JPH04266886A - アザシクロオクタジエン誘導体 - Google Patents

アザシクロオクタジエン誘導体

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JPH04266886A
JPH04266886A JP4569791A JP4569791A JPH04266886A JP H04266886 A JPH04266886 A JP H04266886A JP 4569791 A JP4569791 A JP 4569791A JP 4569791 A JP4569791 A JP 4569791A JP H04266886 A JPH04266886 A JP H04266886A
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JP
Japan
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formula
group
compound
general formula
hydrogen atom
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Pending
Application number
JP4569791A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Koga
古賀 憲司
Kiyoshi Tomioka
清 富岡
Yoshihiro Kubota
好浩 窪田
Kentaro Yoshimatsu
賢太郎 吉松
Kyosuke Kito
恭輔 紀藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eisai Co Ltd
Original Assignee
Eisai Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04266886A publication Critical patent/JPH04266886A/ja
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  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なアザシクロオクタ
ジエン誘導体および該化合物を有効成分とする制癌剤に
関する。
【0002】
【従来の技術】これまで癌化学療法剤としてアルキル化
剤、代謝拮抗剤、ホルモン剤、植物由来の物質など多く
の種類のものが利用され、現在も研究が盛んに行なわれ
ている。植物由来の物質の一種として、ポドフィラム 
 ペンタトム(Podophyllum  Pelta
tum)の根茎の一成分であるポドフィロトキシン(P
odophyllotoxin)が細胞分裂阻止作用を
有することから、その誘導体について開発が進められて
いる(特開昭58−225096号公報、特開昭62−
283960号公報、特開平1−199976号公報)
。しかしながら、未だ十分に満足できる制癌剤は見い出
されていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は優れた
抗癌活性を有する新規アザシクロオクタジエン誘導体お
よびそれを有効成分とする抗癌剤を提供することにある
【0004】
【問題を解決するための手段】抗癌活性の生物検定方法
としてこれまで常法としてよく使用されているinvo
troでの癌細胞株増殖抑制活性測定の他にDNAトポ
イソメラーゼII (Topo II )阻害活性の測
定を併用し有用な新規制癌剤の研究を実施した。Top
o II は2本鎖DNAの切断と再結合を介してDN
Aの構造変換を触媒する酵素であり、このTopoII
 阻害剤が有力な抗癌剤になると考えられており新しい
開発手段として注目されているものである(Kelly
  T.J.et  al.J.Biol.Chem.
,263,17889(1988))。
【0005】本発明者らは各種の新規アザシクロオクタ
ジエン誘導体を合成し、前記の生物検定法を駆使し鋭意
研究の結果、Topo II 阻害活性を有し制癌活性
を有する化合物を見い出し本発明を完成するに到った。
【0006】すなわち本発明は一般式(1)
【化8】 〔式中、イ)R1 は水素原子、アミノ基、低級アルキ
ルアミノ基またはハロゲン原子置換されていてもよいア
リールアミノ基を意味する。Xは式−O−または式−N
(R10)H−(式中、R10は水素原子、低級アルキ
