JPH0427539Y2 - - Google Patents

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JPH0427539Y2
JPH0427539Y2 JP10333688U JP10333688U JPH0427539Y2 JP H0427539 Y2 JPH0427539 Y2 JP H0427539Y2 JP 10333688 U JP10333688 U JP 10333688U JP 10333688 U JP10333688 U JP 10333688U JP H0427539 Y2 JPH0427539 Y2 JP H0427539Y2
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attached
ring
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、押えリングがブレーキデイスクを主
軸側に押し付けている時攪拌羽根を有する腕が機
台に対して固定されており、逆に、押えリングが
ブレーキデイスクを機台側に押し付けていない時
上記腕が機台に対して首を振るようにした首振り
式攪拌機の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の攪拌機は第5図に示すように、その一
部である攪拌羽根AをタンクB内に位置せしめ、
これを回転させることによりタンクB内の溶液
(例えば、塗料)を満遍無く攪拌する場合に用い
るものである。
この攪拌作業中は攪拌羽根Aを有する腕Cが機
台Dに対して固定された状態にあるが、例えば1
つのタンクB内の溶液の攪拌作業終了後その隣り
に置いてある別のタンク内で溶液を攪拌する場合
には、攪拌羽根Aと共に腕Cを一旦持上げ、腕C
の首を振る操作が必要である。
これを可能ならしめるため、従来の場合には第
6図及び第7図に示すようにブレーキデイスクE
に接触させ得るように押えリングFが配置されて
おり、タンク内の溶液攪拌中はこの押えリングF
でブレーキデイスクEを押え付けることにより攪
拌羽根Aを有する腕Cが機台Dに対して固定され
るようになつている。逆に、押えリングFがブレ
ーキデイスクEを押え付けていない場合には攪拌
羽根Aを有する腕Cが機台Dに対して回動可能な
状態にあり、その首を振ることができるような構
造になつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、押えリングFでブレーキデイスクE
を押え付けたり、逆にその押圧を開放するに当つ
て、従来の場合これをすべて手動で行つていた。
即ち、第6図及び第7図に示すように押えリング
Fに植込んであるボルトGに螺着したナツトHを
ハンドルIにより締め付けると、押えリングFで
ブレーキデイスクEが押え付けられ、攪拌羽根A
を有する腕Cが機台Dに対して固定される。逆
に、締め付けられているナツトHをハンドルIに
より緩めると、今迄ブレーキデイスクEを押え付
けていた押えリングFが緩み、腕Cが機台Dに対
して回動可能な状態になる。そこで、機台Dに対
して腕Cを上昇させた後第6図においてJで示す
ハンドルを回すと傘歯車Kを介してピニオンLが
回転し、これと噛み合つている受台Mが回る。か
くして、受台Mと一体的な腕Cが主軸Nを中心と
して本体Oと共に機台Dに対して回動し、その首
を振る。
このように、従来の場合上記操作はすべて手動
により行われていたから、きわめて面倒であつ
た。特に、攪拌すべき溶液の入つているタンクを
多数並べておき、その中に入つている溶液を順次
攪拌する場合、上記操作を繰返して行わなければ
ならないから、これをすべて手動で行うのはきわ
めて非能率的であり、これを自動的に行い得るよ
うにすることが強く望まれていた。
本考案は、この欠点を解消することを目的とす
るものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため、本考案では、ブレー
キデイスク6に接触させ得る腕リング7の下面に
カム面11を形成する一方、腕3に取付けたモー
タ12にピニオン13を取付け、該ピニオン13
と機台5の主軸1に対して同心状に配置された内
歯歯車14とを噛合せしめ、該内歯歯車14に取
付けたコロ15と前記カム面11とを係合させ
る。
〔作用〕
内歯歯車14に取付けたコロ15が第4図に示
すように、ブレーキデイスク6に接触させ得る押
えリング7の下面に形成されているカム面11の
うち谷111と係合している場合、押えリング7
は機台5に対して下つた位置にあり、その下面が
ブレーキデイスク6を押す。従つて、攪拌羽根を
有する腕3は機台5に対して固定された状態にあ
る。タンク内の溶液を攪拌する場合はこの状態の
下で行う。
一方、機台5に対して腕3の首を振るには、モ
