JPH04272208A - 中空糸膜紡糸用紡口 - Google Patents

中空糸膜紡糸用紡口

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Publication number
JPH04272208A
JPH04272208A JP2866191A JP2866191A JPH04272208A JP H04272208 A JPH04272208 A JP H04272208A JP 2866191 A JP2866191 A JP 2866191A JP 2866191 A JP2866191 A JP 2866191A JP H04272208 A JPH04272208 A JP H04272208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spinneret
hollow fiber
delivery hole
spinning
hollow yarn
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2866191A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Fujisaki
和弘 藤崎
Shoichi Doi
正一 土井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2866191A priority Critical patent/JPH04272208A/ja
Publication of JPH04272208A publication Critical patent/JPH04272208A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は中空糸膜紡糸用紡口に関
し、さらに詳しくは、偏肉のない中空糸膜の紡糸を可能
にした紡口に関するものである。
【0002】
【従来の技術】流体分離用中空糸膜モジュールは、最近
では、半導体製造用超純水を高圧シャワーとして供給す
るなど、特に耐圧度を高く要求される用途で使用される
ようになってきた。従って中空糸膜においても耐圧性が
要求される。そのためには、製造段階において中空糸膜
の形状を乱すことのないような方法で紡糸することが重
要である。本来、ドーナツ状をしている中空糸膜が、何
らかの理由で偏肉を起こしてしまうとその薄い部分から
膜破れを起こしてしまう。偏肉とは中空糸膜の厚みにむ
らがあることをいうが、定量的には、偏肉比(もっとも
厚い膜厚のもっとも薄い膜厚に対する比)が1.5以上
ある時特に問題となる。その原因としては、紡浴中の異
物の付着や紡口吐出時の水滴の付着などがあげられる。
【0003】一般に中空糸膜紡糸においては、ポリマ−
溶液は特開昭60−65106号公報等にみられるよう
な紡口の底面の吐出口から吐出される。吐出時の原液温
度を管理する目的で紡口に冷却水を流しているような場
合に紡口に水滴が付着し易く、中空糸膜が紡口から吐出
するときこの付着水が中空糸膜について上記したような
問題が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、紡糸中に偏
肉を起こす原因となる紡口吐出時の、紡口底面から中空
糸膜への水滴の付着を防止する目的のためになされたも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の中空糸膜紡糸用
紡口は、紡糸原液の吐出口が紡口底面の中で一番高い位
置にあり、底面の高度が吐出口の外側から外へ向かって
連続的または段階的に低下していることを特徴とする。 図1に本発明の一例を示した。紡糸原液の吐出口2が紡
口1の底面の中で一番高い位置にある。最下辺からの高
度差hは特に規定しないが、5mm以上ないと発明の効
果が期待できない。
【0006】吐出口2の外側ごく近傍には平面部があっ
ても良い。ごく近傍とは具体的にはc寸法の1.1倍か
ら20倍程度の直径dの円で囲まれる部分を指す。c寸
法が小さければd寸法はある程度大きく取った方が加工
上都合がよいが、大きすぎると水滴が中空糸膜に付着し
易くなる。寸法差(d−c)は15mm以下好ましくは
10mm以下とするのが好ましい。従来使用されている
紡口も一般に吐出口外側は平面になっているため、この
平面部があった方が得られる膜の性能が変わらずより好
ましいことが多い。
【0007】図1は本発明の一実施例であり、紡口底面
の高度が吐出口の外側から外へ向って直線的に連続的に
低下している例である。その傾斜角度Xは5度から80
度が好ましい。5度より小さいと従来との違いが現れに
くく、80度を越えてしまうと凝縮した水滴が傾斜を下
るとき中空糸膜に接触してしまう可能性が高くなる。5
度から50度程度が加工上からもさらに好ましい。
【0008】図2に示す本発明の別の例では紡口底面の
高度の連続的低下が曲線である。この曲線の断面形状は
特に規定しないが円、楕円、放物線などが用いられる。 またその曲率半径、長径、短径等も特に規定しないが、
いずれも5mm以上ないと凝縮した水滴が付着し易く1
00mm以下でないと従来との違いが現れにくい。図3
に示す本発明のさらに別の例では紡口底面の高度の低下
が段階的である。e寸法は(d−c)が0でないときは
その平面部の幅、すなわち(d−c)/2を目安として
決めればよいが特に規定する必要はなく1mm以上5m
