JPH04260838A - 電車線摩耗検出装置 - Google Patents

電車線摩耗検出装置

Info

Publication number
JPH04260838A
JPH04260838A JP2232891A JP2232891A JPH04260838A JP H04260838 A JPH04260838 A JP H04260838A JP 2232891 A JP2232891 A JP 2232891A JP 2232891 A JP2232891 A JP 2232891A JP H04260838 A JPH04260838 A JP H04260838A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding surface
address
video signal
data
contact line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2232891A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Aeba
饗庭 秀明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2232891A priority Critical patent/JPH04260838A/ja
Publication of JPH04260838A publication Critical patent/JPH04260838A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【0002】
【産業上の利用分野】この発明は、電車のパンタグラフ
が摺動する電車線の摩耗量、すなわち、摺面の摩耗して
いる部分の幅である摺面幅を検出する電車線摩耗検出装
置に関する。
【0003】
【従来の技術】一般に、電車のパンタグラフが摺動する
電車線の摩耗量、すなわち、摺面の摩耗している部分の
幅である摺面幅を算出する電車線摩耗検出装置として、
従来、ITVカメラを使用した方式と、レーザを使用し
た方式との2種類の光学方式が知られている。
【0004】前者のITVカメラを使用した方式は、図
23に示すように、電車のパンタグラフ10が摺動する
電車線11に対して投光器12から光を照射し、この光
を電車線11からの反射光を測定用電車の屋根に取り付
けられたガラス13を通し、さらに、第1のミラー14
、第2のミラー15、第3のミラー16を介してITV
カメラ17で受光して映像信号に変換し、この映像信号
をリード線18を介して処理装置19に供給している。
【0005】ところで、電車線11の高さは一定ではな
く、5400mm〜4200mmの範囲で変動するため
、電車線11の摺面から反射した光はITVカメラ17
に達するまでの距離が異なって焦点がずれてしまうので
、これを防止するために、電車線11の高さによって回
転角度が変化するパンタグラフ10の軸に取り付けたポ
テンショメータ19の信号を高さ検出器20に取り込ん
で、電車線11の高さを算出し、この算出した高さ信号
を追従機構21に供給している。
【0006】追従機構21は、油圧装置22の油圧を利
用して、高さに応じてアーム23を作動し、これにより
第2および第3のミラー15,16を図において左右に
移動させ、ITVカメラ17の焦点を合わせるようにし
ている。
【0007】一方、レーザを使用した方式は、図24に
示すように、レーザ装置30からのレーザ光線31を回
転鏡32およびミラー33によって照射幅34内を矢印
で示す方向に少しずつ角度を変えて走査しながら、横断
面で示す電車線11の摺面Aを照射し、この摺面Aで反
射されたレーザ光線31をハーフミラー35で反射して
受光素子36に取り込んで映像信号に変換し、この映像
信号を増幅器37で増幅し、リード線38を介して処理
装置39に供給している。
【0008】以上のように処理装置19または処理装置
39それぞれに供給される映像信号は、図25または図
26に示すような信号波形として得られる。なお、各図
において、横軸は時間であり、縦軸は電圧である。また
、電車線11の摩耗量としては、パンタグラフ10が摺
動する電車線11の摺面の幅、すなわち、図24の電車
線11において示すように、摺面Aの幅Bを算出するも
のとする。
【0009】そして、図25においては、映像信号に対
して一定のスライスレベルSLを設け、このスライスレ
ベルSLを映像信号が超えた時を立上りSU1とし、ス
ライスレベルSLより下がった時を立下りSD1と定義
し、この立上りSUから立下りSDまでの距離を摺面幅
SWD1とする方式を示している。
【0010】また、図26においては、映像信号の立上
りでのピーク値PKを求め、このピーク値PKの1/2
点を立上り点SU2とみなすと共に、同時に映像信号の
波形を1/2点を通るように遅延させた遅延信号が0レ
ベルに達したところを立下り点SD2とみなし、この立
上り点SU2から立下り点SD2までの距離を摺面幅S
WD2とする方式を示している。
【0011】ところが、このような従来の方式では、電
車線の摺面で反射した光を受光して映像信号を得ている
ものであるが、電車線における反射の程度によって映像
信号の波形は種々変化し、一様でないために、電車線の
摺面幅を正確に求めることができない問題点があった。
【0012】すなわち、1本の電車線の摺面幅であって
も、図27に示すように、映像信号が途中でスライスレ
ベルSLよりも低い値となることがあり、このような波
形から検出された摺面幅は2つに分割されたものとなる
。そこで、このような場合に、実際の電車線の摺面幅は
左側の波形の立上りSU1から右側の波形の立下りSD
1までであるが、スライスレベルSLだけで摺面幅を決
定しようとすると、電車線は1本とならず、2本となっ
てしまい、正確な摺面幅の算出ができなくなってしまう
のである。また、このような状態を回避するために、ス
ライスレベルSLを低くしようとすると、摺面幅は実際
の値よりも幅広く算出され、スライスレベルを極力上げ
たいという要求と矛盾することになり、望ましい結果が
得られなくなる。
【0013】また、図28に示すように、映像信号から
立上りのピーク点PKの1/2の点を立上り点SU2と
して検出することはできても、立下りのピーク点の1/
2の点を検出することができないので、0レベルを検出
したところを立下り点SD2としているために、摺面幅
SWD2が実際の値よりも幅広に算出されてしまう問題
点があった。
【0014】他方、ディジタル処理を施す従来例として
、図29に示すような構成のものが知られている。この
従来の方式は、電車線11の摺面部をイメージセンサ4
1の発光部42で照射し、その反射光を撮像部43で受
光して映像信号を比較部44に出力している。
【0015】比較部44は、撮像部43が出力した映像
信号を入力して、あらかじめ設定された基準値としての
スライスレベルSLと比較し、スライスレベルSLより
映像信号の方が小さい時に0、小さくない時に1を検出
部45に出力する。
【0016】そして、検出部45は、単位クロックごと
に送られてくる比較部44よりの2値信号を入力し、0
から1に切り替わったタイミングで摺面幅の立上り、逆
に、1から0に切り替わったタイミングに立下りとして
検出し、次段で立上り、立下りのアドレスを取り込み、
摺面幅を算出するようにしている。図30は、このよう
にして、スライスレベルSLで判定した場合の摺面幅の
立上りをa1,a2、立下りをb1,b2で示している
【0017】ところが、このような従来の電車線摩耗検
出装置では、図29に示すように、発光部42の照射光
量が常に一定に固定されており、また、比較部44に保
持されている基準値αが初期状態で設定されると、それ
以後は固定されたままである。
【0018】そして、照射光量が固定されたままである
場合には、図30に示すように、電車線11の反射状況
によって映像信号の波形がw1,w2,w3と任意に上
下する。すなわち、摺面が清浄で反射がよい場合には、
映像信号波形はw1のように高い電圧値を得ることがで
きるが、汚れがひどくなると、順次、波形w2,w3と
波形の電圧値が低下してくる。そこで、比較部44の保
持しているスライスレベルSLが図30に示す値の時に
は、摺面幅の立上り、立下り検出点が波形の高さにより
a1、a2、検出できず、また、b1、b2、検出でき
ずというように同じ摺面幅を測定していても、電車線1
1の摺面幅が異なることになり、測定精度に悪影響が出
る問題点があった。
【0019】さらに、電車線11の摺面の汚れがさらに
ひどくなると、映像信号波形w3のようにスライスレベ
ルSL以上に波高値が達しない状態となるので、摺面幅
