JPH04263926A - タイヤカーカス製造方法およびその装置 - Google Patents
タイヤカーカス製造方法およびその装置Info
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- JPH04263926A JPH04263926A JP3302567A JP30256791A JPH04263926A JP H04263926 A JPH04263926 A JP H04263926A JP 3302567 A JP3302567 A JP 3302567A JP 30256791 A JP30256791 A JP 30256791A JP H04263926 A JPH04263926 A JP H04263926A
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C70/00—Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts
- B29C70/04—Shaping composites, i.e. plastics material comprising reinforcements, fillers or preformed parts, e.g. inserts comprising reinforcements only, e.g. self-reinforcing plastics
- B29C70/06—Fibrous reinforcements only
- B29C70/10—Fibrous reinforcements only characterised by the structure of fibrous reinforcements, e.g. hollow fibres
- B29C70/16—Fibrous reinforcements only characterised by the structure of fibrous reinforcements, e.g. hollow fibres using fibres of substantial or continuous length
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D30/00—Producing pneumatic or solid tyres or parts thereof
- B29D30/06—Pneumatic tyres or parts thereof (e.g. produced by casting, moulding, compression moulding, injection moulding, centrifugal casting)
- B29D30/38—Textile inserts, e.g. cord or canvas layers, for tyres; Treatment of inserts prior to building the tyre
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04H—MAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
- D04H3/00—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of yarns or like filamentary material of substantial length
- D04H3/02—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of yarns or like filamentary material of substantial length characterised by the method of forming fleeces or layers, e.g. reorientation of yarns or filaments
- D04H3/05—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of yarns or like filamentary material of substantial length characterised by the method of forming fleeces or layers, e.g. reorientation of yarns or filaments in another pattern, e.g. zig-zag, sinusoidal
-
- D—TEXTILES; PAPER
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- D04H—MAKING TEXTILE FABRICS, e.g. FROM FIBRES OR FILAMENTARY MATERIAL; FABRICS MADE BY SUCH PROCESSES OR APPARATUS, e.g. FELTS, NON-WOVEN FABRICS; COTTON-WOOL; WADDING ; NON-WOVEN FABRICS FROM STAPLE FIBRES, FILAMENTS OR YARNS, BONDED WITH AT LEAST ONE WEB-LIKE MATERIAL DURING THEIR CONSOLIDATION
- D04H3/00—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of yarns or like filamentary material of substantial length
- D04H3/02—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of yarns or like filamentary material of substantial length characterised by the method of forming fleeces or layers, e.g. reorientation of yarns or filaments
- D04H3/07—Non-woven fabrics formed wholly or mainly of yarns or like filamentary material of substantial length characterised by the method of forming fleeces or layers, e.g. reorientation of yarns or filaments otherwise than in a plane, e.g. in a tubular way
