JPH0428350B2 - - Google Patents
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- JPH0428350B2 JPH0428350B2 JP63001834A JP183488A JPH0428350B2 JP H0428350 B2 JPH0428350 B2 JP H0428350B2 JP 63001834 A JP63001834 A JP 63001834A JP 183488 A JP183488 A JP 183488A JP H0428350 B2 JPH0428350 B2 JP H0428350B2
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- cooling jacket
- refrigerant
- culture tank
- tank
- cylindrical body
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J19/00—Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
- B01J19/24—Stationary reactors without moving elements inside
- B01J19/2455—Stationary reactors without moving elements inside provoking a loop type movement of the reactants
- B01J19/246—Stationary reactors without moving elements inside provoking a loop type movement of the reactants internally, i.e. the mixture circulating inside the vessel such that the upward stream is separated physically from the downward stream(s)
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M27/00—Means for mixing, agitating or circulating fluids in the vessel
- C12M27/18—Flow directing inserts
- C12M27/24—Draft tube
-
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- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
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- C12M29/00—Means for introduction, extraction or recirculation of materials, e.g. pumps
- C12M29/06—Nozzles; Sprayers; Spargers; Diffusers
- C12M29/08—Air lift
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12M—APPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
- C12M41/00—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation
- C12M41/12—Means for regulation, monitoring, measurement or control, e.g. flow regulation of temperature
- C12M41/18—Heat exchange systems, e.g. heat jackets or outer envelopes
- C12M41/24—Heat exchange systems, e.g. heat jackets or outer envelopes inside the vessel
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
(産業上の利用分野)
本発明は培養タンクにかゝり、特に微生物の培
養タンクに関する。
養タンクに関する。
(従来の技術)
培養タンクにおいては、アルコール生産用の醗
酵タンクに較べ菌体の増殖用タンクは反応熱によ
る発熱量が大きい。そのため菌体が死枯しないよ
う適正な温度に管理することが必要となるが、大
容量の培養タンクとする場合、単に水冷ジヤケツ
