JPH0426830Y2 - - Google Patents

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JPH0426830Y2
JPH0426830Y2 JP1986106191U JP10619186U JPH0426830Y2 JP H0426830 Y2 JPH0426830 Y2 JP H0426830Y2 JP 1986106191 U JP1986106191 U JP 1986106191U JP 10619186 U JP10619186 U JP 10619186U JP H0426830 Y2 JPH0426830 Y2 JP H0426830Y2
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hollow fiber
fiber module
deodorizing
tank
humidifier
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JP1986106191U
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JPS6314930U (ja
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  • Air Humidification (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案は、消臭効果があり、且つ衛生的な加湿
器に関する。 (従来の技術) 加湿器単体としては、現在超音波振動子を利用
したものが最も普及している。このタイプの加湿
器は、タンクに貯えた水を徐々に超音波振動子に
導き、該水を振動子による圧力変動によつて発生
するキヤビテーシヨンを利用して気化させるもの
である。 (考案が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来の加湿器にあつては、
これの不使用時にタンク内に溜つた水の中に雑菌
が繋殖し、この雑菌が噴霧と共に室内に放出され
て乳幼児の咳の原因となるという問題がある。 ところで、フタロシアニンを含浸した消臭綿は
消臭効果が高いが、この消臭綿はその性質上、綿
が乾燥したときは消臭性能が著しく減殺されるこ
とが知られている。 そこで、上記加湿器と消臭綿を組み合わせれ
ば、消臭効果の高い加湿器が得られるが、前記雑
菌の繋殖に係る問題は依然として残る。 また、従来から多孔シートを用いた加湿装置が
知られており(実公昭56−50341号公報参照)、こ
のような多孔シートを用いて、水蒸気を供給する
ことが考えられる。 しかしながら、この従来例の場合には、多孔シ
ートの膜面積が小さく、また空気が多孔シートに
よつて遮られてしまうので通気性も悪い。そのた
め蒸発効率が低く、フタロシアニンの性能を十分
引き出すことができなかつた。 また、この従来例では、多孔シートを用いた蒸
発エレメントへの水の補給をタンクからチユーブ
を通して行つているので水の供給効率が悪く、さ
らに装置構成も大型化するという問題があつた。 本考案は上記問題に鑑みてなさせたもので、そ
の目的とする処は、特にフタロシアニン含浸型消
臭綿の消臭性能を最大限に引き出すことができ、
かつ衛生的で、しかもコンパクトな加湿器を提供
するにある。 (問題点を解決するための手段) 上記目的を達成すべく本考案は、ケースの中空
部を、隔壁によつてタンクと蒸発室とに区画し、
前記蒸発室内に多孔質中空糸膜を多数本束ねて形
成された中空糸モジユールを設けると共に、前記
蒸発室内に中空糸モジユールを取り囲むように水
蒸気に触れて消臭効果を発揮するフタロシアニン
含浸型消臭綿を配し、前記中空糸モジユールの端
部を前記隔壁に支持すると共に中空糸モジユール
の開口端面をタンク内に露出させてなることを特
徴とする。 (作 用) 而して、上記中空糸モジユールは水蒸気のみを
通して水及び水内に繋殖した雑菌を通さないた
め、衛生的であり、又消臭綿は中空糸モジユール
によつて発生した水蒸気に触れて消臭効果を発揮
するため、当該加湿器は消臭効果も有することと
なる。 特に、多数本の多孔質中空糸膜を束ねた中空糸
モジユールを用いたので、細菌を除去できるばか
りか、膜面積が大きく、また通気性にも優れてい
るので、蒸発効率が高く、フタロシアニン含浸型
の消臭綿の消臭性能を最もよく引き出すことがで
きる。 また、消臭綿を蒸発室内に配置し、しかも中空
糸モジユールを取り囲むように配したので、消臭
綿に水蒸気が効率よく行き渡る。 さらに、中空糸モジユールの端面開口部を直接
タンク内に開口させるようにしたので、水が効率
的に供給でき、加湿効率がより一層高くなる。 また、一つのケース内を隔壁によつてタンクと
蒸発室とに区画し、中空糸モジユールの端面開口
部を隔壁に支持するようになつているので、装置
構成を単純化することができる。 (実施例) 以下に本考案の実施例を添付図面に基づいて説
明する。 第1図は本考案に係る加湿器の縦断面図であ
り、同図中、1ケースであつて、該ケース1の上
部は蓋体2によつて閉塞されており、側部には吸
入口3と吐出口4がそれぞれ開口しており、吸入
口3には室内の空気をケース1内に吸引して、水
蒸気を吐出口4から吐出すべきフアン5が設けら
れている。又、このケース1内は隔壁6にてタン
ク7と蒸発室8とに区画されており、タンク7内
には水9が溜められている。そして、蒸発室8に
は選択透過性を有する多孔質中空糸膜としての中
空繊維を多数本U字状に束ねて形成された中空糸
モジユール10が前記隔壁6に支持されて設けら
れており、該中空糸モジユール10の周囲にはフ
タロンシアニンを含浸させた消臭綿11が配され
ている。尚、上記中空糸モジユール10は多孔質
膜を隔てて水を蒸発させる機能を有し、これの素
材としてはテフロン、ポリフツ化ビニリデン、ポ
リプロピレン、ポリエチレン等の膜が使用され、
この膜は水蒸気は通すが、水を通過させない程度
の多数の孔を有する。 次に本加湿器の作用を説明する。 蒸発室8内に設けられた中空糸モジユール10
はタンク内に貯えられた水を蒸発させて水蒸気を
発生するが、該中空糸モジユール10は水及び該
水内に繋殖した雑菌を通過させない。一方、この
中空糸モジユール10周辺に設けられたフタロシ
アニン含浸型の消臭綿11は中空糸モジユール1
0にて発生する水蒸気に触れて消臭効果を発揮
し、フアン5によつて当該加湿器内に吸引された
室内の空気中に含まれる悪臭を除去する。 而して、当該加湿器のケース1の吐出口4から
は雑菌及び悪臭を含まない衛生的な水蒸気が吐出
され、この水蒸気は室内を快適な湿度に保つ。
又、消臭綿11は中空糸モジユール10から発生
する水蒸気に常時触れてこれが乾燥することがな
く、従つて該消臭綿11の性能は長時間に亘つて
高く保たれる。 次に第1図に示す加湿器において10gのフタロ
シアニン含浸型消臭綿と、孔径2μmのポリフツ化
ビニリデン中空糸膜(外径1mm、内径0.8mm)を
600本束ねた中空糸モジユールを用いて消臭効果
を調べた結果を下表に示す。尚、試験は予め湿ら
せた消臭綿を用いて中空糸モジユールを使用した
ときと、使用しないときの消臭効果の経時変化を
メルカプタンで測定することによつて行なわれ
た。
【表】 上表より、中空糸モジユールを使用したときの
方が消臭効果が著しく高くなることがわかる。
尚、上表で用いた記号(−)、(+)、(++)は官
能検査の結果を示すもので、(−)は臭わない、
(+)はやや臭う、(++)は臭うを意味する。 次に本考案の変更実施例を第2図及に示す。
尚、第2図及び第3図においては第1図において
示したと同一要素には同一符号を付している。 第2図に示す加湿器は第1図に示すものと基本
的に同一であつて、ただ直線状の中空糸モジユー
ル10を縦に配置した点が異なる。而して、この
変更実施例を係る加湿器によつても前記と同様の
効果を得ることができる。 (考案の効果) 以上の説明で明らかな如く本考案によれば、多
数本の多孔質中空糸膜を束ねた中空糸モジユール
を用いたので、細菌を除去できるばかりか、従来
のような多孔シートを用いるものに比べて膜面積
が飛躍的に大きくなり、また通気性にも優れてい
るので、蒸発効率が高く、フタロシアニン含浸型
の消臭綿の消臭性能を最もよく引き出すことがで
きる。 また、消臭綿を蒸発室内に配置し、しかも中空
糸モジユールを取り囲むように配したので、消臭
綿に水蒸気が効率よく行き渡り、上述した消臭効
果をより一層高めることができる。 さらに、中空糸モジユールの端面開口部を直接
タンク内に開口させるようにしたので、従来のよ
うに接続用チユーブを用いるものに比べて水の供
給効率が高く、加湿効率をより一層高めることが
できる。 また、1つのケース内を隔壁によつてタンクと
蒸発室とに区画し、中空糸モジユールの端面開口
部を隔壁に支持するようになつているので、従来
のようにタンクとケースとを別体構成とする場合
に比べて装置構成を単純化することができ、コン
パクト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る加湿器の縦断面図、第2
図は本考案の変更実施例に係る加湿器の縦断面図
である。 符号の説明、1……ケース、2……蓋体、3…
…吸入口、4……吐出口、5……フアン、6……
隔壁、7……タンク、8……蒸発室、9……水、
10……中空糸モジユール、11……消臭綿。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ケースの中空内部を、隔壁によつてタンクと蒸
    発室とに区画し、 前記蒸発室内に多孔質中空糸膜を多数本束ねて
    形成された中空糸モジユールを設けると共に、 前記蒸発室内に中空糸モジユールを取り囲むよ
    うに水蒸気に触れて消臭効果を発揮するフタロシ
    アニン含浸型消臭綿を配し、 前記中空糸モジユールの端部を前記隔壁に支持
    すると共に中空糸モジユールの開口端面をタンク
    内に露出させてなることを特徴とする加湿器。
JP1986106191U 1986-07-10 1986-07-10 Expired JPH0426830Y2 (ja)

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JPS6314930U JPS6314930U (ja) 1988-01-30
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JPH07111261B2 (ja) * 1989-05-09 1995-11-29 旭硝子株式会社 加湿方法
JP4358324B2 (ja) * 1998-07-06 2009-11-04 旭化成ケミカルズ株式会社 加湿用膜
JP4563118B2 (ja) * 2004-09-10 2010-10-13 三菱重工業株式会社 加湿器
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS527146A (en) * 1975-07-07 1977-01-20 Hitachi Ltd Humidifying device
JPS5650341U (ja) * 1979-09-28 1981-05-02

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