JPH04276537A - 変動する回転機械の診断方法 - Google Patents
変動する回転機械の診断方法Info
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- JPH04276537A JPH04276537A JP3062452A JP6245291A JPH04276537A JP H04276537 A JPH04276537 A JP H04276537A JP 3062452 A JP3062452 A JP 3062452A JP 6245291 A JP6245291 A JP 6245291A JP H04276537 A JPH04276537 A JP H04276537A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02P—CONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
- H02P5/00—Arrangements specially adapted for regulating or controlling the speed or torque of two or more electric motors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転機械の状態を表す
信号を利用して、その回転機械に発生する異常の種類、
部位、程度を自動的に判定するようにした変動する回転
機械の診断方法に関するものである。
信号を利用して、その回転機械に発生する異常の種類、
部位、程度を自動的に判定するようにした変動する回転
機械の診断方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の回転機械の異常診断は、定速回転
している定速回転機械あるいは定速回転に達するまでの
過度的な回転における定速回転機械に対して適用可能で
あった。しかしながら、異常診断を必要とする回転機械
の中には、起動運転完了以降の通常の運転状態において
回転数や負荷の大きさが相当範囲にわたり変動するもの
(例えば、セメント製造プロセスにおいては、ロータリ
・キルンの駆動装置や閉回路粉砕系におけるエアセパレ
ータ駆動装置)がある。このような回転機械に対して、
その状態を表す信号を利用して異常診断を行おうとする
場合には、従来の定速回転機械に対する異常診断方法で
は、定速回転の近傍回転でしか診断できない。
している定速回転機械あるいは定速回転に達するまでの
過度的な回転における定速回転機械に対して適用可能で
あった。しかしながら、異常診断を必要とする回転機械
の中には、起動運転完了以降の通常の運転状態において
回転数や負荷の大きさが相当範囲にわたり変動するもの
(例えば、セメント製造プロセスにおいては、ロータリ
・キルンの駆動装置や閉回路粉砕系におけるエアセパレ
ータ駆動装置)がある。このような回転機械に対して、
その状態を表す信号を利用して異常診断を行おうとする
場合には、従来の定速回転機械に対する異常診断方法で
は、定速回転の近傍回転でしか診断できない。
【0003】一方、発電機等の起動停止時の過度状態に
おける異常診断方法については、起動停止時の過度状態
と定速運転時の定速回転状態を診断対象としているため
、起動運転完了以降の通常運転時で回転数や負荷の大き
さが相当量変動する場合と比べて、機械の状態において
両者間に大きな相違があるため、その診断方法は適用で
きない。また、発電機等の起動停止時の過度状態におけ
る異常診断方法では、得られた異常を示す徴候に進展が
認められた場合、果たしてその徴候の進展が回転機械の
内部での異常の進展によるものなのか、あるいは回転数
や負荷の大きさの変化によるものなのかを明確に判定診
断することは困難である。
おける異常診断方法については、起動停止時の過度状態
と定速運転時の定速回転状態を診断対象としているため
、起動運転完了以降の通常運転時で回転数や負荷の大き
さが相当量変動する場合と比べて、機械の状態において
両者間に大きな相違があるため、その診断方法は適用で
きない。また、発電機等の起動停止時の過度状態におけ
る異常診断方法では、得られた異常を示す徴候に進展が
認められた場合、果たしてその徴候の進展が回転機械の
内部での異常の進展によるものなのか、あるいは回転数
や負荷の大きさの変化によるものなのかを明確に判定診
断することは困難である。
【0004】また、他に、本出願人の別途出願による特
願平1−235587号の変動する回転機械の診断方法
がある。この方法は、回転機械が正常な時に回転数と負
荷とを相当範囲内で変動させて得られるベースライン徴
候データ群と各診断実施時に得られる徴候データ群とに
基づいて回転機械の回転数および負荷の変動に起因する
