JPH04272590A - 材料中断装置 - Google Patents

材料中断装置

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JPH04272590A
JPH04272590A JP3318050A JP31805091A JPH04272590A JP H04272590 A JPH04272590 A JP H04272590A JP 3318050 A JP3318050 A JP 3318050A JP 31805091 A JP31805091 A JP 31805091A JP H04272590 A JPH04272590 A JP H04272590A
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torsion spring
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Evert M H Kamerbeek
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Der Borst Albertus J C Van
アルベルタス ヨハネス コルネリス ファン デルボルスト
Poul K Larsen
ポウル キエルビー ラルゼン
Der Leek Johannes J Van
ヨハネス ヤコブス ファン デル リーク
Wilhelmus Cornelis P M Meerman
ウィルヘルムス コルネリス ペトルス マリア メールマン
Stiphout Nicolaas H J M Van
ニコラース ヘンリクス ヨゼフス マリア ファンスティフォウト
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    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K31/00Actuating devices; Operating means; Releasing devices
    • F16K31/02Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic
    • F16K31/06Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid
    • F16K31/08Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid using a permanent magnet
    • F16K31/082Actuating devices; Operating means; Releasing devices electric; magnetic using a magnet, e.g. diaphragm valves, cutting off by means of a liquid using a permanent magnet using a electromagnet and a permanent magnet

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  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置のハウジングに対
して第1位置から第2位置に移動可能なシャッタによっ
て、この2個の位置のうちの一方における動作中に材料
の流れを遮断する材料中断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブイ  ジー  セミコン  リミテッ
ド(VG Semicon Limited)社により
1990年3月に発行されたMBE−レビュー、第2号
には上述の種類の装置について記載されている。この機
構の装置は、材料例えば、超伝導材料をサブストレート
上に薄い層として堆積させるシステムに使用する。この
ようなシステムは、サブストレートを異なる材料の流れ
に連続的にさらし、各材料の流れは所定時間だけ連続的
に動作する材料源から導出される。薄層の所定の厚さ及
び成分は、材料の流れの各々をシャッタにより周期的に
中断することによって得られる。既知の装置においては
、シャッタを空気駆動ユニットにより移動自在にし、こ
のユニットは、上述のシステムでは、システムの真空条
件の堆積室の外側に配置する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この既知の装置の欠点
は、シャッタの移動の度毎に、駆動ユニットにより外部
から移動に必要なエネルギ量を供給しなければならない
点である。更に、極めて短い堆積時間を使用する場合、
僅かな原子直径のみの厚さを有する層の堆積が不均一で
