JP6995969B1 - 回転機器の診断装置 - Google Patents

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Figure 0006995969000001
【課題】簡単に回転機器の軸受けの状態を把握することができるようにする。
【解決手段】回転機器の診断装置は、設備に設置された回転機器において、回転機器が回転しているときの振動を検出する振動検出装置と、振動検出装置が検出した振動を解析する振動解析装置と、振動解析装置が解析した周波数と、周波数に対応した振動の振幅とを表示する表示装置と、を備え、振動解析装置は、回転機器が第1回転数で回転しているときの周波数である第1周波数と第1周波数に対応する振幅である第1振幅とを含む波形を解析可能あり、回転機器が第2回転数で回転しているときの周波数である第2周波数と第2周波数に対応する振幅である第2振幅とを含む波形を解析可能であり、且つ、第1振幅と第2振幅との差を小さくするスケーリングを行い、表示装置は、スケーリングを行った波形を表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転機器の診断装置に関する。
水処理設備には攪拌機、ポンプおよび脱水機等の多くの回転機器が使用されている。上水設備、下水処理設備および工場等における排水処理設備において、回転機器の軸受けの状態を正確に把握することは重要である。
特許文献1は、被試験装置に設置されたセンサで測定した物理量によって転がり軸受の状態監視を行なう状態監視方法であって、センサによって測定した測定波形のデータに対して高速フーリエ変換を少なくとも1回実行して、変換後波形を生成するステップと、 変換後波形の少なくとも3か所のピークを中心とした、少なくとも3つの特徴量算出範囲における変換後波形の部分波形から第1特徴量を算出するステップと、第1特徴量を用いて、転がり軸受の異常を検出するステップとを備えている。
特開2019-45472号公報
特許文献1では、測定波形のデータのピークのうち、3つの特徴量を見ることによって転がり軸受の異常を検出することができる。しかし、複数の回転機器の使用状況によっては、転がり軸受けの状態を判断することが困難なときがあった。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、使用状況が異なっても、複数の回転機器の軸受けの状態を容易に把握することができる回転機器の診断装置を提供することを目的とする。
本発明に係る回転機器の診断装置は、設備に設置された回転機器において、前記回転機器が回転しているときの軸受の状態を診断するために前記回転機器の振動を検出する振動検出装置と、前記振動検出装置が検出した振動を解析する振動解析装置と、前記振動解析装置が解析した周波数と、前記周波数に対応した前記振動の振幅とを表示する表示装置と、を備え、前記回転機器は、第1機器と前記第1機器とは異なる第2機器とを含み、前記第1機器と前記第2機器とは仕様が同一であり、前記振動検出装置は、前記第1機器が第1回転数で回転しているときの第1振動情報を検出し、前記第2機器が前記第1回転数とは異なる第2回転数で回転しているときの第2振動情報を検出し、前記振動解析装置は、前記第1振動情報から第1加速度波形を作成し、前記第2振動情報から第2加速度波形を作成し、前記第1加速度波形に含まれる振幅を定数倍して当該第1加速度波形の実効値で除算し、前記第2加速度波形に含まれる振幅を定数倍して当該第2加速度波形の実効値で除算するスケーリング処理を行って、前記第1加速度波形及び前記第2加速度波形のスケールを調整し、当該調整後の前記第1加速度波形に含まれる第1振幅と、当該調整後の前記第2加速度波形に含まれる第2振幅との差を小さく前記スケーリング処理の前又は後の前記第1加速度波形に対してハイパスフィルタにより周波数カットの処理を行い、前記スケーリング処理の前又は後の前記第2加速度波形に対してハイパスフィルタにより周波数カットの処理を行い、前記スケーリング処理と前記ハイパスフィルタの処理とを行った後の前記第1加速度波形に対して絶対値整流の処理とエンベロープ処理と高速フーリエ変換とを行うことで、周波数と周波数に対応した振幅であって前記軸受の故障判断用の閾値と比較するための振幅とで表される第1解析波形を求め、前記スケーリング処理と前記ハイパスフィルタの処理とを行った後の前記第2加速度波形に対して絶対値整流の処理とエンベロープ処理と高速フーリエ変換を行うことで、周波数と周波数に対応した振幅であって前記軸受の故障判断用の閾値と比較するための振幅とで表される第2解析波形を求め、前記表示装置は、前記第1解析波形及び前記第2解析波形をそれぞれ表示する。
