JPH04280533A - 呼受付制御方式 - Google Patents

呼受付制御方式

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JPH04280533A
JPH04280533A JP3068909A JP6890991A JPH04280533A JP H04280533 A JPH04280533 A JP H04280533A JP 3068909 A JP3068909 A JP 3068909A JP 6890991 A JP6890991 A JP 6890991A JP H04280533 A JPH04280533 A JP H04280533A
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JP
Japan
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relay node
call
delay time
admission control
transfer delay
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Application number
JP3068909A
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English (en)
Inventor
Toru Kawamura
川村 亨
Tatsuo Sawada
立夫 沢田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、非同期転送モード(A
TM(Asynchronous Transfer 
Mode)) 交換網において、網内の各呼に対する発
側端末−着側端末間のセル転送遅延時間を推定し、それ
を各呼が要求するセル転送遅延時間の許容値以内に保証
できる範囲で各呼の受付許可を与える呼受付制御方式に
関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来検討されている呼受付制御方式は、
一般的に図3のような構成からなる。 【0003】図3は、一つの交換機を通して既に複数組
(同図では二組)の端末が通信中のときに、新たに別の
端末が呼設定要求を発した場合を表しており、同図にお
いて、101はATM交換網内の交換機、102は呼受
付制御部、103aは呼設定要求を発している発側端末
1、103b,103cはそれぞれ既に通信中の発側端
末2,発側端末3、104a〜104cはそれぞれ発側
端末1(103a)〜発側端末3(103c)に対応す
る着側端末1〜着側端末3である。 【0004】まず、呼設定要求を発した発側端末1(1
03a)は、申告パラメータとして、情報発生速度の特
性パラメータ(例えば平均情報発生速度、最大情報発生
速度)と、要求する通信品質(許容セル転送遅延時間、
許容廃棄率)を呼受付制御部(102)に送信する。 【0005】呼受付制御部(102)は、呼設定要求を
発した発側端末1(103a)から申告された情報発生
速度の特性パラメータと、既に通信中の発側端末2(1
03b)、発側端末3(103c)から申告された情報
発生速度の特性パラメータを用いて、各発側端末(10
3a〜103c)から送られるセルが交換機(101)
へ入力されるときの多重トラヒック特性を推定し、交換
機(101)におけるセル転送遅延時間とセル廃棄率(
またはそのどちらか一方)を推定し、網内の各呼が要求
する許容値以内となる場合に受付許可を与える。 【0006】呼受付制御部(102)は、受付許可を与
えるか否か(受付判定結果)を呼設定要求を発した発側
端末1(103a)に送信する。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】従来検討されている一
般的な呼受付制御方式では、上述のように、呼受付制御
部において、呼設定要求に受付許可を与える場合に交換
機に入力されるセルの多重トラヒック特性、および、そ
のときの通信品質(セル転送遅延時間、セル廃棄率)を
推定することが必要となる。 【0008】しかし、ATM交換網では、音声呼、映像
