JPH04272562A - 自動変速機におけるオイルポンプの配列構造 - Google Patents

自動変速機におけるオイルポンプの配列構造

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Publication number
JPH04272562A
JPH04272562A JP5344691A JP5344691A JPH04272562A JP H04272562 A JPH04272562 A JP H04272562A JP 5344691 A JP5344691 A JP 5344691A JP 5344691 A JP5344691 A JP 5344691A JP H04272562 A JPH04272562 A JP H04272562A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
clutch
oil pump
diameter
output gear
Prior art date
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Pending
Application number
JP5344691A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Takahashi
徳行 高橋
Kojiro Kuramochi
倉持 耕治郎
Yoshihiro Iijima
祥浩 飯島
Kazuhisa Ozaki
和久 尾崎
Fumitomo Yokoyama
横山 文友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd, Toyota Motor Corp filed Critical Aisin AW Co Ltd
Priority to JP5344691A priority Critical patent/JPH04272562A/ja
Publication of JPH04272562A publication Critical patent/JPH04272562A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H57/00General details of gearing
    • F16H57/04Features relating to lubrication or cooling or heating
    • F16H57/0434Features relating to lubrication or cooling or heating relating to lubrication supply, e.g. pumps ; Pressure control

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動変速機に関し、
特にオイルポンプとその周辺に配置する部材との配列構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車におけるエンジンの搭載および駆
動の型式は、前置きエンジン前輪駆動(FF)や前置き
エンジン後輪駆動(FR)、後置きエンジン後輪駆動(
RR)などの型式があり、それらのうちFFやRRなど
の駆動輪側にエンジンを搭載する型式においては、スペ
ース上の制約から多くの場合、エンジンを横置きしてい
る。この種の型式の自動車では、居住空間を広くとるこ
とができるなどの利点がある反面、車幅に制限があるか
ら、変速機とファイナルギヤとを一体化した自動変速機
(トランスアクスル)が採用されている。
【0003】横置きトランスアクスルでは、軸長が可及
的に短いことはもちろん、外径寸法が小さいことが望ま
れる。そこで例えば特開昭63−246559号公報に
記載された発明では、ファイナルギヤに動力を伝達する
ドライブギヤを、入力軸と平行に配置したカウンタシャ
フト(ドライブピニオンシャフト)に取り付けたトラン
スアクスルにおいて、入力軸と同軸上に配置してあるオ
イルポンプの外周の一部を削除し、その部分の外周側に
ドライブギヤを配置している。このような構成では、オ
イルポンプの外周の一部を削除することによって生じた
新たなスペースをドライブギヤのために使用することに
より、入力軸とカウンタシャフトとの軸間距離を短くで
き、したがって上記の発明ではトランスアクスルの小型
化を図ることができるとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の発明か