が検出できなくなる。そこで、発光照射量を増大しよう
とするのであるが、そのようにすれば、図30に示すよ
うに摺面幅が実際よりも幅広に測定されてしまい、測定
精度が許容誤差を超えるまでになってしまうことがあり
、むやみに照射光量を増大させることもできず、正確な
摺面幅の測定ができなくなる場合が生じる問題点があっ
た。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
電車線摩耗検出装置では、電車線の摺面で反射した光を
受光して映像信号を得ているものであるが、電車線にお
ける反射の程度によって映像信号の波形は種々変化し、
一様でないために、電車線の摺面幅を正確に求めること
ができない問題点があった。
【0021】この発明は、このような従来の問題点に鑑
みなされたもので、電車線の摩耗量、すなわち、摺面幅
を的確に算出することができる電車線摩耗検出装置を提
供することを目的とする。
【0022】[発明の構成]
【0023】
【課題を解決するための手段】この発明は、発光素子に
電流を流して発光させ、この発光照明を電車線摺面幅に
照射して、電車線摺面幅を撮像する摺面撮像手段と、前
記摺面撮像手段からの映像信号を所定のクロックパルス
に同期して1アドレスごとに走査しながら出力するイメ
ージセンサを備えた電車線摩耗検出装置において、映像
信号の大きさに応じていくつかに仕分ける仕分け手段と
、前記仕分け手段によって仕分けされた映像データの数
をカウントして、そのカウント値を保存するカウンタと
、前記カウンタのデータを読み取って平均値を求める平
均値算出手段と、前記平均値算出手段の求めた平均値に
応じた電流値を設定し、電車線の摺面幅検出に適した電
流を前記発光素子に与える電流出力手段とを備えたもの
である。
【0024】また、この発明は、発光素子に電流を流し
て発光させ、この発光照明を電車線摺面幅に照射して、
電車線摺面幅を撮像する摺面撮像手段と、前記摺面撮像
手段からの映像信号を所定のクロックパルスに同期して
1アドレスごとに走査しながら出力するイメージセンサ
を備えた電車線摩耗検出装置において、映像信号の大き
さに応じていくつかに仕分ける仕分け手段と、前記仕分
け手段によって仕分けされた映像データの数をカウント
して、そのカウント値を保存するカウンタと、前記カウ
ンタのデータを読み取って平均値を求める平均値算出手
段と、前記平均値算出手段の求めた平均値に応じて摺面
幅算出用基準値を設定する基準値設定手段とを備えたも
のとすることができる。
【0025】さらに、この発明の電車線摩耗検出装置は
、所定のクロックパルスに同期して1アドレスごとに走
査しながら電車線の摺面幅を撮像する摺面幅撮像手段と
、前記摺面幅撮像手段からの映像信号を、前記電車線摺
面幅の立上り開始、および立下り終了を判定するための
基準値と比較する比較手段と、前記比較手段からの信号
を現在から数サイクル過去にさかのぼって記憶しておき
、現在と1サイクル前、および1サイクル前と2サイク
ル前の前記記憶データ同士の大小比較の組み合わせによ
り立上りアドレスおよび立下り終了アドレスを検出する
検出手段と、前記立上り開始から立下り終了までを前記
大小比較結果をアドレスごとに記憶する記憶手段と、前
記記憶手段における大小比較結果を取り出して立下りア
ドレスを判定することにより電車線摺面幅を算出する算
出手段とを備えたものである。
【0026】
【作用】この発明の電車線摩耗検出装置では、摺面撮像
手段によって、発光素子に電流を流して発光させ、この
発光照明を電車線摺面幅に照射し、電車線摺面幅を撮像
する。そして、イメージセンサによって、前記摺面撮像
手段からの映像信号を所定のクロックパルスに同期して
1アドレスごとに走査しながら出力する。
【0027】このとき、仕分け手段によって、映像信号
をその大きさに応じていくつかに仕分け、カウンタによ
って、前記仕分け手段によって仕分けされた映像データ
の数をカウントしてそのカウント値を保存し、さらに、
平均値算出手段によって、前記カウンタのデータを読み
取って平均値を求める。そして、電流出力手段によって
、前記平均値算出手段の求めた平均値に応じた電流値を
設定し、電車線の摺面幅検出に適した電流を前記発光素
子に与える。
【0028】こうして、摺面撮像手段が撮像する電車線
の摺面の映像信号が常に一定レベル以上のものとなるよ
うにして、正確な摺面幅の算出ができるようにする。
【0029】また、この発明では、前記平均値算出手段
が算出した映像データの平均値に対して、基準値設定手
段によって、その平均値の大きさに応じて摺面幅算出用
基準値を設定する。
【0030】こうして、摺面撮像手段が撮像する電車線
の摺面の映像信号に対して、その高低に対して常に適切
な基準値を設定して摺面幅を算出するようにし、正確な
摺面幅の算出ができるようにする。
【0031】さらに、この発明の電車線摩耗検出装置で
は、摺面撮像手段によって、所定のクロックパルスに同
期して1アドレスごとに走査しながら電車線の摺面幅を
撮像し、比較手段において、前記摺面幅撮像手段からの
映像信号を、電車線摺面幅の立上り開始、および立下り
終了を判定するための基準値と比較し、検出手段によっ
て、前記比較手段からの信号を現在から数サイクル過去
にさかのぼって記憶しておき、現在と1サイクル前、お
よび1サイクル前と2サイクル前の前記記憶データ同士
の大小比較の組み合わせにより立上りアドレスおよび立
下り終了アドレスを検出する。
【0032】そして、記憶手段によって、前記立上り開
始から立下り終了までを前記大小比較結果をアドレスご
とに記憶し、算出手段によって、前記記憶手段における
大小比較結果を取り出して立下りアドレスを判定するこ
とにより電車線摺面幅を算出する。
【0033】こうして、常に摺面撮像手段の撮像した映
像信号に対して、的確に立上り点および立下り点を見い
だし、正確に摺面幅を算出できるようにする。
【0034】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて詳説
する。
【0035】図1および図2はこの発明の一実施例の構
成を示している。この実施例の電車線摩耗検出装置は、
イメージセンサ100を構成するものとして、所定のク
ロックパルスに同期して1アドレスごとに走査しながら
電車線101の摺面部を撮像する撮像部102と、撮像
部102で摺面部を撮像するために摺面部を照射する発
光部103とを備えている。
【0036】さらに、この電車線摩耗検出装置は、撮像
部102において撮像した映像信号を入力して映像信号
波形を高さ方向にいくつかに分割仕分けする仕分け部1
04と、仕分けされた区分ごとにカウントするカウント
部105と、このカウント部105のカウントしたカウ
ント数を読み取り、演算する処理部106と、演算結果
に基づいて規定電流を出力する電流出力部107とを備
えている。
【0037】なお、この電流出力部107に代えて、処
理部106の演算結果に基づいてスライスレベルを出力
するスライスレベル出力部108を設けるようにするこ
ともできる。また、このスライスレベル知り部108と
前記電流出力部107とを同時に設け、いずれの回路に
接続するかを選択するような構成としてもよい。
【0038】イメージセンサ100の物理的な構成は、
図2に示すように、発光部103として、パンタグラフ
10上にLEDアレイ109を設け、撮像部102とし
て、LED109から電車線101の摺面に向けて発光
された照射光の反射光を集光するロッドレンズユニット
110と、このロッドレンズユニット110の各ロッド
レンズに集光された反射光を受光するCCDセンサ11
1とを設けたものとしている。
【0039】そして、LEDアレイ109とロッドレン
ズユニット110とは、電車線側面101aの方向に対
して、「ハ」の字のように配置され、LEDアレイ10
9の発光は、電車線側面101aの方向と直角に照射し
て、その一部が電車線101の摺面部に反射してロッド
レンズユニット110に入射し、ロッドレンズユニット
110の下部に配置されたCCDセンサ111の各素子
で受光して受光強度に比例した大きさの電気信号に変換
し、映像信号として出力するようになっている。
【0040】図3〜図5は電車線摩耗検出装置の各部の
さらに詳しい回路構成を示しており、撮像部102に対
してタイミングコントローラ112からクロックパルス
とスタートパルスとが与えられるようになっている。
【0041】図1に示した仕分け部104は、撮像部1
02からの映像信号をA/D変換するA/D変換部11
3と、セーブレジスタ114と、比較器115〜118
と、ゲート119〜121と、これらの各ゲート119
〜121のゲート制御を行うためのインバータ122〜
124とから構成されている。