呼、データ呼が一元的に扱われるため、各呼の情報発生
速度はそれぞれ独自のバースト性を持ち、バースト性の
異なる複数の呼に対するセルの多重トラヒック特性を精
度良く推定することは容易ではない。 【0009】従って、セル多重トラヒック量を過大に見
積もり、通信品質についてもセル転送遅延時間、セル廃
棄率ともに過大に見積もる、すなわち、極めて安全側の
推定をしなければならなくなる。 【0010】これによって、実際には受付可能な呼設定
要求も受付不可能と判定される場合が多く、伝送路を効
率良く使用できないという欠点がある。 【0011】また、従来の方式は、特定の一交換機を対
象にしたものであり、発側端末と着側端末との間の通信
ルート上に複数の中継ノード(中継交換機により構成さ
れる)が存在するATM交換網では、各中継ノード毎に
受付判定を行わなければならない。 【0012】しかし、一つの中継ノードへ入力されるセ
ルのトラヒックは、一般に複数存在する前段の中継ノー
ドから出力されるセルのトラヒックが多重されたもので
あるため、それを申告パラメータのみを用いて推定する
ことは困難であり、前述のようにセルの多重トラヒック
量を過大に見積らなければならない。 【0013】また、呼設定要求を発した発側端末が要求
する通信品質は発側端末,着側端末間(以下End−E
nd)のものであるため、各中継ノード毎の通信品質は
中継ノード数に比例して更に厳しいものとして判定する
必要がある。 【0014】従って、複数の中継ノードが存在する実際
のATM交換網に適用しようとする場合には、特定の一
交換機を対象にした場合よりもさらに安全側の推定をし
なければならなくなり、実際には受付可能な呼設定要求
がさらに受付不可能と判定されやすくなり、伝送路の使
用効率も一段と低下するという欠点がある。 【0015】本発明の呼受付制御方式は、通信ルート上
に複数の中継ノードがあるような場合にも、セルの多重
トラヒック量を過大に推定する必要がなく、かつ、En
d−Endの通信品質を保証しながら伝送路の使用効率
を上げるような呼受付制御を行うことを目的としている
。 【0016】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、固定長パケット形式のセルで情報転送を行い
、該セルを伝送する伝送路間の交換機能の一つであるセ
ル送出バッファの使用状況を観測するバッファ観測部を
備えた中継交換機により構成する中継ノードを有し、該
中継ノードを介した2端末間で通信を行うための呼設定
要求を発する発側端末から、少なくとも平均情報発生速
度と要求する発側端末−着側端末間の許容セル転送遅延
時間を含む申告パラメータを受信し、該呼設定要求の受
付可否を判定し、該判定結果を該発側端末に送信する呼
受付制御部を有する非同期転送モード交換網において、
前記中継ノードは、前記バッファ観測部により入力側伝
送路からのセルを出力側伝送路に中継するためにセルを
一旦蓄積するセル送出バッファの使用状況を常時観測し
、前記中継ノードとの通信機能を有する呼受付制御部の
該通信機能により、発側端末が呼設定要求を発したとき
、該呼設定要求に受付許可を与える場合に通信中となる
全ての呼に対する発側端末−着側端末間の最大セル転送
遅延時間を該中継ノードと授受した観測情報をもとに推
定し、それぞれが要求する許容セル転送遅延時間を満足
するかどうかで受付可否を判定することを特徴とする。 【0017】また前記バッファ観測部により、該バッフ
ァ観測部を持つ中継ノードにおける最大セル転送遅延時
間を推定し、該中継ノードへの入力トラヒック密度を前
記呼受付制御部から受信し、該中継ノードへの入力トラ
ヒック密度と該中継ノードにおける最大セル転送遅延時
間との関係を関数形式で把握し、該関数のパラメータ定
数を更新し、該パラメータ定数を該呼受付制御部へ送信
し、前記呼受付制御部により、通信中の各呼の申告パラ
メータに基づく各中継ノードへの入力トラヒック密度を
算出し、該算出した入力トラヒック密度を該中継ノード
に送信し、該中継ノードから該パラメータ定数を受信す
ることは有効である。 【0018】また前記バッファ観測部により、該バッフ
ァ観測部が観測した観測値を前記呼受付制御部に送信し
、前記呼受付制御部により、通信中の各呼の申告パラメ
