JPH04259826A - 推論装置 - Google Patents

推論装置

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Publication number
JPH04259826A
JPH04259826A JP2208291A JP2208291A JPH04259826A JP H04259826 A JPH04259826 A JP H04259826A JP 2208291 A JP2208291 A JP 2208291A JP 2208291 A JP2208291 A JP 2208291A JP H04259826 A JPH04259826 A JP H04259826A
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JP
Japan
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time
feature
inference
maximum value
sensors
Prior art date
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Application number
JP2208291A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Inage
勝行 稲毛
Shigeaki Hiramatsu
平松 成章
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、振動、圧力などの変
化をもたらす励起要因、例えば、振動であれは、地震、
あるいは、地震以外の衝撃によるものかを判別する推論
装置に関し、特には、ファジィ推論を応用してセンサか
らの出力波形の特徴を抽出して励起要因を判別する推論
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、地震波を判別する装置と
しては、感振器が知られており、入力波が地震波か否か
を判別するため、検出器、計数器、計時器および比較器
を備えている。
【0003】そして、この例では、検出器によって入力
波が検出されると、計時器が計時を開始するとともに計
数器を初期化し、計数器が一定周期以上の波数を数える
【0004】そして、一定時間の経過後、計時を終了す
ると、この間に計数器で数えられた計数値が比較器に出
力され、該計数値が所定値以上なら入力波を地震波と判
別する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き従来装置にあっては、一定の計時時間内に入力され
た一定周期以上の入力波の数をカウントするのみで地震
か否かの判別を行っており、入力波の波形データのうち
極く一部の波形データしか判別に利用していないので、
おおざっぱな判別しかできず、地震波以外の入力波をも
地震波として判別するという不具合があった。
【0006】この発明は、上記の如き従来の課題に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、振動など
のセンシング対象の励起要因、例えば、地震であるか否
かを精度よく判別することのできる推論装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、次のように構成している。
【0008】すなわち、本発明の推論装置は、センシン
グ対象が同一である複数のセンサと、各センサの出力波
形の特徴量をそれぞれ抽出する特徴量抽出手段と、抽出
された特徴量に基づいて、特徴量の各種類毎に、推論に
適した特徴量を選択する特徴量選択手段と、選択された
特徴量を入力としてファジィ推論を行うことにより前記
センシング対象の励起要因を判別する推論手段と、を備
えている。
【0009】
【作用】上記構成によれば、振動などのセンシング対象
が複数のセンサで検出されると、各センサの出力波形か
らセンシング対象の励起要因を特徴付ける特徴量がそれ
ぞれ抽出され、特徴量の各種類毎に、前記センサからそ
れぞれ得られる特徴量から推論に適した特徴量が選択さ
