JPH04281276A - スライダ昇降装置 - Google Patents
スライダ昇降装置Info
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- JPH04281276A JPH04281276A JP3000971A JP97191A JPH04281276A JP H04281276 A JPH04281276 A JP H04281276A JP 3000971 A JP3000971 A JP 3000971A JP 97191 A JP97191 A JP 97191A JP H04281276 A JPH04281276 A JP H04281276A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B21/00—Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
- G11B21/02—Driving or moving of heads
- G11B21/12—Raising and lowering; Back-spacing or forward-spacing along track; Returning to starting position otherwise than during transducing operation
Landscapes
- Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一般的にはディスク駆動
機構に関する。特に、始動中並びに停止作動中情報記憶
ディスクから読取り/書込みヘッドを物理的に持ち上げ
る昇降装置が提供される。前記昇降装置は形状記憶金属
を利用している。
機構に関する。特に、始動中並びに停止作動中情報記憶
ディスクから読取り/書込みヘッドを物理的に持ち上げ
る昇降装置が提供される。前記昇降装置は形状記憶金属
を利用している。
【0002】
【従来の技術】ディスク駆動機構を備えた機械は記録媒
体に情報を記録したり、該媒体に記憶された情報を再生
する。ウイチェスタディスク駆動機構と度々称される典
型的なハードディスク駆動機構は、ディスクと外部のコ
ンピュータシステムの間で情報を転送するようにされた
磁気読取り/書込みヘッド即ちスライダを各々が少なく
とも1個付属して有している1個以上の垂直方向に整合
し回転する情報記憶ディスクを含む。情報記憶ディスク
は該ディスクを高速で回転させることのできるスピンド
ルモータ組立体の周りに支承されている。スライダは複
数の垂直方向に整合し、細長い可撓性アームにより担持
されており、該アームの方はヘッド位置決め組立体に担
持されている。ヘッド位置決め機構は垂直方向に整合し
たディスクの面を横切ってスライドを同調して前後に運
動させるようにつくられている。ヘッド位置決め組立体
は従来から回転可能に装着されるか、単一の軸線に沿っ
て前後に運動自在のキャリッジの形態をとっている。い
ずれの場合も、ヘッド位置決め組立体はヘッドを磁気情
報記憶ディスクに対して正確に位置決めするようにされ
ている。
体に情報を記録したり、該媒体に記憶された情報を再生
する。ウイチェスタディスク駆動機構と度々称される典
型的なハードディスク駆動機構は、ディスクと外部のコ
ンピュータシステムの間で情報を転送するようにされた
磁気読取り/書込みヘッド即ちスライダを各々が少なく
とも1個付属して有している1個以上の垂直方向に整合
し回転する情報記憶ディスクを含む。情報記憶ディスク
は該ディスクを高速で回転させることのできるスピンド
ルモータ組立体の周りに支承されている。スライダは複
数の垂直方向に整合し、細長い可撓性アームにより担持
されており、該アームの方はヘッド位置決め組立体に担
持されている。ヘッド位置決め機構は垂直方向に整合し
たディスクの面を横切ってスライドを同調して前後に運
動させるようにつくられている。ヘッド位置決め組立体
は従来から回転可能に装着されるか、単一の軸線に沿っ
て前後に運動自在のキャリッジの形態をとっている。い
ずれの場合も、ヘッド位置決め組立体はヘッドを磁気情
報記憶ディスクに対して正確に位置決めするようにされ
ている。
【0003】前述のディスク駆動機構の典型的な作動に
おいて、スライダは電気が切れると関連のディスクの面
上にある着地ゾーンに休止する。作動時、駆動装置が給
電され、ディスクパックが回転し始める。一旦ディスク
がある臨界速度に到達すると、スライダはディスクの回
転の速度により発生する小さいエアベアリングの浮上作
用により前記着地ゾーンから僅かに持ち上げられる。通
常の作動中はスライダはディスクの上方を浮遊したまま
で、ディスクの上方を「浮動している」といわれ、その
ためディスクの表面を摩耗させたり、データを破壊する
潜在性を阻止する。しかしながら、スライダが上昇する
まではヘッドがディスク上を引きずることに係わる著し
い摩擦がありこのためヘッドとディスクの双方を摩耗さ
せる。駆動装置の電気が切られると、ヘッドの面と回転
しているディスクの面との間で同じような摩擦が発生す
る。実際に、スライダがその上に休止していたディスク
の表面からヘッドを自由にさせるには2つの滑らかな面
を一緒に保持している力(こう着と称される)を上廻る
著しい力を必要とする。
おいて、スライダは電気が切れると関連のディスクの面
上にある着地ゾーンに休止する。作動時、駆動装置が給
電され、ディスクパックが回転し始める。一旦ディスク
がある臨界速度に到達すると、スライダはディスクの回
転の速度により発生する小さいエアベアリングの浮上作
用により前記着地ゾーンから僅かに持ち上げられる。通
常の作動中はスライダはディスクの上方を浮遊したまま
で、ディスクの上方を「浮動している」といわれ、その
ためディスクの表面を摩耗させたり、データを破壊する
潜在性を阻止する。しかしながら、スライダが上昇する
まではヘッドがディスク上を引きずることに係わる著し
い摩擦がありこのためヘッドとディスクの双方を摩耗さ
せる。駆動装置の電気が切られると、ヘッドの面と回転
しているディスクの面との間で同じような摩擦が発生す
る。実際に、スライダがその上に休止していたディスク
の表面からヘッドを自由にさせるには2つの滑らかな面
を一緒に保持している力(こう着と称される)を上廻る
著しい力を必要とする。
【0004】この摩擦を低減し、損傷を最小とするため
に、ディスクに保護層をコーティングし、ディスクの表