ル基、アシル基または低級アルキルオキシカルボニル基
を意味する。)で示される基を意味する。ロ)Aは一般
式(2)
【化9】 一般式(3)
【化10】 一般式(4)
【化11】 を意味し、Aが一般式(2)(式中、R11は水素原子
または低級アルキル基を意味する。)を意味する時はR
2 とR3 は直接結合している。Aが一般式(3)(
式中、R12は水素原子または低級アルキル基を意味す
る。)を意味する時はR3 は水素原子であり、R2 
とR4 は直接結合している。Aが一般式(4)(式中
、R13及びR15は水素原子または低級アルキル基を
意味する。R14はアシル基またはアリールアルキルオ
キシカルボニル基を意味する。) を意味する時は、R
3 は水素原子でありR2 とR5 は直接結合してい
る。〕で表わされるアザシクロオクタジエン誘導体およ
びその薬理学的に許容される塩を提供するものである。
【0007】以下に本発明について詳細に説明する。上
記一般式(1)において、R10,R11,R12,R
13およびR15の低級アルキル基とは炭素数1〜6を
包含する直鎖または分岐鎖を意味し、例えばメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチルな
どが挙げられ、好ましくはメチル、エチルが挙げられる
。R1 の低級アルキルアミノ基およびR10の低級ア
ルキルオキシカルボニル基とは上記に定義されたアルキ
ル基から誘導される基が挙げられる。R10およびR1
4のアシル基とはベンゾイル基、アセチル基などが挙げ
られる。ハロゲン原子とはフッ素、塩化などから選ばれ
、ハロゲン原子置換されていてもよいアリールアミノ基
とはフッ素置換フェニルアミノ基などが挙げられる。R
14のアリールアルキルオキシカルボニル基とはベンゾ
イルオキシカルボニル基などが挙げられる。
【0008】さらに本発明における好ましい化合物とし
ては一般式(5)において、R11がメチル基またはエ
チル基、Xが式−O−、R1 は水素原子またはフッ素
置換フェニルアミノ基で示される化合物。一般式(6)
において、R12がメチル基またはエチル基、Xは式−
O−で示される化合物。さらに一般式(7)においてR
13およびR15がメチル基、Xは式−NH−、R14
はベンジルオキシカルボニル基またはベンゾイル基で示
される化合物である。
【0009】本発明において、一般式(1)の化合物を
薬理学的に許容しうる酸付加塩に形成できる適当な酸と
しては、例えば塩酸、硫酸、リン酸、硝酸、及び有機酸
(例えばクエン酸、フマール酸、マレイン酸、酒石酸、
酢酸、安息香酸、p−トルエンスルホン酸、メタンスル
ホン酸及びナフタレンスルホン酸)等を列挙できる。
【0010】本発明の新規なアザシクロオクタジエン誘
導体は下記の反応式AおよびBで例示する方法によって
製造することができる。
【化12】
【化13】
【0011】反応式Aにおいて(式中R13,R14,
R15およびXは前記と同じ意味を有する。)製造原料
となる化合物(A−1)は本発明者らの特願平2−48
397号公報に記載された方法で製造することができる
。化合物(A−2)は公知の方法またはそれに準ずる方
法により製造することができる。すなわち化合物(A−
1)を適当な塩基性溶媒例えばピリジンなど、またはト
リエチルアミン、炭酸カリなどの塩基の存在下テトロヒ
ドロフラン、メチレンロリドなどに溶解する。好ましく
ピリジンに溶解し、R14Clを加え撹拌することによ
り製造できる。反応は室温でよく、反応時間は5時間で
十分である。化合物(A−3)は化合物(A−1)を常
法により酸化反応を行なう。すなわち化合物(A−1)
を適当な溶媒例えばアセトニトリル、メタノール、エタ
ノールまたはこれらの混合溶媒に溶解させる。好ましく
はアセトニトリルとエタノールの混合溶媒に溶解し、メ
タヨウ素酸ナトリウム、硝酸などの酸化剤を加え室温で
1〜10時間撹拌することにより製造することができる
【0012】反応式Bにおいて(式中、R1 ,R11
およびXは前記と同じ意味を有する。)製造原料である
化合物(B−1)は特願平2−48397号公報に記載
された方法で製造することができる。化合物(B−2)
は上記の化合物(A−3)の製造法に準ずる方法で製造
することができる。
【0013】これら本発明化合物に立体異性体および光
学異性体が存在する場合は、本発明はそれらの混合物も
含めてすべてを包含する。また得られた目的物質は公知
の方法により光学分割あるいは分離−精製することがで
きる。このようにして製造される前記一般式(1)で示