れ、この選択された特徴量を入力としてファジイ推論を
実行することにより励起要因を判別するので、精度が高
い判別処理ができることになる。
【0010】しかも、複数のセンサの各出力波形からそ
れぞれ特徴量を抽出し、これらに基づいて推論に適した
特徴量を選択してファジィ推論するので、単一のセンサ
の出力波形から抽出した特徴量のみからファジィ推論す
る場合に比べて、センサ間の機差による出力波形の違い
、したがって、特徴量の違いが推論結果に悪影響を及ぼ
すのを可及的に低減できることになる。
【0011】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいて説明する。 なお、以下の説明においては、この発明が振動の励起要
因である地震波の判別に適用された場合について説明す
る。
【0012】図1はこの発明が適用された好適な実施例
の全体構成を示すブロック図である。
【0013】同図に示す如く、本発明に係る推論装置は
、振動によりパルス列を発生する複数のセンサとしての
感震スイッチ11,12,13…と、各感震スイッチ1
1,12,13…からのパルス波から複数の特徴量を後
述のようにしてそれぞれ抽出する複数の特徴量抽出部2
1,22,23…と、各特徴量抽出部21,22,23
…でそれぞれ抽出された各種の特徴量から同種類の特徴
量毎に、推論に適した特徴量を後述のように選択する特
徴量選択部3と、特徴量選択部3で選択された各種特徴
量を入力として、ファジイ推論を実行することにより震
動の励起要因を判別する推論部4より構成されている。
【0014】以上が本実施例の全体構成であるが、次に
図2以下の図面を参照しながら、本実施例の構成につい
てさらに詳述する。
【0015】図2は上記感震スイッチ11,12,13
…の詳細を示す断面図であるが、同図に示す如き、いわ
ゆる、自動水平感震器は従来より周知であり、また本発
明の要旨とも直接関係ないので、以下には図面中の各部
材名称を指摘するにとどめておく。
【0016】すなわち、11はケース、12はガイド、
13はプランジャ、14はベース(インサート)、15
は金具、16はキャップ、17は治具、18はリング、
20はケース、21は端子、22は可動片、23は接点
、24は剛球である。
【0017】次に、図3は上記各特徴量抽出部21,2
2,23…の機能ブロック図であるが、それぞれ同一の
構成を有しており、各感震スイッチ11,12,13…
からの図4に示す如きパルス波Pに基づき各種特徴量を
それぞれ抽出する。
【0018】このため、各特徴量抽出部21,22,2
3…は、同図に示す如く、計数機能2a、計時機能2b
、プログラム機能2cおよび演算機能2dをそれぞれ含
み、抽出された特徴量Dは特徴量選択部3にそれぞれ送
出されるよう構成されている。
【0019】ところで、本実施例では、図4に示す如き
パルス波Pが得られた場合、特徴量抽出部21,22,
23…では上記各機能を利用することにより、所定の計
時時間内における次の5種類の特徴量をそれぞれ抽出し
ている。
【0020】(1)パルス数 (2)パルスON時間最大値 (3)パルスOFF時間最大値 (4)ON時間比最大値 (5)OFF時間比最大値 今これを図4に基づいて説明すると、時刻t1にパルス
波Pが検出され、最初のパルスP1の立ち上がりがある
と、以後3秒間の計時時間内における各パルスの立ち上
がり状況を調べる。
【0021】ここで、(1)のパルス数は、この例では
P1、P2、P3、P4の4つのパルスが検出されてい
るので4である。
【0022】次に、(2)のパルスON時間最大値は、
4つのパルスP1、P2、P3、P4のON時間T1、
T2、T3、T4中から最大のものが選ばれ、この例で
はT2が最大なので、ON時間最大値はT2となる。
【0023】同様にして、(3)のパルスOFF時間最
大値は、各パルス間の時間T5、T6、T7中から最大
のものが選ばれ、この例ではT7が最大なので、OFF
時間最大値はT7となる。
【0024】なお、OFF時間最大値は各パルス間の時
間のみ計時するので、最後のパルスT4が立ち下がって
から3秒間の計時時間が終了するまでの時間T8はOF
F時間としては採用しない。
【0025】 次に、(4)のON時間比最大値は、次式(1)ON時
間比=今回ON時間/前回ON時間    (1)で算
