JPH04273821A - 喘息治療剤 - Google Patents

喘息治療剤

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JPH04273821A
JPH04273821A JP5792691A JP5792691A JPH04273821A JP H04273821 A JPH04273821 A JP H04273821A JP 5792691 A JP5792691 A JP 5792691A JP 5792691 A JP5792691 A JP 5792691A JP H04273821 A JPH04273821 A JP H04273821A
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JP
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pyridylcarbamoyl
cyclohexane
trans
carbon atoms
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Michio Terasawa
寺澤 道夫
Hidekazu Araya
荒谷 秀和
Hiroyuki Sato
裕行 佐藤
Masayoshi Uehata
雅義 上畑
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、4−アミノ(アルキル
)−1−ピリジルカルバモイルシクロヘキサン化合物、
その光学異性体およびその製薬上許容されうる酸付加塩
からなる喘息治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】国際公開WO90/05723号明細書
にはある種のトランス−4−アミノ(アルキル)−1−
ピリジルカルバモイルシクロヘキサン化合物、その光学
異性体、その製薬上許容されうる酸付加塩が持続性の冠
・脳・腎血流増加作用を有し、抗高血圧剤および冠・脳
・腎などの循環器系用疾患予防・治療剤として有用であ
る旨が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、持続性
の冠・脳・腎血流増加作用を有した上記トランス体を含
む4−アミノ(アルキル)−1−ピリジルカルバモイル
シクロヘキサン化合物、その光学異性体およびその製薬
上許容されうる酸付加塩が喘息治療に対し有用であるこ
とを見い出して、本発明を完成するに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は一般
【化2】 (式中、R1 およびR2 は、同一または異なって水
素、炭素数1〜10個のアルキル、炭素数2〜5個のア
ルカノイル、ホルミル、炭素数1〜4個のアルコキシカ
ルボニル、アミジノ、または環上に置換基を有していて
もよい炭素数3〜7個のシクロアルキル、炭素数3〜7
個のシクロアルキルカルボニル、フェニル、フェニルア
ルキル、ベンゾイル、ナフトイル、フェニルアルコキシ
カルボニル、ベンジリデン、ピリジルカルボニル、ピペ
リジル、ピロリジリデンもしくはピぺリジリデンを示す
か、または、R1 ,R2 は結合している窒素原子と
ともに環中に酸素原子、硫黄原子もしくは置換基を有し
ていてもよい窒素原子を含んでいてもよい5〜6員環を
形成する基、または結合している窒素原子とともにフタ
ルイミドを形成する基を示し、R3 は水素、炭素数1
〜4個のアルキルを示し、R4 は水素、炭素数1〜4
個のアルキルを示し、R5 は水素、水酸基、炭素数1
〜4個のアルキル、フェニルアルコキシを示し、R6 
は水素、炭素数1〜4個のアルキルを示し、Aは単結合
、炭素数1〜5個の直鎖アルキレンまたは炭素数1〜4
個のアルキルで置換されたアルキレンを示し、nは0ま
たは1を示す。)により表わされる4−アミノ(アルキ
ル)−1−ピリジルカルバモイルシクロヘキサン化合物
、その光学異性体およびその製薬上許容されうる酸付加
塩からなる喘息治療剤に関する。
【0005】さらに、本発明の喘息治療剤として好まし
い化合物としては、一般式
【化3】 (式中、R1aおよびR2aは同一または異なって水素
、または環上に置換基を有していてもよいフェニルアル
キル、フェニルアルコキシカルボニルまたはR1a,R
2aが一緒になって環上に置換基を有していてもよいベ
ンジリデンを形成する基を示し、R7 ,R8 は同一
または異なって水素、炭素数1〜4個のアルキルを示し
、R3aは水素、水酸基、炭素数1〜4個のアルキルを
示し、R5a,R6aは同一または異なって水素、炭素
数1〜4個のアルキルを示す。)により表わされる4−
アミノアルキル−1−ピリジルカルバモイルシクロヘキ
サン化合物、その光学異性体およびその製薬上許容され
うる酸付加塩などがあげられる。
【0006】本明細書において炭素数1〜10個のアル
キルとはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、第3級ブチル、ペンチル、ヘキシル
、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシルなどを、炭素数
2〜5個のアルカノイルとはアセチル、プロピオニル、
イソプロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ピバロイ
ル、バレリルなどを、炭素数1〜4個のアルコキシカル
ボニルとはメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、
プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブ
トキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、第3級ブ
トキシカルボニルなどを、炭素数3〜7個のシクロアル
キルとはシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロヘプチルを、炭素数3〜7
個のシクロアルキルカルボニルとはシクロプロピルカル
ボニル、シクロブチルカルボニル、シクロペンチルカル
ボニル、シクロヘキシルカルボニル、シクロヘプチルカ
ルボニルを、フェニルアルキルとはベンジル、フェニル
エチル、フェニルプロピル、フェニルブチルなどを、フ
ェニルアルコキシカルボニルとはフェニルエトキシカル
ボニル、フェニルプロポキシカルボニル、フェニルブト
キシカルボニルなどを、ピリジルカルボニルとは2−ピ
リジルカルボニル、ニコチノイル、イソニコチルノイル
を、ピペリジルとは2−ピぺリジル、3−ピペリジル、
4−ピペリジルを、ピロリジリデンとは2−ピロリジリ
デン、3−ピロリジリデンを、ピペリジリデンとは2−
ピペリジリデン、3−ピペリジリデン、4−ピペリジリ
デンを、窒素原子とともに5〜6員環を形成する基とは
、ピロリジニル、ピペリジノ、ピペラジニル、モルホリ
ノ、チオモルホリノなどを、フェニルアルコキシとはベ
ンジルオキシ、フェニルエトキシ、フェニルプロポキシ
、フェニルブトキシなどを、炭素数1〜5個の直鎖アル
