JPH04272411A - カムシャフト位相変化装置用電磁ブレーキ - Google Patents

カムシャフト位相変化装置用電磁ブレーキ

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JPH04272411A
JPH04272411A JP3131807A JP13180791A JPH04272411A JP H04272411 A JPH04272411 A JP H04272411A JP 3131807 A JP3131807 A JP 3131807A JP 13180791 A JP13180791 A JP 13180791A JP H04272411 A JPH04272411 A JP H04272411A
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shaft
housing
electromagnetic brake
camshaft
drum
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JP3131807A
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John Edmund Brune
ジョン　エドマンド　ブルーン
James Kyle Day
ジェイムズ　カイル　デイ
Darryl John Muir
ダリル　ジョン　ミュア
Deusen Brian Karl Van
ブライアン　カール　ヴァン　ドーセン
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Eaton Corp
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Eaton Corp
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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/34403—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using helically teethed sleeve or gear moving axially between crankshaft and camshaft
    • F01L1/34406—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using helically teethed sleeve or gear moving axially between crankshaft and camshaft the helically teethed sleeve being located in the camshaft driving pulley
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/02—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions
    • F16D3/10—Couplings with means for varying the angular relationship of two coaxial shafts during motion
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/34—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift
    • F01L1/344—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear
    • F01L1/3442—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of means for changing the timing of the valves without changing the duration of opening and without affecting the magnitude of the valve lift changing the angular relationship between crankshaft and camshaft, e.g. using helicoidal gear using hydraulic chambers with variable volume to transmit the rotating force
