29:排気管、30:
三方弁、31:蒸気トラップ、32:逆止弁、33:吸
気管、34:逆止弁、35:開閉弁、36・安全弁、3
7:圧力計、38・水位センサ、39:ドレン管、40
:圧力スイッチ。 特許出願人 株式会社千代田製作所 代  理  人  小 山 欽 造(ほか1名)F

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内部に被滅菌物を収納自在な滅菌容器と、この滅
    菌容器の底部に一端を接続した第一の排出管と、この第
    一の排出管の他端をその吸入口に接続したエジェクタ式
    真空ポンプと、このエジェクタ式真空ポンプの作動流体
    供給口にその一端を接続した作動流体供給管と、上記滅
    菌容器内に高温高圧の水蒸気を送り込む為の給蒸管と、
    高温高圧の水蒸気を供給する為の給蒸手段と、この給蒸
    手段から送られてくる水蒸気を、上記作動流体供給管と
    給蒸管とに選択的に流す為の選択手段と、上記エジェク
    タ式真空ポンプの排出口にその一端を接続した第二の排
    出管と、上記滅菌容器内に空気を吸引する為の吸気管と
    から成る蒸気滅菌装置。
  2. (2)水蒸気を給蒸管に流す状態に選択手段を切り換え
    た際にも、作動流体供給管に若干量の水蒸気が流通する
    、請求項1に記載の蒸気滅菌装置。
  3. (3)請求項1に記載の蒸気滅菌装置により被滅菌物を
    滅菌処理する、蒸気滅菌装置の運転方法であって、滅菌
    容器内に被滅菌物を収納し、この滅菌容器を密封した後
    、水蒸気を給蒸管に流す状態に選択手段を切り換えて水
    蒸気の供給を行なう事により、上記滅菌容器内に高温高
    圧の水蒸気を送り込む予備滅菌行程と、この予備滅菌行
    程に続き、上記選択手段を交互に切り換えて、上記滅菌
    容器内から気体を排出する作業と滅菌容器内に水蒸気を
    送り込む作業とを繰り返し行なう真空行程と、この真空
    行程に続き、上記滅菌容器内に高温高圧の水蒸気を送り
    込んで、この滅菌容器内を高温高圧の状態に維持する滅
    菌行程と、この滅菌行程に続き、水蒸気を作動流体供給
    管に流す状態に選択手段を切り換えて水蒸気の供給を行
    なう事により、第一の排出管を通じて滅菌容器内の気体
    及びドレンを吸引し、エジェクタ式真空ポンプ内で吸引
    された気体及びドレンと水蒸気とを混合させてから第二
    の排出管より排出する脱臭行程と、この脱臭行程に続き
    、吸気管を通じて上記滅菌容器内に外気を吸引し、この
    滅菌容器内を大気圧に戻す復圧行程とから成る、蒸気滅
    菌装置の運転方法。
  4. (4)請求項1に記載の蒸気滅菌装置により被滅菌物を
    滅菌処理する、蒸気滅菌装置の運転方法であって、滅菌
    容器内に被滅菌物を収納し、この滅菌容器を密封した後
    、水蒸気を給蒸管に流す状態に選択手段を切り換えて水
    蒸気の供給を行なう事により、上記滅菌容器内に高温高
    圧の水蒸気を送り込む予備滅菌行程と、この予備滅菌行
    程に続き、上記滅菌容器内から気体を徐々に排出する第
    一の排気行程と、この第一の排気行程に続き、上記滅菌
    容器内に外気を吸引しつつエジェクタ式真空ポンプによ
    り上記滅菌容器内の気体を排出するブロー行程と、この
    ブロー行程に続き、上記滅菌容器内に高温高圧の水蒸気
    を送り込んで、この滅菌容器内を高温高圧の状態に維持
    する滅菌行程と、この滅菌行程に続き、上記滅菌容器内
    から気体を徐々に排出して、この滅菌容器内を大気圧に
    戻す第二の排気行程とから成る、蒸気滅菌装置の運転方
    法。
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JPH11267185A (ja) * 1998-03-20 1999-10-05 Miura Co Ltd 蒸気滅菌装置の運転制御方法およびその装置
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