前記振動解析装置は、前記第1機器の前記軸受の状態と前記第2機器の前記軸受の状態とが同じ場合に、前記第1解析波形の周波数のスペクトル強度と前記第2解析波形の周波数のスペクトル強度とが同程度になるように、前記スケーリング処理を行う
前記振動解析装置は、前記第1機器を定格回転数である前記第1回転数で回転させたときに前記振動検出装置により検出された前記第1振動情報から前記第1加速度波形を作成し、当該第1加速度波形に対して前記スケーリング処理を行って、前記第1解析波形を求め、前記第2機器を前記第1機器の定格回転数と異なる定格回転数である前記第2回転数で回転させたときに前記振動検出装置により検出された前記第2振動情報から前記第2加速度波形を作成し、当該第2加速度波形に対して前記スケーリング処理を行って、前記第2解析波形を求める。
本発明によれば、使用状況が異なっても、複数の回転機器の軸受の状態を容易に把握することができる。
回転機器の診断装置を備えた水処理設備を示す図である。 第1機器が1700rpmで回転しているときの加速度波形J1及び解析波形W1を示す図である。 第2機器が900rpmで回転しているときの加速度波形J2及び解析波形W2を示す図である。 回転機器の診断装置の動作を示す図である。 図2Aの加速度波形J1においてスケーリング処理を行わなかった場合の解析波形W11を示す図である。 図2Bの加速度波形J2においてスケーリング処理を行わなかった場合の解析波形W12を示す図である。
図1は、回転機器の診断装置1が設けられた水処理設備2を示す図である。
回転機器の診断装置1は、モータ、モータに連結されたポンプ、減速器などの回転機器の軸受けの状態を診断することができる。回転機器の診断装置1は、例えば、図1に示す水処理設備2等に設けられたシステムである。なお、回転機器の診断装置1は、水処理設備以外に設けられてもよく限定はされない。
まず、説明の便宜上、水処理設備2について説明する。
図1に示すように、水処理設備2は、水に関する処理をする設備であって、上水処理設備、下処理設備などである。例えば、水処理設備2が下処理設備である場合、水処理設備2は、取水処理場11、第1沈殿処理場12、反応処理場13、第2沈殿処理場14、放流処理場15を備えている。
取水処理場11、第1沈殿処理場12、反応処理場13、第2沈殿処理場14、放流処理場15のそれぞれは、回転機器21~26が設けられている。
図1に示すように、回転機器の診断装置1は、回転機器21~26が回転しているときの軸受けの状態を振動から診断する装置であって、振動検出装置30と、振動解析装置31とを備えている。振動検出装置30は、水処理設備2などに設置された回転機器21~26において、回転機器21~26が回転しているときの軸受けの状態を含む機械の状態を診断するために、振動を検出する。
振動検出装置30は、例えば、測定部分の加速度を検出する加速度検出センサ、測定部分の速度を検出する速度検出センサ、測定部分の変位量を検出する変位検出センサなどである。即ち、振動検出装置30は、測定部分の加速度、測定部分の速度、測定部分の変位量等によって、測定部分の振動を検出する。
例えば、振動検出装置30は、回転機器21~26のそれぞれの筐体(測定部位)に固定された装置、又は、持ち運びが可能で回転機器21~26のそれぞれの筐体(測定部位)にセンサ部を当てることが可能な装置であって、振動情報(振動加速度、振動速度、振動変位)を計測する。
振動解析装置31は、固定型コンピュータ、スマートフォン、タブレット、ノートパソコン等の携帯型コンピュータである。振動解析装置31は、振動検出装置30が測定した振動情報を有線又は無線によって取得し、取得した情報を不揮発性メモリ等から構成された記憶装置32に記憶する。
振動解析装置31は、振動検出装置30が検出した振動情報、即ち、加速度信号をハイパスフィルタ(HPF)により周波数カットを行った後、周波数カットした信号を絶対値整流を行って、エンベローブ処理(包絡線処理)を行い、エンベローブ処理を行ったデータ(信号)に対して、高速フーリエ変換(FFT)を行うことにより、図2A、2Bに示すような解析波形W1、W2を演算する。
