JPH04267964A - 超音波霧化器および液体の霧化吹き付け方法 - Google Patents

超音波霧化器および液体の霧化吹き付け方法

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JPH04267964A
JPH04267964A JP5065091A JP5065091A JPH04267964A JP H04267964 A JPH04267964 A JP H04267964A JP 5065091 A JP5065091 A JP 5065091A JP 5065091 A JP5065091 A JP 5065091A JP H04267964 A JPH04267964 A JP H04267964A
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久雄 岩本
Masao Terai
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Kanebo Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体を霧化する超音波
霧化器および霧化化粧方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、のど用薬液を霧状に噴射する超
音波霧化器として、例えば図7に示すようなものがある
。すなわち、この超音波霧化器は、本体ケース1内にホ
ーン霧化部2と、このホーン霧化部2に液体を供給する
給水タンク3とを装着して構成されている。上記ホーン
霧化部2は、一端が大径で他端が小径の筒状であるホー
ン振動体4の大径側の端部に超音波振動子5が取り付け
られ、小径側の端部にリング状の霧化部6が取り付けら
れている。そして、超音波振動子5を振動させると、こ
の振動をホーン振動体4が霧化部6に伝達するようにな
つている。この超音波霧化器で化粧水を霧化する場合、
超音波振動子4を振動させて霧化部6を振動させ、この
振動している霧化部6に給水タンク3から液体を供給し
、これを駆動させて霧化する。そして、この霧化された
化粧水が本体ケース1の導出口7から外部に吹き出すよ
うになつている。なお、給水タンク3の液体は、給水タ
ンク3に取り付けられたノズル8の毛細管現象および液
体の自重によつて少量ずつ霧化部6に供給されるように
なつている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記超
音波霧化器で薬液を霧化してのどに噴霧する場合には、
顔を動かして導出口7の開口にのどの上側部分を対面さ
せてその部分に噴霧し、それを終えた後、再び顔を動か
してのどの下側部分に噴霧するという動作を繰り返さな
ければならず極めて煩雑である。一方、このような超音
波霧化器を薬液の噴霧でなく化粧液の噴霧に転用するこ
とがある。ところが、化粧液は、のどのような特定の部
位だけでなく、顔面全体に均一に噴霧しなければならな
いことから、顔を動かして化粧液を噴霧するのではなく
、逆に超音波霧化器を手で持ち上げ、超音波霧化器自体
を移動させて噴霧することが行われる。ところが、この
場合には、超音波霧化器を長時間持ち上げなければなら
ないため腕に負担がかかるという欠点を有している。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、給水タンクを取り外すことができ、顔を移動さ
せたり手で持ち上げて動かすことなく顔面の全体に化粧
水等の液体を噴霧することができる超音波霧化器および
霧化化粧方法の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、本体ケースと、この本体ケースに内蔵さ
れたホーン霧化部と、上記ホーン霧化部に液体を供給す
る給水タンクと、上記本体ケースに設けられ上記ホーン
霧化部で霧化した液体を外部に導出する導出口と、本体
ケースの底部をそれ自身の凹部に収容して載置する台部
とを備え、上記本体ケースに給水タンク取付用凹部を形
成し、上記給水タンクをその取付用凹部に収まる形状に
設定して着脱自在に取付け、かつ上記本体ケースの底面
を円弧状の曲面に形成するとともに、上記凹部の底面を
本体ケースの円弧状曲面に対応する円弧状曲面に形成し
、上記両円弧状曲面の接触により上記導出口を上下に移
動した状態で保持しうる超音波霧化器を第1の要旨し、
液状化粧料を霧化器により霧化して顔面に吹き付け化粧
する方法であつて、上記液状化粧料の霧の粒子が5〜3
0μmに設定されている霧化化粧法を第2の要旨とする
【0006】
【作用】すなわち、本発明の超音波霧化器で顔面に化粧
水等の液体を噴霧する場合、まず、本体ケースに設けら
れた導出口の開口が顔の所定の部分に向くように本体ケ
ースの底部を台部の凹部に収容して載置する。つぎに、
ホーン霧化部を振動させて給水タンクからホーン霧化部
に供給された液体を霧化する。これにより、霧状の液体
が本体ケースの導出口から吹き出して顔の所定の部分に
向かつて噴霧される。そして、顔の所定の部分の噴霧を
終えた後、導出口の開口が上方または下方に向くように
本体ケースの底部を凹部内で円弧状曲面に沿つて移動さ
せる。この移動した状態は、本体ケースの底面の円弧状
曲面と、凹部の底面の円弧状曲面との接触摩擦力によつ
て維持され、この状態で顔の他の部分に液体を噴霧する
ことが行われる。そして、給水タンク内の液体がなくな
つた場合、本体ケースの取付用凹部から給水タンクを取
り外して液体を供給することが行われる。なお、上記超
音波霧化器を用いる霧化化粧方法では、霧化した液状化
粧料の霧の粒子が5〜30μmと微細であるため、素肌
、特に毛穴まで容易に液状化粧料が浸透しうる。
【0007】つぎに、本発明を実施例にもとづいて詳し
く説明する。
【0008】
【実施例】図1は本発明の超音波霧化器の一実施例を示
している。この超音波霧化器は、厚みが厚い略円盤状の
本体ケース10と、この本体ケース10に内蔵されたホ
ーン霧化部11(図2参照)と、このホーン霧化部11
に液体を供給する給水タンク12と、上記本体ケース1
0に設けられホーン霧化部11の振動により霧化した液
体を外部に導出する導出口13と、上記本体ケース10
の底部をそれ自身の凹部14に収容する台部15とで構
成されている。なお、Aは電源をオン,オフするための
スイツチで、本体ケース10の外周面に穿設された切欠
穴10aに押圧可能に取り付けられている。
【0009】上記本体ケース10は、図2に示すように
、内部を上下に仕切る仕切り部16が設けられている。 この仕切り部16の前端部には、開口17が形成され、
この開口17に筒状体18とガイド板20とを一体成形
したものが取り付けられている。この筒状体18の内部
には、化粧水を振動エネルギーによつて5〜30μmの
大きさの霧の粒子に霧化するホーン霧化部11が配設さ
れている。このホーン霧化部11は、一端が大径で他端
が小径の筒状のホーン振動体21と、このホーン振動体
21の大径側の端部に取り付けられた超音波振動子22
と、上記ホーン振動体21の小径側の端部に取り付けら
れたリング状の霧化部23とで構成されている。上記ホ
ーン霧化部11は、霧化部23が筒状体18の上部に位
置した状態でホーン振動体21の外周に形成されたつば
24の周縁を上記筒状体18の内周面に周方向に形成さ
れた溝部19に嵌合させることにより上記筒状体18に
取り付けられている。なお、上記仕切り部16の下側の
空間部には、上記超音波振動子22を振動させる駆動基
板25と、電子回路26が実装された発振回路基板27
と、電源スイツチ28と、電源部29が内蔵されている
【0010】上記本体ケース10は、図3に示すように
、仕切り部16の上方が切り取られて給水タンク12の
取付用凹部30に形成され、切り残された前側の部分の
上記筒状体18に対応する部分に上記ホーン霧化部11
で霧化された液体を導出する導出口13が設けられてい
る。上記仕切り部16は、その周縁が段落としされて段
部31に形成されており、この段部31の左右両側面に
ガイド溝32がそれぞれ形成されている。上記取付用凹
部30に取り付けられる給水タンク12は、図4(給水
タンク12の正面斜視図である)に示すように、その底
部が前面側に開放した凹部30aが形成され、この凹部
30aの前面側の左右両側縁に上記ガイド溝32内をス
ライド移動するガイド突部33がそれぞれ突設されてい
る。また、上記給水タンク12の前面には液体を給水タ
ンク12内に供給するための供給孔34が穿設されてい
る。この供給孔34には、先端側が四角棒状で、最先端
が尖塔状部36に形成され、毛細管現象を呈する給水ノ
ズル35が着脱自在に嵌着されている。上記給水タンク
12は、給水ノズル35が上記ガイド板18bの四角状
貫通穴38を貫通して尖塔状部36が霧化部23の上面
に位置するとともに、仕切り部16の段部31を給水タ
ンク12の凹部30a内に位置するように、上記本体ケ
ース10の取付部30に取り付けられる(図2参照)。
【0011】上記本体ケース10の底部をそれ自身の凹
部14に収容して載置する台部15は、図5に示すよう
に、その凹部14の底面が本体ケース10の底部の円弧
状曲面39に対応する円弧状曲面40に形成されている
。この円弧状曲面40と本体ケース10の円弧状曲面3
9とが接触して導出口13を上方あるいは下方に向けた
状態で保持できるようになつている。
【0012】このように構成された超音波霧化器で化粧
水を霧化して顔に噴霧する場合、例えばつぎのようにし
て行われる。まず、本体ケース10の取付用凹部30か
ら給水タンク12を取り外し、この給水タンク12に所
定量の化粧水を満たして供給孔34に給水ノズル35を
嵌着する。つぎに、この給水タンク12のガイド突部3
3を本体ケース10のガイド溝32に位置合わせして前
方にスライド移動して給水ノズル35の先端をガイド板
36の貫通穴37に嵌挿し、給水タンク12を本体ケー
ス10の取付用凹部30に取り付ける。この状態で、ス
イツチAを押圧して電源スイツチ28をオンにする。こ
れにより、超音波振動子22が振動を開始し、この振動
をホーン振動体21が霧化部23に伝達する。一方、給
水タンク12の化粧水が自重および給水ノズル35の毛
細管現象により少量ずつホーン霧化部20に供給される
。この供給された化粧水は、霧化部23の振動エネルギ
ーにより駆動されて霧化され、本体ケース10の導出口
13から5〜30μmの粒子の大きさの霧状の化粧水が
吹き出す。この霧状の化粧水が出始めたら、導出口13
の開口が、図5に示すように、水平方向に向くように本
体ケース10を移動する。この移動した状態は、本体ケ
ース10の底部の円弧状曲面39と台部15の凹部14
