JPH04280A - ポンプ機構 - Google Patents

ポンプ機構

Info

Publication number
JPH04280A
JPH04280A JP2098647A JP9864790A JPH04280A JP H04280 A JPH04280 A JP H04280A JP 2098647 A JP2098647 A JP 2098647A JP 9864790 A JP9864790 A JP 9864790A JP H04280 A JPH04280 A JP H04280A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
fluid
ultrasonic
sealing members
pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2098647A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Imabayashi
浩之 今林
Takenao Fujimura
毅直 藤村
Yukihiko Sawada
之彦 沢田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2098647A priority Critical patent/JPH04280A/ja
Publication of JPH04280A publication Critical patent/JPH04280A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ポンプ機構、更に詳しくは圧電素子等の電
気−機械変換素子の超音波振動を利用したポンプ機構に
関するものである。
[従来の技術] 圧電素子による超音波振動によって流体の吸引。
排出を行うようにしたポンプは、従来、特開昭55−4
3226号公報等により周知である。このポンプは第1
3図に示すように、圧電素子31を用いたバイモルフ構
造の可動膜32をポンプ本体35の略中央部に固定し、
これに交流信号を印加して該可動膜32を屈曲振動させ
、この屈曲振動によって流体を直接駆動し、吸引口33
と排出口34にそれぞれ設けた弁36.37の動作に同
期して流体の吸引、排出動作を行わせるようにしたもの
で、交流信号の電圧および周波数を変化させることによ
ってポンプの容量を調整することができる。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記第13図に示した従来の圧電ポンプは、
比較的簡単な構造で小型のポンプを実現できるが、構造
や弁機構に制約され、また印加重圧の大きさや周波数に
よる容量制御のため、微小な流量制御には適していない
という不具合があり、更に、流体駆動部と弁機構か必ず
必要で小型化するのに限界があり、また吸引と排出の方
向が一方向に限られ、用途が制限されるという欠点があ
った。
従って、本発明の目的は、上記従来の圧電ポンプの欠点
を除去し、微小な流量制御、可逆方向の搬送ができ、し
かも小型に構成することができるポンプ機構を提供する
ことにある。
[課題を解決するための手段] 本発明によるポンプ機構は、その概念を第1図に示すよ
うに2つの開放端を固定部材5に固着されたコの字状の
弾性体2の上辺部および2つの側辺部にそれぞれ圧電素
子IA、IBを固着してユニモルフもしくはバイモルフ
構造とし、上記圧電素子IA、IBにそれぞれ交流電圧
をリード線8によって印加し、上記2つの側辺部を同一
位相の電圧にて、上辺部を該位相に対し90°のずれを
有する位相の電圧にてそれぞれ屈曲させ、上記上辺部の
表面に超音波楕円振動を発生させる超音波振動子10A
、IOBを吸引口3(4)と排出口4(3)にそれぞれ
配設し、同各振動子10A。
10Bの上面に設けた密閉部材6A、6Bを固定部材5
の内面に接触させる。すると上記超音波振動子10A、
IOBから発生する楕円振動によって開閉する密閉部材
6A、6Bは、吸引口3と排出口4で180°位相がず
れて駆動され、吸引口3(4)と排出口4(3)の密閉
部材6A、6B間に形成されるポンプ室9を負圧・正圧
にすることによって流体を吸引・排出する。この構成に
おいては、流体を吸引、排出する流体駆動機構と弁機構
とは一体となっている。
[作 用] このように構成されたポンプ機構においては、第2図、
第4図に示すように、超音波振動子10A、IOBの上
