JPH04283480A - 位置決め信号書込装置及び位置決め信号書込方法 - Google Patents
位置決め信号書込装置及び位置決め信号書込方法Info
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- JPH04283480A JPH04283480A JP3046715A JP4671591A JPH04283480A JP H04283480 A JPH04283480 A JP H04283480A JP 3046715 A JP3046715 A JP 3046715A JP 4671591 A JP4671591 A JP 4671591A JP H04283480 A JPH04283480 A JP H04283480A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/48—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
- G11B5/54—Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks
- G11B5/55—Track change, selection or acquisition by displacement of the head
- G11B5/5521—Track change, selection or acquisition by displacement of the head across disk tracks
- G11B5/5526—Control therefor; circuits, track configurations or relative disposition of servo-information transducers and servo-information tracks for control thereof
- G11B5/553—Details
- G11B5/5534—Initialisation, calibration, e.g. cylinder "set-up"
- G11B5/5543—Initialisation, calibration, e.g. cylinder "set-up" servo-format therefor
Landscapes
- Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク、位置決
め信号書込／読出ヘッド、磁気ヘッド位置決め信号書込
方法及び装置にかかり、特に磁気ディスク上の磁性膜に
おける膜厚の不均一性及び磁性粉の分散の不均一性に起
因して生じる位置決め誤差を解消するのに好適な磁気デ
ィスク、位置決め信号書込／読出ヘッド、磁気ヘッド位
置決め信号書込方法及び装置に関する。
め信号書込／読出ヘッド、磁気ヘッド位置決め信号書込
方法及び装置にかかり、特に磁気ディスク上の磁性膜に
おける膜厚の不均一性及び磁性粉の分散の不均一性に起
因して生じる位置決め誤差を解消するのに好適な磁気デ
ィスク、位置決め信号書込／読出ヘッド、磁気ヘッド位
置決め信号書込方法及び装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の磁気ディスク装置における磁気ヘ
ッド位置決め信号書込装置は、レーザ測長器等を位置検
出器とし、かつボイスコイルモータ（以下、ＶＣＭと称
する）を駆動源とした位置決め制御系を用いて、位置決
め信号書込／読出ヘッドを磁気ディスク上の所定の半径
位置に位置決めし、磁気ディスク外周側から１トラック
毎に順時位置決め信号を書込んで行くものである。従っ
て、磁気ディスク基板の表面形状による磁性膜厚さの不
均一性、磁性膜内の磁性粉の分散の不均一性等に起因し
て、磁気ディスクの回転に同期した位置決め誤差が位置
決め信号に含まれることになる。
ッド位置決め信号書込装置は、レーザ測長器等を位置検
出器とし、かつボイスコイルモータ（以下、ＶＣＭと称
する）を駆動源とした位置決め制御系を用いて、位置決
め信号書込／読出ヘッドを磁気ディスク上の所定の半径
位置に位置決めし、磁気ディスク外周側から１トラック
毎に順時位置決め信号を書込んで行くものである。従っ
て、磁気ディスク基板の表面形状による磁性膜厚さの不
均一性、磁性膜内の磁性粉の分散の不均一性等に起因し
て、磁気ディスクの回転に同期した位置決め誤差が位置
決め信号に含まれることになる。
【０００３】次に、上記した位置決め信号に含まれる位
置決め誤差について、詳細に説明する。図１１は位置決
め信号書き込み用の磁気ディスク面を示し、磁気ヘッド
のヘッドスライダ部の位置決め信号書込部４ｇによって
、ライトトラックＷ（ｎ−１），Ｗ，Ｗ（ｎ＋１），Ｗ
（ｎ＋２）等に位置決め信号が書き込まれる。次に、磁
気ヘッドのヘッドスライダ部の位置決め信号読出部４ｆ
が、リードトラックＲ（ｎ−２），Ｒ（ｎ−１），Ｒ，
Ｒ（ｎ＋１），Ｒ（ｎ＋２）上に順次位置決めされ、磁
気ディスク上に同心円状に書込れた位置決め信号が読み
出される。ここで、図１１に示すように、ライトトラッ
クＷ（ｎ−１），Ｗ，Ｗ（ｎ＋１），Ｗ（ｎ＋２）等と
リードトラックＲ（ｎ−２），Ｒ（ｎ−１），Ｒ，Ｒ（
ｎ＋１），Ｒ（ｎ＋２）等は、互いに１／２トラック分
だけずれている。したがって、位置決め信号読出部４ｆ
はがリードトラックＲｎに位置付けられているとすると
、位置決め信号読出部４ｆはライトトラックＷｎ とラ
イトトラックＷ（ｎ＋１）に書込れた位置決め信号を読
出し、両者の出力差に比例したポジション信号が復調器
（図示せず）において作成され、このポジション信号に
基づいて図示しない複数の磁気ヘッドが所定のトラック
に位置決めされる。
置決め誤差について、詳細に説明する。図１１は位置決
め信号書き込み用の磁気ディスク面を示し、磁気ヘッド
のヘッドスライダ部の位置決め信号書込部４ｇによって
、ライトトラックＷ（ｎ−１），Ｗ，Ｗ（ｎ＋１），Ｗ
（ｎ＋２）等に位置決め信号が書き込まれる。次に、磁
気ヘッドのヘッドスライダ部の位置決め信号読出部４ｆ
が、リードトラックＲ（ｎ−２），Ｒ（ｎ−１），Ｒ，
Ｒ（ｎ＋１），Ｒ（ｎ＋２）上に順次位置決めされ、磁
気ディスク上に同心円状に書込れた位置決め信号が読み
出される。ここで、図１１に示すように、ライトトラッ
クＷ（ｎ−１），Ｗ，Ｗ（ｎ＋１），Ｗ（ｎ＋２）等と
リードトラックＲ（ｎ−２），Ｒ（ｎ−１），Ｒ，Ｒ（
