JPH0426613A

JPH0426613A - ゲル状毛髪化粧料

Info

Publication number: JPH0426613A
Application number: JP13198990A
Authority: JP
Inventors: Masako Matsuura; 昌子松浦
Original assignee: Sunstar Inc
Current assignee: Sunstar Inc
Priority date: 1990-05-22
Filing date: 1990-05-22
Publication date: 1992-01-29

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は毛髪に対し優れたクシ通り性および、なめらか
な感触を付与し、またドライヤーの熱やブラッシングな
どから毛髪を保護するゲル状毛髪処理剤に関する。

［従来の技術およびその課題］従来より、髪につやと弾力を与え、あるいは傷んだ髪の
手入れを行うため、ヘアートリートメント、ヘアリンス
などの様々な毛髪処理剤が用いられている。例えば、毛
髪に光沢やなめらかさを与えるためには、シリコーン油
、高級アルコール、流動パラフィン、エステル油などの
油分を配合したものが用いられている。また、毛髪に柔
軟性や帯電防止効果を与えるためには、カチオン性界面
活性剤やカチオン性高分子化合物を配合したものが用い
られている。さらに、ドライヤーの熱などから毛髪を保
護するためには水溶性高分子化合物を配合したものなど
もある。

しかしながら、前記の油分を配合した毛髪処理剤はベタ
つきなど毛髪に適用した場合に異物感を与える欠点があ
り、またそれ自体粘着性を有しているためクシ通りやブ
ラッシングに対する物理的抵抗値も大きくなる。また、
カチオン性界面活性剤、カチオン性高分子化合物を配合
した毛髪処理剤は毛髪表面の負に帯電した部分にのみ電
気的に吸着するものであって吸着力が不充分で、均一性
にも劣り、またクシ通りも良好ではない。さらに水溶性
高分子を配合した毛髪処理剤はそれ自体の粘着性、接着
性が大きく処理後の毛髪がゴワゴワとして異物感があり
、クシ通りが悪いなどの欠点を有する。

また、シリコーンガムを用いたヘアケア製品、さらには
ジメチルシリコーンガムを配合した耐水性、永続性のあ
るスキンケア組成物（特開昭６１２２９８１０号参照）
も提案されているが、クシ通り性などの物理的抵抗が大
きく、またべとつき感がある。その上、シリコーンガム
は水、エタノールに不溶であり、流動パラフィンなどの
油分にも極めて溶けにくいことから乳化が非常に困難で
ある。

本発明の目的は、毛髪に対して優れたクシ通り性となめ
らかな感触を付与し、熱やブラッシングなどから髪を保
護するゲル状毛髪化粧料を提供するものである。

［問題点を解決するための手段］すなわち、本発明は、（ａ）下式：［式中、Ｒ′はメチルまたはフェニル基（ただしＲ１が
すべてフェニル基である場合を除く）、Ｒ２はメチル基
または水酸基、ｎは４０００〜９０００の整数を意味す
る］で示されるソリコーンガムの少なくとも１種、（ｂ）プ
ロピレングリコール、１．３−ブチレングリコールおよ
びグリセリンから選ばれた少なくとも１種の多価アルコ
ール、（Ｃ）ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキ
シエチレンセチルエーテル、エチレングリコールステア
レート、ジエチレングリコールステアレート、ポリエチ
レングリコールステアレート、ポリエチレングリコール
ジステアレート、グリセリルステアレート、ポリオキソ
エチレンステアリルエーテル、モノラウリン酸プロピレ
ングリコールおよびモノパルミチン酸グリセリンから選
ばれた少なくとも１種の非イオン界面活性剤、並びに（ｄ）カルボキシビニルポリマーを含有し、（ｃ）の総
量が（ａ）の４倍量以下、かつ（ｂ）のＩ／２未満であ
ることを特徴とするゲル状毛髪化粧料を提供するもので
ある。