【0042】カウント部105は、第1カウンタ125
〜第4カウンタ128の4台のカウンタから構成されて
いる。
【0043】129はデコーダ、130はデータバス、
131はアドレスバスである。
【0044】そして、撮像部102は、タイミングコン
トローラ112からスタートパルスとクロックパルスと
を与えられると、アドレス1から最大アドレスまで(有
効画素信号)の映像信号をクロックパルスに同期して撮
像に有効な期間だけ出力し、A/D変換器113に与え
るようになっている。
【0045】A/D変換器113は、撮像部102から
のアナログ信号をディジタル信号に変換してセーブレジ
スタ114に数値データとして与え、セーブレジスタ1
14はこのデータを一時的に保存するようになっている
【0046】セーブレジスタ114に一時的に保存され
た映像データは、比較器115に与えられ、あらかじめ
設定されている基準値α4と比較され、0または1の信
号を出力するようになっている。
【0047】第1カウンタ125は、比較器115から
1を入力した時に、カウント値を1ずつ加算する加算器
で構成されている。インバータ122は、比較器115
より0を入力した時に、反転して1の出力をゲート11
9に与え、ゲート119はこの1の入力により、ゲート
を開き、セーブレジスタ114に保存されている映像デ
ータを比較器116に出力するようになっている。
【0048】比較器116は、入力データを基準値α3
と比較し、順次、比較機117は入力データを基準値α
2と比較し、比較器118は入力データを基準値α1と
比較するようになっている。
【0049】第2カウンタ126〜第4カウンタ128
は、第1カウンタ125と同じく、比較器116〜11
8から1を入力した時にカウント値を1ずつ加算する加
算器で構成されている。また、ゲート120,121、
インバータ123,124もそれぞれ、ゲート119、
インバータ122と同じく、前段の比較器の出力が0の
時にインバータで1に反転してゲートを開き、セーブレ
ジスタ114の保持している映像データを第3カウンタ
127、第4カウンタ128それぞれに出力するように
なっている。
【0050】図1に示した処理部106は、図4に示す
ようにCPU132と、ROM133と、RAM134
と、ディジタル出力モジュール135と、D/A変換器
136とを備え、さらに割込回路137を備えている。 また、次段の処理部への出力として比較器138をも備
えている。
【0051】CPU132は、カウンタ125〜128
の内容を読み込んで演算処理し、D/A変換器136に
ディジタル信号を出力し、RAM134に対してデータ
を書き込んだり、読み出したりし、さらにROM133
に格納されているプログラムを順次読み出して実行する
【0052】このCPU132にはアドレスバス131
が接続されていて、デコーダ129にカウンタ125〜
128のデバイス番号を指定することにより、指定した
カウンタをデータバス130に接続し、指定されたカウ
ンタの保持データをデータバス130を介してRAM1
34内の指定されたアドレスに書き込むことができる。 また、カウンタ125〜128の保持データをクリアた
めに、CPU132よりデコーダ129を介して該当す
るカウンタにクリア指示を出すことができるようになっ
ている。
【0053】さらに、CPU132は、ROM132、
RAM133、ディジタル出力モジュール135および
D/A変換器136のデバイス番号を指定して、これら
の周辺機器とのデータのやりとりをデータバス130を
介して行うことができる。
【0054】図5に示すように、処理部105を構成す
るCPU132からD/A変換器136を介して出力さ
れる電流指令は、電流出力部107に与えられ、ここで
所定の大きさの電流に変換され、発光部103に与えら
れるようになっている。この電流出力部107は、10
mA〜150mAの範囲でLEDの電流を制御するため
の増幅回路である。
【0055】図3に示すタイミングコントローラ112
は、図6に示すようなクロックパルスCLK、スタート
パルスST、および有効画素パルスVVを発生する回路
である。クロックパルスCLKは、所定のパルスを連続
して発生するもので、スタートパルスSTは、このクロ
ックパルスCLKを一定数カウントして発生させる1サ
イクルごとのパルスである。また、有効画素パルスVV
は、映像信号として有効な期間だけ取り出せるようにス
タートパルスSTからある一定パルスをカウントして有
効画素パルスの開始とし、有効画素パルス数だけカウン
トすると終了するようにしたパルスである。
【0056】次に、上記の構成の電車線摩耗検出装置の
動作について説明する。
【0057】撮像部102からの映像信号は、クロック
パルスCLKの間隔で有効画素送出期間の間だけA/D
変換器113に供給される。これに対して、タイミング
コントローラ112からの有効画素パルスVVの立上り
でラッチされ、A/D変換され、ディジタル信号がセー
ブレジスタ114に供給される。
【0058】セーブレジスタ114では、有効画素パル
スVVがオンの期間だけA/D変換器113からのディ
ジタル信号を取り込み、次の有効画素パルスがオンにな
るまでラッチして、比較器115に入力される。
【0059】比較器115では、セーブレジスタ114
からの映像信号(データ)Pを、あらかじめ設定された
基準値α4と比較し、映像信号Pが基準値α4より大き
い場合には1を、一方、映像信号Pが基準値α4より大
きくない場合には0を第1カウンタ125とインバータ
122へ出力する。
【0060】第1カウンタ125は、1を入力する時の
み、カウント値を1ずつ加算して保存し、0の時には何
もしない。逆に、インバータ122は、0を入力すると
反転して1を出力し、ゲート回路119を開いてセーブ
レジスタ114が保持する映像信号データPを比較器1
16に入力する。このインバータ122は、1が入力さ
れる時には反転して0を出力するため、ゲート119は
開かないで閉じたままとなり、比較器116への入力は
カットされる。
【0061】同様にして、比較器116は、セーブレジ
スタ114からの映像信号データPとあらかじめ設定さ
れた基準値α3とを比較し、映像信号Pが基準値α3よ
り大きい場合には1を出力し、一方、映像信号Pが基準
値α3よりも大きくない場合には0を第2カウンタ12
6とインバータ123に出力する。
【0062】第2カウンタ126は、1を入力する時の
み、カウント値を1ずつ加算して保存し、0の時には何
もしない。逆に、インバータ123は、0を入力する時
に反転して1を出力し、ゲート120を開いてセーブレ
ジスタ114の保存している映像信号データPを比較器
117に入力する。
【0063】以下、同様にして、比較器117について
も、あらかじめ設定された基準値α2と比較し、1を出
力すると、第3カウンタ127がカウントアップし、0
を出力すると、インバータ124を反転させてゲート1
21を開き、映像信号データPをゲート121を通して
比較器118に入力する。
【0064】比較器118では、あらかじめ設定されて
いる基準値α1と比較し、映像信号データPの方が大き
い場合には、第4カウンタ128に1を出力して、1だ
けカウントアップさせる。
【0065】次に、処理部106のCPU132の演算
処理動作ついて説明する。
【0066】タイミングコントローラ112よりスター
トパルスSTを入力すると、立上りの信号変化を割込1
37が検出し、CPU132に割込を発生させる。
【0067】CPU132は、割込を検出すると、割込
先のメモリ内にあらかじめ書き込まれているアドレスを
取り出し、そのアドレスから始まるプログラムをROM
133より取り出して実行を開始する。
【0068】図7に、この割込処理のフローチャートが
示されている。
【0069】割込が発生すると、まずブロックB1を実
行する。このブロックB1は、フラグを調査するのであ
るが、初めは0であるので、ブロックB2に飛び、実行
アドレスを移す。このブロックB1で、フラグが1にな
っていれば、ブロックB8に実行アドレスが移ることに
なる。
【0070】ブロックB2は、デコーダ129より順番
に第1カウンタ125〜第4カウンタ128のデバイス
番号をCPU132を通して選択する。初めに第1カウ
ンタ125を選択すると、第1カウンタ125の保持し
ているカウント値をRAM134のメモリX1に書き込
み、記憶する。次いで、第2カウンタ126〜第4カウ
ンタ128までのカウント値それぞれをメモリX2〜X
4各々に書き込み、次のブロックB3へ実行を移す。
【0071】ブロックB3では、カウント値X1〜X4
の内容の総数Σ(Xi)、(i=1〜4)と、カウント
値X1〜X4の内容に重み1〜4を掛けて、総量Σ(i
・Xi)、(i=1〜4)を求め、この総量を総数で割
