JPH04261112A - 冷感付与化粧品 - Google Patents

冷感付与化粧品

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JPH04261112A
JPH04261112A JP4120691A JP4120691A JPH04261112A JP H04261112 A JPH04261112 A JP H04261112A JP 4120691 A JP4120691 A JP 4120691A JP 4120691 A JP4120691 A JP 4120691A JP H04261112 A JPH04261112 A JP H04261112A
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JP
Japan
Prior art keywords
ethanol
cosmetic
pack
cooling sensation
powdered
Prior art date
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Pending
Application number
JP4120691A
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English (en)
Inventor
Naomi Osawa
大澤 尚美
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SERUTETSUKU LAB KK
Original Assignee
SERUTETSUKU LAB KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷感を付与した化粧品
に関するものである。
【0002】
【発明の背景】化粧品には通常配合成分の溶解剤として
、清涼感を持たせる目的でエタノールを配合している。 しかし、この従来の化粧品において、配合されたエタノ
ールによる清涼感は一時的であって十分な持続性を持た
なかった。これは、エタノールが液体の状態で化粧品中
に溶解分散し、使用時の蒸発潜熱によって冷却感を得る
が、液体であるため、その蒸発速度は早く、したがって
、冷却感として感知できる時間は短い。発明者は化粧品
に粉末エタノールを使用することによって、皮膚への適
用時に粉末素材からエタノールの放出をコントロールす
ることができ、それによって、エタノールの持つ清涼感
としての機能の持続を得ることができることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0003】
【発明の目的】そこで、本発明の目的は、粉末エタノー
ルの使用による冷感付与化粧品を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の冷感付与化粧品は、エタノールを粉末化基剤を用い
て調整された粉末エタノールに香料、ビタミン類、アミ
ノ酸類、保湿剤等の添加剤を添加してなる化粧用アルコ
ール粉末を配合もしくは、適宜添加してなる。
【0005】以下に本発明の詳細について詳しく説明す
る。
【0006】パックは古くから用いられてきた化粧品で
あり、粉末を練った泥状のものから、流動性あるゼリー
状のもの、又、粉末を使用時に水に溶いて用いるものな
どがある。これらは、機能上、パックに含有する水分と
皮膚内の水分を遮断することによって、角質層をより柔
軟にすること、又、パックの乾燥過程で水分の蒸発によ
って冷却があり、皮膚に適度な緊張を与え、乾燥後、一
時的に皮膚温を高め、血行を促進する。さらには、吸着
作用により皮膚上の汚垢を取り去るなどの清浄作用を有
するなどの特徴が挙げられる。これらの特徴を持つパッ
クではあるが、従来のパックは、乾燥過程での冷却感に
関して、パック中の水分のみでは十分に持続する冷却感
を与えるだけの蒸発潜熱を得ることは困難であった。本
発明により提供する技術は、アルコールを粉末化基剤を
用いて調整された粉末エタノールとパックベースを練り
合わせて皮膚に適用することにより粉末化基剤に吸着し
たエタノールがパック基剤ベース中に徐々に溶出し、乾
燥時に高い蒸発潜熱により十分に持続する冷却感を付与
したパックを提供するものである。この乾燥過程におけ
る冷却感はさらに皮膚に対する良好な刺激となり、適度
の皮膚の緊張を助長し、皮膚を引き締めると共に、乾燥
後の血行促進をも助長する効果を期待することができる
。パックの基剤としては、小麦粉、ポリビニルアルコー
ル、酢酸ビニル、カルボキシメチルセルロースナトリウ
ムなどと共にベントナイト、カオリン、酸化チタン、酸
化亜鉛、炭酸マグネシウムなどが使用でき、配合成分と
して、ビタミンA、C、D及びEなどのビタミン類、必
須アミノ酸及びそれらの脂肪酸エステルなどのアミノ酸
類、ニンジンエキスなどの植物抽出エキス、プラセンタ
ーエキス、ヒアロンエキス、コラーゲン、アルブミン、
酵素類などの人及び動物由来の抽出物、その他グリセリ
ン、ソルビット、プロピレングリコールなどの湿潤剤、
クエン酸、酒石酸、乳酸、塩化アルミニウム、ミョウバ
ン、アラントインクロヒドロキシルアルミニウム、アラ
ントインジヒドロキシアルミニウム、アルミニウムフェ
ノールスルホンサン、硫酸亜鉛、アルミニウムクロロヒ
ドロキシドなどの収斂剤、香料及び必要に応じ界面活性
剤等の成分を配合することができる。
【0007】本発明における粉末エタノールを使用した
冷感付与化粧品はパックに限定されることなく一般に化
粧水、クリーム、乳液、サンタン製品、デオドラント製
品などの化粧品にも使用可能である。
【0008】本発明に係る粉末エタノールの化粧品に対
する使用量は、化粧品の種類によって異なるが、パック
の場合で5〜50(好ましくは10〜30)重量%、化
粧水の場合で10〜30(好ましくは10〜20)重量
%、クリームの場合で10〜30(好ましくは10〜2
0)重量%、乳液の場合で10〜30(好ましくは10
〜20)重量%、サンタン製品の場合で5〜50(好ま
しくは10〜50)重量%、デオドラント製品の場合で
5〜50(好ましくは20〜50)重量%である。
【0009】粉末エタノール中のエタノール含有量は1
〜70%の範囲のものを使用することが可能であるが、
エタノール含有量があまりにも低いものは効果を期待し
にくく、又、70%を越えて含有する粉末は湿潤状態と
なり、流動性のある粉末を得るのが難しいことから、望
ましくは10〜60%の範囲である。
【0010】
【実施例】以下に本発明の構成に基づく実施例を説明す
るが、これにより本発明の技術範囲が限定されるもので
はない。尚、以下において部とは重量部をいう。
【0011】実施例1 1.ピールオフパック用粉末エタノールの処方粉末エタ
ノールは、エタノールを酵素編成デキストリン処理後、
噴霧乾燥して得られたエタノール含有量60%の素材を
用いた。
【0012】   粉末エタノール                
          80(W/W%)  香料   
                         
