JPH0427796Y2 - - Google Patents

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JPH0427796Y2
JPH0427796Y2 JP1985010013U JP1001385U JPH0427796Y2 JP H0427796 Y2 JPH0427796 Y2 JP H0427796Y2 JP 1985010013 U JP1985010013 U JP 1985010013U JP 1001385 U JP1001385 U JP 1001385U JP H0427796 Y2 JPH0427796 Y2 JP H0427796Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本考案は、外半部は略水平に延び内半部は半径
方向内方に向つて漸次下降する略円弧状である頂
面を有する容器口頸部に適用される複合容器蓋、
更に詳しくは合成樹脂製中蓋と金属製外蓋との組
合せから成る複合容器蓋に関する。 〔従来の技術〕 実公昭37−24462号公報或いは実公昭39−25869
号公報に開示されている如く、従来から、合成樹
脂製中蓋と金属製外蓋との組合せから成る複合容
器蓋が提案され実用に供されている。中蓋は天面
壁及びこの天面壁の周縁から垂下する筒状スカー
ト壁を有する。かような複合容器蓋においては、
一般に、中蓋に外蓋が被嵌され、そして外蓋が被
嵌された中蓋が容器口頸部に被嵌される。外蓋
は、例えばそのスカート壁の下端部を半径方向内
方へ変形せしめて容器口頸部の外周面に形成され
ている係止あご部に係止せしめることによつて、
容器口頸部に係着され、かくして中蓋及び外蓋が
容器口頸部に所要通りに保持される。容器口頸部
を解放する際には、適宜の開栓具によつて或いは
外蓋を部分的に被断せしめることによつて容器口
頸部に対する外蓋の係着を解除し、複合容器蓋全
体を容器口頸部から離脱せしめる。かようにして
容器口頸部を開封した後においては、複合容器蓋
における中蓋のみが単独で所謂仮蓋として使用さ
れる。即ち、中蓋のみが単独で容器口頸部に被嵌
され、容器口頸部を一時的に閉塞する。 他方、麺類のための付汁等の容器として、容器
口頸部の頂面の外半部は略水平に延び内半部は半
径方向内方に向つて漸次下降する略円弧状である
形態のものが使用されている。 〔考案が解決しようとする課題〕 而して、上述した形態の容器口頸部、即ち外半
部は略水平に延び内半部は半径方向内方に向つて
漸次下降する略円弧形状である頂面を有する容器
口頸部に従来の複合容器蓋を適用した場合、複合
容器蓋の外面に異物が衝突する等によつて複合容
器蓋に衝撃が加えられた時に、容器口頸部の密封
が毀損されてしまう虞が少なくない、という問題
がある。 本考案はかかる事実に鑑みてなされたものであ
り、その技術的解決課題は、複合容器蓋における
中蓋の形態に改良を加えて、複合容器蓋の外面に
衝撃が加えられた時の密封維持特性を大幅に向上
せしめることである。 〔課題を解決するための手段〕 本考案における解決手段は、(1)中蓋の天面壁
を、容器口頸部の頂面の外半部に対向して位置す
る外側部と、この外側部から半径方向内方に向つ
て下方に傾斜して延び且つ容器口頸部の頂面の内
半部の外側領域に対向して位置する外側傾斜部と
を含む形態にせしめ、(2)上記外側部の内面には、
容器口頸部の頂面の外半部に密接せしめられる環
状突条を形成し、(3)上記外側傾斜部の内面は、容
器口頸部の頂面の外半部と内半部との境界領域に
密接せしめ、(4)そして更に、天面壁の外側傾斜部
よりも半径方向内側の領域に、環状シールリツプ
を形成し、この環状シールリツプを天面壁の内面
から中心軸線に実質上平行に下方に延びる基部及
びこの基部から半径方向外方に傾斜して下方に延
びる自由端部を有し、自由端部が容器口頸部の頂