辺部の圧電素子IAと側辺部の圧電素子IBに90°位
相がずれた正弦波電圧を印加すると、圧電素子IA、I
Bがそれぞれ伸縮して2つの屈曲振動ができ、両振動の
合成された楕円振動が密閉部材6A、6Bに伝達され、
その先端に楕円振動を生じる。そして吸引口3がわの超
音波振動子10Aと排出口4がわの超音波振動子10B
に印加される正弦波電圧の位相をさらに180°ずらす
と、第3図(A)に示す如く、吸引口3がわの密閉部材
6Aがケース本体の固定部材5の内面と離れている間に
、排出口4がわの密閉部材6Bがケース本体の固定部材
5の内面に接触し、固定部材内面に接触したまま水平に
動き、負圧によって流体ポンプ室9内に吸引する。次に
吸引動作が完了すると、第3図(B)に示すように、排
出口4がわの密閉部材6Bがケース本体の固定部材5の
内面から離れ、吸引口3がわの密閉部材6Aが固定部材
5の内面と接触したまま水平に動き、正圧によってポン
プ室9内の流体を押し出して排出する。以上の1サイク
ルで流体の吸引排出を行いポンプの動きをする。
また、上辺部の圧電素子IAと側辺部の圧電素子IBに
印加する正弦波電圧の位相差を180゜移相すると、密
閉部材6A、6Bの先端には逆回転の楕円振動が発生し
、上記のような1サイクルの吸引排出を逆に行い、逆方
向に流体を搬送するポンプとなる。
なお、本発明で用いられる超音波振動子10A。
10Bの弾性体2の形状は、コの状であるが、固定部を
形成するために、これを口の字状の弾性体に形成し底辺
部を固定しても同様の効果が得られる。
[実 施 例] 以下、図示の実施例により本発明を説明する。
第5図は、本発明の第1実施例を示すポンプ機構の斜視
図である。この第1実施例のポンプ機構は上記第1図の
概念図で説明したポンプ機構と略同様に構成されている
即ち、口の字状をした厚さ0.1as以下のアルミニウ
ム、ジュラルミン、リン青銅、ステンレス。
銅等の弾性体2人の上辺部に厚さ0.2+uの圧電素子
IAを接合し、側辺部に厚さ0.2msの圧電素子IB
を極性が反対になるように接合し、ユニモルフ構成の2
つの超音波振動子10A、IOBを形成する。この超音
波振動子10A、IOBの上面には耐薬品性のテトラフ
ルオロエチレン等で構成された密閉部材6A、6Bがそ
れぞれ設けられ、また圧電素子IA、IBが接合されて
いない底辺を樹脂製のケース本体で形成された固定部材
5の内面の吸引口3と排出口4の側近位置に固着する。
そして、それぞれの密閉部材6A、6Bがケースの固定
部材5の内面と接触することにより、吸引口3の密閉部
材6Aと排出口4の密閉部材6Bとの間のポンプ室9は
密閉される。また、吸引口3と排出口4には、流体の流
路を形成する管である流体搬送用のバイブ11が設置さ
れる。
このように構成された第1実施例のポンプ機構において
は、超音波振動子10A、IOBの上辺部の圧電素子I
Aと側辺部の圧電素子IBに90″位相がずれた正弦波
電圧を、図示しないリード線によって印加すると、圧電
素子IA、IBが伸縮して2つの屈曲振動を発生させ、
非共振状態で合成された楕円振動が密閉部材6A、6B
に伝達され、その先端が楕円振動をする。そして、吸引
口3がわの超音波振動子10Aと排出口4がわの超音波
振動子10Bに印加される正弦波電圧の位相を、更に1
80”ずらすと、ポンプ室9が負圧・正圧になる。
1サイクルの吸引、排出を詳細に説明すると、吸引口3
がわの密閉部材6Aがケースの固定部材5の内面に離れ
ている間に排出口4がわの密閉部材6Bがケースの固定
部材5の内面に接触し、内面に接触したまま水平に動き
、負圧によって流体をポンプ室9内に吸引する。次に吸
引動作が完了すると、排出口4がわの密閉部材6Bがケ
ースの固定部材5の内面から離れ、吸引口3がわの密閉
部材6Aが固定部材5の内面に接触したまま水平に動き
、ポンプ室9を正圧にし流体を流体搬送用バイブ11に
向けて押し出して排出する。
また、上辺部の圧電素子IAと側辺部の圧電素子IBに
印加する正弦波電圧の位相差を180”移相すると、密
閉部材6A、6Bの先端には逆回転の楕円振動が発生し
、上記のような1サイクルの吸引、排出を逆に行い、逆
方向に流体を搬送するポンプとなる。そして、正弦波電
圧を印加しないときには、それぞれの密閉部材6A、6
Bがケースの固定部材5の内面と接触しているため、流
体の逆流を防ぐ弁機構の働きを合わせ持つことになる。
従って、この第1実施例のポンプ機構によれば、超音波