        0.3    アスコルビン酸マグネ
シウム              1.0    ソ
ルビトール                    
        5.0    ラウロイルL−リジン
                    1.0  
  エタノール                  
            2.0    含水ケイ酸 
                         
  10.7  エタノール高含有粉末にアスコルビン
酸マグネシウム、ラウロイルL−リジン、ソルビトール
及び含水ケイ酸を加え、均一に攪拌混合した後、エタノ
ールに溶解した香料を添加し、均一に攪拌混合、乾燥し
た。
【0013】2.ピールオフパックベースの処方  ポ
リビニルアルコール                
  13.0(W/W%)  ポリビニルピロリドン 
                   3.0   
 1,3−ブチレングリコール           
   7.0    カルボキシメチルセルロースナト
リウム    1.0    プロピレングリコール 
                   3.0   
 プランターエキス                
        3.0    ヒアロンエキス   
                       3.
0    スエルチアニン             
             0.5  ニンジン抽出液
                         
 1.0  パラオキシ安息香酸メチル       
         0.7  酸化防止剤      
                        適
量  精製水                   
             75.8精製水にプロピレ
ングリコールを加えて溶解した。それにポリビニルアル
コールとカルボキシメチルセルロースナトリウムを加え
、70℃に加温しながらかき混ぜ、溶解した。このもの
に、酸化防止剤、パラオキシ安息香酸メチル及びポリビ
ニルピロリドン、1,3−ブチレングリコールを加え、
混合後、冷却し、プラセンターエキス、ヒアロンエキス
を加え、均一に混合攪拌し、ピールオフパックベースを
製した。
【0014】上記、パックベース3部とパック用粉末エ
タノール1部の割合で混合し、皮膚に塗布することによ
って持続する十分な冷却感を伴うピールオフパックが得
られた。
【0015】実施例2   カオリン                   
           10.5(W/W%)  ベン
トナイト                     
       5.0  粉末エタノール      
                  75.0  ア
スコルビン酸マグネシウム             
 1.0  ラウロイルL−リジン         
           1.0  エタノール    
                         
 2.0  ラウリン硫酸ナトリウム        
          0.1  セタノール     
                         
1.0  ソルビトール              
              2.0  乳酸アルミニ
ウム                       
 2.0  パラオキシ安息香酸メチル       
         0.1  香料         
                         
  0.3エタノール高含有粉末にカオリン、ベントナ
イト、アスコルビン酸マグネシウム、その他を加え、均
一に攪拌混合した後、エタノールに溶解した香料を添加
し、均一に攪拌混合、乾燥し、粉末パックを製した。
【0016】実施例3 1.パック用粉末エタノールの処方 粉末エタノールは、エタノールを酵素編成デキストリン
処理後、噴霧乾燥して得られたエタノール含有量60%
の素材を用いた。
【0017】   粉末エタノール                
        85(W/W%)  香料     
                         
      0.3  アスコルビン酸マグネシウム 
             1.0  ジカプリル酸ピ
リドキシン                1.0 
 エタノール                   
           2.0  含水ケイ酸    
                        1
0.7エタノール高含有粉末にアスコルビン酸マグネシ
ウム、ジカプリル酸ピリドキシン及び含水ケイ酸を加え
、均一に攪拌混合した後、エタノールに溶解した香料を
添加し、均一に攪拌混合した。
【0018】2.クレーパックベースの処方  カオリ
ン                        
                9.5(W/W%)
  ベントナイト(10%水溶液)         
         67.6  モノラウリン酸ポリオ
キシエチレンソルビタン      1.4  ソルビ
トール                      
              0.05  スクワラン
                         
             0.2  ビタミンE  
                         
           3.0  1,3−ブチレング
リコール                     
 0.2  パラオキシ安息香酸メチル       
                 3.0  コラー
ゲン                       
               3.0  プラセンタ
ーリキッド                    
        3.0  ヒアロンエキス     
                         