    • F01L2001/3445—Details relating to the hydraulic means for changing the angular relationship
    • F01L2001/34483—Phaser return springs

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は２つの回転軸間の角位相
関係を変化させる装置に関する。さらに詳細には、本発
明は内燃機関のクランクシャフトとカムシャフト間の角
位相関係を変化させるための装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】エンジンのカムシャフトとクランクシャ
フトとの間の角位相関係またはタイミングを変化させる
装置は、例えば米国特許Ｎｏ．３，６２６，７２０号お
よびＮｏ．４，７５４，７２７号に開示されているよう
に公知である。これらの米国特許は本出願の譲受人に譲
渡され、本明細書に参照されている。
【０００３】Ｍｅａｃｈｅｍ　等に与えられた米国特許
第３，６２６，７２０号には、ピストンを軸方向に移動
させるためにエンジンオイル圧の選択的ポーティング（
エンジンオイルの圧力を伝達するため、ポートのうちか
ら所望のポートを選択的に開口すること）に応答して位
相関係を変化させる螺旋ボールスプライン機構が含まれ
ている。
【０００４】Ｈａｍｐｔｏｎ　に与えられた米国特許第
４，７５４，７２７号には、本発明の装置に類似した装
置が開示されている。すなわち両者共まっすぐおよび角
度をもたせたラグまたはスプラインを介して支持部材と
駆動部材を相互に伝動するように連結する、軸方向に移
動可能な移動板を備えている。また、移動板はドラム上
にねじこみによって取り付けられ、ドラムと移動板間の
相対回転に応答してドラムに沿って軸方向に変位する。 この相対回転のうち、一方向の相対回転はハブとドラム
間で作用するスプリングにより与えられ、他方向の相対
回転はスプリング力に逆らってドラムを遅延して回転さ
せる摩擦力を選択的に加えることにより与えられる。
【０００５】米国特許第４，８４１，９２４号に開示さ
れた装置は、一層コンパクトで、かつ装置の個々の要素
が改良されているという点において米国特許第４，７５
４，７２７号に開示された装置の改良型であるが、この
装置は、カムシャフトが歯付ベルトにより駆動され、か
つ、該ベルトにオイルが付着してはならないエンジンに
使用されることを意図し、ドラムの遅延力（ドラムの回
転を遅延させる力）を与えるための外部ブレーキ機構を
備えている。本発明は、カムの位相変化装置をエンジン
のカムカバー内に設置することができると共に、位相変
化装置全体をエンジンの潤滑油に露出することができる
エンジンに使用されることを意図している。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第４，７５４
，７２７号（Ｈａｍｐｔｏｎ）　は、電磁ブレーキのい
くつかの形態が含まれ、必要な遅延力を与えるためのい
くつかのブレーキ機構が開示されている。本発明は、特
に、ブレーキが、その摩擦材をエンジンオイルに露出さ
せているウエットブレーキである点、ブレーキ機構内に
寄生する損失を低減するために、カムシャフトに対して
ブレーキ組立体を心合わせする手段を備えている点、熱
の発生を少なくしてブレーキの寿命を延ばすために、ブ
レーキの摩擦表面の面積を増大させている点において、
Ｈａｍｐｔｏｎ　の発明による磁気ブレーキに改良を加
えることを意図している。本発明はまた従来の設計に比
べて改良された磁気回路をも提供する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記利点を達成するため
に、本発明は、カムシャフトの先端に取り付けられた位
相変化装置のスタブシャフト上に設置されたベアリング
によって支承されるブレーキ組立体を提供する。このよ
うにして、ブレーキの電磁要素はシリンダヘッドに対し
て一定の角度位置に容易に取り付けられる。静止ブレー
キ部材は環状チャネル部材によって形成され、環状チャ
ネル部材は電磁石コイルを囲むと共に磁極片を構成する
。磁極片は、コイルが励磁したとき遅延用のドラムの平
な表面に引き着けられる。オイルおよび好ましくは熱分
解炭素（Ｐｙｒｏｌｙｔｉｃ　ｃａｒｂｏｎ）材の耐熱
摩擦パッドが磁極片間に挿入された環状裏当て板に接着
されている。本発明によって、エンジンオイルは摩擦パ
