JPH04271235A - 小型電気機器 - Google Patents

小型電気機器

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JPH04271235A
JPH04271235A JP5385091A JP5385091A JPH04271235A JP H04271235 A JPH04271235 A JP H04271235A JP 5385091 A JP5385091 A JP 5385091A JP 5385091 A JP5385091 A JP 5385091A JP H04271235 A JPH04271235 A JP H04271235A
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浩明 伊藤
Masaji Aoi
正司 青井
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Maxell Ltd
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電池を駆動電源とした
小型電気機器であって、特に、間欠的に駆動されるモー
タの様な大電力負荷と、連続的に駆動される発振器の様
な小電力負荷とを同時に備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モータの様な大電流を必要とする
大電力負荷と一緒に、クロック信号の発振器の様な経常
的な安定動作を必要とする小電力負荷を電池で駆動する
場合、大電力負荷の駆動時に電池電圧の変動は避けられ
ないので、電池からの出力電圧を定電圧回路で安定化し
て小電力負荷に供給する方法が一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、定電圧
回路はそれ自体が比較的大きな電力を消費するため、電
池電圧の定電圧化が必要な大電力負荷駆動時間の1日に
占める割合が極めて小さい場合、定電圧回路における電
力消費量が省電力化を図る上で問題となってくる。
【0004】本発明はかかる問題に鑑みてなされたもの
であって、定電圧化する電圧を大電力負荷に対する制御
信号を利用することにより、不要な消費電力の消費を抑
制した小型電気機器を提供することを目的とする。本発
明はまた、制御手段として、外部から送られるクロック
信号で間欠的に作動するマイクロプロセッサを使用する
とともに、クロック信号の発振回路を省電力負荷として
構成することにより、より一層の省電力化が図られる小
型電気機器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる小型電気
機器は、図1にその概略的な構成を示すごとく、所定の
電池電圧Vmを出力可能とする電池54と、この電池5
4からスイッチング手段を介して給電されるモータの様
な大電力負荷100と、前記したスイッチング手段に制
御信号Smを送り、大電力負荷100に対する間欠的な
給電を可能とする制御手段と、独立して連続的な駆動が
なされる発振回路の様な小電力負荷102とを備えてい
る。
【0006】上記した制御手段から出力される制御信号
Smは、大電力負荷100の駆動時期に対応して、小電
力負荷102の駆動に必要な電圧より十分高い電圧を発
生可能とする一方、前記した小電力負荷102が、常時
は電池54から取り出せる必要最小限の低電圧Vlで駆
動され、大電力負荷100の駆動時は、制御手段から出
力される制御信号Smを定電圧化した電圧で駆動される
ことを特徴とする。
【0007】電池54としては、複数本を直列に繋いだ
ものとし、必要とする電圧分の電池54aの両端から逆
流防止用のダイオード110を介して低電圧Vlを取り
出す一方、上記した制御信号Smを定電圧手段により降
圧安定化したあと、小電力負荷に直接印加する様に構成
することが好ましい。また制御手段としてストップモー
ドを有するシングルチップマイコンを使用し、上記した
小電力負荷102を、前記制御手段に対してストップモ