らも知られるように、ドライブギヤはトランスアクスル
の大径化の一要因であり、またオイルポンプも同様な要
因を含んでいる。したがってこれらのドライブギヤやオ
イルポンプあるいはこれらに付随する部材の配置の仕方
によってトランスアクスルの外径寸法は大きな影響を受
ける。
【0005】しかるに上述した従来のトランスアクスル
では、エンジン出力や車両としての動力性能などの関係
で大径化することのあるオイルポンプとドライブギヤと
を軸線方向で同一位置に配置しているため、すなわち互
いに外周側に位置するよう配列してあるため、以下のよ
うな不都合があった。
【0006】すなわちドライブギヤはファイナルギヤ(
FF車ではフロントディファレンシャルギヤ)に駆動力
を伝達するものであるが、これに噛合するドリブンギヤ
との間で、両者の歯数比に応じて減速作用をする。した
がって例えばエンジンを高出力化した場合には、このド
ライブギヤを大きくしてハイギヤ化(減速比の低下)す
ることになるが、ドライブギヤがオイルポンプと軸線方
向で同一位置にあると、両者の干渉を避けるために両者
の軸間距離を大きくしなければならず、その結果、トラ
ンスアクスルの大型化を招来することになる。
【0007】換言すれば、上記従来の構造では、軸間距
離の短縮にも限りがあり、また大型化せずにハイギヤ化
を図ることが困難であった。
【0008】この発明は上記の事情を背景としてなされ
たもので、大型化を招来することなくドライブギヤの大
径化すなわちハイギヤ化を図ることのできる構造を提供
することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、オイルポンプと出力ギヤとを互いに
平行な軸線上に配置した自動変速機において、オイルポ
ンプの外周部の一部を削除してその部分の外径寸法を小
さくするとともに、前記出力ギヤの軸受部を、オイルポ
ンプの外周側のうち前記外径寸法を小さくした部分の外
周側に配置したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】この発明の構造では、オイルポンプの外周部の
一部を削除することにより外径寸法の小さくなった部分
に出力ギヤの軸受部が配置され、それに伴って出力ギヤ
はオイルポンプに対して軸線方向にずれた位置に配置さ
れている。したがって軸受部をオイルポンプに、より接
近させて軸間距離を短くするとともに、出力ギヤの外周
側にスペースが確保されるために、出力ギヤを大径化し
てハイギヤ化を図ることができる。
【0011】
【実施例】つぎにこの発明を実施例に基づいて説明する
【0012】図1はこの発明を適用したトランスアクス
ルの一例を示す断面図であって、この図1では断面箇所
のハッチングを省略してある。
【0013】図1に示すトランスアクスルは、二組のプ
ラネタリギヤP1 ,P2 を備え、前進4段・後進1
段の変速段を設定するよう構成されており、そのギヤト
レンをスケルトン図で示せば、図2のとおりである。
【0014】すなわちトルクコンバータ1に隣接したオ
イルポンプ2が配置され、これに続けて第1クラッチK
1 が同一軸線上に配置されている。第1クラッチK1
 のクラッチドラム3はトルクコンバータ1からのトル
クを伝達する入力軸4に連結され、またクラッチハブ5
は第1プラネタリギヤP1 のサンギヤS1 に連結さ
れている。第1プラネタリギヤP1 は、カウンタドラ
イブギヤ6およびセンターサポート部7を挟んで第1ク
ラッチK1と同一軸線上に配置されており、第2プラネ
タリギヤP2 はこの第1プラネタリギヤP1 に隣接
した配置されている。
【0015】第1プラネタリギヤP1 のリングギヤR
1 と体2プラネタリギヤP2 のキャリヤC2 とが
ドラム8によって一体的に連結されており、そのドラム
8の外周部でトランスアクスルケース9との間には、多
板ブレーキである第2ブレーキB2 が設けられている
。また第1プラネタリギヤP1 のキャリヤC1 は、
一方で第2プラネタリギヤP2 のリングギヤR2 に
連結され、他方でカウンタドライブギヤ6に連結されて
いる。
【0016】入力軸4の先端部(トルクコンバータ1と
は反対側の端部)側には、第2クラッチK2 および第
3クラッチK3 が配置されており、入力軸4はこれら
のクラッチK2 ,K3 のクラッチドラム10,11
に連結されている。また第2クラッチK2 のクラッチ
ハブ12は第2プラネタリギヤP2 のキャリヤC2 
に連結されている。さらに第3クラッチK3 のクラッ
チハブ13は第2プラネタリギヤP2 のサンギヤS2