って平均値を求め、メモリXに書き込み、記憶して、次
のブロックB4を実行する。
【0072】ブロックB4では、Xの値を与えた時に、
基準値α0,α1,α2,α3,α4の値が得られるよ
うに、例えば、α2を選択する時には、Xが(α2≦X
<α3)の範囲に入っている時を調べることによって求
めておいて、次のブロックB5を実行する。
【0073】ブロックB5は、ブロックB4で求めたα
0〜α4の基準値の1つを与えて、テーブル1より、電
流値I0〜I4のうちの該当する電流値の1つを取り出
し、D/A変換器136に出力し、次のブロックB6を
実行する。なお、テーブル1において、最初の基準値α
0に対応する電流値I2は、電車線101が存在してい
ない場合に、標準電流を与えたものである。
【0074】D/A変換器136はアナログ信号に変換
して、電流出力部107により電流値に変換し、発光部
103へ出力する。
【0075】ブロックB6は、フラグを1にセットし、
次のブロックB9を実行する。
【0076】ブロックB8は、フラグを0にセットする
処理であり、フラグが0の時にのみ電流値の更新を行う
ことができるようにしている。これは、発光部103に
新たな電流を流しても、実際に与えた電流値で発光する
までに1サイクル(図6でスタートパルスST間の時間
)を必要とし、電流を更新するタイミングは、最終の有
効画素パルスvvの後なので、結局のところ、処理の間
隔は、1サイクルおき、すなわち、2サイクルごとに行
うように制御するためである。
【0077】また、これに関連して、CPU132をリ
セットした時に、図8に示すブロックB10を実行する
。このブロックB10は、フラグを0にセットして処理
を終了させる処理であり、その後の割込処理では、この
フラグを参照する。
【0078】図7に戻って、ブロックB9は、第1カウ
ンタ125〜第4カウンタ128を順次デコーダ129
を介して選択してクリア信号をデコーダ129より出力
し、すべてのカウンタの内容をクリアして割り込み処理
を終了する。
【0079】なお、図7において、ブロックB5で電流
値を設定する代わりに、点線で示したように、ブロック
B4の実行後にブロックB7を実行させるようにするこ
ともできる。
【0080】このブロックB7では、ブロックB4で求
めた量子化値α0〜α4の値の1つを比較器138に出
力して基準値(スライスレベルSL)として与え、比較
器138が、セーブレジスタ114の保持している映像
信号Pと比較して大小を判別し、映像信号Pが基準値S
Lを超えて大きい場合には1を、小さい場合には0を次
段の処理部へ出力できるように新たなスライスレベルを
設定して出力し、次のブロックB6に移る。
【0081】こうして、電車線101に対して発光部1
03から光を照射し、その反射光を撮像部102で受光
し、その受光量の平均値を求め、平均値が小さい場合に
は発光部103の発光量を増加させることにより撮像部
102の受光量を増加させるように発光部103に与え
る電流値を制御し、あるいは、受光量の平均値の大小に
よりスライスレベルを上下させるようにしているので、
いずれの実施例においても、常に安定して、電車線の摺
面部の立上りと立下りを見いだすことができ、正確に摺
面幅を検出することができるようになる。
【0082】なお、上記の電流値制御とスライスレベル
の制御のいずれの方式を選択するかは、プログラム処理
により行うことができるが、電流値設定方式の場合には
、比較器138は次段の処理とすることになる。
【0083】また、この発明は上記の実施例に限定され
ることはなく、例えば図7のフローチャートにおけるブ
ロックB5において、電流値を設定するようにしたが、
例えば、ブロックB4で量子化値α1に該当する電流値
I4(最大値)を出力しても、次の割込処理でもなお、
量子化値がα1である場合には、最大電流値が不足して
いることになるので、電流値I4を増加させる。また逆
に、量子化値α4に該当する電流値I1(最小値)を出
力しても、次の割込処理でもなお、量子化値がα4であ
る場合には、過電流なので電流値I1を減少させる。
【0084】このようにして、制御段数、この実施例で
はα1〜α4の4段の不足をカバーできる。
【0085】この手順をフローチャートを用いて説明す
ると、図9に示すように、割込処理ブロックB4の実行
後に、ブロックB11を実行する。
【0086】このブロックB11では、今回と前回の量
子化値のうち、α1,α4が等しいか否か調査し、等し
い時にはブロックB12を実行し、等しくない時にはブ
ロックB13を実行する。
【0087】ブロックB12は、テーブル1の値のうち
、量子化値α1の時には、前回までのI4をI40とし
て、(I40+β1(増加分))を新たにI4にセット
し、量子化値α4の時には前回までのI1をI10とし
て、(I10−β2(減少分))を新たにI1にセット
し、次のブロックB14を実行する。
【0088】ブロックB13では、前回の量子化値がα
1の時、I40に、また量子化値α4の時、I10に戻
して、次のブロックB14を実行する。
【0089】ブロックB14では、今回の量子化値を前
回の量子化値に移して記憶し、次回の割込処理のための
準備をする。
【0090】また、図8に示したリセット処理のブロッ
クB10の次に、図10に示すようにブロックB15を
実行する。このブロックB15は、テーブル1のイニシ
ャライズを行うため、α0,α1,α2,α3,α4に
対して各々、I20,I40,I30,I20,I10
の値をI2,I4,I3,I2,I1にセットする。
【0091】同様に、前回の量子化値がα1で、今回の
量子化値がα2である場合にも電流値が不足しているの
で、I30の電流値にβ3(増加分)を加えてやればよ
い。また、前回の量子化値がα4で、今回の量子化値が
α2である場合には電流値が大きいので、I20−β4
(減少値)をI2に変更すれば、より木目の細かい制御
ができる。なお、テーブルの段数を本実施例では4段と
したが、この段数を増加させることにより木目の細かい
制御を行うようにすることもできる。
【0092】このようにして、上記の実施例では、次の
ことが達成できることになる。
【0093】電車線の反射の程度によって電車線摺面波
形が、図11(a)〜(d)に示すように変化し、波高
値のレベルをα1,α2,α3,α4のように4段階に
仕分けした場合、図11(a)ではα3とα4との間に
、図11(b)ではα4以上に、図11(c)ではα2
とα3との間に、さらに図11(d)ではα1とα2と
の間に平均値が入ることが分かる。
【0094】そこで、適正波形が図11(a)に示すよ
うなα2とα3との間になるように、図11(b)では
発光部103へ出力する電流値を幾分低くし、図11(
c),(d)では電流値を上げる制御を行うことにより
、反射の程度に応じた適正電流値を設定することができ
るようになり、図11(a)に示す波形が得られ、図1
1(d)のように摺面幅の測定不能や、図11(b),
(c)のような波形の高さを図11(a)のように調整
し、一定の基準値(スライスレベル)でもより精度の高
い測定ができるようになる。
【0095】また、摺面幅を求めるために、スライスレ
ベルを図11(a)ではあるファジィ3、図11(b)
ではα4、図11(c)ではα2、図11(d)ではα
1に各々波高値に応じて変更すれば、常に一定したスラ
イスレベル(α2)とすることにより、摺面幅の測定精
度を向上させることができ、図11(d)に示す場合の
ような測定不能の事態の発生を防ぐこともできるように
なる。
【0096】次に、この発明の他の実施例について、図
12〜図22を用いて説明する。
【0097】図12は電車線摩耗検出装置の全体構成を
示しており、電車線の摺面部を撮像する撮像部200を
備えたイメージセンサ201と、このイメージセンサ2
01からの映像信号を受け、電車線の摺面幅と偏位を算
出する処理装置202とから構成されている。
【0098】処理装置202は、撮像部200からの映
像信号を基準値と比較して立上りの開始または立下りの
終了を判定し、判定データを出力する比較部203と、
比較部203の出力信号を入力して現在と1サイクル前
、また1サイクル前と2サイクル前の入力信号の信号レ
ベルを比較して、これらを組み合わせて摺面部の信号の
立上りと立下り終了のアドレスを検出する検出部204
と、立上りから立下り終了までの入力信号の大小比較結
果を記憶する記憶部205と、この記憶部205に記憶
されているデータを読み出して立下り終了アドレスから
遡って立下りアドレスを割り出し、摺面幅と偏位アドレ
スを算出する処理部206と、撮像部200、記憶部2
05および処理部206にタイミング信号を与えるタイ
ミング制御部207とを備えている。
【0099】なおここで、映像信号の立上り、立下り終