ードを解除するためのクロック信号発生用の発振回路と
することができる。
【0008】
【作用】上記した構成により、大電力負荷100に対す
る通電がなされていない期間中は電池54からの出力電
圧の低下は少なく安定しており、小電力負荷102は電
池電圧Vlによって安定に駆動される。
【0009】ここで大電力負荷100に通電されると、
電池電圧Vmは負荷電流の増大に対応して低下するが、
制御手段からは大電力負荷100の駆動期間に対応して
制御信号Smが出力されるので、かかる信号Smの電圧
を降圧安定化して小電力負荷102の駆動電圧とするこ
とにより、小電力負荷102は連続して安定した電圧供
給がなされるのである。
【0010】
【実施例】以下本発明を、植物に対する間欠的な散水を
可能とする灌水器に実施した一例に基づいて説明するが
これに限らず、電池式の換気扇、脱臭器あるいは映像機
器の様に、電源に電池を使用しながら、ともすると電池
の給電能力一杯の負荷をかける必要がある各種の小型電
気機器に対しても略同様に実施できることは勿論である
【0011】本発明にかかる灌水器10は、図2にその
全体的な構成を示すごとく、水槽12中にあって水14
を汲み上げる給水ポンプ16と、この給水ポンプ16の
作動時期を規制する制御装置18と、給水ポンプ16か
らホース20を介して送られる水を複数の植木鉢22に
向けて送る散水装置24とから構成される。
【0012】散水装置24は、径の大きいホース20を
通じてまとめて送られた水を一旦分水器26に溜め、こ
の分水器26から複数の細いチューブ28に向けて分水
する様にしている。このチューブ28の先端には更にノ
ズル30が接続され、このノズル30の下端を植木鉢2
2の土表面32に差し込むことにより、チューブ28を
通じて送られた水がノズル30から土表面32に向けて
散水される。
【0013】上記した分水器26は、図3に例示する如
く、ホース20よりも十分に内径が大きい中空の筒状で
あって、本実施例にあっては右端をキャップ34で封止
しているが、ホース20を介して複数個の分水器26が
直列接続できる様に構成している。またその周面位置に
複数個の分岐口36を設け、その分岐口36に接続され
た十分細い径のチューブ28を通じてノズル30に水を
送る。
【0014】ノズル30は、円板状の鍔部38を中心と
し、下方に向けて先端が尖った錘状の挿入部40を設け
る一方、上方に向けて中空のノズル本体42を設けると
ともに、このノズル本体42の側面に散水口44を設け
ている。したがって、鍔部38の下面が土表面32に接
するまで挿入部40を差し込んだあと、ノズル本体42
の上端からチューブ28を通じて水をノズル本体42の
内部48に送り込むことにより、空中位置にある散水口
44から土表面32に向けて散水される。
【0015】制御装置18は、図4にその外観形状を示
す如く、本体ケース50上方の開口部分を半透明の蓋体
52で開閉自在に覆った矩形箱状あって、本体ケース5
0の上面側中央に4本の単1乾電池54が並列に収納で
きる電池室56を凹設するとともに、図示例では本体ケ
ース50の上面右側に寄せて操作部58と表示部60と
を備え、更に本体ケース50の内部には、後記するその
他の電気回路を備えている。
【0016】操作部58は第1ないし第4の4つのスラ
イドスイッチで構成され、第1スイッチ64で給水ポン
プ16の手動による強制的な駆動、第2スイッチ66で
給水ポンプ16の停止および駆動時間の1分または2分
の選択、第3および第4スイッチ68・70で2つのタ
イマの始動時期を個別に規制可能としている。すなわち
、第1スイッチ64をオンすると、操作部58の他のス
イッチの状態にかかわりなく、給水ポンプ16が強制的
に駆動されて散水がなされる。一方、第3スイッチ68
または第4スイッチ70をオンすると、スイッチのオン
時期から24時間おきに、第2スイッチ66の設定状態
に対応した制御動作を行うのである。
【0017】表示部60は、発光ダイオードを赤色72
と緑色74の少なくとも2つ備えたものであって、第3
スイッチ68または第4スイッチ70の少なくとも一方