トを付設しただけでは伝熱面積が不足して十分な
る冷却ができず、これを改善するために従来から
種々の冷却方式が提案され、実用化されている。
酵タンクに較べ菌体の増殖用タンクは反応熱によ
る発熱量が大きい。そのため菌体が死枯しないよ
う適正な温度に管理することが必要となるが、大
容量の培養タンクとする場合、単に水冷ジヤケツ
トを付設しただけでは伝熱面積が不足して十分な
る冷却ができず、これを改善するために従来から
種々の冷却方式が提案され、実用化されている。
従来の醗酵タンクの冷却手段としては、第7図
A,B,Cに略示するように、タンクa内にコイ
ル状に巻成された冷却管bを内装し、この冷却管
bに冷媒を通すことによりタンクa内の培養液を
冷却するようになされたもの((Waldhof型(第
7図A)、Frings型(第7図B)、Vogelbusch型
(第7図C)など))があり、また、第8図に略示
するように、タンクa外に系外冷却器cを付設
し、この冷却器cの回路dに液を流し通すことに
より冷却させるようになされたものなどが知られ
ている。
A,B,Cに略示するように、タンクa内にコイ
ル状に巻成された冷却管bを内装し、この冷却管
bに冷媒を通すことによりタンクa内の培養液を
冷却するようになされたもの((Waldhof型(第
7図A)、Frings型(第7図B)、Vogelbusch型
(第7図C)など))があり、また、第8図に略示
するように、タンクa外に系外冷却器cを付設
し、この冷却器cの回路dに液を流し通すことに
より冷却させるようになされたものなどが知られ
ている。
(発明が解決しようとする課題)
しかるに上記いずれの従来技術も、タンク構成
の全体が複雑となり、なかでも第7図A〜C示の
ようにタンクa内にコイル状の冷却管bが内装さ
れたものでは、タンク構造の複雑化に加えタンク
aの内部の洗滌性が極めて悪いという問題があつ
た。
の全体が複雑となり、なかでも第7図A〜C示の
ようにタンクa内にコイル状の冷却管bが内装さ
れたものでは、タンク構造の複雑化に加えタンク
aの内部の洗滌性が極めて悪いという問題があつ
た。
本発明はこれに鑑み、タンク内の洗滌性、サニ
テーシヨン性、および液循環性を有しながら伝熱
面積が大きく、冷却効率を高めることができる培
養タンクを提供することを目的としてなされたも
のである。
テーシヨン性、および液循環性を有しながら伝熱
面積が大きく、冷却効率を高めることができる培
養タンクを提供することを目的としてなされたも
のである。
(課題を解決するための手段)
上記従来技術の課題を解決するための本発明
は、竪型円筒形の培養タンクにおいて、タンク本
体の内周部に同心円状の冷却ジヤケツトを設け、
この冷却ジヤケツトの上下部を閉塞する上板およ
び下板を貫通して多数本の降液管を配設し、前記
冷却ジヤケツトには冷媒を給排する冷媒入口およ
び冷媒出口を設けてなり、前記冷却ジヤケツトの
内壁面上端部から前記降液管を通じてタンク本体
下部に液が自然循環するようにしたことを特徴と
するものである。
は、竪型円筒形の培養タンクにおいて、タンク本
体の内周部に同心円状の冷却ジヤケツトを設け、
この冷却ジヤケツトの上下部を閉塞する上板およ
び下板を貫通して多数本の降液管を配設し、前記
冷却ジヤケツトには冷媒を給排する冷媒入口およ
び冷媒出口を設けてなり、前記冷却ジヤケツトの
内壁面上端部から前記降液管を通じてタンク本体
下部に液が自然循環するようにしたことを特徴と
するものである。
(作用)
培養液は、エアレーシヨン、撹拌機等によりタ
ンク本体の中央部を上昇するが、タンク本体の周
囲にある冷却ジヤケツトの内壁面により培養液が
冷却されるため下降する流れが生じ、自然対流が
起る。また冷却ジヤケツトの内周上端から縊水す
る培養液は降液管に入り、冷却ジヤケツト内の冷
媒により冷却されて下降流となり、タンク本体の
下部に移行し、再びその中央部から上昇流にのつ
て上方へ流動する。こうしてタンク内の培養液は
冷却ジヤケツトの内壁面によつて冷却される下降
流、および冷却ジヤケツト内の降液管を通つて冷
却される下降流が生じて自然対流が起り、培養液
が常に冷却されてタンク本体内の培養液の温度を
所定値に保つことができる。培養液の温度制御
は、冷却ジヤケツト内へ供給する冷媒の供給量ま
たは温度を制御することにより行なうことができ
る。
ンク本体の中央部を上昇するが、タンク本体の周
囲にある冷却ジヤケツトの内壁面により培養液が
冷却されるため下降する流れが生じ、自然対流が
起る。また冷却ジヤケツトの内周上端から縊水す
る培養液は降液管に入り、冷却ジヤケツト内の冷
媒により冷却されて下降流となり、タンク本体の
下部に移行し、再びその中央部から上昇流にのつ
て上方へ流動する。こうしてタンク内の培養液は
冷却ジヤケツトの内壁面によつて冷却される下降
流、および冷却ジヤケツト内の降液管を通つて冷
却される下降流が生じて自然対流が起り、培養液