キレンとはメチレン、エチレン、トリメチレン、テトラ
メチレン、ペンタメチレンを、炭素数1〜4個のアルキ
ルで置換されたアルキレンとはメチルメチレン、プロピ
レン、メチルトリメチレン、ジメチルエチレン、ジメチ
ルテトラメチレン、エチルエチレン、ジメチルトリメチ
レンなどを、炭素数1〜4個のアルキルとはメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
第3級ブチルなどをそれぞれ示す。
【0007】また、〔化2〕の各記号中有していてもよ
い置換基とは塩素、ヨウ素、臭素、フッ素などのハロゲ
ン、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル
、イソブチル、第3級ブチルなどの炭素数1〜4個のア
ルキル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポ
キシ、ブトキシ、イソブトキシ、第3級ブトキシなどの
炭素数1〜4個のアルコキシ、ベンジル、フェニルエチ
ル、フェニルプロピル、フェニルブチルなどのフェニル
アルキル、ニトロ、アミノなどを示す。
【0008】本発明の〔化2〕の化合物としては無機酸
、有機酸などとともに形成される薬学的に許容される酸
付加塩、水和物または各種の溶媒和物なども包含される
。本発明の〔化2〕の化合物に不斉炭素が存在する場合
には、光学異性体、そのラセミ体などが存在しうるが、
本発明はこれらすべてを包含するものである。
【0009】本発明の〔化2〕の化合物はたとえば、国
際公開WO90/05723号明細書に記載された方法
により容易に製造することができる。
【0010】方法1 一般式
【化4】 (式中、各記号は前記と同義である。)により表わされ
るカルボン酸化合物またはそれらの反応性誘導体と一般
【化5】 (式中、各記号は前記と同義である。)により表わされ
るアミノピリジン化合物とを反応させる方法。カルボン
酸化合物の反応性誘導体とは、酸塩化物のような酸ハラ
イド、酸無水物、クロロギ酸エチルなどから形成される
混合酸無水物、メチルエステル、エチルエステルなどの
ようなエステル、ジシクロヘキシルカルボジイミドのよ
うなカルボジイミドから生成される反応性誘導体などが
挙げられる。反応は、反応に不活性な溶媒の存在下で実
施されるが、通常、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、
ベンゼン、トルエン、四塩化炭素、クロロホルム、メチ
レンクロライド、ジメチルホルムアミドなど水酸基を含
まない有機溶媒が用いられる。反応は任意の温度、たと
えば−10〜200℃、好ましくは0〜80℃で行なわ
れるが、原料として反応性のあまり大きくない反応性誘
導体(たとえばエステル)の場合は高い反応温度が用い
られ、反応性の大きな反応性誘導体(たとえば混合酸無
水物)の場合には低い反応温度が用いられる。
【0011】方法2 〔化2〕の化合物のうち、R1 およびR2 の一方が
水素であり、他方が水素以外の化合物は、一般式
【化6
】 (式中、各記号は前記と同義である。)により表わされ
るアミン化合物と、カルボン酸化合物もしくはその反応
性誘導体、ハライド化合物、アルデヒド化合物またはケ
トン化合物とを反応させることによって製造することが
できる。
【0012】この反応で用いられるカルボン酸化合物と
は、式 R7 −COOH          (VI)(式中
、R7 は水素、炭素数1〜4個のアルキルまたは置換
基を有していてもよい炭素数3〜7個のシクロアルキル
、フェニル、ピリジルを示す。)により表わされる化合
物であり、その反応性誘導体とは酸ハライド、酸無水物
、混合酸無水物、エステル、カルボジイミドから生成さ
れる反応性誘導体などであり、ハライド化合物とは、式 R8 −Hal            (VII)(
式中、R8 は炭素数1〜10個のアルキルまたは置換
基を有していてもよい炭素数3〜7個のシクロアルキル
、フェニルを、Halとは塩素、ヨウ素、フッ素、臭素
を示す。)により表わされる化合物であり、アルデヒド
化合物とは、式 R9 −CHO            (VIII)
(式中、R9 は水素、炭素数1〜9個のアルキル、置
換基を有していてもよいフェニルを示す。)により表わ
される化合物であり、ケトン化合物とは、式
【化7】 (式中、R10,R11は同一または異なって炭素数1
〜9個のアルキルを示すか、R10,R11は互いにカ
ルボニル基と結合して置換基を有していてもよい炭素数
3〜7個のシクロアルキルを示す。)により表わされる
化合物である。
【0013】〔化6〕の化合物とカルボン酸もしくはそ
の反応性誘導体とを反応させる場合には、方法1と同様
な条件を用いて行なうことができるが、〔化6〕の化合
物とケトンまたはアルデヒドとを反応させる場合には、
通常、水と混和しにくい溶媒、たとえばベンゼン、トル
エン、キシレン、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロロ
メタンなどとともに脱水反応を行なう。この際、少量の
パラトルエンスルホン酸などの酸を加えることも有利で
ある。また、脱水縮合させて得られるアルキリデン、置
換基を有していてもよいベンジリデン化合物を還元反応
に付すことによっても製造することができる。
【0014】還元反応は、通常、メタノール、エタノー
ル、イソプロピルアルコールのようなアルコール中、−
10〜100℃、好ましくは0〜40℃で行なうことが
できる。また、還元剤としては、水素化ホウ素ナトリウ
ム、少量の塩酸、臭化水素酸、酢酸などの酸の存在下に
水素化シアノホウ素ナトリウムなどの還元剤、さらに、
目的化合物の他の基に影響がない場合、ラネーニッケル
、パラジウム炭素、酸化白金などを用いた接触還元法を
使用し、還元的アミノ化反応を行なうことによっても製
造することができる。
【0015】方法3 〔化2〕の化合物のうち、R1 およびR2 が置換基
を有していてもよいフェニルアルキルまたはピぺリジル
を示す化合物は、R1 およびR2 が置換基を有して
いてもよいベンジリデンまたはピペリジリデンである化
合物を還元反応に付すことによって製造することができ
る。還元反応は、通常、メタノール、エタノール、イソ
プロピルアルコールのようなアルコール中、−10〜1
00℃、好ましくは0〜40℃で行なうことができる。 また、還元剤としては、水素化ホウ素ナトリウムを用い
ることが好ましいが目的化合物の他の基に影響がない場
合、パラジウム炭素や酸化白金などと接触還元を行なう
こともできる。
【0016】方法4 〔化2〕の化合物のうち、R1 ,R2 が結合してい
る窒素原子とともに5〜6員環を形成する基である化合
物は一般式
【化8】 または一般式
【化9】 (式〔化8〕、〔化9〕中、Yは酸素、硫黄または置換
基を有していてもよい窒素であり、Zはハロゲン(塩素
、臭素など)、スルホニルオキシ(メタンスルホニルオ
キシ、p−トルエンスルホニルオキシなど)などのアル
コールの反応性誘導体を示す。)により表わされる化合
物と〔化2〕のR1 およびR2 がともに水素である
化合物とを反応させることによって製造することができ
