JPH04271294A - モータ駆動回路 - Google Patents

モータ駆動回路

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JPH04271294A
JPH04271294A JP3028624A JP2862491A JPH04271294A JP H04271294 A JPH04271294 A JP H04271294A JP 3028624 A JP3028624 A JP 3028624A JP 2862491 A JP2862491 A JP 2862491A JP H04271294 A JPH04271294 A JP H04271294A
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Kouichirou Ougino
広一郎 扇野
Kohei Sakurazawa
康平 櫻澤
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータ駆動回路に関し
、特に、PWM(Pulse Width Modul
ation)速度制御を行う際の電源変動を防止したり
、電流リミッタにおける出力トランジスタを非飽和でな
くスイッチングすることによって速度制御を行う際の電
源電圧の変動を防止するのに好適なモータ駆動回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】OA機器等に使用されるモータ駆動回路
、例えばPWM速度制御を行う回路について、図2を用
いて説明する。
【0003】図2において、(1)(2)(3)は速度
制御回路であり、これら速度制御回路(1)(2)(3
)の内部回路は同一である為、速度制御回路(1)の内
部回路について以下に説明する。(4)(5)は各々第
1及び第2の出力トランジスタであり、これらの出力ト
ランジスタ(4)(5)のコレクタ・エミッタ路は、電
源電圧VM(第1電源)が印加される電源端子(6)と
アース(第2電源)との間に直列接続されている。(1
3)は電源電圧VMが印加される電源ラインである。こ
こで、トランジスタ(7)のエミッタ・コレクタは各々
出力トランジスタ(4)のコレクタ・ベースに接続され
、且つ該トランジスタ(7)のベースは入力端子(8)
と接続されている為、入力信号S1が入力端子(8)に
印加されることによって、出力トランジスタ(4)及び
トランジスタ(7)は動作する。また、出力トランジス
タ(4)のベース・エミッタ間に接続された分流抵抗(
9)は、トランジスタ(7)のコレクタ出力を分流する
ものであり、トランジスタ(7)のエミッタ・コレクタ
間のリーク電流によって出力トランジスタ(4)が誤動
作するのを防止している。一方、出力トランジスタ(5
)とダーリントン接続されたトランジスタ(10)のエ
ミッタは後述の分流抵抗(11)を介してアースされ、
且つトランジスタ(10)のベースは入力端子(12)
と接続されている為、入力信号S2が入力端子(12)
に印加されることによって、出力トランジスタ(5)及
びトランジスタ(10)は動作する。また、出力トラン
ジスタ(5)のベース・エミッタ間に接続された分流抵
抗(11)は、分流抵抗(9)と同様に、トランジスタ
(10)のコレクタ・エミッタ間のリーク電流によって
出力トランジスタ(5)が誤動作するのを防止している
。(14)は制御トランジスタであり、該制御トランジ
スタ(14)のコレクタ・エミッタ路が入力端子(12
)とアースとの間に接続され、且つ該制御トランジスタ
(14)のベースがベース抵抗(15)を介して制御端
子(16)と接続されており、デューティ比を可変でき
る制御信号PWMが制御端子(16)に印加されること
によって、制御トランジスタ(14)は動作する。
【0004】(17)(18)(19)は、モータ内部
の3相の駆動コイルであり、これら駆動コイル(17)
(18)(19)は各々、速度制御回路(1)(2)(
3)内部における出力トランジスタ(4)(5)の接続
点と接続されている。
