JPH0427897B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0427897B2
JPH0427897B2 JP15579687A JP15579687A JPH0427897B2 JP H0427897 B2 JPH0427897 B2 JP H0427897B2 JP 15579687 A JP15579687 A JP 15579687A JP 15579687 A JP15579687 A JP 15579687A JP H0427897 B2 JPH0427897 B2 JP H0427897B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composite
hot air
injection nozzle
child particles
mother particle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15579687A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63319037A (ja
Inventor
Hiroyuki Sugyama
Niro Nakayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd filed Critical Nippon Pneumatic Manufacturing Co Ltd
Priority to JP15579687A priority Critical patent/JPS63319037A/ja
Publication of JPS63319037A publication Critical patent/JPS63319037A/ja
Publication of JPH0427897B2 publication Critical patent/JPH0427897B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Glanulating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、粉体の表面改質方法およびその装
置に関するものである。
〔従来の技術およびその問題点〕
電子トナー、医薬品、化粧品、バイオケミカ
ル、電子材料等の機能性粒子の製造を目的とし、
あるいは、多種粉体の流動性、分散性、ぬれ性、
色調、粒度分布、電磁気特性、味覚等の各種物性
の向上を図る目的から、核となる母粒子の表面に
微粒の子粒子をコーテイングして複合体を形成し
たのち、固定化処理又は成膜処理することは従来
から普通に行なわれている。
上記複合体の固定化処理又は成膜処理を行なう
装置の従来技術として、第3図に示すものがあ
る。この装置は、塔20の外周上部に熱風供給筒
21を設け、その供給筒21から塔20の内部に
熱風を吹き込んで旋回させ、塔20上部に形成し
た原料供給口22から塔20の内部に複合体Aを
供給して熱風と接触させるようにしている。
ところで、上記装置においては、供給筒21か
ら吹き込まれた熱風を塔20の内部で旋回させる
ため、塔20の温度が高くなり、その高温になつ
た内径面に沿つて複合体Aが移動するため、上記
複合体Aの溶融によつて複合体Aが塔20の内径
面に付着し、あるいは固着することが多い。この
ため、複合体の流動性が悪く、しかも熱風の温度
を上げることができないため、処理に時間がかか
るという不都合がある。
また、温度を高くすることができないため、複
合体を球状化することができず、母粒子に子粒子
を確実に付着させることができないという不都合
もある。
〔発明の目的〕
そこで、この発明は上記の不都合を解消し、母
粒子とこれに摩擦帯電させた子粒子から成る複合
体を能率よく、かつ確実に固定処理又は成膜処理
することができるようにした粉体の表面改質方法
およびその装置を提供することを目的としてい
る。
〔発明の構成〕
上記の目的を達成するために、第1の発明は、
核となる母粒子の表面に微粒の子粒子を摩擦帯電
によりコーテイングした複合体を熱風中に分散噴
射して子粒子と母粒子表層部の少なくとも一方を
瞬時に溶融させたのち冷却するようにしたのであ
る。
また、第2の発明は、熱風噴射ノズルのまわり
に、そのノズルから噴射される熱風中に向けて核
となる母粒子の表面に微粒の子粒子を摩擦帯電に
よりコーテイングした複合体を分散噴射する複合
体噴射ノズルを配置し、上記熱風噴射ノズルに対
向した複合体収集用フードと捕集器とを冷却用の
外気取入口を有する吸引パイプで接続した構成と
したのである。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図イは、複合体Aを示す。この複合体A
は、核となる母粒子aと、その表面にコーテイン
グされた微粒の子粒子bから成り、子粒子bは、
摩擦帯電によつて母粒子aに付着してある。ここ
で、母粒子aと子粒子bの少なくとも一方は高分
子材料とし、他方は無機質であつてもよい。
上記複合体Aは、定量供給機1に供給され、そ
の供給機1の排出口2から下方の振動フイーダ3
に定量供給される。
振動フイーダ3の下方には、複合体噴射ノズル
4が配置され、その噴射ノズル4にホツパ5の下
部出口が接続されている。ホツパ5は振動フイー
