JPH04261897A - カセットケース用転写シートおよびカセットケース - Google Patents

カセットケース用転写シートおよびカセットケース

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JPH04261897A
JPH04261897A JP3001215A JP121591A JPH04261897A JP H04261897 A JPH04261897 A JP H04261897A JP 3001215 A JP3001215 A JP 3001215A JP 121591 A JP121591 A JP 121591A JP H04261897 A JPH04261897 A JP H04261897A
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JP
Japan
Prior art keywords
layer
cassette case
ink
transfer sheet
case
Prior art date
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Pending
Application number
JP3001215A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadamichi Ishii
忠道 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication of JPH04261897A publication Critical patent/JPH04261897A/ja
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  • Decoration By Transfer Pictures (AREA)
  • Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、録音用または録画用の
磁気テ―プのカセットを収納するカセットケ―スであっ
て、表面に筆記可能なものに関し、それを製造するため
の転写シ―トを提供する。
【0002】
【従来の技術】今日では、録音や録画に用いる各種の磁
気テ―プのほとんどが、取扱いに便利なプラスチック製
のカセットに収容した形になっていて、それらのカセッ
トは、カセットの保護および保管に好都合な、プラスチ
ック製のカセットケ―スに収納してある。  これらの
カセットケ―スは、磁気テ―プに記録した内容をそれに
書き込むための、また美麗な外観を与えるための手段が
とられている。  録音用のカセットであれば、ケ―ス
を透明なプラスチック成形品とし、その内側に「インデ
ックスカ―ド」とよばれる厚紙を入れてある。  また
録音用のカセットは、通常カセットケ―スの背の部分に
紙製のラベルを抜き挿しするようにしたものが多い。
【0003】ところが、在来のインデクッスカ―ドはカ
セットケ―スと別体であるから取扱いは不便であるし紛
失するおそれもある。  ラベルの抜き挿しも面倒であ
る。
【0004】そこで、カセットケ―スに直接筆記具で書
き込みできることが望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような要望にこたえて、カセットケ―スに美麗な外観と
筆記性をあわせて与えるためのカセットケ―ス用転写シ
―ト、およびそれを用いて製造したカセットケ―スを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のカセットケ―ス
用転写シ―トは、図1に示すように、転写台紙(1)上
に、筆記性を有するインキ層(2)、化粧層(4)、隠
蔽層(5)および接着剤層(6)を順に設けてなる。
【0007】転写台紙には、ポリエステル、ポリアミド
、ポリプロピレンなどのフィルムやセロハンをはじめ、
転写シ―トの台紙として常用されているものを使用すれ
ばよい。  台紙の厚さは、6〜50μm程度が適当で
ある。
【0008】カセットケ―スの表面となる、筆記性を有
するインキ層は、被膜を形成したときに鉛筆や水性イン
キでそこに筆記できるような透明または半透明のインキ
で設ければよい。  そのようなインキは、インキビヒ
クルに、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン
、硫酸バリウム、焼石膏、タルクなどの粉末や、動物繊
維、植物繊維、合成繊維、鉱物繊維を短く切断したもの
を分散し、必要に応じて酸化チタンや硫化亜鉛などの顔
料を分散することによって製造できる。
【0009】このインキ層は、転写台紙からの剥離性が
良好なことが望ましいが、付着力が小さすぎてはならず
、転写台紙の材料に応じてインキビヒクルを選択すべき
である。  ビヒクルとする樹脂の例をあげれば、ウレ
タン樹脂、ビニル系樹脂、アクリル樹脂、ブチラ―ル樹
脂、ポリエステル、ゴム系樹脂である。  ビヒクルと
して硬化性樹脂を使用し、硬化したインキ層を形成する
と、得られるカセットの表面物性が向上し、筆記性も持
続するので好ましい。
【0010】インキ層は、転写台紙の全面に設けてもよ
いが、図2に示すように、筆記性が求められる部分に対
応する部分に限定して設けたほうが経済的である。  
インキ層の厚さは、使用する材料にもよるが、一般に1
〜10μmの範囲が適当である。
【0011】化粧層は、印刷インキで絵柄や模様を印刷
したり、金属を蒸着したりして、用途にあわせて所望の
ものを形成すればよい。  印刷インキは、適宜の顔料
や染料、それに各種の添加剤を、常用のインキビヒクル
、たとえばアクリル樹脂、スチレン系樹脂、セルロ―ス
誘導体、ポリ塩化ビニルまたはポリエステルに分散した
ものでよく、蒸着に使用する金属も、Al,Cr ,C
u など常用のものでよい。
【0012】化粧層と筆記性を有するインキ層との間に
は、両者の接着性向上および化粧層の保護のため、図2
に示したように、透明な中間層(3)を設けることが好
ましい。  中間層は、無色でも有色でもよく、たとえ
ばアクリル樹脂やウレタン樹脂で形成すればよい。  
中間層の厚さは、1〜10μmの範囲で足りる。
【0013】隠蔽層は、黒系、茶系、白系など、化粧層
にあわせて任意のインキで形成すればよい。
【0014】接着剤は、カセット本体の材料に対する接
着性を考慮して適当なものをえらぶ。  接着剤の例を
あげれば、アクリル樹脂系、ポリ塩化ビニル系、ポリ酢
酸ビニル系、ポリオレフィン系、ゴム系の単体または混
合したものである。
【0015】筆記性を有するインキ層ないし接着剤層の
各層は、グラビア法やスクリ―ン法など既知の塗布また
は印刷の手段で、転写台紙上に順に形成すればよい。
【0016】本発明のカセットケ―スの代表的な態様は
、録音用の磁気テ―プのカセットを収納するためのケ―
スであって、図3に示すように、プラスチックの成形品
の本体および蓋体を組み合わせたケ―ス(8)の両面お
よび背の少くとも一面に、接着剤層、隠蔽層、化粧層お
よび筆記性を有するインキ層からなる転写体(7)を、
上述の転写シ―トを利用して設けてなる。
【0017】本発明のカセットケ―スのいまひとつの態
様は、録画用の磁気テ−プのカセットを収納するための
ケ―スであって、プラスチックで本体および蓋体が一体
の成形品としたケ―スの両面および背の部分の少くとも
一面に、接着剤層、隠蔽層、化粧層および筆記性を有す
るインキ層からなる転写体を、上述の転写シ―トを利用
して設けてなる。
【0018】上記いずれの態様においても、筆記性を有
するインキ層は筆記性が必要な部分に設ければ足り、ま
たインキ層と化粧層との間に透明な中間層を設けてもよ
いことは、転写シ―トに関して述べたとおりである。
【0019】カセットケ―スを成形するプラストックは
、従来使われて来たものと同様な材料でよい。  好適
なプラスチックは、たとえば、アクリル樹脂、ポリスチ
レンまたはそれらの混合物や、あるいはポリカ―ボネ―
トである。
【0020】
【作用】本発明の転写シ―トを用いれば、転写によりカ
セットケ―スの表面に化粧層、その上に筆記性を有する
インキ層が設けられ、それによって、美麗な外観をもち
、鉛筆、ボ―ルペン、万年筆、水性マ―カ―、油性マ―
カ―など任意の筆記具で直接書き込むことのできるカセ
ットケ―スが実現する。
【0021】
【実施例1】厚さ25μmのポリエステルの転写台紙「
ルミラ―X−42」(東レ製)上に、下記のインキを、
乾燥時の厚さが5μmとなるようにグラビアコ―トした
【0022】   ビヒクル:塩ビ−酢ビ共重合体とウレタン樹脂との
混合物    100重量部  硬化剤  :イソシア
ネ―ト系                     
         10重量部  筆記性付与材:炭酸
カルシウム粉末                  
      100重量部このインキ層の上に、アクリ
ル樹脂系の透明インキをグラビアコ―トし、同系の3色
の着色インキで絵柄をシルクスクリ―ン印刷し、アクリ
ル樹脂のビヒクルに同重量のチタンホワイトを分散した
隠蔽インキをシルクスクリ―ン法でベタ印刷して、中間
層、化粧層、および隠蔽層を順に形成した。
【0023】その上に、アクリル樹脂系接着剤をシルク
スクリ―ン法で印刷することにより塗布したのち、40
℃の雰囲気下に3日間置いて、台紙に最初に形成したイ
ンキ層を硬化させて本発明の転写シ―トを得た。
【0024】アクリル樹脂を成形した録音用カセットケ
―スの蓋体に上記の転写シ―トを重ね、210℃の温度
に加熱し、加圧して転写することにより、筆記可能なカ
セットケ―スを得た。
【0025】
【実施例2】ポリエステルの転写台紙上に、実施例1と
同じ筆記性付与のためのインキを、部分的にグラビア印
刷した。
【0026】実施例1と同様に中間層を形成し、上記イ
ンキ層のない部分に絵柄をグラビア印刷して化粧層を形
成し、ついで隠蔽層を形成した。
【0027】その上に、塩ビ−酢ビ共重合体とアクリル
樹脂とを混合した接着剤を塗布したのち、実施例1と同
様に養生して本発明の転写シ―トを得た。
【0028】ポリスチレンを成形したカセットケ―スを
用意し、実施例1と同様に、熱転写で絵付けを行なって
筆記可能なカセットケ―スを製造した。
【0029】
【試験例】実施例2で製造した筆記可能なカセットケ−
スに、鉛筆、ボ−ルペン、油性インキおよび水性インキ
による筆記を行ない、それを消しゴムで消せるか否か、
消せる場合は繰返し筆記に耐えるか否かを試験した。 
 その結果を、従来の紙製のインデックスカ−ドを対象
にした試験結果とあわせて、つぎの表に示す。  この
結果から、本発明のカセットケ―スは、とくに鉛筆によ
る繰返し筆記性にすぐれていることがわかる。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明に従い転写シ―トを使用して得た
カセットケ―スは、美麗な外観をもち、直接書き込みが
できる。在来の紙製のインデックスカ―ドにくらべて耐
久性や耐湿性にすぐれ、剥離や破損はほとんどない。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明の転写シ―トを説明するための模式
的な断面図。
【図2】  本発明の転写シ―トの別な態様を説明する
ための、図1と同様な図。
【図3】  本発明のカセットケ―スの代表的態様であ
る録音用テ−プのカセットケ―スを示す平面図。
【符号の説明】

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  転写台紙上に、筆記性を有するインキ
    層、化粧層、隠蔽層および接着剤層を順に設けてなるカ
    セットケ―ス用転写シ―ト。
  2. 【請求項2】  筆記性を有するインキ層を、カセット
    ケ―スに転写したときに筆記を必要とする部分にのみ設
    けた請求項1の転写シ―ト。
  3. 【請求項3】  筆記性を有するインキ層と化粧層との
    間に、透明な中間層を設けた請求項1または2の転写シ
    ―ト。
  4. 【請求項4】  録音用磁気テ―プのカセットを収納す
    るためのカセットケ―スであって、プラスチック成形品
    の本体および蓋体を組み合わせたケ―スの両面および背
    の部分の少くとも一面に、接着剤層、隠蔽層、化粧層お
    よび筆記性を有するインキ層からなる転写体を設けてな
    るカセットケ―ス。
  5. 【請求項5】  録画用磁気テ−プのカセットを収納す
    るためのケ―スであって、プラスチックで本体および蓋
    体が一体の成形品としたケ―スの両面および背の部分の
    少くとも一面に接着剤層、隠蔽層、化粧層および筆記性
    を有するインキ層からなる転写体を設けてなるカセット
    ケ―ス。
  6. 【請求項6】  筆記性を有するインキ層を、筆記を必
    要とする部分にのみ設けた請求項4または5のカセット
    ケ―ス。
  7. 【請求項7】  筆記性を有するインキ層と化粧層との
    間に、透明な中間層を設けた請求項4または5のカセッ
    トケ―ス。
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