振動子10A、IOBの微小の楕円振動によって流体を
搬送するため、非常に精密な流量制御ができ、しかもポ
ンプの動作は1サイクルで完了するため、供給する正弦
波電圧のパルス数によって搬送される流体の容量を決め
ることができる。
また、流体駆動機構と弁機構が一体となっているので、
非常に小型で流体搬送用のバイブの途中に容易に設置が
可能となる。
第6図は、本発明の第2実施例を示したものである。こ
の第2実施例のポンプ機構は、上記第1実施例と同様な
構成の超音波振動子10A〜10Dを用い、その各上面
には樹脂等で形成された密閉部材6A〜6Dが一体に設
けられている。
吸引口3がわと排出口4がわにそれぞれ配置される超音
波振動子10A、IOCとIOB、IODは、その各密
閉部材6Aと60を、また6Bと6Dをそれぞれ接触さ
せて相対向して配置されており、圧電素子IA、IBが
接合されていない辺を、耐薬品性のケース本体の固定部
材5の内面に2個づつ固定され、周りをシリコンゴム等
の緩衝材12で充填されている。
従って、それぞれの密閉部材6A、6C同士と6B、6
B同士とが接触することにより、吸引口3がわの密閉部
材6A、6Cと排出口4がわの密閉部材6B、6Dとの
間のポンプ室9は密閉された状態となる。また、吸引口
3と排出口4には、それぞれ流体流路を形成する流体搬
送用のバイブ11が設置される。その他の構成は上記第
1実施例と同様である。
このように構成された第2実施例のポンプ機構において
は、超音波振動子10A〜IODの上辺部の圧電素子I
Aと側辺部の圧電素子IBに90″位相のずれた正弦波
電圧を印加すると、圧電素子IA、IBが伸縮して2つ
の屈曲振動ができ、これらを合成された楕円振動が密閉
部材6A〜6Dに伝達され、その先端に楕円振動が生し
る。
そして吸引口3かわの2個の超音波振動子10A。
10Cと排出口4がわの2個の超音波振動子10B、I
ODに印加される正弦波電圧を、更に180°ずらすと
、ポンプ室9において吸引排出動作が起こる。次に、第
7図(A)〜(C)によって1サイクルの運動を詳細に
説明すると、第7図(A)に示す静止状態において、上
述のように正弦波電圧が印加されると、第7図(B)に
示すように、吸引口3がわの各密閉部材6A、6Cが離
れている間に排出口4がわの密閉部材6B、6B同士が
接触し、お互いに接触したまま水平に動き、負圧によっ
て流体をポンプ室9内に吸引する。次に吸引動作が完了
すると、第7図(C)に示す如く、排出口4がわの各密
閉部材6B、6Dが離れ、吸弓口3がわの密閉部材6A
、6C同士が接触したまま水平に動き、ポンプ室9を正
圧にし流体を流体搬送用バイブ11に押し出して排出す
る。
また、上記緩衝材12は超音波振動子10A〜10Dか
ら発生した振動を外部に逃がさないようにする役目をし
、振動の効率を上昇させ、管路的摩擦の少ない流路を形
成する。その他の作用は上記第1実施例と同様である。
この第2実施例のポンプ機構によれば、上記第1実施例
と同様に精密な流量制御ができると共に、第1実施例に
較べて密閉部材の数が倍となっているため、この密閉部
材6A〜6Dで搬送される流体の容量が2倍になり、搬
送容量の大きなポンプを製作することができる。その他
の効果は第1実施例と同様である。
第8図は、搬送容量を拡大することができる超音波振動
子10の変形例を示す。この振動子10は、弾性体2A
の上辺部の内面側と外面側に同形状の圧電素子IAを、
その電極を対向して接合し、同様に、両側辺部にも内面
側と外面側に同形状の圧電素子IBを接合し、シリーズ
型のバイモルフ構造の超音波振動子10を形成する。そ
して、上辺部外面側の圧電素子IAの中央部には密閉部
材6が設けられる。また弾性体2Aのすべての角部の内
側には切欠13を設けである。
このように構成した振動子10を用いると、ユニモルフ
構造の振動子に比べ、振動振幅の大きな楕円振動が得ら
れ、搬送できる流体容量を増加させることができる。こ
のように、バイモルフの変位を拡大する手段は、本発明
の超音波振動子に全て適用できることは言うまでもない
次に第9図、第10図に本発明の第3実施例を示す。こ
の第3実施例のポンプ室9内は、第10図に示すように
口の字状の弾性体2人を2つ組み合わせで連設した弾性
体2Bを使用する。即ち、厚さ0. Im−以下のアル
ミニウム、ジュラルミン、リン青銅、ステンレス、銅等
の弾性体2Bの上辺部の内面側と外面側に厚さ0.2t
ntiの圧電素子IAを電極を対向して接合し、同様に