- D04H3/073—Hollow cylinder shaped
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- Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)
- Unwinding Of Filamentary Materials (AREA)
- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主としてプラスチック製
または人造ゴム製の下地に織糸を貼り付ける方法および
その装置に関するものであり、さらに詳しくはタイヤの
外皮を補強するカーカスを製造するための方法およびに
その装置に係るものである。本発明は特に織糸に波形を
付与しながら下地に貼り付けていく方法およびその装置
に関するものである。
または人造ゴム製の下地に織糸を貼り付ける方法および
その装置に関するものであり、さらに詳しくはタイヤの
外皮を補強するカーカスを製造するための方法およびに
その装置に係るものである。本発明は特に織糸に波形を
付与しながら下地に貼り付けていく方法およびその装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】織糸を波形に形成しながら下地に張り付
けていく製造装置は、例えばフランス特許第20428
59号、同第2325497号、同第2501126号
、ソビエト特許第704816号および国際出願公開公
報WO81/1151号に開示されている。
けていく製造装置は、例えばフランス特許第20428
59号、同第2325497号、同第2501126号
、ソビエト特許第704816号および国際出願公開公
報WO81/1151号に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の装
置においては少なくとも下記のような問題点がある。す
なわち、 (1)装置の構造が複雑なため頻繁に故障が発生し、従
って修理の頻度も増え機械のメンテナンスコストが嵩む
。 (2)織糸を下地上に配置するに際して精度に欠けるた
め幾何学的に不均質なカーカスしか得られず、また長手
方向に沿って物理的な特性が変化してしまう均一でない
製品が生産される。
置においては少なくとも下記のような問題点がある。す
なわち、 (1)装置の構造が複雑なため頻繁に故障が発生し、従
って修理の頻度も増え機械のメンテナンスコストが嵩む
。 (2)織糸を下地上に配置するに際して精度に欠けるた
め幾何学的に不均質なカーカスしか得られず、また長手
方向に沿って物理的な特性が変化してしまう均一でない
製品が生産される。
【0004】ヨーロッパ特許出願公開明細書第3187
91号は2個のクランプを使用して下地上に織糸を張り
付けるための装置を提案している。この装置では下地と
織糸の移送方向に前方クランプと後方クランプが配置さ
れ、各クランプを開閉する手段が具備されているととも
に、前記移送方向に沿ってあるいは移送方向とは逆に前
方クランプを移動させる手段と、織糸を横方向に移動さ
せる手段が組み込まれている。この出願公開明細書に開
示された装置は極めて高い精度を以て織糸を下地上に配
置することは可能であるが、クランプの連続動作が複雑
なために作業速度は比較的緩慢であり、また織糸を横方
向に移動させながら下地に張り付ける直前と直後に、そ
れぞれ下地の移送を一時ストップさせる必要性が生じて
くる。
91号は2個のクランプを使用して下地上に織糸を張り
付けるための装置を提案している。この装置では下地と
織糸の移送方向に前方クランプと後方クランプが配置さ
れ、各クランプを開閉する手段が具備されているととも
に、前記移送方向に沿ってあるいは移送方向とは逆に前
方クランプを移動させる手段と、織糸を横方向に移動さ
せる手段が組み込まれている。この出願公開明細書に開
示された装置は極めて高い精度を以て織糸を下地上に配
置することは可能であるが、クランプの連続動作が複雑
なために作業速度は比較的緩慢であり、また織糸を横方
向に移動させながら下地に張り付ける直前と直後に、そ
れぞれ下地の移送を一時ストップさせる必要性が生じて
くる。
【0005】しかるに本発明の目的は上述したような不
便を解消することであり、優れた物理特性を有するタイ
ヤのカーカスを、メンテナンスコストの低減も図れる簡
単な構造の設備を用いて高速に製造する方法並びに装置
を提供することである。
便を解消することであり、優れた物理特性を有するタイ
ヤのカーカスを、メンテナンスコストの低減も図れる簡
単な構造の設備を用いて高速に製造する方法並びに装置
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため複数の織糸を波
形に形成しながら下地に貼り付けてタイヤのカーカスを
製造する本発明の方法は、(イ)ドラムを使用して軸を
中心に回転させ、(ロ)ドラムに少なくとも一部が可動
な歯を配置し、(ハ)織糸をドラムに近ずけるとともに
ドラムに接触させ、(ニ)ドラム周面上で織糸を波形に
形成するべくドラムの回転により織糸を駆動しながら織
糸に接触する可動歯を移動させ、(ホ)下地をドラムに
近ずけるとともに織糸がドラム周面上で最終的な波形に
形成される箇所で前記織糸に接触させ、(ヘ)下地とこ
の下地に接触して貼り付けられた織糸からなるカーカス
をドラムから剥離する工程からなることを特徴としてい
る。また本発明は複数の織糸を波形に形成ながら下地に
貼り付けてタイヤのカーカスを製造する装置にも関して
おり、この装置は、(イ)軸を中心に回転駆動する手段
を備えるドラムと、(ロ)少なくとも一部は可動である
歯および可動歯を移動させる手段と、(ハ)織糸をドラ
ムに近ずけるとともにドラムに接触させる手段と、(ニ
)下地をドラムに近ずけるとともに織糸がドラム周面上
で最終的な波形に形成される箇所で織糸に接触させる手
段と、(ホ)下地とこの下地に接触して貼り付けられた
織糸からなるカーカスをドラムから剥離する手段を有し
、ドラムの回転駆動手段および可動歯の移動手段は、ド
ラム周面上で織糸を波形に形成するべくドラムの回転に
従って織糸が駆動されかつ可動歯が移動されるように構
成されることを特徴としている。
形に形成しながら下地に貼り付けてタイヤのカーカスを
製造する本発明の方法は、(イ)ドラムを使用して軸を
中心に回転させ、(ロ)ドラムに少なくとも一部が可動
な歯を配置し、(ハ)織糸をドラムに近ずけるとともに
ドラムに接触させ、(ニ)ドラム周面上で織糸を波形に
形成するべくドラムの回転により織糸を駆動しながら織
糸に接触する可動歯を移動させ、(ホ)下地をドラムに
近ずけるとともに織糸がドラム周面上で最終的な波形に
形成される箇所で前記織糸に接触させ、(ヘ)下地とこ
の下地に接触して貼り付けられた織糸からなるカーカス
をドラムから剥離する工程からなることを特徴としてい
