JPH04272539A - ダイナミックダンパ - Google Patents

ダイナミックダンパ

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JPH04272539A
JPH04272539A JP5082091A JP5082091A JPH04272539A JP H04272539 A JPH04272539 A JP H04272539A JP 5082091 A JP5082091 A JP 5082091A JP 5082091 A JP5082091 A JP 5082091A JP H04272539 A JPH04272539 A JP H04272539A
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JP
Japan
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dynamic mass
dynamic
cylinder
mass
coil spring
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JP5082091A
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Mitsuhiro Kashima
加島 光博
Koichi Miyamoto
浩一 宮本
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KYB Corp
Original Assignee
Kayaba Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防振用のダイナミック
ダンパの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ばね−マス系の振動体にその共振周波数
と同一の共振周波数を備えたダイナミックマスを付加し
て振動体と逆位相で振動させることにより振動体の振動
を抑える方法が従来より知られている。
【0003】
【発明の課題】この場合に、振動体が構成する機器の重
量を抑えるためにダイナミックマスはなるべく軽い方が
都合が良いが、質量の小さいダイナミックマスを使用す
ると振幅が大きくなり、結果として機器の寸法が大きく
なってしまうという問題があった。
【0004】そこで、ダイナミックマスの振動ストロー
クを抑えるべくダイナミックマスをダンパを介して振動
体に支持したダイナミックダンパも使用されているが、
この場合にはダイナミックマスと振動体の振動の位相差
が180゜からずれるために、ダイナミックマスの振動
ストロークは小さくなるものの同時に共振周波数がずれ
て防振機能も低下する。このため、ダンパの減衰力をあ
まり大きくすることはできず、限定された効果しか得る
ことができなかった。
【0005】本発明は、以上の問題点を解決すべくなさ
れたもので、好ましい防振能力を保持しつつダイナミッ
クマスの振動ストロークを小さくすることを目的とする
【0006】
【課題を達成するための手段】本発明は、流体を密封し
たシリンダの内側にダイナミックマスを軸方向に摺動自
由に収装し、ダイナミックマスの両側に流体室を画成し
、流体室に臨むダイナミックマスの両端面に凹部をそれ
ぞれ形成し、一端をこの凹部の内周に嵌合し、一端をシ
リンダの端面に支持されたコイルスプリングでダイナミ
ックマスを軸方向両側から弾性的に支持し、これら二つ
の凹部を連通するオリフィスをダイナミックマスに形成
するとともに、各コイルスプリングの凹部の内側部分の
ばね定数を凹部の外側部分のばね定数より大きく設定し
ている。
【0007】
【作用】ダイナミックマスがシリンダの中立位置付近を
摺動する場合はオリフィスの流通抵抗による減衰力のみ
がダイナミックマスに作用するが、ストロークの後半で
はバネ定数の小さい凹部外側のコイルスプリングが限界
まで収縮して密着し、コイルスプリングの内側と外側の
流体の流通を困難にすることにより、ダイナミックダン
パに作用する減衰力を増加させる。
【0008】この位置依存型の減衰力特性により小さい
ストローク距離でも共振周波数のずれを最小限に抑えら
れる
【実施例】図1〜図3に本発明の実施例を示す。
【0009】図1において、シリンダ1には円柱形のダ
イナミックマス2が摺動自由に収装され、ダイナミック
マス2の両側に画成された空気室3と4にはそれぞれ空
気が封入される。
【0010】これらの空気室3と4はシリンダ1の両端
に固着したキャップ5と6により密閉される。なお、1
2はキャップ6に固着した振動体への取付用ボルトであ
る。
【0011】ダイナミックマス2のキャップ5と6に相
対する端面の中心部には円筒型の凹部7と8が形成され
る。
【0012】凹部7と8はダイナミックマス2の中心を
縦貫して形成されたオリフィス9により相互に連通する
【0013】凹部7と8の内周にはコイルスプリング1
0と11がそれぞれ嵌合する。コイルスプリング10と
11の端部は凹部7と8の底面に当接する。また、コイ
ルスプリング10と11の反対側の端部は空気室3と4
の内側を通ってキャップ5と6にそれぞれ当接する。こ
れらのコイルスプリング10と11によりダイナミック
マス2はシリンダ1の中間部に弾性的に支持される。
【0014】コイルスプリング10と11は凹部7と8
の内周に嵌合する部分Aと、その外側の空気室3と4の
中に露出する部分Bとで異なるばね定数を備える。
【0015】すなわち、Aのばね定数をBのばね定数よ
り大きく設定する。これにより、コイルスプリング10
と11は図2に示すように圧縮力に対してまずBの部分
のばね定数に基づくばね特性を示し、Bが密着して最収
縮状態に達した後にAのばね定数に基づくばね特性を示