のスイッチが設定されている場合は緑色の発光ダイオー
ド74の点滅を行ってタイマがカウント中であることを
表示するとともに、給水ポンプ16の駆動中は緑色の発
光ダイオード74を常時点灯して表示する。一方、電池
電圧が設定値を下回ったことを検知すると、赤色の発光
ダイオード72を点滅し電池54の交換を促す。
【0018】電気回路62は、図5においてその概略的
な全体の構成を示す如く、シングルチップマイコンを利
用した制御部76を装置全体における制御の中心として
備えるとともに、回路全体に所定の電力を供給する電源
部78と、制御部76を間欠的に作動させるための外部
クロック信号Scを発生する発振部80と、給水ポンプ
16に備えたモータ100の駆動部82と、モータ駆動
中における動作状態を検出する検知部84とを備えてい
る。
【0019】上記した制御部76を構成するシングルチ
ップマイコンはCMOS回路を用いた省電力型であって
、更に電力消費を減少させるために、「HALT」や「
WAIT」の各命令や、システムクロックの発振を停止
させて低電圧状態でデータの保持を可能とする「ストッ
プモード」を備えたもの(例えば、日本電気社製の「μ
PD17107」)が使用される。かかる「ストップモ
ード」へは、プログラム中で所定の命令を実行すること
により入り、入力ポートaにクロック信号Scが入力さ
れることにより解除され、システムクロックが起動して
それ以後のプログラムを実行する通常の「動作モード」
に戻る。なおこの「ストップモード」中は、出力ポート
b・cなどにおけるそれ以前の状態をそのまま維持し、
その結果、モータ駆動中を含めた全期間を通じて制御部
76の間欠的な動作を可能としている。
【0020】電源部78は図6にその詳細を示す如く、
端子電圧が1.5V程度の乾電池または充電池54を4
本直列に接続することにより6V程度の主電圧Vmを出
力可能とするとともに、この主電圧Vmを、大容量のコ
ンデンサ86を備えた電圧安定回路88で更に平滑する
ことにより、制御部76に対する安定化電圧Vsを出力
可能とする。また、アース側の1本の電池54aの両端
から約1.5Vの低電圧Vlを取り出し、「ストップモ
ード」中における発振部80の駆動電圧としている。
【0021】なお、モータ駆動時においても制御部76
に入力される電圧Vsを十分安定化される様に電圧安定
回路88に備えるコンデンサ86の容量を大きく設定し
ているため、電池54を取り除いたのちもこの電圧安定
回路88からの出力電圧Vsのレベルが十分に低下する
までに長時間を必要とし、該電圧Vsをマイコンのリセ
ット信号Srとしてそのまま利用することには支障があ
る。そこで本電源部78にあっては、別に小容量のコン
デンサ90を用いたリセット回路92を備え、電池54
の取り替え時に確実にリセット信号Srが制御部76に
印加され、赤色の発光ダイオード72の点滅による電池
電圧異常の表示を解除できる様にしている。
【0022】モータ駆動部82は、図7に示す2つのト
ランジスタ94・96をダーリントン接続した駆動回路
98をモータ100と直列に繋ぎ、該駆動回路98を制
御部76の出力ポートbから出力される図12(b)で
示す様な制御信号Smでオンすることにより、電源部7
8から出力される主電圧Vmをモータ100に印加して
通電するものであって、モータ100を制御部76から
の制御信号Smの出力期間に限定して間欠的に回転駆動
する様にしている。
【0023】なお駆動回路98を構成するトランジスタ
94の制御端には、更に操作部58の第1スイッチ64
を介して主電圧Vmが手動で印加できる様に構成されて
おり、該電圧Vmの印加で、駆動回路98は制御部76
の動作とは関係なく、第1スイッチ64の操作時間に対
応した時間だけ直接駆動される様にしている。
【0024】発振部80は、上記した制御部76が「ス
トップモード」の様な「待機モード」を備えたものであ
るときに外部からクロック信号Scを印加してやること
により、該クロック信号Scの印加と連動して通常の「
動作モード」に戻るためのものである。本実施例にあっ
ては、図6に示す如く、電源部78から送られる約1.