影響度を抽出し、各診断実施時に得られる徴候データか
ら影響度を分離評価して回転機械の異常を診断するよう
にしたものであり、回転数変動や負荷変動による影響を
分離した後、既知の定速回転機械に対する診断方法を適
用するようにした方法である。
願平1−235587号の変動する回転機械の診断方法
がある。この方法は、回転機械が正常な時に回転数と負
荷とを相当範囲内で変動させて得られるベースライン徴
候データ群と各診断実施時に得られる徴候データ群とに
基づいて回転機械の回転数および負荷の変動に起因する
影響度を抽出し、各診断実施時に得られる徴候データか
ら影響度を分離評価して回転機械の異常を診断するよう
にしたものであり、回転数変動や負荷変動による影響を
分離した後、既知の定速回転機械に対する診断方法を適
用するようにした方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した変動する回転
機械の診断方法では、各診断実施時に得られる徴候デー
タから回転数および負荷の変動に起因する影響度を分離
評価するための変動モデルを作成する際に、回転機械の
異常に対応する特定スペクトルの個数が少ない場合や変
動モデルが単純な関数の場合は実用上その適用が可能で
あるが、特定スペクトルの個数が多い場合や変動モデル
が複雑な場合は、そのモデル作成のために多大な時間や
労力を要し、現実的に変動モデルの作成が困難になる等
の欠点があった。従って本発明は、上述したような変動
モデル作成に要する多大な労力を省略して簡便かつ的確
な診断方法を提供することを目的とする。
機械の診断方法では、各診断実施時に得られる徴候デー
タから回転数および負荷の変動に起因する影響度を分離
評価するための変動モデルを作成する際に、回転機械の
異常に対応する特定スペクトルの個数が少ない場合や変
動モデルが単純な関数の場合は実用上その適用が可能で
あるが、特定スペクトルの個数が多い場合や変動モデル
が複雑な場合は、そのモデル作成のために多大な時間や
労力を要し、現実的に変動モデルの作成が困難になる等
の欠点があった。従って本発明は、上述したような変動
モデル作成に要する多大な労力を省略して簡便かつ的確
な診断方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明は、回転機械の状態を表す検出信号の解析に
よって得られる異常徴候データをもとに回転機械の異常
を診断する方法において、通常の運転状態で回転機械の
回転数や負荷等の大きさが相当範囲で変動する場合に、
各回転機械の状態を表す検出信号に及ぼす影響が軽微な
範囲で、かつ一定時間内に運転可能である変動範囲を複
数組設定することにより、1台の変動する回転機械を複
数組の単一変動範囲を有する仮想回転機械の集合体とし
て取り扱い、各仮想回転機械に対し定回転・定負荷回転
機械の異常診断と同等の方法を適用するようにした方法
である。
めに本発明は、回転機械の状態を表す検出信号の解析に
よって得られる異常徴候データをもとに回転機械の異常
を診断する方法において、通常の運転状態で回転機械の
回転数や負荷等の大きさが相当範囲で変動する場合に、
各回転機械の状態を表す検出信号に及ぼす影響が軽微な
範囲で、かつ一定時間内に運転可能である変動範囲を複
数組設定することにより、1台の変動する回転機械を複
数組の単一変動範囲を有する仮想回転機械の集合体とし
て取り扱い、各仮想回転機械に対し定回転・定負荷回転
機械の異常診断と同等の方法を適用するようにした方法
である。
【0007】
【作用】本発明においては、1台の変動する回転機械を
複数組の単一変動範囲を有する仮想回転機械の集合体と
して取り扱うことにより、定回転・定負荷回転機械と同
等の異常診断方法を適用できるようにしたもので、従来
の変動する回転機械の診断方法に比して、簡便かつ的確
な適用が可能となる。
複数組の単一変動範囲を有する仮想回転機械の集合体と
して取り扱うことにより、定回転・定負荷回転機械と同
等の異常診断方法を適用できるようにしたもので、従来
の変動する回転機械の診断方法に比して、簡便かつ的確
な適用が可能となる。
【0008】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は、本発明に係る変動する回転機械の診
断方法を適用したシステムの一実施例を示すブロック系
統図である。同図において、1は変動範囲・設備諸元入
力部、2は変動範囲・分析条件設定部、3は変動範囲・
分析条件記憶部、4はプロセス情報検出部、5は変動範
囲探索部、6は振動検出部、7は増幅器である。また、
8は信号処理部、9はA/D変換器、10はディジタル
周波数分析部、11は時系列データ演算部、12は仮想
回転機械別時系列特徴マトリックス記憶部、13は仮想
回転機械別時系列異常徴候マトリックス形成部、14は