【0005】尚、速度制御回路(1)(2)(3)はI
C化されるものであり、速度制御回路(1)(2)(3
)内部の同一素子には同一符号を付してある。
【0006】図2において、モータを一方向に回転させ
るには、駆動コイル(17)(18)(19)に駆動電
流をa,b,cの矢印方向の順で繰り返し流さなければ
ならない。ここで、駆動電流をa,b,cの各矢印方向
に流す各々の場合において、各速度制御回路(1)(2
)(3)間の動作は一定関係を有している。そこで一例
として、駆動コイル(18)(17)にa方向の駆動電
流を流す場合の動作について、以下に説明する。
【0007】この場合、駆動コイル(18)(17)に
a方向にのみ駆動電流を流す為、速度制御回路(1)に
印加される入力信号S1S2をハイレベル(以下「H」
と称する)に設定し、速度制御回路(2)に印加される
入力信号S1S2をローレベル(以下「L」と称する)
に設定し、更に速度制御回路(3)に印加される入力信
号S1S2を各々「H」「L」に設定する。こうするこ
とによって、速度制御回路(1)内部の出力トランジス
タ(5)及び速度制御回路(2)内部の出力トランジス
タ(4)のみがオンすることになり、駆動コイル(18
)(17)にa方向の駆動電流が流れることになる。こ
こで、速度制御回路(1)内部において、仮に制御トラ
ンジスタ(14)が常時オフ状態であると、出力トラン
ジスタ(5)が飽和状態の為、駆動コイル(18)(1
7)にa方向の駆動電流が常時流れてしまい、言い換え
ればモータを最高速回転させることになってしまい、モ
ータを最高速回転より低い回転数で定速回転させること
ができない。そこで、制御信号PWMで制御トランジス
タ(14)をオンオフすることによって、出力トランジ
スタ(4)のオフ時における出力トランジスタ(5)の
オン可能期間A(a方向に駆動電流を流すための最長時
間)を断続的にオンオフ制御し、駆動コイル(18)(
17)にa方向の駆動電流を断続的に流すことによって
、モータが最高速回転より低い回転数で定速回転できる
様にしている。因みに、制御信号PWMの「L」期間が
長くなる様にデューティ比を可変すると、オン可能期間
Aにおいて出力トランジスタ(5)のオン期間が長くな
ってa方向の駆動電流が長く流れ、これよりモータの回
転数は高くなる。一方、制御信号PWMの「H」期間が
長くなる様にデューティ比を可変すると、オン可能期間
Aにおいて出力トランジスタ(5)のオン期間が短くな
ってa方向の駆動電流が短い期間しか流れなくなり、こ
れよりモータの回転数は低くなる。即ち、制御信号PW
Mのデューティ比を変えてモータの回転数を制御するこ
とが、PWM速度制御なのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、a,b
,c何れの駆動電流を駆動コイル(17)(18)(1
9)に供給する場合でも、速度制御回路(1)(2)(
3)内部における出力トランジスタ(5)が、制御信号
PWMに基づく制御トランジスタ(14)のオンオフに
よって急峻にオンオフする為、速度制御回路(1)(2
)(3)内部の出力トランジスタ(4)も急峻にオンオ
フすることになる。ここで、モータを駆動するための電
源電圧VMが印加される配線にはインダクタンス成分が
含まれており、この為、出力トランジスタ(4)(5)
が急峻にオンオフすると、これを受けて配線には逆起電
力が生じ、この結果、電源電圧VMは変動してしまうこ
とになる。特にモータを駆動するための電源電圧VMは
30〜40ボルトと高い為、電源電圧VMの変動分は無
視することができない。そこで、問題点として、図2に
示す構成がIC化される為、電源電圧VMの変動分を考
慮してICを高耐圧としなければならなかった。更に、
電源電圧VMの変動によって、ICが誤動作してしまう
問題点があった。
【0009】また、ICを高耐圧としないで済ませる為
には、電源VMとアースとの間に大容量のコンデンサ(
数μF)を外付けすればよいが、コスト高となる問題が
ある。更に、最近では、モータの実装上の点から、モー