面に潤滑剤を付与する。さらに、ディスクは典型的には
、駆動装置がオフとされるとスライダが止まってその上
で休止する専用の着地ゾーンを必要とする。ディスクが
繰り返し始動、停止を行うと着地ゾーンを摩耗させる傾
向があるためこの専用の着地ゾーンにはデータを何ら記
憶させることができない。その結果各ディスクに記憶し
うるデータの量が減少する。さらに、不具合な摩擦やこ
う着作用を克服するには比較的大きいディスク駆動モー
タが必要とされる。さらに、モータが切られるとディス
クの回転を止め摩耗を低減させるためにモータブレーキ
を必要とすることが多い。
に、ディスクに保護層をコーティングし、ディスクの表
面に潤滑剤を付与する。さらに、ディスクは典型的には
、駆動装置がオフとされるとスライダが止まってその上
で休止する専用の着地ゾーンを必要とする。ディスクが
繰り返し始動、停止を行うと着地ゾーンを摩耗させる傾
向があるためこの専用の着地ゾーンにはデータを何ら記
憶させることができない。その結果各ディスクに記憶し
うるデータの量が減少する。さらに、不具合な摩擦やこ
う着作用を克服するには比較的大きいディスク駆動モー
タが必要とされる。さらに、モータが切られるとディス
クの回転を止め摩耗を低減させるためにモータブレーキ
を必要とすることが多い。
【0005】このように、起動中はスライダを持ち上げ
、動力を切った後はディスクパツクが本質的に停止する
まで短時間ディスクパックを浮上させておくことが望ま
しいことは明らかである。そのような能力があれば摩擦
による悪影響は排除できる。選定したときにスライダを
昇降させる広範囲の装置が提案されてきた。その中の若
干の試みは昇降機構内で形状記憶金属による現象を利用
している。形状記憶現象は当然ながら十分理解されてい
る。これは以下簡単に説明する熱弾性マルテンサイト変
態に基いている。例えばTi−Ni合金のような形状記
憶合金は、結晶構造が体心立方構造である高温のオース
テナイト相を有する。その変態温度以下まで冷却される
と、オーステナイト構造は高度に双晶形成したマルテン
サイト結晶構造への非拡散剪断変態を行う。マルテンサ
イト相においては、合金は小さい外力を加えることによ
り簡単に変形する。しかしながら、オーステナイト相で
は合金は極めて強力であって容易に変形しない。変態温
度を通して合金が加熱されると、マルテンサイト相は、
所定の順序の結晶および配向の法則により(逆変態と称
される)オーステナイト相へ弾性的に戻る。その合金の
注目すべき特性はオーステナイト相に戻るときに発生す
る極めて大きな復元力である。従って、合金をマルテン
サイト相で変形できるバイアス力のような弾性力を採用
することにより合金を温度サイクリングにより反転可能
のアクチュエータとして使用できる。さらに、オーステ
ナイト相に戻るときに発生する復元力は極めて大きいの
で、その復元力に仕事をさせるという利点を用いること
ができる。
、動力を切った後はディスクパツクが本質的に停止する
まで短時間ディスクパックを浮上させておくことが望ま
しいことは明らかである。そのような能力があれば摩擦
による悪影響は排除できる。選定したときにスライダを
昇降させる広範囲の装置が提案されてきた。その中の若
干の試みは昇降機構内で形状記憶金属による現象を利用
している。形状記憶現象は当然ながら十分理解されてい
る。これは以下簡単に説明する熱弾性マルテンサイト変
態に基いている。例えばTi−Ni合金のような形状記
憶合金は、結晶構造が体心立方構造である高温のオース
テナイト相を有する。その変態温度以下まで冷却される
と、オーステナイト構造は高度に双晶形成したマルテン
サイト結晶構造への非拡散剪断変態を行う。マルテンサ
イト相においては、合金は小さい外力を加えることによ
り簡単に変形する。しかしながら、オーステナイト相で
は合金は極めて強力であって容易に変形しない。変態温
度を通して合金が加熱されると、マルテンサイト相は、
所定の順序の結晶および配向の法則により(逆変態と称
される)オーステナイト相へ弾性的に戻る。その合金の
注目すべき特性はオーステナイト相に戻るときに発生す
る極めて大きな復元力である。従って、合金をマルテン
サイト相で変形できるバイアス力のような弾性力を採用
することにより合金を温度サイクリングにより反転可能
のアクチュエータとして使用できる。さらに、オーステ
ナイト相に戻るときに発生する復元力は極めて大きいの
で、その復元力に仕事をさせるという利点を用いること
ができる。
【0006】可撓性アームの構成を著しく修正する必要
なしにスライダを昇降させる装置を提供することはスラ
イダ昇降装置を設計する上で重要である。可撓性アーム
の既存の構成を著しく修正するのを避けることがヘッド
を昇降させるための装置を成功させる第一の要件である
。従来技術による設計が商業的に成功しえなかったのは
著しい部分において可撓性アームを深刻に変更しようと
したからである。その理由は、従来の浮遊式ヘッドスラ
イダにおいては、ヘッドは一定速度で回転しているディ
スクの表面から約0.2マイクロメータを安定して浮上
するものと考えられているからである。従って、可撓性
アームとスライダとの組合せはそれらの負荷およびエア
フォイル特性に対して極めて微妙である。事実、それら
の設計には多大の時間と努力を要した。従って、可撓性
アームの修正を要するいずれの設計も余り歓迎されない
。従来技術の設計の別の欠点は比較的多数の複雑な部品
の組立体を必要とする傾向のあることである。そのよう
な設計は製作コストを著しく増し、かつ欠陥部品発生の
確率を上げるので好まれない。
なしにスライダを昇降させる装置を提供することはスラ
イダ昇降装置を設計する上で重要である。可撓性アーム
の既存の構成を著しく修正するのを避けることがヘッド
を昇降させるための装置を成功させる第一の要件である
。従来技術による設計が商業的に成功しえなかったのは
著しい部分において可撓性アームを深刻に変更しようと
したからである。その理由は、従来の浮遊式ヘッドスラ
イダにおいては、ヘッドは一定速度で回転しているディ
スクの表面から約0.2マイクロメータを安定して浮上
するものと考えられているからである。従って、可撓性
アームとスライダとの組合せはそれらの負荷およびエア
フォイル特性に対して極めて微妙である。事実、それら
の設計には多大の時間と努力を要した。従って、可撓性
アームの修正を要するいずれの設計も余り歓迎されない
。従来技術の設計の別の欠点は比較的多数の複雑な部品