不正確な厚さとなる。これは、既知のシャッタの移動に
必要な時間が、駆動ユニットの質量慣性により堆積時間
に対して長くなりすぎるためである。
【0004】従って、本発明の目的は、上述の欠点を排
除することができる材料流れ中断装置を得るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
、本発明装置は、ハウジングに対するシャッタの移動に
より弾性的に変形可能な少なくとも1個の機械的ばねを
有する機械的ばね組立体を具え、第1位置及び第2位置
での弾性変形によりほぼ等しい機械的エネルギ量を前記
ばね組立体に蓄積する構成としたことを特徴とする。 ばね組立体を使用することにより、先行の移動中に弾性
変形によりばね組立体に蓄積されたエネルギ量は、シャ
ッタの次の各移動に利用でき、従って、装置は、比較的
少量のエネルギのみ必要となる。更に、所要の開閉時間
は、機械的はねのばね剛性及びシャッタの移動質量を最
適化することにより得られる。
【0006】シャッタの支持体及びばね組立体の実際の
構造を簡単にするため、本発明による装置の好適な実施
例においては、シャッタをハウジングに回転自在に支持
するとともに、機械的ばねをトーションばねとし、この
トーションばねの第1の端部の近傍をハウジングに固着
し、第2の端部の近傍をシャッタの回転スピンドルに固
着する。
【0007】更に、第1位置及び第2位置のそれぞれで
ばね組立体に蓄積される機械的エネルギ量間の差を無視
できるほど小さいものにするため、本発明の他の好適な
実施例においては、前記トーションばねを螺旋状の刻み
目を有する円形円筒形ブッシュにより形成する。
【0008】更に、ばね組立体の他には他の駆動ユニッ
トを必要としないようにするため、本発明装置の他の好
適な実施例においては、ばね組立体のばね力に抗して2
個の本発明の各々にハウジングに対してシャッタを保持
する保持手段を設ける。
【0009】更に、本発明装置の他の好適な実施例にお
いては、前記保持手段を、永久磁石を有するものとして
構成し、更に、装置には、電界減殺コイルを設ける。永
久磁石を使用することは、シャッタを2個の位置のいず
れか一方に確実に保持するとともに、エネルギ供給が不
要であることを意味する。電界減殺コイルにより、永久
磁石の磁界とは反対極性の電磁フィールドを短期間に生
じ、永久磁石の磁界を減殺して、シャッタをばね組立体
の作用の下に他方の位置に移動させる。
【0010】更に、好ましい磁界特性により装置の動作
を正確にするため、本発明装置の他の好適な実施例にお
いては、前記永久磁石を回転スピンドルに固着し、電界
減殺コイルをハウジングに固着し、前記永久磁石は、2
個の位置のいずれかでは電界減殺コイルの磁気ヨークの
止め部に衝合休止させる構成とする。
【0011】更に、本発明装置の他の好適な実施例にお
いては、前記永久磁石には、2個の位置のいずれかの止
め部に衝合休止する磁極シューを設ける。磁極シューを
使用することによって、シャッタの移動中2個の位置の
いずれかにシャッタが達したときに生ずる機械的ピーク
負荷から磁石を保護することができる。更に、磁極シュ
ーを使用することによって特に効率のよい磁界を生ずる
ことができる。
【0012】更に、本発明装置の他の好適な実施例にお
いては、装置には、更に、シャッタを、ばね組立体に機
械的エネルギが蓄積されない休止位置から2個の位置の
うちの一方に移動させる電気励起コイルを設ける。この
励起コイルには、機械的ばねのばね剛性及びシャッタの
移動質量により決定される機械的固有振動数にほぼ等し
い電気的周波数を有する交流電流を供給するとき、シャ
ッタは休止位置から2個の位置のいずれかに、少ないエ
ネルギ量で移動することができる。
【0013】
【実施例】図1〜図4に示した装置には、金属ハウジン
グ1と金属プレート状のシャッタ5を設け、このシャッ
タ5を回転軸線3の周りにハウジングに対して相対回転
自在にし、また回転軸線3に交差する平面上に配置する
。シャッタ5は、図2に示すように、金属スピンドル1
1の丸い取付プレート9にねじ7により連結し、この金
属スピンドル11は、回転軸線3にほぼ一致する中心線
13を有し、ジャーナル15、17によりハウジング1
の軸受ブッシュ19、21に回転自在にそれぞれ支持す
る。軸受ブッシュ19、21は、合成材料により形成し
、ねじ25によりハウジング1に連結した第1軸受支持
体23、及びねじ29によりハウジング1に連結し、ま
た回転軸線3にほぼ一致する中心線31を有する第2円
形円筒形軸受支持体27に設ける。
【0014】図2に示すように、装置には、更に、金属
トーションばね33を設け、このトーションばね33は
、中心線37及び規則的な螺旋状の刻み目39を有する
円形円筒形ブッシュ35により形成する。このような刻
み目は、トーションばね33の製造中に、例えば、スパ