了アドレスとは、次のことを意味するものとする。すな
わち、図18は横軸にアドレスの時間経過、縦軸に各ア
ドレスごとの信号レベルをを示しているが、この図18
において、基準値αを超えたa1を立上り開始、立上り
のピーク値ax−1を立上げ、立下りのピーク値bxを
立下げ、b1を立下げ終了アドレスと称する。
【0100】図13はイメージセンサ201と電車線2
08との関係を示しており、イメージセンサ201はパ
ンタグラフ舟体209に埋め込まれ、電車線208の摺
面と摺動するように構成され、電車線208の摺面の画
像を撮像し、その映像信号をイメージセンサ201から
処理装置202に供給し、処理装置202において、電
車線208の摺面幅Bおよびパンタグラフ舟体209の
中心から電車線208の中心までの距離である偏位量C
を算出するようにしている。
【0101】そして、イメージセンサ201は、一方の
端部から順次、他方の端部に向かって走査し、すなわち
、アドレス1から最終アドレスまでを走査し、その1走
査ごとの各アドレスの映像信号を処理装置202に与え
るようになっている。
【0102】図14〜図16は、上記実施例の各部の詳
しい回路構成を示している。すなわち、イメージセンサ
201は、電車線208の摺面部を撮像する撮像部20
0によって構成されている。
【0103】処理装置202は、A/D変換器210と
、セーブレジスタ211と、比較器212を備えている
【0104】そして、撮像部200はタイミング制御部
207を構成するタイミングコントローラ213から図
19に示すようなスタートパルスSTとクロックパルス
CLKを受けると、アドレス1から有効画素信号の最大
アドレスまでの映像信号をクロックパルスCLKに同期
して撮像に有効な期間だけ出力し、A/D変換器210
に供給し、A/D変換器210は、撮像部200からの
アナログ映像信号をディジタル信号に変換し、セーブレ
ジスタ211に数値データとして与え、ここで一時的に
保存するようになっている。
【0105】さらに、セーブレジスタ211に保存され
る映像信号データは、比較器212に供給され、あらか
じめ設定されている基準値αと比較され、0または1の
信号として出力されるようになっている。この比較器2
12にセーブレジスタ211から供給される映像信号デ
ータをPとすると、比較器212は、映像信号データP
が基準値αより大きい場合にはそのままの信号レベルで
出力し、映像信号データPが基準値α以下である場合に
は、0を出力するようになっている。
【0106】214は、後述するように、タイミングコ
ントローラ213に接続されたアドレスカウンタである
【0107】タイミングコントローラ213は、図19
に示すように、スタートパルスST、クロックパルスC
LK、有効画素パルスVV、セレクトパルスSEを出力
し、スタートパルスSTの間隔は、クロックパルスCL
Kを所定数カウントして発生させ、有効画素パルスVV
の開始と終了とは、あらかじめ決められたカウント数だ
け進むと発生、停止を行うようにしている。
【0108】図12に示す検出部204は、図15に詳
しく示されているように、現在の映像信号を一時的に記
憶するシフトレジスタ215a、1サイクル前の映像信
号を一時的に記憶するシフトレジスタ215b、さらに
2サイクル前の映像信号を記憶するシフトレジスタ21
5cと、一連の比較器216a〜216dと、立上りを
検出するためにa1〜a3を入力とする検出器217お
よび立下りを検出するためにb1〜b3を入力とする検
出器218と、2つのラッチ219a,219bと、一
連のゲート220a〜220cと、AND回路221と
、2つのアドレスレジスタ222a,222bと、デコ
ーダ223と、周辺機器接続インターフェース(PI/
F)224とを備えている。
【0109】さらに、記憶部205として、図16に示
すように、ゲート225と、セレクタ226と、データ
ゲート227と、リザルトRAM228と、アドレスゲ
ート229と、インバータ230,231とを備えてい
る。
【0110】また、処理部206として、同じく図16
に示すように、CPU232と、RAM/ROM記憶部
233と、デコーダ234と、割込235とを備えてい
る。
【0111】なお、236はデータバス、237はアド
レスバスである。
【0112】前記アドレスカウンタ214は、前記タイ
ミングコントローラ213の有効画素パルスVVが供給
され、この有効画素パルスVVをカウントしてアドレス
を形成し、ゲート220に供給するようになっている。 そして、このアドレスカウンタ214は、あらかじめ決
められたカウント数までカウントすると、0に戻るよう
になっている。
【0113】また、前記シフトレジスタ215a〜21
5cは、比較器212からの出力を順次入力する部分で
あり、比較器212からの出力データはまず、シフトレ
ジスタ215aに今回の映像信号データとして保存され
る。一方、シフトレジスタ215aに保存されていた前
回の映像信号データは、シフトレジスタ215bに移さ
せ、同様に、シフトレジスタ215bに保存されていた
前々回の映像データは、シフトレジスタ215cに映像
データとして保存されるようになっている。そして、こ
れらの一連のシフトレジスタ215a〜215cは、そ
の電源投入時には共に0にリセットされるようになって
いる。
【0114】一部入力反転機能付きのANDゲートから
構成される立上りの開始を検出する検出器217は、シ
フトレジスタ215cの出力をインバートして入力する
入力信号a1と、シフトレジスタ215b,215cの
出力データを入力して比較器216aで比較し、シフト
レジスタ215bの出力データの方が大きい時に1を出
力して前記検出器217に加える入力信号a2と、同様
に、シフトレジスタ215a,215bの出力データを
入力して比較器216bで比較し、シフトレジスタ21
5aの出力データの方が大きい時に1を出力して前記検
出器217に加える入力信号a3とをそれぞれ入力信号
とする。
【0115】図18は、1パルスごとに発生するデータ
を矢印の向きに時間を進めたときに描いた波形であり、
この図示の状態の時、すなわち、入力信号a1が基準値
αより小さく、入力信号a2はa1より大きく、さらに
入力信号a3はa2より大きい時には、検出器217の
入力データはすべて1となり、ラッチ219aへセット
パルスを出力し、同時にゲート220aに開信号を出力
するようになっている。
【0116】ラッチ219aは、セットパルス入力後に
リセットされるまで1を出力し続け、また、このラッチ
219aは、セットパルスの入力後、ANDゲート22
1に1を出力するようになっている。
【0117】このANDゲート221には、もう一方の
入力として、比較器216bの出力データを1パルスご
とに入力して反転させて加えるようになっている。そし
て、この反転された比較器216bの出力データが0の
時、すなわち、シフトレジスタ215bの方がシフトレ
ジスタ215aの方よりも大きくなった時(図18にお
いては、axの時)にANDゲート221はラッチ21
9bへセットパルスを出力するようになっている。
【0118】ラッチ219bは、セットパルス入力後に
リセットされるまで1を出力し続ける。そして、いま、
1を出力するならば、ゲート220c,225を開いて
アドレスカウンタ214の値をアドレスゲート229に
与えるようになっている。また、データゲート227に
は、比較器216cの比較結果0,1(シフトレジスタ
215aとシフトレジスタ215bの出力データを比較
して、シフトレジスタ215bの方が大きい時に1、そ
れ以外の時に0となる)がゲート225を通して与えら
れるようになっている。
【0119】リザルトRAM228は、アドレスゲート
229が指定したアドレスに、データゲート227に設
定されたデータを書き込み保存するものであり、これら
のリザルトRAM228とアドレスゲート229とは2
組ずつ設けられている。
【0120】ここで、データゲート227は、0,1デ
ータを入力することにより、リザルトRAM228の対
応するゲートを開く働きをする。また、アドレスゲート
229には、アドレスカウンタ214のカウント値が入
力され、これによりリザルトRAM228のアドレスを
デコードして書き込み、アドレスのゲートを開く働きを
する。
【0121】データゲート227に接続されているセレ
クタ226は、2組のリザルトRAM228のうち、選
択された方のデータに、データゲート227の接続を行
う回路であり、CPU232のデータバス236に接続
されている。
【0122】次に、撮像部200の取り込んだ映像信号
の波形の立下りの終了を検出するための検出器218は
、比較器216dの出力b3と、比較器216cの出力