ｎ＋１），Ｒ（ｎ＋２）等は、互いに１／２トラック分
だけずれている。したがって、位置決め信号読出部４ｆ
はがリードトラックＲｎに位置付けられているとすると
、位置決め信号読出部４ｆはライトトラックＷｎ とラ
イトトラックＷ（ｎ＋１）に書込れた位置決め信号を読
出し、両者の出力差に比例したポジション信号が復調器
（図示せず）において作成され、このポジション信号に
基づいて図示しない複数の磁気ヘッドが所定のトラック
に位置決めされる。
【０００４】図１２は図１１に示す磁気ディスク面のＡ
−Ａ断面を示している。図示するように、ライトトラッ
クＷｎ，Ｗ（ｎ＋１）上に（リードトラックＲｎ上に）
位置決め信号読出し部４ｆが浮上している。ライトトラ
ックＷｎ，Ｗ（ｎ＋１）に書込まれた位置決め信号は飽
和書込み状態になっているため、その出力は位置決め信
号読出し部４ｆの下のライトトラックＷｎ，Ｗ（ｎ＋１
）における磁性膜厚さや磁性膜中に含まれる磁性粉の数
に比例する。ここで、磁性膜の厚さは磁気ディスク基板
２ｃの表面加工精度に応じて変化し、磁性粉の数はその
分散の不均一性により変化する。
−Ａ断面を示している。図示するように、ライトトラッ
クＷｎ，Ｗ（ｎ＋１）上に（リードトラックＲｎ上に）
位置決め信号読出し部４ｆが浮上している。ライトトラ
ックＷｎ，Ｗ（ｎ＋１）に書込まれた位置決め信号は飽
和書込み状態になっているため、その出力は位置決め信
号読出し部４ｆの下のライトトラックＷｎ，Ｗ（ｎ＋１
）における磁性膜厚さや磁性膜中に含まれる磁性粉の数
に比例する。ここで、磁性膜の厚さは磁気ディスク基板
２ｃの表面加工精度に応じて変化し、磁性粉の数はその
分散の不均一性により変化する。
【０００５】次に、図１３を用いて、上記した磁性膜厚
の不均一性及び磁性粉の分散の不均一性がポジション信
号に与える影響について説明する。図１３においては、
磁気ディスクの回転に同期したポジション信号の振動成
分のみを示す。図１３において、縦軸はポジション信号
の振動成分をヘッドの移動距離に換算した値であり、横
軸は磁気ディスクの回転角度を示している。ここで、図
１３に示すポジション信号は、図１１に示すリードトラ
ックＲｎ上に位置決め信号読出部４を位置決めしたとき
のポジション信号出力であり、磁性膜厚の不均一性又は
磁性膜内の磁性粉分布の不均一等により、約３μｍのヘ
ッド移動距離に相当するポジション信号の振動が発生し
ていることがわかる。このポジション信号の振動は、磁
気ディスクの磁性膜厚さの不均一性及び磁性粉の分散の
不均一性に起因するため、磁気ディスクの回転に同期し
たものとなる。
の不均一性及び磁性粉の分散の不均一性がポジション信
号に与える影響について説明する。図１３においては、
磁気ディスクの回転に同期したポジション信号の振動成
分のみを示す。図１３において、縦軸はポジション信号
の振動成分をヘッドの移動距離に換算した値であり、横
軸は磁気ディスクの回転角度を示している。ここで、図
１３に示すポジション信号は、図１１に示すリードトラ
ックＲｎ上に位置決め信号読出部４を位置決めしたとき
のポジション信号出力であり、磁性膜厚の不均一性又は
磁性膜内の磁性粉分布の不均一等により、約３μｍのヘ
ッド移動距離に相当するポジション信号の振動が発生し
ていることがわかる。このポジション信号の振動は、磁
気ディスクの磁性膜厚さの不均一性及び磁性粉の分散の
不均一性に起因するため、磁気ディスクの回転に同期し
たものとなる。
【０００６】このような磁性粉の分散の不均一性等に起
因するポジション信号の振動に対して、従来技術におい
ては、磁気ディスク全面に位置決め信号を書込んだ後、
読出しヘッドで位置決め信号を読み出し、ポジション信
号を復調し、ポジション信号の振動振幅の測定及びトラ
ックピッチの測定を行ない、仕様以上の場合は再度全面
書替えを行なうか、磁気ディスクを交換して位置決め信
号の再書込みを行っていた。また、磁気ディスク基板表
面の加工精度の向上による磁性膜厚の均一化及び、磁性
膜内の磁性粉分散の均一化により改善が図られていた。
因するポジション信号の振動に対して、従来技術におい
ては、磁気ディスク全面に位置決め信号を書込んだ後、
読出しヘッドで位置決め信号を読み出し、ポジション信
号を復調し、ポジション信号の振動振幅の測定及びトラ
ックピッチの測定を行ない、仕様以上の場合は再度全面
書替えを行なうか、磁気ディスクを交換して位置決め信
号の再書込みを行っていた。また、磁気ディスク基板表
面の加工精度の向上による磁性膜厚の均一化及び、磁性
膜内の磁性粉分散の均一化により改善が図られていた。
【０００７】一般的には、上記した磁性膜内の磁性粉の
分散の不均一性等に起因して生じる磁気ディスクの回転
に同期した位置決め誤差は、データ記録を行なうトラッ
クピッチに比べて小さく、データ書込み／読出しヘッド
（Ｒ／Ｗヘッド）の位置決め精度に与える影響も小さく
問題にならなかった。
分散の不均一性等に起因して生じる磁気ディスクの回転
に同期した位置決め誤差は、データ記録を行なうトラッ
クピッチに比べて小さく、データ書込み／読出しヘッド
（Ｒ／Ｗヘッド）の位置決め精度に与える影響も小さく
問題にならなかった。
【０００８】なお、上記従来技術に関連するものとして
、特開平１−４８２７６公報に開示された発明が存在す
る。
、特開平１−４８２７６公報に開示された発明が存在す
る。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
技術においては、磁気ディスク基板の表面形状による磁
性膜厚の不均一性及び磁性膜内の磁性粉の分散の不均一
性等に起因して発生する磁気ディスクの回転に同期する
位置決め誤差に対する配慮がなされていない。したがっ
て、磁気ディスク記憶装置の記録容量の増大に対応して
、データ記録トラックピッチが狭小化することにより、
前記の磁気ディスクの回転に同期した位置決め誤差は、
データ書込み／読出ヘッドの位置決め精度に与える大き
な影響を与えるようになり、高密度記録をさまたげる原
因の一つになっていた。
技術においては、磁気ディスク基板の表面形状による磁
性膜厚の不均一性及び磁性膜内の磁性粉の分散の不均一
性等に起因して発生する磁気ディスクの回転に同期する
位置決め誤差に対する配慮がなされていない。したがっ
て、磁気ディスク記憶装置の記録容量の増大に対応して
、データ記録トラックピッチが狭小化することにより、
前記の磁気ディスクの回転に同期した位置決め誤差は、
データ書込み／読出ヘッドの位置決め精度に与える大き
な影響を与えるようになり、高密度記録をさまたげる原
因の一つになっていた。
【００１０】また、上記した磁気ディスク基板表面の加
工精度の向上による磁性膜厚の均一化及び磁性膜内の磁
性粉分散の均一化による改善は、磁気ディスク基板加工
のコストアップにつながり、さらに磁気ディスク基板表
面の加工精度に限界があるため、高密度記録に対応した
位置決め精度向上に対する有効な方策とはなっていない
。
工精度の向上による磁性膜厚の均一化及び磁性膜内の磁
性粉分散の均一化による改善は、磁気ディスク基板加工
のコストアップにつながり、さらに磁気ディスク基板表
面の加工精度に限界があるため、高密度記録に対応した
位置決め精度向上に対する有効な方策とはなっていない
。
【００１１】本発明は、上記した従来技術の問題点に鑑
みなされたもので、磁気ディスクの高密度記録において
、磁気ディスクの回転に同期する位置決め誤差を解消す
るのに好適な磁気ディスク、位置決め信号書込／読出ヘ
ッド、磁気ヘッド位置決め信号書込方法及び装置を提供
することを目的としている。
みなされたもので、磁気ディスクの高密度記録において
、磁気ディスクの回転に同期する位置決め誤差を解消す
るのに好適な磁気ディスク、位置決め信号書込／読出ヘ
ッド、磁気ヘッド位置決め信号書込方法及び装置を提供
することを目的としている。
【００１２】
【問題を解決するための手段】本発明の磁気ヘッド位置
決め信号書込／読出方法は、磁気ディスクに位置決め信
号を書込み、書込まれた位置決め信号を読出し、読出さ
れた位置決め信号を復調してポジション信号を形成し、
形成されたポジション信号に基づいてデータ書込／読出
ヘッドを所定トラックに位置付ける磁気ディスク装置に
適用されるものであり、特に磁気ディスクに書込まれて
いる位置決め信号を読出し、読出された位置決め信号に
含まれる位置決め誤差を測定し、上記測定された位置決
め誤差を打ち消すように、位置決め信号を磁気ディスク
に再書込することを特徴としている。
決め信号書込／読出方法は、磁気ディスクに位置決め信
号を書込み、書込まれた位置決め信号を読出し、読出さ
れた位置決め信号を復調してポジション信号を形成し、
形成されたポジション信号に基づいてデータ書込／読出
ヘッドを所定トラックに位置付ける磁気ディスク装置に
適用されるものであり、特に磁気ディスクに書込まれて
いる位置決め信号を読出し、読出された位置決め信号に
含まれる位置決め誤差を測定し、上記測定された位置決
め誤差を打ち消すように、位置決め信号を磁気ディスク
に再書込することを特徴としている。
【００１３】また、本発明の磁気ヘッド位置決め信号書
込／読出装置は、磁気ディスクに位置決め信号を書込み
、書込まれた位置決め信号を読出し、読出された位置決
め信号を復調してポジション信号を形成し、読出された
ポジション信号に基づいてデータ書込／読出ヘッドを所
定トラックに位置付ける磁気ディスク装置に適用される
ものであり、特に磁気ディスクに書込まれている位置決
め信号を読出し、読出された位置決め信号に含まれる位
置決め誤差を測定する第１の手段と、第１の手段によっ
て測定された位置決め誤差を打ち消すように、磁気ヘッ
ドを磁気ディスク半径方向に移動制御しながら位置決め
信号を磁気ディスクに再書込する第２の手段とを備えて
いることを特徴としている。
込／読出装置は、磁気ディスクに位置決め信号を書込み
、書込まれた位置決め信号を読出し、読出された位置決
め信号を復調してポジション信号を形成し、読出された
ポジション信号に基づいてデータ書込／読出ヘッドを所
定トラックに位置付ける磁気ディスク装置に適用される
ものであり、特に磁気ディスクに書込まれている位置決
め信号を読出し、読出された位置決め信号に含まれる位
置決め誤差を測定する第１の手段と、第１の手段によっ
て測定された位置決め誤差を打ち消すように、磁気ヘッ
ドを磁気ディスク半径方向に移動制御しながら位置決め
信号を磁気ディスクに再書込する第２の手段とを備えて
いることを特徴としている。
【００１４】また、本発明の位置決め信号書込／読出ヘ
ッドは、磁気ディスクから読出された位置決め信号に含
まれる位置決め誤差に応じて、ヘッドスライダ部を磁気
ディスク半径方向に移動させる手段を備えたことを特徴
としている。
ッドは、磁気ディスクから読出された位置決め信号に含
まれる位置決め誤差に応じて、ヘッドスライダ部を磁気
ディスク半径方向に移動させる手段を備えたことを特徴
としている。
【００１５】さらに、本発明の磁気ディスクは、磁気デ
ィスクに書込まれている位置決め信号を読出し、読出さ
れた位置決め信号に含まれる位置決め誤差を測定し、上
記測定された位置決め誤差を打ち消すように位置決め信
号が再書込みされたことを特徴としている。
ィスクに書込まれている位置決め信号を読出し、読出さ
れた位置決め信号に含まれる位置決め誤差を測定し、上
記測定された位置決め誤差を打ち消すように位置決め信
号が再書込みされたことを特徴としている。
【００１６】
【作用】本発明によれば、磁気ディスクに書込まれてい
る位置決め信号を読出し、読出された位置決め信号に含
まれる位置決め誤差を測定し、上記測定された位置決め
誤差を打ち消すように、ヘッドスライダ部を磁気ディス
ク半径方向に移動制御しながら位置決め信号を磁気ディ
スクに再書込するため、磁気ディスクの回転に同期する
位置決め誤差を解消することができる。
る位置決め信号を読出し、読出された位置決め信号に含
まれる位置決め誤差を測定し、上記測定された位置決め
誤差を打ち消すように、ヘッドスライダ部を磁気ディス
ク半径方向に移動制御しながら位置決め信号を磁気ディ
スクに再書込するため、磁気ディスクの回転に同期する
位置決め誤差を解消することができる。
【００１７】
【実施例】以下、添付の図面に示す実施例により、さら
に詳細に本発明について説明する。図１は本発明の一実
施例を示す説明図であり、本実施例の位置決め信号書込
み装置は大きく分けると位置決め信号書込み駆動部１１
と位置決め信号書込み制御部１２から構成されている。 位置決め信号書込駆動部１１は、ベース１０上に、複数
の磁気ディスク２を積層し、各磁気ディスクを回転可能
に支持した磁気ディスク回転駆動部１を備えている。複
数の磁気ディスク２のうちの１つのディスク面２ｂには
、固定されたクロックヘッド３が設置されている。さら
に、位置決め信号が書込まれる磁気ディスク面２ａには
、位置決め信号書込／読出ヘッド（位置決め信号Ｒ／Ｗ
ヘッド）４が配置されている。
に詳細に本発明について説明する。図１は本発明の一実
施例を示す説明図であり、本実施例の位置決め信号書込
み装置は大きく分けると位置決め信号書込み駆動部１１
と位置決め信号書込み制御部１２から構成されている。 位置決め信号書込駆動部１１は、ベース１０上に、複数
の磁気ディスク２を積層し、各磁気ディスクを回転可能
に支持した磁気ディスク回転駆動部１を備えている。複
数の磁気ディスク２のうちの１つのディスク面２ｂには
、固定されたクロックヘッド３が設置されている。さら
に、位置決め信号が書込まれる磁気ディスク面２ａには
、位置決め信号書込／読出ヘッド（位置決め信号Ｒ／Ｗ
ヘッド）４が配置されている。
【００１８】図２は、位置決め信号Ｒ／Ｗヘッド４の一
例を示す説明図であり、図１に示す部分Ａに相当するも
のである。上記位置決め信号Ｒ／Ｗヘッド４は、図２に
示す様に、ヘッドアーム４ｄとヘッドサブアセンブリ４
ａとヘッドスライダ部４ｅから構成されている。位置決
め信号Ｒ／Ｗヘッド４のヘッドアーム４ｄには、圧電素
子４ｃが設けられており、さらに圧電素子４ｃの周囲に
は、Ｈ型及び直線形状のスリットが設けられている。こ
のような構造を有するヘッドアーム先端部４ｂは、圧電
素子４ｃの駆動によって矢印Ｂの方向に微小距離だけ移
動する。このとき、上記スリットが平行板バネ構造を有
しているため、ヘッドアーム先端部４ｂが矢印Ｂの方向
からずれることが防止される。すなわち、ヘッドアーム
先端部４ｂが圧電素子４ｃの駆動により、矢印Ｂの方向
に移動する圧電素子アクチュエータがヘッドアーム４ｄ
に設けられている。さらに、ヘッドアーム先端部４ｂに
はヘッドサブアセンブリ４ａが設けられている。さらに
、ヘッドサブアセンブリ４ａの先端には、ヘッドスライ
ダー４ｅが設けられている。なお、回転に同期した振動
振幅をキャンセルするのに必要な移動量は１０μｍ程度
あれば十分である。図３はヘッドスライダー４ｅの詳細
を示す説明図である。ヘッドスライダー４ｅは、図３に
示すように、ヘッドコア長がｌｗである位置決め信号書
込部４ｇとヘッドコア長がｌｒである位置決め信号読出
し部４ｆを備えており、位置決め信号の書込み／読出し
を行なう。
例を示す説明図であり、図１に示す部分Ａに相当するも
のである。上記位置決め信号Ｒ／Ｗヘッド４は、図２に
示す様に、ヘッドアーム４ｄとヘッドサブアセンブリ４
ａとヘッドスライダ部４ｅから構成されている。位置決
め信号Ｒ／Ｗヘッド４のヘッドアーム４ｄには、圧電素
子４ｃが設けられており、さらに圧電素子４ｃの周囲に
は、Ｈ型及び直線形状のスリットが設けられている。こ
のような構造を有するヘッドアーム先端部４ｂは、圧電
素子４ｃの駆動によって矢印Ｂの方向に微小距離だけ移
動する。このとき、上記スリットが平行板バネ構造を有
しているため、ヘッドアーム先端部４ｂが矢印Ｂの方向
からずれることが防止される。すなわち、ヘッドアーム
先端部４ｂが圧電素子４ｃの駆動により、矢印Ｂの方向
に移動する圧電素子アクチュエータがヘッドアーム４ｄ
に設けられている。さらに、ヘッドアーム先端部４ｂに
はヘッドサブアセンブリ４ａが設けられている。さらに
、ヘッドサブアセンブリ４ａの先端には、ヘッドスライ
ダー４ｅが設けられている。なお、回転に同期した振動
振幅をキャンセルするのに必要な移動量は１０μｍ程度
あれば十分である。図３はヘッドスライダー４ｅの詳細
を示す説明図である。ヘッドスライダー４ｅは、図３に
示すように、ヘッドコア長がｌｗである位置決め信号書
込部４ｇとヘッドコア長がｌｒである位置決め信号読出
し部４ｆを備えており、位置決め信号の書込み／読出し
を行なう。
【００１９】図１において、上記位置決め信号Ｒ／Ｗヘ
ッド４はキャリジ５に搭載され、コイル７と磁気回路６
からなるボイスコイルモータ（ＶＣＭ）により、磁気デ
ィスク２の位置決め信号書込み面２ａ上で半径方向に駆
動される。さらに、キャリジ５にはレーザ反射ミラー９
が設置され、レーザ位置検出器８によって信号決め信号
Ｒ／Ｗヘッド４の位置が測定される。これによって、位
置決め信号書込制御部１２からの制御により、位置決め
信号Ｒ／Ｗヘッド４が磁気ディスク面２ａ上の所定の位
置に位置決めされる。
ッド４はキャリジ５に搭載され、コイル７と磁気回路６
からなるボイスコイルモータ（ＶＣＭ）により、磁気デ
ィスク２の位置決め信号書込み面２ａ上で半径方向に駆
動される。さらに、キャリジ５にはレーザ反射ミラー９
が設置され、レーザ位置検出器８によって信号決め信号
Ｒ／Ｗヘッド４の位置が測定される。これによって、位
置決め信号書込制御部１２からの制御により、位置決め
信号Ｒ／Ｗヘッド４が磁気ディスク面２ａ上の所定の位
置に位置決めされる。
【００２０】位置決め信号書込み制御部１２は、次のよ
うな構成を有している。すなわち、固定のクロックヘッ
ド３によって読出し／書込みされ、かつ位置決め信号を
書込むときの基準となるクロック信号用のクロックヘッ
ドリード／ライトアンプ部２１と、位置決め信号用のリ
ード／ライトアンプ部２２と、リード／ライトアンプ部
２２と接続され、位置決め信号を発生する書込み信号パ
ターン発生部２３と、磁気ディスクから読み出された位
置決め信号に基づいてポジション信号に復調するポジシ
ョン信号復調部２４を備えている。また、図示するよう
に、ＶＣＭ駆動アンプ２８とレーザ位置信号復調器３０
と、これらを制御するＶＣＭ位置決め系制御部２９が具
備されており、これらの制御系により位置決め信号Ｒ／
Ｗヘッド４のトラック間移動時の位置制御が行われる。 また、ポジション信号復調部２４から出力されるポジシ
ョン信号に基づいて、磁気ディスクの回転に同期した振
動成分を検出し、位置決め信号書込み時のヘッドサブア
センブリ４ａの位置補正を行なうための補正量を設定し
、その値を記憶しておく補正量検出及び記憶部２７、さ
らにこの補正量に基づいて圧電素子４ｃによりヘッドサ
ブアセンブリ４ａを微小移動させる圧電素子系位置決め
制御部２６と圧電素子駆動アンプ２５がそれぞれ具備さ
れている。ここで、上記補正値検出及び記憶部２７と圧
電素子系位置決め制御部２６と圧電素子駆動アンプ２５
は、ヘッドサブアセンブリ４ａの微動移動制御系を構成
している。そして、上記した位置決め信号書込み制御部
１２の全体は、ＣＰＵ３１よりコントロールされる。
うな構成を有している。すなわち、固定のクロックヘッ
ド３によって読出し／書込みされ、かつ位置決め信号を
書込むときの基準となるクロック信号用のクロックヘッ
ドリード／ライトアンプ部２１と、位置決め信号用のリ
ード／ライトアンプ部２２と、リード／ライトアンプ部
２２と接続され、位置決め信号を発生する書込み信号パ
ターン発生部２３と、磁気ディスクから読み出された位
置決め信号に基づいてポジション信号に復調するポジシ
ョン信号復調部２４を備えている。また、図示するよう
に、ＶＣＭ駆動アンプ２８とレーザ位置信号復調器３０
と、これらを制御するＶＣＭ位置決め系制御部２９が具
備されており、これらの制御系により位置決め信号Ｒ／
Ｗヘッド４のトラック間移動時の位置制御が行われる。 また、ポジション信号復調部２４から出力されるポジシ
ョン信号に基づいて、磁気ディスクの回転に同期した振
動成分を検出し、位置決め信号書込み時のヘッドサブア
センブリ４ａの位置補正を行なうための補正量を設定し
、その値を記憶しておく補正量検出及び記憶部２７、さ
らにこの補正量に基づいて圧電素子４ｃによりヘッドサ
ブアセンブリ４ａを微小移動させる圧電素子系位置決め
制御部２６と圧電素子駆動アンプ２５がそれぞれ具備さ
れている。ここで、上記補正値検出及び記憶部２７と圧
電素子系位置決め制御部２６と圧電素子駆動アンプ２５
は、ヘッドサブアセンブリ４ａの微動移動制御系を構成
している。そして、上記した位置決め信号書込み制御部
１２の全体は、ＣＰＵ３１よりコントロールされる。
【００２１】次に、図４に示すフローチャートにしたが
って、図１に示す実施例の動作について説明する。図４
のフローチャートがスタートすると、カウンタの値ｎが
初期値１に設定される（ステップＳ１）。次に、ライト
トラックＷ１のライト時の補正値“０”（初期値）がト
ラックＷｎ用レジスタに設定され、同様にライトトラッ
クＷ２のライト時の補正値“０”（初期値）がトラック
Ｗ（ｎ＋１）用レジスタに設定される（ステップＳ２）
。次に、位置決め信号Ｒ／Ｗヘッド４をライトトラック
Ｗ１にシークさせる（ステップＳ３）。この時のライト
ヘッドコアの位置を図５に示す。次に、トラックＷ１に
位置決め信号を書込む（ステップＳ４）。次に、ライト
トラックＷ２にシークし（ステップＳ５）、ライトトラ
ックＷ２に位置決め信号を書込む（ステップＳ６）。
って、図１に示す実施例の動作について説明する。図４
のフローチャートがスタートすると、カウンタの値ｎが
初期値１に設定される（ステップＳ１）。次に、ライト
トラックＷ１のライト時の補正値“０”（初期値）がト
ラックＷｎ用レジスタに設定され、同様にライトトラッ
クＷ２のライト時の補正値“０”（初期値）がトラック
Ｗ（ｎ＋１）用レジスタに設定される（ステップＳ２）
。次に、位置決め信号Ｒ／Ｗヘッド４をライトトラック
Ｗ１にシークさせる（ステップＳ３）。この時のライト
ヘッドコアの位置を図５に示す。次に、トラックＷ１に
位置決め信号を書込む（ステップＳ４）。次に、ライト
トラックＷ２にシークし（ステップＳ５）、ライトトラ
ックＷ２に位置決め信号を書込む（ステップＳ６）。
【００２２】次に、図５に示すように、ライトトラック
Ｗ１，Ｗ２の境界線上をリードトラックＲ１と定義し、
リードヘッドコアのセンターをリードトラックＲ１上に
位置付けるようにシークを行なう（ステップＳ７）。次
に、リードトラックＲ１から位置決め信号を読出し、ラ
イトトラックＷ１とライトトラックＷ２との境界線とリ
ードヘッドコアセンタとのずれ量に比例したポジション
信号に復調する（ステップＳ８）。
Ｗ１，Ｗ２の境界線上をリードトラックＲ１と定義し、
リードヘッドコアのセンターをリードトラックＲ１上に
位置付けるようにシークを行なう（ステップＳ７）。次
に、リードトラックＲ１から位置決め信号を読出し、ラ
イトトラックＷ１とライトトラックＷ２との境界線とリ
ードヘッドコアセンタとのずれ量に比例したポジション
信号に復調する（ステップＳ８）。
【００２３】次に、磁気ディスクが１回転する毎に１回
発生するインディクス信号を用いて、上記ポジション信
号の同期を取り、ポジション信号を平均化し、磁気ディ
スクの回転に同期した振動成分のみを抽出する。そして
、磁気ディスクの回転に同期した振動振幅を測定し、振
動振幅が仕様値以内かどうか判定する（ステップＳ９）
。
発生するインディクス信号を用いて、上記ポジション信
号の同期を取り、ポジション信号を平均化し、磁気ディ
スクの回転に同期した振動成分のみを抽出する。そして
、磁気ディスクの回転に同期した振動振幅を測定し、振
動振幅が仕様値以内かどうか判定する（ステップＳ９）
。
【００２４】振動振幅値が仕様値の範囲外の時はステッ
プ１０に進む。ステップ１０においては、ステップ９に
おいて作成された回転同期振動をアナログ／ディジタル
コンバータ（ＡＤＣ）を通して、トラックＷ（ｎ＋１）
用レジスターにトラックＷ２の位置決め信号書込み時の
補正値として設定する。次に、ライトヘッドをトラック
Ｗ１にシークし（ステップＳ１１）、トラックＷ１に位
置決め信号を書込む（ステップＳ１２）。ここで、トラ
ックＷ１については、トラックＷｎ用レジスターの補正
値が“０”のため（ステップＳ２参照）、補正書込みは
行なわない。次に、トラックＷ２にシークし（ステップ
Ｓ１３）、トラックＷ２にトラックＷ（ｎ＋１）用レジ
スタに設定された補正値に比例した電圧を書込ヘッドが
取付けられているヘッドアームに設置されている電圧素
子４ｃ（図２参照）に加え、圧電素子４ｃの駆動により
書込みヘッドを磁気ディスクの半径方向に移動させなが
ら、位置決め信号を書込む（ステップＳ１４）。書込み
ヘッドの移動方向は、磁気ディスクの磁性膜の磁気特性
により発生する回転に同期した位置決め誤差をキャンセ
ルする方向とする。
プ１０に進む。ステップ１０においては、ステップ９に
おいて作成された回転同期振動をアナログ／ディジタル
コンバータ（ＡＤＣ）を通して、トラックＷ（ｎ＋１）
用レジスターにトラックＷ２の位置決め信号書込み時の
補正値として設定する。次に、ライトヘッドをトラック
Ｗ１にシークし（ステップＳ１１）、トラックＷ１に位
置決め信号を書込む（ステップＳ１２）。ここで、トラ
ックＷ１については、トラックＷｎ用レジスターの補正
値が“０”のため（ステップＳ２参照）、補正書込みは
行なわない。次に、トラックＷ２にシークし（ステップ
Ｓ１３）、トラックＷ２にトラックＷ（ｎ＋１）用レジ
スタに設定された補正値に比例した電圧を書込ヘッドが
取付けられているヘッドアームに設置されている電圧素
子４ｃ（図２参照）に加え、圧電素子４ｃの駆動により
書込みヘッドを磁気ディスクの半径方向に移動させなが
