JPH04262271A - 電路監視装置 - Google Patents

電路監視装置

Info

Publication number
JPH04262271A
JPH04262271A JP3014163A JP1416391A JPH04262271A JP H04262271 A JPH04262271 A JP H04262271A JP 3014163 A JP3014163 A JP 3014163A JP 1416391 A JP1416391 A JP 1416391A JP H04262271 A JPH04262271 A JP H04262271A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
electrode
voltage
current
monitoring device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3014163A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinzo Ogura
小倉 新三
Shoichi Doi
正一 土井
Yasuaki Kojima
小島 康昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3014163A priority Critical patent/JPH04262271A/ja
Publication of JPH04262271A publication Critical patent/JPH04262271A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transformers For Measuring Instruments (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電力送電線又は変電
所の母線等の架空電路の動作パラメータを検出する電路
監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】送電線等の架空電路の高電圧が充電され
た部分の導体電流又は導体温度等の動作パラメータを検
出する手段としてセンサ及びその検出データを例えばデ
ジタル信号等に変換し、送信する送信手段からなる送信
部を導体部分に取付け別の場所に設置した受信装置にて
受信する電路監視装置があるが、この装置のセンサ及び
送信部は高電圧が充電された部分に取付けられているた
め、その動作電源の電力を地上から供給することが困難
であり、従来は導体に流れる電流による磁界から電源電
力を得る方式であった。図7は従来の電路監視装置の導
体電流を検出するための送信部の導体に取付けられた状
態を示す断面図である。図において1は電流が流れてい
る架空電路の導体、2は導体1の周囲にできる磁界から
電源に供給する電流をとり出す電流変成器で2aは鉄心
、2bは二次コイルを示す。3は電流変成器2で得られ
た電流を後述の処理送信部の電源に適する電圧例えば直
流12V程度に変換する電圧変換器、4は導体1に流れ
る電流値を検出する検出コイル、5は検出コイル4から
検出した電流値を例えばデジタル信号等に変換する手段
及びその変換された信号を無線で送信する手段を含む処
理送信部を示す。6は各部品2〜5を遮蔽するシールド
リングである。7は電路の電圧の影響を受けない別の場
所に設置された処理送信部5より送信された信号を受信
する受信装置である。
【0003】このように構成された従来の電路監視装置
は架空導体の適当な部分に導体1の周囲をとりまくよう
にして各部品を配置し、導体1に固定して取付けられて
いる。つぎに電流を測定する場合について説明する。検
出コイル4は導体1の電流に比例した電流出力を生じ処
理送信部5において例えばデジタル信号等に変換し、信
号電波として送信する。送信された信号は別の場所に設
置された受信装置7により受信し、これを電路の計測、
制御装置に伝送して上記導体1の電流の計測、及びその
計測値に基づいた電力系統の制御が行なわれる。3相電
線路における電流計測の場合通常は3相の各導体に上記
電路監視装置が設けられている。以上のような構成の電
路監視装置は導体1に流れる電流によって生じる磁界の
強さが電流の大きさに比例することより電流変成器2か
ら得られる2次電圧も導体1の電流に応じて変化し、安
定した電源ではない。特に短絡事故等が発生した場合に
は、通常の電流の数十倍になることがある。このような
場合には電流変成器2の鉄心2aは磁気飽和状態となり
、2次側に発生する電圧は導体電流の位相が反点する点
において尖鋭な波形となりその波高値は、異常に高くな
り、装置の絶縁破壊につながる恐れが予想される。又、
導体電流が小さくなった場合には必要な電源容量が不足
する場合がある。
【0004】そこで例えば特開昭63−198879 
に示された従来の装置によれば上記問題点に対し、電流
が小さいときに十分な二次電圧が得られるように鉄心の
磁気抵抗を低くするように配慮し、大電流場合には磁気
飽和を抑制するために一次側磁心に対して磁気的シャン
トとして働く構成の二次側磁心を設ける等の対策がとら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるにこのように導