ッドとドラム間を通ってブレーキ組立体を支承するベア
リング、および位相変化装置の他の部品へ通される。
【０００８】
【実施例】図面は、内燃機関（図示せず）のカムシャフ
ト１２に取り付けられ、カムシャフト１２の周りを回転
するようにされた角位相変化装置１０（以下、装置１０
と記す）を示す。公知のように、エンジンは装置１０お
よびカムシャフト１２を回転させるクランクシャフトを
含んでいる。カムシャフトは公知の方法でエンジンの吸
気弁および排気弁の少なくともいずれかの開閉を制御す
る。装置１０は、カムシャフト１２と共に回転するよう
に取り付けられたハブ１４、エンジンクランクシャフト
かまたは、ツインカムエンジンの場合にはもう１つのカ
ムシャフトにより駆動され、かつ可変の位相関係でハブ
１４と係合する駆動部材１６、駆動部材１６とハブ１４
を相互に連結する移動板１８、ハブ１４および移動板１
８の双方と相互作用し本発明のブレーキの作用を受けた
ときには移動板を軸方向に運動させるように作動するこ
とができるドラム２０を備えている。後記するように、
移動板１８の軸方向の運動は、駆動部材１６とハブ１４
間の位相関係の変化を生じる。ドラム２０は、回転する
ようにシャフト２２上に支承され、シャフト２２は、留
めねじ２４によってカムシャフト１２に取り付けられて
いる。全体が番号２６で示されている本発明のブレーキ
組立体は、ベアリング２８を介してシャフト２２に支承
されている。
【０００９】ハブ１４の主要部分は平らな板であって、
その板はカムシャフト１２上に形成されたフランジ１３
に対向して配置され、シャフト２２および留めねじ２４
によってカムシャフト１２と共に回転するように固定さ
れている。フランジ１３の孔およびハブ１４に設けられ
たスロットを通って挿入されたダウエルピン１５によっ
てカムシャフト１２とハブ１４間のタイミングが維持さ
れる。図２、図３および図５からわかるように、ハブ１
４にはカムシャフトの軸方向に延びる３つのラグ３０が
形成され、それらのラグ３０は、移動板１８内に形成さ
れた対応するスロット３２内に受け入れられている。ラ
グ３０とスロット３２間の界面は、米国特許第４，７５
４，７２７号および第４，８４１、９２４号に記載され
ているように、移動板１８が軸方向に移動するときハブ
１４と駆動部材１６間で相対的な回転運動ができるよう
に、ある角度だけ傾斜して形成されている。
【００１０】駆動部材１６は装置１０の入力であり、こ
こではギアとして示されているが、入力はスプロケット
やプーリでもよいことは明らかである。図示されている
ように、入力ギアすなわち駆動部材１６はハブ１４に対
する制限された相対回転が行われるようにハブに支持さ
れ、かつ、３つのラグ３４を備え、該ラグ３４は、第５
図に最適に示されているように、スロット３２から角度
差をもたせて移動板１８に形成された対応するスロット
３６中に挿入されている。ラグ３４とスロット３６間の
界面はまっすぐに形成され、それによって、当該界面は
駆動部材１６と移動板１８との間の軸方向の相対運動を
許容すると共に、回転に対しては両者の間に運動が確実
に伝達されるように係合する。図１に示すように、駆動
部材１６とハブ１４間の軸方向の相対位置は、駆動部材
１６上に形成された肩部３８と駆動部材１６に形成され
たスロットの中にはめ込まれた保持リング４０との間に
挿入されているハブ１４の外側部分（ラグ３０間の）に
よって維持される。
【００１１】ドラム２０は、回転するようにシャフト２
２上に設置された軸方向に延びる部分２１と、後述する
ようにブレーキディスクとして機能する半径方向に延び
る部分２３と、外面に雄ねじ２７をもつドラム部２５を
備え、雄ねじ２７は移動板１８に形成されている対応す
る雌ねじと係合する。ハブ１４に対するドラム２０の軸
方向の位置は、図１に示されているように、シャフト２
２の底がハブ１４に着いている場合には、シャフト２２
上に形成されたリップ２９とハブ１４間の寸法によって
維持される。
【００１２】角位相変化装置の公知の動作にしたがって
、駆動部材１６とハブ１４間の相対的な回転を生じる移
動板１８の軸方向運動は、ハブ１４に対してドラム２０
の回転を遅延させることにより生じる。特に図１、図２
、図３からわかるように、ドラム２０とハブ１４とはド
ラムに固定された内部停止部材４２、ハブ１４に固定さ
れた外部停止部材４４、およびハブ１４とドラム２０間
で作用するクロックスプリング４６により相互に連結さ
れている。内部停止部材４２はディスク部材であって該
デイスク部材はドラム２０の軸方向に延びる部分２１上
に形成された平坦部と、内部停止部材４２の内径に形成
された対応する平坦部によってドラム２０に固定される
。平坦部の界面は図３に参照番号４８で示されている。 外部停止部材４４は内部停止部材をとりかこむ浅いコッ
プ状部材であり、その上に３つのラグ５０が形成され、
該ラグはハブ内に形成された開口５２内に挿入されてい
る。図２に示されているように、クロックスプリング４
６の外側の端部は外部停止部材４４の縁部に形成された
ノッチに掛け止めされ、スプリング４６の内側の端部は
ディスク部材５４に形成されたスロットに掛け止めされ
、ディスク部材５４もまた、ドラムに形成された平坦部
とディスク部材５４に形成された対応する平坦部によっ
てドラムの軸方向に延びる部分２１に固定されている。 内部停止部材４２とディスク部材５４とはドラムと一体
に形成することもできることは容易に理解される。
【００１３】図３に示されているように、内部停止部材
４２と外部停止部材４４間の相対回転角度は内部停止部
材４２上に形成された半径方向外向きに延びるタブ４３
と外部停止部材４４に形成された半径方向内向きに延び
るタブ４５により３６０°よりも僅かに小さい角度に制
限される。クロックスプリング４６は内部停止部材４２
と外部停止部材４４を有効に連結して、タブ４３，４５
を図示するように係合させながら通常、外部停止部材４
４を内部停止部材４２に対して図３に示す位置へ片寄ら
せ、したがって、ドラム２０をハブ１４に対して図１に
示し位置へ片寄らせる。そのとき、移動板１８は、雄ね
じ２７に沿って、ドラム２０、駆動部材１６およびハブ
１４に対して最右方位置へ進められる。
【００１４】説明の都合上、図示されている様々な要素
の相対位置は、駆動部材１６とハブ１４、したがって、
クランクシャフトとカムシャフト１２間の基本的すなわ
ち第１の位相関係を表わすものとする。角位相変化装置
の公知の動作にしたがって、クランクシャフトとカムシ
ャフト１２間の位相関係を変化させたい場合には、ハブ
１４に対するドラム２０の回転をクロックスプリング４
６の力に抗して遅延させ、このような遅延によって移動
板１８をハブ１４に対して回転させ、したがって図１に
示すように移動板１８を雄ねじ２７に沿って軸方向左方
へ移動させる。移動板１８のこのような軸方向の運動は
、前記したように、移動板１８上におよびハブ１４のラ
グ３０上に形成された傾斜した界面によってハブ１４に
対して駆動部材１６を回転させ、その結果、クランクシ
ャフトとカムシャフト間の位相関係を有効に変化させる
。
【００１５】前記したように、ドラムを遅延させる力（
遅延力）は様々な方法でドラム２０上へ加えることがで
きる。本発明は、遅延力をドラムへ加えるための改良さ
れた電磁ブレーキ方式を提供する。
【００１６】図面に示されているように、ブレーキ組立
体２６は、環状チャネル部材の形のハウジング５６、ハ
ウジング内に収容されたコイル５８、非磁性材で形成さ
れた環状裏当て板６０、環状裏当て板６０に接着された
ハウジング摩擦材６２（以下、摩擦材６２と記す）、ド
ラム２０の半径方向に延びる部分２３の表面（ブレーキ
ディスク表面）からなり、環状裏当て板６０は摩擦材６
２の開いた端部へ圧着またはかしめによって固定されて
いる。
【００１７】図４に示すように、摩擦材６２は熱分解炭
素として知られている材料の複数の個別パッドの形で用
いられるのが望ましく、該パッドはドラム２０上で半径
方向に延びる部分２３と相接する。その他の材料、例え
ば燒結黄銅、紙および他の金属もしくは非金属も摩擦材
のパッドに使用することができることは明らかである。
【００１８】図５には、ブレーキ組立体のための代表的
な搭載組立体が示されている。当該搭載組立体のただ１
つの機能は、ハウジング５６に、ブレーキ動作に必要な
限定された軸方向運動を許容しながらシリンダーヘッド
に対する一定の角度位置を維持させることであることが
わかるであろう。したがって正確な配置は特定の応用に
適するように容易に設計することができる。説明のため
の実施例において、搭載組立体は、ハウジング５６に溶
接または他の方法で接着されていて軸方向に延びるタブ
７０が形成されている成形された板金部材６８、および
保持部材７２からなっている。保持部材７２は、ボルト
７４または他の適切な方法でエンジンの便利な部分へ固
定することができる。図示されているように、保持部材
７２はハウジング５６の制限された軸方向運動を許容し
ながらその角度位置を固定するように、タブ７０の一部
をとりかこむＵ字型部材である。さらに図示されている
ように、コイルの接続用ケーブル７６は板金部材６８に
形成された孔を通るルートに設置され、タブ７８はケー
ブルに加わる応力を緩和する働きをするために、板金部
材６８上に形成されている。全体の装置１０はエンジン
オイルに露出されるので、コイル５８は、エンジンオイ
ルの浸透を防止するためにハウジング５６内に密封され
る。
【００１９】本発明の望ましい実施例にしたがって、ブ
レーキ組立体２６はウエットモードで作動し、エンジン
オイルが供給される。
【００２０】図１に示されているように留めねじ２４に
はめくら孔８２が形成され、そのめくら孔８２はカムシ
ャフト１２の端部とシャフト２２中に形成されたカウン
タボアの底部との間に形成された空洞８６内へ開口する
交差孔８４と交差する。シャフトに形成された交差孔８
８も空洞８６と交差し、ベアリング２８の終端とリップ
２９間に形成された環状空洞９０と連通されている。ハ
ウジング５６に切り込まれたノッチ９２は摩擦材６２と
ドラム２０のブレーキディスク表面間に油路を提供する
。ドラム２０には、ドラムの外径への油路を提供するた
めの開口９３が形成されていて、ドラム２０と移動板１
８間のねじが切られた界面に潤滑油を供給する。角位相
変化装置１０はエンジンカムカバー内に密閉されている
ので、余剰オイルはエンジンへ流し戻される。ベアリン
グ２８へさらに潤滑油を供給するために、シャフト２２
の外径に軸方向の平坦部９４が形成され環状空洞９０と
連通された油路を提供する。
【００２１】通常の動作、すなわちブレーキが非動作状
態にされている場合にはブレーキ組立体２６は軸方向に
確実には拘束されないので、摩擦材６２のパッドはエン
ジンオイルの膜によりブレーキディスク表面から分離さ
れる。コイル５８が励磁されるとハウジング５６はドラ
ム２０へ引き着けられる。このことは、摩擦材６２のパ
ッドをクロックスプリング４６の力に打ち勝つのに充分
な力でドラムのブレーキディスク表面を押圧させ、その
結果、ドラムの回転を遅延させて、前記したように移動
板１８の、位相変化を生じさせる軸方向運動を開始させ
るように作用する。クロックスプリング４６の抗力はド
ラムの相対角変位に比例するので、コイルによって加え
られる遅延力と、それによる移動板の軸方向運動の度合
いは、コイルに印加される電流に比例する。したがって
、得られる位相変化の度合いはコイルに印加される電流
に比例し、移動板１８の軸方向運動の限界間で無限に変
化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を含む角位相変化装置の断面図である。
【図２】図１の２−２線に沿った断面図である。
【図３】図１の３−３線に沿った断面図である。
【図４】図１の４−４−線に沿った立面図である。
【図５】本発明の正面図である。
【符号の説明】
１０　　　　角位相変化装置 １２　　　　カムシャフト １３　　　　フランジ １４　　　　ハブ １６　　　　駆動部材 １８　　　　移動板 ２０　　　　ドラム ２１　　　　軸方向に延びる部分 ２２　　　　シャフト ２３　　　　半径方向に延びる部分 ２４　　　　留めねじ ２５　　　　ドラム部 ２６　　　　ブレーキ組立体 ２７　　　　雄ねじ ２８　　　　ベアリング ２９　　　　リップ ３０　　　　ラグ ３２　　　　スロット ３４　　　　ラグ ３６　　　　スロット ４０　　　　保持リング ４２　　　　内部停止部材 ４３　　　　タブ ４４　　　　外部停止部材 ４５　　　　タブ ４６　　　　クロックスプリング ４８　　　　平坦部の界面 ５０　　　　ラグ ５２　　　　開口 ５４　　　　ディスク部材 ５６　　　　ハウジング ５８　　　　コイル ６０　　　　環状裏当て板 ６２　　　　摩擦材 ６８　　　　板金部材 ７０　　　　タブ ７２　　　　保持部材 ７４　　　　ボルト ７６　　　　接続用ケーブル ７８　　　　タブ ８２　　　　めくら孔 ８４　　　　交差孔 ８６　　　　空洞 ８８　　　　交差孔 ９０　　　　環状空洞 ９２　　　　ノッチ ９４　　　　平坦部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】　　第１のシャフト（１２）、前記第１の
    シャフト上に回転するように支承されている入力部材（
    １６）、前記第１のシャフトに固定されている出力部材
    （１４）、入力部材および出力部材を相互に結合し、軸
    方向運動を行うときには入力部材および出力部材間の限
    定された相対回転を生ずるように作用する移動手段（１
    ８）、前記第１のシャフト上に回転するように支承され
    、かつ遅延させる力が印加されたとき、前記移動手段の
    軸方向運動を生じさせるように当該移動手段に係合する
    ドラム手段（２０）、前記遅延させる力を加えるように
    作用する作動手段（２６）を有するカムシャフト位相変