5Vの低電圧Vlで駆動可能な水晶発振回路102が使
用され、正確に2秒間隔で約30ミリ秒間持続する矩形
波が発生される様に構成している。
【0025】一方、制御部76のクロック信号入力ポー
トaには、電源部78から出力される安定化電圧Vsが
高抵抗104を介して常時印加されており、更にこのク
ロック信号印加ポートaと並列にスイッチング用トラン
ジスタ106を接続し、このトランジスタ106のベー
ス端に前記した発振回路102からの出力信号を印加し
ている。したがって、2秒経過する毎に約30ミリ秒間
だけトランジスタ106をオフし、入力ポートaに図1
2(a)の様な2秒毎に「H」に立ち上がる外部クロッ
ク信号Scを印加可能とする。
【0026】ところで上記したモータ100の駆動中は
、電源部78から供給される電流が大きいために電池電
圧Vmの低下が激しく、発振部80に供給される低電圧
Vlも不安定になる。そこで本実施例にあっては、モー
タ駆動中にのみ「H」状態となるモータ制御信号Smを
定電圧回路108を通して安定化し、電源部78から出
力される低電圧Vlと逆流防止用のダイオード110を
介して並列に接続することにより、水晶発振回路102
に供給される電源電圧の使い分けをする様にしている。
【0027】すなわち、定電圧回路108は、トランジ
スタ112のコレクタ・ベース間に抵抗113を、ベー
ス端に定電圧ダイオード114を各々繋ぎ、エミッタ端
から電圧を取り出す様にしたものであって、モータ10
0が停止中はトランジスタ112のコレクタ端に対する
制御信号Smの「H」レベルの入力はない。したがって
、エミッタ端の電位は低いので電源部78側から発振回
路102に低電圧Vlが供給されるとともに、定電圧回
路108に対する通電を断って該回路108における電
力の消耗を抑える。一方モータ駆動中は、定電圧回路1
08から安定した電圧が出力される一方、電源部78か
らの出力電圧Vlは低下する結果、ダイオード110に
阻止され、定電圧回路108側からの出力電圧で発振回
路102は駆動されるのである。
【0028】表示部60は、電源部78の主電圧Vmと
制御部76の2つの出力ポートd・f間に、2つの発光
ダイオード72・74を並列に接続したものであって、
制御部76の出力ポートd・fは常時は「H」状態を維
持して発光ダイオード72・74の両端を同電位に保っ
て消灯状態を維持しているが、制御部76からの出力信
号が「L」に下降する時期に対応して発光ダイオード7
2・74に通電し、緑または赤色を選択的に発光をさせ
る。
【0029】なお、緑色の発光ダイオード74を制御す
るための出力ポートfとアース間には、更に逆流防止用
のダイオード116を介してスイッチング用のトランジ
スタ118が接続され、該トランジスタ118のベース
端を上記した第1スイッチ64と接続してある。したが
って、第1スイッチ64をオンしてモータ100を手動
で駆動する期間に対応して発光ダイオード74のカソー
ド側をトランジスタ118で強制的にアースし、緑色の
発光ダイオード74の発光によりモータ100の駆動時
期を表示する。
【0030】検知部84は、電池電圧Vmが規定値を下
回って低下したことを検知すると所定の信号Svを制御
部76に送る電池電圧検知回路120と、モータ100
が過負荷状態になると信号Slを制御部76に送る過負
荷検知回路122とから構成される。
【0031】電池電圧検知回路120は、定電圧ダイオ
ード124で形成した基準電圧と、2つの抵抗126・
126で主電圧Vmを分圧した検知電圧とをオペアンプ
128で比較し、検知電圧が基準電圧を下回るとオペア
ンプ128の出力信号Svが図12(c)の時刻t1で
示す様に「H」から「L」に反転し、電池電圧Vmが異
常に低下したことを制御部76側に知らせる。
【0032】一方、過負荷検知回路122は、定電圧ダ
イオード130の両端電圧を抵抗132で分圧して形成
した基準電圧と、モータ100に直列接続した駆動回路
98のトランジスタ96のコレクタ電圧とをオペアンプ
134で比較することにより、給水ポンプ16を沈めた