ダ3の先端下方に位置し、上記振動フイーダ3か
らホツパ5内に供給される複合体Aは、噴射ノズ
ル4内を流動する圧縮空気のエジエクタ作用によ
つて噴射ノズル4の内部に引き込まれ、ノズル4
の先端から低圧噴射される。
複合体噴射ノズル4のまわりには熱風発生装置
6が設けられ、その熱風発生装置6によつて形成
された熱風は、上部の噴射ノズル7から上方に噴
射される。
前記複合体噴射ノズル4の先端から排出される
複合体Aは、熱風噴射ノズル7から噴射された熱
風気流中に向けて噴射される。
この場合、複合体噴射ノズル4の噴出流が熱風
気流を横切ることのないように、複合体噴射ノズ
ル4に所要の傾斜角を設けておくようにし、好ま
しくは、熱風噴射ノズル7の軸線に直交する平面
に対して30゜〜40゜程度傾斜させるのがよい。また
複合体噴射ノズル4は、温度上昇を避けるため、
熱風気流に直接当らない位置に設けておくように
する。また、ノズル4は熱風噴射ノズル7の周囲
に等間隔に設けるようにしてもよい。
熱風噴射ノズル7から噴射される熱風の温度
は、複合体Aを形成する母粒子aおよび子粒子b
の材質に応じて適宜に決定し、母粒子aの表層部
と子粒子bの少なくとも一方が瞬時に溶融する程
度の温度とする。
なお、熱風噴射ノズル7の熱風吐出口径を調整
し得るようにして熱風の上昇温度を調整できるよ
うにしておくのが好ましい。
上記のような熱風気流中に複合体Aを噴射する
ことにより、その複合体Aは、熱風気流中を遮る
ことにより全ての粒子が分散状態で均質に瞬時に
高温に加熱される。このため、摩擦帯電による複
合体Aは、第1図ロで示すように完全に固定化さ
れ、カプセル化される。
この場合、母粒子aの軟化温度が子粒子bの軟
化温度よりも低い場合は、母粒子aの表層部が溶
融して球形化し、その表面に子粒子bが付着し、
逆の場合は、子粒子bが溶融して球形化し、母粒
子aの表面に膜を形成する。
カプセル化した複合体A′は、熱風噴射ノズル
7に対向したフード8を集められる。このフード
8とサイクロン等の捕集器9は、吸引パイプ10
で接続され、その吸引パイプの端部に外気取入用
のダンパ11が接続されている。
また、前記捕集器9の排気口には吸引ブロワー
を備える集塵機12が接続され、上記吸引ブロワ
ーの作動に吸引パイプ10に吸引力が付与され
る。
このため、フード8に集められた複合体A′は、
吸引パイプ10内を流動して捕集器9に捕集され
る。この場合、吸引パイプ10の内部には、ダン
パ11から外気が取り入れるため、複合体A′は
冷却され、吸引パイプ10の内面に接着、固着す
ることなくスムーズに捕集器9に流れる。
なお、吸引パイプ10の外側に冷却ジヤケツト
13を設け、その冷却ジヤケツト13に冷水を供
給して吸引パイプ10を冷却させることにより、
複合体A′をより効果的に冷却することができる。
〔効果〕
以上のように、この発明は、熱風噴射ノズルか
ら噴射する熱風中に複合体を分散噴射するように
したので、複合体の表面を均等に、瞬時に高温加
熱することができ、その加熱によつて母粒子と子
粒子の少なくとも一方が溶融するため、母粒子と
子粒子を確実に固着されることができ、カプセル
化することができる。
また、加熱による溶融部は、角がとれて球形化
するため、凹凸の少ない球状化された製品を得る
ことができる。
さらに、加熱によりカプセル化し、あるいは球
状化した複合体をフードで集めて外気を吸引する
吸引パイプ内に導くようにしたので、複合体を輪
送中に冷却することができる。このため、吸引パ
イプの内面や捕集器の内面に複合体が付着せず、
その結果、連続運転が可能であり、100%近く製
品として回収することができると共に、捕集器が
大気開放形であるため、粉塵爆発のおそれがな
く、きわめて安全である。
そのほか、回転体等の可動部がなく、装置の構
成も簡単であるため、メンテナンスが容易であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図イは母粒子と子粒子とから成る複合体の
断面図、第1図ロは同上複合体をカプセル化した
状態の断面図、第2図はこの発明に係る装置のフ
ロー図、第3図は従来の粉体改質装置の概略図で
ある。 4……複合体噴射ノズル、7……熱風噴射ノズ
ル、8……フード、9……捕集器、10……吸引
パイプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 核となる母粒子の表面に微粒の子粒子を摩擦
    帯電によりコーテイングした複合体を熱風中に分
    散噴射して子粒子と母粒子表層部の少なくとも一
    方を瞬時に溶融させたのち冷却することを特徴と
    する粉体の表面改質方法。 2 熱風噴射ノズルのまわりに、そのノズルから
    噴射される熱風中に向けて核となる母粒子の表面
    に微粒の子粒子を摩擦帯電によりコーテイングし
    た複合体を分散噴射する複合体噴射ノズルを配置
    し、上記熱風噴射ノズルに対向した複合体収集用
    フードと捕集器とを冷却用の外気取入口を有する
    吸引パイプで接続した粉体の表面改質装置。