が常に冷却されてタンク本体内の培養液の温度を
所定値に保つことができる。培養液の温度制御
は、冷却ジヤケツト内へ供給する冷媒の供給量ま
たは温度を制御することにより行なうことができ
る。
(実施例)
以下、本発明を第1図乃至第6図に示す実施例
を参照して説明する。
を参照して説明する。
第1図は本発明による培養タンクの基本的実施
例の概要を示す縱断斜視図であり、第2図は同縱
断面図を示している。
例の概要を示す縱断斜視図であり、第2図は同縱
断面図を示している。
上記実施例におけるタンク本体1は、竪型円筒
形のもので、その内周部所要高さ範囲に冷却ジヤ
ケツト2が同心円状に設けられ、タンク本体1の
下底部中央には培養液の供給口3が開口され、同
上方側部には同排出口4とガス抜き口5が設けら
れている。
形のもので、その内周部所要高さ範囲に冷却ジヤ
ケツト2が同心円状に設けられ、タンク本体1の
下底部中央には培養液の供給口3が開口され、同
上方側部には同排出口4とガス抜き口5が設けら
れている。
前記培養液供給口3に接続される給液管6の周
囲に形成されたチヤンバ7にはエアレーシヨン用
のエア供給系8と洗滌用スチームを供給するスチ
ーム供給系9がバルブ10,11を介して接続さ
れ、チヤンバ7内に面する部位に設けられたフイ
ルタ12を通じてエア、スチームをタンク本体1
内に供給し得るようになつている。
囲に形成されたチヤンバ7にはエアレーシヨン用
のエア供給系8と洗滌用スチームを供給するスチ
ーム供給系9がバルブ10,11を介して接続さ
れ、チヤンバ7内に面する部位に設けられたフイ
ルタ12を通じてエア、スチームをタンク本体1
内に供給し得るようになつている。
エアレーシヨン用エアやスチームの供給方法と
しては、給液管6を通さず、別個に供給管を設け
るようにしてもよい。
しては、給液管6を通さず、別個に供給管を設け
るようにしてもよい。
冷却ジヤケツト2は、タンク本体1の内周面と
の間に所要の間隔をおいて配設される円筒状内壁
13と、この内壁13の上端とタンク本体1の内
周面との間を閉塞する円環状の上板14および下
板15とでタンク本体1内とは区画形成されてい
る。
の間に所要の間隔をおいて配設される円筒状内壁
13と、この内壁13の上端とタンク本体1の内
周面との間を閉塞する円環状の上板14および下
板15とでタンク本体1内とは区画形成されてい
る。
上記冷却ジヤケツト2内には、その上板14お
よび下板15を貫通して上下端がタンク本体1内
に開放する多数本の降液管16,16…が内挿さ
れ、その上下端が上、下板14,15に固着され
ている。
よび下板15を貫通して上下端がタンク本体1内
に開放する多数本の降液管16,16…が内挿さ
れ、その上下端が上、下板14,15に固着され
ている。
上記冷却ジヤケツト2の下部には冷媒入口17
が、同上部には冷媒出口18がそれぞれ設けら
れ、冷媒入口17には冷媒供給管19がバルブ2
0を介して接続され、冷媒出口18には冷媒排出
管21がバルブ22を介して接続されている。
が、同上部には冷媒出口18がそれぞれ設けら
れ、冷媒入口17には冷媒供給管19がバルブ2
0を介して接続され、冷媒出口18には冷媒排出
管21がバルブ22を介して接続されている。
前記冷却ジヤケツト2の内壁13の上端には円
環状の堰23が立設され、この堰23の上端縁は
歯形状の凹凸により多数の切欠24,24…が形
成されている。この切欠24,24…の形状は、
図示の三角形に限らず、角形、半円形等であつて
もよい。
環状の堰23が立設され、この堰23の上端縁は
歯形状の凹凸により多数の切欠24,24…が形
成されている。この切欠24,24…の形状は、
図示の三角形に限らず、角形、半円形等であつて
もよい。
なお、前記降液管16,16…は、第3図に半
部の平面を示すようにタンク本体1の中心に対し
同心円状配置とするほか、第4図に示すように千
鳥状配置等としてもよい。
部の平面を示すようにタンク本体1の中心に対し
同心円状配置とするほか、第4図に示すように千
鳥状配置等としてもよい。
したがつて、冷却ジヤケツト2内に冷媒入口1
7から冷媒を供給し、タンク本体1内に給液管6
を通じ供給口3から培養液を供給し、エア供給系
8を通じてエアを供給すると、培養液中を気泡と
なつて上昇し、タンク本体1の中央部に矢印Xの
ように上昇流が起り、冷却ジヤケツト2の内壁1
3の内壁面に接する培養液は冷却されて矢印Yの
ように下降流が生じ、タンク本体1内で自然対流
が生じる。また冷却ジヤケツト2の内壁13の上
端の堰23の切欠24,24…から縊水する培養
液は、撹拌されながら冷却ジヤケツト2の上板1
4上に流下し、その流下した培養液は降液管1
6,16…の上端から内部に入り、この内部に入
つた培養液は冷却ジヤケツト2内の冷媒によつて
冷却され、矢印Zで示す下降流となつてタンク本
体1の下部に至り、降液管16,16…の下端か
