JPH04271015A - 表面研磨テープ及びその製造方法 - Google Patents

表面研磨テープ及びその製造方法

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JPH04271015A
JPH04271015A JP5012791A JP5012791A JPH04271015A JP H04271015 A JPH04271015 A JP H04271015A JP 5012791 A JP5012791 A JP 5012791A JP 5012791 A JP5012791 A JP 5012791A JP H04271015 A JPH04271015 A JP H04271015A
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JP
Japan
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tape
binder
abrasive
surface polishing
polishing tape
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JP5012791A
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English (en)
Inventor
Manabu Hashima
橋間 学
Tomoyuki Onuma
智幸 大沼
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフレキシブル磁気ディス
ク,磁気テープ等の磁気記録媒体を製造するにあたり,
この磁気記録媒体表面の平滑性を確保するために用いる
表面研磨テープとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年,フレキシブル磁気ディスク,磁気
テープ等の磁気記録媒体は高密度化の要求が高まり,こ
のため,超平滑媒体の設計技術の開発が望まれている。 この達成する方法として,一般には,研磨粒子,および
結合剤を主成分とし,分散剤をはじめとする各種添加剤
をボールミル等の分散機を用いて混合分散し得られた研
磨塗料をポリエステルフィルム等の基板上に均一塗布す
ることによって得られる表面研磨テープを用いて磁性層
表面に介在する微小突起を取り除く手法を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に,この種の表面
研磨テープは基板となる長尺原反に研磨層を塗布・乾燥
した後,所定の幅にスリットされ,さらに結合剤が添加
されている場合には該結合剤を硬化させるために恒温層
内でキュアリング処理が施される。表面研磨テープは通
常ロール状形態にて供給されるが,巻き締りにより,巻
芯に巻き取られたロール状の表面研磨テープの外周部分
に比べて内周部分に強い圧力が加わり,キュアリング処
理を行った場合に,研磨剤等が基体内部に陥没し図5に
示すように内周部分の表面粗さが低下し,結果的に研磨
能力が劣化する。また,キュアリング処理を行わない場
合にも研磨層が軟らかいために内周部分で巻締りによる
粗さの低下が生じる。尚,図中Raは中心線平均粗さ(
JIS  B  0601による)を示している。
【0004】このような表面研磨テープを用いて,例え
ば,フレキシブル磁気ディスクの研磨を行った場合,表
面研磨テープの使い始め部分(巻枠に巻回された外周部
分)に比べ,使い終わり部分(巻枠に巻回された内周部
分)の研磨能力が低いために,一定の品質のフレキシブ
ル磁気ディスクを連続して作成する場合には,表面研磨
テープの使用箇所に応じて研磨時間を調整してやる必要
があった。これによりフレキシブル磁気ディスクの生産
効率が大きく低下し,問題となっていた。
【0005】そこで,本発明の技術的課題は,ロール状
に巻枠に巻き取られた長尺の表面研磨テープの表面粗さ
をテープ長手方向に対して一定化された表面研磨テープ
を提供することにある。
【0006】さらに,本発明の他の技術的課題は,前述
の表面研磨テープを用いて研磨を行った場合に一定の品
質を有する磁気記録媒体を効率良く生産するための表面
研磨テープの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば,長尺状
の支持体の表面に,研磨粒子と結合剤とを含有する研磨
層とを形成し,巻芯にロール状に巻回してなる磁気記録
媒体用表面研磨テープにおいて,前記結合剤が該支持体
の長手方向に対して硬さ勾配を有し,該硬さ勾配は硬さ
の大きい側が内周側となるように巻回されていることを
特徴とする表面研磨テープが得られる。
【0008】本発明によれば,前記表面研磨テープにお
いて,前記結合剤は電子線架橋性結合剤であることを特
徴とする表面研磨テープが得られる。
【0009】本発明によれば,長尺状の支持体の表面に
,研磨粒子と電子線架橋性結合剤とを含有する研磨塗料
を塗布して研磨層を形成し,巻芯にロール状に巻回する
表面研磨テープの製造方法であって,該支持体上に該研
磨塗料を塗布し,前記研磨層が長手方向に硬さ勾配を形
成するように電子線照射量を変化させながら該結合剤を
架橋硬化させることを特徴とする表面研磨テープの製造