    3.0  ソルビトール          
                         
 3.4  精製水                
                         
 5.65モノラウリン酸ポリオキシエチレンソルビタ
ンとスクワラン、ビタミンEなどの油分を溶解し、カオ
リン、パラオキシ安息香酸メチルを1,3−ブチレング
リコールに加え、さらに精製水を加えて溶解し、10%
ベントナイト水溶液を加え、良く混合した。この中に油
分を加え、均一に混合し、最後に、コラーゲン、プラセ
ンター、ヒアロンエキス、ソルビトールを加え、均一に
混合し、クレーパックベースを製した。
【0019】使用試験例 女性ボランティア24名を対象に、上記実施例1、2、
3および比較例1、2、3について使用試験を行った。 各実施例および比較例につきボランティア8名づつとし
第一期、第二期4名づつでクロスさせて実施した。試験
は、第一期を平成2年8月2日から17日までの15日
間と第二期を平成2年9月2日から17日までの15日
間で実施した。
【0020】なお、比較例1、2、3の処方は、それぞ
れのエタノール高含有粉末の処方からエタノール高含有
粉末のかわりにその重量相当分の含水ケイ酸を使用した
粉末処方を使用した。
【0021】各実施例及び比較例の容器は、形、色、デ
ザインを同一とし、いずれかがボランティアには判別で
きないようにブラインドで実施した。各ボランティアに
対し、各実施例及び比較例は、3日に一回(30分間使
用)、15日間づつ使用してもらい、各ボランティアか
ら下記の項目のアンケートを取り、評価を行った。 (1)お肌に塗布した直後の清涼感:    強い  
普通  弱い(2)清涼感の持続時間:       
 30分  20分  10分  5分(3)使用前と
比較したお肌の状態            a.しっ
とり感:  しっとりした。  どちらともいえない。   変化なし。
【0022】     b.滑らかさ:    すべすべした。  ど
ちらともいえない。  変化なし。 (4)お肌に対する刺激など:          あ
り。      なし。
【0023】使用試験例の結果 アンケートの結果を集計し、以下の結果を得た。 (1)お肌に塗布した直後の清涼感             実施例1  比較例1  実
施例2  比較例2  実施例3  比較例3  強い
        2        1       
 3        2        3     
   1      普通        4    
    4        3        2  
      4        4      弱い 
       2        3        
2        4        1      
  3    (2)清涼感の持続時間             実施例1  比較例1  実
施例2  比較例2  実施例3  比較例3  30
分      1        0        
0        0        1      
  0      20分      4      
  0        4        1    
    4        1      10分  
    3        2        4  
      3        2        4
        5分      0        
6        0        4      
  1        3    (3)使用前と比較
したお肌の状態 a.しっとり感             実施例1  比較例1  実
施例2  比較例2  実施例3  比較例3しっとり
した  6        3        5  
      2        6        2
    どちらともいえない               2        3 
       3        3        
2        2    変化なし      0
        2        0       
 3        0        4    b
.滑らかさ             実施例1  比較例1  実
施例2  比較例2  実施例3  比較例3しっとり
した  5        2        6  
      2        7        3
    どちらともいえない               3        4 
       2        5        
1        4    変化なし      0
        2        1       
 1        0        1    (
4)お肌に対する刺激など 各実施例および比較例ともいずれも刺激は認められなか
った。
【0024】
【発明の効果】上記結果に示される様に、パックに粉末
エタノールを使用することによって、清涼感の持続が明
らかに認められ、使用前と比較した肌のしっとり感、滑
らかさにおいても、比較品と比べ高い効果と共に皮膚に
対する刺激もなく、安全であることが示された。以上の
ように、本発明に係る冷感パックは美容上の高い有用性
を有することが明らかとなった。尚、上記実施例及び比
較例に準じて化粧水、クリーム、乳液、サンタン製品、
デオドラント製品についても同様の実験を行ったところ
、本発明の効果が確認された。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エタノールを粉末化基剤を用いて調整され
    た粉末エタノールに香料、ビタミン類、アミノ酸類、保
    湿剤等の添加剤を添加してなる化粧用アルコール粉末を
    配合もしくは、適宜添加してなる、皮膚清浄及び冷感付
    与化粧品。
  2. 【請求項2】粉末化基剤として酵素変成デキトリンを主
    体として作成されたエタノール含有量70%以下の粉末
    エタノールを用いることを特徴とする請求項1記載の冷
    感付与化粧品。
  3. 【請求項3】化粧品がパックである請求項1又は2記載
    の冷感付与化粧品。
  4. 【請求項4】冷感付与パックが粉末エタノール、クレー
    パック、ピールオフパックである請求項3記載の冷感付
    与パック化粧品。
JP4120691A 1991-02-13 1991-02-13 冷感付与化粧品 Pending JPH04261112A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999027898A1 (fr) * 1997-11-27 1999-06-10 Shiseido Company, Ltd. Enveloppement pour le visage

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999027898A1 (fr) * 1997-11-27 1999-06-10 Shiseido Company, Ltd. Enveloppement pour le visage

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