診断判定部、15は初期値スペクトル記憶部、16は制
御部である。
説明する。図1は、本発明に係る変動する回転機械の診
断方法を適用したシステムの一実施例を示すブロック系
統図である。同図において、1は変動範囲・設備諸元入
力部、2は変動範囲・分析条件設定部、3は変動範囲・
分析条件記憶部、4はプロセス情報検出部、5は変動範
囲探索部、6は振動検出部、7は増幅器である。また、
8は信号処理部、9はA/D変換器、10はディジタル
周波数分析部、11は時系列データ演算部、12は仮想
回転機械別時系列特徴マトリックス記憶部、13は仮想
回転機械別時系列異常徴候マトリックス形成部、14は
診断判定部、15は初期値スペクトル記憶部、16は制
御部である。
【0009】図1において、変動範囲・設備諸元入力部
1は、診断の対象となる変動する回転機械を、変動範囲
を複数個設定することにより、1台の変動する回転機械
を複数個の単一変動範囲を有する仮想回転機械の集合体
として取り扱いができるように、回転数および負荷等の
変動範囲を複数組(最小の場合は1組)入力し、各変動
範囲に対応する分析条件設定に必要な回転機械の構成要
素、即ち減速機の歯車の枚数等の回転要素や軸受の仕様
等で示される設備諸元を入力する。変動範囲・分析条件
設定部2は、変動範囲・設備諸元入力部1において入力
されたデータをもとに、複数組の変動範囲毎に回転数お
よび負荷等の上下限値の変動範囲とその振動範囲毎の振
動,回転数,負荷情報等の検出信号の種類と検出位置,
信号処理の種類,周波数分析周波数帯域,回転機械の各
種の異常に対応する周波数等の信号分析を自動的に実施
するための条件・方法を規定するデータを設定し、変動
範囲・分析条件記憶部3においてこれらのデータは記憶
される。また、プロセス情報検出部4では、回転機械か
ら発生する回転数や負荷情報等を検出する。そして、変
動範囲探索部5は、プロセス情報検出部4で検出された
回転数や負荷データ等をもとに、変動する回転機械の複
数組ある変動範囲に対応する仮想回転機械のうちこれが
どの変動範囲に対応する仮想回転機械に該当するかを探
索し、その変動範囲に対応する仮想回転機械を決定する
。また、回転数補正用の軸回転数も検出してこれを記憶
する。変動範囲探索部5で決定された変動範囲に対応す
る仮想回転機械の分析条件にしたがって振動検出部6は
、回転機械から発生する振動を検出し、増幅器7でその
振動信号を増幅し、信号処理部8でフィルタリング等の
信号処理を行った後、A/D変換器9によりアナログ/
ディジタル変換を行う。また、ディジタル周波数分析器
10はその周波数分析を行う。
1は、診断の対象となる変動する回転機械を、変動範囲
を複数個設定することにより、1台の変動する回転機械
を複数個の単一変動範囲を有する仮想回転機械の集合体
として取り扱いができるように、回転数および負荷等の
変動範囲を複数組(最小の場合は1組)入力し、各変動
範囲に対応する分析条件設定に必要な回転機械の構成要
素、即ち減速機の歯車の枚数等の回転要素や軸受の仕様
等で示される設備諸元を入力する。変動範囲・分析条件
設定部2は、変動範囲・設備諸元入力部1において入力
されたデータをもとに、複数組の変動範囲毎に回転数お
よび負荷等の上下限値の変動範囲とその振動範囲毎の振
動,回転数,負荷情報等の検出信号の種類と検出位置,
信号処理の種類,周波数分析周波数帯域,回転機械の各
種の異常に対応する周波数等の信号分析を自動的に実施
するための条件・方法を規定するデータを設定し、変動
範囲・分析条件記憶部3においてこれらのデータは記憶
される。また、プロセス情報検出部4では、回転機械か
ら発生する回転数や負荷情報等を検出する。そして、変
動範囲探索部5は、プロセス情報検出部4で検出された
回転数や負荷データ等をもとに、変動する回転機械の複
数組ある変動範囲に対応する仮想回転機械のうちこれが
どの変動範囲に対応する仮想回転機械に該当するかを探
索し、その変動範囲に対応する仮想回転機械を決定する
。また、回転数補正用の軸回転数も検出してこれを記憶
する。変動範囲探索部5で決定された変動範囲に対応す
る仮想回転機械の分析条件にしたがって振動検出部6は
、回転機械から発生する振動を検出し、増幅器7でその
振動信号を増幅し、信号処理部8でフィルタリング等の
信号処理を行った後、A/D変換器9によりアナログ/
ディジタル変換を行う。また、ディジタル周波数分析器
10はその周波数分析を行う。
【0010】初期値スペクトル記憶部15には、ベース
ラインデータとしての初期値スペクトルが、予め、変動
範囲毎に対応する仮想回転機械毎に記憶されており、変
動範囲探索部5で決定された変動範囲に対応した仮想回
転機械の初期値スペクトルが初期値スペクトル記憶部1
5から時系列データ演算部11に送出される。時系列デ
ータ演算部11は、ディジタル周波数分析部10で周波