方法が得られる。
【0010】ここで,本発明において用いる支持体とし
ては,ポリエチレンテレフタレート,ポリアセテート,
ポリイミド等があり,いずれを用いてもよい。
【0011】また,本発明に用いられる研磨塗料には,
研磨粒子,結合剤及び分散剤が含有される。研磨塗料に
含有される研磨粒子は,モース硬度6以上の微粉末であ
ればよく,溶融アルミナ,炭化珪素,酸化クロム,α−
酸化鉄,ダイヤモンド,酸化珪素,酸化チタン等があげ
られる。該微粉末の平均粒子径は0.01〜10μm 
,好ましくは0.3〜3μm の範囲内にあればよい。
【0012】更に,本発明に用いる研磨塗料に含有され
る結合剤としては,従来市販されている樹脂を使用する
ことができる。例えば,本発明において用いられる電子
線架橋性結合剤としては,ポリ塩化ビニル,ウレタンア
クリレート,エポキシアクリレート,ポリエステル,塩
素化ポリエステル,ポリエスエルアクリレート等であり
,これらの単体で使用してもよく,また二種類以上の樹
脂を混合してもよい。
【0013】また,本発明に用いる研磨塗料に含有され
る分散剤としては,アルキルベタイン系化合物,アルキ
ルリン酸エステル,炭素数12〜18の高級脂肪酸,及
びそのアルカリ金属塩等があげられる。そして,この分
散剤の添加量は,研磨粒子に対して0.1〜10wt%
の範囲内にあればよく,好ましくは1〜3wt%の範囲
内にあればよい。
【0014】
【作用】本発明では,表面研磨テープの長手方向に対し
て,電子線照射量を変化させながら,結合剤の架橋,硬
化反応を進行させている。表面研磨テープの内周部分で
は電子線照射量が多く,ロール状に巻取られる前に硬化
させているために,キュアリング処理時に生じる巻き締
りによる粗さ勾配の生成を防止でき,そのために均一な
研磨能力を持つ表面研磨テープを得ることができる。従
って本発明による表面研磨テープを用いて磁気記録媒体
の研磨を行なうことにより,表面研磨性の劣化がなく,
仕上がりに必要な研磨時間をコントロールしなくて済む
ようになり,生産効率を向上させることができる。
【0015】
【実施例】以下,本発明による実施例について図面を参
照して説明する。
【0016】図1は本発明による実施例における表面研
磨テープを製造するための製造装置の構成を示す概略図
である。図1において,この製造装置は研磨粒子,電子
線架橋性結合剤および分散剤を混合分散した研磨塗料を
後述の塗工機に供給するためのストレージタンク1,研
磨塗料を支持体に塗布するための塗工機2,および電子
線照射装置3により構成されている。ストレージタンク
1から塗工機2への研磨塗料供給はストレージタンク1
に取り付けられた塗料供給ポンプ1aにより行われる。 一方,塗工機は,コーターヘッド部2a,ドライヤー部
2b,電子線照射部2c,表面研磨テープ巻取部2dに
より構成されている。
【0017】研磨塗料は図1に示された塗工機2を用い
て支持体10に塗布される。ここで用いる塗工機2の塗
工方法は任意の方法でよいが,最も簡便な方法としては
,例えばグラビア塗工方法がある。即ち,塗工機2の巻
き出しおよびコーターヘッド部2aにおいて塗工タンク
12に収容された研磨剤及び結合剤が塗布ローラ11に
よって塗布された支持体10は,ガイドローラ21,2
2,23に案内されて塗工機2内に設けられたドライヤ
ー部2bにより乾燥され,ガイドローラ24,25,2
6に案内されて電子線照射部2cに設けられた電子線照
射装置3により電子線を照射され塗布された研磨塗料の
うちの結合剤が架橋,硬化され,巻き取り部2dにおい
て案内ローラ27を経て巻芯に巻き取られてロール状の
表面研磨テープ4となる。さらに塗布乾燥後の表面研磨
テープは幅1インチにスリットされる。
【0018】図2は,図1に示す電子線照射装置3の電
子線照射量の時間変化を示している。t1における照射
量は5〜25Mradで,この時の値の相対値を1とし
て計算してある。支持体への電子線照射は5〜25Mr
ad(メガラド)で時間t1[秒]から時間t2[秒]
にわたって行われる。すなわち,時間t1における電子
線照射量が多く,結合剤の架橋,硬化反応が即座に進行
し,時間が経過するに従って電子線照射量が減少するた
めに結合剤の架橋,硬化反応が緩やかに進行する。この
ために,巻枠4に巻回されたロール状の表面研磨テープ
4の内周側に位置するもの程,研磨塗料中の結合剤の硬
度は大きくなる。
【0019】以上の手順により作成された表面研磨テー
プは外周部分で軟らかい結合剤が多く分布し,内周部分
で硬い結合剤が多く分布する状態となる。さらに,上記
手順により得られた表面研磨テープに対し,ロール状に
巻かれた状態で,65℃,24時間のキュアリング処理
を施した。
【0020】(性能試験)本発明の実施例による表面研
磨テープを従来用いられている表面研磨テープと比較す
るため,本発明を実施して得られる試料と,従来工法に
よる比較試料との間で性能試験を行った。
【0021】本発明の実施例に係る試料1については,
次のように作製した。
【0022】
【表1】
【0023】表1で示される組成をボールミルにて24
時間混練後,イソシアネート化合物(日本ポリウレタン
社製コロネートL)4重量部(固形分)を加えて,さら
に1時間混練し研磨塗料を得た。さらに研磨塗料をミキ
シングタンクにより混合し,これを厚さ50μm のポ