の組立体を必要とする傾向のあることである。そのよう
な設計は製作コストを著しく増し、かつ欠陥部品発生の
確率を上げるので好まれない。
【0007】磁気ディスク駆動装置用昇降機構に形状記
憶合金技術を用いた代表的な従来技術の二特許例は(井
上への)米国特許第4,605,979号と(イエーガ
:Yaegerへの)同特4,683,913号である
。これら特許の双方に記載の装置はディスクの表面へ変
換ヘッドを装てんしたり、外したりするためのより効率
的な装置を提供しようとして形状記憶合金を使用してし
る。しかしながら、双方の特許共、隣接するディスク間
で著しい間隔を必要とする比較的高度のプロファイル装
置を用いている。現在のディスク駆動技術においては、
そのような間隔は単純に、もはや利用されない。製作す
べきディスク駆動機構の能力を最大にするには、ディス
クの間隔は支持可撓体の許す限り近接させる。前述の説
明から、昇降機構の設計は可撓支持体の設計の修正を要
することなく極めて低プロファイルを保つことが重要な
ことは明らかである。米国特許第4,605,979号
はスライダを持ち上げるために可撓体を上昇させる数種
の設計の可能性を開示している。開示された設計の各々
はスライダを昇降させるために形状記憶合金と組み合わ
せて弾性弾圧部材を利用している。その第6図において
、形状記憶金属で形成されたワイヤが、その上に支持ア
ーム(可撓体)が取り付けられている案内バーから前方
へ延びている。ワイヤには弾性弾圧部材として作用する
シリコーン樹脂がコーティングされている。シリコーン
樹脂はまたワイヤを熱絶縁する作用もする。しかしなが
ら、そのような装置では、マルテンサイトの状態におい
て形状記憶ワイヤに微妙なコーテイングを施し、そのた
め組立体の複雑さとコストを高めるという欠点がある。
憶合金技術を用いた代表的な従来技術の二特許例は(井
上への)米国特許第4,605,979号と(イエーガ
:Yaegerへの)同特4,683,913号である
。これら特許の双方に記載の装置はディスクの表面へ変
換ヘッドを装てんしたり、外したりするためのより効率
的な装置を提供しようとして形状記憶合金を使用してし
る。しかしながら、双方の特許共、隣接するディスク間
で著しい間隔を必要とする比較的高度のプロファイル装
置を用いている。現在のディスク駆動技術においては、
そのような間隔は単純に、もはや利用されない。製作す
べきディスク駆動機構の能力を最大にするには、ディス
クの間隔は支持可撓体の許す限り近接させる。前述の説
明から、昇降機構の設計は可撓支持体の設計の修正を要
することなく極めて低プロファイルを保つことが重要な
ことは明らかである。米国特許第4,605,979号
はスライダを持ち上げるために可撓体を上昇させる数種
の設計の可能性を開示している。開示された設計の各々
はスライダを昇降させるために形状記憶合金と組み合わ
せて弾性弾圧部材を利用している。その第6図において
、形状記憶金属で形成されたワイヤが、その上に支持ア
ーム(可撓体)が取り付けられている案内バーから前方
へ延びている。ワイヤには弾性弾圧部材として作用する
シリコーン樹脂がコーティングされている。シリコーン
樹脂はまたワイヤを熱絶縁する作用もする。しかしなが
ら、そのような装置では、マルテンサイトの状態におい
て形状記憶ワイヤに微妙なコーテイングを施し、そのた
め組立体の複雑さとコストを高めるという欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の主要
な目的は、近接した間隔とされた小径のディスクパック
内でスライダを持ち上げることのできる、ディスク駆動
機構用のコンパクトなスライダ昇降装置を提供すること
である。本発明の別の目的は組立てが容易で、かつ部品
点数の少ないスライダ昇降装置を提供することである。
な目的は、近接した間隔とされた小径のディスクパック
内でスライダを持ち上げることのできる、ディスク駆動
機構用のコンパクトなスライダ昇降装置を提供すること
である。本発明の別の目的は組立てが容易で、かつ部品
点数の少ないスライダ昇降装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述並びにその他の目的
を達成するために、かつ本発明の主旨に沿って、関連の
ディスクの表面から変換器スライダを持ち上げるために
形状記憶合金の要素を利用した、従来のディスク駆動機
構のためのスライダ昇降装置が開示されている。スライ
ダ昇降装置は、スライダを担持する可撓性アームの両側
に隣接してヘッド位置決めキャリッジから外方へ延びた
一対の延在ワイヤ支持アームを有するワイヤ支持手段を
含む。昇降用ワイヤは可撓性ワイヤとディスクの表面と
の間の空間において対向するワイヤ支持アームの間に懸
架されている。昇降ワイヤはマルテンサイト相とオース
テナイト相の両方の状態を有する形状記憶合金から形成
されている。ワイヤはそれが第一の相状態にあるとき、
ディスクの表面からスライダを持ち上げるに十分可撓性
アームを持ち上げるように可撓性アームと協働する。対
照的に、ワイヤが第2の相状態にあるとき、可撓性アー
ムは、スライダがディスクの面上に載置できるよう昇降
ワイヤを変形させる。ワイヤは一方の相状態から別の相
状態へその状態を変えるよう選択的に電気的に加熱され
る。
を達成するために、かつ本発明の主旨に沿って、関連の
ディスクの表面から変換器スライダを持ち上げるために
形状記憶合金の要素を利用した、従来のディスク駆動機
構のためのスライダ昇降装置が開示されている。スライ
ダ昇降装置は、スライダを担持する可撓性アームの両側
に隣接してヘッド位置決めキャリッジから外方へ延びた
一対の延在ワイヤ支持アームを有するワイヤ支持手段を
含む。昇降用ワイヤは可撓性ワイヤとディスクの表面と
の間の空間において対向するワイヤ支持アームの間に懸
架されている。昇降ワイヤはマルテンサイト相とオース
テナイト相の両方の状態を有する形状記憶合金から形成
されている。ワイヤはそれが第一の相状態にあるとき、
ディスクの表面からスライダを持ち上げるに十分可撓性
アームを持ち上げるように可撓性アームと協働する。対
照的に、ワイヤが第2の相状態にあるとき、可撓性アー
ムは、スライダがディスクの面上に載置できるよう昇降
ワイヤを変形させる。ワイヤは一方の相状態から別の相
状態へその状態を変えるよう選択的に電気的に加熱され
る。
【0010】好適実施例においては、ワイヤ支持部材は
可撓体組立体と一体形成される。他の好適実施例におい