の円弧状曲面40の接触摩擦力により保持される。この
状態で顔の顎の部分に霧状の化粧水を噴霧する。そして
、顎の部分の噴霧を終えた後には、図6に示すように、
導出口13の開口が少し上方に向くように本体ケース1
0を移動させて鼻あるいは額の部分に霧状の化粧水を噴
霧する。このようにして顔面全体に化粧水を噴霧したの
ち、スイツチAを押圧して電源スイツチ28をオフにし
ておく。
【0013】このように、上記超音波霧化器は、本体ケ
ース10の底部の円弧状曲面39と台部15の凹部14
の円弧状曲面40の接触摩擦力により、導出口13の開
口がを上方あるいは下方に向いた状態で保持できる。こ
のため、顔を動かしたりすることなく顔面全体に霧化し
た化粧水を噴霧することができる。しかも、載置する机
等の高さが少々高すぎたり、低すぎたりしても超音波霧
化器に合わせて姿勢を変えたりすることなく楽に噴霧で
きる。また、給水タンク12が本体ケース10に着脱自
在に取り付けられているため、液体の給水時に本体ケー
ス10全体を持ち上げなくても給水することができ便利
である。さらに、霧化された化粧水が5〜30μmと微
細であるため、皮膚組織、特に毛穴まで化粧水を浸透さ
せることができる。また、手指に化粧水を移し取ること
なく化粧することができる。
【0014】なお、上記超音波霧化器で顔面に化粧水を
噴霧するとともに皮膚温度を感知するセンサまたは色の
差を判別するセンサで化粧水の噴霧されていない部分を
判別することを行うと、均一に化粧水を噴霧させること
ができる。また、画像処理システムで皮膚状態を画面に
拡大して皮膚状態をチエツクした後、皮膚状態のよくな
い部分に超音波霧化器で美容液等を効果的に噴霧するこ
とができる。
【0015】なお、霧化化粧方法に用いる霧化器として
は上記実施例の超音波霧化器以外に、圧力等によつて液
体を霧化する霧化器を用いても差し支えない。
【0016】
【発明の効果】以上のように、本発明の超音波霧化器は
、本体ケースに給水タンク取付用凹部が形成され、給水
タンクがその取付用凹部に収まる形状に設定されて着脱
自在に取付けられているため、給水タンクに液体を供給
する際に、本体ケース全体を持ち上げず、給水タンクだ
けを本体ケースから取り外して液体を供給することがで
き便利である。また、上記本体ケースの底面が円弧状の
曲面に形成され、台部の本体ケースの底部を収容する凹
部の底面が本体ケースの円弧状曲面に対応する円弧状曲
面に形成され、この両円弧状曲面の接触により、本体ケ
ースの霧化した液体を導出する導出口が上下に移動した
状態で保持できるようになつている。したがつて、顔を
動かしたりすることなく顔面全体に霧化した化粧水を噴
霧することができ、しかも、載置する机等の高さが少々
高すぎたり、低すぎたりしても超音波霧化器に合わせて
姿勢を変えたりすることなく楽な姿勢で噴霧することが
できる。また、上記超音波霧化器を用いる霧化化粧方法
は、液状化粧料の霧の粒子が5〜30μmの微細な粒子
に設定されているため、液状化粧料に含有されている栄
養分を皮膚組織、特に毛穴までむらなく均一に浸透させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】本体ケースの縦断面図である。
【図3】本体ケースを後方から見た斜視図である。
【図4】給水タンクを前方から見た斜視図である。
【図5】上記実施例の使用態様の説明図である。
【図6】上記実施例の使用態様の説明図である。
【図7】従来例の縦断面図である。
【符合の説明】10  本体ケース 12  給水タンク 13  導出口 14  凹部 15  台部 20  ホーン霧化部 30  取付用凹部 39,40  円弧状曲面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  本体ケース10と、この本体ケース1
    に内蔵されたホーン霧化部11と、上記ホーン霧化部1
    1に液体を供給する給水タンク12と、上記本体ケース
    10に設けられ上記ホーン霧化部11で霧化した液体を
    外部に導出する導出口13と、本体ケース10の底部を
    それ自身の凹部14に収容して載置する台部15とを備
    え、上記本体ケース10に給水タンク取付用凹部30を
    形成し、上記給水タンク12をその取付用凹部30に収
    まる形状に設定して着脱自在に取付け、かつ上記本体ケ
    ース10の底面を円弧状の曲面39に形成するとともに
    、上記凹部14の底面を本体ケース10の円弧状曲面3
    9に対応する円弧状曲面40に形成し、上記両円弧状曲
    面39,40の接触により上記導出口13を上下に移動
    した状態で保持しうることを特徴とする霧化化粧法に用
    いる超音波霧化器。
  2. 【請求項2】  給水タンク12からホーン霧化部11
    に延びる給水ノズル35が給水タンク12に水を供給す
    る供給孔34の栓体を兼ねている請求項1記載の霧化化
    粧法に用いる超音波霧化器。
  3. 【請求項3】  液状化粧料を霧化器により霧化して顔
    面に吹き付け化粧する方法であつて、上記液状化粧料の
    霧の粒子が5〜30μmに設定されていることを特徴と
    する霧化化粧方法。
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