ークエロージョンにより形成する。従って、トーション
ばね33は、矩形断面の多数のターン41を有し、これ
らターン41は刻み目39により互いに分離する。図2
に示すように、トーションばね33は、第1端部43の
近傍でスピンドル11の取付プレート9にねじ7により
連結し、トーションばね33の中心線37をスピンドル
11の中心線13にほぼ一致させる。 トーションばね33の第2端部45は、ハウジング1の
円形円筒形窪み47によりクリアランスなく包囲し、こ
の窪み47に多数のねじ51によりロックし、これらね
じ51は窪み47の壁49に設け、トーションばね33
の端部45に圧着させる。
【0015】図1〜図3に示すように、永久磁石材料例
えば、サマリウムコバルトにより構成した永久磁石57
をスピンドル11の軸受ブッシュ19の近傍のスピンド
ル部分53に設け、スピンドル部分53の端部はにはね
じ山付き端部55を設け、更に、永久磁石には,図3に
示すように回転軸線3に垂直にX方向にスピンドル部分
53に対して延びるボアホール59を設ける。軟磁性材
料例えばコバルト−鉄により形成した磁極シュー61、
63を永久磁石57に連結し、この永久磁石はX方向に
磁化し、磁極シューをX方向に互いに直径方向に対向さ
せる。図2に示すように、永久磁石57及び磁極シュー
61、63は、磁極シュー61に設けたボアホール69
、71、永久磁石57に設けたボアホール73、75、
スピンドル部分53に設けたボアホール77、79、及
び磁極シュー63に設けたねじ山を形成したボアホール
81、83に挿入したボルト65、67によりスピンド
ル部分53に連結する。ボアホール69、73、77、
81及びボアホール71、75、79、83はそれぞれ
半径方向に同軸状にする。永久磁石57及び磁極シュー
61、63は、スピンドル11の一部を形成する第1閉
鎖プレート85と、スピンドル53の端部55の周りに
設けたナット89によりスピンドル部分53の周りに取
り付けた第2閉鎖プレート87との間に軸線方向に包囲
する。
【0016】図3に示すように、磁極シュー61、63
には、それぞれ側面91、93及び側面95、97を設
け、側面対(91,97) 及び(93,95) の各
々は、回転軸線3を通過する平面上に配置するとともに
、側面対(91,97) 及び(93,95) は回転
軸線3及びX軸を通過する平面に対して互いに鏡対称に
配列する。
【0017】図2及び図3に示すように、装置のハウジ
ング1には、軟磁性材料例えばコバルト−鉄により形成
し、ほぼ円形円筒形の外壁101 を有する磁気ヨーク
99を設ける。ヨーク99を回転軸線3に平行に延在さ
せ、外壁101 によりスピンドル11のスピンドル部
分53を同心状に包囲する。ヨーク99には、更に、第
1内壁103 と、第2内壁105 とを設け、各内壁
により、スピンドル部分53を同心状に包囲する仮想円
形シリンダ106 の境界をなし、内壁103 及び1
05を、図1及び図3に示すように、回転軸線3を通過
する対称平面107 に対して鏡対称に配置する。
【0018】ヨーク99には、更に、磁極シュー61、
63のための平坦な止め部(109,111)および(
113,115) をそれぞれ設け、各止め部の対(1
09,115) および(111,113)を回転軸線
3を通過する平面に配置し、これら対(109,115
) 及び(111,113) を対称平面107 に対
して互いに鏡対称に配置する。
【0019】図3に示すように、ヨーク99は、止め部
109,111 間及び止め部113,115 間にそ
れぞれ電気コイル121 のための第1アタッチメント
壁117 及び第2アタッチメント壁119 を有し、
アタッチメント壁117,119 の各々は、スピンド
ル部分53をほぼ同心状に包囲する仮想円形シリンダ1
23 の境界をなす。回転軸線3に平行な窪み125 
をアタッチメント壁117,119に設ける。電気絶縁
シースを設けた銅線127 をアタッチメント壁117
,119 の窪み125 に巻き付け、図1には、アタ
ッチメント壁117 に設けた銅線巻線の部分129 
をどのようにしてヨーク99の前面131 の近傍でア
タッチメント壁119 に設けた銅線巻線の部分133
 に接続するかを示す。銅線巻線の部分129,133
 は、図2に示すようにヨーク99の後面135 の近
傍でも同じようにして相互接続する。
【0020】トーションばね33の端部45は、トーシ
ョンばね33が、X軸線が対称平面107 内にあるシ
ャッタ5の休止位置では、スピンドル11及びこのスピ
ンドル11に取り付けたシャッタ5には機械的モーメン
トを与えないように窪み47内にねじ51によりロック
する。シャッタ5が回転軸線3の周りに休止位置から回
転するとき、トーションばね33は弾性的に変形し、ス
ピンドル11に回転軸線3の周りに機械的モーメントM
springを与える。上述のトーションばね33にお