本発明のゲル状毛髪処理剤に配合されるシリコーンガム
は、下記の構造式［１］で示される。

［式中、Ｒ′はメチルまたはフェニル基（ただしＲ１が
すべてフェニル基である場合を除く）、Ｒ″はメチル基
または水酸基、ｎは４０００〜９０００の整数を意味す
る］式［１］のシリコーンガムの代表的なものとしては、例
えば東芝シリコーンＴＳＥ−２００、ＴＳＥ−２００Ａ
などが挙げられ、それらの１種または２種以上を処理剤
全量に対して００１〜ｌＯ重量％、好ましくは０．５〜
２，０重量％配合される。配合量がこれより少ないと、
毛髪の充分なりシ通り性およびなめらかな感触が得られ
ない。

一方、この範囲を越えると、ジメチルシリコーンガムに
よる粘性が強くなり過ぎる。

つぎに前記多価アルコールは少なくともその１種が配合
され、配合量は化粧料中０．００１〜６０重量％、好し
くは０．０５〜５０重量％である。

配合量がこれより少ないと、シリコーンガムの乳化が不
安定になり、これより多いとゲル性状が悪くなる。

また、（ｃ）の非イオン界面活性剤としては前記活性剤
の１種または２種以上が配合される。かかる界面活性剤
の総量は（ａ）のシリコーンガムの４倍量以下で、かつ
（ｂ）の多価アルコールの１７２未満である。（ｃ）の
総量がシリコーンガムの４倍量を越えると、使用感が損
なわれ、また（ｃ）の非イオン界面活性剤の総量が（ｂ
）の多価アルコールの１／２以上であると、整髪力、べ
たつきなどが生じ使用感が好ましくない。

また、カルボキシビニルポリマーとしては、従来化粧料
等にゲル化剤として用いられているものがいずれも使用
されてよい。かかる市販のカルボキシビニルポリマーと
しては例えば、カーボポーフル９４０．９４１（ユニオンカーバイド社製）、ハイビ
スワコ−１０３，１０４，１０５（和光純薬（株）製）
、シュンロンＰＷ−１１０，１１１（日本純薬（株）製
）などが挙げられる。

これらカルボキシビニルポリマーは、モノエタノールア
ミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパツールアミ
ン、トリイソプロパツールアミン、アミツメデルプロパ
ノール、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどのアル
カリにより中和して用いる。該カルボキシビニルポリマ
ーの配合量は、化粧料中０．１〜５．０重量％、好まし
くは０．２〜１５重量％である。

なお、本発明の毛髪処理剤には、その性能を損なわない
範囲でさらに油成分（環状シリコーン、低分子量ジメチ
ルンリコーン、）・リグリセライド、エステル油、ワッ
クス類等）、着色料、香料、ｐＨ調整剤（リン酸、クエ
ン酸等）、保湿剤（ピロリドンカルボン酸塩、乳酸等）
、溶剤（水、エタノール）、帯電防止剤（カヂオン活性
剤）、防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、セント剤（
ポリビニルピロリドン等の非イオン性高分子、アニオン
、カヂオン、両性分子等のイオン性高分子）などを配合
することができる。

［実施例］つぎに本発明を実施例に基づきさらに具体的に説明する
。なお、実施例、比較例中の配合量は重量％で示した。

実施例１〜８および比較例１〜９後記第１表に示す成分を常法にて混合、撹拌しゲル状毛
髪化粧料を得た。これらを用いてつぎの項目について評
価した。結果を第１表に合わせ示す。

（評価方法）試験サンプルの評価はつぎの方法で行なった。

使用感専門パネラ−（２０代女性）５名の実使用による官能評
価乾燥後のクシ通り抵抗：各試験処理剤にて処理し乾燥した毛髪２ｇをレオメータ−（不動工業（株）製））に取り付け、クシを通した時、レオメータ
−にかかった最大の力を測定し、次式に基づいて値を求めた。