 に連結されている。
【0017】第2プラネタリギヤP2 のサンギヤS2
 とキャリヤC2 とは選択的に連結可能であって、そ
のためのクラッチとして多板クラッチである第4クラッ
チK4 と第1一方向クラッチF1 とが直列に配列さ
れている。 すなわち第4クラッチK4 のクラッチハブ14が第2
プラネタリギヤP2 のサンギヤS2 に連結され、ク
ラッチドラム15が第1一方向クラッチF1 のアウタ
ーレース16に連結され、さらにそのインナーレース1
7がキャリヤC2 に連結されている。
【0018】第4クラッチK4 のクラッチドラム15
の外周部とトランスアクスルケース9との間には、多板
ブレーキである第1ブレーキB1 が設けられている。 この第1ブレーキB1 に対し並列に第2一方向クラッ
チF2 が設けられており、この第2一方向クラッチF
2 は、第2プラネタリギヤP2 のキャリヤC2 と
トランスアクスルケース9との間に、第1一方向クラッ
チF1 と共に直列に配列されている。すなわち第1一
方向クラッチF1のアウターレース16は第2一方向ク
ラッチF2 のインナーレースを兼ねており、そして第
2一方向クラッチF2 のアウターレース18がトラン
スアクスルケース9に係合している。
【0019】一方、第1クラッチK1 の外周側には、
カウンタシャフト(ドライブピニオンシャフト)19が
、前記入力軸4と平行に配置されており、このカウンタ
シャフト19には、前記カウンタドライブギヤ6に噛合
したカウンタドリブンギヤ20と出力ギヤ21とが設け
られている。そしてその出力ギヤ21は、ディファレン
シャルギヤ22におけるデフケース23に取付けたリン
グギヤ24に噛合している。
【0020】上述した変速機の作動表を図3に示す。な
お、図3において○印は係合、◎印はエンジンブレーキ
時に係合、空欄は解放をそれぞれ示す。
【0021】図4ないし図7は図1におけるIV部ない
しVII部をそれぞれ示す図であって、図4に示すよう
に、トルクコンバータ1は、ポンプインペラ25と一体
のフロントカバー26とタービンランナ27を取付けて
あるハブ28との間に位置するロックアップクラッチ2
9を有しており、このロックアップクラッチ29をフロ
ントカバー26に係合させることによりハブ28を介し
て直接入力軸4にトルクを伝達するようになっている。
【0022】トルクコンバータ1に隣接して設けたオイ
ルポンプ2は、ポンプインペラ25と一体の中空軸部に
よって駆動されるものであり、トルクコンバータ1側と
ギヤトレン側とを区画する仕切壁30の内周部にはポン
プボデー31が液密状態を保って嵌合し、またポンプカ
バー32は、トランスアクスルケース9にボルト33に
よって固定されている。
【0023】ここでポンプカバー32の形状について説
明すると、ポンプカバー32は図8に示すように、内面
側に開口する吸入ポート34と吐出ポート35とを有す
るとともに、これらのポート34,35に連通する油路
(図示せず)を内部に形成したフランジ部36が外周部
に形成されている。このフランジ部36は全周に亘って
は形成されていずに、図8に斜線で示す部分が削除され
ている。
【0024】第1クラッチK1 のクラッチドラム3は
、ポンプカバー32の中心部に突出して形成されている
ボス部の外周に回転自在に嵌合しており、このクラッチ
ドラム3は図5に示すように、ピストンハウジング37
を形成している。そしてこのピストンハウジング37の
内部には、交互に配列されかつクラッチドラム3の内周
部とクラッチハブ5の外周部とに係合している摩擦板3
8に対して前後動するピストン39が収容されている。 なお、ピストン39の前面側(図5の左側)には、オイ
ルを流入された状態で回転することにより遠心油圧を発
生させるキャンセル室40が形成されている。また符号
41はリターンスプリングを示す。
【0025】第1クラッチK1 に隣接して配置された
カウンタドライブギヤ6は、トランスアクスルケース9
の内周側に突出して形成したボス部42の内周に、軸受
43によって回転自在に支持されている。またこのボス
部42に対してカウンタドライブギヤ6とは反対側に第
1プラネタリギヤP1 が配置され、そのキャリヤC1
 と一体の円筒部の外周側に、カウンタドライブギヤ6
がスプライン嵌合している。
【0026】第1クラッチK1 におけるクラッチハブ
5の円筒部は、キャリヤC1 の円筒部の内周側を通っ
て第1プラネタリギヤP1 側に延び、そのサンギヤS
1 の内周部にスプライン嵌合している。
【0027】第1プラネタリギヤP1 のリングギヤR
1 は、図6に示すように、第2プラネタリギヤP2 
