JPH04274128A - 熱電子放出フィラメントの熱電子放出物質コーティング方法 - Google Patents
熱電子放出フィラメントの熱電子放出物質コーティング方法Info
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- JPH04274128A JPH04274128A JP3287618A JP28761891A JPH04274128A JP H04274128 A JPH04274128 A JP H04274128A JP 3287618 A JP3287618 A JP 3287618A JP 28761891 A JP28761891 A JP 28761891A JP H04274128 A JPH04274128 A JP H04274128A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/02—Manufacture of electrodes or electrode systems
- H01J9/08—Manufacture of heaters for indirectly-heated cathodes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
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- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
- H01J9/02—Manufacture of electrodes or electrode systems
- H01J9/04—Manufacture of electrodes or electrode systems of thermionic cathodes
- H01J9/042—Manufacture, activation of the emissive part
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C2/00—Hot-dipping or immersion processes for applying the coating material in the molten state without affecting the shape; Apparatus therefor
- C23C2/04—Hot-dipping or immersion processes for applying the coating material in the molten state without affecting the shape; Apparatus therefor characterised by the coating material
-
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- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2209/00—Apparatus and processes for manufacture of discharge tubes
- H01J2209/01—Generalised techniques
- H01J2209/012—Coating
- H01J2209/015—Machines therefor
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱電子放出フィラメント
の熱電子放出物質コーティング方法に係り、特に蛍光表
示管に使用される熱電子放出フィラメントの熱電子放出
物質コーティング方法に関する。
の熱電子放出物質コーティング方法に係り、特に蛍光表
示管に使用される熱電子放出フィラメントの熱電子放出
物質コーティング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、蛍光表示管に使用されるフィラメ
ントは、タングステン線に熱電子放出物質である炭酸塩
をコーティングしたものであり、タングステン線の発熱
によりタングステン線にコーティングされた炭酸塩から
熱電子が放出されるようにしたものである。
ントは、タングステン線に熱電子放出物質である炭酸塩
をコーティングしたものであり、タングステン線の発熱
によりタングステン線にコーティングされた炭酸塩から
熱電子が放出されるようにしたものである。
【0003】図1には、フィラメントのタングステン線
に炭酸塩をコーティングするための従来の熱電子放出物
質コーティング方法を実施するコーティング装置が図式
的に示されている。
に炭酸塩をコーティングするための従来の熱電子放出物
質コーティング方法を実施するコーティング装置が図式
的に示されている。
【0004】従来の炭酸塩コーティング装置1は、液状