体電流より電源を供給するようにした従来の電路監視装
置では広範囲の電流の変化に対応して複雑な対策をとる
必要があり、又、導体電流が流れていない場合には供給
すべき電力が得られず、さらに電流が流れ始めた瞬間に
は電源電圧の上昇に時間的な遅れがあるため装置が動作
しないことがある。
【0006】この発明は上記の問題点を解消するために
なされたもので安定した電源を備えた電路監視装置を得
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る電路監視
装置は動作パラメータを検出する導体の周囲に導体と絶
縁して取付けた電極と、この電極に流れる充電電流を電
源に適する電圧に変換する変換手段と、導体の動作パラ
メータを検出する検出手段と、上記電圧変換手段の出力
を電源として動作し、上記検出データを信号に変換し、
送信する送信手段及びその信号を受信する受信装置から
なる。
【0008】
【作用】上記に示す構成において電極には導体に電路電
圧が充電された場合に大地及び隣接相との間に標遊静電
容量に対する充電電流が流れ込むがこの充電電流を電圧
変換手段に導き、その出力を送信手段の電源とし、上記
導体に取付けられた動作パラメータ検出手段の検出デー
タを送信手段によって信号変換を行い送信し受信装置に
て受信することにより、電路監視装置として安定して運
転することができる。
【0009】
【実施例】実施例1. 以下この発明の一実施例について図によって説明する。 図1はこの発明による電路監視装置を送電線に適用した
一実施例を示す断面図、図2はその電極部分の正面図で
ある。図1,図2において8は送電線の導体1と大地及
び隣接相の間に流れる充電電流をとり出すための電極で
取付けを考慮して上下に2分割されている。9は電極8
を導体1に絶縁して取付けるための支持がいしで、電極
8の長さを考慮して導体1の長さ方向に2組設けられて
いる。各組の支持がいし9は、導体1を挟んでその上下
に配置されそれぞれの一端が導体1に接し、他端が電極
8に接している。10は電極8に流れる充電電流を処理
送信部5の電源として適する電圧に変換する電圧変換手
段、11は電極8と電圧変成器10を接続する接続リー
ドを示す。その他の構成は図7に示す従来装置の構成と
同一のため説明は省略する。三相電線路に適用される電
路監視装置で電流を検出することを目的とする場合は通
常各相に取付けられる。図3は図1に示す電路監視装置
を3相電線路に適用した場合の導体1、電極8と隣接相
の相互の標遊静電容量の分布図である。1a,1b,1
cは導体1のそれぞれa相,b相,c相を示し、8a,
8b,8cは電極8のそれぞれa相,b相,c相を示す
。Ca,Cb,Ccは各相の導体1a,1b,1cと電
極8a,8b,8cとの間の静電容量を示す。Cao 
,Cbo ,Cco は各相の電極と大地の間の静電容
量を示す。Cab ,Cbc ,Cca は隣接する各
相の導体相互間の静電容量を示す。
【0010】このように構成された本発明による装置に
おいて各相の電極8a,8b,8cから大地及び隣接相
に対して、各々の標遊静電容量、及び電圧に比例した充
電電流が流れる。充電電流は対地静電容量Cao ,C
bo ,Cco に対しては各相の相電圧,Cab ,
Cbc,Cca に対しては各相の間の相間電圧に比例
して流れる。監視装置に必要な電源容量は構成によって
差はあるが、5VA程度で動作する装置も可能である。 例えば275KV の気中変電所において、導体1の相
間距離Wを3.5(m)対地距離Hを9(m) ,導体
1の直径dを0.06m 、電極8の直径Dを0.15
m 長さLを1.5mとし、a相の場合について具体的
にa相の場合の充電電流を求めるとつぎのようになる。
【0011】
【数1】 Cao ,Cab ,Cca の各静電容量に対する充
電電流をそれぞれiao  ,iab,ica  とし
電源周波数f=60(Hz)とし、電路の電圧Eを27
5000(V)とするとつぎのようになる。
【0012】
【数2】 電極8aに流れ込む充電電流iaはiao  ,iab
  ,ica  をベクトル和した値でありつぎのよう
になる。
【0013】
【数3】 この充電電流ia=2.4mA で5VAの負荷をとる
ためには分圧電圧vを約2000Vに調整できるよう電
圧変成器10の一次側インピーダンスを設計することに
より必要な容量を確保することができる。電源周波数f
=50Hzの電路に適用する場合は充電電流iao  
は約2mAとなり分圧電圧vは2500Vに調整する事
で5VAの容量は確保できる。
【0014】上記充電電流が入力された電圧変換手段1
0は電路監視装置に適する電圧、例えば12V程度に変
換し、これが処理送信部5の電源となる。処理送信部5
は検出コイル4に検出された導体1の電流データの信号
化処理を行って送信する。受信装置7はこれを受信する
ことにより安定して電流データが得られる。尚、検出コ
イル4に変えて温度検出センサとし、処理送信部5を温
度データの処理機能をもった処理送信部とすることによ
り導体温度の電路監視装置となる。
【0015】実施例2. 上記実施例1では電極8を露出したまま導体1に支持が
いし9を介して取り付けた構造であったが、屋外の気中
変電所においては、電極8、支持がいし9に塵芥が付着
