JPH042770Y2 - - Google Patents

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JPH042770Y2
JPH042770Y2 JP1985014226U JP1422685U JPH042770Y2 JP H042770 Y2 JPH042770 Y2 JP H042770Y2 JP 1985014226 U JP1985014226 U JP 1985014226U JP 1422685 U JP1422685 U JP 1422685U JP H042770 Y2 JPH042770 Y2 JP H042770Y2
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oil hole
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wrapping
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JP1985014226U
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、クランクシヤフトのジヤーナル部の
軸方向両側のスラスト受面とジヤーナル部の周囲
に開口するオイル穴の口縁部とをラツピングする
たものクランクシヤフト用ラツピング装置に関す
る。
(従来の技術) 従来スラスト受面のラツピング装置として、第
1図及び第2図に示すように、ワークたるクラン
クシヤフトwのジヤーナル部waの径方向外側に
配置される機体aに、先方にのびて1対のアーム
b,bを互に開閉自在に枢支して、その先端部外
面にベルト状の研磨布cを張り渡すと共に、該機
体a上に該両アームb,bを開閉する開閉シリン
ダdを設け、該両アームb,bの先端部をジヤー
ナル部waの軸方向両側のスラスト受面wb,wb
間に挿入して拡開させることにより該研磨布cを
該各スラスト受面wbに押し当て、この状態でク
ランクシヤフトwを回転させて該各スラスト受面
wbのラツピングを行なうようにしたものは知ら
れる。
この場合、スラスト受面wbに研磨筋が付かな
いよう研磨布c従つてアームb,bをジヤーナル
部waの径方向にオシレーシヨンさせる必要があ
るが、アームb,bだけをオシレーシヨンさせる
ことは無理であるため、このものでは機体aを固
定枠eにガイドロツドfを介して摺動自在に支持
させ、偏心シヤフトgを用いたオシレーシヨン機
構により機体a全体をジヤーナル部waの径方向
にオシレーシヨンさせるようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記のものでは、機体a全体をオシレーシヨン
させることから、オシレーシヨン機構やガイド機
構が大型複雑化して装置が高価になると共に、研
磨布の張力管理が必要になつて作業性が悪くな
り、更にスラスト受面のラツピングと同時にジヤ
ーナル部wa周面のオイル穴口縁部のラツピング
を行ない得られるよう機体aにオイル穴用のラツ
ピング工具を併設したくとも、機体aの全長に渡
つてアームb,bやその開閉シリンダdが配置さ
れるためスペース的に併設は困難であり、仮に併
設できたとしても、機体aのオシレーシヨンでオ
イル穴用ラツピング工具が不必要にオシレーシヨ
ンされてしまうため、オイル穴口縁部のラツピン
グは機体aを停止させた状態で行なわねばなら
ず、スラスト受面wbとの同時ラツピングは不可
能となる。
本考案は上記問題点を解決した装置を提供する
ことをその目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成すべく、クランクシ
ヤフトのジヤーナル部の軸方向両側のスラスト受
面と該ジヤーナル部の周囲に開口するオイル穴の
口縁部とをラツピングするための装置であつて、
該ジヤーナル部の径方向外側に配置される機体の
先端に、該両スラスト受面間に挿入されるツール
ホルダをシリンダを介して該径方向にオシレーシ
ヨン動作自在に支持させ、該ホルダの両側に該各
スラスト受面に対向して進退自在の1対の砥石を
設けると共に、該機体に、該ツールホルダを該両
スラスト受面の対向方向に直交する方向から挾む
ようにして先方にのびて該ジヤーナル部を回転可
能にクランプする1対のクランプアームを備える
オイル穴用ラツピング工具を取付け、該両クラン
プアームを該機体に設けた開閉用シリンダで開閉
自在とし、該両クランプアームの先端部内側面に
ベルト状の研磨布を張り渡すと共に、該各クラン
プアームの先端部に、前記オイル穴の口縁部の回
転軌跡に合致する部分に位置させて、該研磨布を
該ジヤーナル部の径方向内方に押圧する押しピン
を取付えたことを特徴とする。
(実施例) 本考案は第3図以下に示す実施例に付説明す
る。図面で1はワークたるクランクシヤフトwの
ジヤーナル部waの径方向外側に配置した機体を
示し、該機体1の先端に、ジヤーナル部waの軸