のキャリヤC2 との間でトルク伝達するようドラム8
に一体的に形成されており、このドラム8の外周部に、
第2ブレーキB2 における摩擦板44がスプライン嵌
合している。この摩擦板44に対して交互に配列された
摩擦板44がトランスアクスルケース9の内周部にスプ
ライン嵌合している。これらの摩擦板44を押圧してト
ルク伝達可能に接続させるピストン45は、前記ボス部
42を形成しているセンターサポート部7の側面に保持
されており、したがってこのセンターサポート部7がピ
ストンハウジングとなっている。
【0028】各プラネタリギヤP1 ,P2 は図6に
示すように互いに接近して同一軸線上に配列されており
、その第2プラネタリギヤP2 に隣接して第1一方向
クラッチF1 と第2一方向クラッチF2 とが配置さ
れている。 これらの一方向クラッチF1 、F2 は、図6に示す
ように同心円状に配列された所謂二段構造であって、そ
の中間に位置するレース16を共用している。そして第
1一方向クラッチF1 のインナーレース17が第2プ
ラネタリギヤP2 のキャリヤC2 にスプライン嵌合
し、第2一方向クラッチF2 のアウターレース18が
トランスアクスルケース9の内周部にスプライン嵌合し
ている。
【0029】第2クラッチK2 ないし第4クラッチK
4 は、一方向クラッチF1 、F2 よりも入力軸4
の軸端側に配置されており、これらのうち第2クラッチ
K2 と第3クラッチK3 とは軸線方向に並んで配列
され、また第4クラッチK4 は第3クラッチK3 の
外周側に配置されている。第3クラッチK3 のクラッ
チドラム11は第2クラッチK2 のクラッチドラム1
0よりも大径であって、入力軸4に一体化されている。 これに対して第2クラッチK2 のクラッチドラム10
は、入力軸4の外周面と第3クラッチK3 のクラッチ
ドラム11の内周面とに液密状態で摺接し、かつ外周部
が第3クラッチK3 のクラッチドラム11の内周部に
スプライン嵌合している。 したがって第2クラッチK2 のクラッチドラム10は
、第3クラッチK3 におけるピストンを兼ねるととも
に、第3クラッチK3 のクラッチドラム11にスプラ
イン嵌合することにより、実質上、入力軸4に連結され
ている。
【0030】なお、第3クラッチK3 におけるクラッ
チハブ13の円筒部は、キャリヤC2 の円筒部の内周
側を通って第2プラネタリギヤP2 側に延び、そのサ
ンギヤS2 にスプライン嵌合している。また第2クラ
ッチK2 におけるクラッチハブ12の円筒部は、更に
内周側を通って第2プラネタリギヤP2 のキャリヤC
2 に連結されている。
【0031】他方、第4クラッチK4 のクラッチドラ
ム15は、トランスアクスルケース9の端部に取付けた
エンドカバー46のボス部に回転自在に嵌合している。 このクラッチドラム15の先端側の内周部に、フランジ
プレート47がスプライン嵌合するとともに、そのフラ
ンジプレート47の内周部が、前記各一方向クラッチF
1 、F2 に共用されているレース16の端部にスプ
ライン嵌合し、したがってクラッチドラム15はフラン
ジプレート47によってレース16に連結されている。 さらにこのクラッチドラム15とトランスアクスルケー
ス9との間に、これらにスプライン嵌合する摩擦板48
が設けられて、第1ブレーキB1 を構成している。
【0032】なお、図6中、符号49は第4クラッチK
4 用のピストン、符号50は第1ブレーキB1 用の
ピストンをそれぞれ示す。
【0033】上述した一連の部材を外周側に備えた入力
軸4と平行にカウンタシャフト19が設けられている。 このカウンタシャフト19は図5に示すように比較的短
いシャフトであって前述したオイルポンプ2ないしセン
ターサポート部7の外周側に配置されている。またこの
カウンタシャフト19は両端部を軸受51,52によっ
て支持されており、これらの軸受51,52のうち軸線
方向においてオイルポンプ2側の軸受51は、オイルポ
ンプ2の外周側でかつフランジ部36を削除した部分の
外周側に配置されている。その位置関係を図8に示して
ある。したがってカウンタシャフト19はオイルポンプ
2のフランジ部36との干渉が避けられるために入力軸
4に接近して配置されている。
【0034】前述したカウンタドライブギヤ6に噛合す
るカウンタドリブンギヤ20は、カウンタシャフト19
のうち他方の軸受(図5の左側の軸受)52に近い部分
に取付けられており、このカウンタドリブンギヤ20と
前記一方の軸受51との間に出力ギヤ21がカウンタシ
ャフト19と一体に形成されている。したがって出力ギ