ら、位置決め信号を書込む（ステップＳ１４）。書込み
ヘッドの移動方向は、磁気ディスクの磁性膜の磁気特性
により発生する回転に同期した位置決め誤差をキャンセ
ルする方向とする。
【００２５】次に、リードヘッドをリードトラックＲ１
にシークし（ステップＳ７）、トラックＲ１から位置決
め信号を読出して、ポジション信号に復調する（ステッ
プＳ８）。続いて、ポジション信号を平均化し、磁気デ
ィスクの回転に同期した振動成分を抽出し、振動振幅が
仕様値以内かどうか判定する。仕様値の範囲外の場合に
は、上記した様に、ステップＳ９〜Ｓ１４を繰返し実行
する。仕様値の範囲内に入っている場合には、ステップ
Ｓ１５に進む。ステップＳ１５においては、トラックＷ
（ｎ＋１）用レジスタに設定されている補正値が、トラ
ックＷｎ用レジスタに移される。また、トラックＷ（ｎ
＋１）レジスタには、“０”が設定される。次に、位置
決め信号書込みトラック数が全トラック数に達したか否
かが判定される。全トラック数が書込まれていない場合
には、ステップＳ１７に進む。ステップＳ１７において
、カウンタの計数値ｎに１が加算される。次に、ステッ
プＳ５に進み、ライトトラックＷ１，Ｗ２に位置決め信
号を書込んだ時と同様に、、磁気ディスクの回転に同期
した位置決め誤差が発生しない様に、位置決め信号をト
ラックＷ３に書込んで行く。全トラックについての書込
みが終了すると、ステップＳ１６からループを抜け出し
、位置決め信号の書込みが終了する。
にシークし（ステップＳ７）、トラックＲ１から位置決
め信号を読出して、ポジション信号に復調する（ステッ
プＳ８）。続いて、ポジション信号を平均化し、磁気デ
ィスクの回転に同期した振動成分を抽出し、振動振幅が
仕様値以内かどうか判定する。仕様値の範囲外の場合に
は、上記した様に、ステップＳ９〜Ｓ１４を繰返し実行
する。仕様値の範囲内に入っている場合には、ステップ
Ｓ１５に進む。ステップＳ１５においては、トラックＷ
（ｎ＋１）用レジスタに設定されている補正値が、トラ
ックＷｎ用レジスタに移される。また、トラックＷ（ｎ
＋１）レジスタには、“０”が設定される。次に、位置
決め信号書込みトラック数が全トラック数に達したか否
かが判定される。全トラック数が書込まれていない場合
には、ステップＳ１７に進む。ステップＳ１７において
、カウンタの計数値ｎに１が加算される。次に、ステッ
プＳ５に進み、ライトトラックＷ１，Ｗ２に位置決め信
号を書込んだ時と同様に、、磁気ディスクの回転に同期
した位置決め誤差が発生しない様に、位置決め信号をト
ラックＷ３に書込んで行く。全トラックについての書込
みが終了すると、ステップＳ１６からループを抜け出し
、位置決め信号の書込みが終了する。
【００２６】次に、上記した工程によって位置決め信号
が書込まれた磁気ディスクから生成されるポジション信
号について、図６を用いて説明する。図６は、図１３と
同様に、磁気ディスクの回転に同期した振動成分のみを
示している。図６から明らかなように、前記した手順に
よって磁気ディスクに位置決め信号の補正書込みを行っ
た場合には、ポジション信号の回転に同期した振動成分
が低減出来るため、高密度記録が可能となる。
が書込まれた磁気ディスクから生成されるポジション信
号について、図６を用いて説明する。図６は、図１３と
同様に、磁気ディスクの回転に同期した振動成分のみを
示している。図６から明らかなように、前記した手順に
よって磁気ディスクに位置決め信号の補正書込みを行っ
た場合には、ポジション信号の回転に同期した振動成分
が低減出来るため、高密度記録が可能となる。
【００２７】また、磁気ディスク装置の磁気ヘッドのト
ラック間移動を行なう場合には、初めは速度制御系で移
動制御し、目的トラックの直前で位置制御系に切換える
。この時の制御系の切換時の、速度誤差及び位置誤差が
小さいほど、制御系の切換がスムーズに行なえるため、
磁気ヘッドが目的のトラックに位置決めされるまでのセ
トリング振動低減、セトリング時間が短縮され、この点
についても効果がある。
ラック間移動を行なう場合には、初めは速度制御系で移
動制御し、目的トラックの直前で位置制御系に切換える
。この時の制御系の切換時の、速度誤差及び位置誤差が
小さいほど、制御系の切換がスムーズに行なえるため、
磁気ヘッドが目的のトラックに位置決めされるまでのセ
トリング振動低減、セトリング時間が短縮され、この点
についても効果がある。
【００２８】図７は、圧電素子を組み込んだ位置決め信
号書込ヘッドにおいて、圧電素子への印加電圧と移動量
の振幅比（ゲイン）を縦軸に取り、印加電圧の周波数を
縦軸に取った場合のゲイン特性曲線を示している。磁気
ディスク装置の磁気ヘッド位置決め系の必要周波数帯域
は通常数ＫＨｚ以下である。このため、図７から明らか
なように、周波数１０ＫＨｚ程度まではゲインが一定に
なり、十分に実用性があることがわかる。
号書込ヘッドにおいて、圧電素子への印加電圧と移動量
の振幅比（ゲイン）を縦軸に取り、印加電圧の周波数を
縦軸に取った場合のゲイン特性曲線を示している。磁気
ディスク装置の磁気ヘッド位置決め系の必要周波数帯域
は通常数ＫＨｚ以下である。このため、図７から明らか
なように、周波数１０ＫＨｚ程度まではゲインが一定に
なり、十分に実用性があることがわかる。
【００２９】図８は、圧電素子を組み込んだ位置決め信
号書込ヘッドにおいて、移動量と印加電圧の位相差を縦
軸に取り、印加電圧の周波数を縦軸に取った場合の位相
特性曲線を示している。図８から明らかなように、周波
数１０ＫＨｚ程度までは位相が一定になり、図８の場合
と同様に十分に実用性があることがわかる。
号書込ヘッドにおいて、移動量と印加電圧の位相差を縦
軸に取り、印加電圧の周波数を縦軸に取った場合の位相
特性曲線を示している。図８から明らかなように、周波
数１０ＫＨｚ程度までは位相が一定になり、図８の場合
と同様に十分に実用性があることがわかる。
【００３０】位置決め信号書込みヘッドのアクチュエー
タの他の実施例を図９と図１０に示す。図９は、アクチ
ュエータとして、形状記憶合金４ｈをヒータ４ｉで加熱
し、ヘッドサブアセンブリ４ａを微動させるものである
。また、図１０はアクチュエータとしてベロース４ｊを
用い、空圧又は油圧力によってヘッドサブアセンブリ４
ａを微動させるものである。
タの他の実施例を図９と図１０に示す。図９は、アクチ
ュエータとして、形状記憶合金４ｈをヒータ４ｉで加熱
し、ヘッドサブアセンブリ４ａを微動させるものである
。また、図１０はアクチュエータとしてベロース４ｊを