方向両側のスラスト受面wb,wb間に挿入される
ツールホルダ2をシリンダ3を介して該径方向に
オシレーシヨン動作自在に支持させるものとし、
これを更に詳述するに、該機体1の先端にエア式
のシリンダ3を固設して、該シリンダ3内のピス
トン3aにツールホルダ2をこれに一体のロツド
2aにおいて連結し、該ピストン3aを該機体1
に形成した第1エア供給口41からの該シリンダ
3内へのエアの供給でばね3bに抗して前進させ
るようにし、供給エアを脈動変化させて、該ピス
トン3a従つて該ツールホルダ2を、該シリンダ
3の先端に設けた蓋板3cへの該ホルダ2の当接
で位置決めされる後退位置と、該蓋板3cから該
シリンダ3内にのびるガイドスリーブ3dへの該
ピストン3aの当接で位置決めされる前進位置と
の間でオシレーシヨンさせるようにした。
該ツールホルダ2には、その両側に各スラスト
受面wb,wbに対向して進退自在の1対の砥石
5,5が設けられるもので、これを更に詳述する
に、図示のものでは第5図に明示する如く該ツー
ルホルダ2を筒状に形成してこれに1対のピスト
ン部材6,6を摺動自在に嵌挿し、該各ピストン
部材6の外面に各砥石5をその取付板5aを介し
てビス止めするものとし、該両ピストン部材6,
6をその一方から延出した中心線上の軸部6aと
他方から延出した筒部6bとにおいて互に遊嵌さ
せて、両者6a,6bの先端部間に縮挿したばね
7により該両ピストン部材6,6を互に閉じ側に
附勢すると共に、該ホルダ2に一体の前記ロツド
2aに該両ピストン部材6,6の対向間隙に連な
る軸孔8を形成して、該軸孔8を前記したピスト
ン3aとシリンダ3の壁部とを介して機体1に形
成した第2エア供給口42に接続し、該第2エア
供給口42からのエアを該間隙に供給することに
より該両ピストン部材6,6を該ばね7に抗して
拡開させ、該各砥石5を該各スラスト受面wbに
当接させるようにした。
尚、該両ピストン部材6,6は該ツールホルダ
2に対しその内周面に形成した突起9により外方
に抜け止めされると共に、該ホルダ2内に設けた
ピン10により回り止めされるようにし、又該ホ
ルダ2はシリンダ3に取付けたピン11により該
シリンダ3に対し回り止めされるようにした。
図面で12はジヤーナル部waの周面のオイル
穴wcの口縁部をラツピングするオイル穴用ラツ
ピング工具を示し、該工具12は、機体1に枢支
した先方にのびる上下1対のクランプアーム1
3,13を備え、該両アーム13,13を該機体
1の後部に設けたシリンダ14に連動するスライ
ダ15とリンク16,16とから成るトグル機構
により開閉自在とし、更に該両アーム13,13
間にその先端部内側面に沿わせてベルト状の研磨
布17を張り渡すと共に、該各アーム13の先端
部にシリンダ18で作動される押しピン19を組
付け、該両アーム13,13をジヤーナル部wa
が回転可能となる程度のクランプ力で閉じてジヤ
ーナル部waの周面に上下から研磨布17を押し
当て、クランクシヤフトwの回転でオイル穴wc
の口縁部が該押しピン19の対向位置に来たとき
該研磨布17が該口縁部に該押しピン19により
押し込まれて、そのラツピングが行なわれるよう
にした。
尚、機体1はその尾端において図示しない機枠
上の支軸20に枢支され、上側のクランプアーム
13に取付けた吊持スプリング21により略水平
姿勢に保持されるものとした。
(作用) 本考案の作用を上記実施例に基いて説明する。
先ず、1対のクランプアーム13,13を開いた
状態でクランクシヤフトwをそのジヤーナル部
waの軸方向側のスラスト受面wb,wb間にクラ
ンプアーム13,13とツールホルダ2とが挿入
されるように位置決めしてセツトし、次いでクラ
ンプアーム13,13を閉じてジヤーナル部wa
を回転可能にクランプすると共に、ツールホルダ
2に備える1対のピストン部材6,6を拡開させ
てその外側面の砥石5,5をスラスト受面wb,
wbに当接させ、この状態でクランクシヤフトW
を回転させ、同時にツールホルダ2をシリンダ3
を介してジヤーナル部waの径方向にオシレーシ
ヨンさせる。
これによれば、各砥石5がツールホルダ2と一
体に径方向にオシレーシヨンされて、各スラスト
受面wbが該各砥石5によりラツピングされ、一
方、クランプアーム13,13はジヤーナル部
waをクランプし続け、ジヤーナル部waの周面の
オイル穴wcの口縁部が上記の如く押しピン19
の補助を受けて研磨布17によりラツピングされ
る。
(考案の効果) 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、ジヤーナル部の軸方向両側のスラスト受面を
ラツピングする両側の砥石を備えるツールホルダ
を機体の先端にシリンダを介してオシレーシヨン
動作自在に支持させると共に、ジヤーナル部の周
面に開口するオイル穴用のラツピング工具を構成
する開閉自在な1対のクランプアームを、該両ア
ーム間に前記ツールホルダが収まるように機体に
取付けるため、ツールホルダとその両側の砥石と