切毛本数；コーミング７２００回後の切毛本数（約２ｇ
の毛束：未処理上１１９本）安定性：４０°Ｃ，１ケ月放置後の分離（又はクリーミ
ング）の有無 ○：安定 ×・クリーミング又は分離総合評価：　Ｏ：べとつきがなくクシ通り性良好かつ安
定 ×：べとつきがある、又はクシ通り性不良、又は安定性不良実施例９（ヘアコンディショナー）成　　　分プロピレングリコールＰＯＥ（５）オレイルエーテルシリコーンガム（Ｒ’、Ｒ’＝ＣＨ３、ｎ＝８０００）カルボキシビニ
ルポリマーＰＯＥ（５）還元ラノリントリエタノールアミン香料バラアミノ安息香酸オクチルジメチルシリコン（１００ｃｓ）精製水計配合量０．５０．１０．４０．１残部実施例１０（水性ポマード）成　　　分１３−ブチレングリコールＰＯＥ（５）セチルエーテルシリコーンガム配合量１．５０．７（Ｒ’、Ｒ’＝ＣＨ，、ｎ＝８０００）カルボキシビニ
ルポリマーグリセリンジグリセリンポリビニルピロリドンアクリル樹脂アルカノールアミントリエタノールアミン香料ペンゾフヱノンデカメチルシクロペンタシロキサン精製水計０．５０．３１０．０５．００．１０．２５０．１０、Ｏｌ残部実施例１１（ヘアジェル）成　　　分グリセリンエチレングリコールモノステアレートシリコーンガム（Ｒ１はメチル基；フェニル基＝ＩＲ６はメチル基、ｎ＝５０００）配合量２．５２．０パラジメチルアミノ安息香酸オクチルカルボキシビニルポリマーヘキサメチルシクロトリシロキサントリエタノールアミンエタノールポリビニルピロリドン・酢酸ビニル共重合体ジメチル硫酸ビニルピロリドン−Ｎ、Ｎ’−ジメチルア
ミノメタクリル酸共重合体香料精製水計０．０５１１．０５．００．５０．２残部実施例１２（ヘアトリートメント）成　　　分プロピレングリコールエチレングリコールモノステアレートｐｏＥ（５）ラウリルエーテル硫酸Ｎａシリコーンガム（Ｒ’、Ｒ’＝ＣＨ５、ｎ＝８０００）配合量１．００．１０．３ラノリンミリスチン酸イソトリデシルセチルアルコールジメチルシリコン（２０ｃｓ）カルボキシビニルポリマートリエタノールアミン香料精製水計０．１０．３残部［発明の効果］本発明のゲル状毛髪処理剤は、毛髪に対して優れたクシ
通り性となめらかな感触を付与し、熱やブラッシングな
どから髪を特徴する特許出願人　サンスター株式会社

Claims

【特許請求の範囲】（ａ）下式： ▲数式、化学式、表等があります▼［１］［式中、Ｒ＾１はメチルまたはフェニル基（ただしＲ＾
１がすべてフェニル基である場合を除く）、Ｒ＾２はメ
チル基または水酸基、ｎは４０００〜９０００の整数を
意味する］で示されるシリコーンガムの少なくとも１種、（ｂ）プ
ロピレングリコール、１，３−ブチレングリコールおよ
びグリセリンから選ばれた少なくとも１種の多価アルコ
ール、（ｃ）ポリオキシエチレンオレイルエーテル、ポリオキ
シエチレンセチルエーテル、エチレングリコールステア
レート、ジエチレングリコールステアレート、ポリエチ
レングリコールステアレート、ポリエチレングリコール
ジステアレート、グリセリルステアレート、ポリオキシ
エチレンステアリルエーテル、モノラウリン酸プロピレ
ングリコールおよびモノパルミチン酸グリセリンから選
ばれた少なくとも１種の非イオン界面活性剤、並びに（ｄ）カルボキシビニルポリマーを含有し、（ｃ）の総
量が（ａ）の４倍量以下、かつ（ｂ）の１／２未満であ
ることを特徴とするゲル状毛髪化粧料。