る。また本発明は複数の織糸を波形に形成ながら下地に
貼り付けてタイヤのカーカスを製造する装置にも関して
おり、この装置は、(イ)軸を中心に回転駆動する手段
を備えるドラムと、(ロ)少なくとも一部は可動である
歯および可動歯を移動させる手段と、(ハ)織糸をドラ
ムに近ずけるとともにドラムに接触させる手段と、(ニ
)下地をドラムに近ずけるとともに織糸がドラム周面上
で最終的な波形に形成される箇所で織糸に接触させる手
段と、(ホ)下地とこの下地に接触して貼り付けられた
織糸からなるカーカスをドラムから剥離する手段を有し
、ドラムの回転駆動手段および可動歯の移動手段は、ド
ラム周面上で織糸を波形に形成するべくドラムの回転に
従って織糸が駆動されかつ可動歯が移動されるように構
成されることを特徴としている。
【0007】さらに本発明は前記の方法および装置によ
って得られるカーカス、および前記カーカスを組み込ん
だ製品にも関するものであり、これらの製品は例えばタ
イヤのチューブ、外皮、あるいは多目的なベルトとして
の用途を狙っている。
って得られるカーカス、および前記カーカスを組み込ん
だ製品にも関するものであり、これらの製品は例えばタ
イヤのチューブ、外皮、あるいは多目的なベルトとして
の用途を狙っている。
【0008】
【作用】叙上の手段に従って、織糸をドラムに近ずける
とともに前記ドラムに接触させ、ドラム周面上で織糸を
波形に形成するべく前記ドラムの回転により織糸を駆動
しながら織糸に接触する前記可動歯を移動させ、下地を
ドラムに近ずけるとともに織糸が前記ドラム周面上で最
終的な波形に形成される箇所で前記織糸に接触させ、下
地とこの下地に接触して貼り付けられた織糸からなるカ
ーカスをドラムから剥離する。
とともに前記ドラムに接触させ、ドラム周面上で織糸を
波形に形成するべく前記ドラムの回転により織糸を駆動
しながら織糸に接触する前記可動歯を移動させ、下地を
ドラムに近ずけるとともに織糸が前記ドラム周面上で最
終的な波形に形成される箇所で前記織糸に接触させ、下
地とこの下地に接触して貼り付けられた織糸からなるカ
ーカスをドラムから剥離する。
【0009】
【実施例】以下、実施例に沿って本発明を詳説する。
【0010】以下、この明細書において「織糸」なる用
語は極めて一般的な意味で用いる。すなわち織糸は単一
な繊維でなるものでもよく、また複数の繊維を撚り合わ
せた複合糸でも構わない。概して織糸が単一な繊維で構
成されている場合には「モノフィラメント」と称され、
また複数の繊維を撚り合わせた複合糸は「マルチフィラ
メント」と呼ばれる。
語は極めて一般的な意味で用いる。すなわち織糸は単一
な繊維でなるものでもよく、また複数の繊維を撚り合わ
せた複合糸でも構わない。概して織糸が単一な繊維で構
成されている場合には「モノフィラメント」と称され、
また複数の繊維を撚り合わせた複合糸は「マルチフィラ
メント」と呼ばれる。
【0011】その他、本発明に使用される織糸は前述し
た「モノフィラメント」または「マルチフィラメント」
を相互に撚り合わせたものを採用することも可能である
。実施例において使用されるものは、1回の捩り操作で
撚り合わされて製造されるこのような種類の織糸いわゆ
る「撚糸」であり、少なくとも1本がかかる撚糸であっ
て1回または複数回の捩り操作で撚り合わされて製造さ
れる場合には「紐」となる。
た「モノフィラメント」または「マルチフィラメント」
を相互に撚り合わせたものを採用することも可能である
。実施例において使用されるものは、1回の捩り操作で
撚り合わされて製造されるこのような種類の織糸いわゆ
る「撚糸」であり、少なくとも1本がかかる撚糸であっ
て1回または複数回の捩り操作で撚り合わされて製造さ
れる場合には「紐」となる。
【0012】図1および図2は本発明による装置1の概
要を示している。この装置1は一般的にシリンダ状のド
ラム2と、軸xx´を中心としてドラム2を回転駆動す
るモータ3からなっている。図1は軸xx´に対して垂
直な断面図であり、前記軸は本図において符号xによっ
て表示されるとともに、図2は図1における矢印Fの方
向から装置1を見た場合の側面図である。ドラム2の回
転方向は図1に矢印F2で示してある。
要を示している。この装置1は一般的にシリンダ状のド
ラム2と、軸xx´を中心としてドラム2を回転駆動す
るモータ3からなっている。図1は軸xx´に対して垂
直な断面図であり、前記軸は本図において符号xによっ
て表示されるとともに、図2は図1における矢印Fの方
向から装置1を見た場合の側面図である。ドラム2の回
転方向は図1に矢印F2で示してある。
【0013】ドラム2は複数の歯5を有しており、これ
らは図示されるようにドラム周面に沿って列4をなして
いる。列4の各々は軸xx´に対して平行に配置され、
ドラム2の母線に沿って配向している。これらの列4は
1列置きに符号4Aを付して表示してあるが、4A列の
歯5Aはそれぞれドラム2つの周面に固定されたもので
あり、その他の列4Bには可動な歯5Bが配置されてい
る。すなわち歯5Bはドラム2の軸xx´に平行して移
動するものであり、また列4A、4Bにはそれぞれ同数
の歯が配置されている。4A列の歯5Aはドラム周面に
直接固定される一方、列4Bの可動な歯5Bはドラム周
面に施された細長い溝6の内部に配置される。これらの
可動な歯5Bの移動方向は図2において矢印F5で概要
を図示してあるが、その駆動手段は図1にも図2にも図
示しておらず、詳細については後述する。
らは図示されるようにドラム周面に沿って列4をなして
いる。列4の各々は軸xx´に対して平行に配置され、
ドラム2の母線に沿って配向している。これらの列4は
1列置きに符号4Aを付して表示してあるが、4A列の
歯5Aはそれぞれドラム2つの周面に固定されたもので
あり、その他の列4Bには可動な歯5Bが配置されてい
る。すなわち歯5Bはドラム2の軸xx´に平行して移
動するものであり、また列4A、4Bにはそれぞれ同数
の歯が配置されている。4A列の歯5Aはドラム周面に
直接固定される一方、列4Bの可動な歯5Bはドラム周
面に施された細長い溝6の内部に配置される。これらの
可動な歯5Bの移動方向は図2において矢印F5で概要
を図示してあるが、その駆動手段は図1にも図2にも図
示しておらず、詳細については後述する。
【0014】装置1はドラム2の軸xx´と平行な軸y
y´を中心に回転するローラ7を有しているが、図1に
おいてはローラ7の軸に符号yを付してある。図2にお
いて2本のみを示したが、ローラ7は周面に複数の溝8
が施されている。このローラ7は一連の溝8によって織
糸9をドラム2の周面上にに整然と配置された列4の歯
5に案内する役割を果たすものである。すなわちボビン
を組み込んだ公知の装置から供給される織糸9はローラ
7の各溝8を通過しながらドラム2に送り込まれる。な
お、織糸の供給装置は図面が複雑になるので図示してい
ない。ドラム2に織糸9が到達して初めて接触する箇所