ータに基づく各中継ノードへの入力トラヒック密度を算
出し、バッファ観測部から観測値を受信し、該観測値よ
り該中継ノードにおける最大セル転送遅延時間を推定し
、該中継ノードへの入力トラヒック密度と該中継ノード
における最大セル転送遅延時間との関係を関数形式で把
握し、該関数のパラメータ定数を更新することは効果的
である。 【0019】 【作用】本発明は複数の中継ノードを持つようなATM
交換網において、以下に説明するようなバッファ観測部
を各中継ノード内に設け、呼受付制御を集中的に行う呼
受付制御部を網内の一ヶ所に設ける。 【0020】各中継ノード内のバッファ観測部は、まず
、中継ノード内のセル送出バッファの使用状況を常時観
測することによって、中継ノードにおける最大セル転送
遅延時間Dm を数式1で算出する。 【0021】 【数1】Dm =lc ・(Bm +1)/C    
  ……(1)【0022】ここで、観測したセル送出
バッファ内待ちセル数の最大値Bm、中継ノードの情報
転送速度(帯域)C、セル長lc である。 【0023】次に、呼受付制御部より、中継ノードへの
入力トラヒック密度Aを受信し、それと中継ノードにお
ける最大セル転送遅延時間Dm との関係を数式2のよ
うな関数形式で近似的に把握する。 【0024】 【数2】 Dm =F(A,p1 ,p2 ,・・・・)    
  ……(2)【0025】ここで、p1 ,p2 ,
・・・・は、関数F( ) のパラメータ定数であり、
該バッファ観測部によって適宜更新される。 【0026】呼受付制御部は、呼設定要求があったとき
に、まず、各中継ノード内のバッファ観測部より、数式
2のパラメータ定数p1 ,p2 ,・・・・を受信す
る。 【0027】次に、該呼設定要求に受付許可を与える場
合に通信中となる各呼に対するEnd−Endの最大セ
ル転送遅延時間TDm を、対応する呼の通信ルート上
にある全ての中継ノードにおける最大セル転送遅延時間
Dmの総和で推定し、各呼が要求するEnd−Endの
許容セル転送遅延時間TDmr以内であれば受付可能、
そうでなければ受付不可能と判定し、その判定結果を呼
設定要求を発した発側端末に送信する。 【0028】すなわち、本発明の呼受付制御方式は、通
信ルート上に複数の中継ノードがあるようなATM交換
網において、各中継ノード内のバッファ観測部がセル送
出バッファの使用状況を観測することと、呼受付制御部
と通信することによって、中継ノードへの入力トラヒッ
ク密度Aと中継ノードにおける最大セル転送遅延時間D
m の関係が把握できるため、呼設定要求時には、受付
許可を与える場合に通信中となる各呼のEnd−End
の最大セル転送遅延時間TDm を呼受付制御部で推定
することができ、各呼が要求するEnd−Endの許容
セル転送遅延時間TDmrを基準に受付可否を判定する
ことが可能となる。 【0029】以下図面に基づき実施例について説明する
。 【0030】 【実施例】図1は本発明の呼受付制御方式の構成図であ
る。 【0031】図1は図3と同様に、網内で既に複数組(
同図では二組)の端末が通信中のときに、新たに別の端
末が呼設定要求を発した場合を表しており、201a〜
201gはATM交換網内の中継ノード1〜中継ノード
7、202a〜202gはバッファ観測部1〜バッファ
観測部7、203は呼受付制御部、103aは呼設定要
求を発している発側端末1、103b,103cはそれ
ぞれ既に通信中の発側端末2,発側端末3、104a〜
104cはそれぞれ発側端末1(103a)〜発側端末
3(103c)に対応する着側端末1〜着側端末3であ
る。 【0032】また、本方式による呼受付制御の基本処理
アルゴリズムを図2に示す。 【0033】まず、発側端末1(103a)が呼設定要
求を発する以前に、各バッファ観測部(202a〜20
2g)は、以下の要領で中継ノード毎の入力トラヒック
密度Aと中継ノードにおける最大セル転送遅延時間Dm
 の関係を把握する。各バッファ観測部(202a〜2
02g)は、それぞれ対応する中継ノード(201a〜
201g)内のセル送出バッファの使用状況を常時観測
し、ある一定の時間間隔毎にセル送出バッファの最大待
ちセル数Bm を測定し、数式1を用いて中継ノードに
おける最大セル転送遅延時間Dm を算出する。 【0034】一方、呼受付制御部では、新たな通信が開