例えば、振動解析装置31は、複数の回転機器21~26の軸受けの状態を判断するために、解析波形W1、W2を演算する場合、少なくとも2つの解析波形W1、W2の振幅のスケールの差が可能な限り小さくなるように、スケーリング処理(スケールの調整)を行う。
以下、振動解析装置31が複数の回転機器21~26についての振動の解析を行う場合について詳しく説明する。説明の便宜上、1台目の回転機器のことを第1機器、2台目の回転機器のことを第2機器という。
例えば、振動解析装置31は、第1機器が定格回転数の1700rpm(第1回転数)
で回転しているときの振動情報(第1振動情報)と、第2機器が定格回転数の900rpm(第2回転数)で回転しているときの振動情報(第2振動情報)とのそれぞれを、振動検出装置30により取得する。
振動解析装置31は、第1振動情報(第1加速度信号)をハイパスフィルタ(HPF)により周波数カットを行うことで、図2Aに示すような第1加速度波形J1を作成する。また、振動解析装置31は、第2振動情報(第2加速度信号)をハイパスフィルタ(HPF)により周波数カットを行うことで、図2Bに示すような第2加速度波形J2を作成する。
振動解析装置31は、第1加速度波形J1を式(1)に適用することで、スケール調整後の第1加速度波形の第1振幅A1(t)を求め、第2加速度波形J2を式(2)に適用することで、スケール調整後の第2加速度波形の第2振幅A2(t)を求める。
第1振幅A1(t)=第1加速度波形J1(t)の振幅×定数C1÷J1のRMS・・・(1)
第2振幅A2(t)=第2加速度波形J2(t)の振幅×定数C2÷J2のRMS・・・(2)
ただし、
J1のRMS:第1加速度波形J1(t)の実行値
J2のRMS:第2加速度波形J2(t)の実行値
ここで、振動解析装置31は、第1振幅A1(t)と、第2振幅A2(t)との差(偏差)が小さくなるような定数C1、C2を適用する。なお、上述した式(1)及び式(2)では、RMS値(実行値)を用いているが、J1のRMS及びJ2のRMSを振幅最大値等の振幅パラメータでも代用してもよい。
上述したように、振動解析装置31は、第1加速度波形J1の振幅を調整した後、即ち、第1振幅A1(t)で表される第1加速度波形を演算した後は、第1振幅A1(t)で表される第1加速度波形に対して、絶対値整流の処理、エンベローブ処理(包絡線処理)を行った後、高速フーリエ変換(FFT)を行うことにより、図2Aに示す解析波形W1を求める。
また、振動解析装置31は、第2加速度波形J2の振幅を調整した後、即ち、第2振幅A2(t)で表される第2加速度波形を演算した後は、第2振幅A2(t)で表される第2加速度波形に対して、絶対値整流の処理、エンベローブ処理(包絡線処理)を行った後、高速フーリエ変換(FFT)を行うことにより、図2Bに示す解析波形W2を求める。
つまり、振動解析装置31は、第1機器が第1回転数(例えば、1700rpm)で回転しているときの周波数である第1周波数と第1周波数に対応する振幅である第1振幅A1(t)とを含む波形を解析可能あり、第2機器が第2回転数で回転しているときの周波数である第2周波数と第2周波数に対応する第2振幅A2(t)とを含む波形を解析可能あり、第1振幅A1(t)及び第2振幅A2(t)は、補正情報(定数C1、C2)によって変更する。
さて、回転機器の診断装置1は、表示装置50を備えている。表示装置50は、例えば、水処理設備2を監視する監視センターに設置されたモニタ、持ち運びが可能なタブレット、スマートフォン、ノートパソコン等である。図2A、図2Bに示すように、表示装置50は、スケーリング処理後の解析波形W1、W2を表示する。なお、表示装置50は、第1加速度波形J1及び第2加速度波形の周波数波形を表示する。
このように、表示装置50に、解析波形W1、W2を表示することによって、第1機器及び第2機器が定格で回転しているときの軸受けの状態を把握することができる。例えば、解析波形W1、W2において、所定の周波数における振幅が閾値よりも大きいときは、軸受けが故障していると判断することができ、振幅が閾値よりも小さいときは、軸受けは故障しておらず正常であると判断することができる。