は、図1および図2では符号Aによってそれぞれ表示し
た。これらの箇所において、固定された列4Aの歯5A
と可動な列4Bの歯5Bは、実質的ににドラム2の軸x
x´に垂直な面に配置されており、これらの面は固定歯
5Aと可動歯5Bにそれぞれ共通するものである。図2
では簡略化を図るために溝8と織糸9を2本のみ、また
面Pについては1つだけを破線にて示した。前記面Pに
一連の歯5を正確に配置させることによって、ドラム2
が軸xx´を中心として回転するに伴って織糸9はそれ
ぞれ面Pに平行に移送されながら固定歯5Aと可動歯5
Bの間でドラム2に接触していく。
y´を中心に回転するローラ7を有しているが、図1に
おいてはローラ7の軸に符号yを付してある。図2にお
いて2本のみを示したが、ローラ7は周面に複数の溝8
が施されている。このローラ7は一連の溝8によって織
糸9をドラム2の周面上にに整然と配置された列4の歯
5に案内する役割を果たすものである。すなわちボビン
を組み込んだ公知の装置から供給される織糸9はローラ
7の各溝8を通過しながらドラム2に送り込まれる。な
お、織糸の供給装置は図面が複雑になるので図示してい
ない。ドラム2に織糸9が到達して初めて接触する箇所
は、図1および図2では符号Aによってそれぞれ表示し
た。これらの箇所において、固定された列4Aの歯5A
と可動な列4Bの歯5Bは、実質的ににドラム2の軸x
x´に垂直な面に配置されており、これらの面は固定歯
5Aと可動歯5Bにそれぞれ共通するものである。図2
では簡略化を図るために溝8と織糸9を2本のみ、また
面Pについては1つだけを破線にて示した。前記面Pに
一連の歯5を正確に配置させることによって、ドラム2
が軸xx´を中心として回転するに伴って織糸9はそれ
ぞれ面Pに平行に移送されながら固定歯5Aと可動歯5
Bの間でドラム2に接触していく。
【0015】織糸9が初めて接触する箇所Aからドラム
2が回転し始めると、可動な列4Bの歯5Bは矢印F5
の方向に移動し、これによってドラム2に巻きついた織
糸9は前記歯5Bによって波形に変形されると同時にド
ラム2の周面を滑動しなくなる。ドラム2が矢印F2の
回転方向に移動するに従って織糸9はローラ10に達す
るが、このローラは下地11をドラム2に案内するため
のものである。下地11の供給装置は公知のものである
ため便宜上図示していない。ローラ11の周面には長手
方向に溝が施されているが、これらの溝はローラ11が
下地11をドラム2に接触させる位置において、歯5A
および5Bが下地11を貫通して入り込むように対応し
て配置されたものであり、前記歯は実質的にはローラ1
0と接触しないようになっている。図1において当該箇
所を符号Bに表示した。矢張り図面の関係から下地11
が供給される状態は図2に示しておらず、かつ図1およ
び図2には前記溝12が1本のみ図示してある。
2が回転し始めると、可動な列4Bの歯5Bは矢印F5
の方向に移動し、これによってドラム2に巻きついた織
糸9は前記歯5Bによって波形に変形されると同時にド
ラム2の周面を滑動しなくなる。ドラム2が矢印F2の
回転方向に移動するに従って織糸9はローラ10に達す
るが、このローラは下地11をドラム2に案内するため
のものである。下地11の供給装置は公知のものである
ため便宜上図示していない。ローラ11の周面には長手
方向に溝が施されているが、これらの溝はローラ11が
下地11をドラム2に接触させる位置において、歯5A
および5Bが下地11を貫通して入り込むように対応し
て配置されたものであり、前記歯は実質的にはローラ1
0と接触しないようになっている。図1において当該箇
所を符号Bに表示した。矢張り図面の関係から下地11
が供給される状態は図2に示しておらず、かつ図1およ
び図2には前記溝12が1本のみ図示してある。
【0016】下地11と、この下地に張り付けられた波
形の織糸9によって構成されるカーカス13は次に前記
ローラ10と巻上げローラ14の間を通り抜け、モータ
16により駆動されるボビン15に最終的に巻き付けら
れる。図面においてローラ10、14およびボビン15
の軸には符号を付していないが、前述したドラム2の軸
xx´並びにローラ7の軸yy´と平行である。なお、
織糸9と下地11とカーカス13の移動方向は図1にお
いてそれぞれF9、F10、F13によって表示されて
いる。
形の織糸9によって構成されるカーカス13は次に前記
ローラ10と巻上げローラ14の間を通り抜け、モータ
16により駆動されるボビン15に最終的に巻き付けら
れる。図面においてローラ10、14およびボビン15
の軸には符号を付していないが、前述したドラム2の軸
xx´並びにローラ7の軸yy´と平行である。なお、
織糸9と下地11とカーカス13の移動方向は図1にお
いてそれぞれF9、F10、F13によって表示されて
いる。
【0017】可動歯5Bを駆動する手段20はその一部
を図3に示した。列4Bに対応する可動歯5Bは、球継
手23によってロッド22に接続されたリンクロッド2
1の先端部である。これらの球継手23はロッド22に
対してリンクロッド21を傾斜させることができる自在
継手である。ロッド22は球継手23に接続された箇所
において軸xx´に平行であって、図示されるようにエ
ルボロッド24を有しおり、ヒンジ26を介してレバー
25に至っている。同様にしてリンクロッド21もヒン
ジ27を介してレバー25に接続されている。図4は前
記ヒンジ27の詳細を示している。図面に明示したよう
にヒンジ27はレバー25に固定された爪28によって
構成されており、リンクロッド21に穿たれた開孔29
を貫通するとともに、前記リンクロッド21が長手方向
に若干移動できるように開孔29と爪28の間には遊び
が保たれている。カム30はロッド22の先端31に作
用して、リンクロッド21とロッド22とレバー25と
球継手23とヒンジ26および27によって構成される
集合体200を一括して移動させる。かかる移動方向は
図3において矢印F22で表示されるとおりドラム2の
軸xx´に平行である。
を図3に示した。列4Bに対応する可動歯5Bは、球継
手23によってロッド22に接続されたリンクロッド2
1の先端部である。これらの球継手23はロッド22に
対してリンクロッド21を傾斜させることができる自在
継手である。ロッド22は球継手23に接続された箇所
において軸xx´に平行であって、図示されるようにエ
ルボロッド24を有しおり、ヒンジ26を介してレバー
25に至っている。同様にしてリンクロッド21もヒン
ジ27を介してレバー25に接続されている。図4は前
記ヒンジ27の詳細を示している。図面に明示したよう
にヒンジ27はレバー25に固定された爪28によって
構成されており、リンクロッド21に穿たれた開孔29
を貫通するとともに、前記リンクロッド21が長手方向
に若干移動できるように開孔29と爪28の間には遊び
が保たれている。カム30はロッド22の先端31に作
用して、リンクロッド21とロッド22とレバー25と
