JPH04267683A - 動画データの圧縮符号化装置 - Google Patents

動画データの圧縮符号化装置

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JPH04267683A
JPH04267683A JP3049148A JP4914891A JPH04267683A JP H04267683 A JPH04267683 A JP H04267683A JP 3049148 A JP3049148 A JP 3049148A JP 4914891 A JP4914891 A JP 4914891A JP H04267683 A JPH04267683 A JP H04267683A
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Hideto Kunihiro
國弘 秀人
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NEC Corp
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NEC Home Electronics Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画の記録・再生シス
テムなどに適用される動画データの圧縮符号化装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、ゲーム用や教育用などのフレーム
構成の動画データにデータ量を圧縮するための符号化を
施しながらCDーROMなどの大容量の記録媒体に記録
し、再生する記録・再生システムが開発中である。
【0003】データ圧縮のための各種符号化方式のうち
の高能率なものとして、離散コサイン変換(DCT)な
どの直交変換と、量子化と、可変長符号化とを順次施す
ハイブリッド符号化方式が知られている。このハイブリ
ッド符号化方式の詳細については、必要に応じて、本出
願人が先に出願した「DCTーVQ圧縮動画データの伝
送方式」と題する特願昭62ー913850号や、「D
CT圧縮動画データの記録・再生方式」と題する特願平
2ー184242号の明細書などを参照されたい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のハイブリッ
ド符号化方式では、画面の状態に応じたデータ量や圧縮
効率の変動などに伴って圧縮後のデータ量(発生符号量
)もフレームごとに変動する。このため、再生の際に比
較的大容量のバッファ回路とバッファリングのための複
雑な制御系が必要になるという問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる動画デー
タの圧縮符号化装置は、フレーム構成の動画データを直
交変換する直交変換部と、この直交変換部からバッファ
メモリを通して出力される変換係数を可変ステップサイ
ズのもとで量子化する量子化部と、この量子化部の出力
を可変長符号化し圧縮符号化データとして出力端子に供
給する可変長符号化部と、この可変長符号化部の出力を
受け、各フレームについて実際に発生した圧縮符号化デ
ータの符号量を計数する発生符号量計数部と、前記量子
化部と可変長符号化部とによる圧縮符号化に先行して前
記バッファメモリから1フレーム分の変換係数を読出し
て可変量子化ステップサイズのもとで量子化する先行量
子化部と、この先行量子化部の出力を可変長符号化して
出力する先行可変長符号化部と、  この先行可変長符
号化部の出力を受け各フレームについて実際に発生した
圧縮符号化後の符号量を計数する先行発生符号量計数部
と、前記直交変換に伴って発生する変換係数の交流成分
の振幅の大きさを反映する量を交流レベルとして1フレ
ーム単位で検出する交流レベル検出部と、前記発生符号
量係計数で計数された発生符号量と外部かからの指示に
基き次のフレームからの発生符号量の目標値である目標
発生符号量を算定する目標発生符号量算定部と、この目
標発生符号量算定部の算定値と前記交流レベル検出部の
検出値とからスケーリングファクタを算定し、このスケ
ーリングファクタと前記変換係数の交流成分ごとに設定
されている量子化マトリックス係数との積から量子化ス
テップサイズを算定して前記先行量子化部に設定する先
行ステップサイズ設定部と、前記目標発生符号量算定部
の算定値、前記交流レベル検出部の検出値及び前記先行
発生符号量計数部の計数値から前記先行量子化部に設定
された量子化ステップサイズを修正し前記量子化部に設
定するステップサイズ設定部とを備えている。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係わる動画データ
の圧縮符号化装置の構成を示すブロック図であり、IN
は圧縮対象の動画データの入力端、1は離散コサイン変
換(DCT)部、2はフレームバッファ、3は可変ステ
ップサイズの量子化部、4は可変長符号化部、5は発生
符号量計数部、6は交流レベル検出部、7は目標発生符
号量算定部、8はステップサイズ設定部、9は先行量子
化部、10は先行可変長符号化部、11は先行発生符号
量計数部、12は先行ステップサイズ設定部である。
【0007】入力端INから供給されるフレーム構成の
動画データは、離散コサイン変換部1において1フレー
ム単位で複数のブロックに分割され、各ブロックごとに
離散コサイン変換(DCT)され、直流成分と交流成分
とを含む変換係数群に変換される。この離散コサイン変
換の詳細については、必要に応じて前述の各特許出願の
明細書などを参照されたい。離散コサイン変換部1から
出力される変換係数は、フレームバッファ2を経て量子
化部3に転送され、発生符号量などに応じて動的に変更
される可変ステップサイズのもとで量子化される。この
量子化の手法としては、上記特願昭62ー913850
号の明細書に開示されたようなベクトル量子化の手法で
はなく、上記特願平2ー184242号の明細書に開示
されたような通常のスカラー量子化の手法が適用される
。量子化部3から出力される量子化出力は、可変長符号
化部4においし可変長符号に変換され、出力端子0UT
からCDーROMなどの記録装置に供給される。
【0008】発生符号量計数部5は、上記離散コサイン
変換、可変ステップサイズの量子化及び可変長符号化の
組合せによるハイブリッド符号化によって発生する1フ
レーム分の符号量と現フレームまでの符号量の積算値を
計数し、計数結果を目標発生符号量算定部7に通知する
。目標発生符号量算定部7は、発生符号量計数部5の計
数結果と、外部からの指示に基き次の1フレームについ
て発生させるべき目標発生符号量を算定し、これをステ
ップサイズ設定部8と、先行ステップサイズ設定部12
とに通知する。
【0009】交流レベル検出部6は、先行量子化部9に
よる先行量子化に先立ってフレームバッファ2から1フ
レーム分の離散コサイン変換係数k(u,v)を読出し
、直流成分を除く全ての交流成分の絶対値の総和P、 
   P=ΣΣlk(u,v)l          
          ・・・・(1)を算定し、そのフ
レームの交流レベルとして検出する。
【0010】量子化部3は、ステップサイズ設定部8に
よって設定される可変量子化ステップサイズのもとでフ
レームメモリ2から読出した変換係数を量子化する。こ
の量子化部3への入力をA、量子化ステップサイズをQ
sとすれば、量子化部3からの出力A’は、    A
’≡A/Qs                   
           ・・・・(2)
【0011】離
散コサイン変換係数の量子化に際しては、量子化ステッ
プサイズQsを大きくするほど可変長符号化後の圧縮デ
ータの符号量(ビット総量)が減少し、データの圧縮率
が高まる。これは、量子化ステップサイズQsが増加す
るほど量子化部3の出力A’のレベルが低下することと
、次段の可変長符号化部4では出現頻度の低い低レベル
の出力A’ほど短いビット数の符号が割当てられている
ことによる。このように、量子化ステップサイズQsが
増大するほどデータ圧縮率が高まる反面、量子化雑音の
増大に伴って再生画面の画質が劣化する。従って、この
量子化ステップは、データ圧縮率と画質劣化の許容度と
を勘案して定める必要があるが、本発明の圧縮符号化方
式ではさらに発生符号量の制御・平滑化という点も勘案
される。
【0012】ここで、動画データについては、視聴者の
生理的特性上、交流成分の空間周波数が高いほど量子化
雑音に伴う画質の劣化が許容できることが知られている
。本実施例によれば、上記視覚上の特性に着目し、交流
成分の空間周波数が高いほど大きな値となるように量子
化ステップサイズQsが設定される。このため、量子化
ステップサイズQsを、次式に示すように、空間高調波
の次数に依存する量子化マトリックス係数qと量子化ス
ケーリングファクタfとに分解する。       Qs≡q・f/k           
                   ・・・・(3
)ただし、kは定数である。
【0013】まず、量子化マトリックス係数qとしては
、図2に示すように、空間高調波の次数(u,v)だけ
に依存しかつこれらの増加につれて増加する固定的な値
が設定される。さらに、この量子化マトリックス係数q
は、輝度信号(Y)については図2(A)に例示するよ
うに比較的小さな値が、画質の劣化の目立ちにくい色差
信号(RーY,BーY)については図2(B)に例示す
るように比較的大きな値が設定される。符号量制御部5
による量子化ステップサイズQsの動的な制御は、量子
化スケーリングファクタfの動的な制御によって実現さ
れる。
【0014】次に、量子化スケーリングファクタfとし
ては、図3に例示するように、一定の交流レベルのもと
では目標発生符号量の増加に伴って減少すると共に一定