ては、昇降ワイヤは第1の相状態において概ねU字形か
、あるいは概ね直線状のいずれかの形態をとればよい。 また、昇降ワイヤは絶縁材料でコーテイングすることが
好ましい。別の好適実施例においては、可撓体組立体は
可撓性アームと、一対の対向した支持アームと、可撓体
組立体を位置決め手段に連結する取付け手段を有する基
部分とを含む。新規性ありと考えられる本発明の特徴は
特に特許請求の範囲に記載している。本発明は、さらに
別の目的や利点と共に、添付図面と関連して以下の説明
を参照すれば最良に理解できる。
可撓体組立体と一体形成される。他の好適実施例におい
ては、昇降ワイヤは第1の相状態において概ねU字形か
、あるいは概ね直線状のいずれかの形態をとればよい。 また、昇降ワイヤは絶縁材料でコーテイングすることが
好ましい。別の好適実施例においては、可撓体組立体は
可撓性アームと、一対の対向した支持アームと、可撓体
組立体を位置決め手段に連結する取付け手段を有する基
部分とを含む。新規性ありと考えられる本発明の特徴は
特に特許請求の範囲に記載している。本発明は、さらに
別の目的や利点と共に、添付図面と関連して以下の説明
を参照すれば最良に理解できる。
【0011】
【実施例】本発明によれば、始動中や停止作動中に、従
来のディスク駆動機構における読取り/書込み変換ヘッ
ドをディスクの表面から持ち上げるようにつくられたス
ライダ昇降装置が開示されている。昇降装置は読取り/
書込み変換ヘッド(以下スライダと称する)を担持して
いる可撓性アームの両側に配置された一対の支持アーム
を含む。形状記憶合金から形成された昇降ワイヤが対向
する支持アームの間に縣架され、可撓性アームと関連の
ディスクの表面の間を延びている。まず図1と図2とを
参照して、本発明の教示を組み入れるに適した典型的な
ウインチェスタタイプのディスク駆動機構を説明する。 ディスク駆動機構は、それぞれ上方および下方のケーシ
ング部材を有するハウジング内のスピンドルモータ組立
体の周りに支承された磁気ディスク20の形態の1個以
上の情報記憶ディスクを含む。判りやすくするために、
情報記憶ディスク20の一部のみ図示している。図示の
ために選定したディスク駆動機構の実施例においては、
3個の隔置した情報記憶ディスク20が利用されている
。
来のディスク駆動機構における読取り/書込み変換ヘッ
ドをディスクの表面から持ち上げるようにつくられたス
ライダ昇降装置が開示されている。昇降装置は読取り/
書込み変換ヘッド(以下スライダと称する)を担持して
いる可撓性アームの両側に配置された一対の支持アーム
を含む。形状記憶合金から形成された昇降ワイヤが対向
する支持アームの間に縣架され、可撓性アームと関連の
ディスクの表面の間を延びている。まず図1と図2とを
参照して、本発明の教示を組み入れるに適した典型的な
ウインチェスタタイプのディスク駆動機構を説明する。 ディスク駆動機構は、それぞれ上方および下方のケーシ
ング部材を有するハウジング内のスピンドルモータ組立
体の周りに支承された磁気ディスク20の形態の1個以
上の情報記憶ディスクを含む。判りやすくするために、
情報記憶ディスク20の一部のみ図示している。図示の
ために選定したディスク駆動機構の実施例においては、
3個の隔置した情報記憶ディスク20が利用されている
。
【0012】各情報記憶ディスク20は情報を記録する
ための多数の同心状の情報記憶トラックを有している。 従来のヘッド位置決め組立体22はハウジングの一隅に
おいて上下ハウジングの間に回転可能に取り付けられて
いる。ヘッド位置決め組立体は複数の垂直方向に整合し
た支持パッド25を有するEブロック23を含み前記パ
ッドの各々は1個あるいは2個の可撓体組立体30を担
持し、該組立体30は情報記憶ディスク20から情報を
読み出したり、該ディスクへ情報を書き込むよう磁気読
取り/書込みデータヘッド(スライダ)27を担持して
いる。前記可撓体組立体の中の1個は、情報記憶トラッ
クに対して残りのスライダ27を正確に位置決めするサ
ーボヘッドを担持するサーボアーム可撓体として機能す
る。音声コイルモータ(図示なし)が、磁気ヘッドとサ
ーボヘッドとが情報記憶ディスクを横切って運動しうる
ようヘッド位置決め組立体を前後に精密に回転させる。
ための多数の同心状の情報記憶トラックを有している。 従来のヘッド位置決め組立体22はハウジングの一隅に
おいて上下ハウジングの間に回転可能に取り付けられて
いる。ヘッド位置決め組立体は複数の垂直方向に整合し
た支持パッド25を有するEブロック23を含み前記パ
ッドの各々は1個あるいは2個の可撓体組立体30を担
持し、該組立体30は情報記憶ディスク20から情報を
読み出したり、該ディスクへ情報を書き込むよう磁気読
取り/書込みデータヘッド(スライダ)27を担持して
いる。前記可撓体組立体の中の1個は、情報記憶トラッ
クに対して残りのスライダ27を正確に位置決めするサ
ーボヘッドを担持するサーボアーム可撓体として機能す
る。音声コイルモータ(図示なし)が、磁気ヘッドとサ
ーボヘッドとが情報記憶ディスクを横切って運動しうる
ようヘッド位置決め組立体を前後に精密に回転させる。
【0013】図3から判るように、可撓体組立体30の
第1の実施例は該組立体30を関連の支持パット25に
結合する基部分33と、遠位端でスライダ27を担持す
る細長い可撓性アーム35と、前記可撓性アーム35の
両側に沿って延びる一対の支持アーム38とを含む。形
状記憶合金で形成された昇降ワイヤ40が対向する支持
アーム38の遠位端の間に縣架されている。昇降ワイヤ
40は概ねU字形で、かつ図9に関して以下詳述するよ
うに、電源と昇降ワイヤとの間で良好な電気接続を提供
する要領で支持アーム38の遠位端に結合されている。 昇降ワイヤ40は形状記憶合金から形成され、可撓性ア
ームと協働して降下した非持上げ位置(図4に示す)と
上昇した持上げ位置(図5に示す)との間で運動可能で
ある。持上げ位置においては、昇降ワイヤはその関連の
可撓性アームと係合して可撓性アーム35と関連のスラ
イダ27とを関連の情報記憶ディスク20の表面から「
持ち上げる」。降下した非持上げ位置においては、弾性
の可撓性アームは昇降ワイヤを情報記憶ディスク20の
表面上にスライダ27が休止できるようにするに十分変
形させるか、あるいはディスクが回転するにつれて昇降
ワイヤ40が位置決めに影響しないようスライダをディ
スクの表面上方に浮動させる。
第1の実施例は該組立体30を関連の支持パット25に