球継手23とヒンジ26および27によって構成される
集合体200を一括して移動させる。かかる移動方向は
図3において矢印F22で表示されるとおりドラム2の
軸xx´に平行である。
【0018】カム32はレバー25の先端部33に作用
するものであり、これによってヒンジ23、26、27
を介してリンクロッド21はロッド22に対して傾斜さ
せられる。レーバー25の移動方向は図3において矢印
F25によって表示される。すなわち、カム32がレバ
ー25に何等作用を及ぼさないときにはリンクロッド2
1は軸xx´に対して垂直であるが、カム32がレバー
25に作用するとこれらのリンクロッド21は前記軸x
x´に対して90°の角度で傾斜される。
するものであり、これによってヒンジ23、26、27
を介してリンクロッド21はロッド22に対して傾斜さ
せられる。レーバー25の移動方向は図3において矢印
F25によって表示される。すなわち、カム32がレバ
ー25に何等作用を及ぼさないときにはリンクロッド2
1は軸xx´に対して垂直であるが、カム32がレバー
25に作用するとこれらのリンクロッド21は前記軸x
x´に対して90°の角度で傾斜される。
【0019】ロッド22はドラム2のボス35に施され
た溝34に案内されながら前記軸xx´と平行に移動す
るが、カム30の作用から解放された場合には、ロッド
22は図示されていない戻しバネによって初期位置に復
帰される。リンクロッド21はこれらロッド22の列4
Bに対応する溝6によって案内されるが、前記溝6は軸
xx´と平行であって、列4Bに対応する集合体200
が軸xx´を含む平面P5(図3の平面)に配置される
ようになっている。かかる配置は他の列4Bに関しても
同様であり、列4Bの各々について同一な集合体200
が存在している。図面を複雑にしないため、各リンクロ
ッド21は単一の列5Bに従って延在することを想定し
ているが、本発明は平面P5に配置された複数の歯に沿
って延びる実施例にも適応する。
た溝34に案内されながら前記軸xx´と平行に移動す
るが、カム30の作用から解放された場合には、ロッド
22は図示されていない戻しバネによって初期位置に復
帰される。リンクロッド21はこれらロッド22の列4
Bに対応する溝6によって案内されるが、前記溝6は軸
xx´と平行であって、列4Bに対応する集合体200
が軸xx´を含む平面P5(図3の平面)に配置される
ようになっている。かかる配置は他の列4Bに関しても
同様であり、列4Bの各々について同一な集合体200
が存在している。図面を複雑にしないため、各リンクロ
ッド21は単一の列5Bに従って延在することを想定し
ているが、本発明は平面P5に配置された複数の歯に沿
って延びる実施例にも適応する。
【0020】図5および図6は前述したBの箇所でカー
カス13が完成されるとき、すなわち下地11が織糸9
に密着される際にドラム2に展開する4本の織糸9の状
態を示している。図5と図6において長手方向、換言す
れば軸xx´を中心として回転するドラム2の周面に沿
った織糸9の進行方向は矢印F1にて表示されるととも
に、ドラム2の母線に沿った横方向は矢印Ftによって
示される。
カス13が完成されるとき、すなわち下地11が織糸9
に密着される際にドラム2に展開する4本の織糸9の状
態を示している。図5と図6において長手方向、換言す
れば軸xx´を中心として回転するドラム2の周面に沿
った織糸9の進行方向は矢印F1にて表示されるととも
に、ドラム2の母線に沿った横方向は矢印Ftによって
示される。
【0021】図5および図6からも明らかなとおり、織
糸9は一様に波形を呈しており、理論的帰結として織糸
9の比率Tは一方において糸の真っ直ぐな仮想線部分の
長さと、他方において織糸9が波形を形成するときに屈
曲する部分間の真っ直ぐな部分の比である。図5と図6
に示される織糸9は歯5Aと5Bに順次接触し、これら
2つの歯の間においては実際に直線である。図において
隣接した歯5Aと5Bとに掛けられた織糸9の長さは「
a」によって表示され、また同じ機能の2つの歯5A間
の間隔は「2b」で表示され、歯5Aと5Bとの間隔は
「b」によって表される。すなわち、これらの間隔は列
4Aと4Bとの隔たりに等しいわけで、ドラム2の全周
面に亘って等間隔である。それ故、T=a/bの関係式
が成り立つ。これら図5および図6では、列4Aに含ま
れる2つの固定歯5A間の間隔はPAによって表示され
るとともに、列4Bに含まれる2つの可動歯5Bの間隔
はPBにて示される。
糸9は一様に波形を呈しており、理論的帰結として織糸
9の比率Tは一方において糸の真っ直ぐな仮想線部分の
長さと、他方において織糸9が波形を形成するときに屈
曲する部分間の真っ直ぐな部分の比である。図5と図6
に示される織糸9は歯5Aと5Bに順次接触し、これら
2つの歯の間においては実際に直線である。図において
隣接した歯5Aと5Bとに掛けられた織糸9の長さは「
a」によって表示され、また同じ機能の2つの歯5A間
の間隔は「2b」で表示され、歯5Aと5Bとの間隔は
「b」によって表される。すなわち、これらの間隔は列
4Aと4Bとの隔たりに等しいわけで、ドラム2の全周
面に亘って等間隔である。それ故、T=a/bの関係式
が成り立つ。これら図5および図6では、列4Aに含ま
れる2つの固定歯5A間の間隔はPAによって表示され
るとともに、列4Bに含まれる2つの可動歯5Bの間隔
はPBにて示される。
【0022】前記比率Tを全ての織糸9に対して同一と
するため、図5に明示されるように、PA=PB´の関
係を維持する。これによって「a」は全ての織糸9に対
して同一の値をとるようになるが、逆に図6では「a」
の値が織糸によって変化するように、すなわち前記比率
Tが織糸毎に変化するようにPAとPBは異なっている
。最終製品としてのカーカスにおいて、前記織糸9はド
ラム2の回転に起因して一連の歯5が後退する直前に、
すなわち移動する織糸9の波形の頂点Sが実際に歯5A
、5Bの前方位置と一致するような形となる。
するため、図5に明示されるように、PA=PB´の関
係を維持する。これによって「a」は全ての織糸9に対
して同一の値をとるようになるが、逆に図6では「a」
の値が織糸によって変化するように、すなわち前記比率
Tが織糸毎に変化するようにPAとPBは異なっている
。最終製品としてのカーカスにおいて、前記織糸9はド
ラム2の回転に起因して一連の歯5が後退する直前に、
すなわち移動する織糸9の波形の頂点Sが実際に歯5A
、5Bの前方位置と一致するような形となる。
【0023】カム32がレバー25には作用を及ぼさな
いようにしながら、カム30がロッド22に作用するよ
うに、リンクロッド21は前述した軸xx´に平行なロ
ッド22とは垂直に位置している。すなわち織糸9の移
動とともに、間隔PBは間隔PAと等しく維持され、図
5に示されるように、全ての織糸9はカーカス13にお
いて同一な比率を占めるわけである。カム30がロッド