数分析されたデータを得て、変動範囲探索部5で決定さ
れた変動範囲に対応する仮想回転機械の各特定周波数に
対して変動範囲探索部5で記憶している回転数を基に、
決定した変動範囲内での回転数変動による回転数補正を
行い、各特定周波数毎のスペクトル成分値を求め、決定
した変動範囲毎に対応する仮想回転機械の各種異常に対
応する時系列的特徴量を演算して仮想回転機械別時系列
特徴マトリックス記憶部12へ送出しこれらのデータを
記憶させる。
ラインデータとしての初期値スペクトルが、予め、変動
範囲毎に対応する仮想回転機械毎に記憶されており、変
動範囲探索部5で決定された変動範囲に対応した仮想回
転機械の初期値スペクトルが初期値スペクトル記憶部1
5から時系列データ演算部11に送出される。時系列デ
ータ演算部11は、ディジタル周波数分析部10で周波
数分析されたデータを得て、変動範囲探索部5で決定さ
れた変動範囲に対応する仮想回転機械の各特定周波数に
対して変動範囲探索部5で記憶している回転数を基に、
決定した変動範囲内での回転数変動による回転数補正を
行い、各特定周波数毎のスペクトル成分値を求め、決定
した変動範囲毎に対応する仮想回転機械の各種異常に対
応する時系列的特徴量を演算して仮想回転機械別時系列
特徴マトリックス記憶部12へ送出しこれらのデータを
記憶させる。
【0011】仮想回転機械別時系列異常徴候マトリック
ス形成部13は、変動範囲・分析条件記憶部3に記憶さ
れている決定された変動範囲に対応する仮想回転機械の
基準値群を使い、異常徴候が一定水準に進展したデータ
のみを抽出し、その抽出されたデータに異常の種類,部
位,異常に対応するスペクトル周波数とその相互関係情
報を付加して、変動範囲探索部5で決定された変動範囲
に対応する仮想回転機械に対応する異常徴候マトリック
スを形成し、診断判定部14へ送出することにより定回
転回転機械と同様な方法で異常の種類,部位,程度や残
存寿命等を診断判定させ表示出力させる。また、制御部
16は上記の一連の診断プロセスを自動的に実行制御す
る機能を有している。
ス形成部13は、変動範囲・分析条件記憶部3に記憶さ
れている決定された変動範囲に対応する仮想回転機械の
基準値群を使い、異常徴候が一定水準に進展したデータ
のみを抽出し、その抽出されたデータに異常の種類,部
位,異常に対応するスペクトル周波数とその相互関係情
報を付加して、変動範囲探索部5で決定された変動範囲
に対応する仮想回転機械に対応する異常徴候マトリック
スを形成し、診断判定部14へ送出することにより定回
転回転機械と同様な方法で異常の種類,部位,程度や残
存寿命等を診断判定させ表示出力させる。また、制御部
16は上記の一連の診断プロセスを自動的に実行制御す
る機能を有している。
【0012】次に、各回転機械に対し回転数や負荷等の
変動が回転機械の状態を表す検出信号に及ぼす影響が軽
微な範囲で、かつ、一定時間内に運転可能である変動範
囲を複数組用意することにより、1台の変動する回転機
械を複数組の単一変動範囲を有する仮想回転機械の集合
体として取り扱い、この結果、各仮想回転機械に対し定
回転・定負荷回転機械と同等の診断が可能となるような
異常診断の方法について詳述する。変動範囲探索部5は
、各診断実施時毎に、プロセス情報検出部4で検出され
た診断対象機械の回転数と負荷データ等を基に、変動範
囲・分析条件記憶部3に記憶されているデータを参照し
てどの変動範囲に該当するか決定し、その決定した変動
範囲に対応する分析条件にしたがって一連のデータを取
り扱い、一方、時系列データ演算部11では定回転・定
負荷回転機械と同等の診断方法が適用可能なように、変
動範囲探索部5で決定された変動範囲に対応するデータ
を演算して仮想回転機械別時系列特徴マトリックス記憶
部12へ送出し格納させる。
変動が回転機械の状態を表す検出信号に及ぼす影響が軽
微な範囲で、かつ、一定時間内に運転可能である変動範
囲を複数組用意することにより、1台の変動する回転機
械を複数組の単一変動範囲を有する仮想回転機械の集合
体として取り扱い、この結果、各仮想回転機械に対し定
回転・定負荷回転機械と同等の診断が可能となるような
異常診断の方法について詳述する。変動範囲探索部5は
、各診断実施時毎に、プロセス情報検出部4で検出され
た診断対象機械の回転数と負荷データ等を基に、変動範
囲・分析条件記憶部3に記憶されているデータを参照し
てどの変動範囲に該当するか決定し、その決定した変動
範囲に対応する分析条件にしたがって一連のデータを取
り扱い、一方、時系列データ演算部11では定回転・定
負荷回転機械と同等の診断方法が適用可能なように、変
動範囲探索部5で決定された変動範囲に対応するデータ
を演算して仮想回転機械別時系列特徴マトリックス記憶
部12へ送出し格納させる。
【0013】表1は、変動範囲毎に対応して記憶された
仮想回転機械の仮想回転機械別特徴マトリックスの例で