る。反応は、方法2と同様な条件を用いて行なうことが
できる。
【0017】方法5 〔化2〕の化合物のうち、R1 およびR2 がともに
水素である化合物は、次の各化合物を用いた反応によっ
て製造することができる。 (i)〔化2〕の化合物のうち、R1 およびR2 が
炭素数1〜4個のアルコキシカルボニルおよびアラルキ
ルオキシカルボニルである化合物からの製造反応は、3
〜35%、好ましくは15〜30%の酢酸中、臭化水素
の存在下、0〜50℃、好ましくは5〜30℃付近で攪
拌もしくは静置することにより、〔化2〕の化合物のう
ち、R1およびR2がともに水素である化合物に転化す
ることができる。
【0018】また特に、〔化2〕の化合物のうち、R1
 およびR2 が炭素数1〜4個のアルコキシカルボニ
ルである化合物の場合、反応に影響を与えない適当な有
機溶媒、たとえばアルコール(メタノール、エタノール
、イソプロピルアルコールなど)、エーテル(テトラヒ
ドロフランなど)中、適当な塩基、たとえばアルカリ金
属またはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩または炭
酸水素塩(水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素
ナトリウムなど)の存在下において、攪拌および必要に
応じて加熱することによって目的化合物を製造すること
ができ、さらに、〔化2〕の化合物のうちR1 および
R2 がフェニルアルコキシカルボニルである化合物の
場合、反応に影響を与えない適当な有機溶媒中で、パラ
ジウム炭素などの適当な触媒の存在下に、水素源として
水素、ヒドラジン、ギ酸、ギ酸アンモニウムなどを利用
して、常温下または必要なら加圧下において還元的分解
反応を行なうことによっても製造することができる。
【0019】(ii)〔化2〕の化合物のうち、R1 
,R2が結合している窒素原子とともにフタルイミドを
形成する化合物からの製造 反応は、アセトン、テトラヒドロフランあるいはそれら
の含水溶媒などを使用して、硫化ナトリウム水和物の存
在下、−5℃から室温、好ましくは0〜5℃にて攪拌を
行ない、得られた中間体をジシクロヘキシルカルボジイ
ミドまたはトリフルオロ酢酸中、トリエチルアミンの存
在下脱水反応を行なう。得られた中間体をさらにテトラ
ヒドロフラン中、無水ヒドラジンにて−20℃で攪拌す
ることにより、〔化2〕の化合物のうち、R1 および
R2 がともに水素である化合物に転化することができ
る。 また、アルコール中、ヒドラジンの存在下に直接フタロ
イル化合物からアミノ体へと変換することもできる。
【0020】(iii)〔化2〕の化合物のうち、R1
 およびR2 がベンジリデン、ピぺリジリデンまたは
ピロリジリデンである化合物からの製造 反応は他の置換基に影響を与えない濃度の希酸溶液、た
とえば5%塩酸、5%硫酸などの存在下、室温あるいは
30〜60℃に加熱、攪拌することにより製造すること
ができ、反応中にアルコール類の溶媒を使用することも
できる。また、〔化2〕の化合物のうち、R1 および
R2 がともに水素である化合物は、そのニトリル化合
物を還元反応に付すことによっても製造することができ
る。 反応は他の置換基に影響を与えない試薬、たとえば、ラ
ネーニッケル、ヒドラジンなどを用いて、一般的還元方
法により実施することができる。
【0021】方法6 〔化2〕の化合物のうち、R1 が炭素数1〜4個のア
ルキル、フェニルアルキルで、R2 が炭素数1〜4個
のアルキル、フェニル、フェニルアルキルであるか、R
1 ,R2 が結合している窒素原子とともに環中に酸
素原子、硫黄原子もしくは置換基を有していてもよい窒
素原子を含んでいてもよい5〜6員環を形成する基であ
って、R5 が水酸基でない化合物は、〔化6〕のうち
R5 が水酸基でない化合物に塩酸、硫酸、ギ酸および
酢酸の存在下に、亜硝酸ナトリウムまたは亜硝酸カリウ
ムを反応させて一般式
【化10】 (式中、R5’はR5 中水酸基以外の基を示し、他の
記号は前記と同義である。)により表わされるヒドロキ
シ体とし、このヒドロキシ体を塩化チオニル、オキシ塩
化リン、三塩化リン、五塩化リン、三臭化リンなどのハ
ロゲン化剤を作用させるか、脱ハロゲン化水素剤の存在
下に、メタンスルホニルクロライド、p−トルエンスル
ホニルクロライドなどと反応させて対応するアルコール
の反応性誘導体とし、次に、一般式
【化11】 (式中、R1’は炭素数1〜4個のアルキル、フェニル
アルキルを示し、R2’は炭素数1〜4個のアルキル、
フェニル、フェニルアルキルを示すか、R1’,R2’
は結合している窒素原子とともに環中に酸素原子、硫黄
原子もしくは置換基を有していてもよい窒素原子を含ん
でいてもよい5〜6員環を形成する基を示す。)により
表わされるアミン化合物を反応させることによって製造
することができる。反応は適当な塩基、たとえばアルカ
リ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩また
は炭酸水素塩(水酸化ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸
水素ナトリウムなど)、ピリジン、トリエチルアミンな
どの有機塩基の存在下に行なう。
【0022】また、本発明の〔化2〕の化合物に包含さ
れる異性体はラセミ体から常法により単離するか、各異
性体原料を用いることによって製造することができる。
【0023】かくして得られた〔化2〕の化合物は、再
結晶、クロマトグラフィーなど、それ自体公知の方法に
より、反応混合物から分離、精製することができる。さ
らに、〔化2〕の化合物は常法に従い、薬学的に許容さ
れる酸付加塩を形成することができる。酸付加塩を形成
するのに用いる酸とは、無機酸(塩酸、臭化水素酸、硫
酸、リン酸など)、有機酸(酢酸、シュウ酸、メタンス
ルホン酸、マレイン酸、フマール酸など)から適宜選択
することができる。また、これらの塩は常法に従って、
たとえば水酸化ナトリウムまたは、水酸化カリウムなど
のアルカリとの反応によって対応する遊離塩基に転化さ
れる。さらに、第4級アンモニウム塩にすることもでき
る。
【0024】また、本発明の化合物としては以下の化合
物が例示される。
【0025】(1)トランス−4−ベンジルオキシカル
ボキサミドメチル−1−(4−ピリジルカルバモイル)
シクロヘキサン、融点178〜183℃;塩酸塩・1/
2水和物、融点270℃(分解) (2)トランス−4−アミノメチル−1−(4−ピリジ
ルカルバモイル)シクロヘキサン、融点148℃;2臭
化水素酸塩、融点267℃(分解);2シュウ酸塩、融
点221℃(分解);2塩酸塩、融点292℃(分解)
(3)トランス−4−ホルムアミドメチル−1−(4−
ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・シュウ酸塩・
1/2水和物、融点204〜207℃(分解)(4)ト
ランス−4−ジメチルアミノメチル−1−(4−ピリジ
ルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩酸塩・1/2水