ら出て再び上昇流に混つて上昇し、循環する。こ
れらの流れによりタンク本体1内では矢印X,
Y,Zのように自然対流が生じ、温度が均一化さ
れるとともに撹拌が行なわれる。
7から冷媒を供給し、タンク本体1内に給液管6
を通じ供給口3から培養液を供給し、エア供給系
8を通じてエアを供給すると、培養液中を気泡と
なつて上昇し、タンク本体1の中央部に矢印Xの
ように上昇流が起り、冷却ジヤケツト2の内壁1
3の内壁面に接する培養液は冷却されて矢印Yの
ように下降流が生じ、タンク本体1内で自然対流
が生じる。また冷却ジヤケツト2の内壁13の上
端の堰23の切欠24,24…から縊水する培養
液は、撹拌されながら冷却ジヤケツト2の上板1
4上に流下し、その流下した培養液は降液管1
6,16…の上端から内部に入り、この内部に入
つた培養液は冷却ジヤケツト2内の冷媒によつて
冷却され、矢印Zで示す下降流となつてタンク本
体1の下部に至り、降液管16,16…の下端か
ら出て再び上昇流に混つて上昇し、循環する。こ
れらの流れによりタンク本体1内では矢印X,
Y,Zのように自然対流が生じ、温度が均一化さ
れるとともに撹拌が行なわれる。
上記実施例において、培養液容量が8.5m3の場
合、内壁13の内壁面の面積δ1=πD1h=14.07
m2、降液管16の伝熱面積δ2=Nπd1h=25.32m2
(こゝでD1;冷却ジヤケツト2の円筒状内壁13
の内径、h;円筒状内壁13の高さ、d1;降液管
16の直径)となり、約3倍増の伝熱面積となる
ほか、対流の改善によりさらに有効な冷却が図ら
れる。
合、内壁13の内壁面の面積δ1=πD1h=14.07
m2、降液管16の伝熱面積δ2=Nπd1h=25.32m2
(こゝでD1;冷却ジヤケツト2の円筒状内壁13
の内径、h;円筒状内壁13の高さ、d1;降液管
16の直径)となり、約3倍増の伝熱面積となる
ほか、対流の改善によりさらに有効な冷却が図ら
れる。
第5図は、タンク本体1内における上昇流と下
降流を明確に仕切り、対流を一層スムーズに行な
わせるようにした実施例で、冷却ジヤケツト2と
ほゞ同高の範囲に円筒状内壁13の直径のほゞ1/
2程度の外径を有する円筒体25を配設した例で
ある。
降流を明確に仕切り、対流を一層スムーズに行な
わせるようにした実施例で、冷却ジヤケツト2と
ほゞ同高の範囲に円筒状内壁13の直径のほゞ1/
2程度の外径を有する円筒体25を配設した例で
ある。
これによれば、第5図に矢印Xで示すように、
上昇流は主として円筒体25の内部を上昇し、そ
の円筒体25の周壁により整流化されるので上昇
流がスムーズに生じ、また下降流は矢印Yで示す
ように、冷却ジヤケツト2の内壁と円筒体25と
の間を主として流下し、これらによりタンク本体
1内での自然対流が円滑に行なわれ、一層良好な
撹拌を伴なう冷却作用がなされる。他の構成は第
1図と同じであるから、これと同一符号を付して
説明を省略する。
上昇流は主として円筒体25の内部を上昇し、そ
の円筒体25の周壁により整流化されるので上昇
流がスムーズに生じ、また下降流は矢印Yで示す
ように、冷却ジヤケツト2の内壁と円筒体25と
の間を主として流下し、これらによりタンク本体
1内での自然対流が円滑に行なわれ、一層良好な
撹拌を伴なう冷却作用がなされる。他の構成は第
1図と同じであるから、これと同一符号を付して
説明を省略する。
第6図は上記円筒体25を冷却器構造とした実
施例で、円筒体25の上下端を上板26および下
板27で閉塞し、これら上、下板26,27を貫
通して複数本の降液管28,28…を内挿してそ
の上下端をタンク本体1内に開放させ、円筒体2
5内に冷媒を冷媒供給管29および同排出管30
を通じて給排するようになされたものである。
施例で、円筒体25の上下端を上板26および下
板27で閉塞し、これら上、下板26,27を貫
通して複数本の降液管28,28…を内挿してそ
の上下端をタンク本体1内に開放させ、円筒体2
5内に冷媒を冷媒供給管29および同排出管30
を通じて給排するようになされたものである。
これによれば、培養液の下降流が上記円筒体2
5内の降液管28,28…内を通り、その際に円
筒体25内の冷媒により冷却されるので、大型の
培養タンクに適用すれば冷却効果を高めるうえに
おいて有効である。他の構成は第1図と同じであ
るからこれと同一符号を付して説明を省略する。
5内の降液管28,28…内を通り、その際に円
筒体25内の冷媒により冷却されるので、大型の
培養タンクに適用すれば冷却効果を高めるうえに
おいて有効である。他の構成は第1図と同じであ
るからこれと同一符号を付して説明を省略する。
なお、洗滌およびサニテーシヨンについては、
次のいずれかによつて完璧に行なうことができ
る。
次のいずれかによつて完璧に行なうことができ
る。
1 液抜きを行なつたのちオーバーフロー面まで
水または0.5〜1.0%のNaOHを混入したスチー
ムを給液管6を通じて供給することにより行な