ある。
仮想回転機械の仮想回転機械別特徴マトリックスの例で
ある。
【0014】
【表1】
【0015】ここで、S0 (n,i)は変動範囲毎に
対応する仮想回転機械毎の各特定周波数と対応する初期
値スペクトル、R(n,i,m)は変動範囲毎の各特定
周波数に対応する時系列的相対スペクトル比である。そ
して、R(n,i,m)の演算は、変動範囲探索部5で
決定された変動範囲に対応する仮想回転機械の各特定周
波数毎に、時系列データ演算部11において、回転数補
正して得た各特定周波数のスペクトル成分値とその変動
範囲に対応する仮想回転機械の特定周波数の初期スペク
トルS0 (n,i)とを基に演算されるため、回転数
や負荷等の変動による影響が軽微な時系列的相対スペク
トル比が演算できる。なお、nは変動範囲に対応する仮
想回転機械の仮想回転機械別時系列特徴マトリックス、
iは特定周波数、jは時系列を示す。
対応する仮想回転機械毎の各特定周波数と対応する初期
値スペクトル、R(n,i,m)は変動範囲毎の各特定
周波数に対応する時系列的相対スペクトル比である。そ
して、R(n,i,m)の演算は、変動範囲探索部5で
決定された変動範囲に対応する仮想回転機械の各特定周
波数毎に、時系列データ演算部11において、回転数補
正して得た各特定周波数のスペクトル成分値とその変動
範囲に対応する仮想回転機械の特定周波数の初期スペク
トルS0 (n,i)とを基に演算されるため、回転数
や負荷等の変動による影響が軽微な時系列的相対スペク
トル比が演算できる。なお、nは変動範囲に対応する仮
想回転機械の仮想回転機械別時系列特徴マトリックス、
iは特定周波数、jは時系列を示す。
【0016】このように、時系列データ演算部11にお
いては、変動範囲探索部5で決定された変動範囲に対応
する仮想回転機械の各特定周波数の時系列的相対スペク
トル比を演算し、仮想回転機械別時系列特徴マトリック
ス記憶部12へ記憶させ、仮想回転機械別時系列異常徴
候マトリックス形成することで、回転数や負荷等の変動
に起因する回転機械の状態を表す検出信号に及ぼす影響
が軽微な場合の異常進行の判定が可能となる。そして、
以降の異常の種類,部位,程度の診断判定は、例えば本
出願人の別途出願による特願平1−235586号の回
転機械の異常診断方法によってその診断が可能となる。
いては、変動範囲探索部5で決定された変動範囲に対応
する仮想回転機械の各特定周波数の時系列的相対スペク
トル比を演算し、仮想回転機械別時系列特徴マトリック
ス記憶部12へ記憶させ、仮想回転機械別時系列異常徴
候マトリックス形成することで、回転数や負荷等の変動
に起因する回転機械の状態を表す検出信号に及ぼす影響
が軽微な場合の異常進行の判定が可能となる。そして、
以降の異常の種類,部位,程度の診断判定は、例えば本
出願人の別途出願による特願平1−235586号の回
転機械の異常診断方法によってその診断が可能となる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、通常の
運転状態で回転機械の回転数や負荷等の大きさが相当範
囲で変動する場合に、各回転機械に対し回転数や負荷等
の変動が回転機械の状態を表す検出信号に及ぼす影響が
軽微な範囲で、かつ、一定時間内に運転可能である変動
範囲を複数個設定することにより、1台の変動する回転
機械を複数個の単一変動範囲を有する仮想回転機械の集
合体として取り扱うようにしたので、各仮想回転機械に
対して定回転・定負荷回転機械の異常診断と同等の方法
が適用可能となり、従来の変動する回転機械への診断適
用に際し、制約無しに正確かつ簡便にその適用が可能と
なる。
運転状態で回転機械の回転数や負荷等の大きさが相当範
囲で変動する場合に、各回転機械に対し回転数や負荷等
の変動が回転機械の状態を表す検出信号に及ぼす影響が
軽微な範囲で、かつ、一定時間内に運転可能である変動
範囲を複数個設定することにより、1台の変動する回転
機械を複数個の単一変動範囲を有する仮想回転機械の集
合体として取り扱うようにしたので、各仮想回転機械に
対して定回転・定負荷回転機械の異常診断と同等の方法
が適用可能となり、従来の変動する回転機械への診断適
用に際し、制約無しに正確かつ簡便にその適用が可能と
なる。
【図1】本発明に係る変動する回転機械の診断方法を適
用したシステムの一実施例を示すブロック系統図である
。
用したシステムの一実施例を示すブロック系統図である
。
1 変動範囲・設備諸元入力部
2 変動範囲・分析条件設定部
3 変動範囲・分析条件記憶部
4 プロセス情報検出部
5 変動範囲探索部
6 振動検出部
7 増幅器
8 信号処理部
9 A/D変換器
10 ディジタル周波数分析部
11 時系列データ演算部
12 仮想回転機械別時系列特徴マトリックス記
憶部13 仮想回転機械別時系列異常徴候マトリ