タと該モータを駆動するためのプリント基板を樹脂封止
したものが多く、電源電圧の変動防止用のコンデンサを
外付けしにくくなっているのが現状である。
【0010】そこで、本発明は、外付けコンデンサを設
けることなく電源電圧の変動を防止でき、高耐圧とする
ことが不要なモータ駆動回路を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記問題点を
解決する為に成されたものであり、その特徴とするとこ
ろは、第1電源と第2電源との間に直列接続された第1
及び第2の出力トランジスタと、前記第1の出力トラン
ジスタのオフ時における前記第2の出力トランジスタの
オン期間を断続的にオンオフ制御する制御トランジスタ
とを有する速度制御回路を、モータ内部の多相の各駆動
コイル毎に設け、前記各速度制御回路における前記第1
及び第2の出力トランジスタの接続点を前記各駆動コイ
ルと接続することによって、前記モータを駆動するモー
タ駆動回路において、入力側及び出力側の電流比が1:
N(N>1)に設定された電流ミラー回路と、前記制御
トランジスタの出力電流に基づいて、前記電流ミラー回
路の出力側の定電流の供給又は停止を行う供給停止回路
と、前記電流ミラー回路の出力側の定電流が供給又は停
止された時、該定電流に応じた充放電を行うコンデンサ
と、を前記各速度制御回路に備え、前記コンデンサの充
放電に基づいて、前記第2の出力トランジスタのスイッ
チングタイムを遅延させる点である。
【0012】
【作用】本発明によれば、駆動コイルを駆動するのに使
用される第2の出力トランジスタのスイッチングタイム
を遅延させた為、電源電圧の変動が防止される。
【0013】
【実施例】本発明の詳細を図面に従って具体的に説明す
る。
【0014】図1は本発明のモータ駆動回路の一実施例
(PWM制御)を示す回路図であり、IC化されるもの
とする。尚、図1は、駆動コイル(17)(18)(1
9)を駆動するものであって、各駆動コイル(17)(
18)(19)毎に設けられるものであるが、図1の動
作はa,b,cの何れの駆動電流を供給する場合でも同
様であるので、例えばa方向の駆動電流を供給する場合
について説明する。また、図1において図2と同一素子
には同一符号を付すものとする。
【0015】図1において、出力トランジスタ(4)(
5)の出力接続点は、3相の各駆動コイル(図示せず)
と接続されている。(20)は、ICを駆動するための
電源電圧VCC(5ボルト)が印加される電源端子であ
る。トランジスタ(21)はエミッタが抵抗(22)を
介して電源端子(20)と接続されている。トランジス
タ(23)は、エミッタがトランジスタ(21)のベー
スと接続され、ベースがトランジスタ(21)のコレク
タと接続されており、このトランジスタ(23)のベー
スが定電流源(24)によってアースに引っ張られるこ
とによってトランジスタ(21)(23)は動作する。 トランジスタ(25)(26)(27)(28)(29
)は、各ベースがトランジスタ(21)のベースと共通
接続されており、即ちトランジスタ(21)(23)(
25)(26)(27)(28)(29)及び定電流源
(24)は電流ミラー回路を構成している。
【0016】トランジスタ(30)(31)はベース同
士が接続されている。トランジスタ(30)はダイオー
ド接続されており、そのコレクタはトランジスタ(27
)のコレクタと接続され、そのエミッタはアースされて
いる。トランジスタ(31)のコレクタは後述のダイオ
ード接続されたトランジスタ(32)を介してトランジ
スタ(28)のコレクタと接続され、エミッタはアース
されている。尚、トランジスタ(27)(28)(30
)(31)は電流ミラー回路を構成しており、トランジ
スタ(30)(31)のサイズ比は同一であるものとし
、トランジスタ(30)(31)のコレクタに供給され
る電流即ちトランジスタ(27)(28)のコレクタか
ら出力される電流は1:N(N>1)に設定されるもの
とする。つまり、トランジスタ(27)(28)のサイ
ズ比は1:Nに設定されている。以下、トランジスタ(