される新規なアザシクロオクタジエン誘導体及びその塩
は強い抗腫瘍活性を有しており医薬品として極めて有用
である。
【0014】
【発明の効果】下記の実験例により本発明の効果を説明
する。 実験例1 本発明の化合物の制癌活性(antitumor  a
ctivity)を培養KB細胞を用いてin  vi
troで行った。細胞としてKB  Cell(der
ived  from  a  human  epi
dermoid  carcinoma  of  t
he  mouth)、培地としてEagle’s  
minimal  essential  mediu
m(MEM)−10%  Calf  serumを用
い、37℃炭酸ガスインキュベーター(5%CO2 )
で行った。まず、KB  Cellを1×104 /m
l  mediumに希釈し、その2mlを30mmプ
ラスチック皿に植え、本発明の化合物群を最終濃度とし
て、100,30,10,3,1μg/mlになるよう
に調整した。4日後、細胞をdish面よりトリプシン
を用いてはがし、その細胞数をコールターカウンターで
計測した。判定基準としてはアメリカのNCIの規定を
採用し、コントロールと比較し、実質50%のgrow
th  inhibitionを示す濃度(M)を求め
た。
【0015】Topo II 阻害活性の測定方法はS
aijo,Mらの方法〔Saijo,M.et,al,
Biochemistry,29,583(1990)
〕に準じて行なった。培養KB細胞に対する増殖抑制活
性とTopo II 阻害活性を表1に示す。
【表1】 上記の生物検定の結果から明らかな如く、本発明化合物
はTopo II 阻害活性と培養癌細胞増殖抑制活性
を有しており、制癌剤として好ましい化合物である。
【0016】本発明化合物をこれら医薬として使用する
場合は、経口投与若しくは非経口投与により投与される
。投与量は、症状の程度;患者の年令、性別、体重、感
受性差;投与方法;投与の時期、間隔、医薬製剤の性質
、調剤、種類;有効成分の種類などによって異なり、特
に限定されない。即ち、経口用固形製剤を調製する場合
は、主薬に賦形剤、更に必要に応じて結合剤、崩壊剤、
滑沢剤、着色剤、矯味矯臭剤などを加えた後、常法によ
り丸剤、錠剤、被覆錠剤、粉剤、顆粒剤、散剤、カプセ
ル剤などとする。
【0017】
【実施例】次に本発明の化合物の製造方法の製造例およ
び実施例を以下に示すが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。合成ルートは反応式C,D,E
およびFに示す通りである。
【化14】
【化15】
【化16】
【化17】
【0018】製造例1 化合物(C−1)(100mg, 0.23mmol)
のジクロロエタン溶液(3ml)に氷冷撹拌下、HBr
ガスを20分間通す。密栓下4℃にて24時間撹拌後、
減圧濃縮する。残渣にベンゼン(10ml)を加え減圧
濃縮を5回繰り返し化合物(C−2)を得た。それをジ
クロロエタン(5ml)に直接溶解し4−フルオロアニ
リン(77.7mg, 0.70mmol)と炭酸バリ
ウム(92mg, 0.47mmol)を加え室温にて
1.5時間撹拌する。不溶物を濾去し、クロロホルム5
0mlを加え、水(20ml)、飽和食塩水(30ml
)で洗う。Na2 SO4 乾燥後、減圧濃縮し、褐色
オイル(280mg)を得る。シリカゲルカラムクロマ
ト(クロロホルム/アセトン=10/1)で精製し、ク
ロロホルム−メタノールから再結晶を行ない無色プリズ
ム化合物(C−3)を46mg(収率,40%)得た。
【0019】     融点      272〜274℃    元
素分析値      (C26H23N2 O7 F・
5/4  H2 O)        計算値    
  C  62.34,  H  4.63,  N 
 5.59        実測値      C  
62.32,  H  4.70,  N  5.48
    IRスペクトル(KBr)         cm−1:3420,3320,17
57     1H−NMR(CDCl3 )    
    δ:3.63(1H,brd,J=9.0Hz
),3.83(6H,s),4.28(1H,ddd,
J=3.3,5.1,8.4Hz),4.37(1H,
dd,J=8.4,8.4Hz),4.44(1H,d
d,J=5.1,8.4Hz),4.44(1H,dd
,J=3.3,9.0Hz),5.94(1H,s),
6.48and6.64(each  1H,s),6
.59(2H,dd,J=4.0,8.8Hz),6.