和物、融点280〜283℃ (5)N−ベンジリデン−トランス−(4−(4−ピリ
ジルカルバモイル)シクロヘキシル)メチルアミン、融
点142〜145℃ (6)トランス−4−ベンジルアミノメチル−1−(4
−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩酸塩・
3/4水和物、融点266〜268℃(分解)(7)ト
ランス−4−イソプロピルアミノメチル−1−(4−ピ
リジルカルバモイル)シクロヘキサン・2シュウ酸塩・
1/2水和物、融点227℃(分解)(8)トランス−
4−ニコチノイルアミノメチル−1−(4−ピリジルカ
ルバモイル)シクロヘキサン・臭化水素酸塩・塩酸塩・
1/2水和物、融点256℃(分解)(9)トランス−
4−シクロヘキシルアミノメチル−1−(4−ピリジル
カルバモイル)シクロヘキサン・2シュウ酸塩、融点2
31℃(分解) (10)トランス−4−ベンジルオキシカルボキサミド
−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン、
融点213〜215℃ (11)トランス−4−アミノ−1−(4−ピリジルカ
ルバモイル)シクロヘキサン・2臭化水素酸塩、融点2
85℃(分解) (12)トランス−4−(1−アミノエチル)−1−(
4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩酸塩
・1水和物、融点286〜287℃(分解)(13)ト
ランス−4−アミノメチル−シス−2−メチル−1−(
4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩酸塩
・1水和物、融点280〜282℃(分解);7/4シ
ュウ酸塩、融点222℃(分解)(14)(+)−トラ
ンス−4−(1−ベンジルオキシカルボキサミドプロピ
ル)−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサ
ン・塩酸塩・1水和物、〔α〕23D =+18.7°
(c=1、エタノール)、融点210℃ (15)(−)−トランス−4−(1−ベンジルオキシ
カルボキサミドプロピル)−1−(4−ピリジルカルバ
モイル)シクロヘキサン・塩酸塩・1水和物、〔α〕2
3D =−18.5°(c=1、エタノール)、融点2
08℃ (16)(+)−トランス−4−(1−アミノプロピル
)−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン
・2塩酸塩・1水和物、〔α〕25D=+4.6°(c
=1、エタノール)、融点238℃(分解)(17)(
−)−トランス−4−(1−アミノプロピル)−1−(
4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩酸塩
・1水和物、〔α〕25D=−4.4°(c=1、エタ
ノール)、融点235℃(分解)(18)(−)−トラ
ンス−4−(1−ベンジルオキシカルボキサミドエチル
)−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン
、〔α〕23D=−8.4°(c=0.4、エタノール
)、融点192℃ (19)(+)−トランス−4−(1−ベンジルオキシ
カルボキサミドエチル)−1−(4−ピリジルカルバモ
イル)シクロヘキサン、〔α〕23D=+8.1°(c
=1、エタノール)、融点190℃ (20)(+)−トランス−4−(1−アミノエチル)
−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・
2塩酸塩・1/2水和物、〔α〕23D =+4.6 
°(c=1、メタノール)、融点276℃(分解)(2
1)(−)−トランス−4−(1−アミノエチル)−1
−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩
酸塩・1/2水和物、〔α〕23D =−4.9 °(
c=0.7、メタノール)、融点279℃(分解)(2
2)トランス−4−(4−クロロベンゾイル)アミノメ
チル−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサ
ン・シュウ酸塩・1/2水和物、融点204℃(分解) (23)トランス−4−アミノメチル−1−(2−ピリ
ジルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩酸塩、融点2
45℃(分解) (24)トランス−4−ベンジルオキシカルボキサミド
メチル−1−(2−ピリジルカルバモイル)シクロヘキ
サン、融点133〜137℃ (25)トランス−4−メチルアミノメチル−1−(4
−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・2シュウ酸
塩、融点211〜212℃(分解) (26)トランス−4−(2−フェニルエチル)アミノ
メチル−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキ
サン (27)トランス−4−(N−アセチル−N−メチルア
ミノ)メチル−1−(4−ピリジルカルバモイル)シク
ロヘキサン (28)トランス−4−シクロヘキシルカルボニルアミ
ノメチル−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘ
キサン (29)トランス−4−ヘキシルアミノメチル−1−(
4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン(30)ト
ランス−4−ジエチルアミノメチル−1−(4−ピリジ
ルカルバモイル)シクロヘキサン(31)トランス−4
−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)メチル−1−(
4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン (32)トランス−4−(1−ピぺラジニル)メチル−
1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン(3
3)トランス−4−モルホリノメチル−1−(4−ピリ
ジルカルバモイル)シクロヘキサン(34)トランス−
4−チオモルホリノメチル−1−(4−ピリジルカルバ
モイル)シクロヘキサン(35)トランス−4−グアニ
ジノメチル−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロ
ヘキサン(36)トランス−4−(1−ベンジル−4−
ピペリジニル)アミノメチル−1−(4−ピリジルカル
バモイル)シクロヘキサン (37)トランス−4−(2−ニトロフェニル)アミノ
メチル−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキ
サン (38)トランス−4−(2−アミノフェニル)アミノ
メチル−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキ
サン (39)トランス−4−ブチルアミノメチル−1−(4