b2と、シフトレジスタ215aの出力b1を反転出力
を入力信号としている。
【0123】比較器216dは、シフトレジスタ215
b,215cの出力データのうち、シフトレジスタ21
5cの方が大きい時に1を出力し、比較器216cは、
前述したように、シフトレジスタ215a,215bの
出力データのうち、シフトレジスタ215bの方が大き
い時に1を出力する。つまり、図18において、出力デ
ータb3,b2,b1の波形が図に示すようにb3より
もb2が小さく、b2よりもb1より小さく、b1は基
準値αより小さくなった時に上記のように、比較器21
6d,216cが1を出力するのである。
【0124】そして、検出器218が、このような状態
を検出した時に、結果として、ラッチ219a,219
bがラッチ出力を0とするようリセットパルスをこれら
のラッチ219a,219bに与えるようになっている
【0125】こうして、ラッチ219a,219bがラ
ッチ出力0を出力する時には、ゲート220cおよびゲ
ート225はそのゲートを閉じ、出力を停止してアドレ
スゲート229とデータゲート227へのデータの供給
が禁止されることになる。一方、この時には、ゲート2
20bは開いて、アドレスレジスタ222bにアドレス
カウンタ214からアドレスカウント値が与えられ、保
存されることになる。
【0126】CPU232は、アドレスレジスタ222
a,222bの内容を読み出したり、アドレスゲート2
29にアドレスを設定してリザルトRAM228の内容
を読み取り、演算処理を行い、その結果を周辺機器イン
ターフェース224を介して次段の処理部に出力するよ
うになっている。
【0127】このCPU232には、データバス236
とアドレスバス237を介してRAM/ROM記憶部2
33が接続されている。また、CPU232は、デコー
ダ223を介してアドレスレジスタ222a,222b
および周辺機器インターフェース224と接続され、デ
コーダ234を介してRAM/ROM記憶部233およ
びアドレスゲート229と接続され、各々選択できるよ
うになっている。
【0128】デコーダ223,234は、あらかじめ決
められているデバイス番号が入力されると、該当するデ
バイス(例えば、アドレスレジスタ222a,222b
、周辺機器インターフェース224)を選択し、データ
の読み出し、書き込みを行う回路である。
【0129】RAM/ROM記憶部233は、RAM部
およびROM部から構成されている。そして、ROM部
は、演算を実行するためのプログラムを記憶している。 また、RAM部は、リザルトRAM228、アドレスレ
ジスタ222a,222bの内容を一時的に記憶し、C
PU232で演算した途中結果を一時的に記憶し、さら
には、演算結果を外部に出力するまでの間一時的にデー
タを記憶したりする。
【0130】割込235は、セレクトパルスの立上りを
検出してCPU232に入力するもので、RAM/RO
M記憶部233のROM部に収納されているプログラム
を実行するトリガーを与えるものである。
【0131】次に、上記の構成の電車線摩耗検出装置の
動作について説明する。
【0132】撮像部200からの映像信号は、クロック
パルスCLKの間隔で有効画素送出期間VTだけA/D
変換器210に供給されると、タイミングコントローラ
213からの有効画素パルスVVの立上りでラッチされ
、ディジタル信号に変換されてセーブレジスタ211に
供給される。
【0133】セーブレジスタ211も、有効画素パルス
VVのオン期間中、A/D変換器210からのディジタ
ル信号を取り込み、次の有効画素パルスがオンになるま
でラッチし、比較器212に出力する。
【0134】比較器212は、セーブレジスタ211か
らの映像信号Pとあらかじめ設定された基準値αとを比
較し、映像信号Pが基準値αより大きい場合には、映像
信号Pを出力し、映像信号Pが基準値α以下ならば0を
出力し、シフトレジスタ215a,215b,215c
に順次、供給される。
【0135】シフトレジスタ215a〜215cは、タ
イミングコントローラ213からの有効画素パルスVV
の立上りでシフトレジスタ215bの内容をシフトレジ
スタ215cに移し、その後に、シフトレジスタ215
aの内容をシフトレジスタ215bに移すというシフト
動作を、比較器212の比較結果が有効画素パルスVV
に同期して順次入力されて来るたびに行う。これによっ
て、比較器212から供給される今回の比較結果のデー
タ、1パルス前である前回の比較結果のデータ、および
2パルス前である前々回の比較結果のデータがそれぞれ
シフトレジスタ215a〜215cに保存され、これら
の各比較結果のデータが比較器216a〜216dと検
出器217,218に与えられる。
【0136】比較器216aでは、シフトレジスタ21
5bとシフトレジスタ215cの保存データが比較され
、シフトレジスタ215bの保存データの方がシフトレ
ジスタ215cの保存データより大きい時に1が、逆に
、大きくない時に0がそれぞれ信号a2として出力され
、検出器217に与えられる。
【0137】同様に、比較器216bでは、シフトレジ
スタ215aとシフトレジスタ215bの保存データが
比較され、シフトレジスタ215aの保存データの方が
シフトレジスタ215bの保存データよりも大きい時に
1が、逆に、大きくない時に0がそれぞれ信号a3とし
て出力され、これが検出器217に与えられる。この比
較器216bの出力a3はまた、ANDゲート221に
反転させて入力される。
【0138】比較器216cでは、シフトレジスタ21
5aとシフトレジスタ215bの保存データが比較され
、前者の保存データよりも後者の保存データの方が大き
い時に1を、大きくない時に0を出力信号b2として検
出器218およびゲート225に与えられる。また、比
較器216dでは、シフトレジスタ215bとシフトレ
ジスタ215cの保存データが比較され、前者の保存デ
ータよりも後者の保存データの方が大きい時に1を、大
きくない時に0を出力信号b3として検出器218に与
えられる。
【0139】検出器217では、シフトレジスタ215
cの保存データ(前々回の映像データ)が0で、その反
転信号として1が入力され、比較器216aの比較結果
として1が入力され、さらに比較器216bの比較結果
として1が入力される時に限り、セットパルスをラッチ
219aとゲート220aに与える。
【0140】そして、ゲート220aにセットパルスが
入力されると、このゲートが開かれてアドレスカウンタ
214のアドレスカウント値がアドレスレジスタ222
aに与えられ、ここで一時的に保存される。
【0141】ラッチ219aは、検出器217よりセッ
トパルスを受けるとラッチし、ラッチがリセットされる
まで1をANDゲート221に出力し続ける。
【0142】ANDゲート221は、比較器216bの
比較結果として1パルスごとに1が送られてくる間は、
その反転信号0が入力されるために1を出力することが
できないが、図18において信号axのアドレスに達し
た時には比較器216bの出力が0となり、その反転信
号として1が入力されるようになるために、初めて1が
出力できるようになる。そして、このANDゲート22
1が1を出力すると、ラッチ219bにセットされ、ゲ
ート220cとゲート225が開かれ、アドレスカウン
タ214のカウント値がアドレスゲート229に書き込
まれる。
【0143】データゲート227は、比較器216cの
比較結果0,1をゲート225を通して取り込み、タイ
ミングコントローラ213が発生するセレクトパルスS
Eがオンしている時には、データゲート227およびア
ドレスゲート229の#0の方を開いて、リザルトRA
M228の#0に書き込み、保存する。
【0144】一方、セレクトパルスSEがオフの時には
、データゲート227およびアドレスゲート229はイ
ンバータ230,231を通して1に反転して、#1の
方のゲートを開いてリザルトRAM228の#1の方に
書き込み、保存する。
【0145】検出器218においては、比較器216d
の比較結果として1で入力され(前々回)、比較器21
6cの比較結果として1が入力され(前回)、さらにシ
フトレジスタ215aの保存データが0であり(今回)
、この反転したデータとして1が入力される時に限り、
ラッチ219a,219bに対してリセットパルスが出
力され、同時に、ゲート220bに対して1が出力され
る。
【0146】ラッチ219aは、リセットパルスの入力
によって0を出力し、これがANDゲート221に与え
られて、ANDゲート221の出力は0となり、同時に
、ラッチ219bのリセットによりゲート220cおよ
びゲート225のゲートが閉じられ、アドレスゲート2
29への出力とデータゲート227への出力が停止され
る。
【0147】ゲート220bについては、検出器218
よりゲート信号1が入力されるとゲートを開き、アドレ
スレジスタ222bへアドレスカウンタ214からカウ
ント値が入力されて保存される。
【0148】次に、処理部206としてのCPU232
のソフトウェア処理について説明する。
【0149】タイミングコントローラ213からセレク
トパルスSEの立上りの信号変化を割込235が検出す
ると、CPU232に割込が発生する。CPU232は
、この割込が発生すると、デコーダ234にデバイス番
号を出力してRAM/ROM記憶部233を選択した後
、ROM内の特定アドレスより始まる割込処理の先頭ア
ドレスに移り、図20に示すフローチャートに従う処理
を実行する。
【0150】まずブロックB21では、CPU232に
よってデコーダ223にデバイス番号を指定してアドレ
スレジスタ222aを選択し、アドレスレジスタ222
aの保持しているデータ(立上げアドレス)をデータバ
ス236を介していったんバッファ(図示せず)に取り
込み、デコーダ234にデバイス番号を指定してRAM
/ROM記憶部233を選択し、RAMエリアに書き込
み、1つ減じてアドレスA1に書き込み、次のブロック
B22を実行する。
【0151】ブロックB22では、アドレスレジスタ2
22bを選択し、RAM/ROM記憶部233のRAM
エリアのアドレスA2′に立下り終了アドレスを書き込
み、次のブロックB23を実行する。
【0152】ブロックB23では、図18に示すように
、入力信号b3、すなわち(A2′)(A2′の内容b
1が記憶されている)より2番地だけ下げたところのア
ドレス(A2′−2)を指定し、デコーダ234に読み
出し側のアドレスゲート229の一方のデバイス番号を
指定して、アドレスゲート229に(A′−2)番地を
アドレスバス237を介して設定してデータゲート22
7に読み出し指令を与える。
【0153】これを受けて、セレクタ226はタイミン
グコントローラ213のセレクトパルスSEの信号によ
ってリザルトRAM228の書き込み中とは反対側、す
なわち、現在、リザルトRAM228の#0側に書き込
むのであれば、#1側より読み出しをコントロールされ
、すでに書き込まれているデータをリザルトRAM22
8の#0または#1のいずれか選択されて接続された方
より読み出し、データバス236を介してRAM/RO
M記憶部233に取り込み、データが1、すなわち減少
方向であれば除き、再び1つアドレスを減らしてデータ
を取り込み、データが0、すなわち増加方向(図18に
おいてbxの場合)または等しい時のアドレスを検出し
、検出したアドレスをアドレスA2に書き込み、保存し
て、次のブロックB24を実行する。
【0154】ブロックB24では、アドレスA2の内容
((A2))とアドレスA1の内容((A1))の差を
求め、アドレスBに書き込み、次のブロックB25を実
行する。
【0155】ブロックB25は、偏位アドレス、すなわ
ち、軌道の中心より偏位している量を求めるために、摺
面幅(B)の半分((B)/2)に立上りアドレス(A
1)を加え、中心から検測開始点までの距離(D)(固
定分)を差し引いたものが偏位アドレスであり、これを
アドレスCに書き込み、次のブロックB26を実行する
【0156】ブロックB26では、CPU232によっ
て周辺機器インターフェース224を選択して、次段の
処理部へ摺面幅(B)と偏位アドレス(C)を出力し、
この処理を終了する。
【0157】このようにして、セレクトパルスSEが切
り替わるたびにリザルトRAM228の#0,#1を交
互に切り換えてRAM/ROM記憶部233に読み出し
て処理を行うのである。
【0158】一般に、電車線をイメージセンサで撮像す
ると、図21に示すように、映像信号が1アドレスごと
に検出されて、全体として電車線の摺面部の波形が得ら
れる。この波形は千差万別であって1つとして同じ波形
のものはなく、図21はその1つの例に過ぎない。
【0159】電車線を撮像する際に、発光素子が撮像部
に組み込まれ、ライン上に照明しており、この照明に対
する電車線摺面部の反射光をライン上に並べた受光素子
によって受光して、その受光量に応じた電気信号に変換
している。したがって、電車線摺面部の反射の程度によ
って図22に示すように、H1〜H4程度まで信号レベ
ルがばらつき、同一のスライスレベルSLで2値化する
と、同図のように摺面幅の計測値がことなり、スライス
レベルSL以下の信号が検出できなくなる。
【0160】そこで、この実施例の電車線摩耗検出装置
では、信号レベルがこのように大きく変化しても立上り
および立下りのピーク値はほぼ一定である点に着目し、
立上り開始、立下り終了を判定するレベルS2を信号レ
ベルH4よりも下に設定しておき、スライスレベルSL
の代わりに、ピーク値a′,b′を求めるようにするこ
とにより、汚れのひどい電車線に合わせて照度を決定し
ても、清浄な電車線に対しても摺面幅の計測精度を悪化
させることがなく、汚れの度合いに影響されないで、高
い精度で摺面幅の計測ができるのである。
【0161】なお、この発明は上記の実施例に限定され
ることはなく、上記実施例では1本の電車線に対する摺
面幅の検出を行うようにしたが、同時に2本在線してい
ても、図17に示すようにフリップフロップ241を設
け、このフリップフロップ241の出力が1の時にゲー
ト220aまたは220bからのアドレスカウンタ11
のカウント値をアドレスレジスタ222aまたは222
bに書き込むようにすれば、交互に2本分のデータを記
憶することができる。また、4本分を同時に測定したい
場合にも、同様の方法で実施することができる。
【0162】また、検出器217,218は、上記実施
例では前々回、前回、今回の映像信号データの比較によ
り立上り、立下り終了を検出するようにしたが、これは
前々々〜今回であっても、また前回と今回だけであって
もよい。
【0163】さらに、アドレスゲート229は検出器2
17が検出した時に、カウント1から順に1ずつカウン
トアップしてリザルトRAM228にはアドレスカウン
ト値ごとに増減データをセットするようにしているが、
これに代わって、立上り開始を1として、立下り終了ま
でを1アドレス進むことに1カウント増加して記憶する
ようにし、リザルトRAM228の容量を減少させても
同一の効果が得られる。
【0164】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、電車線
の摺面部を撮像して、その映像信号データの平均値を求
め、その平均値の大小に応じて発光素子の与える電流値
を変化させ、あるいはスライスレベルを上下に変化させ
るようにしているため、常に映像信号の立上りおよび立
下り終了点を正しく検出して摺面幅を正確に計測するこ
とができる。
【0165】またこの発明によれば、撮像部で撮像した
電車線の摺面部の摺面幅を決定するために、撮像部の映
像信号から今回、前回、および前々回の映像信号データ
の比較により立上り点のアドレス、立下り終了点のアド
レスを決定するようにしているため、立上りおよび立下
り終了点を正しく決定することができ、摺面幅の正確な
計測が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のブロック図。
【図2】上記実施例のイメージセンサの物理的構成を示
す斜視図。
【図3】上記実施例の撮像部、仕分け部およびカウント
部の詳しい構成を示すブロック図。
【図4】上記実施例の処理部の詳しい構成を示すブロッ
ク図。
【図5】上記実施例の電流出力部および発光部の関係を
示すブロック図。
【図6】上記実施例のタイミングコントローラの出力パ
ルスの波形図。
【図7】上記実施例の動作を示すフローチャート。
【図8】上記実施例の動作を示すフローチャート。
【図9】この発明の他の実施例の動作を示すフローチャ
ート。
【図10】上記実施例の動作を示すフローチャート。
【図11】上記実施例の動作を説明する波形図。
【図12】この発明の他の実施例のブロック図。
【図13】上記実施例のイメージセンサの構成を示す断
面図。
【図14】上記実施例の撮像部および比較部の詳しい構
成を示すブロック図。
【図15】上記実施例の検出部の詳しい構成を示すブロ
ック図。
【図16】上記実施例の記憶部および処理部の詳しい構
成を示すブロック図。
【図17】この発明の他の実施例の構成を示すブロック
図。
【図18】上記実施例の撮像部の映像信号の波形図。
【図19】上記実施例のタイミングコントローラの出力
信号の波形図。
【図20】上記実施例の動作を示すフローチャート。
【図21】上記実施例の動作を示す説明図。
【図22】上記実施例の動作を示す説明図。
【図23】従来例のブロック図。
【図24】従来例のブロック図。
【図25】従来例の動作を示す説明図。
【図26】従来例の動作を示す説明図。
【図27】従来例の動作を示す説明図。
【図28】従来例の動作を示す説明図。
【図29】他の従来例のブロック図。
【図30】従来例の動作を示す説明図。
【符号の説明】
100  イメージセンサ 101  電車線 102  撮像部 103  発光部 104  仕分け部 105  カウント部   106  処理部 107  電流出力部 108  スライスレベル設定部 200  撮像部 201  イメージセンサ 202  処理装置 203  比較部 204  検出部 205  記憶部 206  処理部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  発光素子に電流を流して発光させ、こ
    の発光照明を電車線摺面幅に照射して、電車線摺面幅を
    撮像する摺面撮像手段と、前記摺面撮像手段からの映像
    信号を所定のクロックパルスに同期して1アドレスごと
    に走査しながら出力するイメージセンサを備えた電車線
    摩耗検出装置において、映像信号の大きさに応じていく
    つかに仕分ける仕分け手段と、前記仕分け手段によって
    仕分けされた映像データの数をカウントして、そのカウ
    ント値を保存するカウンタと、前記カウンタのデータを
    読み取って平均値を求める平均値算出手段と、前記平均
    値算出手段の求めた平均値に応じた電流値を設定し、電
    車線の摺面幅検出に適した電流を前記発光素子に与える
    電流出力手段とを備えて成る電車線摩耗検出装置。
  2. 【請求項2】  発光素子に電流を流して発光させ、こ
    の発光照明を電車線摺面幅に照射して、電車線摺面幅を
    撮像する摺面撮像手段と、前記摺面撮像手段からの映像
    信号を所定のクロックパルスに同期して1アドレスごと
    に走査しながら出力するイメージセンサを備えた電車線
    摩耗検出装置において、映像信号の大きさに応じていく
    つかに仕分ける仕分け手段と、前記仕分け手段によって
    仕分けされた映像データの数をカウントして、そのカウ
    ント値を保存するカウンタと、前記カウンタのデータを
    読み取って平均値を求める平均値算出手段と、前記平均
    値算出手段の求めた平均値に応じて摺面幅算出用基準値
    を設定する基準値設定手段とを備えて成る電車線摩耗検
    出装置。
  3. 【請求項3】  所定のクロックパルスに同期して1ア
    ドレスごとに走査しながら電車線の摺面幅を撮像する摺
    面幅撮像手段と、前記摺面幅撮像手段からの映像信号を
    、前記電車線摺面幅の立上り開始、および立下り終了を
    判定するための基準値と比較する比較手段と、前記比較
    手段からの信号を現在から数サイクル過去にさかのぼっ
    て記憶しておき、現在と1サイクル前、および1サイク
    ル前と2サイクル前の前記記憶データ同士の大小比較の
    組み合わせにより立上りアドレスおよび立下り終了アド
    レスを検出する検出手段と、前記立上り開始から立下り
    終了までを前記大小比較結果をアドレスごとに記憶する
    記憶手段と、前記記憶手段における大小比較結果を取り
    出して立下りアドレスを判定することにより電車線摺面
    幅を算出する算出手段とを備えて成る電車線摩耗検出装
    置。
JP2232891A 1991-02-15 1991-02-15 電車線摩耗検出装置 Pending JPH04260838A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2232891A JPH04260838A (ja) 1991-02-15 1991-02-15 電車線摩耗検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2232891A JPH04260838A (ja) 1991-02-15 1991-02-15 電車線摩耗検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04260838A true JPH04260838A (ja) 1992-09-16

Family

ID=12079646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2232891A Pending JPH04260838A (ja) 1991-02-15 1991-02-15 電車線摩耗検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04260838A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2882973A1 (fr) * 2005-03-11 2006-09-15 Meidensha Electric Mfg Co Ltd Appareil de mesure de l'usure d'un fil aerien, effectuee sur la base d'un traitement d'image
JP2011180116A (ja) * 2010-02-08 2011-09-15 Hitachi High-Technologies Corp トロリ線測定用投光装置及びトロリ線測定装置
JP2015137871A (ja) * 2014-01-20 2015-07-30 株式会社日立ハイテクファインシステムズ 舟体、トロリ線測定装置及びトロリ線測定方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2882973A1 (fr) * 2005-03-11 2006-09-15 Meidensha Electric Mfg Co Ltd Appareil de mesure de l'usure d'un fil aerien, effectuee sur la base d'un traitement d'image
JP2011180116A (ja) * 2010-02-08 2011-09-15 Hitachi High-Technologies Corp トロリ線測定用投光装置及びトロリ線測定装置
JP2015137871A (ja) * 2014-01-20 2015-07-30 株式会社日立ハイテクファインシステムズ 舟体、トロリ線測定装置及びトロリ線測定方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0166595B1 (ko) 물체단부의 결함검사방법 및 그 장치
US20100209010A1 (en) Information processing apparatus and information processing method
EP0123370A1 (en) Electro-optical imaging system with diagnostic facility
JP2017076169A (ja) 撮像装置、生産システム、撮像方法、プログラム及び記録媒体
JPH04260838A (ja) 電車線摩耗検出装置
JP2846052B2 (ja) 円筒体の検査装置
JPH04169807A (ja) 表面傷検査装置
JP3119581B2 (ja) 欠陥検査装置及び欠陥検査方法
JPH05164703A (ja) ワーク表面検査方法
JP2500649B2 (ja) Ic異物検査装置
SU955126A1 (ru) Устройство дл распознавани дефектов фотошаблонов
JP2715897B2 (ja) Icの異物検査装置及び方法
JP2664270B2 (ja) 異物検出方法およびその装置
JPH0370765B2 (ja)
JPH05124461A (ja) 電車線摩耗処理装置
JPH0455710A (ja) 三次元計測装置
JPH0236896B2 (ja) Jikutaishobutsutainoketsukankensasochi
JPS6191543A (ja) Icリ−ド曲り検出方法及び装置
Smith et al. A high-speed image acquisition system for robotics
KR930009161B1 (ko) 이진 화상의 경계(境界)화소 검출회로
JPH0467887B2 (ja)
JP2727797B2 (ja) 固体撮像素子検査装置
JP3228643B2 (ja) エッジ位置検出装置
JPH03237571A (ja) 画像の2値化しきい値算出装置
JPH09178664A (ja) 欠陥検査装置及び欠陥検査方法