の目標発生符号量のもとでは離散コサイン変換係数の交
流レベルの増加につれて増加する値が設定される。これ
は、交流レベルの増加と共に量子化対象のデータ量が増
加し、可変長符号化後の圧縮データのビット量が増加す
るのを抑圧して平均化するためである。このように、交
流レベルの増加につれて増加する量子化ステップサイズ
Qsを設定することにより、動画の絵柄が細かくなって
交流レベルが増加しても可変長符号化後の圧縮画像デー
タの総ビット量はほぼ一定の値に保持される。
【0015】目標発生符号量算定部7は発生符号量計数
部5の計数結果と、外部からの指示に基き次の1フレー
ムについて発生させるべき目標発生符号量を以下のよう
にして算定する。
【0016】入力端子INからは、総数F0のフレーム
が一定のフレームレート、例えば30フレーム/秒のフ
レームレートで供給される。ハイブリッド符号化による
データ圧縮の所要時間、すなわち記録又は作成のための
総所要時間はF0/30秒間となる。また、入力端子I
N  から記録される入力フレームの一部は離散コサイ
ン変換部1において一定の間引き率で廃棄され圧縮対象
から除外されることにより、出力端子OUTに出力され
る圧縮画像データのフレームレートはFr、ビットレー
トはBrになるものとする。
【0017】符号化によるデータ圧縮後のフレームの総
数F1と、総ビット量Btは、それぞれ、    F1
=Fr(F0/30)               
         ・・・・(4)    Bt=Br
(F0/30)                  
      ・・・・(5)となる。
【0018】データのための符号化の開始と同時に符号
化済みのフレームの総数と符号化によって発生した総ビ
ット量の計数が開始され、任意のフレームについての圧
縮が終了した時点でそれぞれがF2とBcに達したとす
れば、圧縮対象の残フレーム数F3と、残発生許容ビッ
ト量Bnは、     F3=F1ーF2             
                   ・・・・(6
)    Bn=BtーBc            
                    ・・・・(
7)となる。
【0019】次の1フレームの圧縮に伴って発生するビ
ット量の許容値を目標発生符号量Bmと定義すれば、 
 Bm=Bn/F3                
                    ・・・・(
8)となる。上記目標発生符号量Bmの算定は、発生符
号量計数部5で計数された総ビット量Bcや、外部から
指示されたフレームレート、ビットレートや、上述の式
に基いて行われる。
【0020】上述のようにして、ステップサイズ設定部
8で設定された量子化ステップサイズQsのもとで量子
化部3による量子化が行われ、引き続き可変長符号化部
4による可変長符号化が行われる。しかしながら、図3
の特性の不完全さなどに起因して、実際の発生符号量が
目標値からずれて発生符号量のフレーム間にわたる変動
が生じる。
【0021】本実施例によれば、このようなフレーム間
にわたる変動を回避するため、ステップサイズ設定部8
,量子化部3及び可変長符号化部4による最終的な符号
化に先行して、先行ステップサイズ設定部12、先行量
子化部9及び先行可変長符号化部10による先行符号化
が行われる。この先行符号化において先行ステップサイ
ズ設定部12が設定するステップサイズは、交流レベル
検出部6の検出値と目標発生符号量算定部7の算定値と
に基き設定される。この先行符号化に伴って実際に発生
した符号量が先行発生符号量係数部11で係数され、ス
テップサイズ設定部8に通知される。
【0022】ステップサイズ設定部8では、交流レベル
検出部6の検出値と目標発生符号量算定部7の算定値と
から決定されるステップサイズ、すなわち先行量子化時
に設定されたステップサイズを、先行発生符号量計数部
11の計数値と目標発生符号量との誤差Eに基き修正し
、この修正済みのステップサイズを量子化部3に設定す
る。この修正方法の一例は、以下のようになものである
【0023】図3に例示するように、交流レベルの検出
値と目標発生符号量との交点(図中の白丸印)からスケ
ーリングファクタfとして5を設定し、先行量子化部9
と先行可変長符号化部10とによる先行量子化と先行可
変長符号化とを行ったところ先行発生符号量計数部11
の計数値が図中の黒丸印で示すように誤差Eだけ目標値
を上回ったものとする。このような誤差Eの発生は、交
流レベルとスケーリングファクタfとの相関の弱さに起
因するものと見做され、スケーリングファクタ5の特性
線と計数値との交点(三角印の点)を与える値(調整値
)に交流レベルの検出値が調整される。そして、この調
整値と目標発生符号量との交点に最も近いスケーリング
ファクタ6が最終的な量子化に際し設定される。
【0024】以上、量子化部と可変長符号化部とを最終
符号化用と先行符号化用との2系統設置し、現フレーム