面の内半部の内側領域に密接せしめる、ことであ
る。 即ち、本考案によれば、外半部は略水平に延び
内半部は半径方向に向つて漸次下降する略円弧状
である頂面を有する容器口頸部に被嵌される合成
樹脂製中蓋と、該中蓋上に被嵌されて該容器口頸
部に係着される金属製外蓋との組合せから成り、
該中蓋は天面壁及び該天面壁の周縁から垂下する
筒状スカート壁を有する複合容器蓋において、 該中蓋の該天面壁は、該容器口頸部の該頂面の
該外半部に対向して位置する外側部と、該外側部
から半径方向に向つて下方に傾斜して延び且つ該
容器口頸部の該頂面の該内半部の外側領域に対向
して位置する外側傾斜部とを含み、該外側部の内
面には、該容器口頸部の該頂面の該外半部に密接
せしめられる環状突条が形成されており、該外側
傾斜部の内面は、該容器口頸部の該頂面の該外半
部と該内半部との境界領域に密接せしめられ、該
天面壁の該外側傾斜部よりも半径方向内側の領域
には、環状シールリツプが形成されており、該環
状シールリツプは該天面壁の内面から中心軸線に
実質上平行に下方に延びる基部及び該基部から半
径方向外方に傾斜して下方に延びる自由端部を有
し、該自由端部は該容器口頸部の該頂面の該内半
部の内側領域に密接せしめられる、ことを特徴と
する複合容器蓋が提供される。 〔作用〕 本考案の容器蓋においては、後述する実験例か
ら明確に理解される通り、中蓋に作用される独特
な密封様式によつて容器口頸部に対する密封特性
が改善され、複合容器蓋の外面に衝撃が加えられ
た時の密封維持特性が大幅に向上せしめられる。 〔実施例〕 以下、添付図面を参照して、本考案に従つて構
成された複合容器蓋の一実施例について詳細に説
明する。 第1図及び第2図を参照して説明すると、本考
案に従つて構成された全体を番号2で示す複合容
器蓋は、金属製外蓋4と合成樹脂製中蓋6との組
合せから成る。 外蓋4は適宜の形態のものでよいが、図示の実
施例においては、外蓋4は本体8とこの本体8と
は別個に形成された閉塞部材10とから構成され
ている。アルミニウム基合金又はクロム酸処理鋼
の如き適宜の金属薄板から形成することができる
本体8は、略円筒形状のスカート壁12、このス
カート壁12の上端に連なる環状頂面壁14、環
状頂面壁14の内周縁の一部から内方に延びる連
接片16、及び連接片16の内側端に連なる引張
リング18を有する。第1図及び第3図を参照し
て説明すると、スカート壁12は下方に向つて内
方へ若干傾斜せしめられ、スカート壁12の下端
には外巻カール19が形成されている。環状頂面
壁14は、スカート壁12の上端からほぼ水平に
内方に延びる第1の部分14a、この第1の部分
14aから内方へ向つて幾分下方へ傾斜して延び
る第2の部分14b、及び第2の部分14bから
実質上水平に内方へ延びる第3の部分14cを有
する。連接片16は、環状頂面壁14の第3の部
分14cの一部からほぼ水平に内方へ延びてい
る。引張リング18には、連接片16に連なる部
位においては半円形断面であるがその他の部位に
おいては略円形断面を有するように曲げ加工が施
されている。第2図に図示する如く、上記環状頂
面壁14及びスカート壁12には、上記連接片1
6の両側縁に引続いて延びる一対の弱化線20及
び22が形成されている。かかる一対の弱化線2
0及び22は、材料厚さを低減せしめることによ
つて形成される所謂スコアでよい。一方の弱化線
20は、環状頂面壁14及びスカート壁12の全
体に渡つて延びているが、他方の弱化線22は、
スカート壁12の下端部近傍、更に詳しくはカー
ル19の直ぐ上方の部位までしか延びておらず、
かかる弱化線22の下端はスカート壁12の下端
部近傍において弧状にわん曲せしめられている。
環状頂面壁14の第2の部分14b及び第3の部
分14cにおける上記一対の弱化線20及び22
間の領域並びに連接片16には、補強突条24が