出されたON時間比中から最大のものが選ばれる。
【0026】したがって、この例では、T2/T1、T
3/T2、T4/T3中から最大のものが選ばれること
になる。
【0027】また、(5)のOFF時間比最大値は、次
式(2)     OFF時間比=今回OFF時間/前回OFF時
間    (2)で算出されたOFF時間比中から最大
のものが選ばれる。
【0028】したがって、この例では、T6/T5、T
7/T6中から最大のものが選ばれることになる。
【0029】なお、検出されるパルス数が1のときは(
4)のON時間比最大値および(5)のOFF時間比最
大値は0とする。
【0030】以上が感震スイッチ11,12,13…お
よび特徴量抽出部21,22,23…の構成であるが、
以下まず図5〜図9のフローチャートを参照しながら、
各特徴量抽出部21,22,23…における上記各特徴
量の算出処理手順を説明する。
【0031】図5は、(1)のパルス数の算出処理手順
を示すフローチャートである。
【0032】この処理においては、プログラムがスター
トされると、入力信号がONであるか否か調べられ(ス
テップ100)、ONならタイマを起動し(ステップ1
02)、カウンタ値を1,フラグを1とする(ステップ
104)。
【0033】次に、タイマが動作中か否かが調べられ(
ステップ106)、タイマ動作中で、入力信号ON,フ
ラグが0なら(ステップ106,108,110でいず
れもYES)、カウンタをインクリメントする(ステッ
プ112)。
【0034】そして、ステップ106の判定がNOとな
り、一定の計時時間が終了すると、そのときのカウンタ
値をパルス数とする(ステップ116)。
【0035】次に、図6は(2),(3)のON時間最
大値およびOFF時間最大値の算出処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【0036】なお、同図においては、説明の便宜上1つ
のステップでON時間最大値とOFF時間最大値を求め
るようにしているが、実際には別々に求められるもので
ある。したがって、以下の説明においては、重複説明を
省くためON時間最大値を求める場合の処理手順だけに
ついて説明するが、OFF時間最大値もまったく同様の
処理手順で得られる。
【0037】この図6に示す処理は、図5におけるステ
ップ100,102の処理に続いてなされ、まずステッ
プ200では、第1番目に検出されるパルスのON時間
が仮のON時間最大値on−maxとされる。
【0038】続いて、ステップ202ではタイマ動作中
か否かが調べられ、タイマ動作中なら次に検出されるパ
ルスのON時間が求められる(ステップ204)。
【0039】次に、ステップ206では、ステップ20
4で検出したON時間とそれまでに検出された仮のON
時間最大値on−maxとが比較され、新しく検出され
たON時間の方が大きい場合、on−maxの値は更新
される(ステップ208)。
【0040】こうして、タイマ動作中における仮のON
時間最大値on−maxの値が逐次更新され、所定の計
時時間中における最大のon−maxがON時間最大値
として求められることになる(ステップ210)。
【0041】次に、図7は図6におけるステップ204
の詳細を示すフローチャートである。
【0042】この処理では、まず入力信号ON時におけ
るパルス立ち上がり時のタイマの値をtimeとして記
憶し(ステップ300)、入力信号がOFFになると(
ステップ302でYES)、ステップ304よりON時
間を求め、またそのときのタイマの値をtimeとして
記憶する。
【0043】次に、入力信号がONになると(ステップ
306でYES)、ステップ308よりOFF時間を求
める。
【0044】なお、ステップ310の処理において、タ
イマ停止が検出されるとステップ312の処理がなされ
、タイマ動作中はステップ300〜308の処理を繰り
返すことにより、ON時間、OFF時間を逐次検出して
いる。
【0045】次に、図8は(4)、(5)のON時間比
最大値およびOFF時間比最大値の算出処理手順を示す
フローチャートである。
【0046】なお、図8においても、説明の便宜上1つ
のステップによりON時間比最大値およびOFF時間比