−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン(40)トラ
ンス−4−シクロペンチルアミノメチル−1−(4−ピ
リジルカルバモイル)シクロヘキサン(41)トランス
−4−(N−ベンジル−N−メチルアミノ)メチル−1
−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・2シ
ュウ酸塩・1水和物、融点206〜208℃(分解) (42)トランス−4−(4−メチルシクロヘキシル)
アミノメチル−1−(4−ピリジルカルバモイル)シク
ロヘキサン (43)トランス−4−(2−メチルシクロヘキシル)
アミノメチル−1−(4−ピリジルカルバモイル)シク
ロヘキサン (44)トランス−4−(1−ベンジル−4−ピペリジ
リデン)アミノメチル−1−(4−ピリジルカルバモイ
ル)シクロヘキサン (45)トランス−4−(4−ピペリジル)アミノメチ
ル−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン
(46)トランス−4−(4−フルオロベンゾイル)ア
ミノメチル−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロ
ヘキサン (47)トランス−4−〔2−(3,4−ジメトキシフ
ェニル)−1−メチルエチル〕アミノメチル−1−(4
−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン(48)トラ
ンス−4−(N−ベンジル−N−エチルアミノ)メチル
−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン (49)トランス−4−エチルアミノメチル−(4−ピ
リジルカルバモイル)シクロヘキサン (50)トランス−4−アミノメチル−1−(3−ピリ
ジルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩酸塩、融点2
50℃(分解) (51)トランス−4−アミノメチル−1−〔(3−ベ
ンジルオキシ−2−ピリジル)カルバモイル〕シクロヘ
キサン (52)トランス−4−アミノメチル−1−〔(3−ヒ
ドロキシ−2−ピリジル)カルバモイル〕シクロヘキサ
ン・2塩酸塩・1水和物、融点195〜200℃(53
)トランス−4−ベンジルオキシカルボキサミドメチル
−1−(3−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン、
融点180〜183℃ (54)トランス−4−ベンシルオキシカルボキサミド
メチル−1−〔(3−ベンジルオキシ−2−ピリジル)
カルバモイル〕シクロヘキサン、融点192〜195℃
(55)トランス−4−フタルイミドメチル−1−(4
−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・塩酸塩・1
水和物、融点246〜248℃ (56)トランス−4−ベンジルオキシカルボキサミド
メチル−1−(3−メチル−4−ピリジルカルバモイル
)シクロヘキサン、融点185〜190℃(分解)(5
7)トランス−4−アミノメチル−1−(3−メチル−
4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩酸塩
、融点285〜287℃(分解) (58)4−(トランス−4−ベンジルオキシカルボキ
サミドメチルシクロヘキシルカルボニル)アミノ−2,
6−ジメチルピリジン−N−オキシド、融点180〜1
83℃(分解) (59)4−(トランス−4−アミノメチルシクロヘキ
シルカルボニル)アミノ−2,6−ジメチルピリジン−
N−オキシド・2臭化水素酸塩、融点278〜280℃
(分解) (60)トランス−4−アミノメチル−1−(2−メチ
ル−4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩
酸塩・1水和物、融点265〜268℃(分解)(61
)トランス−4−(1−ベンジルオキシカルボキサミド
エチル)−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘ
キサン・塩酸塩・1水和物、融点198〜200℃(分
解) (62)トランス−4−アミノメチル−トランス−2−
メチル−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキ
サン (63)トランス−4−アミノメチル−トランス−3−
メチル−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキ
サン (64)トランス−4−アミノメチル−シス−3−メチ
ル−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン
(65)トランス−4−アミノメチル−シス−4−メチ
ル−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン
(66)トランス−4−(1−アミノ−1−メチルエチ
ル)−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサ
ン・2塩酸塩・1水和物、融点313〜315℃(分解
);2塩酸塩、融点310℃(分解);2臭化水素酸塩
、融点271℃(分解) (67)トランス−4−(2−アミノエチル)−1−(
4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩酸塩
、融点260〜263℃(分解) (68)トランス−4−アミノメチル−シス−2−エチ
ル−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン
(69)トランス−4−(2−アミノプロピル)−1−
(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン(70)
トランス−4−(2−アミノ−1−メチルエチル)−1
−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・フマ
ール酸塩・1/2水和物、融点185〜187℃(分解
) (71)トランス−4−(1−アミノプロピル)−1−
(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩酸
塩・1水和物、融点286〜288℃(分解)(72)
トランス−4−アミノ−シス−2−メチル−1−(4−
ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン(73)トラン
ス−4−アミノメチル−トランス−1−メチル−1−(
4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩酸塩
・2水和物、融点165〜170℃(分解) (74)トランス−4−ベンジルアミノメチル−シス−
2−メチル−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロ
ヘキサン・2シュウ酸塩・3/2水和物、融点190℃