して汚損することが考えられ、汚損した状態で降雨等に
より支持がいし表面が湿潤状態となると充電電流が漏洩
し、電圧変換手段10に必要な電流が流れ込まなくなる
ことが考えられる。このような問題点を解決する他の実
施例について説明する。図4は、この発明による他の実
施例の縦断面図、図5は図4の電極部の横断面図を示す
。 図4,図5において12は充電電流をとらえる電極で導
体1への取付を容易にするために半円形に分割された一
対で一つの電極を構成している。そして、このように構
成された電極が導体1の長さ方向に分割されて2個設け
られている。13は電極12の表面が汚損し漏洩電流が
流れないように電極の全面を覆ったエポキシ注型樹脂等
でできた絶縁物、14は導体1の長さ方向に分割された
電極12を相互に接続するリード線で表面は絶縁物15
で覆い外気と遮断している。16は電極12と接続した
あと、その部分が外気にさらされないようにするための
絶縁性コンパウンドを示す。
【0016】このような構成の電極は、外気にさらされ
ることがなく、表面が汚損湿潤状態となっても漏れ電流
が流れないため電圧変換手段10への電流は確保でき監
視装置としての電源容量が不足することはない。
【0017】また、電極を図4に示すごとく導体の長さ
方向に分割することにより導体の曲った部分に取付ける
ことも容易となる。
【0018】実施例3. 上記実施例では電路が半導体の場合を想定して導体1の
側面に電圧変換手段10を固定する構成としたが電圧変
換手段10は鉄心とコイル等で構成されており導体1に
流れる電流が大きくなり周囲の磁界が強くなって、電圧
変換手段10の鉄心部分が磁気飽和をおこし微小な標遊
容量に対する充電電流で充分な二次電圧が得られなくな
ることが考えられる。通常、電路の導体は電流が大きい
場合あるいは電圧が高くなる公称電圧220kv以上の
場合は2本以上の構成となっている。
【0019】3番目の実施例として、同一相が複数の導
体で構成されている場合について具体的に説明する。図
6において2本の導体には同一相の電圧が充電され各導
体にはほぼ等しい同相の電流が流れておりその中間部は
各導体の磁界が相殺され、影響の少ない領域である。こ
の部分に本発明による電路監視装置の電圧変換器10及
び処理送信部5が配置され、導体1に流れる電流による
磁界の影響を少なくしている。又、その周囲に導体1を
囲むようにして電極8を配置すれば周囲長さが長くなり
大地との間、及び隣接相との間の標遊静電容量が大きく
なり、電極長さを短くすることができる。検出コイル4
は、2本の導体を囲むように配置することにより導体電
流に比例した電流データが検出される。又検出コイルを
導体毎に取付け2次コイルを直列に接続することにより
1個の検出コイルの場合と同じ2次電圧が得られる。導
体数が3本以上となる場合においても各導体に流れる電
流はほぼ等しく、各々の導体の磁界が相殺される電磁的
中性点に電圧変成器10及び処理送信部5を配置するこ
とにより導体電流による磁界の影響を受けない安定した
電路監視装置となる。
【0020】
【発明の効果】上記説明のとおり本発明によれば導体の
周囲に絶縁して配置した電極流れる充電電流を処理送信
部の電源に利用しているため導体電流が流れていない電
路が無負荷の状態においても、短絡事故時の短絡電流が
流れている状態においても電路監視装置として安定して
運転ができる。
【0021】また、電極表面を絶縁物で覆うことにより
降雨等の湿潤時においても充電電流は漏れることなく電
圧変換手段10に流入し、安定した電源となる。さらに
、電極を長さ方向に複数に分割し、周方向を半円形に分
割すれば導体の屈曲部にも容易に取付けられる。
【0022】さらに、1相当り2本以上の復導体となる
電線路に適用する場合は1相毎に構成される導体の電磁
的中性点に電圧変換手段10及び処理送信部5を配置す
ることにより、導体電流による磁界の影響を受けること
がない安定した電路監視装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる電路監視装置の実施例1の側
断面図である。
【図2】図1に示した電路監視装置の電極部分の正面図
である。
【図3】この発明に係わる電路監視装置の電極部分から
見た標遊静電容量の分布図である。
【図4】この発明に係わる電路監視装置の電極部分の実
施例2の側断面図である。
【図5】図4に示した電極部分の正面図である。
【図6】この発明に係わる電路監視装置の電極部分への
電圧変換手段及び処理送信部の配置を示す実施例3の断
面図である。
【図7】従来の電路監視装置の側断面図である。
【符号の説明】
1  導体 2  電流変成器 3  電圧変成器 4  検出コイル 5  処理送信部 6  シールドリング 7  受信装置 8  電極 9  支持がいし 10  電圧変換手段 11  接続リード 12  電極 13  絶縁物 14  接続リード線 15  絶縁 16  コンパウンド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  動作パラメータを測定すべき導体の周
    囲にこの導体と絶縁して配置された電極と、この電極に
    流れる充電電流を電圧に変換する電圧変換手段と、上記
    導体の動作パラメータを検出する検出手段と、上記電圧