側辺部の内面側と外面側にも厚さ0.2ml11の圧電
素子IBを接合し、バイモルフ構造の2連の超音波振動
子10E。
10Fを形成する。この2連の超音波振動子10E(I
OF)の上面には第9図に示すように耐薬品性の密閉部
材6E  、6E2 (6F1.6F2)■ が2側設けられ、両振動子10E、IOFは圧電素子I
A、IBが接合されていない底辺を耐薬品性のケース本
体の固定部材5の内面の吸引口3がわと排出口4がわに
それぞれ固定する。そして、超音波振動子10E、IO
Fの上辺部には薄膜の緩衝材12Aを設置して流体と振
動発生部を分離し、超音波振動子10E、IOFの周り
に空気を密閉する。そして、それぞれの密閉部材6E1
゜6E2.6F1.6F2がケース本体の固定部材5の
内面と接触することにより、吸引口3がわの密閉部材6
E1,6E2と排出口4がわの密閉部材6F  6F2
との間のポンプ室9は密閉され1 。
る。また、吸引口3と排出口4には流体搬送用のバイブ
11が設置される。
そして、上記2連の超音波振動子10E、 l[lFの
上辺部の圧電素子IAと側辺部の圧電素子IBに90″
位相のずれた正弦波電圧を図示しないリード線によって
印加するようになっており、この電圧の印加により圧電
素子IA、IBの伸縮による屈曲振動を発生させ、非共
振状態で楕円振動を起こさせる。そして吸引口3がわと
排出口4がわの2個の超音波振動子10E、IOFに印
加される正弦波電圧の位相を180”ずらして吸引排出
動作を行わせ、流体を搬送するポンプを構成する。
このように構成された第3実施例のポンプ機構において
は、2連の超音波振動子10E、IOFの上辺部の圧電
素子IAと側辺部の圧電素子IBに90”位相がずれた
正弦波電圧を印加すると、圧電素子IA、IBが伸縮し
て2つの屈曲振動が発生し、これの合成された楕円振動
が密閉部材6E1,6E2.6F1.6F2に伝達され
、その先端に楕円振動を生じる。そして、吸引口3がわ
の2連の超音波振動子10Eと排出口4がわの2連の超
音波振動子10Fに印加される正弦波電圧を、更に18
0@ずらすと、ポンプ室9が負圧・正圧になる。この1
サイクルの運動を説明すると、吸引口3がわの2個の密
閉部材6E1゜6E2が固定部材5の内面と離れている
間に、排出口4がわの2個の密閉部材6F、6F2が固
り 窓部材5の内面と接触し、接触したまま水平に動き、負
圧によって流体をポンプ室9内に吸引する。
次に吸引動作が完了すると、排出口4がわの2個の密閉
部材6F  6F2が固定部材5の内面かl 。
ら離れ、吸引口3がわの2個の密閉部材6E1゜6E2
が固定部材5の内面に接触したまま水平に動き、ポンプ
室9を正圧にし流体を搬送用バイブ11に押し出して排
出する。その他の作用は上記第1実施例と同様である。
この第3実施例のポンプ機構によれば、超音波振動子1
0E、IOFには流体が直接触れていないので、流体に
振動による漏れが無く、効率を向上させることができる
。そして、上記第1実施例と同様に精密な流量制御がで
き、また、2連の超音波振動子を用い、しかもバイモル
フ構造にしているため、密閉部材に発生する楕円振動の
振動振幅は非常に大きく、流体駆動力を増大することが
できる。よって、容量、揚力の大きいポンプを製作する
ことができる。
次に、第11図に更に本発明の第4実施例を示す。この
第4実施例のポンプ機構は、積層型圧電素子を用いて超
音波振動子10G、IOHを構成したものである。
即ち、流体の流路17を形成する複合樹脂からなるケー
ス本体の固定部材15に、上記流路17の下位であって
、吸引口13がわと排出口14がわの位置に凹部18,
19をそれぞれ設け、その各底面18a、19a上と一
側壁面18b。
19b上にそれぞれ流路17に対し平行な方向と垂直な
方向に積層された積層型圧電素子2OA。
20Bの各基端部を固定する。そして、これらの積層型
圧電素子2OA、20Bの各先端部に、固定部材15の
上記流路17の上面に当接する先端面を有する密閉部材
16A、16Bの下端面部および側面部を固着する。
このように構成した2組の超音波振動子10G。
10Hを、流路の吸引口13がわと排出口14がわにそ
れぞれ配設して、その間にポンプ室21を形成する。
そして、このポンプ機構の上記積層型圧電素子2OA、
20Bに、互いに90°位相のずれた正弦波電圧を印加
すれば、圧電素子2OA、20Bが伸縮して2つの屈曲
振動が発生し、これの合成された楕円信号が密閉部材1
6A、16Bに生じる。ここで上記正弦波電圧の位相を