いては、機械的モーメントMspringの値は、X軸
線と対称平面107 とがなす角度φの寸法(図1及び
図3参照)にほぼ比例し、従ってトーションばね33の
弾性変形により蓄積される機械的エネルギの量は、磁極
シュー61、63の側面93、95がヨーク99の止め
部111,113 に衝合する(φ=φmax ) シ
ャッタ5の第1位置、及び磁極シュー61、63の側面
91、97がヨーク99の止め部109,115 に衝
合する(φ= φmin =−φmax ) シャッタ
5の第1位置におけるものとほぼ等しい。Msprin
gとφとの関係は図4のグラフで示す。
【0021】トーションばね33のモーメントMspr
ingの他に、永久磁石57の磁界によってスピンドル
11に対して回転軸線3の周りにモーメントMmagn
が加わり、このモーメントは、モーメントMsprin
gの方向とは逆の方向を有し、磁極シュー61、63の
側面91,93 及び95,97 からヨーク99の止
め部109,111 及び113,115 に向かう磁
界の部分によって決まる値を有する。モーメントMma
gnは、角度φが比較的小さい値では無視できる程小さ
い。即ち、この場合は、磁極シュー61、63と止め部
109,111 及び113,115 との間の距離が
大きいためである。モーメントMmagnは、シャッタ
5が第1位置又は第2位置にあって磁極シュー61、6
3が止め部111,113 又は止め部109,115
 に衝合するとき最大値をとる。シャッタ5が第1位置
又は第2位置から回転軸線3の周りに回転するとき、モ
ーメントMmagnの値は、磁極シュー61、63と止
め部109,111 及び113,115 との間の距
離がそれぞれ増加するため急激に減少する。モーメント
Mmagnとφとの間の関係を図4のグラフに示す。
【0022】トーションばね33、永久磁石57、磁極
シュー61、63及びヨーク99は、シャッタ5の第1
位置及び第2位置ではモーメントMmagnがモーメン
トMspringよりも大きくなるような寸法にする。 このようにして、磁極シュー61、63は、それぞれト
ーションばね33のばね力に抗して、永久磁石57の磁
界の影響の下に止め部111,113 又は止め部10
9,115 に保持されるようになる。
【0023】この装置は、以下のように動作する。X軸
線が対称平面107 に位置する休止位置から装置を起
動させるためには、電気コイル121に対して装置の機
械的固有振動数にほぼ等しい電気的周波数を有する交流
電流を供給する。この目的のために、コイル121 の
電気接続部139,141 に電気的に接続した電気制
御ユニット137 を装置に設ける。装置の機械的固有
振動数は、トーションばね33のトーション剛性及びト
ーションばね33、スピンドル11、永久磁石57及び
磁極シュー61、63の質量慣性モーメント並びに装置
の減衰により決定される。永久磁石57の磁界と、コイ
ル121 の交流電流により発生する磁界との間の相互
作用により、モーメントMemが、交流電流の電気的周
波数及び装置の機械的固有振動数に等しい周波数でスピ
ンドル11に対して回転軸線3の周りに加わる。 シャッタ5を有するスピンドル11は、磁極シュー61
、63が永久磁石57の磁界の影響の下に第1位置又は
第2位置に保持されるまで、モーメントMemの影響の
下で振幅が増大しつつ回転振動を行う。このようにして
、コイル121 は励起コイル又はスターティングコイ
ルとして作用する。装置の機械的減衰量は小さく、従っ
てシャッタ5は、交流電流の2、3回のサイクル内で休
止位置から第1位置又は第2位置に達する。
【0024】サブストレート上に薄い層として材料を堆
積させるシステムに使用するとき、シャッタ5が第1位
置にあるとき窓143 (図1に線図的に示す)を遮断
し、これにより連続動作材料源から送られてきてサブス
トレートに指向する材料流れを中断する。第1位置から
第2位置にシャッタ5を移動し、サブストレートを材料
流れに晒すためには、制御ユニット137 により短期
間コイル121 に直流電流を流す。直流電流の強さと
方向は、磁極シュー61、63の領域における永久磁石
57の磁界コイル121 内の直流電流によって生ずる
電磁フィールドにより減殺され、トーションばね33の
モーメントMspringが、磁界により加わるモーメ
ントMmagnと、電磁フィールドにより発生するモー
メントMemとの和よりも大きくなるように選択する。 この結果、シャッタ5は、モーメントMspringの
影響の下に第1位置から第2位置に移動し、この第2位
置に達したとき、磁極シュー61、63は再び永久磁石
57により止め部109,115 に保持される。この
ようにして、コイル121 は、永久磁石57の磁界の
磁界減殺コイルとして作用する。上述したように、装置
は、ジャーナル15、17との間の摩擦、及びヨーク9
9における渦電流のそれぞれによって生ずる僅かな機械