始されるかまたは、終了する毎に、網内で通信中の各呼
から申告パラメータとして受信した平均情報発生速度a
(例えば、音声情報の場合a=32kpbs、64ki
bps等、映像情報の場合a=384kbps、1.5
Mbps等)より、各中継ノード(201a〜201g
)への入力トラヒック密度Aを、数式3で算出し、【0
035】 【数3】   A=Σ(中継ノードを通過する呼の平均情報発生速
度a)      ……(3) 【0036】対応する
中継ノード(201a〜201g)内のバッファ観測部
(202a〜202g)へ送信する。 【0037】これにより、バッファ観測部(202a〜
202g)では、中継ノードへの入力トラヒック密度A
に対する中継ノードにおける最大セル転送遅延時間Dm
 が一意に対応付けられ、その対応関係を記憶している
ことによって、中継ノードへの入力トラヒック密度Aと
中継ノードにおける最大セル転送遅延時間Dm の関係
を数式2のように簡単な関数形式で近似的に把握する。 【0038】例えば、ある中継ノードにおける入力トラ
ヒック密度Aと最大セル転送遅延時間Dm の関係を一
次式で近似する場合には数式2は、 Dm =p1 ・A+p2  のようになる。 【0039】このとき、バッファ観測部(202a〜2
02g)は、観測によって中継ノードへの入力トラヒッ
ク密度Aに対する中継ノードにおける最大セル転送遅延
時間Dm が変化する毎に数式2のパラメータ定数p1
 ,p2 ,・・・・を更新する。 【0040】次に、新たに発側端末1(103a)が呼
設定要求を発した場合、発側端末1(103a)は申告
パラメータとして、平均情報発生速度aと、要求するE
nd−Endの許容セル転送遅延時間TDmrを呼受付
制御部(203)に送信する。 【0041】呼受付制御部(203)は、網内の各バッ
ファ観測部(202a〜202g)より、数式2のパラ
メータ定数p1 ,p2 ,・・・・を受信し、該呼設
定要求に受付許可を与える場合に各中継ノード(201
a〜201g)へ入力されるトラヒック密度Aを数式3
で算出し、中継ノード(201a〜201g)毎に、中
継ノードにおける最大セル転送遅延時間Dmを数式2で
算出する。 【0042】更に、該呼設定要求に受付許可を与える場
合に通信中となる各呼に対するEnd−Endの最大セ
ル転送遅延時間TDm を、数式4で算出する。 【0043】 【数4】   TDm =Σ(中継ノードにおける最大セル転送遅
延時間Dm )              ;通信ル
ート上の全ての中継ノードに対して      ……(
4) 【0044】全ての呼に対するEnd−Endの
最大セル転送遅延時間TDm が、各呼の要求するEn
d−Endの許容セル転送遅延時間TDm以下の時、す
なわち、数式5の通りである時、 【0045】 【数5】 TDm ≦TDmr  ;全ての呼に対して     
 ……(5)【0046】該呼設定要求を受付可能と判
定し、そうでない時、受付不可能と判定し、その判定結
果を該呼設定要求を発した発側端末に送信する。 【0047】以上の説明では、中継ノードへの入力トラ
ヒック密度と中継ノードにおける最大セル転送遅延時間
との関係(数式2)を中継ノード内のバッファ観測部で
把握し、適宜更新したパラメータ定数のみを呼受付制御
部に送信する方式について述べたが、バッファ観測部は
セル送出バッファの観測値を呼受付制御部に送信するだ
けで、中継ノードへの入力トラヒック密度と中継ノード
における最大セル転送遅延時間との関係(数式2)の把
握やパラメータ定数の更新は全て呼受付制御部で行う方
式も容易に実現でき、同様の効果が得られる。 【0048】次に本発明による呼受付制御方式と従来の
呼受付制御方式とを対比した例について説明する。 【0049】図1において、呼V1 は発側端末1(1
03a)、中継ノード1(201a)、中継ノード4(
201d)、中継ノード5(201e)、着側端末1(
104a)を通信ルートとし、呼V2 は発側端末2(
103b)、中継ノード2(201b)、中継ノード4
(201d)、中継ノード6(201f)、着側端末2
(104b)を通信ルートとし、呼V3 は発側端末3
(103c)、中継ノード3(201c)、中継ノード
4(201d)、中継ノード7(201g)、着側端末
3(104c)を通信ルートとするものとする。 【0050】同図において、発側端末1(103a)が
呼V1 の呼設定要求を発した場合、それが受付可能と
判定される割合をPadと定義し、従来一般的に検討さ
れている申告パラメータのみを用いて受付判定を行う呼
受付制御方式(以下、単に従来方式と称す)によるPa
d(Pad1 と定義する)と、本発明の呼受付制御方
式(以下、単に発明方式と称す)によるPad(Pad
2 と定義する)を以下に比較する。 【0051】まず、従来方式によるPad(=Pad1
 )を導出する。中継ノード1〜中継ノード7への入力
トラヒック量A(1) 〜A(7) は、数式6に示す
ように、申告パラメータである平均情報発生速度よりも
大きく見積もる。 【0052】 【数6】   A(j) =α1 (j) ・ak(ave)  
;k=1 when j=1,5          
                      k=2
 when j=2,6      ……(6)   
                         
     k=3 when j=3,7  A(4)
 =α1 (4) ・a1(ave)+α2 (4) 
・a2(ave)  +α3 (4) ・a3(ave
)【0053】ここで、ak(ave)は呼Vk の平
均情報発生速度(申告パラメータ)、αk (j) は
中継ノードjにおいて呼Vk のトラヒック量をak(
ave)よりも大きく見積もるための係数で、数式7に
示す通りである。 【0054】 【数7】   1≦ak(ave)≦(ak(max)/ak(a
ve))  ;k=1,2,3      ……(7)
 【0055】ただし、ak(max)は呼Vk の最
大情報発生速度(申告パラメータ)である。 【0056】ノードj(j=1〜7)へ入力されるセル
のトラヒック量がA(j) のときのノードjにおける
最大セル転送遅延時間Dm (j) は、従来の近似計
算手法を用いて算出されるものとし、セルの多重トラヒ
ック特性から推定できる最も安全側の推定値とする。 【0057】従来方式では、End−Endの最大セル
転送遅延時間を推定しないため、各中継ノードにおける
最大セル転送遅延時間Dm (j) のみを推定し、全
ての中継ノードにおいてこれを許容値以内に保証できる
場合に限り受付可能と判定する。 【0058】このとき、各中継ノードにおける最大セル
転送遅延時間の許容値は、End−Endに要求される
許容セル転送遅延時間TDmr(k)を、安全側の受付
判定を行うため呼Vk の通信ルート上にある中継ノー
ド数(ここではk=1,2,3に対して全て3)で割っ
たものと仮定する。 【0059】中継ノードjにおける最大セル転送遅延時
間Dm (j) が許容値以内となり、中継ノードjに
おいて受付可能と判定される割合Pad(j) は数式
8のようになる。但し、呼V1 ,V2 ,V3 のセ
ルが多重される中継ノード4では、判定基準値をMin
{TDmr(1) ,TDmr(2),TDmr(3)
 }/3とする。 【0060】 【数8】   Pad(j) =P{Dm (j) ≦TDmr(
k) /3}  ;                
                  k=1 whe
n j=1,5                  
                k=2 when 
j=2,6      ……(8)         
                         
 k=3 when j=3,7  Pad(4) =
P{Dm (4) ≦Min{TDmr(1) ,TD
mr(2) ,TDmr(3) }/3} 【0061】従って、従来方式で受付可能と判定される
割合Pad1 は、数式9で示される。 【0062】 【数9】 【0063】数式9は次の数式10のようにも書ける。 【0064】 【数10】   Pad1 =(P{Dm (1) ≦TDmr(1
) /3}・P{Dm (4) ≦TDmr(1) /
3}・P{Dm (5) ≦TDmr(1) /3})
・(P{Dm (2) ≦TDmr(2) /3}・P
{Dm (4) ≦TDmr(2) /3}・P{Dm
 (6) ≦TDmr(2) /3})・(P{Dm 