(分解) (75)トランス−4−(1−ベンジルオキシカルボキ
サミド−1−メチルエチル)−1−(4−ピリジルカル
バモイル)シクロヘキサン・塩酸塩、融点210℃(分
解);1/2水和物、融点154〜155℃(76)ト
ランス−4−ベンジルオキシカルボキサミドメチル−1
−(N−メチル−4−ピリジルカルバモイル)シクロヘ
キサン・シュウ酸塩・1水和物、融点132℃(分解) (77)トランス−4−(1−アセタミド−1−メチル
エチル)−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘ
キサン・1/2水和物、融点250〜253℃(78)
トランス−4−(1−アミノ−2−メチルプロピル)−
1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・2
塩酸塩、融点301〜303℃(分解)
【0026】(
79)シス−4−アミノメチル−1−(4−ピリジルカ
ルバモイル)シクロヘキサン・2塩酸塩・1水和物、融
点186℃(分解) (80)シス−4−ベンジルオキシカルボキサミド−1
−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン、融点
161℃(分解) (81)シス−4−アミノ−1−(4−ピリジルカルバ
モイル)シクロヘキサン・2臭化水素酸塩、融点267
℃(分解);1/4水和物、融点146〜149℃(分
解) (82)シス−4−ホルムアミド−1−(4−ピリジル
カルバモイル)シクロヘキサン・1/4水和物、融点2
32℃(分解) (83)シス−4−ベンジルオキシカルボキサミド−1
−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・2シ
ュウ酸塩・1水和物、融点213〜214℃(分解)(
84)シス−4−(1−アミノエチル)−1−(4−ピ
リジルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩酸塩・1水
和物、融点255〜257℃(分解)(85)シス−4
−(1−アミノ−1−メチルエチル)−1−(4−ピリ
ジルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩酸塩、融点2
89℃(分解) (86)シス−4−アミノメチル−シス−2−メチル−
1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・2
塩酸塩・1水和物、融点258〜260℃(分解)(8
7)シス−4−アミノメチル−シス−2−メチル−1−
(3−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩酸
塩・1/2水和物、融点255〜257℃(分解)
【0
027】本発明化合物を医薬として用いる場合には、そ
の有効量と薬理学上許容される適宜の賦形剤、担体、希
釈剤などの医薬製剤用添加物と混合して、錠剤、顆粒、
粉末、カプセル剤、注射剤、エアゾール剤、軟膏および
坐剤などの形態で、経口または非経口的に投与すること
ができる。
【0028】投与量は、患者の年齢、体重、症状などに
より変化しうるが、通常成人1日当り、経口投与として
、5〜500mg程度であり、これを一回または数回に
分けて投与することができる。
【0029】
【実施例】以下、実施例および製剤処方例により本発明
を具体的に説明する。
【0030】実施例1 シス−4−ベンジルオキシカルボキサミド−1−(4−
ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン48gに25%
臭化水素酢酸溶液500gを加えて15時間静置する。 反応液をエーテル2リットル中にあける。析出した結晶
を濾取し、エーテルおよびアセトンにて洗浄後、50〜
60℃に加温したエタノールにて洗浄すると、融点26
7℃(分解)のシス−4−アミノ−1−(4−ピリジル
カルバモイル)シクロヘキサン・2臭化水素酸塩28g
が得られる。
【0031】実施例2 シス−4−アミノ−1−(4−ピリジルカルバモイル)
シクロヘキサン2.2g、99%ギ酸15mlおよび無
水酢酸18mlを混合し、10時間還流する。反応液を
氷水にあけ、炭酸カリウムおよび濃水酸化ナトリウム水
溶液でアルカリ性にする。析出したタール状物にクロロ
ホルムを加え、析出結晶を濾取し、水洗後乾燥すると、
融点232℃(分解)のシス−4−ホルムアミド−1−
(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・1/4
水和物1.6gが得られる。
【0032】実施例3 シス−4−アミノ−1−(4−ピリジルカルバモイル)
シクロヘキサン6.4g、ベンズアルデヒド3.1gお
よびトルエン100mlの混合物をナス型フラスコに入
れて還流させ、理論量の水を留去させる。3.5時間反
応後、活性炭を加え濾過し、濾液を濃縮すると固型物が
得られる。これにイソプロピルエーテル−酢酸エチル(
1:1)混液を加え結晶を濾取し、酢酸エチルにて洗浄
後、乾燥すると、融点235℃(分解)のN−ベンジリ
デン−シス−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキ
シルアミン6.8gが得られる。
【0033】実施例4 N−ベンジリデン−シス−(4−ピリジルカルバモイル
)シクロヘキシルアミン6.0gをエタノール中、水素
化ホウ素ナトリウム1.1gを加え、常法に従って反応
処理を行なうと、融点213〜214℃(分解)のシス
−4−ベンジルアミノ−1−(4−ピリジルカルバモイ
ル)シクロヘキサン・2シュウ酸塩・1水和物2.2g
が得られる。
【0034】実施例5 (1)4−アミノピリジン 1.18 g、トリエチル
アミン1.3g、ジクロロメタン10mlおよびジメチ
ルアセトアミド12ml混液を氷水にて冷却攪拌しなが
ら、シス−4−(1−ベンジルオキシカルボキサミド−
1−メチルエチル)シクロヘキサンカルボニルクロライ
ド4.23gを含むジクロロメタン15ml溶液を、5
〜10℃の温度で40分を要して滴下する。同温度で3
時間攪拌後、50〜55℃に加熱して6時間反応する。 反応混合物を冷却後、水にあけ、ジクロロメタン層を炭
酸水素ナトリウム水溶液で洗浄後、乾燥、濃縮すると、
油状のシス−4−(1−ベンジルオキシカルボキサミド
−1−メチルエチル)−1−(4−ピリジルカルバモイ
ル)シクロヘキサン4.8gが得られる。 (2)シス−4−(1−ベンジルオキシカルボキサミド
−1−メチルエチル)−1−(4−ピリジルカルバモイ
ル)シクロヘキサン2.5gのエタノール100ml溶
液に、10%塩酸3.5mlおよび10%パラシウム−
炭素(水分53.8%含む)2.0gを加え、常圧下に
15〜20℃にて水素と接触還元を行なう。シリカゲル
薄層クロマトグラフィーにて反応終了を確認した後、触
媒を濾去し、濾液を減圧下に濃縮すると粘稠な油状物が
得られる。これにアセトン−メタノール混合液を加える
と、融点289℃(分解)のシス−4−(1−アミノ−
1−メチルエチル)−1−(4−ピリジルカルバモイル
)シクロヘキサン・2塩酸塩1.2gが得られる。