水槽12が氷結したり、ゴミが給水ポンプ16の取水口
を塞ぐなどしてモータ100が過負荷状態になった際、
モータ100と直列に繋いだトランジスタ96のコレク
タ電流が増大してコレクタ・エミッタ間電圧が上昇して
基準電圧を超えると、オペアンプ134の出力信号Sl
のレベルが「H」から「L」に反転し、モータ100が
過負荷状態になったことを制御部76側に知らせる。
【0033】なお、抵抗126・132や定電圧ダイオ
ード124・130に常時電流を流すことは、消費電流
の著しい増大につながり省電力化を図る上でも都合が悪
い。そこで本実施例では、両検知回路120・122を
並列接続したものと直列にスイッチング用トランジスタ
136を繋ぎ、該トランジスタ136のベース端にモー
タ100の駆動時期を規制する制御信号Smを印加する
ことにより、モータ100の駆動時期に限定して検知部
84を駆動し消費電流の減少を図っている。
【0034】操作部58に備えた第2ないし第4スイッ
チ66・68・70の操作状態は、制御部76側におい
て自動的に検知され、該スイッチの操作状態に対応した
制御が実行される。すなわち、3つのスイッチ66・6
8・70を制御部76の入力ポートとアース間に介装す
るとともに、テスト信号の出力用として設けたポートc
と各入力ポートとを高抵抗138を介して接続する。か
かる構成で、スイッチ66・68・70の操作状態の読
み込み時期に限定して出力ポートcから「H」信号を出
力すると、スイッチ接点が入力ポートをアースしている
場合には「L」信号が制御部76に入力され、開放して
いる場合には「H」信号が入力されて、スイッチ66・
68・70の操作状態に対応した信号入力が行われると
ともに、抵抗138およびスイッチ66・68・70を
通じてアース側に電流が流れる期間をできるだけ短くし
、消費電力の減少を図っている。
【0035】
【動作手順】次に図8ないし図11に示す流れ図および
図12の波形図に基づいて、上記した制御部76中のR
OM内に格納したプログラムによる装置全体の制御の流
れを説明する。
【0036】図8はプログラム全体の概略的な構成を示
すものであって、制御装置18の電池室56内に電池5
4を挿入すると同時にリセット信号Srが制御部76に
対して印加され、プログラムはスタートする(ステップ
10)。しかしながら、ステップ11でRAM内を初期
化したあとすぐにステップ12に移り、システムクロッ
クが停止された「ストップモード」の様な「待機モード
」に入る。かかる「待機モード」では、ステップ13で
外部クロック信号Scが「L」から「H」に立ち上がる
のを常時待っており、発振部80からクロック信号Sc
が入力されたことが確認されると、システムクロックを
再度起動して「実行モード」に入ってそれ以後の一連の
プログラムを実行したあと、ステップ12の「待機モー
ド」に戻る動作を2秒間隔で繰り返す。
【0037】「実行モード」に入るとまず、ステップ1
4において表示部60における発光ダイオード72・7
4の点灯処理を行い、ステップ15で操作部58におけ
るキー操作状態を検知するための第1回目のキー入力処
理を行ったあと、ステップ16で外部クロック信号Sc
が「L」に下がる時点を待つ。
【0038】ステップ16でかかる時点が確認されると
、ステップ17で表示部60の消灯処理を行ったのち、
ステップ18で第2回目のキー入力処理を行うと同時に
、2回目に入力されたキーの内容と第1回目のキーの内
容とが一致するか否かを判断し、両者が一致すると検知
内容を確定する。更にステップ19でモータ制御に関す
る各種処理を、ステップ20でタイマに関する処理を各
々行ったのち、ステップ12の「待機モード」に戻って
次の外部クロック信号Scが入力されるのを待つ。
【0039】すなわち、外部クロック信号Scの「H」
レベルは正確に2秒間隔で発振部80から発生されてお
り、常時は操作部58の第3スイッチ68または第4ス
イッチ70がオンされた時点を基準として、RAM上に
構成された1分タイマおよび24時間タイマからなる2