JP15579687A 1987-06-22 1987-06-22 粉体の表面改質方法およびその装置 Granted JPS63319037A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15579687A JPS63319037A (ja) 1987-06-22 1987-06-22 粉体の表面改質方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15579687A JPS63319037A (ja) 1987-06-22 1987-06-22 粉体の表面改質方法およびその装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63319037A JPS63319037A (ja) 1988-12-27
JPH0427897B2 true JPH0427897B2 (ja) 1992-05-13

Family

ID=15613626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15579687A Granted JPS63319037A (ja) 1987-06-22 1987-06-22 粉体の表面改質方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63319037A (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3982096B2 (ja) 1998-04-10 2007-09-26 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 フルカラー現像用トナーおよびフルカラー画像形成方法
JP2000003068A (ja) * 1998-04-14 2000-01-07 Minolta Co Ltd 静電潜像現像用トナ―
JP3885403B2 (ja) * 1998-04-14 2007-02-21 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 一成分現像方法
JP4150835B2 (ja) * 1998-04-15 2008-09-17 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 現像剤
JP3870600B2 (ja) 1998-04-15 2007-01-17 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 静電潜像現像用非磁性トナー
JP2000112170A (ja) 1998-10-05 2000-04-21 Minolta Co Ltd 静電潜像現像用トナー
JP3609974B2 (ja) 2000-02-14 2005-01-12 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 一成分フルカラー現像方法
JP2007248982A (ja) 2006-03-17 2007-09-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及びトナー

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63319037A (ja) 1988-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3491170A (en) Production of molded containers
CN100374212C (zh) 雾化液体介质的方法和装置
KR930701223A (ko) 분말코팅 조성물 및 그 제조방법
JPH0427897B2 (ja)
JPS5676235A (en) Granulator
JPH02116656A (ja) アモルファスのセラミックまたは金属粉粒を製造する方法および装置
JPH0440169B2 (ja)
JPH08983Y2 (ja) 粉体の表面改質装置
JPH029342B2 (ja)
JPS59127662A (ja) 粉体又は粒体の処理方法及びその装置
JP2000052341A (ja) 球形化処理装置における原料供給装置
US20200282601A1 (en) Method and device for thermal rounding or spheronisation of powdered plastic particles
JPS62282629A (ja) 連続式流動層造粒装置
JPH0330860B2 (ja)
JP2003512280A (ja) 実質的に球状な粒子から形成される粉末を製造するための方法および装置
JPS604731B2 (ja) 粉砕粉球状化炉装置
JP2784477B2 (ja) 粉体の液体コーティング装置
JP2930655B2 (ja) 球状スラグの製造方法およびその装置
JPS5917379Y2 (ja) 粉粒体の球状化装置
CN210080729U (zh) 一种射频感应等离子体制备球形钛粉的装置
JPS6173871A (ja) ダブル.エジエクタ−方式の低温化金属溶射方法
JPS5917378Y2 (ja) 粉粒体の球状化装置
JP2007209924A (ja) 粉砕装置および粉体の球形化処理方法
JPS5936272Y2 (ja) 粉粒体の球状化装置
JPS59125745A (ja) 粉体又は粒体の熱処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees