JPH0426836Y2 - - Google Patents

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JPH0426836Y2
JPH0426836Y2 JP1984130146U JP13014684U JPH0426836Y2 JP H0426836 Y2 JPH0426836 Y2 JP H0426836Y2 JP 1984130146 U JP1984130146 U JP 1984130146U JP 13014684 U JP13014684 U JP 13014684U JP H0426836 Y2 JPH0426836 Y2 JP H0426836Y2
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JP
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cone
wind
air
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guide
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JP1984130146U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、システム天井等に適用される空調
吹出口に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のこの種の空調吹出口として、たとえば実
開昭59−113145号のように、第1コーンと第2コ
ーンとの間より内コーン風を吹出し、第2コーン
と外コーンとの間より外コーン風を吹出すように
したものがあつた。これは、一般に室内に吹き出
す気流(外コーン風と内コーン風の合流)が天井
面への吸着現象により天井面に沿つて流れるのを
防ぐため、外コーン風は鉛直方向に吹き出すよう
に外コーン風の案内面を規制し、また吹出口全体
の気流は室内の中間領域となるようにするため、
内コーン風は水平方向または中間領域方向に吹き
出させるように内コーン風の案内面を規制してい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、この空調吹出口は、吹出方向が
天井面に沿つて吹き出すか、鉛直に吹き出す傾向
にあり、室内の中間領域に安定して吹き出さない
という欠点があつた。
すなわち、外コーン風の風量が多すぎると外コ
ーン風の互いの誘引作用で吹出風の全体が鉛直方
向の吹出しとなる。反対に外コーン風の風量が少
なすぎると内コーン風の吹出方向が水平方向であ
るため、吹出し風の全体の気流が天井面に吸着し
てしまう。
また、第2コーンの風下側端部の径方向の幅が
狭いため、空調吹出口を出た位置で外コーン風と
内コーン風とが合流して、天井面への吸着による
水平吹出しや鉛直方向への集束による鉛直吹出し
が生じやすくなつた。
その結果、天井リターンへのシヨートサーキツ
トにより効率が悪くなつたり、冷暖房時の温度調
節が十分できなっかつたり、また天井面に汚れを
生じた。
したがつて、この考案の目的は、室内の中間領
域へ安定して吹き出すことができる空調吹出口を
提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の空調吹出口は、吹出方向と同方向に
移動自在であつて風を略水平方向に案内する案内
面を外周面に形成した第1コーンと、この第1コ
ーンの外周を囲み風を案内する内周の案内面の風
上側端部に前記第1コーンの前記案内面に風を案
内する第1の傾斜面をその内径が前記第1コーン
の外径よりも小さくなるように形成するとともに
前記内周の記案内面の風下側端部に風を略鉛直方
向に案内する第2の傾斜面を形成した第2コーン
と、この第2コーンの外周を囲み風を略鉛直方向
に案内する案内面を内周面に形成した外コーンと
を備え、前記第1コーンおよび前記第2コーンの
間より吹き出す内コーン風と前記第2コーンおよ
び前記外コーンの間より吹き出す外コーン風とが
室内の前記第2コーンから離れた中間領域で合流
する程度に相互に離間させるリング状の遮へい部
を前記第2コーンの風下側端部に形成するととも
に、前記外コーン風と前記内コーン風の風量比が
約1〜約1/2となるように前記第1コーンと前
記第2コーンとの間の開口面積および前記第2コ
ーンと前記外コーンとの間の開口面積を設定した
ことを特徴とするものである。
〔作用〕
この考案の構成によれば、第2コーンの風下側
端部にリング状の遮へい部を形成したため、外コ
ーン風と内コーン風とは室内の空調吹出口から離
れた中間領域に移動した位置で合流することとな
る。また外コーン風と内コーン風の風量比が約1
〜約1/2であるため、内コーン風と外コーン風
が相互に誘引されない。したがつて、従来のよう
に風の全体が鉛直方向または水平方向に吹出す傾
向を防止でき、室内の中間領域へ安定して吹出す
ことができる。このため従来のシヨートサーキツ
トを防止でき天井面の汚れを防止できるととも
に、冷暖房時の温度調節が容易になる。
また、第1の傾斜面により内コーン風が直接鉛
直方向になるのを防ぎ、第1コーンに当たる風を
多くするとともに、第1コーンの移動による風向
の制御性を向上できる。また第2の傾斜面によ
り、第1コーンを上下させたとき外コーン風と内
コーン風の合流風を水平吹出し、中間領域、鉛直
吹出しと段階的に変化させることができる。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図ないし第10図に
基づいて説明する。すなわち、この空調吹出口
は、第1コーン8と、第2コーン7と、外コーン
6とを有する。
第1コーン8は、吹出方向と同方向と移動自在
であつて風を略水平方向に案内する案内面を外周
面に形成している。実施例ではねじ部9により上
下に移動できる。
第2コーン7は、第1コーン8の外周を囲み風
を案内する内周の案内面の風上側端部に第1コー
ン8の案内面に風を案内する第1の傾斜面14を
その内径Xが第1コーン8の外径Yよりも小さく
なるように形成するとともに内周の案内面の風下
側端部に風を略鉛直方向に案内する第2の傾斜面
13を形成している。
外コーン6は、第2コーン7の外周を囲み風を
略鉛直方向に案内する案内面を内周面に形成して
いる。
そして、第1コーン8及び第2コーン7の間よ
り吹き出す内コーン風Q2と第2コーン7および
外コーン6の間により吹き出す外コーン風Q1
が室内の空調吹出口から離れた中間領域で合流す
る程度に相互に離間させるリング状の遮へい部1
2を第2コーン7の風下側端部に形成するととも
に、外コーン風Q1と内コーン風2の風量比が約1
〜約1/2以上となるように第1コーン8と第2
コーン7との間の開口面積および第2コーン7と
外コーン6との間の開口面積を設定している。
1はシステム天井材、2はT形バー、3は吹出
口のケース、4はネツク部、5はじやまである。
さらにこの実施例を詳細に説明すると、外コー
ン6と第2コーン7の間の開口面積A対第2コー
ン7と第1コーン8の間の開口面積Bの比A/
B、したがつて外コーン風と内コン風の風量比を
約1〜約1/2とする(第5図)。これにより、
外コーン風Q1の風量が多すぎることによる鉛直
方向への誘引作用(第6図)や、反対に外コーン
風Q1の風量が少なすぎることによる内コーン風
Q2の吹出方向となる天井面への吹出風の吸着を
防止できる。すなわち、外コーン風Q1と内コー
ン風Q2の風量は差が少なく、しかも外コーン風
Q1と内コーン風Q2の風量割合を内コーン風量>
外コーン風量にするため、外コーン6の開口寸法
を200mmとして、第2コーン7の上部開口寸法を
150mm〜170mmとし、前記比率となるようにする
と、全体の吹出風を中間領域へ安定して吹き出す
ことができた。
第2コーン7の風下側端部に約200mm以上の幅
をもつリング状の遮へい部12を設ける。これに
より、従来例と比較して第8図に示すように外コ
ーン風Q1、内コーン風Q2の合流した吹出風Qと
なる地点を吹出口より下方向かつ外方向すなわち
室内の中間領域へ離すことができ、また天井面へ
の吸着や第6図のような風の誘引作用により鉛直
方向への集束を少なくすることができる。
第2コーン7の内周面の風上側に第1コーン8
の案内面に風を案内する第1の傾斜面14を形成
するとともに、風上側の内径Xは第1コーン8の
下端外縁の径Yよりも小となるようにする。すな
わち、内コーン風Q2が直接鉛直方向になるのを
防ぎ、第1コーン8に当たる風を多くするととも
に、第1コーン8に移動により風向の制御性を向
上する(第3図、第4図)。
第2コーン7の風下側の内周の第2の傾斜面1
3の傾斜角を鉛直線に対して15度〜25度の範囲と
する。これは第1コーン8を上下させたとき外コ
ーン風Q1と内コーン風Q2の合成流が水平吹出し、
中間領域、鉛直吹出と段階的に変化させるのに効
果的である。
外コーン6の下端内周の傾斜部10の傾斜角を
鉛直線に対して約30度以下にし、さらにその下側
に所定高さすなわち4mm程度の垂直部11を形成
する。すなわち、一般に傾斜部10の傾斜角を3
0度以上にすると外コーン風Q1が室内に吹き出
されたとき吹出風は天井面に沿つて吹き出す。傾
斜角30度の場合等温吹出しでは鉛直吹出しとな
る。また吹出風が室温よりも高い場合吹き出され
た風は天井面に沿つて吹出したり鉛直方向に吹出
したりして気流パターンが安定しない。そこで傾
斜部10の下部に4mmの垂直部11を設けること
により吹出し風が室温より高い場合も常に鉛直方
向に吹出し安定させることができる。