(3) ≦TDmr(3) /3}・P{Dm (4)
 ≦TDmr(3) /3}・P{Dm (7) ≦T
Dmr(3) /3})      ……(10)【0
065】次に、本発明方式によるPad(=Pad2 
)を導出する。中継ノード1〜中継ノード7への入力ト
ラヒック量A(1)〜A(7) は、数式11の通りと
する。 【0066】 【数11】   A(j) =ak(ave)  ;k=1 whe
n j=1,5                  
    k=2 when j=2,6       
 ……(11)                  
    k=3 when j=3,7  A(4) 
=a1(ave)+a2(ave)+a3(ave)【
0067】ノードj(j=1〜7)へ入力されるセルの
トラヒック量がA(j) のときのノードjにおける最
大セル転送遅延時間Dm (j) は、前述のように(
2) 式で推定でき、さらに、本発明方式では、呼V1
 ,V2 ,V3 に対するEnd−Endの最大セル
転送遅延時間TDm (1) ,TDm (2) ,T
Dm (3) が、それぞれの許容セル転送遅延時間(
申告パラメータ)TDmr(1) ,TDmr(2) 
,TDmr(3) を越えるかどうかで受付判定を行う
ため、受付可能と判定される割合Pad2 は、数式1
2の通りとなる。 【0068】 【数12】 【0069】ただし、数式13の通りである。 【0070】 【数13】   TDm (k) =Dm (j) +Dm (j)
 +Dm (j) ;               
               j=1,4,5 wh
en k=1                   
           j=2,4,6 when k
=2      ……(13)           
                   j=3,4,
7 when k=3【0071】ここで、同じ状況下
であれば明らかに、(数式10の第1括弧内)≦(数式
12の第1項)、すなわち、数式14の通りである。 【0072】 【数14】   (P{Dm (1) ≦TDmr(1) /3}・
P{Dm (4) ≦TDmr(1) /3}・P{D
m (5) ≦TDmr(1) /3}≦P{TDm 
(1) ≦TDmr(1) }      ……(14
) 【0073】同様に、(数式10の第2括弧内)≦(数
式12の第2項)、(数式10の第3括弧内)≦(数式
12の第3項)である。これより数式15に示す通りで
あることが判る。 【0074】 【数15】Pad1 ≦Pad2       ……(
15)【0075】従って、本発明の呼受付制御方式の
方が従来方式よりも、同じ状況下において同じ呼設定要
求が受付可能と判定される可能性が高くなる。 【0076】これにより、限られた容量(帯域)の伝送
路に多くのトラヒック(呼)を受け付けることができる
ようになるため、伝送路をより効率的に使用できるよう
になる。 【0077】 【発明の効果】以上述べたように、本発明の呼受付制御
方式によれば、通信ルート上に複数の中継ノードがある
ようなATM交換網において、各中継ノード内のバッフ
ァ観測部がセル送出バッファの使用状況を観測すること
と、呼受付制御部と通信することによって、中継ノード
への入力トラヒック密度Aと中継ノードにおける最大セ
ル転送遅延時間Dm の関係が把握できるため、呼設定
要求時には、受付許可を与える場合に通信中となる各呼
のEnd−Endの最大セル転送遅延時間TDm を呼
受付制御部で推定することができ、各呼が要求するEn
d−Endの許容セル転送遅延時間TDmrを基準に受
付可否を判定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による呼受付制御方式の構成概要図であ
る。
【図2】図1における呼受付制御の基本処理アルゴリズ
ムを示したものである。
【図3】従来検討されている一般的な呼受付制御方式の
構成概要図である。
【符号の説明】
101  ATM交換網内の交換機 102  呼受付制御部 103a  呼設定要求を発している発側端末1103
b  既に通信中の発側端末2 103c  既に通信中の発側端末3 104a  発側端末1(103a)に対応する着側端