m以下が加工と効果の兼ね合いから好ましい。f寸法は
e寸法と同じように決めて良いが、傾斜角Xは前記の通
り5度から80度が好ましい。
【0009】なお、紡口底面の高度の低下は連続的なも
のと段階的なものを組み合わせた形状でも良い。
【0010】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。
【0011】
【実施例1】図1に示す本発明の紡口を用いて中空糸膜
を紡糸した。各部寸法は、c=1.5mm、d=10m
m、X=33度、h=10mmであった。紡口には−5
℃の冷却水を循環しており紡口表面の温度は−5℃であ
った。紡口の周辺雰囲気温度は25℃、相対湿度は60
%であり露点は16℃であった。紡口各面には冷却水循
環後ただちに水滴が付着し始めた。底面の水滴は傾斜に
添って流れ落ち中空糸膜に付着するものはなく安定した
紡糸が行われた。得られた中空糸膜の偏肉比は1.21
であった。
【0012】
【実施例2】図2に示す本発明の紡口を用いて中空糸膜
を紡糸した。各部寸法は、c=1.5mm、d=1.5
mm、r=20mm、h=10mmであった。その他の
条件は実施例1の通りであった。紡口各面には冷却水循
環後ただちに水滴が付着し始めた。底面の水滴は傾斜に
沿って流れ落ち中空糸膜に付着するものはなく安定した
紡糸が行われた。得られた中空糸膜の偏肉比は1.24
であった。
【0013】
【実施例3】図3に示す本発明の紡口を用いて中空糸膜
を紡糸した。各部寸法は、c=1.5mm、d=4.5
mm、e=1.5mm、f=1.5mm、X=45度、
h=12mmであった。その他の条件は実施例1の通り
であった。紡口各面には冷却水循環後ただちに水滴が付
着し始めた。底面の水滴は階段状傾斜に沿って流れ落ち
中空糸膜に付着するものはなく安定した紡糸が行われた
。得られた中空糸膜の偏肉比は1.26であった。
【0014】
【比較例】原液吐出口外側の底面の高度が垂直方向に一
段低くなった図4に示す従来型の紡口を用いて実施例1
と同じ条件で紡糸した。底面には冷却水循環後ただちに
水滴が付着し始め10分後一滴が中空糸膜に接触したた
め中空糸膜の表面は肌荒れを起こしており局部的な偏肉
比は1.65であった。
【0015】
【発明の効果】紡口の温度が紡口雰囲気の露点より低い
ときに凝縮するなどして紡口に発生する水滴は、紡口底
面の傾斜に沿って滴下するため、吐出した中空糸膜への
付着が防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の紡口の1例を示す断面図である。
【図2】この発明の紡口の他の例を示す断面図である。
【図3】この発明の紡口の別の例を示す断面図である。
【図4】従来の紡口の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1  紡口 2  紡糸原液の吐出口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  紡糸原液の吐出口が紡口底面の中で一
    番高い位置にあり、底面の高度が吐出口外側から外へ向
    かって連続的または段階的に低下していることを特徴と
    する中空糸膜紡糸用紡口。
JP2866191A 1991-02-22 1991-02-22 中空糸膜紡糸用紡口 Withdrawn JPH04272208A (ja)

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JP2866191A JPH04272208A (ja) 1991-02-22 1991-02-22 中空糸膜紡糸用紡口

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JP2866191A JPH04272208A (ja) 1991-02-22 1991-02-22 中空糸膜紡糸用紡口

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JPH04272208A true JPH04272208A (ja) 1992-09-29

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ID=12254686

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JP2866191A Withdrawn JPH04272208A (ja) 1991-02-22 1991-02-22 中空糸膜紡糸用紡口

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JP (1) JPH04272208A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015171674A (ja) * 2014-03-11 2015-10-01 三菱レイヨン株式会社 中空状多孔質膜の製造装置及びそれに用いられる処理容器
US9571002B2 (en) 2014-05-16 2017-02-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Voltage adjusting apparatus

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Effective date: 19980514