22を作用するのみならず、カム32もレバー25に作
用するように装置20が動作すると、ヒンジ23、26
、27を介してリンクロッド21は傾斜するようになり
、ロッド22との垂直関係が崩れ、前述した間隔PAと
PBは等しくなくなる。
いようにしながら、カム30がロッド22に作用するよ
うに、リンクロッド21は前述した軸xx´に平行なロ
ッド22とは垂直に位置している。すなわち織糸9の移
動とともに、間隔PBは間隔PAと等しく維持され、図
5に示されるように、全ての織糸9はカーカス13にお
いて同一な比率を占めるわけである。カム30がロッド
22を作用するのみならず、カム32もレバー25に作
用するように装置20が動作すると、ヒンジ23、26
、27を介してリンクロッド21は傾斜するようになり
、ロッド22との垂直関係が崩れ、前述した間隔PAと
PBは等しくなくなる。
【0024】図3においては便宜上2本のリンクロッド
21のみを示したが、これらのリンクロッド21はロッ
ド22と垂直の状態において実線で示され、カム32の
作用によって軸xx´に関して90°の角度で傾斜した
場合には破線で表示される。図面からも明らかなとおり
、前述した間隔PAに対応する2つのヒンジ23間の寸
法は隣接するいずれか2本のリンクロッド21が接合さ
れたロッド22に亘って同じものである。リンクロッド
21がロッド22に対して垂直であるとき、間隔PBは
間隔PAと等しいが、リンクロッド21が傾斜したとき
には間隔PBは間隔PAと等しくなくなる。しかしなが
ら、ヒンジ27の構造によって、リンクロッド21が傾
斜したときでさえも隣接した2本の歯5Bと歯5Bとの
間には常に一定の値PBが維持されている。このように
装置20は、レバー25が軸xx´に平行でかつヒンジ
26を通る直線Hに対してなす角度αに働きかけながら
簡単な動作で前記PBを変化させることを可能ならしめ
る。
21のみを示したが、これらのリンクロッド21はロッ
ド22と垂直の状態において実線で示され、カム32の
作用によって軸xx´に関して90°の角度で傾斜した
場合には破線で表示される。図面からも明らかなとおり
、前述した間隔PAに対応する2つのヒンジ23間の寸
法は隣接するいずれか2本のリンクロッド21が接合さ
れたロッド22に亘って同じものである。リンクロッド
21がロッド22に対して垂直であるとき、間隔PBは
間隔PAと等しいが、リンクロッド21が傾斜したとき
には間隔PBは間隔PAと等しくなくなる。しかしなが
ら、ヒンジ27の構造によって、リンクロッド21が傾
斜したときでさえも隣接した2本の歯5Bと歯5Bとの
間には常に一定の値PBが維持されている。このように
装置20は、レバー25が軸xx´に平行でかつヒンジ
26を通る直線Hに対してなす角度αに働きかけながら
簡単な動作で前記PBを変化させることを可能ならしめ
る。
【0025】ところでヨーロッパ公開特許出願明細書第
318791号に開示されるように、本発明によるカー
カス13を組み込んだものを立体構造化するに当って織
糸9を波形に形成しないようにすることもできる。その
場合には織糸9は直径が0.2から2mm程度のものを
用いることが好ましい。
318791号に開示されるように、本発明によるカー
カス13を組み込んだものを立体構造化するに当って織
糸9を波形に形成しないようにすることもできる。その
場合には織糸9は直径が0.2から2mm程度のものを
用いることが好ましい。
【0026】カーカス13を製造するに当って下地11
の材料としては加硫していない人造ゴムの帯状体を使用
し、例えばこのカーカス13が組み込まれたタイヤを硬
化させる際に特にカーカス13の下地11を加硫する。
の材料としては加硫していない人造ゴムの帯状体を使用
し、例えばこのカーカス13が組み込まれたタイヤを硬
化させる際に特にカーカス13の下地11を加硫する。
【0027】本発明は、例えば下地が弾性を有している
カーカスで構成される膜のように、前記公称値Tnの減
少が可逆の場合をも包含する。流体圧力等の作用によっ
てこの膜が変形されると前記公称値Tnが減少されるが
、膜が初期の形状に戻った場合には織糸は再びその公称
値Tnを呈するようになる。例えば加硫硬化した人造ゴ
ムにて作製されたこの膜は、特にタイヤの表面仕上げ、
立体構造化あるいは硬化に供される。
カーカスで構成される膜のように、前記公称値Tnの減
少が可逆の場合をも包含する。流体圧力等の作用によっ
てこの膜が変形されると前記公称値Tnが減少されるが
、膜が初期の形状に戻った場合には織糸は再びその公称
値Tnを呈するようになる。例えば加硫硬化した人造ゴ
ムにて作製されたこの膜は、特にタイヤの表面仕上げ、
立体構造化あるいは硬化に供される。
【0028】これまで添付の図面に沿って説明してきた
が、本発明は前述の実施例のみに限定されるものではな
く、例えばドラムに配置される歯の全てを可動となし相
対的に移動するような構造とすることも可能であり、更
には歯の各々が1列に並べられない実施例も考えられ得
る。
が、本発明は前述の実施例のみに限定されるものではな
く、例えばドラムに配置される歯の全てを可動となし相
対的に移動するような構造とすることも可能であり、更
には歯の各々が1列に並べられない実施例も考えられ得
る。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば以下のような効果が期待
できる。すなわち、 (イ)ドラム2の回転を停止させることなくカーカスを
連続的に製造することが可能となり、これによって例え
ば毎分5mに達する、あるいは5m以上の長さの製品を
得ることが期待できる高速なオートメーション化が図れ
る。 (ロ)用いられる織糸に従って選択された任意の公称値
Tnに対して比率Tの変化が多くても1%前後に、好ま
しくは0.5%前後に抑えられるため織糸9が規則正し
く下地11に配置されたカーカス13を得ることができ
る。 (ハ)例えば1以上および3以下のように、公称値Tn
はカーカス13のある織糸9から他の織糸9へと広範囲
な或値に亘って変化させることができる。 (ニ)カーカス13のためには前記比率Tが充分な精度
であるために、本発明によって製造されたカーカスを組
み込んだ製品、例えば自動車のタイヤは製造に際して立
体構造を強いられても優れた物理的特性を示す。 (ホ)公称値Tnを変化させることは極めて簡単である
。それ故、横方向すなわち軸xx´と平行に公称値Tn
を変化させるのみならず、例えば装置の調整時に縦方向
すなわち織糸9と下地11の移送方向にも同様にして変
化させるために、製造時にこの公称値Tnを即座に変化
させることが可能となる。
できる。すなわち、 (イ)ドラム2の回転を停止させることなくカーカスを
連続的に製造することが可能となり、これによって例え
ば毎分5mに達する、あるいは5m以上の長さの製品を
得ることが期待できる高速なオートメーション化が図れ
る。 (ロ)用いられる織糸に従って選択された任意の公称値