【0035】製剤処方例1:錠剤   本発明化合物                 
                         
    10.0mg  乳糖           
                         
                  50.0mg 
 トウモロコシデンプン              
                        2
0.0mg  結晶セルロース           
                         
        29.7mg  ポリビニルピロリド
ンK30                     
             5.0mg  タルク  
                         
                         
  5.0mg  ステアリン酸マグネシウム    
                         
       0.3mg             
                         
                    120.0
mg本発明化合物、乳糖、トウモロコシデンプンおよび
結晶セルロースを混合し、ポリビニルピロリドンK30
糊液を用いて練合し、20メッシュの篩を通して造粒す
る。 50℃で2時間乾燥したのち、24メッシュの篩を通し
、タルクおよびステアリン酸マグネシウムを混合し、直
径7mmの杵を用いて、1錠120mgの錠剤を製する
【0036】製剤処方例2:カプセル剤  本発明化合
物                        
                      10.
0mg  乳糖                  
                         
           70.0mg  トウモロコシ
デンプン                     
                 35.0mg  
ポリビニルピロリドンK30            
                      2.0
mg  タルク                  
                         
           2.7mg  ステアリン酸マ
グネシウム                    
                0.3mg    
                         
                         
    120.0mg本発明化合物、乳糖、トウモロ
コシデンプンおよび結晶セルロースを混合し、ポリビニ
ルピロリドンK30糊液を用いて練合し、20メッシュ
の篩を通して造粒する。 50℃で2時間乾燥したのち、24メッシュの篩を通し
、タルクおよびステアリン酸マグネシウムを混合し、硬
カプセル(4号)に充填し、120mgのカプセル剤を
製する。
【0037】製剤処方例3:エアゾール剤本発明化合物
0.1〜0.2g、エタノール10gおよび水10gを
加え溶かし、ジクロロジフルオロメタン79.8〜79
.9gを噴霧用圧力容器に封入し、エアゾール剤を製す
る。
【0038】
【作用および発明の効果】以下、実験例により本発明の
喘息治療剤の有用性を説明する。実験例中の各化合物は
以下の化合物を示す。 化合物A:トランス−4−アミノメチル−1−(4−ピ
リジルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩酸塩化合物
B:トランス−4−アミノメチル−シス−2−メチル−
1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・2
塩酸塩・1水和物 化合物C:トランス−4−(1−アミノエチル)−1−
(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩酸
塩・1水和物 化合物D:(+)−トランス−4−(1−アミノエチル
)−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン
・2塩酸塩・1/2水和物 化合物E:(−)−トランス−4−(1−アミノエチル
)−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン
・2塩酸塩・1/2水和物 化合物F:(+)−トランス−4−(1−アミノプロピ
ル)−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサ
ン・2塩酸塩・1水和物 化合物G:トランス−4−(1−アミノ−1−メチルエ
チル)−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキ
サン・2塩酸塩・1水和物 化合物H:(−)−トランス−4−(1−アミノプロピ
ル)−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサ
ン・2塩酸塩・1水和物 化合物I:トランス−4−ベンジルオキシカルボキサミ
ドメチル−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘ
キサン・塩酸塩・1/2水和物 化合物J:トランス−4−ベンジルアミノメチル−1−
(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩酸
塩・3/4水和物 化合物K:N−ベンジリデン−トランス−((4−ピリ
ジルカルバモイル)シクロヘキシル)メチルアミン化合
物L:シス−4−(1−アミノエチル)−1−(4−ピ
リジルカルバモイル)シクロヘキサン・2塩酸塩・1水
和物 化合物M:シス−4−(1−アミノ−1−メチルエチル
)−1−(4−ピリジルカルバモイル)シクロヘキサン
・2塩酸塩
【0039】実験例1:ヒスタミン吸入によるモルモッ
ト実験的喘息に対する効果 ヒスタミン喘息は須山の方法(アレルギー、第15巻、
549頁、1966年)によった。体重490〜630
gの雌性ハートレー系モルモットをエアゾール吸入装置
内に入れ、0.2%ヒスタミン溶液(塩酸ヒスタミン、
半井化学)を超音波ネブライザーで噴霧(TUR−32
00、日本光電工業K.K.)して横転を指標に防護作
用を検討した。被検化合物の吸入は、モルモットを前記
エアゾール吸入装置内に入れ、所定濃度になるように生
理食塩水で溶解した被検液を5分間噴霧して行う。次い
で、直ちにヒスタミンを吸入させ、吸収困難による横転
時間の遅延時間を測定した。その結果を第1表に示す。
【0040】
【表1】
【0041】実験例2:モルモット摘出気管標本のヒス
タミンによる収縮に対する効果 雄性ハートレー系モルモット(体重260〜390g)
をペントバルビタールナトリウム(100mg/kg 
 i.p.)麻酔後脱血死させ、気管を摘出した。気管
の腹側軟骨を切り開き、幅2mmで靱帯の部分を切断し
た。その切片を5個連結し鎖状標本を作成した。標本は
37℃のクレブス−ハンセレイト液(NaCl117m
M; KCl 4.7mM; CaCl2 2.5mM
; MgSO4 1.2mM; NaHCO3 24.
