JPH04276010A - 鍛造調質方法 - Google Patents

鍛造調質方法

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JPH04276010A
JPH04276010A JP10491291A JP10491291A JPH04276010A JP H04276010 A JPH04276010 A JP H04276010A JP 10491291 A JP10491291 A JP 10491291A JP 10491291 A JP10491291 A JP 10491291A JP H04276010 A JPH04276010 A JP H04276010A
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JP
Japan
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forging
cooling
forged product
temp
conveyor
Prior art date
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Pending
Application number
JP10491291A
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English (en)
Inventor
Akihiko Shinohara
篠原 明彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間鍛造後の冷却速度
を制御して鍛造品を調質する鍛造調質方法に関する。
【0002】
【従来の技術】調質処理は、緻密な組織と適度の硬さ(
強度)とを得るために行うものであるが、鍛造調質部品
については、省エネルギーと工程簡略化の観点から、熱
間鍛造後、鍛造時の残熱がある状態から鍛造品に風を吹
き付けて強制冷却し、再加熱を省略するようにしている
。ところで、この鍛造調質処理において所望の組織、硬
さを得るために必要な冷却速度は鋼の化学成分すなわち
鋼種によって定まり、例えば、自動車部品に用いられる
低合金鋼の場合は、図7に示すように、900 ℃から
600 ℃までの間を250 秒程度で冷却しなければ
ならない。 なお、同図において、冷却カーブAの途中に屈曲部aが
認められるが、これはオーステナイトからパーライトへ
の変態(Ar1 変態)による発熱を表している。
【0003】そこで従来、鍛造調質処理にあっては、図
8に示すように、鍛造機械1に連設した搬送コンベア2
の一部をハウジング3で囲むと共に、このハウジング3
にブロア4と温度計(放射温度計)5とを付設し、熱間
鍛造を終えた鍛造品を直ちに搬送コンベア2上に払出し
て、この搬送中、ブロア4からハウジング3内に風を供
給して強制冷却し、鍛造品がパレット6に落下する直前
のハウジング3の出口付近で鍛造品の温度を温度計5に
より計測して、この計測結果にもとづいてブロア4の回
転数をフィードバック制御するようにしていた。
【0004】上記ブロア4の回転数をフィードバック制
御する制御機構は、同じく図8に示すように、演算装置
7と、インバータ8とブロア4のモータ9とを備え、温
度計5の測定結果が演算装置7に取り込まれるようにな
っている。演算装置7には、前出図5の冷却カーブから
得られた理想の冷却速度が記憶されており、演算装置7
は前記温度計5の測定結果から実際の冷却速度を演算す
ると共に、この実際の冷却速度と理想の冷却速度とを比
較して補正量を決定し、インバータ8へ出力する。そし
て、インバータ8は演算装置7からの信号にもとづいて
モータ9の回転を制御し、これによってブロア4からハ
ウジング3内に供給される風速が制御されるようになる
【0005】しかるに、かゝる鍛造調質方法によれば、
搬送コンベア2上に対する温度計5の向きが一定とされ
ているため、搬送コンベア2に払出される鍛造品の姿勢
が変化すると、温度計5による測温箇所がバラツクため
、適正な冷却速度を求めるのが困難になり、場合によっ
ては測温不能の状態となる。そこで従来は、図9に示す
ように、コンベア2上に治具10を取付けて鍛造品Wを
この治具10にセットし、搬送中、その姿勢が変化する
のを防止するようにしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記治
具10を用いて鍛造品Wの姿勢を制御する対策によれば
、鍛造品の種類が変更すなわち鍛造機械1内の型の段取
り替ごとにコンベア2に取付ける治具10を交換(段取
り替)しなければならず、その段取り替に時間を要して
生産性の低下が避けられなくなるという問題があった。
【0007】なお、例えば実開平1−62349 号公
報には、鍛造焼入れの分野ではあるが、上記同様の搬送
コンベアに沿ってガイドを設けると共に該搬送コンベア
の途中にゲートを設け、該ゲートに一旦鍛造品を停止さ
せて測温する技術が記載されている。かゝる技術によれ
ば、ガイドとゲートとにより鍛造品の姿勢を一定とする
ことができるが、鍛造品の周りをガイドが取り囲むため
、鍛造品に冷却用の風が直接いきわたらないようになり
、本発明のように鍛造調質処理を行うものへの適用は不
可能である。
【0008】本発明は、上記従来の問題を解決すること
を課題としてなされたもので、その目的とするところは
、搬送中に鍛造品の温度を測定しなくても正確に冷却速
度を制御でき、もって生産性の向上に大きく寄与する鍛
造調質方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、熱間鍛造後、鍛造品を搬送コンベアに払出
し、該搬送コンベア上に供給したブロアからの風で強制
冷却する鍛造品の調質方法において、高温から自然放冷
させた時の鍛造品の所定温度範囲における冷却速度と最
適冷却速度を得るために必要な最適冷却風速との相関を
求めておき、熱間鍛造後、鍛造品の一つを前記搬送コン
ベアの外で自然放冷させてその所定温度範囲における冷
却速度を測定すると共に、前記相関にもとづいてこの冷
却速度に対応する最適冷却風速を演算し、この演算結果
にもとづいて前記ブロアの回転数を制御するようにした
ことを特徴とする。
【0010】
【作用】上記のように構成した鍛造調質方法においては
、高温から自然放冷させた時の鍛造品の冷却速度と最適
冷却風速との相関を求めておくことにより、熱間鍛造後