結合する基部分33と、遠位端でスライダ27を担持す
る細長い可撓性アーム35と、前記可撓性アーム35の
両側に沿って延びる一対の支持アーム38とを含む。形
状記憶合金で形成された昇降ワイヤ40が対向する支持
アーム38の遠位端の間に縣架されている。昇降ワイヤ
40は概ねU字形で、かつ図9に関して以下詳述するよ
うに、電源と昇降ワイヤとの間で良好な電気接続を提供
する要領で支持アーム38の遠位端に結合されている。 昇降ワイヤ40は形状記憶合金から形成され、可撓性ア
ームと協働して降下した非持上げ位置(図4に示す)と
上昇した持上げ位置(図5に示す)との間で運動可能で
ある。持上げ位置においては、昇降ワイヤはその関連の
可撓性アームと係合して可撓性アーム35と関連のスラ
イダ27とを関連の情報記憶ディスク20の表面から「
持ち上げる」。降下した非持上げ位置においては、弾性
の可撓性アームは昇降ワイヤを情報記憶ディスク20の
表面上にスライダ27が休止できるようにするに十分変
形させるか、あるいはディスクが回転するにつれて昇降
ワイヤ40が位置決めに影響しないようスライダをディ
スクの表面上方に浮動させる。
【0014】昇降ワイヤ40は形状記憶材料から作られ
る。例としては、形状記憶金属としてTi−Niのよう
な合金がよく機能する。形状記憶合金は比較的高強度の
高温でのオースナナイト相と、比較的低強度の低温での
マルテンサイト相とを有する。周囲の作動温度では形状
記憶合金は低温のマルテンサイト相の状態にある。その
遷移温度以上に加熱されると、オーステナイト相に変換
する。ワイヤは比較的小径のため、そこに電流を通すこ
とにより温度をすぐに上げることができる。小径のワイ
ヤの抵抗で必要な加熱を達成するのに十分である。昇降
ワイヤ40の直径は、該ワイヤがオーステナイト相にあ
るとき、可撓体の弾性と重量とが昇降ワイヤを十分変形
しえない程度に選定する。しかしながら、昇降ワイヤ4
0が低強度のマルテンサイト相にあるとき、従来の可撓
体の弾性を有利に使用して昇降ワイヤと協働してスライ
ダがディスクの表面に載置されるか、その上で浮動でき
るようにするのに十分昇降ワイヤを変形させることがで
きる。希望に応じて、形状記憶ワイヤはそのマルテンサ
イト相である記憶を有するように形成してよい。従って
、昇降ワイヤ40がそのマルテンサイト相まで冷却され
うる場合、スライダ27は情報記憶ディスク20の表面
に載置される。
る。例としては、形状記憶金属としてTi−Niのよう
な合金がよく機能する。形状記憶合金は比較的高強度の
高温でのオースナナイト相と、比較的低強度の低温での
マルテンサイト相とを有する。周囲の作動温度では形状
記憶合金は低温のマルテンサイト相の状態にある。その
遷移温度以上に加熱されると、オーステナイト相に変換
する。ワイヤは比較的小径のため、そこに電流を通すこ
とにより温度をすぐに上げることができる。小径のワイ
ヤの抵抗で必要な加熱を達成するのに十分である。昇降
ワイヤ40の直径は、該ワイヤがオーステナイト相にあ
るとき、可撓体の弾性と重量とが昇降ワイヤを十分変形
しえない程度に選定する。しかしながら、昇降ワイヤ4
0が低強度のマルテンサイト相にあるとき、従来の可撓
体の弾性を有利に使用して昇降ワイヤと協働してスライ
ダがディスクの表面に載置されるか、その上で浮動でき
るようにするのに十分昇降ワイヤを変形させることがで
きる。希望に応じて、形状記憶ワイヤはそのマルテンサ
イト相である記憶を有するように形成してよい。従って
、昇降ワイヤ40がそのマルテンサイト相まで冷却され
うる場合、スライダ27は情報記憶ディスク20の表面
に載置される。
【0015】前記の装置を用いれば、ディスク駆動機構
に電気が供給されると、その電気を用いて昇降ワイヤ4
0を加熱し、該ワイヤをマルテンサイト相からオーステ
ナイト相に変える。電気を供給すると、スライダは急速
にディスクの面の上方に持ち上げられる。駆動装置の電
気を切ると、昇降ワイヤへの電気が切れ昇降ワイヤを冷
却する。昇降ワイヤ40の冷却により相をマルテンサイ
ト状態に変換させる。電気が切れた後ワイヤが冷却する
につれて、可撓性アーム35の弾性力により昇降ワイヤ
を変形させることによりスライダを徐々に、かつゆっく
りとデイスクの表面に載置するよう戻す。代替的に、駆
動装置がその作動速度に達し、スライダをディスクの上
方の通常の懸架位置まで来るようにさせた後昇降ワイヤ
への電流を停止することができる。そして、ディスクパ
ックの速度が低減する間スライダがディスクの表面より
確実に持ち上げられた状態にするように電気の切れる直
前に再び昇降ワイヤに電気を供給すればよい。
に電気が供給されると、その電気を用いて昇降ワイヤ4
0を加熱し、該ワイヤをマルテンサイト相からオーステ
ナイト相に変える。電気を供給すると、スライダは急速
にディスクの面の上方に持ち上げられる。駆動装置の電
気を切ると、昇降ワイヤへの電気が切れ昇降ワイヤを冷
却する。昇降ワイヤ40の冷却により相をマルテンサイ
ト状態に変換させる。電気が切れた後ワイヤが冷却する
につれて、可撓性アーム35の弾性力により昇降ワイヤ
を変形させることによりスライダを徐々に、かつゆっく
りとデイスクの表面に載置するよう戻す。代替的に、駆
動装置がその作動速度に達し、スライダをディスクの上
方の通常の懸架位置まで来るようにさせた後昇降ワイヤ
への電流を停止することができる。そして、ディスクパ
ックの速度が低減する間スライダがディスクの表面より
確実に持ち上げられた状態にするように電気の切れる直
前に再び昇降ワイヤに電気を供給すればよい。
【0016】昇降ワイヤ40がU字形であることは、可
撓体の比較的大きい移動を要する駆動機構においては特
に有用である。図6は昇降ワイヤ40内で起りうる変形
を概略図示している。実線は高温のオーステナイト相に
おける昇降ワイヤの位置を示し、一方点線は低温のマル
テンサイト相における昇降ワイヤの位置を示す。支持ア
ーム38に直接結合されているU字形部材の脚の部分に
おいて極めて小さい片持ちの「ベンド」が発生すること
が注目される。あるいは可成りの捩れがあるといえる。 このためU字形昇降ワイヤの基部分が曲げビームのよう
に作用できるようにする。U字形部材38の実際の寸法
は、昇降ワイヤの希望する昇降距離と可撓性アーム35
の設計とによって極めて大きく変る。例として、直径が
6ミルで、支持アーム38を越えて延びた長さが0.6
35ミリ(0.025インチ)、幅が4.76ミリ(0