う。
水または0.5〜1.0%のNaOHを混入したスチー
ムを給液管6を通じて供給することにより行な
う。
2 冷媒入口17から冷媒を抜き、こゝからスチ
ームを供給して沸騰させる。
ームを供給して沸騰させる。
3 汚れが少ない場合には、上記1),2)を行
なわず、タンク本体1内に直接スチームを入れ
てオートクレーピングする。
なわず、タンク本体1内に直接スチームを入れ
てオートクレーピングする。
また構造的な面において、伝熱面積が少なくて
よい場合には、冷却ジヤケツト2に内設する降液
管16,16…の本数を増減することにより対応
することができる。この場合、降液管16の取付
本数の選択によるほか、既設降液管16に盲栓を
埋めることにより有効本数を選択するようにして
もよい。また冷却ジヤケツト2をタンク本体1の
内周部全周に連続せず、周方向に断続する構造と
してもよい。
よい場合には、冷却ジヤケツト2に内設する降液
管16,16…の本数を増減することにより対応
することができる。この場合、降液管16の取付
本数の選択によるほか、既設降液管16に盲栓を
埋めることにより有効本数を選択するようにして
もよい。また冷却ジヤケツト2をタンク本体1の
内周部全周に連続せず、周方向に断続する構造と
してもよい。
一方、図示実施例ではエアレーシヨンによる場
合について説明したが、撹拌機付きのタンクであ
つても適用し得ることはもちろんであり、その他
タンク本体1自体の構成等に関しても図示の実施
例に限られるものではなく、他に設計変更し得る
ことはもちろんである。
合について説明したが、撹拌機付きのタンクであ
つても適用し得ることはもちろんであり、その他
タンク本体1自体の構成等に関しても図示の実施
例に限られるものではなく、他に設計変更し得る
ことはもちろんである。
以上説明したように本発明は、竪型円筒形の培
養タンクにおいて、タンク本体の内周部に同心円
状の冷却ジヤケツトを設け、この冷却ジヤケツト
の上下部を閉塞する上板および下板を貫通して多
数本の降液管を配設し、前記冷却ジヤケツトには
冷媒を給排する冷媒入口および冷媒出口を設け、
前記冷却ジヤケツトの内壁面上端部から前記降液
管を通じてタンク本体下部に液が自然循環するよ
うにしたので、自然対流による撹拌ならびに冷却
作用を効率よく行なわせることができ、培養液の
高温化を防ぎ、培養効率を著しく高めることがで
きる。また冷却ジヤケツトはタンク本体の内周部
に同心円状に設けられているので、その内壁面に
よる伝熱面積が大きく、一層冷却効率を高めるこ
とができ、しかもタンク本体内にコイル状の冷却
管類が存在しないので洗滌性がよく、構造も簡単
になるなどの種々の効果がある。
養タンクにおいて、タンク本体の内周部に同心円
状の冷却ジヤケツトを設け、この冷却ジヤケツト
の上下部を閉塞する上板および下板を貫通して多
数本の降液管を配設し、前記冷却ジヤケツトには
冷媒を給排する冷媒入口および冷媒出口を設け、
前記冷却ジヤケツトの内壁面上端部から前記降液
管を通じてタンク本体下部に液が自然循環するよ
うにしたので、自然対流による撹拌ならびに冷却
作用を効率よく行なわせることができ、培養液の
高温化を防ぎ、培養効率を著しく高めることがで
きる。また冷却ジヤケツトはタンク本体の内周部
に同心円状に設けられているので、その内壁面に
よる伝熱面積が大きく、一層冷却効率を高めるこ
とができ、しかもタンク本体内にコイル状の冷却
管類が存在しないので洗滌性がよく、構造も簡単
になるなどの種々の効果がある。
第1図は本発明による培養タンクの一実施例を
示す縱断斜視図、第2図は同縱断正面図、第3図
は第2図−線視図、第4図は同変形例を示す
第3図相当図、第5図および第6図は本発明によ
る培養タンクの他の実施例を示す縱断斜視図、第
7図A〜Cおよび第8図は従来技術を示す説明図
である。 1……タンク本体、2……冷却ジヤケツト、3
……培養液供給口、4……同、排出口、6……給
液管、7……チヤンバ、8……エア供給系、9…
…スチーム供給系、13……円筒状内壁、16…
…降液管、17……冷媒入口、18……同、出
口、23……堰、24……切欠、25……円筒
体、28……降液管。
示す縱断斜視図、第2図は同縱断正面図、第3図
は第2図−線視図、第4図は同変形例を示す
第3図相当図、第5図および第6図は本発明によ
る培養タンクの他の実施例を示す縱断斜視図、第
7図A〜Cおよび第8図は従来技術を示す説明図
である。 1……タンク本体、2……冷却ジヤケツト、3
……培養液供給口、4……同、排出口、6……給
液管、7……チヤンバ、8……エア供給系、9…
…スチーム供給系、13……円筒状内壁、16…
…降液管、17……冷媒入口、18……同、出
口、23……堰、24……切欠、25……円筒
体、28……降液管。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 竪型円筒形の培養タンクにおいて、タンク本