的減衰及び電磁的減衰を有する。減衰量に基づいて、永
久磁石57の磁界減殺に必要なピーク値より一層大きな
電流をコイル121 に流す。このようにして、シャッ
タ5の移動中に存在する減衰力に打ち勝つのに必要理な
運動エネルギ量がコイル121 の電磁フィールドによ
りシャッタ5に伝達される。
【0025】第2位置から第1位置へのシャッタ5を移
動は、次のようにして生ずる。トーションばね33は、
第2位置にある間、エネルギバッファをなし、このバッ
ファは、シャッタ5の先行の移動中に弾性変形によりト
ーションばね33に蓄積されたシャッタ5の移動のため
に必要な運動エネルギ量を供給する。従って、装置は、
僅かな量のエネルギしか必要としない。即ち、コイル1
21 を流れる電流は、シャッタ5を移動するためのみ
の比較的短期間にしか必要としないためである。2個の
位置のいずれかにシャッタ5を保持するにはエネルギの
供給は必要ではない。
【0026】第1位置から第2位置に又は第2位置から
第1位置にシャッタ5が移動するのに必要な時間、いわ
ゆる開放時間又は閉鎖時間のそれぞれは、装置の機械的
固有振動数fres によって決まり、ほぼ1/(2・
fres ) に等しい。所要の開閉時間は、装置の回
転部分の質量慣性のモーメント及びトーションばね33
のねじり剛性を最適化することによって得られる。装置
の極めて短い開閉時間がこのようにして得られることが
わかる。 このような開閉時間は、ごくわずかな値の原子直径の厚
さのみを有する層を堆積するのに望ましい。このとき短
い堆積時間を使用する。シャッタ5の開閉時間は、この
層を均等な厚さにするために使用する堆積時間を短くす
るのに必要であ。
【0027】本発明による装置は、構造がコンパクトで
あり、メインテナンスフリーで寿命が短く、エネルギ供
給量が僅かである点から見て、真空室例えば、超伝導材
料を堆積するためのシステムの真空堆積室に好適である
。更に、本発明装置は、半導体エピタキシー(epit
axy) のシステムにおいて、金属多重層の堆積及び
エピタキシーのためのシステムや、特別な結晶学的配向
を有する層構造を有する酸化物材料の堆積及びエピタキ
シーのためのシステムに最適である。
【0028】更に、回転シャッタの他に、例えば、普通
のトーションばね又は板ばねを使用した並進シャッタも
使用することができる。しかし、回転シャッタを使用し
た方が支持体が簡単なシャッタが得られる。
【0029】更に、用語「トーションばね」とは、この
トーションばねのスピンドルを中心軸線の周りに回転す
るときスピンドルにトルクが加わるばねを意味する。本
発明に使用するトーションばね33の場合、トーション
ばねの端部の近傍にシャッタ5を取り付けるが、シャッ
タ5はトーションばねの中心線37に交差する中心表面
の近傍でトーションばねに取り付けることもでき、また
異なるタイプのトーションばね、例えば、同一平面上に
配置した螺旋ターンを有するトーションばねを使用する
こともできる。また、トーションばね33の代わりに、
普通のトーションばねと圧縮ばねとの組み合わせも使用
することができる。しかし、休止位置を上記の代案のタ
イプのばね又はたのタイプのばね例えばガススプリング
を使用してセットするのは困難である。
【0030】更に、シャッタ5をスタートさせ、またシ
ャッタ5を2個の位置に保持するために電磁手段の代わ
りにたの手段を使用することもできる。例えば、磁界減
殺コイルを有する別個の永久磁石を使用してシャッタ5
を2個の位置の各々に保持し、また励起コイルを有する
個別の永久磁石を使用してシャッタ5をスタートさせる
こともできる。しかし、このことは、装置の構造をより
一層複雑にする。更に、磁界減殺コイルを有する永久磁
石の代わりに、機械的又は電気−機械的保持手段を使用
することもできる。しかし、これら代案の保持手段は一
般的に信頼性が低く、寿命が短く、より多くのエネルギ
供給を必要とする。従って用途の範囲は限定される。更
に、シャッタ5を2個の位置に保持するための手段は、
装置にシャッタ駆動ユニットを設ける場合には省略する
ことができ、この駆動ユニットにらりシャッタ5を2個
の位置に保持する。このとき、トーションばねは駆動ユ
ニットの必要とされるエネルギ供給を減少することがで
きるエネルギバッファとして作用する。
【0031】永久磁石磁石57は磁極シュー61、63
により機械的ピークホールド負荷に対して保護される。 この負荷は、磁極シュー61、63が止め部109,1
15 又は111,113 に衝突するとき生ずる。磁
気ヨーク99の代わりに、止め部のないヨークも使用す
ることができる。しかし、一般的に、止め部のないヨー
クは、装置の動作があまり正確でなくなる。この理由は
、止め部の使用により角度φの関数としてモーメントM
magnの好ましい特性が得られ、止め部109,11
5 又は111,113 に磁極シュー61、63が接