.1875)のU字形昇降ワイヤは約0.51ミリ(0
.020インチ)の昇降ストロークを有する。
撓体の比較的大きい移動を要する駆動機構においては特
に有用である。図6は昇降ワイヤ40内で起りうる変形
を概略図示している。実線は高温のオーステナイト相に
おける昇降ワイヤの位置を示し、一方点線は低温のマル
テンサイト相における昇降ワイヤの位置を示す。支持ア
ーム38に直接結合されているU字形部材の脚の部分に
おいて極めて小さい片持ちの「ベンド」が発生すること
が注目される。あるいは可成りの捩れがあるといえる。 このためU字形昇降ワイヤの基部分が曲げビームのよう
に作用できるようにする。U字形部材38の実際の寸法
は、昇降ワイヤの希望する昇降距離と可撓性アーム35
の設計とによって極めて大きく変る。例として、直径が
6ミルで、支持アーム38を越えて延びた長さが0.6
35ミリ(0.025インチ)、幅が4.76ミリ(0
.1875)のU字形昇降ワイヤは約0.51ミリ(0
.020インチ)の昇降ストロークを有する。
【0017】近代的なディスク駆動機構においては、デ
ィスクパック内の情報記憶ディスク20は、必要ディス
クサイズを最小とするために可撓体の設計が許容する限
り典型的に間隔を緊密に詰めている。従って、最大63
.5ミリ(2.5インチ)のミニディスク駆動機構のよ
うな多くのディスク駆動機構において、可撓体はディス
クの表面に概ね平行に延び、従って、20ミルのストロ
ークは必要でない。実際に、ある用途においては、その
ような長ストロークは望ましくない。この理由は前述の
ように、従来のスライダは、関連の変換器が近接するデ
ィスクの表面上方約0.2マイクロメータ浮動するから
である。実際の浮動高さは特定の可撓体の設計によって
若干変動はするが、昇降ワイヤがスライダをディスクの
表面から持ち上げすぎて隣接するディスクと干渉しない
ようにさせることが重要である。次に図7と図8とを参
照すれば、直線の昇降ワイヤ50が先の実施例に記載の
U字形昇降ワイヤに代替している本発明の代替実施例が
示されている。その他の全ての面において、第2の実施
例の可撓体組立体は第1の実施例の可撓体組立体と同一
である。昇降ワイヤ50はU字形昇降ワイヤ程大きいス
トロークを有していないことが直ちに明らかとなる。 例えば、長さが5.08ミリ(0.200インチ)の直
線ワイヤのストロークは約7ミルである。
ィスクパック内の情報記憶ディスク20は、必要ディス
クサイズを最小とするために可撓体の設計が許容する限
り典型的に間隔を緊密に詰めている。従って、最大63
.5ミリ(2.5インチ)のミニディスク駆動機構のよ
うな多くのディスク駆動機構において、可撓体はディス
クの表面に概ね平行に延び、従って、20ミルのストロ
ークは必要でない。実際に、ある用途においては、その
ような長ストロークは望ましくない。この理由は前述の
ように、従来のスライダは、関連の変換器が近接するデ
ィスクの表面上方約0.2マイクロメータ浮動するから
である。実際の浮動高さは特定の可撓体の設計によって
若干変動はするが、昇降ワイヤがスライダをディスクの
表面から持ち上げすぎて隣接するディスクと干渉しない
ようにさせることが重要である。次に図7と図8とを参
照すれば、直線の昇降ワイヤ50が先の実施例に記載の
U字形昇降ワイヤに代替している本発明の代替実施例が
示されている。その他の全ての面において、第2の実施
例の可撓体組立体は第1の実施例の可撓体組立体と同一
である。昇降ワイヤ50はU字形昇降ワイヤ程大きいス
トロークを有していないことが直ちに明らかとなる。 例えば、長さが5.08ミリ(0.200インチ)の直
線ワイヤのストロークは約7ミルである。
【0018】実際には、昇降ワイヤは金属製可撓性ワイ
ヤ35並びに支持アーム38から電気的に遮断する必要
がある。これは、例えばスプレータイプのテフロン(商
標登録)をベースにしたコーティングのような絶縁材料
でワイヤあるいは可撓性アームのいずれかをコーティン
グすることによって達成できる。そのようなコーティン
グは容易に付与でき、摩耗に耐え、電気絶縁性が良好で
ある以外に容易に清浄にできるため優れた作用をする。 好適実施例においては、昇降ワイヤは該、ワイヤを熱的
に絶縁する利点を有する絶縁層でコーティングする。昇
降ワイヤからの熱損失はワイヤが極めて細いため少なか
らず問題であり、前記熱絶縁により空気の乱流による熱
損失を低減させる。このことは(ワイヤが変態温度まで
より速く加熱されるので)スライダをディスクの面から
持ち上げるに要する時間を減少させ、かつ(ワイヤがよ
りゆっくりと冷えるようになるので)スライダがディス
クの表面に戻る時間をゆっくりさせる効果がある。後者
の場合は、ディスクが停止するまでの時間を少々長くす
るので特に有利である。
ヤ35並びに支持アーム38から電気的に遮断する必要
がある。これは、例えばスプレータイプのテフロン(商
標登録)をベースにしたコーティングのような絶縁材料
でワイヤあるいは可撓性アームのいずれかをコーティン
グすることによって達成できる。そのようなコーティン
グは容易に付与でき、摩耗に耐え、電気絶縁性が良好で
ある以外に容易に清浄にできるため優れた作用をする。 好適実施例においては、昇降ワイヤは該、ワイヤを熱的
に絶縁する利点を有する絶縁層でコーティングする。昇
降ワイヤからの熱損失はワイヤが極めて細いため少なか
らず問題であり、前記熱絶縁により空気の乱流による熱
損失を低減させる。このことは(ワイヤが変態温度まで
より速く加熱されるので)スライダをディスクの面から
持ち上げるに要する時間を減少させ、かつ(ワイヤがよ
りゆっくりと冷えるようになるので)スライダがディス
クの表面に戻る時間をゆっくりさせる効果がある。後者
の場合は、ディスクが停止するまでの時間を少々長くす
るので特に有利である。
【0019】次に図9を参照すれば、対向する支持アー
ム38に担持された電気リード線60は協働して昇降ワ
イヤ40に電流を供給する。一般的に、作動の終りにお
いて上昇位置まで昇降ワイヤを作動させ、ディスクの回
転が停止した後ヘッドをディスク上に載置させるか、収
納ゾーンまで運動させるか、あるいはランプまで運動さ
せるのみでよい。この目的を達成するために、昇降ワイ
ヤに電気を供給する必要がある。電源の可能性としては
ディスクパツクを回転させるスピンドルモータの逆起電
力であり、この逆起電力はディスク駆動機構の作動にお
けるパワーダウン局面の間に発生する。そのような装置