体の内周部に同心円状の冷却ジヤケツトを設け、
この冷却ジヤケツトの上下部を閉塞する上板およ
び下板を貫通して多数本の降液管を配設し、前記
冷却ジヤケツトには冷媒を給排する冷媒入口およ
び冷媒出口を設けてなり、前記冷却ジヤケツトの
内壁面上端部から前記降液管を通じてタンク本体
下部に液が自然循環するようにしたことを特徴と
する培養タンク。 2 前記冷却ジヤケツトの内壁面上端部に円環状
の堰を有する特許請求の範囲第1項に記載の培養
タンク。 3 前記堰の上端縁に歯型状の切欠を有する特許
請求の範囲第2項に記載の培養タンク。 4 前記冷却ジヤケツトの内壁面の内側に該冷却
ジヤケツト内壁面と同心円状で上下開放の円筒体
を配設した特許請求の範囲第1項に記載の培養タ
ンク。 5 前記円筒体の内部軸方向に複数本の降液管を
配設し、この降液管の上下端を円筒体の上下端の
上下板を貫通して開放し、前記円筒体に冷媒供給
管および排出管を接続して円筒体内に冷媒を給排
自在とした特許請求の範囲第4項に記載の培養タ
ンク。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63001834A JPH01179684A (ja) | 1988-01-08 | 1988-01-08 | 培養タンク |
US07/290,993 US4906578A (en) | 1988-01-08 | 1988-12-28 | Aerobic-cultivation tank |
DE68915003T DE68915003T2 (de) | 1988-01-08 | 1989-01-02 | Vorrichtung zur aeroben Züchtung. |
EP89100007A EP0325907B1 (en) | 1988-01-08 | 1989-01-02 | Aerobic-cultivation tank |
PH38007A PH25247A (en) | 1988-01-08 | 1989-01-05 | Aerobic cultivation tank |
CA000587533A CA1302325C (en) | 1988-01-08 | 1989-01-05 | Aerobic-cultivation tank |
BR898900051A BR8900051A (pt) | 1988-01-08 | 1989-01-06 | Tanque de cultivacao aerobica |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63001834A JPH01179684A (ja) | 1988-01-08 | 1988-01-08 | 培養タンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01179684A JPH01179684A (ja) | 1989-07-17 |
JPH0428350B2 true JPH0428350B2 (ja) | 1992-05-14 |
Family
ID=11512586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63001834A Granted JPH01179684A (ja) | 1988-01-08 | 1988-01-08 | 培養タンク |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0325907B1 (ja) |
JP (1) | JPH01179684A (ja) |
BR (1) | BR8900051A (ja) |
CA (1) | CA1302325C (ja) |
DE (1) | DE68915003T2 (ja) |
PH (1) | PH25247A (ja) |
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US20030033617A1 (en) * | 1996-04-10 | 2003-02-13 | Gyula Hadlaczky | Artificial chromosomes, uses thereof and methods for preparing artificial chromosomes |
KR100374387B1 (ko) * | 2000-04-26 | 2003-03-04 | (주)베스트코리아 | 배양기 냉각장치 |
KR100420928B1 (ko) * | 2001-08-02 | 2004-03-02 | 한국과학기술연구원 | 광생물반응장치 |
US20120006294A1 (en) * | 2010-07-06 | 2012-01-12 | Sam Wolanyk | Isolated cool air intake |
