JPH0427823Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はポケツトベル、カメラなどの携帯用精
密機器を収容するケースに関する。

ポケツトベルやカメラなどは落下時の衝撃によ
つて破損し易いので、収容ケースから抜け出て落
下することを回避する必要がある。又収容ケース
ごと落下したときも、収容ケースのクツシヨン性
によつて内部のポケツトベルなどを衝撃から保護
できればよい。更に収容ケースごと水中に落とし
たとき、収容ケースの浮力によつて全体が浮き、
内部のポケツトベルなどが水に濡れないようにす
ることができれば好適である。

本考案は上記諸要請をすべて満足させる携帯用
精密機器の収容ケースを提供することを目的と
し、携帯用精密機器を収容する前には、この携帯
用精密機器の外形状より若干小さな収容空間が形
成されるような形状を有し、且つゴム弾性を有す
る発泡樹脂を素材として形成されたことを特徴と
するものである。

図示する実施例はポケツトベルａを収容する収
容ケースに係り、ウレタンフオームを素材として
図示するような形状に形成してなるものである。
そして、第２図に示す如く、外皮部１を低発泡の
硬い層とし、内層部２を高発泡の軟い層としてい
る。この収容ケースの収容空間３はポケツトベル
ａを収容する前には、このポケツトベルａの外形
状より若干小さくなるように形成され、ポケツト
ベルａを収容するときには、収容ケースのゴム弾
性を利用して全体を伸張させてポケツトベルａを
収容できるように構成されている。又、外皮部１
及び内層部２を構成する前記ウレタンフオームの
肉厚は、ポケツトベルａを収納した状態で収納ケ
ースを水中に落としても、全体が浮くに充分な浮
力を有するように構成されている。

尚、４は携帯者のベルトを通すための取付輪部
である。又収容ケースの開口部は蓋片５によつて
密閉される。蓋片５はマジツクフアスナー（登録
商標）を用いて閉じられるように構成するとよ
い。

収容ケースの素材としてはウレタンフオームの
外、ネオブレン樹脂などのゴム弾性を有する発泡
樹脂を採用することができる。又収容ケースを形
成する際には、一体成形、熱溶着形成など種々の
手段を採ることができる。更に本考案はカメラな
ど他の携帯用精密機器の収容ケースとしても実施
することができる。

本考案は上記構成を有するので、次のような効
果を奏することができる。

収容ケースはその収容空間が携帯用精密機器
に対し縮少気味に形成され、且つゴム弾性を有
するので、こゝに携帯用精密機器を収容すれ
ば、これと収容ケースがフイツトし、携帯用精
密機器が単独で収容ケースより抜け出て落下す
ることを確実に防ぐことができる。従つて携帯
用精密機器の単独落下による破損を防ぐことが
できる。

収容ケースはゴム弾性を有する発泡樹脂で形
成されているので、落下時において内部の携帯
用精密機器を衝撃から保護することができる。

収容ケースは発泡樹脂で形成されており、そ
の肉厚を大にして、水中で大きな浮力が生ずる
ように構成されているので、内部に携帯用精密
機器を収容した状態で水中に落としたときも、
前記浮力によつて全体が浮くようにでき、携帯
用精密機器を水から保護することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例の斜視図、第２図はそ
の横断平面図である。 ３……収容空間、ａ……携帯用精密機器。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 携帯用精密機器を収納する前には、この携帯用
   精密機器の外形状より若干小さな収納空間が形成
   されるような形状を有し、且つゴム弾性を有する
   発泡樹脂を素材として形成され、発泡樹脂の肉厚
   が携帯用精密機器を収納した状態において水に浮
   くに充分な厚みを有することを特徴とする携帯用
   精密機器の収納ケース。