最大値を求めているが、実際には別々に求められる。
【0047】したがって、以下の説明においては、ON
時間比最大値を求める場合の処理手順だけ説明するが、
OFF時間比最大値もまったく同様の処理手順で得られ
ることになる。
【0048】この図8における処理も、図6に示した処
理同様、図5に示したステップ100、102の処理に
続いてなされる。
【0049】そして、ステップ400では、第1回目に
算出されたON時間比が仮のON時間比最大値on比ー
maxとされ、タイマ動作中は(ステップ402でYE
S)、逐次ON時間比が算出され(ステップ404)、
それまでに算出された仮のON時間比最大値on比ーm
axを越えると(ステップ406でYES)、仮のON
時間比最大値on比ーmaxは更新される(ステップ4
08)。
【0050】こうして、タイマ動作中は逐次仮のON時
間比最大値が更新され、一定の計時時間中における最大
のon比ーmaxがON時間比最大値として求められる
ことになる(ステップ410)。
【0051】次に、図9は図8におけるステップ404
の詳細を示すフローチャートである。
【0052】この処理では、まずカウンタの値が2以上
か否か調べられ(ステップ500)、カウンタの値が2
以上なら、前回検出時のON時間をon  time“
a”、OFF時間をoff  time“a”とする(
ステップ502)。
【0053】そして、今回のON時間、OFF時間を求
めてon  time、off  timeとし(ステ
ップ506、508)、ステップ510の式を演算する
ことにより、ON時間比、OFF時間比を求める。
【0054】以上が、特徴量抽出部21,22,23…
において5種類の特徴量をそれぞれ抽出する場合の処理
手順である。
【0055】一般に、センサである感震スイッチには、
機差があり、したがって、単一の感震スイッチのみの出
力波形から前記5種類の特徴量を抽出して後述のように
、ファジィ推論を行って励起要因を判別するとすると、
前記機差によって出力波形が異なり、したがって、抽出
される特徴量も異なることになり、このため、感震スイ
ッチによっては判別の結論が相違してしまうという虞れ
がある。
【0056】本発明では、このようなセンサの機差によ
る判別結果への影響を可及的に低減するために、上述の
ように、複数の感震スイッチ11,12,13…を設け
、各感震スイッチ11,12,13…の各出力波形毎に
特徴量抽出部21,22,23…でそれぞれ5種類の特
徴量を抽出するようにしており、したがって、パルス数
、パルスON時間最大値といった特徴量の各種類につい
て、感震スイッチ11,12,13…毎のデータが得ら
れることになり、この得られたデータに基づいて、特徴
量選択部3において、各種類毎に、推論に適した特徴量
を選択するように構成している。
【0057】この実施例では、特徴量選択部3では、M
AX演算、すなわち、特徴量の各種類について、感震ス
イッチ11,12,13…毎に得られる複数のデータの
内の最大のデータを選択して、その種類の特徴量のデー
タとして推論部4に出力するようにしている。例えば、
各特徴量抽出部21,22,23…からそれぞれ与えら
れるパルス数の内、最大のパルス数を推論部4に出力す
る。
【0058】図10および図11は、かかる特徴量選択
部3の処理のフローチャートである。
【0059】先ず、パルス数、パルスON時間最大値、
パルスOFF時間最大値、ON時間比最大値およびOF
F時間比最大値の5種類の特徴量の内、種類iの特徴量
、例えば、パルス数のmaxを求め(ステップ600)
、その種類iが最終の種類の特徴量であるか否か、すな
わち、5種類の特徴量のすべてについてmaxが求めら
れたか否かを判断し(ステップ601)、そうであれば
演算処理を終了し、そうでなければ、iに1を加算して
(ステップ602)次の種類の特徴量、例えば、パルス
ON時間最大値のmax演算に移行する。
【0060】各種類の特徴量のmaxを求めるステップ
600における処理は、図11に示されるように、先ず
感震スイッチS、例えば、第1の感震スイッチ11の特
徴量をmaxと仮定し(ステップ701)、感震スイッ
チSは、複数の感震スイッチ11,12,13…の内の
最終の感震スイッチであるか否かを判断し(ステップ7