CN102732416A (zh) * | 2012-06-07 | 2012-10-17 | 石药集团中润制药(内蒙古)有限公司 | 一种气升式环流反应器及利用其进行青霉素发酵的方法 |
KR102025458B1 (ko) * | 2012-10-08 | 2019-09-25 | 칼리스타, 인코포레이티드 | 가스 공급 발효 시스템 |
CN103386291B (zh) * | 2013-08-13 | 2015-09-02 | 广州利确节能科技有限公司 | 一种用于提升新能源燃气能量的增效反应器 |
CN107881081B (zh) * | 2017-11-28 | 2020-04-24 | 中南大学 | 一种浸矿微生物连续扩大培养装置及其培养方法 |
CN108485917A (zh) * | 2018-05-22 | 2018-09-04 | 湖州南浔优恒工程咨询有限公司 | 一种生物工程发酵罐 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1557185A1 (de) * | 1966-07-04 | 1971-02-25 | Process Engineering Co | Verfahren zur Herstellung und Aufrechterhaltung einer Feinstdurchmischung gasfoermiger und fluessiger Stoffe untereinander |
US3681200A (en) * | 1970-11-09 | 1972-08-01 | Standard Oil Co | Shell-and-tube fermentor |
SU456827A1 (ru) * | 1972-09-13 | 1975-01-15 | Предприятие П/Я Р-6956 | Аппарат дл выращивани микроорганизмов |
CH578618A5 (ja) * | 1973-08-30 | 1976-08-13 | Mueller Hans Maennedorf | |
CH563458A5 (ja) * | 1974-03-18 | 1975-06-30 | Mueller Hans Maennedorf | |
FR2381824A1 (fr) * | 1977-02-23 | 1978-09-22 | Setric | Procede et dispositif de fermentation |
DE3625698A1 (de) * | 1986-07-30 | 1988-02-18 | Hoechst Ag | Sterilisierbarer wirbelschichtfermenter |
-
1988
- 1988-01-08 JP JP63001834A patent/JPH01179684A/ja active Granted
- 1988-12-28 US US07/290,993 patent/US4906578A/en not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-01-02 EP EP89100007A patent/EP0325907B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-01-02 DE DE68915003T patent/DE68915003T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1989-01-05 PH PH38007A patent/PH25247A/en unknown
- 1989-01-05 CA CA000587533A patent/CA1302325C/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-01-06 BR BR898900051A patent/BR8900051A/pt not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4906578A (en) | 1990-03-06 |
EP0325907B1 (en) | 1994-05-04 |
DE68915003D1 (de) | 1994-06-09 |
EP0325907A1 (en) | 1989-08-02 |
CA1302325C (en) | 1992-06-02 |
JPH01179684A (ja) | 1989-07-17 |
PH25247A (en) | 1991-03-27 |
BR8900051A (pt) | 1989-08-22 |
DE68915003T2 (de) | 1994-12-01 |
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