Tnに対して比率Tの変化が多くても1%前後に、好ま
しくは0.5%前後に抑えられるため織糸9が規則正し
く下地11に配置されたカーカス13を得ることができ
る。 (ハ)例えば1以上および3以下のように、公称値Tn
はカーカス13のある織糸9から他の織糸9へと広範囲
な或値に亘って変化させることができる。 (ニ)カーカス13のためには前記比率Tが充分な精度
であるために、本発明によって製造されたカーカスを組
み込んだ製品、例えば自動車のタイヤは製造に際して立
体構造を強いられても優れた物理的特性を示す。 (ホ)公称値Tnを変化させることは極めて簡単である
。それ故、横方向すなわち軸xx´と平行に公称値Tn
を変化させるのみならず、例えば装置の調整時に縦方向
すなわち織糸9と下地11の移送方向にも同様にして変
化させるために、製造時にこの公称値Tnを即座に変化
させることが可能となる。
【図1】本発明による装置の概略を示す断面図である。
【図2】図1における矢印Fの方向から装置を見た場合
の側面図である。
の側面図である。
【図3】可動歯の駆動を行う手段の概略を示す説明図で
ある。
ある。
【図4】図3に示した駆動手段のヒンジの詳細を示す説
明図である。
明図である。
【図5】ドラム周面上での織糸と歯の態様を示す説明図
である。
である。
【図6】ドラム周面上での織糸と歯の別の態様を示す説
明図である。
明図である。
2 ドラム
3、16 モータ
4、5 歯
7、10、14 ローラ
8、12、34 溝
9 織糸
11 下地
13 カーカス
15 ボビン
21 リンクロッド
22 ロッド
23 球継手
25 レバー
26、27 ヒンジ
30、32 カム
35 ボス
Claims (14)
- 【請求項1】複数の織糸を波形に形成しながら下地に貼
り付けてタイヤのカーカスを製造する方法において、(
イ)ドラムを使用して軸を中心に回転させ、(ロ)ドラ
ムに少なくとも一部が可動な歯を配置し、(ハ)織糸を
ドラムに近ずけるとともに前記ドラムに接触させ、(ニ
)ドラム周面上で織糸を波形に形成するべく前記ドラム
の回転により織糸を駆動しながら織糸に接触する前記可
動歯を移動させ、(ホ)下地をドラムに近ずけるととも
に織糸が前記ドラム周面上で最終的な波形に形成される
箇所で前記織糸に接触させ、(ヘ)下地とこの下地に接
触して貼り付けられた織糸からなるカーカスをドラムか
ら剥離する工程からなることを特徴とする方法。 - 【請求項2】(イ)ドラムの回転軸と平行に複数列の歯
をドラム周面上に配置するとともに各列には同数の歯を
並べ、(ロ)1列置きに前記歯はドラム周面に固定し、
他の列では歯を可動なものとなし、前記可動な歯をドラ
ムの回転軸に対して平行に移動させ、(ハ)織糸をドラ
ムに近ずけるとともに固定歯と可動歯で構成される一対
の歯の間に通しながら一連の固定歯と一連の可動歯が実
質的にドラムの回転軸と垂直な面に位置する箇所で前記
ドラムに接触させる工程からなることを特徴とする請求
項1に記載の方法。 - 【請求項3】可動歯の移動は、その先端が可動歯を構成
するリンクロッドをカムをによって移動させることによ
って行われることを特徴とする請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】同一列における隣接した2本の固定歯の間
隔PAをドラム周面全体に亘って一定となし、可動歯の
移動は同一列における隣接した2本の可動歯の間隔PB
がドラム周面全体に亘って一定に維持しながら行うこと
を特徴とする請求項2または3に記載の方法。 - 【請求項5】可動歯の移動は織糸の公称比率がカーカス
全体に亘って一定となるようにPA=PB´の関係式で
行うことを特徴とする請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】可動歯の移動は織糸の公称比率がカーカス
における箇所によって変化するようにPAがPB´とは
異った関係式で行うことを特徴とする請求項4に記載の
方法。 - 【請求項7】複数の織糸を波形に形成ながら下地に貼り
付けてタイヤのカーカスを製造する装置において、(イ
)軸を中心に回転駆動する手段を備えるドラムと、(ロ
)少なくとも一部は可動である歯および前記可動歯を移
動させる手段と、(ハ)織糸をドラムに近ずけるととも
に前記ドラムに接触させる手段と、(ニ)下地をドラム
に近ずけるとともに織糸が前記ドラム周面上で最終的な
波形に形成される箇所で前記織糸に接触させる手段と、
(ホ)下地とこの下地に接触して貼り付けられた織糸か
らなるカーカスをドラムから剥離する手段を有し、前記
ドラムの回転駆動手段および可動歯の移動手段は、ドラ
ム周面上で織糸を波形に形成するべく前記ドラムの回転
に従って織糸が駆動されかつ可動歯が移動されるように
構成されることを特徴とする装置。 - 【請求項8】(イ)ドラムは回転軸と平行に複数列の歯
をその周面上に有するとともに各列には同数の歯が並べ
られ、(ロ)1列置きに前記歯はドラム周面に固定され
、他の列では歯が可動なものなっており、前記可動な歯
をドラムの回転軸に対して平行に移動させる手段を有し
、(ハ)織糸をドラムに近ずけるとともに固定歯と可動
歯で構成される一対の歯の間に通しながら一連の固定歯
と一連の可動歯が実質的にドラムの回転軸と垂直な面に
位置する箇所で前記ドラムに接触させる手段からなるこ
とを特徴とする請求項7に記載の装置。 - 【請求項9】可動歯の移動手段は、その先端が可動歯を
構成するリンクロッドと、ヒンジによって前記リンクロ
ッドが接続されるロッドと、同様にヒンジを介して前記
リンクロッドが接続されるレバーとからなり、前記レバ
ーおよびロッドもヒンジにより接続され、更に独立した
2個のカムを有しており、それぞれのカムが対応するロ
ッドに接触することでドラムの回転軸と平行に集合体を
一括移動させ、かつカムの作用によって対応のレバーが
ドラムの回転軸に対して90°の角度をもって前記リン
クロッドを傾斜させるように、一方のカムは前記ロッド
に作用するとともに他方は前記レバーに作用するべく配
置されており、前記レバーがカムの作用を受けないとき
には前記リンクロッドがドラムの回転軸に対して垂直と
なるように維持されることを特徴とする請求項8に記載
の装置。 - 【請求項10】隣接する固定歯列と可動歯列の間隔はド
ラム周面全体に亘って一定であり、同一列における隣接
した2本の固定歯の間隔PAは全ての固定歯に関して等
しく、同一列における隣接した2本の可動歯の間隔PB
は全ての可動歯に関して等しく、レバーにカムが接触せ
ず何等作用を受けないときには前記PA=PBとなり、
レバーに前記カムが接触して作用を受けたときには前記
PAとPBは等しくなくなることを特徴とする請求項9
に記載の装置。 - 【請求項11】前記請求項1から6のいずれか1項に記
載の方法により得られるタイヤのカーカス。 - 【請求項12】前記請求項7から10のいずれか1項に