の炭酸塩を貯蔵するタンク6と、フィラメントの素材で
あるタングステン線を供給する供給ローラ3と、この供
給ローラ3からのタングステン線を巻き取る巻取ローラ
4を有する。そして前記供給ローラ3とタンク6との間
には、巻取ローラ4に巻かれるタングステン線31に適
当な力を加えてバックテンションを調節するバックテン
ション調節手段5が設けられ、また前記タンク6と巻取
ローラ4との間には、タングステン線31に塗布された
炭酸塩を乾燥させる乾燥手段7が設けられている。
の炭酸塩を貯蔵するタンク6と、フィラメントの素材で
あるタングステン線を供給する供給ローラ3と、この供
給ローラ3からのタングステン線を巻き取る巻取ローラ
4を有する。そして前記供給ローラ3とタンク6との間
には、巻取ローラ4に巻かれるタングステン線31に適
当な力を加えてバックテンションを調節するバックテン
ション調節手段5が設けられ、また前記タンク6と巻取
ローラ4との間には、タングステン線31に塗布された
炭酸塩を乾燥させる乾燥手段7が設けられている。
【0005】このようなコーティング装置1において、
前記供給ローラ3は、固定された一つの回転軸を中心に
してタングステン線31に加えられる引張力により受動
的に回転するように設置され、前記巻取ローラ4は、コ
ーティングされたタングステン線32(つまりフィラメ
ント)を巻き取り得るよう、これに付随した回転装置に
よって能動的に回転するように設置されている。そして
前記バックテンション調節手段5は、タングステン線3
1の引張力に応じて回転数が調節される一対のゴムロー
ラで構成するのが好適であり、また、前記乾燥手段7は
電気ヒータを使用するのが好適である。さらに、液状の
炭酸塩が貯蔵される前記タンク6は、供給ローラ3から
供給されるタングステン線31が炭酸塩に浸るように設
計されている。
前記供給ローラ3は、固定された一つの回転軸を中心に
してタングステン線31に加えられる引張力により受動
的に回転するように設置され、前記巻取ローラ4は、コ
ーティングされたタングステン線32(つまりフィラメ
ント)を巻き取り得るよう、これに付随した回転装置に
よって能動的に回転するように設置されている。そして
前記バックテンション調節手段5は、タングステン線3
1の引張力に応じて回転数が調節される一対のゴムロー
ラで構成するのが好適であり、また、前記乾燥手段7は
電気ヒータを使用するのが好適である。さらに、液状の
炭酸塩が貯蔵される前記タンク6は、供給ローラ3から
供給されるタングステン線31が炭酸塩に浸るように設
計されている。
【0006】このように構成された従来のフィラメント
の炭酸塩コーティング装置1によるタングステン線31
への炭酸塩のコーティングは次のようになされる。即ち
、巻取ローラ4を回転させながら供給ローラ3からタン
グステン線31を順次バックテンション調節手段5、液
状の炭酸塩の入ったタンク6および乾燥手段7を通過さ
せる。
の炭酸塩コーティング装置1によるタングステン線31
への炭酸塩のコーティングは次のようになされる。即ち
、巻取ローラ4を回転させながら供給ローラ3からタン
グステン線31を順次バックテンション調節手段5、液
状の炭酸塩の入ったタンク6および乾燥手段7を通過さ
せる。
【0007】そしてこのような順序でタングステン線3
1が移送される過程において、タングステン線31は、
バックテンション調節手段5により適切な引張力が加え
られた状態の下で、炭酸塩の塗布および乾燥が順になさ
れ、最終的に巻取ローラ4に巻き取られる。
1が移送される過程において、タングステン線31は、
バックテンション調節手段5により適切な引張力が加え
られた状態の下で、炭酸塩の塗布および乾燥が順になさ
れ、最終的に巻取ローラ4に巻き取られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の方法にあっては、位置が固定された供給ロー
ラ3と巻取ローラ4との間で上述のようにタングステン
線31への炭酸塩の塗布およびその乾燥がなされるので
、タングステン線31に塗布される炭酸塩は図2に示す
ようにタングステン線31の外周面に対して均一の厚さ
にコーティングされない。こうした炭酸塩のコーティン
グ厚さの不均一性は、炭酸塩がタングステン線31にコ
ーティングされる過程において炭酸塩がタングステン線
31に塗布された後乾燥される前に自重によりタングス
テン線31の表面から下方に流動することに起因するも
のである。
うな従来の方法にあっては、位置が固定された供給ロー
ラ3と巻取ローラ4との間で上述のようにタングステン
線31への炭酸塩の塗布およびその乾燥がなされるので
、タングステン線31に塗布される炭酸塩は図2に示す
ようにタングステン線31の外周面に対して均一の厚さ
にコーティングされない。こうした炭酸塩のコーティン
グ厚さの不均一性は、炭酸塩がタングステン線31にコ
ーティングされる過程において炭酸塩がタングステン線