ヤ21は、図示の例では第1クラッチK1 の外周側に
位置し、大径化の可能なスペースが外周側に確保されて
いる。
【0035】ディファレンシャルギヤ22は図7に示す
構造であって、トランスアクスルケース9に一対の軸受
53を介して支承されたデフケース23には、前記出力
ギヤ21に噛合したリングギヤ24が取付けられている
。このデフケース23の内部には、一対のピニオンギヤ
54がピニオンピン55によって保持されており、さら
にこれらのピニオンギヤ54に噛合した一対のサイドギ
ヤ56がデフケース23の内部に回転自在に保持されて
いる。
【0036】これらのサイドギヤ56にはドライブシャ
フト57がそれぞれスプライン嵌合されており、一方の
ドライブシャフト57の先端突部がピニオンピン55に
遊嵌している。そしてこのドライブシャフト57には、
その先端突部に開口した油路58が形成されている。ま
たピニオンピン55には、ピニオンギヤ54の嵌合部に
開口する油路59が前記油路58に連通するよう形成さ
れている。したがって図7に示すディファレンシャルギ
ヤ22では、各油路58,59を介してピニオンギヤ5
4の嵌合部に直接潤滑油を供給するようになっている。
【0037】上述したトランスアクスルでは各クラッチ
やブレーキを図3に示すように係合もしくは解放するこ
とにより、二組のプラネタリギヤP1 ,P2 におい
て増速作用や減速作用が生じるが、最終的には出力ギヤ
21とリングギヤ24との間で減速される。その最終減
速比は、出力ギヤ21とリングギヤ24との径(もしく
は歯数)の比によって決まる。したがってエンジンの高
出力化などによって最終減速比をハイギヤ化する場合に
は、出力ギヤ21の径を大きくし、かつリングギヤ24
の径を小さくすることになるが、上述したトランスアク
スルでは、カウンタシャフト19の軸受21を、オイル
ポンプ2のうち外周部の一部を削除した部分の外周側に
配置し、それに伴い出力ギヤ21の外周側にスペースを
確保してあるので、出力ギヤ21を必要に応じて大径化
でき、その結果、所望の最終減速比を得ることができる
【0038】換言すれば、一定の径の出力ギヤ21に対
してカウンタシャフト19を、入力軸4側に接近されて
配置することができるので、トランスアクスルの小型化
を図ることができる。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなようにこの発明
によれば、オイルポンプの外周部のうち削除した一部分
を利用して、その部分の外周側に出力ギヤの軸受部を配
置することにより、オイルポンプの中心軸線と出力ギヤ
の中心軸線との距離を小さくし、かつ出力ギヤの外周に
スペースを確保したので、軸間距離の短縮による小型化
および出力ギヤを大径にすることによるハイギヤ化もし
くは最終減速比の設定の自由度の向上を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】そのギヤトレンを示すスケルトン図である。
【図3】その作動表である。
【図4】図1におけるIV部を示す断面図である。
【図5】図1におけるV部を示す断面図である。
【図6】図1におけるVI部を示す断面図である。
【図7】図1におけるVII部を示す断面図である。
【図8】オイルポンプと軸受との位置関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
2  オイルポンプ 19  カウンタシャフト 21  出力ギヤ 51  軸受

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  オイルポンプと出力ギヤとを互いに平
    行な軸線上に配置した自動変速機において、オイルポン
    プの外周部の一部を削除してその部分の外径寸法を小さ
    くするとともに、前記出力ギヤの軸受部を、オイルポン
    プの外周側のうち前記外径寸法を小さくした部分の外周
    側に配置したことを特徴とする自動変速機におけるオイ
    ルポンプの配列構造。
JP5344691A 1991-02-25 1991-02-25 自動変速機におけるオイルポンプの配列構造 Pending JPH04272562A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100731936B1 (ko) * 2003-05-21 2007-06-25 샤프 가부시키가이샤 비대칭 결정 구조의 메모리 셀 및 그 형성 방법

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