を用いれば、スピンドルモータから外部の電力が除去さ
れ、ディスクが回転を止めるといつでも形状記憶ワイヤ
がそのオーステナイト相に変換し、スライダを関連のデ
ィスクから持ち上げる。スピンドルモータが完全にオフ
となり回転を停止すると、逆起電力も消失し、ワイヤ4
0が冷却され、可撓体とスライダとがそれらの休止位置
に達する。昇降ワイヤは、スライダがディスクの面ある
いはその他収納ゾーンに持って来られるまで、板ばねと
して作用する可撓体の作用により緊張されている。ディ
スク駆動機構が再始動すると、再び電流がワイヤに供給
され可撓体を持ち上げ通常の作動に戻り始める。ディス
クが通常の作動速度で回転し始めると、ワイヤへの電気
を除去してよく、スライダは介在するエアベアリングに
より支持されてディスクの表面の上方を浮動する。
ム38に担持された電気リード線60は協働して昇降ワ
イヤ40に電流を供給する。一般的に、作動の終りにお
いて上昇位置まで昇降ワイヤを作動させ、ディスクの回
転が停止した後ヘッドをディスク上に載置させるか、収
納ゾーンまで運動させるか、あるいはランプまで運動さ
せるのみでよい。この目的を達成するために、昇降ワイ
ヤに電気を供給する必要がある。電源の可能性としては
ディスクパツクを回転させるスピンドルモータの逆起電
力であり、この逆起電力はディスク駆動機構の作動にお
けるパワーダウン局面の間に発生する。そのような装置
を用いれば、スピンドルモータから外部の電力が除去さ
れ、ディスクが回転を止めるといつでも形状記憶ワイヤ
がそのオーステナイト相に変換し、スライダを関連のデ
ィスクから持ち上げる。スピンドルモータが完全にオフ
となり回転を停止すると、逆起電力も消失し、ワイヤ4
0が冷却され、可撓体とスライダとがそれらの休止位置
に達する。昇降ワイヤは、スライダがディスクの面ある
いはその他収納ゾーンに持って来られるまで、板ばねと
して作用する可撓体の作用により緊張されている。ディ
スク駆動機構が再始動すると、再び電流がワイヤに供給
され可撓体を持ち上げ通常の作動に戻り始める。ディス
クが通常の作動速度で回転し始めると、ワイヤへの電気
を除去してよく、スライダは介在するエアベアリングに
より支持されてディスクの表面の上方を浮動する。
【0020】図9から判るように、電気リード線は支持
アーム38上に位置したプリント回路のリボンケーブル
60の形態でよい。はんだ付けしてはんだ接続部61を
形成することによりリボンケーブルと昇降ワイヤとの間
で良好な電気的かつ機械的接続が達成できる。形状記憶
合金はその固有の特性故、最初に加熱されるまでは比較
的剛性のままである。従って、最初に設置すると、ワイ
ヤは可撓体を若干持ち上げるが、これは駆動機構の初期
組立ての間有益である。本発明の実施例を数例記載した
のみであるが、本発明はその精神あるいは範囲から逸脱
することなくその他多様の特定形態で実施しうることを
理解すべきである。特に、形状記憶昇降ワイヤを含む種
々要素に使用する実際の材料は広く変えることができる
。支持アームを含む各種要素の位置並びに配置も広範囲
に変えることができる。実際に、支持アームは可撓体組
立体の一部として形成したのに対し、ヘッド位置決め組
立体のEブロックにより担持させてもよい。可撓体組立
体は第3図に示すように一体部材として打ち抜いてよく
、あるいは第7図に示すように可撓性支持体33に取り
付ける可撓性アーム35を含むようにしてもよい。
アーム38上に位置したプリント回路のリボンケーブル
60の形態でよい。はんだ付けしてはんだ接続部61を
形成することによりリボンケーブルと昇降ワイヤとの間
で良好な電気的かつ機械的接続が達成できる。形状記憶
合金はその固有の特性故、最初に加熱されるまでは比較
的剛性のままである。従って、最初に設置すると、ワイ
ヤは可撓体を若干持ち上げるが、これは駆動機構の初期
組立ての間有益である。本発明の実施例を数例記載した
のみであるが、本発明はその精神あるいは範囲から逸脱
することなくその他多様の特定形態で実施しうることを
理解すべきである。特に、形状記憶昇降ワイヤを含む種
々要素に使用する実際の材料は広く変えることができる
。支持アームを含む各種要素の位置並びに配置も広範囲
に変えることができる。実際に、支持アームは可撓体組
立体の一部として形成したのに対し、ヘッド位置決め組
立体のEブロックにより担持させてもよい。可撓体組立
体は第3図に示すように一体部材として打ち抜いてよく
、あるいは第7図に示すように可撓性支持体33に取り
付ける可撓性アーム35を含むようにしてもよい。
【0021】また、ディスク駆動機構内で使用される情
報記憶ディスク並びに可撓体組立体の数と関係なく本明
細書に記載の簡素化したスライダ昇降構造体を使用しう
ることを認識すべきである。即ち、各可撓体は独自の昇
降手段を設けることができる。従って、本明細書の例や
実施例は例示であって、限定的に考えるべきでなく、か
つ本発明は本明細書に記載の詳細に限定されるのでなく
、特許請求の範囲内で修正することができる。
報記憶ディスク並びに可撓体組立体の数と関係なく本明
細書に記載の簡素化したスライダ昇降構造体を使用しう
ることを認識すべきである。即ち、各可撓体は独自の昇
降手段を設けることができる。従って、本明細書の例や
実施例は例示であって、限定的に考えるべきでなく、か
つ本発明は本明細書に記載の詳細に限定されるのでなく
、特許請求の範囲内で修正することができる。
【図1】本発明を組み入れた可撓体組立体を担持するヘ
ッド位置決め組立体の概略上面図。
ッド位置決め組立体の概略上面図。
【図2】図1に示すヘッド位置決め組立体の概略側面図
。
。
【図3】本発明により構成した可撓体組立体の第1の実
施例の斜視図。
施例の斜視図。
【図4】マルテンサイト相にある昇降ワイヤを備えた図
3に示す可撓体組立体の概略側面図。
3に示す可撓体組立体の概略側面図。
【図5】オーステナイト相にある昇降ワイヤを備えた図
4に示す可撓体組立体の概略側面図。
4に示す可撓体組立体の概略側面図。
【図6】可撓性アームを外した状態の図3に示す昇降ワ
イヤの概略斜視図。
イヤの概略斜視図。
【図7】本発明の第2の実施例の概略斜視図。
【図8】可撓性アームを外した状態の図7に示す昇降ワ
イヤの概略斜視図。
イヤの概略斜視図。
【図9】形状記憶ワイヤに電力を提供する結合手段の上
面図である。
面図である。
図において、
20 ディスク
22 ヘッド位置決め組立体
23 Eブロック
25 支持パッド
27 スライダ
30 可撓体組立体