31に塗布された後乾燥される前に自重によりタングス
テン線31の表面から下方に流動することに起因するも
のである。
【0009】このように炭酸塩がタングステン線31の
回りに均一にコーティングされないと、電圧印加時に炭
酸塩の厚さ不良によってタングステン線31に電気的負
荷が均一に加えられなくなり、その結果、タングステン
線31が断線したり、タングステン線31の外周面にコ
ーティングされた炭酸塩層が剥がれる等の問題が生ずる
虞がある。
回りに均一にコーティングされないと、電圧印加時に炭
酸塩の厚さ不良によってタングステン線31に電気的負
荷が均一に加えられなくなり、その結果、タングステン
線31が断線したり、タングステン線31の外周面にコ
ーティングされた炭酸塩層が剥がれる等の問題が生ずる
虞がある。
【0010】したがって、本発明の目的は、タングステ
ン線の外周面に均一の厚さの炭酸塩層を形成することが
できる熱電子放出フィラメントの熱電子放出物質コーテ
ィング方法を提供することである。
ン線の外周面に均一の厚さの炭酸塩層を形成することが
できる熱電子放出フィラメントの熱電子放出物質コーテ
ィング方法を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明は、タングステン線に熱電子放出物質を塗布
した後この塗布した熱電子放出物質を乾燥させることに
よりタングステン線に熱電子放出物質をコーティングす
る方法において、前記熱電子放出物質が前記タングステ
ン線の周囲に均一厚さでコーティングされるよう、前記
タングステン線をその移送方向を軸として一方向に回転
させながら前記タングステン線に前記熱電子放出物質を
塗布しこれを乾燥させるようにしたことを特徴とする。
めの本発明は、タングステン線に熱電子放出物質を塗布
した後この塗布した熱電子放出物質を乾燥させることに
よりタングステン線に熱電子放出物質をコーティングす
る方法において、前記熱電子放出物質が前記タングステ
ン線の周囲に均一厚さでコーティングされるよう、前記
タングステン線をその移送方向を軸として一方向に回転
させながら前記タングステン線に前記熱電子放出物質を
塗布しこれを乾燥させるようにしたことを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明によるフィラメントの熱電子放出物質コ
ーティング方法によれば、タングステン線を一方向に回
転させながら熱電子放出物質を塗布および乾燥させるの
で、熱電子放出物質はタングステン線の周囲に均一にコ
ーティングされるようになる。よって、熱電子放出物質
層の厚さの不均一さによるフィラメントコーティングの
部分的な過負荷を防止して、フィラメントの断線やコー
ティング層の剥離を防止することができる。
ーティング方法によれば、タングステン線を一方向に回
転させながら熱電子放出物質を塗布および乾燥させるの
で、熱電子放出物質はタングステン線の周囲に均一にコ
ーティングされるようになる。よって、熱電子放出物質
層の厚さの不均一さによるフィラメントコーティングの
部分的な過負荷を防止して、フィラメントの断線やコー
ティング層の剥離を防止することができる。
【0013】
【実施例】以下、添付した図面を参照して本発明を詳細
に説明する。図3は、本発明によるフィラメントの炭酸
塩コーティング方法を実施するのに適した熱電子放出物
質コーティング装置の一例を示す概略図である。
に説明する。図3は、本発明によるフィラメントの炭酸
塩コーティング方法を実施するのに適した熱電子放出物
質コーティング装置の一例を示す概略図である。
【0014】このコーティング装置は、液状の炭酸塩を
貯蔵するタンク14と、フィラメントの素材であるタン
グステン線を供給する供給部30と、この供給部30か
らのタングステン線を巻き取る巻取部40とを有する。 そして前記供給部30とタンク14との間には、巻取部
40に巻き取られるタングステン線31に適当な力を加
えてバックテンションを調節するバックテンション調節
手段5が設けられ、また前記タンク14と巻取部40と
の間には、タングステン線31に塗布された炭酸塩を乾
燥させる乾燥手段15が設けられている。
貯蔵するタンク14と、フィラメントの素材であるタン
グステン線を供給する供給部30と、この供給部30か
らのタングステン線を巻き取る巻取部40とを有する。 そして前記供給部30とタンク14との間には、巻取部
40に巻き取られるタングステン線31に適当な力を加
えてバックテンションを調節するバックテンション調節
手段5が設けられ、また前記タンク14と巻取部40と
の間には、タングステン線31に塗布された炭酸塩を乾
燥させる乾燥手段15が設けられている。
【0015】このようなコーティング装置において、前
記供給部30は、水平方向の第1回転軸11と、この第
1回転軸11の端部に設けられたブラケット11aの上
部および下部にそれぞれ固定された供給ローラ12aお
よび案内ローラ12bとからなる。前記供給ローラ12
aにはコーティング対象たるタングステン線31が巻か
れており、前記案内ローラ12bはその供給ローラ12
aに隣接して供給ローラ12aから解けるタングステン
線31の円滑な移送を助ける働きをする。そしてこれら
供給ローラ12aと案内ローラ12bは、これらの当接
部分を通して引き出されるタングステン線31が第1回
転軸11の回転中心に置かれるように配置されている。 また、前記2つのローラ12a、12bは、タングステ
ン線31に加えられる引張力により受動的に回転し得る
ように前記ブラケット11aに固定されている。
記供給部30は、水平方向の第1回転軸11と、この第
1回転軸11の端部に設けられたブラケット11aの上
部および下部にそれぞれ固定された供給ローラ12aお
よび案内ローラ12bとからなる。前記供給ローラ12
aにはコーティング対象たるタングステン線31が巻か
れており、前記案内ローラ12bはその供給ローラ12
aに隣接して供給ローラ12aから解けるタングステン
線31の円滑な移送を助ける働きをする。そしてこれら
供給ローラ12aと案内ローラ12bは、これらの当接
部分を通して引き出されるタングステン線31が第1回
転軸11の回転中心に置かれるように配置されている。 また、前記2つのローラ12a、12bは、タングステ
ン線31に加えられる引張力により受動的に回転し得る
ように前記ブラケット11aに固定されている。
【0016】一方、前記巻取部40は、第1回転軸11
と同軸上に置かれた第2回転軸17と、第1回転軸11
のブラケット11aに対応する第2回転軸17の端部に
あるブラケット17aの上部および下部にそれぞれ固定
された巻取ローラ18aおよび案内ローラ18bとから
なる。前記巻取ローラ18aは、供給ローラ12aから
のタングステン線31を巻き取り得るよう、図示しない
回転装置により能動的に回転するように設置されている
。この回転装置は結局のところ供給ローラ12aをも回
転させるものなので簡単なギヤードモータを採用するの
が好適であり、場合によっては変速手段を設けて速度調
節を可能にすればさらに好適である。さらに本発明では
、前記第1回転軸11と第2回転軸17はそれぞれ別個
の図示しない回転装置により回転自在に設置されており
、タングステン線31の移送方向を回転中心として同じ
方向に回転させて、タングステン線31が供給部30か
ら巻取部40に移送される間中ずっとタングステン線3
1を一方向に回転させ得るようになっている。
と同軸上に置かれた第2回転軸17と、第1回転軸11
のブラケット11aに対応する第2回転軸17の端部に
あるブラケット17aの上部および下部にそれぞれ固定
された巻取ローラ18aおよび案内ローラ18bとから
なる。前記巻取ローラ18aは、供給ローラ12aから
のタングステン線31を巻き取り得るよう、図示しない
回転装置により能動的に回転するように設置されている
。この回転装置は結局のところ供給ローラ12aをも回
転させるものなので簡単なギヤードモータを採用するの
が好適であり、場合によっては変速手段を設けて速度調
節を可能にすればさらに好適である。さらに本発明では
、前記第1回転軸11と第2回転軸17はそれぞれ別個
の図示しない回転装置により回転自在に設置されており
、タングステン線31の移送方向を回転中心として同じ
方向に回転させて、タングステン線31が供給部30か
ら巻取部40に移送される間中ずっとタングステン線3
1を一方向に回転させ得るようになっている。
【0017】また前記バックテンション調節手段5は、
従来のように、タングステン線31の引張力に応じてタ
ングステン線31に適切な移送制御力を付加し得るよう
調節可能な一対のゴムローラより構成するのが好適であ
り、前記乾燥手段15は電気ヒータを用いるのが好適で
ある。液状の炭酸塩が貯蔵される前記タンク14は、供
給部30から供給され巻取部40に移送されるタングス
テン線31が炭酸塩に浸るように設計されている。
従来のように、タングステン線31の引張力に応じてタ
ングステン線31に適切な移送制御力を付加し得るよう
調節可能な一対のゴムローラより構成するのが好適であ
り、前記乾燥手段15は電気ヒータを用いるのが好適で
ある。液状の炭酸塩が貯蔵される前記タンク14は、供
給部30から供給され巻取部40に移送されるタングス
テン線31が炭酸塩に浸るように設計されている。
【0018】このように構成されたコーティング装置を
用いた本発明によるフィラメントの炭酸塩コーティング
方法を説明すれば次の通りである。タングステン線31
の外周に炭酸塩をコーティングするために、まず図示し
ない回転装置によってそれぞれ第1回転軸11と第2回
転軸17を同じ方向に同時に回転させながら別の図示し
ない回転装置により巻取部40の巻取ローラ18aを所
定の回転数で回転させる。これにより、タングステン線
31は、供給ローラ12aから解けながら第1回転軸1
1と第2回転軸17の回転中心軸に一致するように供給
ローラ12aと案内ローラ12bとの間から抜け出て、
その移送方向を軸として一方向に回転することになる。 この時、バックテンション調節手段5は適当な力をタン
グステン線31に加えるので、炭酸塩の入ったタンク1
4を通るタングステン線31は一定の引張力により緊張
されたまま移送される。そしてタンク14を通過したタ
ングステン線31は乾燥装置15を通過しながら加熱さ
れ、その結果タングステン線31の表面に付着した炭酸
塩が乾燥される。こうして乾燥されたコーテッドタング
ステン線32は、巻取ローラ18aと案内ローラ18b
との間に進入した後巻取ローラ18aに巻き取られる。
用いた本発明によるフィラメントの炭酸塩コーティング
方法を説明すれば次の通りである。タングステン線31
の外周に炭酸塩をコーティングするために、まず図示し
ない回転装置によってそれぞれ第1回転軸11と第2回
転軸17を同じ方向に同時に回転させながら別の図示し
ない回転装置により巻取部40の巻取ローラ18aを所
定の回転数で回転させる。これにより、タングステン線
31は、供給ローラ12aから解けながら第1回転軸1
1と第2回転軸17の回転中心軸に一致するように供給
ローラ12aと案内ローラ12bとの間から抜け出て、
その移送方向を軸として一方向に回転することになる。 この時、バックテンション調節手段5は適当な力をタン
グステン線31に加えるので、炭酸塩の入ったタンク1
4を通るタングステン線31は一定の引張力により緊張
されたまま移送される。そしてタンク14を通過したタ
ングステン線31は乾燥装置15を通過しながら加熱さ
れ、その結果タングステン線31の表面に付着した炭酸
塩が乾燥される。こうして乾燥されたコーテッドタング
ステン線32は、巻取ローラ18aと案内ローラ18b
との間に進入した後巻取ローラ18aに巻き取られる。
【0019】以上のような過程において、供給ローラ1
2aから供給されたタングステン線31はタンク14に
入った液状の炭酸塩に浸ることによりその外周面に炭酸
塩が塗布されるが、この時タングステン線31は移送方
向を軸として一方向に回転しているので炭酸塩はタング
ステン線31の周囲に均一に塗布される。そして、この
ようにその外周面に炭酸塩が均一に塗布されたタングス
テン線31は、乾燥手段15を通過することにより乾燥
するが、この乾燥処理中にも絶えずタングステン線31
は同一方向に回転しているので、図4に示すようにタン
グステン線31の周囲に均一厚さのコーティング層が形
成される。
2aから供給されたタングステン線31はタンク14に
入った液状の炭酸塩に浸ることによりその外周面に炭酸
塩が塗布されるが、この時タングステン線31は移送方
向を軸として一方向に回転しているので炭酸塩はタング
ステン線31の周囲に均一に塗布される。そして、この
ようにその外周面に炭酸塩が均一に塗布されたタングス
テン線31は、乾燥手段15を通過することにより乾燥
するが、この乾燥処理中にも絶えずタングステン線31
は同一方向に回転しているので、図4に示すようにタン
グステン線31の周囲に均一厚さのコーティング層が形
成される。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によるフィラ
メントの熱電子放出物質コーティング方法によれば、タ
ングステン線を一方向に回転させながら炭酸塩を塗布お
よび乾燥させるので、熱電子放出物質はタングステン線
の周囲に均一にコーティングされるようになる。よって
、熱電子放出物質層の厚さの不均一さによるフィラメン
トコーティングの部分的な過負荷を防止して、フィラメ
ントの断線やコーティング層の剥離を防止することがで
きる。
メントの熱電子放出物質コーティング方法によれば、タ
ングステン線を一方向に回転させながら炭酸塩を塗布お
よび乾燥させるので、熱電子放出物質はタングステン線
の周囲に均一にコーティングされるようになる。よって
、熱電子放出物質層の厚さの不均一さによるフィラメン
トコーティングの部分的な過負荷を防止して、フィラメ
ントの断線やコーティング層の剥離を防止することがで
きる。
【図1】タングステン線に炭酸塩をコーティングするた
めの従来の方法を実施するコーティング装置の一例を概
略的に示す側面図である。
めの従来の方法を実施するコーティング装置の一例を概
略的に示す側面図である。
【図2】図1の装置により炭酸塩をコーティングしたフ
ィラメントの断面図であって、(A)は部分横断面図、
(B)は縦断面図である。
ィラメントの断面図であって、(A)は部分横断面図、
(B)は縦断面図である。
【図3】本発明によるフィラメントの熱電子放出物質コ
ーティング方法を実施するコーティング装置の一例を概
略的に示す側面図である。
ーティング方法を実施するコーティング装置の一例を概
略的に示す側面図である。
【図4】図3の装置により炭酸塩をコーティングしたフ
ィラメントの縦断面図である。
ィラメントの縦断面図である。
5…バックテンション調節手段
11…第1回転軸
11a…ブラケット