更に180゜ずらすと、密閉部材16A、16Bは流体
の吸引および排出動作を行うので、流体の流量を制御す
ることができる。
また、第12図は、本発明の第5実施例を示したもので
あり、この実施例は上記第4実施例の変形例である。こ
の第5実施例のポンプ機構では、上記第4実施例におけ
る凹部18,19を一つの凹部22で形成し、同凹部2
2の底面22a上の吸引口13がわと排出口14がわと
のそれぞれに、次のように構成した超音波振動子10I
、IOJを配設するようにしたものである。
上記超音波振動子10I、IOJは、凹部底面22a上
に固定された弾性体23と、この弾性体23の流路方向
の両側面にそれぞれ貼設された圧電素子24a、24b
と、上記弾性体23の上面に弾性体23の突出方向に向
けて積層された積層圧電素子25とで、それぞれ構成さ
れている。上記圧電素子24a、24bは前記第1〜第
3実施例で用いられたものと同様のものであり、積層圧
電素子25は上記第4実施例で使用されたものと同様の
ものである。
そして、上記積層圧電素子25の上面に密閉部材26A
、26Bが固着され、同部材26A。
26Bは流路17内に突出し、同流路17の上面に当接
するようになっている。その他の構成は上記第4実施例
のポンプ機構と同様である。
このように構成した超音波振動子10I、IOJを、流
路17の吸引口13がわと排出口14がわに配設し、そ
の間にポンプ室21を形成しても、上記第4実施例のポ
ンプ機構と同様に動作する。
そして、上記第1〜第3実施例のポンプ機構と同様の効
果が得られる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、微小な楕円運動によ
って微小な流量制御ができ、また、超音波振動子をバイ
モルフ構造にしたり、変位拡大手段を適用したり、数個
連設して配置したりすることで搬送容量・揚力の大きい
、しかも流体流路を形成する流体搬送用バイブの途中に
容易に設置でき、かつ可逆方向に搬送できる小型のポン
プ機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のポンプ機構の概念図、第2図は、上
記ポンプ機構における超音波振動子の楕円振動動作を示
す作用図、 第3図は、密閉部材の吸引および排出動作を示す作用図
、 第4図は、密閉部材の振動軌跡を示す線図、第5図は、
本発明の第1実施例を示すポンプ機構の斜視図、 第6図は、本発明の第2実施例を示すポンプ機構の断面
図、 第7図は、上記第2実施例のポンプ機構における密閉部
材の静止、吸引、排出の各動作を示す作用図、 第8図は、超音波振動子の変形例を示す正面図、第9図
は、本発明の第3実施例を示すポンプ機構の断面図、 第10図は、上記第3実施例のポンプ機構における超音
波振動子の拡大正面図、 第11図は、本発明の第4実施例を示すポンプ機構の斜
視図、 第12図は、本発明の第5実施例を示すポンプ機構の斜
視図、 第13図は、従来の圧電ポンプの一例を示す概略構成図
である。 2.2A、2B、23・・・・・・弾性体3.13・・
・・・・・・・吸引口 4.14・・・・・・・・・排出口 9゜ 21・・・・・・・・・ポンプ室

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)流体の流路を形成する管と、 この管の内壁に複数個設けられ、通常の状態では上記管
    の流路を閉成することにより該管内にポンプ室を形成す
    る密閉部材と、 この複数の密閉部材を各々支持しており、各々異なる位
    相を有する交流電圧を印加されて該支持部に楕円振動を
    発生させ、上記複数の密閉部材を異なる位相にて揺動さ
    せることにより上記密閉室内の圧力を変動させ流体を吸
    引,排出する超音波振動子と、 を具備したことを特徴とするポンプ機構。
  2. (2)流体の流路を形成する管と、 この管の内壁に2つの開放端を固着されたコの字状の弾
    性体と、該弾性体の上辺部および2つの側辺部にそれぞ
    れ固着され、該上辺部および2つの側辺部をユニモルフ
    もしくはバイモルフ構造とする圧電素子とからなり、該
    圧電素子にそれぞれ交流電圧を印加し、上記2つの側辺
    部を同一位相に、上辺部を該位相に対し90゜ずれた位
    相にて各々屈曲させ、上記上辺部の表面に超音波楕円振
    動を発生させる超音波振動子と、 上記上辺部に設けられ、上記超音波振動子に交流電圧が