形成されている。 本体8と同様にアルミニウム基合金又はクロム
酸処理鋼の如き適宜の金属薄板から形成すること
ができる閉塞部材10は、全気体として円板形状
であり、第1図及び第3図に図示する如く、本体
8内に挿入されて本体8の頂面に存在する開口、
即ち環状頂面壁14と引張リング18との間に存
在する弧状開口26及び引張リング18内に存在
する円形開口28を閉塞する。図示の閉塞部材1
0は、本体8におけるスカート壁12の上端部及
び環状頂面壁14の第1の部分14aに接触せし
められる外周部10a、この外周部10aから内
方に向つて幾分下方に傾斜して延び且つ本体8に
おける環状頂面壁14のだい2の部分14bに接
触せしめられる外側傾斜部10b、外側傾斜部1
0bから実質上水平に内方に延び且つ本体8にお
ける環状頂面壁14の第3の部分14cの外側領
域に接触せしめられる環状水平部10c、環状水
平部10cから内方に向つて幾分下方に傾斜して
延びる(従つて、本体8における環状頂面壁14
の第3の部分14cの内側領域に対して漸次離隔
する)内側傾斜部10d、及び内側傾斜部10d
に続く実質上水平な中央円形水平部10eを有す
る。閉塞部材10の外径は、本体8のスカート壁
12の下端部の内径より若干大きくせしめられて
おり、本体8内に閉塞部材10を挿入する際に
は、スカート体12が弾性的に拡張され、そして
第1図及び第3図に図示する如く本体8内の所要
位置まで閉塞部材10を強制的に挿入すると、ス
カート壁12によつて閉塞部材10が弾性的に保
持される。所望ならば適宜の接着剤によつて閉塞
部材10を本体8に接合することもできる。この
場合、本体8の内面と閉塞部材10の外面との間
に接着剤を存在せしめることもできるが、閉塞部
材10の周縁部に周方向に間隔を置いて複数個の
開口又は切欠きを形成しておき、本体8内の所要
位置に閉塞部材10を挿入した後に閉塞部材10
の内面から適宜の接着剤を施し、かかる接着剤が
閉塞部材10の内面に付着すると共に上記開口又
は切欠きを介して本体8の内面にも付着し、かく
して本体8と閉塞部材10とを接合するようにす
ることもできる。 次に、第1図,第2図及び第3図を参照して中
蓋6について説明する。ポリエチレンの如き適宜
の合成樹脂材料から射出又は圧縮成形等によつて
形成することができる中蓋6は、円形天面壁30
及びこの天面壁30の周縁から垂下する円筒状ス
カート壁32を有するる。図示の実施例において
は、天面壁30は、略水平に延びる外側部30
a、この外側部30aから内方に向つて下方に幾
分傾斜して延びる外側傾斜部30b、外側傾斜部
30bから実質上水平に内方に延びる環状中間部
30c環状中間部30cから内方に向つて下方に
幾分傾斜して延びる内側傾斜部30d、及び内側
傾斜部30dに続く実質上水平な円形中央部30
eを有する。本考案においては天面壁30の内面
に環状シールリツプ34が一体に形成されている
ことが重要である。かかる環状シールリツプ34
は、天面壁30における上記外側傾斜部30bよ
りも内側の領域に形成されていいることが重要で
あり、図示の実施例においては、天面壁30にお
ける上記内側傾斜部30dから下方に延びる環状
シールリツプ34が形成されている。この環状シ
ールリツプ34は、天面壁30における上記内側
傾斜部30dから中心線軸に実質上平行に、即ち
実質上鉛直に下方に延びる基部34aと、この基
部34aの下端から外方に傾斜して下方に延びる
自由端部34bとを有する。自由端部34bの傾
斜角度αは、40度乃至80度、特に50度乃至70度で
あるのが好ましい。天面壁30の外側部30aの
内面には環状突条35が形成されている。 図中の中蓋6におけるスカート壁32は、比較
的肉厚の上部乃至主部32aに加えて、かかる主
部32aから更に下方に垂下する比較的肉薄の下