    化装置（１０）用電磁ブレーキにおいて、前記作動手段
    は電磁ブレーキ組立体を具備し、前記電磁ブレーキ組立
    体は電磁石の磁極片を形成する環状のハウジング（５６
    ）と、前記ハウジング内に収容されている磁石コイル（
    ５８）と、前記ハウジングを閉じる非磁石性の板部材（
    ６０）と、前記板部材に接着されている摩擦材（６２）
    と、前記ドラム上に形成されたブレーキディスク表面と
    、前記ハウジングを、前記第１のシャフト上に前記ブレ
    ーキディスク表面と並置して前記ブレーキディスク表面
    に対して制限された軸方向運動を許容しながら実質的に
    一定の角度位置に搭載する手段（６８，７０，７２）を
    備えていることを特徴とするカムッシャフト位相変化装
    置用電磁ブレーキ。
  2. 【請求項２】　　前記ハウジングを前記第１のシャフト
    に対して回転させるために支承して該ハウジングに接し
    て設けられたベアリング手段（２８）を含む、請求項１
    に記載の電磁ブレーキ。
  3. 【請求項３】　　前記摩擦材が熱分解炭素材の１つ以上
    のパッドからなる、請求項１に記載の電磁ブレーキ。
  4. 【請求項４】　　前記ブレーキディスク表面と前記摩擦
    材との間の界面に潤滑油を供する手段（８２，８４，８
    ６，８８，９０，９２）を含む、請求項１に記載の電磁
    ブレーキ。
  5. 【請求項５】　　前記ハウジングを搭載する前記手段は
    、前記ハウジングから軸方向外向きに延びる部材（７０
    ）と、前記ハウジングに対して固定されて取り付けられ
    たブラケット部材（７２）を備え、前記ブラケット部材
    は、該ブラケット部材に対する前記ハウジングの角運動
    を実質的に阻止するように前記外向きに延びる部材（７
    ０）と係合可能の表面を含む、請求項１に記載の電磁ブ
    レーキ。
  6. 【請求項６】　　前記第１のシャフト（１２）は内燃機
    関のカムシャフトによって定義され、前記潤滑油を供給
    する手段はエンジン潤滑油を前記カムシャフトを経て前
    記界面へ向ける管路手段からなる、請求項４に記載の電
    磁ブレーキ。
  7. 【請求項７】　　潤滑油を前記ベアリングへ向ける手段
    （９４）を含む、請求項２に記載の電磁ブレーキ。
  8. 【請求項８】　　前記第１のシャフト（１２）は内燃機
    関のカムシャフトであり、当該カムシャフトと同軸で該
    カムシャフトに取り付けられた第２のシャフト（２２）
    を含み、前記ドラム手段（２０）は前記第２のシャフト
    上にジャーナルされ、ベアリング手段（２８）は前記ハ
    ウジングと前記第２のシャフト間に収容されている、請
    求項１に記載の電磁ブレーキ。
  9. 【請求項９】　　前記第２のシャフトに形成された孔を
    通って挿入され前記カムシャフトに形成された孔の中へ
    ねじ込まれる、ねじを切られた留め具（２４）を含み、
    前記ねじを切られた留め具は前記位相変化装置へエンジ
    ンオイルを向けるために該留め具内に形成された油路（
    ８２，８４）を備えている、請求項８に記載の電磁ブレ
    ーキ。
  10. 【請求項１０】　　前記第２のシャフトの中にはカウン
    タボアが形成されており、該カウンタボアの一部は前記
    第１および第２のシャフトの間において前記ねじを切ら
    れた留め具を取り囲んで第１の環状空洞（８６）を形成
    し、前記ねじを切られた留め具内の前記油路は、当該留
    め具内に形成された軸方向孔（８２）と、前記留め具内
    に形成され前記軸方向孔と交差し、かつ、前記第１の環
    状空洞に開口する半径方向の孔（８４）からなり、さら
    に、前記第２のシャフト内に形成され前記ハウジングと
    前記第２のシャフト間の環状領域と前記カウンタボアと
    の間に管路を形成する半径方向の孔（８８）と、前記ハ
    ウジング上に形成され前記摩擦材と前記ブレーキディス
    クとの間の界面と前記環状領域との間にオイルの流路を
    画定する手段（９２）を含む、請求項９に記載の電磁ブ
    レーキ。
  11. 【請求項１１】　　前記ベアリングと前記第２のシャフ
    ト間に形成される管路手段（９４）を有し、該管路手段
    は前記環状領域内へ開く、請求項１０に記載の電磁ブレ
    ーキ。
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