    変換手段の出力を電源として動作し上記動作パラメータ
    を検出する検出手段の検出データを送信する送信手段と
    、上記送信された信号を受信する受信装置からなる電路
    監視装置。
  2. 【請求項2】  上記電極は上記導体の長さ方向に複数
    に分割されたことを特徴とする請求項1に記載の電路監
    視装置。
  3. 【請求項3】  1相の導体が複数の導体により構成さ
    れ、これらの導体の電流による磁界が相互に相殺する電
    磁的中性点に少なくとも電圧変換手段を配置したことを
    特徴とする請求項1に記載の電路監視装置。
JP3014163A 1991-02-05 1991-02-05 電路監視装置 Pending JPH04262271A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3014163A JPH04262271A (ja) 1991-02-05 1991-02-05 電路監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3014163A JPH04262271A (ja) 1991-02-05 1991-02-05 電路監視装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04262271A true JPH04262271A (ja) 1992-09-17

Family

ID=11853480

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3014163A Pending JPH04262271A (ja) 1991-02-05 1991-02-05 電路監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04262271A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10627431B2 (en) Combined in-line DC and AC current sensor for high voltage electric power lines
US5432438A (en) Combined current and voltage transformer for a metal-enclosed gas-insulated high-voltage switching station
US7126348B2 (en) Method and a device for voltage measurement in a high-voltage conductor
US7027280B2 (en) Gas insulating apparatus and method for locating fault point thereof
US20050135028A1 (en) Gas insulating apparatus and method for locating fault point thereof
EP2722678A1 (en) Current and/or voltage sensing device for integrative use
US4700123A (en) Power distribution systems and means for control thereof
CN111656473B (zh) 电流互感器
KR100787964B1 (ko) 전자식 변성기(ect/evt)에 보조 전원공급 장치 및부분방전(pd)검출센서를 내장한 고전압 옥외용 에폭시수지 몰드형 전자식 mof
JPH05133993A (ja) 非接触電界磁界センサ
JPH04262271A (ja) 電路監視装置
JP2747402B2 (ja) 送電線監視センサ
CN211265136U (zh) 一种用于10kV线路的新型智能化绝缘子及装置
KR102645010B1 (ko) 개폐장치용 변류기 모듈 및 상응하는 개폐장치
CN113092844A (zh) 一种电压电流一体式传感装置及卡套
EP0809115A2 (en) Voltage measuring instrument and voltage measuring method using the same
CN102394168B (zh) 末屏差分数字输出互感器
JP3390691B2 (ja) 電流測定装置
RU2442176C1 (ru) Автономное автоматическое комплексное измерительное устройство контроля и учета электроэнергии в режиме реального времени в сетях высокого напряжения
CN213275740U (zh) 多特征量测量的柔性电流传感器
JP2004357376A (ja) 開閉装置用計測装置
CN111366767B (zh) 一种直流电流测量装置
JPH0161007B2 (ja)
JPH09219912A (ja) 検電電極付きガス絶縁機器
JP2001050991A (ja) 電流変成装置