このような構成により、外コーン風Q1は第2
図のように第2コーン7の外周の案内面に沿つて
流れ、傾斜部10に当たり垂直部11に沿う第1
の風a1とこれたに沿わない第2の風a2からなり、
全体として鉛直方向に吹き出す。また内コーン風
Q2は第1コーン8が上位にある場合、径X,Y
の関係からほとんどの風は第1コーン8に沿いさ
らに傾斜部13に当たつてその傾斜面に沿つて流
れる。そして外コーン風Q1,Q2は遮へい部12
により第8図のように吹出口の遠方で合成され、
全体として中間領域へ流れる。また第1コーン8
が下位になる場合、傾斜部13に当たる風が少な
くなるため水平分が多くなり、全体の合成風を中
間領域であるが水平よりに吹き出すこととなる。
この結果、吹出口全体の気流は室内の中間領域
に吹出し、吹出風が天井面に沿わないので第10
図の天井リターン20へのシヨートサーキツト風
Q3がなく、また空調された吹出気流が室内の温
度調節に有効に作用する。また天井面の汚れ防止
になる。
〔考案の効果〕
この考案の空調吹出口によれば、第2コーンの
風下側端部にリング状の遮へい部を形成したた
め、外コーン風と内コーン風とは室内の空調吹出
口から離れた中間領域に移動した位置で合流する
こととなる。また外コーン風と内コーン風の風量
比が約1〜約1/2であるため、内コーン風と外
コーン風が相互に誘引されない。したがつて、従
来のように風の全体が鉛直方向または水平方向に
吹出す傾向を防止でき、室内の中間領域へ安定し
て吹出すことができる。このため従来のヂヨート
サーキツトを防止でき天井面の汚れを防止できる
とともに、冷暖房時の温度調節が容易になる。
また、第1の傾斜面により内コーン風が直接鉛
直方向になるのを防ぎ、第1コーンに当たる風を
多くするとともに、第1コーンの移動による風向
の制御性を向上できる。また第2の傾斜面によ
り、第1コーンを上下させたとき外コーン風と内
コーン風の合流風を水平吹出し、中間領域、鉛直
吹出しと段階的に変化させることができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の断面図、第2図
は外コーン風を示す部分断面図、第3図は第1コ
ーンが上位にある場合の内コーン風を示す部分断
面図、第4図は第1コーンが下位にある場合の内
コーン風を示す部分断面図、第5図は外コーン風
および内コーン風の開口面積を示す説明図、第6
図は外コーン風の誘引現象を示す説明図、第7図
は第1コーンと第2コーンの関係を示す説明図、
第8図は合成風を示す説明図、第9図は中間領域
への吹出しを説明する説明図、第10図はシヨー
トサーキツト現象を説明する説明図である。 6……外コーン、7……第2コーン、8……第
1コーン、12……遮へい部、13……第2の傾
斜面、14……第1の傾斜面、A,B……開口面
積、Q1……外コーン風、Q2……内コーン風、X
……内径、Y……外径。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吹出方向と同方向に移動自在であつて風を略水
    平方向に案内する案内面を外周面に形成した第1
    コーンと、この第1コーンの外周を囲み風を案内
    する内周の案内面の風上側端部に前記第1コーン
    の前記案内面に風を案内する第1の傾斜面をその
    内径が前記第1コーンの外径よりも小さくなるよ
    うに形成するとともに前記内周の前記案内面の風
    下側端部に風を略鉛直方向に案内する第2の傾斜
    面を形成した第2コーンと、この第2コーンの外
    周を囲み風を略鉛直方向に案内する案内面を内周
    面に形成した外コーンとを備え、前記第1コーン
    および前記第2コーンの間より吹き出す内コーン
    風と前記第2コーンおよび前記外コーン間より吹
    き出す外コーン風とが室内の前記第2コーンから
    離れた中間領域で合流する程度に相互に離間させ
    るリング状の遮へい部を前記第2コーンの風下側
    端部に形成するとともに、前記外コーン風と前記
    内コーン風の風量比が約1〜約1/2となるよう
    に記第1コーンと前記第2コーンとの間の開口面
    積および前記第2コーンと前記外コーンとの間の
    開口面積を設定したことを特徴とする空調吹出
    口。
JP13014684U 1984-08-28 1984-08-28 空調吹出口 Granted JPS6146332U (ja)

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JPS59113145U (ja) * 1982-12-24 1984-07-31 松下電工株式会社 空調吹出口

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