JPH04282073A - ピストン回転装置 - Google Patents
ピストン回転装置Info
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- JPH04282073A JPH04282073A JP4351091A JP4351091A JPH04282073A JP H04282073 A JPH04282073 A JP H04282073A JP 4351091 A JP4351091 A JP 4351091A JP 4351091 A JP4351091 A JP 4351091A JP H04282073 A JPH04282073 A JP H04282073A
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Landscapes
- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
- Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
してピストンが周方向に回転する新規なピストン回転装
置に関する。
ンにあっては、ピストンの往復運動をクランク機構によ
ってクランクシャフトの回転運動に変換し、動力を取り
出すようにしている。ピストンはシリンダ内でシリンダ
内周面を摺接しつつ往復移動する。このピストンとシリ
ンダ内周面との摺接移動を滑らかにするため、ピストン
の外周にはピストンリングが装着してある。
ストン装置にあっては、往復運動を回転運動に変換する
という構造上の理由等から、ピストンの外周に装着され
たピストンリングに偏摩耗が生じたり、ピストンとシリ
ンダ内周面とのガタツキによる騒音等が生じる虞があっ
た。ピストンリングに偏摩耗が生じると、騒音の原因と
なると共に、ピストンリングひいてはピストン及びシリ
ンダの寿命が短くなるという不都合を有する。
るためになされ、ピストンリングの偏摩耗がほとんど生
ぜず、ピストンリングひいてはピストンの耐久性を向上
させることが可能であり、しかも低騒音であり、さらに
省エネルギーにも寄与することが可能な新規なピストン
の回転装置を提供することを目的としている。
明に係るピストン回転装置は、シリンダ内で往復運動可
能に保持されたピストンと、回転運動可能なクランクシ
ャフトと、このクランクシャフトの軸芯に対して略垂直
な方向に突出するクランク体と、前記クランクシャフト
の軸芯から離間した位置に位置し、当該クランクシャフ
トの軸芯と平行になるように前記クランク体に連結され
るクランクピンと、前記ピストンの往復動と前記クラン
クシャフトの回転運動とを変換するように、一端が前記
ピストンに相対的回転移動自在に連結され、他端が前記
クランクピンの外周に摺動自在に連結されているコネク
ティングロッドと、このコネクティングロッドの外周に
周方向に回転自在に取付けられ、一端がピストンと共に
周方向に回転するように当該ピストンに連結され、他端
に第1ベベルギアが形成された回転筒体とから成り、前
記クランク体には、前記第1ベベルギアに噛合する第2
ベベルギアが形成してあり、ピストンの往復動に際して
ピストンが周方向に回転することを特徴としている。
によれば、ピストンの往復移動に際し、ピストンが周方
向に回転することになり、ピストンにジャイロ効果が発
生し、シリンダ内におけるピストンの往復移動が安定化
し、ピストン運転時における騒音の低減が図れる。また
、ピストンが周方向に回転することから、ピストンの外
周に装着されるピストンリングの偏摩耗を防止すること
が可能になり、ピストンとシリンダ内周面とのシール性
を良好に保持し、ピストンリングの偏摩耗等による圧力
低下等に基づく効率損失等を有効に抑制することが可能
になる。特に、ピストンの冠板部に溝や羽根車等を形成
すれば、ピストンの回転に際して、シリンダ内の混合気
体を攪拌することが可能になり、レシプロエンジン等の
燃費の向上等も図ることが可能になる。
装置を図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。
転装置の要部斜視図、図2は図1に示すII−II線に
沿う断面図、図3は同実施例に係るピストン回転装置の
要部断面図、図4は図3に示すIV−IV線に沿う断面
図、図5は図3に示すV−V線に沿う矢視図である。
ンジンに適用した場合の一例を示し、ピストン2は、た
とえば自動車用エンジンにおけるシリンダ(図示省略)
内で矢印A方向に往復移動可能になっている。ピストン
2は、冠板部4を有する有底円筒形状をしてあり、後述
するように、ピストン2に対するコネクティングロッド
8の軸芯の角度は自由に変化できるようになっている。 なお、このため、ピストンとコネクティングロッドとが
球軸受により連結されていても良い。
往復動を、後述するクランクシャフト16の回転動に変