組のタイマを2秒毎に交互に積算する動作を繰り返す「
待機モード」を続けている。しかしタイマが24時間を
計時し終えると、制御部76の出力ポートaが「L」か
ら「H」に立ち上がり、制御信号Smが第2スイッチ6
6で設定された時間だけモータ100に送られる「駆動
モード」に入る。
【0040】次に、図9ないし図11に示す流れ図に従
って、「駆動モード」時におけるプログラムの流れを更
に詳細に説明する。
【0041】先ず図9のステップ13で外部クロック信
号Scの「H」レベルが確認されると、ステップ14に
移って現在の動作モードを確認し、それに対応した表示
部60における発光ダイオード72・74の点灯処理を
行ったあと、ステップ15の第1回目のキー入力処理工
程に移る。
【0042】かかるキー入力処理工程は、テスト信号の
出力ポートcの利用を特徴とする。該ポートcのレベル
を常時は「L」に維持しているが、ステップ21にキー
入力の処理工程に入ると「H」に立ち上げて第2ないし
第4スイッチ66・68・70が接続された入力ポート
に送ると同時に、ステップ22で入力ポートのレベルを
調べる。ここで入力ポートが「H」であれば各スイッチ
は「切」の状態であり、「L」であれば「入」または所
定の時間設定状態であることが判断されるので、しかる
後にステップ23で出力ポートcのレベルを「L」に戻
すことにより、抵抗138が常時電源部78側に接続さ
れている場合に比して、操作部58における消費電力を
できるだけ減少させる様にしている。
【0043】次にステップ24で、給水ポンプ16の駆
動中を示すアップフラグが「1」と判定され、モータ1
00の駆動期間中であることが確認された場合には、過
負荷検知および電池電圧検知からなる検知工程に入る。
【0044】過負荷検知工程は、モータ100が過負荷
状態になったことを過負荷検知回路122において検知
すると、モータ100に対する通電を強制的に停止して
モータ100の損傷を防止するものであって、過負荷検
知回路122から出力される信号のレベルが「H」から
「L」に変化するのをステップ25で判定する。更に本
実施例においては、外部クロック信号Scが入力されて
2秒おきに行われる検知工程で所定回数、例えば5回連
続して過負荷状態が検知された時にのみ過負荷状態と判
定し、過負荷フラグをセットする様に構成している。す
なわち、時刻t2に過負荷検知がなされて検知信号Sl
が「L」になると、外部クロック信号Scが1つ入力さ
れる毎にステップ26でカウント数mを1つ増やし、時
刻t4にステップ27でカウント数mが5回を超えたこ
とを判定すると、ステップ28で過負荷フラグをセット
して過負荷状態であることを確定するのである。
【0045】同様に電池電圧検知工程においても、例え
ばモータ100がオンされた直後の時刻t1からステッ
プ29で電池電圧Vmの低下を検知して信号Svが出力
されると、ステップ30で検知回数nを1つ増やし、ス
テップ31において、過負荷検知工程における繰り返し
回数mより多い、例えば時刻t3における7回目の連続
した検知で電池54の容量減少を確定し、ステップ32
で電圧低下フラグをセットする。
【0046】すなわち、電池容量が十分にあっても、過
負荷状態になると電池54からの出力電圧Vmは、予め
設定した下限電圧を下回る可能性が大きい。したがって
、電池電圧検知工程の繰り返し回数nが、過負荷検知工
程の繰り返し回数mと同じかそれより少ないと、過負荷
による電圧低下を電池54の容量減少と誤認するので、
電池電圧検知工程における繰り返し回数nを過負荷検知
工程の繰り返し回数mよりやや大きく設定することによ
り過負荷による電圧低下期間を排除し、電池容量の減少
に起因する真の電圧低下期間のみを選択的に検知できる
様にしたのである。なお上記した検知工程中に、ステッ
プ25または29で検知状態が解消したことが判定され
ると、ステップ52または53でカウント数を0に戻し
、次の連続した検知を待つ。
【0047】上記した2つの検知工程が終了したあと、
図10のステップ16に移って、外部クロック信号Sc