部乃至延長部32bを有する。第1図に図示する
如く、中蓋6は上記外蓋4内に組込まれる、換言
すれば中蓋6に上記外蓋4が被嵌されるが、主部
32aの下端は外蓋4のスカート壁12の下端に
対応して位置、延長部32bは外蓋4のスカート
壁12の下端を越えて下方に突出する。主部32
aの下端部内周面には、周方向に連続して延びる
環状であるのが好ましい係止突起36が形成され
ている。一方、延長部32bには周方向に間隔を
置いて比較的大きな切欠き38が形成されてお
り、かかる切欠き38間に略矩形の垂下片40が
規定されている。 上述した通りの外蓋4と中蓋6との組合わせか
ら成る複合容器蓋2は、第4図及び第5図に図示
する通りの口頸部を有する、ガラス又は適宜の合
成樹脂製でよい容器に好都合に適用される。第4
図及び第5図を参照して、それ自体は、周知の口
頸部について簡単に説明すると、全体を番号42
で示す口頸部は略円筒形状であり、その状面は開
口されている。口頸部42の外周面上端部には、
半径方向外方に張出された環状係止あご部44が
形成されている。口頸部42の頂面は、略水平に
延びる外半部46と、半径方向内方に向つて漸次
下降する略円弧状の内半部48とを有する。 第1図及び第3図と共に第4図及び第5図を参
照して説明すると、口頸部42を複合容器蓋2に
よつて密封する際には、第1図及び第3図に図示
する如く外蓋4内に中蓋6を組込んで複合容器蓋
2にせしめ、しかる後に、第4図及び第5図に図
示する如く複合容器蓋2を口頸部42に所要通り
に被嵌する。所望ならば、最初に中蓋6のみを口
頸部42に所要通りに被嵌し、次いで外蓋4を中
蓋6に所要通りに被嵌することもできる。次い
で、それ自体は周知の蓋締装置(図示していな
い)によつて、外蓋4のスカート体12の下端即
ち外巻カール19を半径方向内方に強制的に変形
せしめる。かくすると、第3図と第5図を比較参
照することによつて容易に理解される如く、外蓋
4におけるスカート体12の外巻カール19の変
形に付随して、中蓋6におけるスカート壁32の
主部32aの下端も半径方向内方に強制的に変形
され、かくして、中蓋6における係止突起36が
充分に深く口頸部42の係止あご部44に係止さ
れると共に、中蓋6のスカート壁32を介して外
蓋4の外巻きカール19が口頸部42の係止あご
部44に係止され、中蓋6及び外蓋4が口頸部4
2に係着される。かようにして中蓋6及び外蓋4
が口頸部42に係着されると、第5図に図示する
如く、中蓋6の天面壁30における外側部30a
の内面に形成されている環状突条35が口頸部4
2の頂面における外半部46に密接せしめられ、
中蓋6の天面壁30における外側傾斜部30bの
内面が口頸部42の頂面における外半部46と内
半部48との境界領域に密接せしめられ、そして
更に、中蓋6の天面壁30における内側傾斜部3
0dの内面に形成されている環状シールリツプ3
4の自由端部34が口頸部42の頂面における内
半部48に密接せしめられ、かくして口頸部42
が充分確実に密封される。 本考案に従つて構成された複合容器蓋において
は、中蓋6が独特な形態にせしめられており、環
状突条35、外側傾斜部30b及び環状シールリ
ツプ34の協働によつて口頸部42が密封され、
それ故に複合容器蓋2に相当な衝撃が加えられて
も口頸部42の密封が毀損されることなく維持さ
れる。 消費者が口頸部42を開封するためには、外蓋
4の本体8に形成されている引張リング18に指
をかけて、引張リング18を上方及び連接片16
側に引張る。かくすると、本体8に形成されてい
る一対の弱化線20及び22が破断される。一方
の弱化線20は本体8のスカート壁12の下端ま
で延在している故に、この弱化線20が破断され
ると、本体8の環状頂面壁14及びスカート壁1
2が有端形態に開放され、従つて口頸部42に対
する本体8の係着が解除される。他方、に弱化線