記載の装置を用いて得られるタイヤのカーカス。 - 【請求項13】前記請求項11または12のいずれかに
記載のカーカスを組み込んだ製品。 - 【請求項14】前記製品はタイヤの外皮である特徴とす
る請求項13に記載の製品。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9013157 | 1990-10-22 | ||
FR9013157A FR2668178B1 (fr) | 1990-10-22 | 1990-10-22 | Procede de dispositif pour appliquer des fils sur un support utilisant un tambour avec des rangees de dents fixes et mobiles, nappe obtenue et article comportant une telle nappe (pneu). |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04263926A true JPH04263926A (ja) | 1992-09-18 |
Family
ID=9401514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3302567A Pending JPH04263926A (ja) | 1990-10-22 | 1991-10-22 | タイヤカーカス製造方法およびその装置 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5242520A (ja) |
EP (1) | EP0482492B1 (ja) |
JP (1) | JPH04263926A (ja) |
AT (1) | ATE125005T1 (ja) |
BR (1) | BR9104540A (ja) |
CA (1) | CA2053937A1 (ja) |
DE (1) | DE69111183T2 (ja) |
ES (1) | ES2075922T3 (ja) |
FR (1) | FR2668178B1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2671308B1 (fr) * | 1991-01-04 | 1993-03-12 | Michelin & Cie | Procede et dispositif pour appliquer plusieurs fils sur un support a l'aide de dents flexibles; nappe obtenue et article comportant au moins une nappe : enveloppe pneumatique. |
FR2729976A1 (fr) * | 1995-02-01 | 1996-08-02 | Michelin & Cie | Procede et dispositif pour appliquer un fil sur un support |
US5788804A (en) * | 1995-07-17 | 1998-08-04 | Liba Maschinenfabrik Gmbh | Machine for the production of pre-ready made reinforcement formations |
DE19624912C2 (de) * | 1995-07-17 | 2002-07-11 | Liba Maschf | Maschine zur Herstellung vorkonfektionierter Verstärkungsgelege |
MY120396A (en) * | 2000-08-18 | 2005-10-31 | Tencate Geosynthetics Asia Sdn Bhd | Method and apparatus for manufacturing non-woven fabrics |
WO2017171791A1 (en) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | Compagnie Generale Des Etablissements Michelin | Sculptured drum for groove support in retread finishing |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2606133A (en) * | 1951-05-14 | 1952-08-05 | Narmco Inc | Machine for forming structural material |
US2828795A (en) * | 1955-10-05 | 1958-04-01 | Fred W Hartstein | Apparatus for making non-woven cloth |
US4056420A (en) * | 1974-09-06 | 1977-11-01 | Bristol Products, Inc. | Heating structure fabricating machine and method |
DE2514105A1 (de) * | 1975-03-29 | 1976-10-07 | Hoechst Ag | Verstaerkte folien, verfahren und vorrichtung zu deren kontinuierlichen herstellung |
DE2545782C3 (de) * | 1975-10-13 | 1980-08-21 | Volker 8712 Volkach Friedrich | Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung eines Diagonalgeleges |
US4276106A (en) * | 1979-08-15 | 1981-06-30 | Imperial Chemical Industries Limited | Laying oriented fibrous webs |
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FR2623786B1 (fr) * | 1987-11-30 | 1990-03-23 | Michelin & Cie | Dispositif et procede permettant d'appliquer des fils sur un support en particulier selon une forme sinueuse |
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