27)のコレクタ電流をI1、トランジスタ(28)の
コレクタ電流をI2とする(I1:I2=1:N)。こ
こで、ショットキーバリアダイオード(33)がトラン
ジスタ(31)のベース・コレクタ間に接続されている
が、これは、トランジスタ(31)が飽和状態で動作す
るのを防止するため、即ちトランジスタ(31)がオン
状態からオフ状態となるまでの動作を速くするためであ
る。
【0017】(34)は、制御信号PWMが印加されて
動作する制御トランジスタである。トランジスタ(35
)(36)(37)は、ダイオード接続されると共に直
列接続されており、トランジスタ(35)のコレクタは
前述のトランジスタ(28)のコレクタと接続され、ト
ランジスタ(37)のエミッタはアースされている。ま
た、トランジスタ(38)は、ベースが制御トランジス
タ(34)のコレクタと接続され、コレクタがトランジ
スタ(28)のコレクタと接続され、エミッタがアース
されている。例えば、制御信号PWMが「H」の時、制
御トランジスタ(34)がオンする為、トランジスタ(
38)がオフし、トランジスタ(28)のコレクタ電流
はトランジスタ(32)(35)に供給されることにな
り、即ちトランジスタ(32)のエミッタ電位が1.4
ボルト(トランジスタのベース・エミッタ電位を0.7
ボルトとする)となる様に動作することになる。反対に
、制御信号PWMが「L」の時、制御トランジスタ(3
4)がオフする為、トランジスタ(38)がオンし、ト
ランジスタ(28)のコレクタ電流は、トランジスタ(
32)(35)に供給されることなく全てトランジスタ
(38)に供給されることになる。つまり、トランジス
タ(32)(35)はオフするのである。尚、これらの
トランジスタ(32)(35)(36)(37)(38
)によって供給停止回路が構成される。
【0018】トランジスタ(39)は、ベースがトラン
ジスタ(31)のコレクタと接続され、エミッタがトラ
ンジスタ(29)のコレクタと接続され、コレクタがア
ースされており、トランジスタ(31)のコレクタ電位
に応じて動作する。トランジスタ(40)(41)はダ
ーリントン接続されており、トランジスタ(39)のエ
ミッタ電位に応じて動作する。トランジスタ(42)は
、ベースが抵抗(43)を介した基準電圧Vref及び
トランジスタ(41)のコレクタと接続され、エミッタ
が入力端子(12)と接続され、コレクタがアースされ
、トランジスタ(41)のコレクタ電位に応じて動作す
る。
【0019】コンデンサ(44)は、トランジスタ(3
1)のコレクタとトランジスタ(41)のコレクタとの
間に接続された数pF〜数十pFのものであり、制御信
号PWMに応じた充放電動作を行うものである。
【0020】以下に、図1の動作を説明する。まず、駆
動コイル(18)(17)にa方向の駆動電流を供給す
るには、駆動コイル(17)に接続された図1の構成の
出力トランジスタ(5)をオンし、且つ、駆動コイル(
18)に接続された図1の構成の出力トランジスタ(4
)をオンしなければならない。即ち、駆動コイル(17
)に接続された図1の構成で使用される入力信号S1S
2を「H」とし、駆動コイル(18)に接続された図1
の構成で使用される入力信号S1S2を「L」とし、更
に駆動コイル(19)に接続された図1の構成で使用さ
れる入力信号S1S2を各々「H」「L」と設定しなけ
ればならない。こうすることによって、a方向の駆動電
流が駆動コイル(18)(17)に供給されることにな
る。ここで、速度制御を行う為、出力トランジスタ(5
)を常にオンさせている訳ではなく、a方向の駆動電流
を供給可能な期間内において制御信号PWMの「H」「
L」のデューティ比に応じて出力トランジスタ(5)を
断続的にオンオフすることにより、a方向に流れる駆動
電流量を制御し、所望の速度でモータを回転させるよう
にしている。
【0021】以下に、本実施例のPWM速度制御動作に
ついて説明する。a方向に駆動電流を供給している時は
、制御信号PWMは「L」となっている。即ち、トラン
ジスタ(38)がオン、トランジスタ(32)がオフ、