93(2H,dd,J=8.8,8.8Hz)     MS  m/z    494(M+ )
【0
020】製造例2 化合物(E−1)(780mg, 1.96mmol)
をジクロロエタン(30ml)−CF3 CO2 H(
5ml)に溶かし、氷冷撹拌下HBrガスを1時間通す
。密栓下室温にて24時間撹拌し、減圧濃縮する。シリ
カゲルカラムクロマトグラフィ(CH2 Cl2/ac
ltone=1/1)にて精製し、酢酸:水(1:2)
からの再結晶により無色針状晶化合物(E−2)183
mg(収率,24%)を得た。
【0021】     融点      289〜300℃    I
Rスペクトル(KBr)         cm−1:3370,1690   
  1H−NMR(CD3 CO2 D)      
  δ:2.47(1H,dd,J=10.3Hz,1
3.6Hz),2.70(1H,dd,J=0,13.
6Hz),3.08(1H,dd,J=8.4,9.2
Hz),3.21(1H,d,J=14.3Hz),3
.50and3.90(each  3H,s),3.
69(1H,dd,J=9.2Hz,9.2Hz),3
.81(1H,dddd,J=0Hz,8.8Hz,9
.2Hz,10.3Hz),4.62(1H,d,J=
14.3Hz),5.99and6.02(each 
 1H,d,J=1.1Hz),6.78,6.85a
nd6.97(each  3H,s)     元素分析値      (C20H20N2 
O6 )        計算値      C  6
2.49,  H  5.24,  N  7.29 
       実測値      C  62.21,
  H  5.26,  N  7.06    MS
  m/z    384(M+ )
【0022】実施
例1 化合物(C−3)(15.5mg, 0.03mmol
)をアセトニトリル:エタノール(1:1,1ml)に
溶かし、メタヨウ素酸ナトリウム(40.2mg, 0
.19mmol)の水溶液(2ml)を加える。室温で
17時間撹拌し、水(8ml)を加える。クロロホルム
(30ml×3)で抽出し、有機層を飽和食塩水(20
ml×2)で洗う。硫酸ナトリウムにて乾燥後、減圧濃
縮し赤色粉(17.5mg)を得る。シリカゲルカラム
クロマトグラフィー(CHCl3 /AcOEt=2/
1)で精製し、赤色針状晶化合物(C−4)14.1m
g(収率,94%)を得た。
【0023】     融点      194〜196℃    I
Rスペクトル(KBr)         cm−1:3400,1745,16
62,1625     1H−NMR(CDCl3 
)        δ:3.44(1H,d,J=8.
6Hz,),3.83(3H,s),4.25(1H,
ddd,J=3.0,4.6,7.6Hz),4.39
(1H,dd,J=3.0,8.6Hz),4.53−
4.56(2H,m),5.56and5.66(ea
ch  1H,s),5.99(2H,s),6.31
,6.55and6.62(each  1H,s),
6.59(2H,dd,J=4.3,8.6Hz),6
.94(2H,dd,J=8.6,8.6Hz)   
 紫外部吸収         λmax :296nm(ε=8.2
5×103 ),462(ε=1.66×103 )     MS  m/z  480(M+ +2),4
78(M+ )
【0024】実施例2 化合物(D−1)(24mg, 0.06mmol)を
クロロホルム溶液(1ml)に室温撹拌下6N硝酸(0
.1ml,0.6mmol)を加え、30秒激しく撹拌
する。水(8ml)を加え、クロロホルム(20ml×
3)で抽出する。 有機層を飽和重そう水(20ml)、飽和食塩水(20
ml×2)で洗浄後、硫酸ナトリウムにて乾燥する。減
圧濃縮し、赤色オイル(42mg)をシリカゲルカラム
クロマト(クロロホルム/アセトン=6/1)で精製し
、赤色粉末化合物(D−2)23mg(収率,99%)
を得た。
【0025】     融点      185〜188℃    元
素分析値      (C19H15NO7 )   
     計算値      C  61.79,  
H  4.09,  N  3.79        
実測値      C  62.07,  H  4.
28,  N  3.55    IRスペクトル(C
HCl3 )        cm−1:1751,1
700,1667,1630     1H−NMR(
CDCl3 )        δ:2.88(1H,
dd,J=5.9,9.8Hz,),2.90(1H,
dd,J=0,9.8Hz),3.81(3H,s),
4.0(1H,m),4.21(1H,dd,J=3.