、鍛造品の一つを搬送コンベアの外で自然放冷させてそ
の冷却速度を測定するだけで最適冷却風速が求まり、し
たがって搬送コンベア上で鍛造品の温度を計測しなくて
もブロアの回転数を制御できるようになる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面にもとづい
て説明する。
【0012】図1は、本発明にかゝる鍛造調質方法を実
行する装置構成を示したものである。なお、前出の図8
に示した部分と同一部分には同一符合を付し、重複する
説明は省略する。本実施例においては搬送コンベア2を
囲むハウジング3から温度計5を切離し、ハウジング3
の外すなわち搬送コンベア2の外で鍛造品Wの温度を計
測できるようにする。
【0013】しかして、本鍛造調質方法を実行するに際
しては、予め高温から自然放冷させた時の鍛造品の所定
温度範囲における冷却速度と最適冷却速度を得るために
必要な最適冷却風速との相関を求める。このため、例え
ば図2、図3に示すごとき寸法形状の異なる種々の鍛造
品W、W´について、先ず、900 ℃以上の高温に加
熱した後、自然放冷して各鍛造品W、W´の冷却カーブ
を求め、次に、前記のようにして求めた自然放冷の冷却
カーブを前出図7に示した理想の冷却カーブAに合致さ
せるために必要とする最適冷却風速を計算により求める
。図4は、図2に示した鍛造品Wの自然放冷の冷却カー
ブBを、図5は図3に示した鍛造品W´の自然放冷の冷
却カーブCをそれぞれ示したもので、これらを理想の冷
却カーブAに合致させるには、鍛造品Wの場合に約6m
/s、鍛造品W´の場合は約2m/sの冷却風速が必要
となっている。なお、図2および図3中、点Pは測温箇
所を表している。
【0014】次に、上記のようにして求めた種々の鍛造
品の自然放冷の冷却カーブより、900 ℃から600
 ℃までの冷却に要する時間を求め、この時間と最適冷
却風速との相関を求める。図6は、このようにして求め
た時間と最適冷却風速との相関を示したもので、両者は
直線関係となり、自然放冷における900 ℃から60
0 ℃までの冷却時間が長くなるほど、すなわち自然放
冷の所定温度範囲における冷却速度が遅くなるほど最適
冷却風速が増大することが明らかである。
【0015】そこで、本実施例においては、演算装置7
に図6に示した、自然放冷における900 ℃から60
0 ℃までの冷却時間と最適冷却風速との相関を記憶さ
せておき、鍛造機械1の型を段取り替した後の最初の鍛
造品について、熱間鍛造後、図1に示すように、これを
搬送コンベア2の外で自然放冷させて温度計5によりそ
の温度を連続測定する。温度計5の測定データは演算装
置7に入力され、演算装置7は前記測定データにもとづ
いて鍛造品Wの900 ℃から600 ℃までの冷却時
間(冷却速度)を求めると共に、前記相関(図6)にも
とづいて前記冷却時間に対応する最適冷却風速を演算し
、最適冷却風速に対応する信号をインバータ8へ出力す
る。すると、インバータ8は演算装置7からの信号にも
とづいてモータ9の回転を制御し、これによってブロア
4からハウジング3内に供給される風速が制御され、次
回からの鍛造品は理想の冷却カーブ(図7)に沿って温
度降下するようになる。
【0016】なお、上記実施例において、自然放冷にお
ける冷却速度を決定する温度範囲として900 ℃と6
00 ℃との間を選定したが、この温度範囲は、Ar1
 変態温度(約650 ℃)の前後を包含する範囲で適
宜の値を選定できる。
【0017】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かゝる鍛造調質方法によれば、搬送コンベア上で鍛造品
の温度を計測しなくても鍛造品の冷却速度を制御できる
ので、搬送コンベア上から鍛造品の姿勢制御のための治
具を廃することができ、治具の段取り替が不要になって
生産性が大きく向上する効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝる鍛造調質方法を実行する装置構
成を示す模式図である。
【図2】本鍛造調質処理の対象である鍛造品の一例を示
す模式図である。
【図3】本鍛造調質処理の対象である鍛造品の他の例を
示す模式図である。
【図4】図2に示す鍛造品の自然放冷の冷却カーブを理
想の冷却カーブと対比して示すグラフである。
【図5】図3に示す鍛造品の自然放冷の冷却カーブを理
想の冷却カーブと対比して示すグラフである。
【図6】自然放冷の冷却速度と最適冷却風速との関係を
示す相関図である。
【図7】特定の鋼種の理想の冷却カーブを示すグラフで
ある。
【図8】従来の鍛造調質方法を実行する装置構成を示す
模式図である。
【図9】従来の鍛造調質処理における鍛造品の払出し状
態を示す斜視図である。 1  鍛造機械 2  コンベア 4  ブロア 5  温度計 7  コンピュータ 8  インバータ 9  モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  熱間鍛造後、鍛造品を搬送コンベアに
    払出し、該搬送コンベア上に供給したブロアからの風で
    強制冷却する鍛造品の調質方法において、高温から自然
    放冷させた時の鍛造品の所定温度範囲における冷却速度
    と最適冷却速度を得るために必要な最適冷却風速との相
    関を求めておき、熱間鍛造後、鍛造品の一つを前記搬送
    コンベアの外で自然放冷させてその所定温度範囲におけ
    る冷却速度を測定すると共に、前記相関にもとづいてこ
    の冷却速度に対応する最適冷却風速を演算し、前記演算
    結果にもとづいて前記ブロアの回転数を制御することを
    特徴とする鍛造調質方法。
JP10491291A 1991-03-01 1991-03-01 鍛造調質方法 Pending JPH04276010A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016144818A (ja) * 2015-02-09 2016-08-12 ジヤトコ株式会社 ワーク測定装置
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WO2024077679A1 (zh) * 2022-10-12 2024-04-18 浙江跃进机械有限公司 一种非调钢活塞的控冷工艺及其设备

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