02)、そうであれば終了し、そうでなければ、Sに1
を加算して(ステップ703)次の感震スイッチ、例え
ば、第2の感震スイッチ12の特徴量がmaxよりも大
きいか否かを判断し(ステップ704)、大きいときに
は、ステップ701に移って新たなmaxとし、大きく
ないときには、ステップ702に移る。
【0061】このようにして5種類の特徴量の各種類に
ついて、複数の感震スイッチ11,12,13…毎に得
られる特徴量の内の最大の特徴量を選択してファジィ推
論のための入力として推論部4に出力する。
【0062】ところで、本願発明者らが鋭意研究した結
果、上記の如くして特徴量抽出部21,22,23…で
検出された5種類の特徴量と振動の励起要因である地震
との間には以下のような関係がある。
【0063】すなわち、図12にはパルス数と励起要因
との関係が示されているが、同図(a)は振動が地震に
よる場合、同図(b)は地震でない衝撃による誤動作の
場合であり、地震の場合総パルス数が多い一方、誤動作
の場合総パルス数は少ないことがわかる。
【0064】次に、図13にはパルスのON時間または
OFF時間と励起要因との関係が示されているが、(a
)は振動が地震による場合、(b)は誤動作の場合であ
り、同図(a)に示す如く、地震波の場合ON時間また
はOFF時間の最大値が大きくなる一方、(b)に示す
如く、誤動作の場合、ON時間またはOFF時間の最大
値は小さくなることがわかる。
【0065】また、図14にはON時間比(実線)また
はOFF時間比(点線)と励起要因との関係が示されて
いるが、同図(a)は振動が地震による場合、同図(b
)は誤動作の場合を示しており、同図(a)に示す如く
、地震の場合ON時間比およびOFF時間比の最大値が
大きくなることがわかる。
【0066】そこで、パルス数、ON時間最大値、OF
F時間最大値、ON時間比最大値、OFF時間最大値に
関するメンバーシップ関数を図15(a)〜(e)に示
す如く設け、以下の如きファジィルールを作り、上記各
特徴量抽出部21,22,23…で抽出され、さらに、
特徴量選択部3でMAX演算された5種類の特徴量デー
タに基づき励起要因を判別しようとするのが本実施例で
ある。
【0067】ルール1 if  on時間比最大値=大きい  then判定=
地震 ルール2 if  off時間比最大値=大きい  then判定
=地震 ルール3 if  パルス数    =大きい  andon時間
最大値=大きい  then 判定=地震 ルール4 if  on時間最大値=小さい  andoff時間
最大値=小さい  then判定=誤動作 ルール5 if  off時間最大値=大きい  then判定=
地震 ルール6 if  パルス数    =小さい  then判定=
誤動作 この場合、ルール1では、図15(d)のMF1のメン
バーシップ関数が使用され、特徴量選択部3から出力さ
れたON時間比最大値を適用して適合度が算出される。
【0068】また、ルール2では、図15(e)のMF
2のメンバーシップ関数が使用され、同様に適合度が算
出される。
【0069】ルール3では、図15(a)のMF3のメ
ンバーシップ関数および(b)のMF4のメンバーシッ
プ関数が使用され、それらの適合度のAND(論理積)
による適合度が算出される。
【0070】ルール4では、図15(b),(c)のM
F5、MF6のメンバーシップ関数が使用され、同じく
両メンバーシップ関数のAND(論理積)による適合度
が算出される。
【0071】また、ルール5では、図15(c)のMF
7のメンバーシップ関数が使用され、適合度が算出され
る。
【0072】ルール6では、図15(d)のMF8のメ
ンバーシップ関数が使用され、適合度が算出される。
【0073】こうして、各ルールにおける適合度が算出
されると、例えば図16に示す如き推論結果が得られる
ことになる。
【0074】同図において、判定値Jがー1に近い数値
ほど誤動作である可能性が高いという判定、1に近い数
値ほど地震である可能性が高いという判定を意味する。
【0075】そして、この例では、ルール1、2、3、
5を利用した地震であるとの判定の適合度がS1(0.
54)、ルール4、6を使用した誤動作であるとの判定
の適合度がS2(1)の場合、判定値JはJ0(−0.