8mM; KH2PO4 1.2mM; glucos
e 11.0mM) を満たした容量40mlのマグヌ
ス管内に1gの負荷で懸垂した。マグヌス管内は常時、
混合ガス(95%酸素+5%炭酸ガス)を通気した。標
本の長さを等張性トランスジューサー(ME−4012
、MEC)を用いてレコーダー(Ti−102、東海医
理科)に記録した。標本をヒスタミン(10−5M)で
収縮させ、収縮が一定した後、化合物を累積的に添加し
、弛緩反応を観察した。化合物の弛緩反応はパパベリン
(10−4M)の最大反応を100%とし、50%の弛
緩反応を示す濃度をIC50(μM)として算出した。 その結果を第2表に示す。
【0042】
【表2】
【0043】実験例3:モルモット摘出気管標本のアセ
チルコリンによる収縮に対する効果 雄性ハートレー系モルモット(体重260〜390g)
をペントバルビタールナトリウム(100mg/kg 
 i.p)麻酔後脱血死させ、気管を摘出した。気管の
腹側軟骨を切り開き、幅2mmで靱帯の部分を切断した
。 その切片を5個連結し鎖状標本を作成した。標本は37
℃のクレブス−ハンセレイト液(NaCl117mM;
 KCl 4.7mM; CaCl2 2.5mM; 
MgSO4 1.2mM; NaHCO3 24.8m
M; KH2PO4 1.2mM; glucose 
11.0mM)を満たした容量40mlのマグヌス管内
に1gの負荷で懸垂した。マグヌス管内は常時、混合ガ
ス(95%酸素+5%炭酸ガス)を通気した。標本の長
さを等張性トランスジューサー(ME−4012、ME
C)を用いてレコーダー(Ti−102、東海医理科)
に記録した。標本をアセチルコリン(10−6M)で収
縮させ、収縮が一定した後、化合物を累積的に添加し、
弛緩反応を観察した。化合物の弛緩反応はパパベリン(
10−4M)の最大反応を100%とし、50%の弛緩
反応を示す濃度をIC50(μM)として算出した。そ
の結果を第3表に示す。
【0044】
【表3】
【0045】急性毒性実験 ddY系マウスに試験化合物A、B、Cをそれぞれ腹腔
内投与して5日間観察したところ100mg/kgの腹
腔内投与で何ら死亡例はみられなかった。
【0046】したがって、本発明の〔化2〕により表わ
される4−アミノ(アルキル)−1−ピリジルカルバモ
イルシクロヘキサン化合物、その光学異性体およびその
製薬上許容されうる酸付加塩は喘息治療剤として有用で
ある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一般式 【化1】 (式中、R1 およびR2 は、同一または異なって水
    素、炭素数1〜10個のアルキル、炭素数2〜5個のア
    ルカノイル、ホルミル、炭素数1〜4個のアルコキシカ
    ルボニル、アミジノまたは、環上に置換基を有していて
    もよい炭素数3〜7個のシクロアルキル、炭素数3〜7
    個のシクロアルキルカルボニル、フェニル、フェニルア
    ルキル、ベンゾイル、ナフトイル、フェニルアルコキシ
    カルボニル、ベンジリデン、ピリジルカルボニル、ピペ
    リジル、ピロリジリデンもしくはピペリジリデンを示す
    か、またはR1 ,R2 は結合している窒素原子とと
    もに環中に酸素原子、硫黄原子もしくは置換基を有して
    いてもよい窒素原子を含んでいてもよい5〜6員環を形
    成する基または結合している窒素原子とともにフタルイ
    ミドを形成する基を示し、R3 は水素、炭素数1〜4
    個のアルキルを示し、R4 は水素、炭素数1〜4個の
    アルキルを示し、R5 は水素、水酸基、炭素数1〜4
    個のアルキル、フェニルアルコキシを示し、R6 は水
    素、炭素数1〜4個のアルキルを示し、Aは単結合、炭
    素数1〜5個の直鎖アルキレンまたは炭素数1〜4個の
    アルキルで置換されたアルキレンを示し、nは0または
    1を示す。)により表わされる4−アミノ(アルキル)
    −1−ピリジルカルバモイルシクロヘキサン化合物、そ
    の光学異性体およびその製薬上許容されうる酸付加塩か
    らなる喘息治療剤。
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