す。
【0016】次に作用を説明する。
【0017】このダイナミックダンパはボルト12を介
して振動体に取り付けられる。振動体が振動してダイナ
ミックダンパが加振されると、コイルスプリング10と
11に弾性支持されたダイナミックマス2がシリンダ1
内を摺動する。この時、コイルスプリング10(11)
はまずばね定数の小さいBの部分を収縮させる。
【0018】また、摺動体積分の空気がオリフィス9を
通って空気室3と4の間で流通し、オリフィス9の流通
抵抗に基づく減衰力を発生させる。この減衰力は十分に
小さいのでダイナミックダンパの共振周波数が振動体の
共振周波数からずれる恐れはない。
【0019】ダイナミックマス2のストロークが大きく
なると、コイルスプリング10(11)のBの部分が密
着して最収縮状態となり、以後のストロークにおいては
ばね定数の大きいAの部分のみが収縮する。
【0020】この状態では空気室3(4)の内側はBの
部分を密着させたコイルスプリング10(11)により
その内側と外側とに画成され、コイルスプリング10(
11)の外側の空気は凹部7(8)とコイルスプリング
10(11)との摺動隙間を介してのみオリフィス9と
流通することになり、この部分を通る際に大きな減衰力
を発生させる。
【0021】このため、図3に示すようにダイナミック
マス2のストロークエンド付近では減衰力が急増し、ダ
イナミックマス2の変位が制限されるのでシリンダ1の
軸方向の寸法が短くてもダイナミックマス2がキャップ
5や6に衝突する恐れはない。
【0022】このようにして、ダイナミックマス2は比
較的小さなストローク距離で効率良く振動体の振動を抑
制する。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は、シリンダ内のダ
イナミックマスを支持するコイルスプリングのダイナミ
ックマスの凹部内側への嵌合部分のばね定数を凹部外側
への露出部分のばね定数より大きく設定したので、スト
ロークの後半では密着状態となったダイナミックマス外
側のコイルスプリングが空気室を2分し、コイル外側の
空気の流出抵抗を増加させて大ききな減衰力を発生させ
る。
【0024】このストローク位置依存型の減衰力特性に
より、共振周波数をずらすことなくストローク距離を小
さくすることができるので、ダイナミックダンパを小型
化する上で大きな効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すダイナミックダンパの縦
断面図である。
【図2】コイルスプリングのばね特性を示すグラフであ
る。
【図3】ダイナミックダンパの減衰力特性を示すグラフ
である。
【符号の説明】
1    シリンダ 2    ダイナミックマス 3,4    空気室 7,8    凹部 9    オリフィス 10,11    コイルスプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  流体を密封したシリンダの内側にダイ
    ナミックマスを軸方向に摺動自由に収装し、ダイナミッ
    クマスの両側に流体室を画成し、流体室に臨むダイナミ
    ックマスの両端面に凹部をそれぞれ形成し、一端をこの
    凹部の内周に嵌合し、もう一端をシリンダの端面に支持
    されたコイルスプリングでダイナミックマスを軸方向両
    側から弾性的に支持し、これら二つの凹部を連通するオ
    リフィスをダイナミックマスに形成するとともに、各コ
    イルスプリングの凹部の内側部分のばね定数を凹部の外
    側部分のばね定数より大きく設定したことを特徴とする
    ダイナミックダンパ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5439082A (en) * 1994-04-01 1995-08-08 Bell Helicopter Textron Inc. Hydraulic inertial vibration isolator
EP0846885A3 (en) * 1996-12-06 2001-03-14 Tokai Rubber Industries, Ltd. Vibration damper including mass member displaceable by fluid pressure change in working chamber
US7568565B2 (en) * 2004-08-17 2009-08-04 Nes Technologies, Inc Device, a system and a method for transferring vibrational energy

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EP0846885A3 (en) * 1996-12-06 2001-03-14 Tokai Rubber Industries, Ltd. Vibration damper including mass member displaceable by fluid pressure change in working chamber
US7568565B2 (en) * 2004-08-17 2009-08-04 Nes Technologies, Inc Device, a system and a method for transferring vibrational energy

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JP2968853B2 (ja) 1999-11-02

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