22は本体8のスカート壁12の下端部近傍、更
に、詳しくはカール19の直ぐ上方の部位までし
か延びておらず、従つてこの弱化線22が破断さ
れても、引張リング18は本体8から完全に分離
されることなく本体8に接続され続ける。それ故
に一対の弱化線20及び22の破断に続いて、引
張リング18を上方に引張ると、外蓋4、即ち本
体8とこの本体8内に保持されている閉塞部材1
0とが口頸部42から離脱される。他方、中蓋4
は、そのスカート壁32の形成されている係止突
起36が口頸部42の係止あご部44に弾性的に
係止されている故に、口頸部42に残留する。し
かる後に、中蓋6を口頸部42から離脱せしめる
と、口頸部部42が開封される。中蓋6を口頸部
42から離脱する際には、スカート壁32の延長
部34bに存在する垂下片40に指をかけること
ができ、従つて充分容易に口頸部42から中蓋6
を離脱することがてきる。 上述した通りにして口頸部42を開封した後に
おいて口頸部42を一時的に閉塞することが望ま
れる場合には、中蓋6を所謂仮蓋として使用する
ことができる。即ち、中蓋6のみを単独で口頸部
42に被嵌する。かくすると、中蓋6のスカート
壁32に形成されている係止突起36が口頸部4
2の係止あご部44に再び弾性的に係合し、これ
によつて中蓋6が口頸部42に保持され、口頸部
42が閉塞される。 〔実験例及び比較実験例〕 実験例 厚さ0.23mmのアルミニウム基合金薄板から外蓋
の本体を形成すると共に、厚さ0.20mmのアルミニ
ウム基合金薄板から外蓋の閉塞部材を形成し、か
くして第1図乃至第3図に図示する通りの形態の
外蓋を製作した。また、密度0.932、メルトイン
デツクス2.6の中密度ポリエチレンから射出成形
によつて第1図乃至第3図に図示す通りの形態の
中蓋を形成した。かかる中蓋における環状シール
リツプの各部法は次の通りであつた。 基部の長さl1 ……1.0mm 自由端部の長さl2 ……2.4mm 自由端部の厚さt ……0.5mm 自由端部の傾斜角度α ……60度 上記中蓋を上記外蓋内に組込み、かくして第1
図及び第3図に図示する通りの形態の複合容器蓋
を製作した。そして、第4図及び第5図に図示す
る通りの形態の口頸部を有する、内容量428mlの
市販のガラス製容器に、80℃の温水を400ml充填
し、しかる後に、上記複合容器蓋を容器口頸部に
第4図及び第5図に図示する通りに装着して容器
口頸部を密封した。そして、密封された容器を室
温に12時間放置した後に、次の通りの衝撃試験を
遂行した。即ち、第6図に図示する如く、空中円
筒50を実質上鉛直に直立せしめると共に、傾斜角
度θ=15度である上面を有する鋼鉄塊52を円筒
50の下端に配置し、複合容器蓋によつて密封さ
れた容器を落下距離h=30cm、60cmで倒立状態に
て円筒50内を自然落下させて鋼鉄塊52に衝突
せしめた。そして更に、容器を室温に12時間放置
し、しかる後に周知の真空測定器によつて容器内
の真空度を測定した。10個の複合容器蓋について
遂行した衝撃試験結果は、下記第1表の通りであ
つた。 比較実験例 比較のために、中蓋に環状シールリツプが存在
しない点を除けば上記実験例と同様な複合容器蓋
を製作した。そして、かかる複合容器蓋10個につ
いて、上記実験例と同様にして衝撃試験を遂行し
たところ、その結果は下記第1表の通りであつ
た。
〔考案の効果〕
以上詳述した通りであるので、本考案によれ
ば、密封特性、特に衝撃が加えられた時の密封維
持特性が大幅に向上せしめられ、そしてまた中蓋
のみが仮蓋として使用される時の閉塞特性も大幅
に向上せしめられた、実用上著しく有益な複合容
器蓋が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に従つて構成された複合容器
蓋の一実施例を、一部を断面で示す側面図。第2
図は、第1図の複合容器蓋を示す分解斜面図。第