ックス形成部 14 診断判定部 15 初期値スペクトル記憶部 16 制御部
憶部13 仮想回転機械別時系列異常徴候マトリ
ックス形成部 14 診断判定部 15 初期値スペクトル記憶部 16 制御部
Claims (1)
- 【請求項1】 回転機械の状態を表す検出信号の解析
によって得られる異常徴候データをもとに変動する回転
機械の異常を診断する方法において、通常の運転状態で
回転機械の回転数や負荷等の大きさが相当範囲で変動す
る場合に、各回転機械の状態を表す検出信号に及ぼす影
響が軽微な範囲で、かつ一定時間内に運転可能である変
動範囲を複数組設定することにより、1台の変動する回
転機械を複数組の単一変動範囲を有する仮想回転機械の
集合体として取り扱い、各仮想回転機械に対し定回転・
定負荷回転機械の診断と同等に異常の診断が行えるよう
にしたことを特徴とする変動する回転機械の診断方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3062452A JP2924242B2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | 変動する回転機械の診断方法 |
KR1019920003544A KR960000803B1 (ko) | 1991-03-05 | 1992-03-04 | 회전기계 진단방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3062452A JP2924242B2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | 変動する回転機械の診断方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04276537A true JPH04276537A (ja) | 1992-10-01 |
JP2924242B2 JP2924242B2 (ja) | 1999-07-26 |
Family
ID=13200614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3062452A Expired - Lifetime JP2924242B2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | 変動する回転機械の診断方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2924242B2 (ja) |
KR (1) | KR960000803B1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6525144B1 (en) | 1997-08-19 | 2003-02-25 | Nippon Zeon Co., Ltd. | Norbornene polymer and production process |
CN118378125A (zh) * | 2024-04-19 | 2024-07-23 | 陕西嘉禾讯飞科技有限责任公司 | 基于传感器数据的机械转台状态监测方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010026772A (ko) * | 1999-09-08 | 2001-04-06 | 이구택 | 가변운전설비의 설비감시 및 진단 방법 |
-
1991
- 1991-03-05 JP JP3062452A patent/JP2924242B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-03-04 KR KR1019920003544A patent/KR960000803B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6525144B1 (en) | 1997-08-19 | 2003-02-25 | Nippon Zeon Co., Ltd. | Norbornene polymer and production process |
CN118378125A (zh) * | 2024-04-19 | 2024-07-23 | 陕西嘉禾讯飞科技有限责任公司 | 基于传感器数据的机械转台状态监测方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2924242B2 (ja) | 1999-07-26 |
KR960000803B1 (ko) | 1996-01-12 |
KR920019058A (ko) | 1992-10-22 |
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