図3は、回転機器の診断装置1の動作を示す図である。図3に示すように、回転機器の診断装置1は、第1機器の第1振動情報(第1加速度信号)、第2機器の第2振動情報(第2加速度信号)を取得する(S1)。回転機器の診断装置1は、第1加速度信号及び第2加速度信号に対してハイパスフィルタ(HPF)により周波数カットを行う(S2)。回転機器の診断装置1は、周波数カットを行った第1加速度信号(第1加速度波形J1)及び第2加速度信号(第2加速度波形J2)のスケーリング処理を行う(S3)。スケーリング処理では、第1加速度波形J1の第1振幅A1(t)と第2加速度波形J2の第2振幅A2(t)との差が小さくなるように、振幅の調整を行う。
スケーリング処理後は、スケーリング処理後の第1加速度波形J1及び第2加速度波形J2に対して、絶対値整流処理(S4)、エンベローブ処理(S5)、高速フーリエ変換処理(S6)を行って、解析波形W1、W2を演算し、解析波形W1、W2を表示装置50に表示する(S7)。
なお、上述した実施形態では、スケーリングの際に、第1加速度波形J1及び第2加速度波形J2のRMS値が同値になるようにスケーリングし、軸受けの状態が同じであれば、解析波形W1、W2のスペクトル強度が同じような値になるようにしている。
また、上述した実施形態において、スケーリング処理と、周波数カットとの処理を逆にしてもよい。
回転機器の診断装置1は、設備に設置された回転機器21~26において、回転機器21~26が回転しているときの振動を検出する振動検出装置30と、振動検出装置30が検出した振動を解析する振動解析装置31と、振動解析装置31が解析した周波数と、周波数に対応した振動の振幅とを表示する表示装置50と、を備え、振動解析装置31は、回転機器21~26が第1回転数で回転しているときの周波数である第1周波数と第1周波数に対応する振幅である第1振幅とを含む波形を解析可能あり、回転機器21~26が第2回転数で回転しているときの周波数である第2周波数と第2周波数に対応する振幅である第2振幅とを含む波形を解析可能あり、且つ、第1振幅と第2振幅との差を小さくするスケーリングを行い、表示装置50は、スケーリングを行った波形を表示する。
これによれば、例えば、図4Aに示すように、所定の回転機器が第1回転数で回転しているときの第1加速度信号J1に対してスケーリング処理を行わなかった場合の解析波形W11(第1周波数、第1振幅)と、図4Bに示すように、所定の回転機器が第2回転数で回転しているときの第2加速度信号J2に対してスケーリング処理を行わなかった場合の解析波形W12(第2周波数、第2振幅)とを比べた場合、図4Aの解析波形W11の第1振幅の縦軸が8mm/sであるのに対し、図4Bの解析波形W12の第2振幅の縦軸が1mm/sである。つまり、解析波形W11の第1振幅のスケールの大きさと、解析波形W12の第2振幅のスケールの大きさとに開きがあるため、軸受けが故障しているのか、正常であるのかがわかりにくい。
これに対して、図2Aに示すように、所定の回転機器が第1回転数で回転しているときの第1加速度信号J1に対してスケーリング処理を行った場合の解析波形W1と、図2Bに示すように、所定の回転機器が第2回転数で回転しているときの第2加速度信号J2に対してスケーリング処理を行った場合の解析波形W2とを比べた場合、図2Aの解析波形W1の第1振幅の縦軸が12mm/sであるのに対し、図2Bの解析波形W2の第2振幅の縦軸が7mm/sである。つまり、第1振幅と第2振幅との差が小さくひらきがないため、振幅の大きさによって軸受けが故障しているのか正常であるのかを簡単に把握することができる。特に、第1機器と第2機器とが別々の場所に配置され且つ、同一の仕様である場合には、回転数が異なったとしても振幅によって軸受けの状態を簡単に把握することができる。
振動解析装置31は、第1振幅と第2振幅と補正情報に基づいて、スケーリングする。これによれば、補正情報を用いることによって簡単にスケーリングを行うことができる。
回転機器21~26は、第1機器と第1機器とは異なる第2機器とを含み、振動解析装置31は、第1機器が第1回転数で回転しているときの第1周波数と第1振幅とを含む波形を解析可能あり、第2機器が第2回転数で回転しているときの第2周波数と第2振幅とを含む波形を解析可能である。これによれば、第1機器が回転したときの波形と、第2機器が回転したときの波形の振幅が同じようにスケーリングされるため、第1機器と第2機器との両方の軸受けの状態を同じ振幅の大きさで把握することができる。
振動解析装置31は、第1機器を定格回転数で回転させた場合の第1回転数における第1周波数及び第1振幅を含む波形を解析し、第2機器を定格回転数で回転させた場合の第