トランジスタ(39)が電流ミラー回路を構成するトラ
ンジスタ(31)のオンに伴ってオン、ダーリントン接
続されたトランジスタ(40)(41)及びトランジス
タ(42)がオフし、これに伴ってトランジスタ(10
)及び出力トランジスタ(5)がオンし、これよりa方
向の駆動電流が供給されることになる。この時、コンデ
ンサ(44)の一端(トランジスタ(31)のコレクタ
側)は0.4ボルト(ショットキーバリアダイオード(
33)の両端の電位を0.3ボルトとする)となり、他
端(トランジスタ(41)のコレクタ側)は電圧Vre
fとなっている。
【0022】この状態において、a方向の駆動電流の供
給可能な期間内で所定期間だけ駆動電流の供給を停止す
る為に、制御信号PWMが所定期間だけ「L」から「H
」になったとすると、制御トランジスタ(34)は、「
H」の制御信号PWMを受けてオンする。すると、トラ
ンジスタ(38)はベース電位が略アース電位まで下降
してオフし、トランジスタ(28)のコレクタ電流はト
ランジスタ(32)(35)のコレクタに供給され、ト
ランジスタ(32)(35)はオンする。ここで、トラ
ンジスタ(27)のコレクタ電流I1とトランジスタ(
28)のコレクタ電流I2は1:Nの比で各々流れてい
るが、トランジスタ(30)(31)のサイズ比が同一
の為、トランジスタ(31)にはトランジスタ(30)
と同一のコレクタ電流しか流れない。即ち、トランジス
タ(31)のコレクタには流すことのできないI2−I
1の差電流が生じてしまうことになる。トランジスタ(
30)(31)のコレクタ電流の供給が定電流源(24
)に基づいて定まることを考慮すると、この差電流も定
電流となり、コンデンサ(44)にはd方向の定電流I
2−I1が流れることになる。そして、0.4ボルトだ
ったコンデンサ(44)の一端の電位は徐々に1.4ボ
ルトまで上昇し、これに伴ってトランジスタ(39)が
徐々にオフすると共にトランジスタ(40)(41)が
徐々にオンし、Vrefだったコンデンサ(44)の他
端の電位は略アース電位まで徐々に下降する。従って、
トランジスタ(42)が徐々にオンし、出力トランジス
タ(5)は徐々にオフすることになる。よって、制御信
号PWMが「L」から「H」に急峻に立ち上がっても、
出力トランジスタ(5)のオンからオフへのスイッチン
グタイム(オフタイム)には10〜20μsec程度の
時間を要し(従来は1μsec以下)、即ち出力トラン
ジスタ(5)が急峻にオフしない為、電源電圧VMが印
加される配線のインダクタンス成分による逆起電力の発
生を防止できることになる。
【0023】次にこの状態において、a方向の駆動電流
の供給可能な期間内で所定期間だけ駆動電流を供給する
為に、制御信号PWMが所定期間だけ「H」から「L」
になったとすると、制御トランジスタ(34)は、「L
」の制御信号PWMを受けてオフする。すると、トラン
ジスタ(38)はベース電位が略電源電圧VCCまで上
昇してオンし、トランジスタ(28)のコレクタ電流は
トランジスタ(32)(35)のコレクタに供給される
ことなく全てトランジスタ(38)のコレクタに供給さ
れ、トランジスタ(32)(35)はオフする。トラン
ジスタ(31)へのトランジスタ(28)のコレクタ電
流の供給が停止された為、コンデンサ(44)にはe方
向の電流が流れ、トランジスタ(31)のコレクタに電
流が供給される。即ち、コンデンサ(44)にはトラン
ジスタ(30)と同一の定電流I1が流れる。そして、
1.4ボルト程度であったコンデンサ(44)の一端の
電位は徐々に0.4ボルトまで下降し、これに伴ってト
ランジスタ(39)が徐々にオンすると共にトランジス
タ(40)(41)が徐々にオフし、略アース電位だっ
たコンデンサ(44)の他端の電位はVrefまで徐々
に上昇する。従って、トランジスタ(42)が徐々にオ
フし、出力トランジスタ(5)は徐々にオンすることに
なる。よって、制御信号PWMが「H」から「L」に急
峻に立ち下がっても、制御信号PWMが「L」から「H
」に急峻に立ち上がる場合と同様に、出力トランジスタ
(5)のオフからオンへのスイッチングタイム(オンタ