換するためのものであり、このようなコネクティングロ
ッド8の下端には、円筒状の軸受部12が一体に形成し
てある。この軸受部12には、クランクピン14が摺接
自在に挿通される。クランクピン14は、クランクシャ
フト16の軸芯から離間した位置で、このクランクシャ
フト16の軸芯と略平行になるように、クランク体18
に連結される。クランク体18は、クランクピン14と
クランクシャフト16とを連結するためのものであり、
クランクシャフト16の軸芯に対して略垂直な方向に突
出するようになっている。クランクシャフト16は、自
動車におけるフライホイール、タイミングギア、クラン
クプーリ等に連結され、クランクシャフト16に伝達さ
れた回転力を最終的に車輪等に伝達できるようになって
いる。なお、コネクティングロッド8は機械的強度向上
の観点から、外径を軸方向下端側で大きくても良い。
ッド8の外周に、回転筒体20が、周方向回転自在に取
付けてある。コネクティングロッド8と回転筒体20と
の周方向相対的回転移動を円滑にするため、回転筒体2
0の内周もしくはコネクティングロッド8の外周には、
摺動特性に優れた軸受材料を被覆させても良い。
ベベルギア22が形成してある。この第1ベベルギア2
2には、一方のクランク体18におけるクランクピン1
4の連結部周囲に形成された第2ベベルギア24が噛合
するようになっている。これら第1,第2ベベルギア2
2,24のギア比は任意であるが、クランクピン14が
クランクシャフト16の周囲を1回転する毎に、回転筒
体20が1回転以上の整数回転するように設定すること
が好ましい。
ストン2も周方向に回転するように、回転筒体20の上
端とピストン2とは、以下に示すユニバーサルジョイン
ト機構30によって連結される。
、180度対称位置に二股形状に軸方向に突出する突起
部20a が一体に形成してある。これら突起部20a
の外周には、円筒状のリング体32が装着してある。 突起部20a とリング体32とは、180度対称位置
に配置されたジョイントピン34a によって、回転筒
体20の軸芯とリング体32の軸芯との交叉角が可変に
なるように連結してある。また、リング体32とピスト
ン2とは、図4に示すように、ジョイントピン34a
に対して90度対称位置に配置されたピストンピン34
b によって、ピストン2の軸芯とリング体32の軸芯
との交叉角が可変になるように連結してある。
ピストン2が図1に示す矢印A方向に往復移動しつつ、
回転筒体20と共に、たとえば矢印B方向の回転移動す
ることが可能になる。
回転変動を少なくするため、図4に示すように、クラン
クピン14が水平軸Hに対して、傾斜角θ=45°の位
置にある場合に、ジョイントピン34a もしくはピス
トンピン34b が、たとえば図5に示すように、クラ
ンクシャフト16の軸芯に対して平行もしくは直角に位
置するように、前記第1,第2ベベルギア22,24を
噛合させることが好ましい。
用を、図示する実施例に基づき説明する。シリンダ内の
混合気体の燃焼によって、ピストン2を押し下げようと
する力は、球軸受部6、球軸10、コネクティングロッ
ド8を通してクランクピン14に伝達され、クランクピ
ン14およびクランク体18をクランクシャフト16回
りに回転させようとする。クランク体18が回転すると
、第2ベベルギア24が、第1ベベルギア22に対して
相対的に回転し、この第1ベベルギア22を回転させる
。第1ベベルギア22が回転すると、回転筒体20もコ
ネクティングロッド8に対して周方向に回転する。回転
筒体20は、ユニバーサルジョイント機構30によって
ピストン2と連結されていることから、この回転筒体2
0が回転すると、ピストン2も周方向に同一回転数で回
転することになる。
復移動する際に、周方向に矢印B方向に回転移動するこ
ととなり、ピストン2にジャイロ効果が発生することと
なる。
るものではなく、本発明の範囲内で種々に改変すること
ができる。たとえば、本発明に係るピストン2における
冠板部4に溝や突起ないしは羽根車等を形成することも
本発明の範囲内である。このような実施例によれば、冠
板部4に形成された羽根車等が回転することによって、
シリンダ内の混合気体の混合が促進され、燃費の向上等
も期待できる。
ジョイント機構30によって、ピストンと回転筒体20
とを連結するようにしたが、相対的移動自在に連結可能
であれば、その他の連結手段を採用し得る。
、レシプロエンジンにのみ適用されるものではなく、レ
シプロコンプレッサ、レシプロポンプ、その他往復移動
するピストンを有する全ての機械、器具に適用すること
ができる。
ピストン回転装置によれば、ピストンの往復移動に際し
、ピストンが周方向に回転することになり、ピストンに
ジャイロ効果が発生し、シリンダ内におけるピストンの
往復移動が安定化し、ピストン運転時における騒音の低
減が図れる。また、ピストンが周方向に回転することか
ら、ピストンの外周に装着されるピストンリングの偏摩