が「L」に下がる時点を待ち、ステップ17で表示部6
0の消灯処理を行ったあと、ステップ18のキー入力の
確定工程に入る。
【0048】キー入力の確定工程は、上記した第1回目
のキー入力工程と略同様にして、ステップ18でもう一
度、操作部58におけるスイッチの操作状態を入力した
あと、ステップ33で両者が同一であることが確認され
たのちにキーの操作状態を確定するものであって、かか
る二度一致の確認により、操作スイッチの設定状態の検
出間違いを防止している。
【0049】ついでステップ34において、過負荷状態
に対応したフラグがセットされていると、モータ100
の駆動時に対応するアップフラグをリセットしてモータ
100の強制的な停止を指示したあと、モータ100の
制御工程に入る。
【0050】モータ制御工程は、アップフラグの内容を
判定してモータ100をオンまたはオフ処理するための
ものであって、アップフラグがセットされていることが
ステップ36で判定されると、ステップ37で緑色の発
光ダイオード74を点灯した後、モータ制御用の出力ポ
ートの「H」をそのまま維持または「H」にする。逆に
、過負荷検知が確定しているか、モータ100に通電を
開始してから所定の時間が経過したことによりアップフ
ラグがリセットされている場合は、ステップ39で緑色
の発光ダイオード74を消灯してその旨を表示するとと
もに、ステップ40で出力ポートaを「L」に戻してモ
ータ100への通電を停止したのち、タイマ処理工程に
移る。
【0051】タイマ処理工程は、第3スイッチ68およ
び第4スイッチ70に対応して構成された2組のタイマ
を2秒間隔で交互にカウントアップしていくものであっ
て、本実施例にあっては、図11において一方のみの動
作を例示している。すなわち、ステップ41で1分タイ
マをカウントアップし、ステップ42で1分経過したこ
とが判断されると、ステップ43でそのタイマの内容を
クリアしたあと、ステップ44で更に24時間タイマを
カウントアップする。
【0052】ここで24時間タイマは、操作部58の第
3スイッチ68または第4スイッチ70が「切」状態か
ら「設定」状態へと切り換え動作が行われた時点を基準
として内容をリセットしたあとカウントを開始するもの
であって、ステップ45において、スイッチ68または
70の設定がなされた時点およびそれから24時間が経
過する毎にステップ46でアップフラグをセットし、ス
テップ47で24時間タイマの内容をクリアする。
【0053】次にステップ48で第2スイッチ66の状
態をしらべ、「切」の場合はステップ49でアップフラ
グをリセットしたあと、図9の「待機モード」に戻る。 しかし、ステップ48で1分または2分の時間設定がな
されていることが確認され、更にステップ50でアップ
フラグがセットされているためにモータ100の駆動期
間内であることが判断されると、ステップ51で24時
間タイマのカウント時間が設定時間を超えているか否か
を判断し、設定時間を経過していればステップ49でア
ップフラグをリセットしたあと、ステップ12の「待機
モード」に戻って、一連の灌水動作を終了するのである
【0054】なお、ステップ32で電圧低下フラグがセ
ットされて電池電圧Vmの低下が確定すると、電池54
の取り替えにより制御部76をリセットするまでフラグ
の状態はそのまま維持され、赤色発光ダイオード72の
点滅を繰り返す。しかしながら、過負荷検知がステップ
28で確定しても、24時間後には自然に過負荷状態が
解消される場合が多いため、モータ100が停止される
とステップ54で過負荷フラグを直ちにリセットし、次
回のモータ駆動時にはモータ100の始動自体は行える
様に構成している。
【0055】
【発明の効果】本発明は上記の如く、小電力負荷に対す
る電源電圧として、通常は電池電圧をそのまま使用し、
大電力負荷の駆動時には制御信号Smを降圧安定化した
ものを選択的に用いることにより、電力の損失を抑制し
ながら、電池電圧の変動にかかわらず安定した駆動が行
える。更に、制御手段としてストップモードを備えたマ
イクロプロセッサを使用するとともに、小電力負荷とし