末1 104b  発側端末2(103b)に対応する着側端
末2 104c  発側端末3(103c)に対応する着側端
末3 201a  ATM交換網内の中継ノード1201b 
 ATM交換網内の中継ノード2201c  ATM交
換網内の中継ノード3201d  ATM交換網内の中
継ノード4201e  ATM交換網内の中継ノード5
201f  ATM交換網内の中継ノード6201g 
 ATM交換網内の中継ノード7202a  バッファ
観測部1 202b  バッファ観測部2 202c  バッファ観測部3 202d  バッファ観測部4 202e  バッファ観測部5 202f  バッファ観測部6 202g  バッファ観測部7 203  呼受付制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  固定長パケット形式のセルで情報転送
    を行い、該セルを伝送する伝送路間の交換機能の一つで
    あるセル送出バッファの使用状況を観測するバッファ観
    測部を備えた中継交換機により構成する中継ノードを有
    し、該中継ノードを介した2端末間で通信を行うための
    呼設定要求を発する発側端末から、少なくとも平均情報
    発生速度と要求する発側端末−着側端末間の許容セル転
    送遅延時間を含む申告パラメータを受信し、該呼設定要
    求の受付可否を判定し、該判定結果を該発側端末に送信
    する呼受付制御部を有する非同期転送モード交換網にお
    いて、前記中継ノードは、前記バッファ観測部により入
    力側伝送路からのセルを出力側伝送路に中継するために
    セルを一旦蓄積するセル送出バッファの使用状況を常時
    観測し、前記中継ノードとの通信機能を有する呼受付制
    御部の該通信機能により、発側端末が呼設定要求を発し
    たとき、該呼設定要求に受付許可を与える場合に通信中
    となる全ての呼に対する発側端末−着側端末間の最大セ
    ル転送遅延時間を該中継ノードと授受した観測情報をも
    とに推定し、それぞれが要求する許容セル転送遅延時間
    を満足するかどうかで受付可否を判定することを特徴と
    する呼受付制御方式。
  2. 【請求項2】  前記バッファ観測部により、該バッフ
    ァ観測部を持つ中継ノードにおける最大セル転送遅延時
    間を推定し、該中継ノードへの入力トラヒック密度を前
    記呼受付制御部から受信し、該中継ノードへの入力トラ
    ヒック密度と該中継ノードにおける最大セル転送遅延時
    間との関係を関数形式で把握し、該関数のパラメータ定
    数を更新し、該パラメータ定数を該呼受付制御部へ送信
    し、前記呼受付制御部により、通信中の各呼の申告パラ
    メータに基づく各中継ノードへの入力トラヒック密度を
    算出し、該算出した入力トラヒック密度を該中継ノード
    に送信し、該中継ノードから該パラメータ定数を受信す
    ることを特徴とする請求項1記載の呼受付制御方式。
  3. 【請求項3】  前記バッファ観測部により、該バッフ
    ァ観測部が観測した観測値を前記呼受付制御部に送信し
    、前記呼受付制御部により、通信中の各呼の申告パラメ
    ータに基づく各中継ノードへの入力トラヒック密度を算
    出し、バッファ観測部から観測値を受信し、該観測値よ
    り該中継ノードにおける最大セル転送遅延時間を推定し
    、該中継ノードへの入力トラヒック密度と該中継ノード
    における最大セル転送遅延時間との関係を関数形成で把
    握し、該関数のパラメータ定数を更新することを特徴と
    する請求項1記載の呼受付制御方式。
JP3068909A 1991-03-08 1991-03-08 呼受付制御方式 Pending JPH04280533A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4807539B2 (ja) * 1999-04-23 2011-11-02 ジーオーエス ネットワークス リミテッド 経路設定装置

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