3)となる。
【0076】ところで、判定値Jはー1に近いほど誤動
作であることを示し、1に近いほど地震波であることを
示す。
【0077】したがって、例えば判定値Jが正の数なら
地震、判定値Jが負の数なら誤動作と判定してもよいし
、所定のしきい値を設け、例えば判定値Jがー1〜−0
.2の範囲なら誤動作、判定値Jが0.2〜1の範囲な
ら地震波と判別すれば、より精度の高い判別処理ができ
ることになる。
【0078】以上説明したように、この実施例では、振
動の励起要因が地震か否かを特徴付ける5種類の特徴量
のデータを抽出し、これらの特徴量を入力とするメンバ
ーシップ関数を作成するとともに、これらメンバーシッ
プ関数を利用した結果が「地震」または「誤動作」とな
る複数のルールを作成し、振動が検出されると、これら
ルールの適合度によりファジィ推論を実行することによ
り振動の励起要因を判別するようにしたので、複数の特
徴量を総合的に勘案した判定結果が得られ、精度の高い
判別ができることになる。
【0079】しかも、特徴量の各種類について、複数の
感震スイッチ11,12,13…毎に得られる特徴量か
らMAX演算を行った出力をファジィ推論の入力として
いるので、単一の感震スイッチの出力のみで行う場合に
比べて感震スイッチの機差の影響を受けることがなくな
り、精度の高い判別が可能となる。
【0080】上述の実施例では、特徴量選択部3では、
MAX演算を行ったけれども、MAX演算に代えてMI
N演算あるいは平均演算などを行うようにしてもよい。
【0081】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、複数のセ
ンサの出力波形の特徴量をそれぞれ抽出し、特徴量の各
種類毎に推論に適した特徴量を選択し、選択された特徴
量を入力としてファジィ推論を行うことによりセンシン
グ対象の励起要因を判別するので、精度の高い判別処理
ができ、しかも、センサの機差による判別結果への影響
を可及的に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された実施例の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1における感震スイッチの詳細断面図である
【図3】図1における特徴量抽出部の機能ブロック図で
ある。
【図4】特徴量抽出部で生成されるパルス波の特徴量の
説明図である。
【図5】パルス数の算出処理手順を示すフローチャート
である。
【図6】ON時間最大値およびOFF時間最大値の算出
処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図6におけるON時間とOFF時間の算出処理
手順の詳細を示すフローチャートである。
【図8】ON時間比最大値およびOFF時間比最大値の
算出処理手順を示すフローチャートである。
【図9】図8におけるON時間比とOFF時間比の算出
処理手順の詳細を示すフローチャートである。
【図10】特徴量選択部のMAX演算の処理手順のフロ
ーチャートである。
【図11】図10におけるMAX演算の詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図12】パルス数と入力波の属性との関連を示す説明
図である。
【図13】ON時間およびOFF時間と入力波の属性と
の関連を示す説明図である。
【図14】ON時間比最大値およびOFF時間比最大値
と入力波の属性との関連を示す説明図である。
【図15】本実施例で使用されるメンバーシップ関数の
説明図である。
【図16】推論結果の説明図である。
【符号の説明】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】センシング対象が同一である複数のセンサ
    (11,12,13…)と、各センサ(11,12,1
    3…)の出力波形の特徴量をそれぞれ抽出する特徴量抽
    出手段(21,22,23…)と、抽出された特徴量に
    基づいて、特徴量の各種類毎に、推論に適した特徴量を
    選択する特徴量選択手段(3)と、選択された特徴量を
    入力としてファジィ推論を行うことにより前記センシン
    グ対象の励起要因を判別する推論手段(4)と、を備え
    ることを特徴とする推論装置。
  2. 【請求項2】前記センシング対象が振動である請求項第
    1項記載の推論装置。
  3. 【請求項3】前記特徴量選択手段(3)は、MIN演算
    、MAX演算または平均値演算のいずれかを行うもので
    ある請求項第1項または第2項記載の推論装置。
JP2208291A 1991-02-15 1991-02-15 推論装置 Pending JPH04259826A (ja)

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JP2208291A JPH04259826A (ja) 1991-02-15 1991-02-15 推論装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010539445A (ja) * 2007-08-28 2010-12-16 トヨタ モーター ヨーロッパ ナムローゼ フェンノートシャップ データ処理のための方法、データ処理のためのシステム、およびそれらの適用

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JP2010539445A (ja) * 2007-08-28 2010-12-16 トヨタ モーター ヨーロッパ ナムローゼ フェンノートシャップ データ処理のための方法、データ処理のためのシステム、およびそれらの適用

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