3,8.8Hz),4.61(1H,dd,J=8.1
,8.8Hz),5.55(1H,s),5.66(1
H,d,J=1.8Hz),5.99(2H,s),6
.20(1H,d,J=1.8Hz),6.53and
6.63(each  1H,s)    MS  m
/z  369(M+ )    紫外部吸収(CHC
l3 )         λmax :465(ε=1.80×
103 ),293(ε=7.85×103 )
【0026】実施例3 化合物(E−2)(20mg, 0.05mmol)を
ピリジン(0.8ml)に溶かし、ベンジルオキシカル
ボニルクロライド(53mg, 0.31mmol)を
加え、室温にて3時間撹拌する。水(10ml)を加え
撹拌後、クロロホルム(50ml)で抽出する。有機層
を飽和硫酸銅水溶液(30ml×3)、飽和重そう水(
20ml)、飽和食塩水(30ml×2)で洗う。硫酸
ナトリウムにて乾燥後減圧濃縮し、褐色オイル(77m
g)を得る。シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジ
クロルメタン/アセトン=3/2)で精製し、クロロホ
ルム−ヘキサンからの再結晶により白色粉末化合物(E
−3)21.5mg(収率,80%)を得た。
【0027】     融点      249〜251℃    元
素分析値      (C28H26O8 N2 ) 
       計算値      C  64.86,
  H  5.05,  N  5.40      
  実測値      C  64.56,  H  
4.99,  N  5.28    IRスペクトル
(KBr)         cm−1:1767,1693   
  1H−NMR(CDCl3 )        δ
:2.50(1H,dd,J=10.0,13.6Hz
,),2.62(1H,dd,J=0,13.6Hz)
,3.04(1H,dd,J=8.8Hz,8.8Hz
),3.20(1H,d,J=14.3Hz),3.3
9and3.85(each  3H,s),3.61
(1H,dd,J=8.4Hz,8.8Hz),3.7
5(1H,dddd,J=0Hz,8.4Hz,8.8
Hz,10.0Hz),4.44(1H,brs),4
.70(1H,d,J=14.3Hz),5.28an
d5.31(each  1H,d(ABq)  J=
12.5Hz),5.99and6.02(each 
 1H,d,J=1.5Hz),6.73,6.78a
nd7.02(each  1H,s),7.34−7
.45(5H,m)     MS  m/z  518(M+ )
【002
8】実施例4 化合物(E−2)(14mg, 0.036mmol)
をピリジン(0.5ml)に溶かし、ベンゾイルクロリ
ド(61.6mg, 0.43mmol)を加え室温に
て4時間撹拌する。 クロロホルム(50ml)を加え、飽和硫酸銅水溶液(
20ml)、飽和食塩水(20ml)で洗う。硫酸ナト
リウムにて乾燥し減圧濃縮する。シリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(ジクロルメタン/アセトン=3/2)
で精製し、白色粉末化合物(E−4)8.0mg(収率
45%)を得た。
【0029】     融点      168〜169.5℃   
 IRスペクトル(CHCl3 )        c
m−1:1742,1964    元素分析値   
   (C27H24N2 O7 )        
計算値      C  66.39,  H  4.
95,  N  5.73        実測値  
    C  66.32,  H  4.93,  
N  5.59    MS  m/z  488(M
+ )     1H−NMR(CDCl3 )   
     δ:2.57(1H,dd,J=9.6,1
3.4Hz,),2.65(1H,d,J=13.4H
z),3.25and4.75(each  1H,d
,J=14.2Hz),3.42and3.86(ea
ch  3H,s),3.08(1H,dd,J=8.
6,8.6Hz),3.63(1H,dd,J=8.6
,8.6Hz),3.78〜3.86(1H,m),4
.19(1H,brs),5.99and6.02(e
ach  1H,d,J=1.3Hz),6.74,6
.83and7.08(each  1H,s),7.