33 基部分
35 可撓性アーム
38 支持アーム
40,50 昇降ワイヤ
60 リード線
Claims (15)
- 【請求項1】 ハウジングと、データ記憶面を有する
回転可能の情報記憶ディスクと、情報記憶ディスクと外
部のシステムとの間で情報を転送するスライダ変換器を
担持する可撓性アームであってディスクが作動速度で回
転しているとスライダがディスクの表面の上方を浮動し
、ディスクが停止するとスライダと可撓性アームとが休
止するように構成された可撓性アームと、前記スライダ
を情報記憶ディスクに対して位置決めするヘッド位置決
め手段とを含むディスク駆動機構のためのスライダ昇降
装置において、ヘッド位置決め手段により担持されたワ
イヤ支持手段であって、可撓性アームの両側近傍でヘッ
ド位置決め手段から外方に延びた一対の延在したワイヤ
支持アームを有するワイヤ支持手段と、可撓性アームと
ディスクの表面との間の空間において対向するワイヤ支
持アームの間に懸架された昇降ワイヤであって、マルテ
ンサイトとオーステナイトの相状態を有する形状記憶合
金から形成され、可撓性アームと協働して、昇降ワイヤ
が第1の相状態にあると昇降ワイヤが可撓性アームを持
ち上げてスライダをディスクの面から離れて持ち上げ、
昇降ワイヤが第2の相状態にあると、可撓性アームが昇
降ワイヤを変形させスライダがディスクの表面に休止す
るか、ディスクの面以下にはじくようにさせる昇降ワイ
ヤと、昇降ワイヤを加熱して前記一方の相状態から他方
の相状態へ昇降ワイヤの状態を変換させる変換手段とを
含むことを特徴とするスライダ昇降装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、前記
ワイヤ支持手段が可撓性アームをキャリッジ手段に結合
する可撓性支持体であることを特徴とするスライダ昇降
装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の装置において、前記
可撓性支持体が可撓性アームと一体形成されていること
を特徴とするスライダ昇降装置。 - 【請求項4】 請求項1に記載の装置において、前記
昇降ワイヤが前記第1の相状態において概ねU字形であ
ることを特徴とするスライダ昇降装置。 - 【請求項5】 請求項1に記載の装置において、前記
第1の相状態がオーステナイト相であることを特徴とす
るスライダ昇降装置。 - 【請求項6】 請求項5に記載の装置において、前記
昇降ワイヤがTi−Ni合金から形成されていることを
特徴とするスライダ昇降装置。 - 【請求項7】 請求項1に記載の装置において、前記
昇降ワイヤが絶縁材でコーティングされていることを特
徴とするスライダ昇降装置。 - 【請求項8】 請求項1に記載の装置において、前記
昇降ワイヤが第1の相状態において概ね真直ぐであるこ
とを特徴とするスライダ昇降装置。 - 【請求項9】 ディスク駆動組立体の可撓体組立体に
おいて、可撓体を位置決め手段に結合する取付け手段を
有する基部分と、前記基部分から外方へ延びた可撓性ア
ームであって、情報記憶ディスクと外部のコンピュータ
システムとの間で情報を転送するためにスライダと変換
器とを担持した可撓性アームと、前記可撓性アームの両
側近傍で前記基部分から外方へ延びた一対の延在支持ア
ームと、前記可撓性アームと情報記憶ディスクとの間の
空間において対向する支持アームの間に懸架された昇降
ワイヤであって、マルテンサイトとオーステナイトの相
状態を有する形状記憶合金から形成され、前記可撓性ア
ームと協働して昇降ワイヤが第1の相状態にあると昇降
ワイヤが可撓性アームを持ち上げてスライダをディスク
の表面から持ち上げ、昇降ワイヤが第2の相状態にある
と、可撓性アームが昇降ワイヤを変形させてスライダが
ディスクの表面上あるいはその近傍に休止するか昇降ワ
イヤの位置決め作用の届かないところへディスク上方を
浮動できるようにする昇降ワイヤとを含むことを特徴と
する可撓体組立体。 - 【請求項10】 請求項9に記載の組立体において、
昇降ワイヤを絶縁材でコーティングしていることを特徴
とする可撓体組立体。 - 【請求項11】 請求項10に記載の組立体において
、昇降ワイヤが第2の相状態において概ねU字形である
ことを特徴とする可撓体組立体。 - 【請求項12】 請求項10に記載の組立体において
、昇降ワイヤが第1の相状態において概ね真直ぐである
ことを特徴とする可撓性組立体。 - 【請求項13】 請求項10に記載の組立体において
、前記第1の相状態がオーステナイト相であり、昇降ワ
イヤがTi−Ni合金から形成されていることを特徴と
する可撓体組立体。 - 【請求項14】 スピンドル組立体の周りに回転可能
に支承され、データ記憶面を有する情報記憶ディスクと
、データ記憶面と外部のシステムとの間で情報を転送す
るスライダ変換器と、スライダを情報記憶ディスクに対
して位置づけるキャリッジ手段と、前記キャリッジ手段
に結合され、スライダを担持する可撓性アームと前記可
撓性アームの両側近傍でキャリッジ手段から外方へ延び
た一対のワイヤ支持アームとを含む可撓体組立体であっ
て、前記可撓性アームがディスクが作動速度で回転して
いるとスライダがディスクの表面の上方を浮動し、ディ
スクが停止するとスライダがディスクの表面あるいはそ
の近傍に休止するように構成されている可撓体組立体と
、ディスク、可撓体組立体、スライダおよびキャリッジ
手段を収容するケーシングと、可撓性アームとディスク
の表面の間の空間において対向するワイヤ支持アームの
間で懸架された昇降ワイヤであって、マルテンサイトと
オーステナイトの相状態を有する形状記憶合金から形成
され、前記可撓性アームと協働して、昇降ワイヤが第1
の相状態にあると昇降ワイヤは可撓性アームを持ち上げ
スライダをディスクの表面から持ち上げ、昇降ワイヤが
第2の相状態にあると可撓性アームが昇降ワイヤを変形
させスライダがディスクの表面上に休止するか、あるい
は昇降ワイヤの位置付けの届かないところへディスクの
表面上を浮動できるようにする昇降ワイヤと、前記昇降
ワイヤを加熱して一方の相状態から他方の相状態へ昇降
ワイヤの状態を変える変態手段とを含むことを特徴とす
るディスク駆動機構。 - 【請求項15】 請求項14に記載の機構において前
記昇降ワイヤが絶縁材料でコーティングされていること
を特徴とするディスク駆動機構。
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