用い、空圧又は油圧力によってヘッドサブアセンブリ４
ａを微動させるものである。
【００３１】なお、以上に説明した実施例においては、
位置決め信号を書込むための専用の磁気ディスク面を備
えた磁気ディスク装置を例にして説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、データと位置決め信号
を同一トラックに書込んで行く方式の磁気ディスク装置
等においても適用できるものである。
位置決め信号を書込むための専用の磁気ディスク面を備
えた磁気ディスク装置を例にして説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、データと位置決め信号
を同一トラックに書込んで行く方式の磁気ディスク装置
等においても適用できるものである。
【００３２】以上の説明から明らかなように、上記実施
例によれば次の効果が得られる。すなわち、本実施例に
よれば、磁気ディスク装置のヘッド位置決め精度を向上
させることができるため、データの半径方向への書込み
ピッチをより小さくでき、大容量記録が可能となる。
例によれば次の効果が得られる。すなわち、本実施例に
よれば、磁気ディスク装置のヘッド位置決め精度を向上
させることができるため、データの半径方向への書込み
ピッチをより小さくでき、大容量記録が可能となる。
【００３３】また、トラック間アクセス時は、速度制御
系によって大距離を移動させ、目的トラックの直前で位
置制御系に切換え、目的トラックにデータ書込／読出ヘ
ッドが位置決めされる。ここで、本実施例によって得ら
れるポジション信号は、磁気ディスクの回転に同期した
振動成分が十分に小さくなるため、速度制御系から位置
制御系への切換時の速度誤差（速度信号はポジション信
号を微分することにより作成される）及び位置誤差が小
さくなる。したがって、制御系の切換がスムーズになり
、目的のトラックに位置決めされるまでの、セトリング
振動が低減され、かつセトリング時間も短縮されるため
、より高密度で高速なアクセスが可能となる。
系によって大距離を移動させ、目的トラックの直前で位
置制御系に切換え、目的トラックにデータ書込／読出ヘ
ッドが位置決めされる。ここで、本実施例によって得ら
れるポジション信号は、磁気ディスクの回転に同期した
振動成分が十分に小さくなるため、速度制御系から位置
制御系への切換時の速度誤差（速度信号はポジション信
号を微分することにより作成される）及び位置誤差が小
さくなる。したがって、制御系の切換がスムーズになり
、目的のトラックに位置決めされるまでの、セトリング
振動が低減され、かつセトリング時間も短縮されるため
、より高密度で高速なアクセスが可能となる。
【００３４】また、磁気ディスク基板の表面加工精度も
極限まで精度アップを行なわなくても良くなるため、安
価な磁気ディスク基板で製造が可能となる。
極限まで精度アップを行なわなくても良くなるため、安
価な磁気ディスク基板で製造が可能となる。
【００３５】また、位置決め信号書込み後のチェックに
おいて、ポジション信号の振動振幅が仕様オーバーにな
ることがなくなるため、磁気ディスクを交換して再書込
みを行なう事態が防止でき、製造効率が大幅に向上する
。
おいて、ポジション信号の振動振幅が仕様オーバーにな
ることがなくなるため、磁気ディスクを交換して再書込
みを行なう事態が防止でき、製造効率が大幅に向上する
。
【００３６】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、磁気ディスクの高密度記録において、磁気デ
ィスクの回転に同期する位置決め誤差を解消するのに好
適な磁気ディスク、位置決め信号書込／読出ヘッド、磁
気ヘッド位置決め信号書込方法及び装置をそれぞれ提供
することが可能になる。
によれば、磁気ディスクの高密度記録において、磁気デ
ィスクの回転に同期する位置決め誤差を解消するのに好
適な磁気ディスク、位置決め信号書込／読出ヘッド、磁
気ヘッド位置決め信号書込方法及び装置をそれぞれ提供
することが可能になる。
【図１】位置決め信号書込み駆動部と位置決め信号書込
み制御部とから構成される本発明の一実施例を示す説明
図。
み制御部とから構成される本発明の一実施例を示す説明
図。
【図２】位置決め信号書込ヘッドの一例を示す説明図。
【図３】図２に示す位置決め信号書込ヘッドのヘッドス
ライダ部の詳細を示す説明図。
ライダ部の詳細を示す説明図。
【図４】図１に示す実施例の動作の一例を示すフローチ
ャート。
ャート。
【図５】磁気ディスク上のライトトラックとリードトラ
ックの関係を示す説明図。
ックの関係を示す説明図。
【図６】図１に示す実施例におけるポジション信号の振
動振幅と磁気ディスク回転角度の関係の一例を示す図。
動振幅と磁気ディスク回転角度の関係の一例を示す図。
【図７】圧電素子を組み込んだ位置決め信号書込ヘッド
において、圧電素子への印加電圧と移動量の振幅比（ゲ
イン）を縦軸に取り、印加電圧の周波数を縦軸に取った
ゲイン特性曲線を示す図。
において、圧電素子への印加電圧と移動量の振幅比（ゲ
イン）を縦軸に取り、印加電圧の周波数を縦軸に取った
ゲイン特性曲線を示す図。
【図８】圧電素子を組み込んだ位置決め信号書込ヘッド
において、移動量と印加電圧の位相差を縦軸に取り、印
加電圧の周波数を縦軸に取った位相特性曲線を示す図。
において、移動量と印加電圧の位相差を縦軸に取り、印
加電圧の周波数を縦軸に取った位相特性曲線を示す図。
【図９】位置決め信号書込ヘッドの他の一例を示す説明
図。
図。
【図１０】位置決め信号書込ヘッドの他の一例を示す説
明図。
明図。
【図１１】磁気ディスク上のライトトラックとリードト
ラックの関係を示す説明図。
ラックの関係を示す説明図。
【図１２】図１１のＡ−Ａ断面図。
【図１３】従来技術におけるポジション信号の振動振幅
と磁気ディスク回転角度の関係の一例を示す図。
と磁気ディスク回転角度の関係の一例を示す図。
１ 磁気ディスク回転駆動部
２ 磁気ディスク
２ａ 磁気ディスク面
２ｂ 磁気ディスク面
３ クロックヘッド
４ 位置決め信号書込／読出ヘッド
４ａ ヘッドサブアセンブリ
４ｂ ヘッドアーム先端部
４ｃ 圧電素子
４ｄ ヘッドアーム
４ｅ ヘッドスライダ部
４ｆ 位置決め信号読出部
４ｇ 位置決め信号書込部
４ｈ 形状記憶合金
４ｉ ヒータ
４ｊ ベローズ
５ キャリジ
６ ボイスコイルモータ（ＶＣＭ）の磁気回路７