てストップモードを解除するためのクロック信号の発振
回路を備えることにより、比較的簡単な構成で装置全体
の省電力化がより一層図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本的な構成を示す説明図である。
【図2】本発明を灌水器に実施した一例を示す全体の概
略図である。
【図3】灌水器の散水装置部分の詳細を示す一部を破断
した側面図である。
【図4】灌水器の制御装置部分の外観形状を示す斜視図
である。
【図5】制御装置に内蔵する電気回路の概略的な構成を
示すブロック図である。
【図6】図5における電源部、発振部および操作部の構
成を具体的に示す電気回路図である。
【図7】図5におけるモータ駆動部、検知部および表示
部の構成を具体的に示す電気回路図である。
【図8】図5に示す制御部における制御の全体的な流れ
を概略的に説明する流れ図である。
【図9】図8のモータ駆動時における制御の流れを詳細
に示す流れ図であって、検知工程の流れを示す。
【図10】図9のAに続く流れ図であって、モータ制御
処理の流れを示す。
【図11】図10のBに続く流れ図であって、タイマ処
理工程を示す。
【図12】モータ駆動時における各種信号の対応関係を
示す波形図であって、(a)は外部クロック信号、(b
)はモータ制御信号、(c)は電池電圧の検知信号、(
d)は赤色発光ダイオードの駆動信号、(e)は過負荷
検知信号、(f)は緑色発光ダイオードの駆動信号を各
々示す。
【符号の説明】
10  灌水器 16  給水ポンプ 18  制御装置 54  電池 76  制御部 78  電源部 80  発振部 100  モータ(大電力負荷) 102  発振回路(小電力負荷) 104  高抵抗 106  トランジスタ 108  定電圧回路 110  ダイオード 112  トランジスタ 113  抵抗 114  定電圧ダイオード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の電池電圧Vmを出力可能とする電池
    と、該電池からスイッチング手段を介して給電される大
    電力負荷と、前記したスイッチング手段に制御信号Sm
    を送り、大電力負荷に対する間欠的な給電を可能とする
    制御手段と、独立して連続的な駆動がなされる小電力負
    荷とを備え、上記した制御信号Smは、大電力負荷の駆
    動時期に対応して、小電力負荷の駆動に必要な電圧より
    十分高い電圧を発生可能とする一方、前記した小電力負
    荷が、常時は電池から取り出せる必要最小限の低電圧V
    lで駆動され、大電力負荷の駆動時は、制御手段から出
    力される制御信号Smを定電圧化した電圧で駆動される
    ことを特徴とする小型電気機器。
  2. 【請求項2】上記した電池は複数本を直列に繋いだもの
    であって、必要とする電圧分の電池(54a)の両端か
    ら逆流防止用のダイオード(110)を介して低電圧V
    lを取り出す一方、上記した制御信号Smは、定電圧手
    段により降圧安定化したあと小電力負荷に直接印加され
    る請求項1記載の小型電気機器。
  3. 【請求項3】上記した制御手段は、ストップモードを有
    するシングルチップマイコンであり、上記した小電力負
    荷は、前記制御手段に対してストップモードを解除する
    ためのクロック信号を送る発振回路(102)である請
    求項1または2記載の小型電気機器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5628054A (en) * 1993-08-31 1997-05-06 Nec Corporation Portable radio apparatus having batteries for supplying a plurality of voltages

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