から成るスラスト受面用のラツピング工具とオイ
ル穴用のラツピング工具とを機体にスペース効率
良くコンパクトに配置でき、而もツールホルダを
オシレーシヨンさせてスラスト受面をラツピング
する際、機体はオシレーシヨンさせる必要がな
く、そのためスラスト受面のラツピングに際し、
クランプアームでジヤーナル部をクランプしてお
くことができ、オイル穴の口縁部が押しピンの対
向位置に来る毎に研磨布が口縁部に押し込まれて
口縁部がラツピングされ、かくてスラスト受面と
オイル穴口縁部の同時ラツピングが可能となつ
て、生産性の向上と設備費の削減とを図れる効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の平面図、第2図はその側面
図、第3図は本案工具の1例の截断側面図、第4
図はその一部を截除した平面図、第5図は第3図
の−線拡大截断平面図、第6図は第5図の
−線截断側面図である。 1……機体、2……ツールホルダ、3……シリ
ンダ、5……砥石、12……オイル穴用ラツピン
グ工具、13……クランプアーム、14……開閉
用シリンダ、17……研磨布、19……押しピ
ン、w……クランクシヤフト、wa……ジヤーナ
ル部、wb……スラスト受面、wc……オイル穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランクシヤフトのジヤーナル部の軸方向両側
    のスラスト受面と該ジヤーナル部の周面に開口す
    るオイル穴の口縁部とをラツピングするための装
    置であつて、該ジヤーナル部の径方向外側に配置
    される機体の先端に、該両スラスト受面間に挿入
    されるツールホルダをシリンダを介して該径方向
    にオシレーシヨン動作自在に支持させ、該ホルダ
    の両側に該各スラスト受面に対向して進退自在の
    1対の砥石を設けると共に、該機体に、該ツール
    ホルダを該両スラスト受面の対向方向に直交する
    方向から挾むようにして先方にのびて該ジヤーナ
    ル部を回転可能にクランプする1対のクランプア
    ームを備えるオイル穴用ラツピング工具を取付
    け、該両クランプアームを該機体に設けた開閉用
    シリンダで開閉自在とし、該両クランプアームの
    先端部内側面にベルト状の研磨布を張り渡すと共
    に、該各クランプアームの先端部に、前記オイル
    穴の口縁部の回転軌跡に合致する部分に位置させ
    て、該研磨布を該ジヤーナル部の径方向内方に押
    圧する押しピンを取付けたことを特徴とするクラ
    ンクシヤフト用ラツピング装置。
JP1985014226U 1985-02-05 1985-02-05 Expired JPH042770Y2 (ja)

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JP1985014226U JPH042770Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

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JP1985014226U JPH042770Y2 (ja) 1985-02-05 1985-02-05

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JPS61131268U JPS61131268U (ja) 1986-08-16
JPH042770Y2 true JPH042770Y2 (ja) 1992-01-30

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7033245B2 (en) 2003-02-12 2006-04-25 Nissan Motor Co., Ltd. Lapping apparatus and lapping method

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5676329A (en) * 1979-11-26 1981-06-23 Toyota Motor Corp Method and device for lapping

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US7033245B2 (en) 2003-02-12 2006-04-25 Nissan Motor Co., Ltd. Lapping apparatus and lapping method

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JPS61131268U (ja) 1986-08-16

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