近する場合のみにモーメントMmagnが有効になるた
めである(図4参照)。この結果、この直流は、極く短
時間の間のみ供給することが必要となり(小電力消費量
)、またトータルモーメントMspring+Mmag
nが広範囲にわたり角度φに関してリニアになる(開閉
時間を正確に規定することができる)。更に、止め部の
使用によれば、作動中シャッタ5に堆積して質量慣性の
モーメントの好ましくない増加を招くする材料は、シャ
ッタ5が2個の位置のいずれかに達した瞬間には、シャ
ッタ5から振り払われる。
【0032】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の好適な実施例の平面図であ
る。
【図2】図1のII−II 線上の一部断面とする側面
図である。
【図3】図2のIII−III 線上の断面図である。
【図4】図1の装置のシャッタに加わる機械的及び磁気
的モーメントと装置ハウジングに対するシャッタの位置
との間の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1  ハウジング 3  回転軸線 5  シャッタ 7,25,29  ねじ 9  取付プレート 11  スピンドル 15,17 ジャーナル 19,21 ブッシュ 23  第1軸受支持体 27  第2円形円筒形軸受支持体 33  トーションばね 35  円形円筒形ブッシュ 39  刻み目 41  ターン 43  第1端部 45  第2端部 47  円形円筒形窪み 49  壁 51  ねじ 53  スピンドル部分 55  ねじ山付き端部 57  永久磁石 59,69,71,73,75,77,79,81,8
3  ボアホール61,63 磁極シュー 65,67 ボルト 85  第1閉鎖プレート 87  第2閉鎖プレート 89  ナット 91,93,95,97 側面 99  磁気ヨーク 101  外壁 103  第1内壁 105  第2内壁 107  対称平面   109,111,111,113  止め部117  
第1アタッチメント壁 119  第2アタッチメント壁 121  電気コイル 125  窪み 127  銅線 131  前面 135  後面 137  電気制御ユニット 139,141  電気接続部 143  窓

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置のハウジングに対して第1位置から第
    2位置に移動可能なシャッタによって、この2個の位置
    のうちの一方における動作中に材料の流れを遮断する材
    料中断装置において、ハウジングに対するシャッタの移
    動により弾性的に変形可能な少なくとも1個の機械的ば
    ねを有する機械的ばね組立体を具え、第1位置及び第2
    位置での弾性変形によりほぼ等しい機械的エネルギ量を
    前記ばね組立体に蓄積する構成としたことを特徴とする
    材料中断装置。
  2. 【請求項2】シャッタをハウジングに回転自在に支持す
    るとともに、機械的ばねをトーションばねとし、このト
    ーションばねの第1の端部の近傍をハウジングに固着し
    、第2の端部の近傍をシャッタの回転スピンドルに固着
    した請求項1記載の材料中断装置。
  3. 【請求項3】前記トーションばねを螺旋状の刻み目を有
    する円形円筒形ブッシュにより形成した請求項2記載の
    材料中断装置。
  4. 【請求項4】ばね組立体のばね力に抗して2個の本発明
    の各々にハウジングに対してシャッタを保持する保持手
    段を設けた請求項1乃至3のうちのいずれか一項に記載
    の材料中断装置。
  5. 【請求項5】前記保持手段を、永久磁石を有するものと
    して構成し、更に、装置には、電界減殺コイルを設けた
    請求項4記載の材料中断装置。
  6. 【請求項6】前記永久磁石を回転スピンドルに固着し、
    電界減殺コイルをハウジングに固着し、前記永久磁石は
    、2個の位置のいずれかでは電界減殺コイルの磁気ヨー
    クの止め部に衝合休止させる構成とした請求項5記載の
    材料中断装置。
  7. 【請求項7】前記永久磁石には、2個の位置のいずれか
    の止め部に衝合休止する磁極シューを設けた請求項6記
    載の材料中断装置。
  8. 【請求項8】装置には、更に、シャッタを、ばね組立体
    に機械的エネルギが蓄積されない休止位置から2個の位
    置のうちの一方に移動させる電気励起コイルを設けた請
    求項1乃至7のうちのいずれか一項に記載の材料中断装
    置。
  9. 【請求項9】更に、電界減殺及び励起統合コイルを設け
    た請求項5または8記載の材料中断装置。
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