48〜7.64(3H,m),8.22〜8.25(2
H,m)
【0030】実施例5 化合物(F−1)(7.1mg, 0.018mmol
)をアセトニトリル:エタノール(1:1,2ml)に
溶かし、メタヨウ素酸ナトリウム(45mg, 0.2
1mmol)を加え、室温にて66時間撹拌する。減圧
濃縮後、水(10ml)を加えクロロホルム(30ml
×3)で抽出する。有機層を飽和食塩水(20ml)で
洗浄し、硫酸ナトリウムにて乾燥する。減圧濃縮し、濃
紫色固体(8.2mg)を得る。クロロホルム−ベンゼ
ンから再結晶し濃紫色粉末化合物(F−2)5.7mg
(収率,84%)を得た。
【0031】     融点    252〜255℃    IRス
ペクトル(CHCl3 )        cm−1:
1749,1699,1671,1627    紫外
部吸収(CHCl3 )         λmax :292nm(ε=8.9
0×103 ),510(ε=2.79×103 )     MS  m/z  369(M+ )    
 1H−NMR(CDCl3 )        δ:
2.65(1H,dd,J=10.2Hz,13.7H
z,),2.78(1H,d,J=13.7Hz),3
.28and4.36(each1H,d,J=13.
9Hz),3.81(1H,m),3.85(3H,s
),4.02(1H,dd,J=8.7,8.7Hz)
,4.64(1H,dd,J=8.7,8.7Hz),
6.02(2H,s),6.39,6.64and6.
70(each  1H,s)
【化5】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一般式(1) 【化1】 〔式中、イ)R1 は水素原子、アミノ基、低級アルキ
    ルアミノ基またはハロゲン原子置換されていてもよいア
    リールアミノ基を意味する。Xは式−O−または式−N
    (R10)H−(式中、R10は水素原子、低級アルキ
    ル基、アシル基または低級アルキルオキシカルボニル基
    を意味する。)で示される基を意味する。ロ)Aは一般
    式(2) 【化2】 一般式(3) 【化3】 一般式(4) 【化4】 を意味し、Aが一般式(2)(式中、R11は水素原子
    または低級アルキル基を意味する。)を意味する時はR
    2 とR3 は直接結合している。Aが一般式(3)(
    式中、R12は水素原子または低級アルキル基を意味す
    る。)を意味する時はR3 は水素原子であり、R2 
    とR4 は直接結合している。Aが一般式(4)(式中
    、R13及びR15は水素原子または低級アルキル基を
    意味する。R14はアシル基またはアリールアルキルオ
    キシカルボニル基を意味する。) を意味する時は、R
    3 は水素原子でありR2 とR5 は直接結合してい
    る。〕で表わされるアザシクロオクタジエン誘導体およ
    びその薬理学的に許容される塩。
  2. 【請求項2】  一般式(5)(式中、R1 は水素原
    子、アミノ基、低級アルキルアミノ基またはハロゲン原
    子置換されていてもよいアリールアミノ基を意味する。 Xは式−O−または式−NH−を意味する。R11は前
    記と同じ意味を有する。)で表わされる請求項1記載の
    アザシクロオクタジエン誘導体およびその薬理学的に許
    容される塩。
  3. 【請求項3】  一般式(6) 【化6】 (式中、R12は前記と同じ意味を有する。Xは式−O
    −または式−NH−を意味する。)で表わされる請求項
    1記載のアザシクロオクタジエン誘導体およびその薬理
    学的に許容される塩。
  4. 【請求項4】  一般式(7) 【化7】 (式中、R13およびR15は水素原子または低級アル
    キル基を意味する。R14はアシル基またはアリールア
    ルキルオキシカルボニル基を意味する。Xは式−O−ま
    たは式−NH−を意味する。)で表わされる請求項1記
    載のアザシクロオクタジエン誘導体およびその薬理学的
    に許容しえる塩。
  5. 【請求項5】  請求項1記載のアザシクロオクタジエ
    ン誘導体を有効成分とする制癌剤。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7985746B2 (en) 2006-05-26 2011-07-26 Eisai R&D Management Co., Ltd. Imidazoazepinone compounds

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