ータ12を駆動させる。すると、その軸に取付け
たピニオン13が回転し、該ピニオン13と噛み
合つている内歯歯車14も回転し、コロ15と押
えリング7の下面に形成されているカム面11と
の係合位置が変り、第4図において112で示す
面と係合するに至る。従つて、今迄機台5に対し
て下つた位置にあつた押えリング7は、機台5に
対してわずかに上昇することになる。すると、今
迄押え付けられていたブレーキデイスク6の制動
力が緩み、攪拌羽根を有する腕3を機台5に対し
て回動させることができ、その首を振ることがで
きる。
腕3を機台5に対して回動させ所定の位置まで
移動させた後、モータ12を先程とは逆に駆動さ
せると、その軸に取付けたピニオン13及びこれ
と噛み合つている内歯歯車14が先程とは逆に回
動する。すると、内歯歯車14に取付けられてい
るコロ15が再び第4図に示すように、押えリン
グ7の下面に形成されているカム面11のうち谷
111と係合する。従つて、押えリング7は機台
5に対して再び下つた状態となり、その下面がブ
レーキデイスク6を再び押すことになる。かくし
て、攪拌羽根を有する腕3を機台5に対して再び
固定された状態にすることができる。
このように、本考案においては押えリング7で
ブレーキデイスク6を押え付けたり、逆にその押
圧を開放する操作をモータ12の駆動により自動
的に行うことができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を添付の図面に基いて説明す
る。
第1図において首振り式攪拌機の一部を、第2
図においてさらにその一部を拡大して示すが、受
台2と一体的な腕3を主軸1を中心として本体4
と共に機台5に対して回動させ得るようにしてあ
ること、主軸1が機台5に対して上下動させ得る
ようになつていること、は従来の場合と同じであ
る。そして、腕3の先端近くに、従来例を説明す
る際に用いた第5図においてAで示す攪拌羽根が
備えられていることも従来の場合と同じである。
また、ブレーキデイスク6に接触させ得るよう
に押えリング7が配置され、この押えリング7で
ブレーキデイスク6を受台2に押し付けることに
より腕3が機台5に対して固定され、逆に押えリ
ング7がブレーキデイスク6を押え付けていない
場合腕3が機台5に対して回動可能な状態にあつ
て、その首を振ることができるようになつている
ことも従来の場合と同じである。
上述した点については、部品の図面符号こそ異
なつてはいるが、実施例に示すものと従来例のも
のとの構造は実質的に同じであるが、以下の構造
は実施例に示す首振り式攪拌機特有のものであ
る。
まず、上記押えリング7にはボルト8が植込ん
であつてその下部は本体4を貫通してその下方に
まで延び出させてあり、本体4の下面とボルト8
に装着した受体9との間には板バネ10を介装し
て押えリング7を絶えず第1,2図の下方に付勢
するようにしてある。そして、押えリング7の下
面には第4図に示すようなカム面11を形成す
る。このカム面11は押えリング7の同一円周上
において互いに90°離れた4個所にそれぞれ設け
られており、いずれも第4図において111で示
す谷の面と112で示す山の面とを有するものと
する。
一方、上記腕3にはモータ12を取付け、その
回転軸にはピニオン13を取付ける。モータ12
は減速モータとすることができる。
また、上記押えリング7の内方には、本体4に
対して所定の範囲内で回動可能な内歯歯車14を
主軸1と同心状に配置する。ここに、所定の範囲
内とは、内歯歯車14が本体4上を回動した場合
において第3図の14aで示す切欠部が押えリン
グ7に植込まれているボルト8に当る迄の範囲を
いう。そして、この内歯歯車14と上記ピニオン
13とを噛合せしめる。
また、内歯歯車14にはその外周面から外方に
突出するごとくコロ15を互いに90°離れた4個
所にそれぞれ取付ける。そして、各コロ15と押
えリング7の下面に形成した各カム面11とを係
合させる。
内歯歯車14に取付けたコロ15が第4図に示
すように、ブレーキデイスク6に接触させ得る押
えリング7の下面に形成されているカム面11の
うち谷の面111と係合している場合、押えリン
グ7は機台5に対して下つた位置にあり、その下
面がブレーキデイスク6を押す。従つて、攪拌羽
根を有する腕3は機台5に対して固定された状態
にある。そして、タンク内の溶液を攪拌する場合
はこの状態の下で行う。
一方、機台5に対して腕3の首を振るには、モ
ータ12を駆動させる。すると、その回転軸に取
付けたピニオン13が回転し、該ピニオン13と
噛み合つている内歯歯車14も回転し、コロ15
と押えリング7の下面に形成されているカム面1
1との係合位置が変り、第4図において112で
示す山の面と係合するに至る。従つて、今迄機台
5に対して下つた位置にあつた押えリング7は、
機台5に対して第4図においてhで示す分だけ上