についての最終的な符号化と後続のフレームについての
先行符号化とを同時進行的に行わせることにより、処理
時間の短縮を図ることができる。しかしながら、処理時
間の短縮よりもハードウェア量の低減が優先される場合
には、量子化部や可変長符号化部などを最終符号化用と
先行符号化用とで共用して時分割多重的に動作させる構
成とすることもできる。
【0025】
【発明の効果】本発明に係わる動画データの圧縮符号化
装置は、上述したような構成であるから、フレーム間に
わたる発生符号量が平均化され、再生装置側の低コスト
化が可能になるという効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる動画データの圧縮符
号化装置の構成を示すブロック図である。
【図2】輝度信号に対する量子化マトリックス係数(A
)と色差信号に対する量子化マトリックス係数(B)の
一例を示す概念図である。
【図3】1フレームの交流レベルと目標発生符号量から
スケーリングファクタを設定するために用いられる特性
図の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
IN    圧縮符号化対象の動画データの入力端1 
     離散コサイン変換(DCT)部2     
 バッファメモリ 3      量子化部 4      可変長符号化部 5      発生符号量計数部 6      交流レベル検出部 7      目標発生符号量算定部 8      ステップサイズ設定部 9      先行量子化部 9      生産発生符号量誤差検出部10    
先行可変長符号化部 11    先行発生符号量算定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム構成の動画データを直交変換する
    直交変換部と、この直交変換部からバッファメモリを通
    して出力される変換係数を可変ステップサイズのもとで
    量子化する量子化部と、この量子化部の出力を可変長符
    号化し圧縮符号化データとして出力端子に供給する可変
    長符号化部と、この可変長符号化部の出力を受け、各フ
    レームについて実際に発生した圧縮符号化データの符号
    量を計数する発生符号量計数部と、前記量子化部と可変
    長符号化部とによる圧縮符号化に先行して前記バッファ
    メモリから1フレーム分の変換係数を読出して可変量子
    化ステップサイズのもとで量子化する先行量子化部と、
    この先行量子化部の出力を可変長符号化して出力する先
    行可変長符号化部と、この先行可変長符号化部の出力を
    受け各フレームについて実際に発生した圧縮符号化後の
    符号量を計数する先行発生符号量計数部と、前記直交変
    換に伴って発生する変換係数の交流成分の振幅の大きさ
    を反映する量を交流レベルとして1フレーム単位で検出
    する交流レベル検出部と、前記発生符号量係計数で計数
    された発生符号量と外部かからの指示に基き次のフレー
    ムからの発生符号量の目標値である目標発生符号量を算
    定する目標発生符号量算定部と、この目標発生符号量算
    定部の算定値と前記交流レベル検出部の検出値とからス
    ケーリングファクタを算定し、このスケーリングファク
    タと前記変換係数の交流成分ごとに設定されている量子
    化マトリックス係数との積から量子化ステップサイズを
    算定して前記先行量子化部に設定する先行ステップサイ
    ズ設定部と、前記目標発生符号量算定部の算定値、前記
    交流レベル検出部の検出値及び前記先行発生符号量計数
    部の計数値から前記先行量子化部に設定された量子化ス
    テップサイズを修正し前記量子化部に設定するステップ
    サイズ設定部とを備えたことを特徴とする動画データの
    圧縮符号化装置。
  2. 【請求項2】前記交流レベル検出部は、前記直交変換に
    伴って発生する変換係数の交流成分のレベルの絶対値の
    総和を前記交流レベルとして検出することを特徴とする
    請求項1記載の動画データの圧縮符号化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06141298A (ja) * 1992-10-28 1994-05-20 Victor Co Of Japan Ltd 可変転送レート符号化装置及び記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06141298A (ja) * 1992-10-28 1994-05-20 Victor Co Of Japan Ltd 可変転送レート符号化装置及び記録媒体

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