ＶＣＭのコイル ８ レーザ位置検出器 ９ レーザ反射ミラー １０ ベース １１ 位置決め信号書込駆動部 １２ 位置決め信号書込制御部 ２１ クロックヘッドＲ／Ｗアンプ部２２ 位置決
め信号Ｒ／Ｗアンプ部 ２３ 書込み信号パターン発生部 ２４ ポジション信号復調部 ２５ 圧電素子駆動アンプ ２６ 圧電素子系位置決め制御部 ２７ 補正値検出及び記憶部 ２８ ＶＣＭ駆動アンプ部 ２９ ＶＣＭ系位置決め制御部 ３０ レーザ位置信号復調器 ３１ ＣＰＵ
ＶＣＭのコイル ８ レーザ位置検出器 ９ レーザ反射ミラー １０ ベース １１ 位置決め信号書込駆動部 １２ 位置決め信号書込制御部 ２１ クロックヘッドＲ／Ｗアンプ部２２ 位置決
め信号Ｒ／Ｗアンプ部 ２３ 書込み信号パターン発生部 ２４ ポジション信号復調部 ２５ 圧電素子駆動アンプ ２６ 圧電素子系位置決め制御部 ２７ 補正値検出及び記憶部 ２８ ＶＣＭ駆動アンプ部 ２９ ＶＣＭ系位置決め制御部 ３０ レーザ位置信号復調器 ３１ ＣＰＵ
Claims (7)
- 【請求項１】磁気ディスクに位置決め信号を書込み、書
込まれた位置決め信号を読出し、読出された位置決め信
号を復調してポジション信号を形成し、形成されたポジ
ション信号に基づいてデータ書込／読出ヘッドを所定ト
ラックに位置付ける磁気ディスク装置において、書込ま
れている位置決め信号を読出し、読出された位置決め信
号に含まれる位置決め誤差を測定し、上記測定された位
置決め誤差を打ち消すように、位置決め信号を磁気ディ
スクに再書込することを特徴とする磁気ヘッド位置決め
信号書込方法。 - 【請求項２】磁気ディスクに位置決め信号を書込み、書
込まれた位置決め信号を読出し、読出された位置決め信
号を復調してポジション信号を形成し、形成されたポジ
ション信号に基づいてデータ書込／読出ヘッドを所定ト
ラックに位置付ける磁気ディスク装置において、磁気デ
ィスクに書込まれている位置決め信号を読出し、読出さ
れた位置決め信号に含まれる位置決め誤差を測定する第
１の手段と、第１の手段によって測定された位置決め誤
差を打ち消すように、磁気ヘッドを磁気ディスク半径方
向に移動制御しながら位置決め信号を磁気ディスクに再
書込する第２の手段とを備えていることを特徴とする磁
気ヘッド位置決め信号書込装置。 - 【請求項３】磁気ディスクから読出された位置決め信号
に含まれる位置決め誤差に応じて、ヘッドスライダ部を
磁気ディスク半径方向に移動させる手段を備えたことを
特徴とする位置決め信号書込／読出ヘッド。 - 【請求項４】上記手段は、ヘッドスライダ部を磁気ディ
スク半径方向に移動させる駆動源として、圧電素子を備
えていることを特徴とする位置決め信号書込／読出ヘッ
ド。 - 【請求項５】上記手段は、ヘッドスライダ部を磁気ディ
スク半径方向に移動させる駆動源として、形状記憶合金
を備えていることを特徴とする位置決め信号書込／読出
ヘッド。 - 【請求項６】上記手段は、ヘッドスライダ部を磁気ディ
スク半径方向に移動させる駆動源として、ベローズを備
えていることを特徴とする位置決め信号書込／読出ヘッ
ド。 - 【請求項７】磁気ディスクに書込まれている位置決め信
号を読出し、読出された位置決め信号に含まれる位置決
め誤差を測定し、上記測定された位置決め誤差を打ち消
すように位置決め信号が再書込みされたことを特徴とす
る磁気ディスク。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3046715A JP3042794B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | 位置決め信号書込装置及び位置決め信号書込方法 |
| US07/849,522 US5325245A (en) | 1991-03-12 | 1992-03-11 | Method and apparatus for writing magnetic head positioning signal |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3046715A JP3042794B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | 位置決め信号書込装置及び位置決め信号書込方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04283480A true JPH04283480A (ja) | 1992-10-08 |
| JP3042794B2 JP3042794B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=12755047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3046715A Expired - Fee Related JP3042794B2 (ja) | 1991-03-12 | 1991-03-12 | 位置決め信号書込装置及び位置決め信号書込方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5325245A (ja) |
| JP (1) | JP3042794B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5616980A (en) * | 1993-07-09 | 1997-04-01 | Nanomotion Ltd. | Ceramic motor |
| US6700732B1 (en) * | 1993-07-30 | 2004-03-02 | Washington University | Method and apparatus for a vernier magnetic recording head |
| US5682076A (en) * | 1993-08-03 | 1997-10-28 | Nanomotion Ltd. | Ceramic disc-drive actuator |
| US5728240A (en) * | 1994-12-16 | 1998-03-17 | Sharp Kabushiki Kaisha | Positionally adjustable member and applications therefor |
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