    印加されていない場合には上記管の流路を密閉し、該管
    の流路を閉成する密閉部材と、 を具備しており、上記超音波振動子および密閉部材を上
    記管内に少なくとも二組設けることにより該管内にポン
    プ室を形成し、該密閉部材が互いに異なる位相にて揺動
    するように該二組の超音波振動子を振動させて上記密閉
    室内の圧力を変動し、流体を吸引,排出させることを特
    徴とするポンプ機構。
JP2098647A 1990-04-13 1990-04-13 ポンプ機構 Pending JPH04280A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2098647A JPH04280A (ja) 1990-04-13 1990-04-13 ポンプ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2098647A JPH04280A (ja) 1990-04-13 1990-04-13 ポンプ機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04280A true JPH04280A (ja) 1992-01-06

Family

ID=14225297

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2098647A Pending JPH04280A (ja) 1990-04-13 1990-04-13 ポンプ機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04280A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108540010A (zh) * 2018-05-14 2018-09-14 哈尔滨工业大学 一种基于压电振子的管道机器人及其激励方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108540010A (zh) * 2018-05-14 2018-09-14 哈尔滨工业大学 一种基于压电振子的管道机器人及其激励方法
CN108540010B (zh) * 2018-05-14 2019-11-05 哈尔滨工业大学 一种基于压电振子的管道机器人及其激励方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6103151B2 (ja) 気体制御装置
JP4957480B2 (ja) 圧電マイクロポンプ
AU2016200869B2 (en) Pump with disc-shaped cavity
JP4873014B2 (ja) 圧電マイクロブロア
US10428812B2 (en) Disc pump with advanced actuator
US10781808B2 (en) Valve, fluid control device, and sphygmomanometer
US10794378B2 (en) Fluid control device, decompression device, and compression device
JP5429317B2 (ja) 圧電マイクロポンプ
US20180079088A1 (en) Suction device
JP2009156253A (ja) ポンプ
JPH09287571A (ja) マイクロポンプ
JP2016211442A (ja) ブロア
JPH0354383A (ja) 圧電式ポンプ
JPH04280A (ja) ポンプ機構
JP5121483B2 (ja) 流体送給装置
JPS61171891A (ja) 圧電型ポンプ
JPH07301182A (ja) 圧電ポンプの駆動方法
JPH0381585A (ja) 圧電ポンプ
JP2001020866A (ja) 圧電ポンプ
KR100425530B1 (ko) 물체 표면에서 다방향으로 유동을 발생시킬 수 있는액츄에이터
JPH05202857A (ja) 圧電ポンプ
JPH03178581A (ja) 超音波リニアモータ
JP2007009726A (ja) マイクロポンプおよびマイクロポンプシステム
JP2023126991A (ja) ポンプ及び流体制御装置
JPH06105570A (ja) 超音波アクチュエータ