イム)は10〜20μsec程度の時間を要し、即ち出
力トランジスタ(5)が急峻にオンしない為、電源電圧
VMが印加される配線のインダクタンス成分による逆起
電力の発生を防止できることになる。
【0024】また、出力トランジスタ(5)のオンタイ
ム、オフタイムは、コンデンサ(44)の容量とコンデ
ンサ(44)に流れる定電流I1、I2−I1により任
意に決定することができる。
【0025】以上より、モータの回転速度のPWM制御
を行う為に、制御信号PWMが急峻に立ち上がっても或
は立ち下がっても、出力トランジスタ(5)のオンタイ
ム及びオフタイムを両方とも遅延させることができる(
出力トランジスタ(5)の急峻な立ち上がり及び立ち下
がりを防止できる)。よって、電源電圧VM,VCCの
変動を防止できる。つまり、IC化される図1の構成を
高耐圧とすることが不要となり、更に外付けの電源電圧
変動防止用のコンデンサも不要となる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、モータの回転速度のP
WM制御を行う為に、制御トランジスタが制御信号に応
じて急峻にオンオフしても、出力トランジスタのスイッ
チングタイムを遅延させることができる。よって、電源
電圧が印加される配線のインダクタンス成分に基づく電
源電圧の変動を防止でき、これより、外付けの電源電圧
変動防止用のコンデンサが不要となる。また本発明に使
用されるコンデンサは数pF〜数十pFでよい為、IC
化に適し、例え本発明をIC化しても高耐圧とすること
が不要となり、更に電源電圧の変動による誤動作も防止
できる等の利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のモータ駆動回路を示す回路図である。
【図2】従来のモータ駆動回路を示す回路図である。
【符号の説明】
(4)(5)  出力トランジスタ (27)(28)(30)(31)(32)(35)(
36)(37)(38)  トランジスタ(34)  
制御トランジスタ (44)  コンデンサ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1電源と第2電源との間に直列接続
    された第1及び第2の出力トランジスタと、前記第1の
    出力トランジスタのオフ時における前記第2の出力トラ
    ンジスタのオン期間を断続的にオンオフ制御する制御ト
    ランジスタとを有する速度制御回路を、モータ内部の多
    相の各駆動コイル毎に設け、前記各速度制御回路におけ
    る前記第1及び第2の出力トランジスタの接続点を前記
    各駆動コイルと接続することによって、前記モータを駆
    動するモータ駆動回路において、入力側及び出力側の電
    流比が1:N(N>1)に設定された電流ミラー回路と
    、前記制御トランジスタの出力電流に基づいて、前記電
    流ミラー回路の出力側の定電流の供給又は停止を行う供
    給停止回路と、前記電流ミラー回路の出力側の定電流が
    供給又は停止された時、該定電流に応じた充放電を行う
    コンデンサと、を前記各速度制御回路に備え、前記コン
    デンサの充放電に基づいて、前記第2の出力トランジス
    タのスイッチングタイムを遅延させることを特徴とする
    モータ駆動回路。
  2. 【請求項2】  前記コンデンサは、前記電流ミラー回
    路の入力側及び出力側の差の定電流に応じた充放電を行
    うことを特徴とする請求項1記載のモータ駆動回路。
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JPH01117686A (ja) * 1987-10-29 1989-05-10 Mitsubishi Electric Corp モータードライブ回路
JPH0288491U (ja) * 1988-12-20 1990-07-12

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