3図は、第1図の複合容器蓋の一部を示す部分断
面図。第4図は、第1図の複合容器蓋を容器口頸
部に装着した状態を、一部を断面で示す側面図。
第5図は、第1図の複合容器蓋を容器口頸部に装
着した状態の一部を示す部分断面図。第6図は、
実験例及び比較実験例における衝撃試験方法を説
明するための簡略断面図。 2……複合容器蓋、4……外蓋、6……中蓋、
8……外蓋の本体、10……外蓋の閉塞部材、3
0……中蓋の天面壁、32……中蓋のスカート
壁、34……中蓋の環状シールリツプ、34a…
…環状シールリツプの基部、34b……環状シー
ルリツプの自由端部、42……容器口頸部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 外半部は略水平に延び内半部は半径方向内方
    に向つて漸次下降する略円弧状である頂面を有
    する容器口頸部に被嵌される合成樹脂製中蓋
    と、該中蓋上に被嵌されて該容器口頸部に係着
    される金属製外蓋との組合せから成り、該中蓋
    は天面壁及び該天面壁の周縁から垂下する筒状
    スカート壁を有する複合容器蓋において、 該中蓋の該天面壁は、該容器口頸部の該頂面
    の該外半部に対向して位置する外側部と該外側
    部から半径方向内方に向つて下方に傾斜して延
    び且つ該容器口頸部の該頂面の該内半部の外側
    領域に対向して位置する外側傾斜部とを含み、
    該外側部の内面には、該容器口頸部の該頂面の
    該外半部に密接せしめられる環状突条が形成さ
    れており、該外側傾斜部の内面は、該容器口頸
    部の該頂面の該外半部と該内半部との境界領域
    に密接せしめられ、該天面壁の該外側傾斜部よ
    りも半径方向内側の領域には、環状シールリツ
    プが形成されており、該環状シールリップは該
    天面壁の内面から中心軸線に実質上平行に下方
    に延びる基部及び該基部から半径方向外方に傾
    斜して下方に延びる自由端部を有し、該自由端
    部は該容器口頸部の該頂面の該内半部の内側領
    域に密接せしめられる、ことを特徴とする複合
    容器蓋。 2 該容器口頸部の外周面には係止あご部が一体
    に形成されており、該中蓋の該スカート壁の内
    周面には該係止あご部に弾性的に係止せしめら
    れる係止突起が一体に形成されている、実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の複合容器蓋。 3 該外蓋は筒状スカート壁を有し、該スカート
    壁の下端部は、半径方向内方に変形されて、該
    中蓋の該スカート壁を介して該容器口頸部の該
    係止あご部に係止され、かくして該外蓋が該容
    器口頸部に係着される、実用新案登録請求の範
    囲第2項記載の複合容器蓋。 4 該中蓋の該スカート壁は、該外蓋のスカート
    壁の下端を越えて下方に延びる延長部を有し、
    該延長部には周方向に間隔を置いて切欠きが形
    成されている、実用新案登録請求の範囲第3項
    記載の複合容器蓋。 5 該外蓋は筒状スカート壁、該筒状スカート壁
    に連なる環状頂面壁及び該環状頂面壁の内周縁
    の一部に連接片を介して連なる引張リングを有
    し、且つ該環状頂面壁及び該スカート壁には該
    連接片の両側縁に引続いて延びる一対の弱化線
    が形成されている本体と、該本体内に位置付け
    られて該本体の頂面に存在する開口部を閉塞す
    る円板形状の閉塞部材とから構成されている、
    実用新案登録請求の範囲第1項から第4項まで
    のいずれかに記載の複合容器蓋。
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