昇する。すると、今迄押え付けられていたブレー
キデイスク6の制動力が緩み、攪拌羽根を有する
腕3を機台5に対して回動させることができ、そ
の首を振ることができる。もつとも、腕3の首を
振る前に腕3を一旦上昇させることは従来の場合
と同じであり、それには油圧により主軸1を機台
5に対して上昇させる従来の方式を採ることがで
きる。このように、腕3の首を振ることにより、
例えば多数並べられているタンクのいずれかの所
に攪拌羽根を移動させることができる。
腕3を所定位置まで移動させた後、腕3を降下
させる。先程例に挙げた方式のものでは、油圧を
抜くことで主軸1を機台5に対して降下させるこ
とができる。
次いで、モータ12を先程とは逆に駆動させる
と、その回転軸に取付けたピニオン13及びこれ
と噛み合つている内歯歯車14が先程とは逆に回
動する。すると、内歯歯車14に取付けられてい
るコロ15が再び第4図に示すように、押えリン
グ7の下面に形成されているカム面11のうち谷
の面111と係合する。従つて、押えリング7は
機台5に対して再び下つた状態となり、その下面
がブレーキデイスク6を再び押すことになる。か
くして、攪拌羽根を有する腕3を機台5に対して
再び固定された状態とすることができ、この状態
の下に別のタンク内においてその中の溶液の攪拌
作業を行うことができる。なお、コロ15に代え
て球体を内歯歯車14に装着し、これと前記カム
面11とが係合するようにしてもよい。
このように、押えリング7でブレーキデイスク
6を押え付けたり、その押圧を開放する操作をモ
ータ12の駆動により自動的に行うことができ
る。
なお、第2図に示すようにブレーキデイスク6
を複数枚用いること、その外周面あるいは内周面
に歯車のような歯を形成し、その各歯を腕3と一
体的な部材3aの内周面あるいは押えリング7と
一体的な部材7aの外周面に形成した歯車のよう
な歯と噛み合せること、は従来からすでに行われ
ているので、それ以上の説明は省略する。
〔考案の効果〕
本考案によれば、攪拌羽根を有する腕を機台に
対して固定された状態としたり、逆に、機台に対
して腕の首を振るのを可能ならしめるための操作
を自動的に行うことができるので、きわめて便利
である。攪拌すべき溶液の入つているタンクを多
数並べておき、その中に入つている溶液を順次攪
拌する場合特に効果的である。
【図面の簡単な説明】
添付図面の第1図ないし第4図は、本考案によ
る首振り式攪拌機の実施例を示すもので、第1図
は、その一部のみの縦断面図、第2図は、さらに
その一部を拡大して示す縦断面図、第3図は、押
えリングとその内方に配置された内歯歯車、該内
歯歯車と噛み合うピニオン、押えリングと内歯歯
車に取付けられたコロとに位置関係を示す平面
図、第4図は、押えリングの下面に形成されたカ
ム面とコロとの係合状態を示す縦断面図、第5図
ないし第7図は、従来の首振り式攪拌機の一例を
示すもので、第5図は、その全体正面図、第6図
は、その一部のみの拡大縦断面図、第7図は、さ
らにその一部を拡大して示す縦断面図、である。 1……主軸、3……腕、5……機台、6……ブ
レーキデイスク、7……押えリング、11……カ
ム面、12……モータ、13……ピニオン、14
……内歯歯車、15……コロ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 押えリングがブレーキデイスクを機台側に押し
    付けている時攪拌羽根を有する腕が機台に対して
    固定されており、逆に、押えリングがブレーキデ
    イスクを機台側に押し付けていない時上記腕が機
    台に対して首を振るようにした首振り式攪拌機に
    おいて、ブレーキデイスク6に接触させ得る押え
    リング7の下面にカム面11を形成する一方、腕
    3に取付けたモータ12にピニオン13を取付
    け、該ピニオン13と機台5の主軸1と同心状に
    配置された内歯歯車14とを噛合せしめ、該内歯
    歯車14に取付けたコロ15と前記カム面11と
    を係合させてなる首振り式攪拌機。
JP10333688U 1988-08-03 1988-08-03 Expired JPH0427539Y2 (ja)

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JP10333688U JPH0427539Y2 (ja) 1988-08-03 1988-08-03

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Publication Number Publication Date
JPH0225024U JPH0225024U (ja) 1990-02-19
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