耗を防止することが可能になり、ピストンとシリンダ内
周面との シール性を良好に保持し、ピストンリング
の偏摩耗等による圧力低下等に基づく効率損失等を有効
に抑制することが可能になる。また、ピストンリングの
偏摩耗を防止できることから、ピストンの耐久性も向上
する。特に、ピストンの冠板部に溝や羽根車等を形成す
れば、ピストンの回転に際して、シリンダ内の混合気体
を攪拌することが可能になり、レシプロエンジン等の燃
費の向上等も図ることが可能になる。
置の要部斜視図である。
る。
断面図である。
ある。
。
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダ内で往復運動可能に保持され
たピストンと、回転運動可能なクランクシャフトと、こ
のクランクシャフトの軸芯に対して略垂直な方向に突出
するクランク体と、前記クランクシャフトの軸芯から離
間した位置に位置し、当該クランクシャフトの軸芯と平
行になるように前記クランク体に連結されるクランクピ
ンと、前記ピストンの往復動と前記クランクシャフトの
回転運動とを変換するように、一端が前記ピストンに相
対的回転移動自在に連結され、他端が前記クランクピン
の外周に摺動自在に連結されているコネクティングロッ
ドと、このコネクティングロッドの外周に周方向に回転
自在に取付けられ、一端がピストンと共に周方向に回転
するように当該ピストンに連結され、他端に第1ベベル
ギアが形成された回転筒体と、から成り、前記クランク
体には、前記第1ベベルギアに噛合する第2ベベルギア
が形成してあり、ピストンの往復動に際してピストンが
周方向に回転することを特徴とするピストン回転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4351091A JPH07109251B2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | ピストン回転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4351091A JPH07109251B2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | ピストン回転装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04282073A true JPH04282073A (ja) | 1992-10-07 |
JPH07109251B2 JPH07109251B2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=12665736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4351091A Expired - Lifetime JPH07109251B2 (ja) | 1991-03-08 | 1991-03-08 | ピストン回転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07109251B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07217444A (ja) * | 1993-08-28 | 1995-08-15 | Nam Chang-Hee | 往復動機器の連接棒及びピストン |
WO2012079509A1 (zh) * | 2010-12-14 | 2012-06-21 | Ko Moon Kai | 双万向节连杆 |
CN116713188A (zh) * | 2023-08-03 | 2023-09-08 | 河南省远洋粉体科技股份有限公司 | 一种铝粉的振动筛分分级装置 |
-
1991
- 1991-03-08 JP JP4351091A patent/JPH07109251B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07217444A (ja) * | 1993-08-28 | 1995-08-15 | Nam Chang-Hee | 往復動機器の連接棒及びピストン |
WO2012079509A1 (zh) * | 2010-12-14 | 2012-06-21 | Ko Moon Kai | 双万向节连杆 |
CN116713188A (zh) * | 2023-08-03 | 2023-09-08 | 河南省远洋粉体科技股份有限公司 | 一种铝粉的振动筛分分级装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07109251B2 (ja) | 1995-11-22 |
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