12a…供給ローラ
12b…案内ローラ
14…タンク
15…乾燥手段
17…第2回転軸
17a…ブラケット
18a…巻取ローラ
18b…案内ローラ
30…供給部
31…タングステン線
32…コーテッドタングステン線
40…巻取部
Claims (1)
- 【請求項1】タングステン線に熱電子放出物質を塗布し
た後この塗布した熱電子放出物質を乾燥させることによ
りタングステン線に熱電子放出物質をコーティングする
方法において、前記熱電子放出物質が前記タングステン
線の周囲に均一厚さでコーティングされるよう、前記タ
ングステン線をその移送方向を軸として一方向に回転さ
せながら前記タングステン線に前記熱電子放出物質を塗
布しこれを乾燥させるようにしたことを特徴とする熱電
子放出フィラメントの熱電子放出物質コーティング方法
。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR1019900017769A KR920008303B1 (ko) | 1990-11-02 | 1990-11-02 | 필라멘트의 탄산염 코팅방법 |
KR17769 | 1990-11-02 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04274128A true JPH04274128A (ja) | 1992-09-30 |
Family
ID=19305610
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3287618A Pending JPH04274128A (ja) | 1990-11-02 | 1991-11-01 | 熱電子放出フィラメントの熱電子放出物質コーティング方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5204139A (ja) |
JP (1) | JPH04274128A (ja) |
KR (1) | KR920008303B1 (ja) |
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US6759072B1 (en) * | 1999-08-14 | 2004-07-06 | The Procter + Gamble Co. | Methods and systems for utilizing delayed dilution, mixing and filtration for providing customized beverages on demand |
MXPA02001620A (es) | 1999-08-14 | 2002-07-02 | Procter & Gamble | Metodos y sistemas para utilizar dilucion, mezcla y filtracion demoradas, con el fin de proporcionar variedades personalizadas de cafe recien preparado sobre demanda. |
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WO1981002945A1 (en) * | 1980-04-03 | 1981-10-15 | Fujikura Ltd | Process for manufacturing stranded conductor comprising insulated conductor strands |
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-
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-
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- 1991-10-30 US US07/785,108 patent/US5204139A/en not_active Expired - Fee Related
- 1991-11-01 JP JP3287618A patent/JPH04274128A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59191226A (ja) * | 1983-04-13 | 1984-10-30 | Mitsubishi Electric Corp | 電子管などの陰極体の製造方法 |
Also Published As
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KR920008303B1 (ko) | 1992-09-26 |
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