リエステルフィルム上に,乾燥後の研磨層の厚さが15
μm となる様に,グラビアロールを用いて塗布・乾燥
させ,送り速度20[m/秒]で,5〜25[Mrad
]の電子線を照射して,樹脂を硬化させて巻回し,幅1
インチにスリットした後,65℃,24時間キュアリン
グして試料とした。
【0024】また,比較例に係る試料2については,次
のように作製した。
【0025】
【表2】
【0026】比較例は表2の研磨塗料を用いて,電子線
照射装置を作動させなかった以外は実施例1と同様にし
て試料を得た。上記実施例および比較例にて作成した各
表面研磨テープを用いてフレキシブル磁気ディスクの表
面を研磨し未研磨品のグロスに対して20%増となると
きの研磨に要する時間を,各表面研磨テープの最外周部
分付近から最内周部分付近までを5等分したときのテー
プ各位置について調査した。本発明における実施例によ
り得られた表面研磨テープに対する結果を図3に示す。 また,本発明における比較例により得られた表面研磨テ
ープに対する結果を図4に示す。図3及び図4で示すよ
うに,本発明の実施例による表面研磨テープは,比較例
に示す表面研磨テープよりも,テープ位置による研磨時
間が一定していることが判明した。
【0027】
【発明の効果】以上に述べたように本発明による磁気記
録媒体用表面研磨テープ及びその製造方法を用いれば,
長尺表面研磨テープの外周部分から内周部分にわたって
均一な粗さをもった表面研磨テープが得られ,この表面
研磨テープを用いることにより,研磨条件の設定を変え
ることなく連続して品質のそろった磁気記録媒体を生産
することが可能となり,よって磁気記録媒体の生産効率
が向上するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施例による表面研磨テープの
製造装置を示す概略図である。
【図2】本発明における実施例による表面研磨テープの
製造方法における電子線照射量の時間変化を示す図であ
る。
【図3】本発明における実施例による表面研磨テープの
各部分における研磨能力の変化を示す図である。
【図4】本発明における比較例による表面研磨テープの
各部分における研磨能力の変化を示す図である。
【図5】従来において,使用されてきた表面研磨テープ
の長さ方向の各部分の表面粗さを示す図である。
【符号の説明】
1  塗料供給用ストレージタンク 1a  塗料供給ポンプ 1b  塗料供給管 2  グラビア塗工機 2a  巻き出しおよびコーターヘッド部2b  ドラ
イヤー部 2c  電子線照射部 2d  巻き取り部 3  電子線照射装置 4  巻芯に巻回された表面研磨テープ5  支持体ロ
ール 11  塗布ローラ 12  塗工タンク 20  ガイドローラ 21  ガイドローラ 22  ガイドローラ 23  ガイドローラ 24  ガイドローラ 25  ガイドローラ 26  ガイドローラ 27  ガイドローラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  長尺状の支持体の表面に,研磨粒子と
    結合剤とを含有する研磨層とを形成し,巻芯にロール状
    に巻回してなる表面研磨テープにおいて,前記結合剤が
    該支持体の長手方向に対して硬さ勾配を有し,該硬さ勾
    配は硬さの大きい側が内周側となるように巻回されてい
    ることを特徴とする表面研磨テープ。
  2. 【請求項2】  請求項1の表面研磨テープにおいて,
    前記結合剤は電子線架橋性結合剤であることを特徴とす
    る表面研磨テープ。
  3. 【請求項3】  長尺状の支持体の表面に,研磨粒子と
    電子線架橋性結合剤とを含有する研磨塗料を塗布して研
    磨層を形成し,巻芯にロール状に巻回する表面研磨テー
    プの製造方法であって,該支持体上に該研磨塗料を塗布
    し,前記研磨層が長手方向に硬さ勾配を形成するように
    電子線照射量を変化させながら該結合剤を架橋硬化させ
    ることを特徴とする表面研磨テープの製造方法。
JP5012791A 1991-02-25 1991-02-25 表面研磨テープ及びその製造方法 Withdrawn JPH04271015A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995001241A1 (en) * 1993-06-30 1995-01-12 Minnesota Mining And Manufacturing Company Precisely shaped particles and method of making the same
CN113226647A (zh) * 2018-12-18 2021-08-06 3M创新有限公司 具有不同加工速度的磨料制品制造机

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WO1995001241A1 (en) * 1993-06-30 1995-01-12 Minnesota Mining And Manufacturing Company Precisely shaped particles and method of making the same
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