2回転数における第2周波数及び第2振幅を含む波形を解析する。これによれば、例えば、定格回転数が異なる第1機器と第2機器とがあったとしても、解析した波形の振幅を評価しやすく、軸受けの状態を簡単に把握することができる。
なお、上述した実施形態では、第1機器が1700rpm、第2機器が900rpmで回転しているときの加速度波形について説明したが、第1機器及び第2機器の回転数は限定されず、どのようなものであってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 :診断装置
2 :水処理設備
11 :取水処理場
12 :第1沈殿処理場
13 :反応処理場
14 :第2沈殿処理場
15 :放流処理場
21~26:回転機器
30 :振動検出装置
31 :振動解析装置
32 :記憶装置
50 :表示装置
A1 :第1振幅
A2 :第2振幅
C1 :定数
C2 :定数
J1 :第1加速度波形
J2 :第2加速度波形
W1、W2、W11、W12:解析波形

Claims (3)

  1. 設備に設置された回転機器において、前記回転機器が回転しているときの軸受の状態を診断するために前記回転機器の振動を検出する振動検出装置と、
    前記振動検出装置が検出した振動を解析する振動解析装置と、
    前記振動解析装置が解析した周波数と、前記周波数に対応した前記振動の振幅とを表示する表示装置と、を備え、
    前記回転機器は、第1機器と前記第1機器とは異なる第2機器とを含み、
    前記第1機器と前記第2機器とは、仕様が同一であり、
    前記振動検出装置は、
    前記第1機器が第1回転数で回転しているときの第1振動情報を検出し、
    前記第2機器が前記第1回転数とは異なる第2回転数で回転しているときの第2振動情報を検出し、
    前記振動解析装置は、
    前記第1振動情報から第1加速度波形を作成し、
    前記第2振動情報から第2加速度波形を作成し、
    前記第1加速度波形に含まれる振幅を定数倍して当該第1加速度波形の実効値で除算し、前記第2加速度波形に含まれる振幅を定数倍して当該第2加速度波形の実効値で除算するスケーリング処理を行って、前記第1加速度波形及び前記第2加速度波形のスケールを調整し、当該調整後の前記第1加速度波形に含まれる第1振幅と、当該調整後の前記第2加速度波形に含まれる第2振幅との差を小さく
    前記スケーリング処理の前又は後の前記第1加速度波形に対してハイパスフィルタにより周波数カットの処理を行い、
    前記スケーリング処理の前又は後の前記第2加速度波形に対してハイパスフィルタにより周波数カットの処理を行い、
    前記スケーリング処理と前記ハイパスフィルタの処理とを行った後の前記第1加速度波形に対して絶対値整流の処理とエンベロープ処理と高速フーリエ変換とを行うことで、周波数と周波数に対応した振幅であって前記軸受の故障判断用の閾値と比較するための振幅とで表される第1解析波形を求め、
    前記スケーリング処理と前記ハイパスフィルタの処理とを行った後の前記第2加速度波形に対して絶対値整流の処理とエンベロープ処理と高速フーリエ変換を行うことで、周波数と周波数に対応した振幅であって前記軸受の故障判断用の閾値と比較するための振幅とで表される第2解析波形を求め、
    前記表示装置は、前記第1解析波形及び前記第2解析波形をそれぞれ表示する回転機器の診断装置。
  2. 前記振動解析装置は、前記第1機器の前記軸受の状態と前記第2機器の前記軸受の状態とが同じ場合に、前記第1解析波形の周波数のスペクトル強度と前記第2解析波形の周波数のスペクトル強度とが同程度になるように、前記スケーリング処理を行う請求項1に記載の回転機器の診断装置。
  3. 前記振動解析装置は、
    前記第1機器を定格回転数である前記第1回転数で回転させたときに、前記振動検出装置により検出された前記第1振動情報から前記第1加速度波形を作成して、当該第1加速度波形に対して前記スケーリング処理を行って、前記第1解析波形を求め
    前記第2機器を前記第1機器の定格回転数と異なる定格回転数である前記第2回転数で回転させたときに、前記振動検出装置により検出された前記第2振動情報から前記第2加速度波形を作成して、当該第2加速度波形に対して前記スケーリング処理を行って、前記第2解析波形を求める請求項1又は2に記載の回転機器の診断装置。
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